JPH05252633A - 施設内電力配線方式及び電気的接続変更可能な分岐盤 - Google Patents
施設内電力配線方式及び電気的接続変更可能な分岐盤Info
- Publication number
- JPH05252633A JPH05252633A JP4049158A JP4915892A JPH05252633A JP H05252633 A JPH05252633 A JP H05252633A JP 4049158 A JP4049158 A JP 4049158A JP 4915892 A JP4915892 A JP 4915892A JP H05252633 A JPH05252633 A JP H05252633A
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- Japan
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- load
- loads
- wiring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】分電盤での分岐数を多くせず、一つ一つの負荷
単位で接続構成を容易かつ迅速に変更できる、施設内電
力配線方式及びそれに使用する分岐盤を提供する。 【構成】施設内で電灯やコンセントといった負荷４や回
路の開閉を行う開閉器５へ分岐配線をする場合におい
て、分電盤１と負荷４群と開閉器５群の間に、複数の負
荷４群や開閉器５群を分電盤１からの並列入線７ａ〜７
ｈに選択的に接続変更可能な分岐盤３を挿入し、前記負
荷４や前記開閉器５の配線変更を当該分岐盤３上の前記
並列入線７ａ〜７ｈに対する選択接続変更のみで行える
ようにすることを特徴とする。
単位で接続構成を容易かつ迅速に変更できる、施設内電
力配線方式及びそれに使用する分岐盤を提供する。 【構成】施設内で電灯やコンセントといった負荷４や回
路の開閉を行う開閉器５へ分岐配線をする場合におい
て、分電盤１と負荷４群と開閉器５群の間に、複数の負
荷４群や開閉器５群を分電盤１からの並列入線７ａ〜７
ｈに選択的に接続変更可能な分岐盤３を挿入し、前記負
荷４や前記開閉器５の配線変更を当該分岐盤３上の前記
並列入線７ａ〜７ｈに対する選択接続変更のみで行える
ようにすることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばオフィス・ビル
ディングやインテリジェント・ビルディング等の多系統
の電灯やコンセントの配線に適する、配線方式及びそれ
に使用する分岐盤に関する。
ディングやインテリジェント・ビルディング等の多系統
の電灯やコンセントの配線に適する、配線方式及びそれ
に使用する分岐盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の配線方式では、配線設備の完成後
において配線替えをせずに分電盤以降の負荷系統の構成
を変更するためには、予め幾つかの負荷を一単位として
まとめて一負荷回路になるように相互に接続しておい
て、その単位負荷回路群をさらに一負荷回路になるよう
にまとめて一系統の負荷とする負荷構成方式をとり、単
位負荷群単位で一系統負荷群の構成を変更する方式を採
っている。
において配線替えをせずに分電盤以降の負荷系統の構成
を変更するためには、予め幾つかの負荷を一単位として
まとめて一負荷回路になるように相互に接続しておい
て、その単位負荷回路群をさらに一負荷回路になるよう
にまとめて一系統の負荷とする負荷構成方式をとり、単
位負荷群単位で一系統負荷群の構成を変更する方式を採
っている。
【０００３】また、当該負荷群の構成を変更する方式
は、分電盤にマルチ配線用の端子板を設け、各単位負荷
群からの配線を端子へ接続し、端子間をジャンパ線で接
続する方式か、分電盤から分岐した一回路をさらに配線
の途中で各負荷群に分岐させるところで各負荷群の分岐
回路へリレー等の開閉器を挿入し、その開閉で負荷群の
構成を変更する方式を採っている。
は、分電盤にマルチ配線用の端子板を設け、各単位負荷
群からの配線を端子へ接続し、端子間をジャンパ線で接
続する方式か、分電盤から分岐した一回路をさらに配線
の途中で各負荷群に分岐させるところで各負荷群の分岐
回路へリレー等の開閉器を挿入し、その開閉で負荷群の
構成を変更する方式を採っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の接続方式に
おいては、負荷構成の変更はあくまで幾つかの負荷を一
群とした単位ごとの変更であって、変更できる程度が限
られており、細かく変更できるようにしようとすると、
単位群を構成する負荷の数を少なくしなければならな
い。
おいては、負荷構成の変更はあくまで幾つかの負荷を一
群とした単位ごとの変更であって、変更できる程度が限
られており、細かく変更できるようにしようとすると、
単位群を構成する負荷の数を少なくしなければならな
い。
【０００５】しかし、負荷の数を少なくすると、分電盤
内のマルチ端子を使う方式では分電盤までの配線の条数
が多くなり過ぎ、またマルチ端子でジャンパ替えをする
のにも手間がかかり間違いが生じ易くなる。そして、負
荷側の分岐回路に開閉器を挿入する方式では、変更作業
自体は迅速にできるが、開閉器の数は多くなり、殊にリ
レーを使用する場合は、それを制御する装置の規模が大
きくなる。
内のマルチ端子を使う方式では分電盤までの配線の条数
が多くなり過ぎ、またマルチ端子でジャンパ替えをする
のにも手間がかかり間違いが生じ易くなる。そして、負
荷側の分岐回路に開閉器を挿入する方式では、変更作業
自体は迅速にできるが、開閉器の数は多くなり、殊にリ
レーを使用する場合は、それを制御する装置の規模が大
きくなる。
【０００６】結局、あらゆる変更の可能性に対応すべく
負荷群を細かく変更可能にしようとすると設置空間及び
費用が多くかかるので、ある程度の負荷構成群に止め変
更範囲を限定するか、変更の必要が生じる都度、配線替
え工事を行うことを余儀なくされることになるという問
題点が存在する。ここにおいて本発明は、前記従来の分
電盤及び負荷構成方法の問題点に鑑み、分電盤での分岐
数を多くせず、一つ一つの負荷単位で負荷群の構成を容
易かつ迅速に変更できる配線方式及びそれに使用する分
岐盤を提供せんとするものである。
負荷群を細かく変更可能にしようとすると設置空間及び
費用が多くかかるので、ある程度の負荷構成群に止め変
更範囲を限定するか、変更の必要が生じる都度、配線替
え工事を行うことを余儀なくされることになるという問
題点が存在する。ここにおいて本発明は、前記従来の分
電盤及び負荷構成方法の問題点に鑑み、分電盤での分岐
数を多くせず、一つ一つの負荷単位で負荷群の構成を容
易かつ迅速に変更できる配線方式及びそれに使用する分
岐盤を提供せんとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題は、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び特徴的構成
手段を採用することにより達成される。即ち、本発明方
式の特徴は、施設内で電灯やコンセントといった負荷や
回路の開閉を行う開閉器へ配線をする場合