JPH05252703A - モータの軸受取付方法とモータ - Google Patents

モータの軸受取付方法とモータ

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Publication number
JPH05252703A
JPH05252703A JP8037692A JP8037692A JPH05252703A JP H05252703 A JPH05252703 A JP H05252703A JP 8037692 A JP8037692 A JP 8037692A JP 8037692 A JP8037692 A JP 8037692A JP H05252703 A JPH05252703 A JP H05252703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
shaft hole
housing
motor
bearing housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8037692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ukai
毅 鵜飼
Tokuhito Nakano
徳人 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinano Kenshi Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinano Kenshi Co Ltd, Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Shinano Kenshi Co Ltd
Priority to JP8037692A priority Critical patent/JPH05252703A/ja
Publication of JPH05252703A publication Critical patent/JPH05252703A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受ハウジングの選別をすることなく簡単か
つ短時間で軸受を軸受ハウジングへ取り付け可能なモー
タの軸受取付方法と、その取付方法により軸受を取り付
けることにより、軸受ハウジングおよび軸受の寿命が長
いモータを提供することにある。 【構成】 軸孔12が設けられている合成樹脂製の軸受
ハウジング10と、リング状に形成され、ロータ軸30
が回転可能に挿通されると共に、前記軸孔12内に固定
されている軸受32a、32bとを具備するモータの軸
受取付方法において、前記軸受ハウジング10を樹脂成
形し、樹脂成形された該軸受ハウジング10が、成形後
の温熱膨張状態にある間に前記軸孔12内へ前記軸受3
2a、32bを挿入し、前記軸受ハウジング10を冷却
収縮させて前記軸受32a、32bを前記軸孔12内に
固定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータの軸受取付方法と
モータに関し、一層詳細には軸孔が設けられている合成
樹脂製の軸受ハウジングと、リング状に形成され、ロー
タ軸が回転可能に挿通されると共に、軸孔内に固定され
ている軸受とを具備するモータの軸受取付方法とその取
付方法により軸受が取り付けられたモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製の軸受ハウジングと、
リング状に形成され、ロータ軸が回転可能に挿通される
と共に、軸孔内に固定されている軸受とを具備するモー
タの軸受取付方法としては、軸受ハウジングを樹脂成形
し、成形した軸受ハウジングを冷却、固化させた後、軸
受を軸受ハウジングの軸孔内に圧入して取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のモータの軸受取付方法には次のような課題があ
る。樹脂成形により形成された軸受ハウジングは寸法の
バラツキが大きいため、軸受の圧入時に軸受と軸孔の寸
法が適切な組み合わせでない場合、軸受ハウジングが破
損したり、逆に緩い場合には組立後、モータ運転中に軸
受と軸受ハウジングの軸孔間にクリープ現象が誘起さ
れ、ロータ軸が軸受内で回転するうちに軸受ハウジング
および軸受が損傷することがある。従って、軸受ハウジ
ングに軸受を軽圧入する際には、まず軸受ハウジングの
寸法を計り、適切な寸法の軸受ハウジングを選別する作
業が必要となっている。しかしながら、軸受ハウジング
の選別には時間を要し、生産性を阻害することになるの
で、モータの生産コストが上昇するという課題がある。
従って本発明は、上記課題を解消すべくなされ、その目
的とするところは、軸受ハウジングの選別をすることな
く簡単かつ短時間で軸受を軸受ハウジングへ取り付け可
能なモータの軸受取付方法と、その取付方法により軸受
を取り付けることにより、生産コストを低く抑え得るモ
ータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、取付方法
は、軸孔が設けられている合成樹脂製の軸受ハウジング
と、リング状に形成され、ロータ軸が回転可能に挿通さ
れると共に、前記軸孔内に固定されている軸受とを具備
するモータの軸受取付方法において、前記軸受ハウジン
グを樹脂成形し、樹脂成形された該軸受ハウジングが、
成形後の温熱膨張状態にある間に前記軸孔内へ前記軸受
を挿入し、前記軸受ハウジングを冷却収縮させて前記軸
受を前記軸孔内に固定することを特徴とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。本発明によれば、樹脂
成形された軸受ハウジングが、成形後の温熱膨張状態に
ある間に軸孔内へ前記軸受を挿入し、軸受ハウジングを
冷却収縮させて軸受を軸孔内に固定するので、軸受挿入
時には軸受ハウジングが軟化し、かつ軸孔が膨張した状
態で行い得る。軸受挿入後、軸受ハウジングは冷却収縮
させて軸受を軸孔内に固定させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1に、本実施例のモータの断面図
を示す。図2は、図1の一方の軸受と軸受ハウジングの
接合部分の部分拡大図である。まず、モータの構成につ
いて説明する。10は軸受ハウジングであり、合成樹脂
で形成されている。軸受ハウジング10の中央には軸孔
12が貫設されている。軸孔12内の上部には、段差状
の軸受挿入部14aが形成されている。一方、軸孔12
内の下部には、段差状の軸受挿入部14bが形成されて
いる。18はステータコイルであり、軸受ハウジング1
0の外周に等間隔で複数個配設されている。
【0007】20は回路基板であり、軸受ハウジング1
0に固定されている。回路基板20にはステータコイル
18へ給電するための回路、後述するロータの回転位置
を検出するための位置検出素子(例えばホール素子)2
2等が設けられている。24はロータであり、ロータハ
ウジング26、ロータマグネット28およびロータ軸3
0とから成る。ロータ軸30は軸受ハウジング10の軸
孔12内へ回転可能に貫挿されている。ロータ24は、
ロータマグネット28と通電されステータコイル18の
磁力バランスの関係によりロータ軸30を中心に回転す
る。32a、32bは軸受であり、本実施例ではボール
ベアリングが使用されている。軸受32a、32bはリ
ング状に形成され、その中心孔内にロータ軸30が回転
可能に挿通されている。軸受32a、32bは軸孔12
内に形成されている軸受挿入部14a、14bへそれぞ
れ嵌合されている。
【0008】軸受32aは段差が形成されている軸受挿
入部14aに下端が掛止され、下動が規制されている。
また、軸受32aの上動は、図2に明示されるように軸
孔12の上口縁部13が軸受32aの外径より若干小径
に形成されることにより規制される。また、ロータ軸3
0に外嵌、固定されている止輪31により軸受32aの
上動、すなわちスラスト方向の移動が規制される。一
方、軸受32bは段差が形成されている軸受挿入部14
bに上端が掛止され、上動が規制されている。また、軸
受32bの下動はロータ軸30の下端部に外嵌、固定さ
れているロータハウジング26の凸部34により規制さ
れている。その結果軸受32bのスラスト方向の移動が
規制されている。また、軸受32aについても軸受32
aと同様、軸孔12の下口縁部が軸受32bの外径より
若干小径に形成されることにより下動が規制される。な
お、止輪31、凸部34等により軸受32a、32bの
スラスト方向の移動が規制されると共に、ロータ24の
同方向の移動も規制される。
【0009】次に軸受32a、32bを軸受ハウジング
10へ固定する方法について説明する。まず、軸受ハウ
ジング10を樹脂成形する。成形方法は従来公知の成形
方法で行えばよい。成形終了後、成形金型から取り出さ
れ、温熱膨張状態にある軸受ハウジング10の軸孔12
内の軸受挿入部14a、14bに軸受32a、32bを
挿入する。本実施例においては、温熱膨張状態では、軸
受挿入部14a、14bの内径は軸受32a、32bの
外径より若干大径になっており、軸受32a、32bは
容易に挿入可能になっている。
【0010】軸受32a、32bを軸受挿入部14a、
14bへ挿入したら、軸受ハウジング10を冷却、収縮
させる。この冷却、収縮は自然冷却でもよいし、冷却手
段を用いて冷却してもよい。軸受ハウジング10が冷却
すると、温熱膨張状態から収縮するため軸孔・・も収縮
し、軸受32a、32bは軸孔12内に固定される。そ
の際、本実施例においては図2に図示したように軸孔1
2の上口縁部13と下口縁部(図2には図示せず)が縮
径して軸受32a、32bの抜けが防止される。本実施
例においては止輪31、予圧バネ33および凸部34が
さらに設けられているので軸受32a、32bはより確
実にその位置が固定される。以上、本考案の好適な実施
例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施例に
限定されるのではなく、例えば軸受32a、32bはボ
ールベアリング以外の転がり軸受、滑り軸受、動圧軸受
でもよい等、考案の精神を逸脱しない範囲でさらに多く
の改変を施し得るのはもちろんである。
【0011】
【考案の効果】本考案に係るモータを用いると、樹脂成
形された軸受ハウジングが、成形後の温熱膨張状態にあ
る間に軸孔内へ前記軸受を挿入し、軸受ハウジングを冷
却収縮させて軸受を軸孔内に固定するので、軸受挿入時
には軸受ハウジングが軟化し、かつ軸孔が膨張した状態
で行い得る。従って、軸受ハウジングの選別をすること
なく簡単かつ短時間で軸受を軸受ハウジングへ取り付け
でき、モータの生産性を向上し得ると共に、安価なモー
タを提供可能となる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモータの実施例を示した断面図。
【図2】図1の一方の軸受近傍の拡大断面図。
【符号の説明】
10 軸受ハウジング 12 軸孔 30 ロータ軸 32a、32b 軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸孔が設けられている合成樹脂製の軸受
    ハウジングと、リング状に形成され、ロータ軸が回転可
    能に挿通されると共に、前記軸孔内に固定されている軸
    受とを具備するモータの軸受取付方法において、 前記軸受ハウジングを樹脂成形し、 樹脂成形された該軸受ハウジングが、成形後の温熱膨張
    状態にある間に前記軸孔内へ前記軸受を挿入し、 前記軸受ハウジングを冷却収縮させて前記軸受を前記軸
    孔内に固定することを特徴とするモータの軸受取付方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータの軸受取付方法に
    より前記軸受が前記軸受ハウジングに取り付けられてい
    ることを特徴とするモータ。
JP8037692A 1992-03-02 1992-03-02 モータの軸受取付方法とモータ Pending JPH05252703A (ja)

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JP8037692A JPH05252703A (ja) 1992-03-02 1992-03-02 モータの軸受取付方法とモータ

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JP8037692A JPH05252703A (ja) 1992-03-02 1992-03-02 モータの軸受取付方法とモータ

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JPH05252703A true JPH05252703A (ja) 1993-09-28

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ID=13716565

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JP8037692A Pending JPH05252703A (ja) 1992-03-02 1992-03-02 モータの軸受取付方法とモータ

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JP (1) JPH05252703A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015065780A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 日本電産株式会社 インナーロータ型モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015065780A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 日本電産株式会社 インナーロータ型モータ

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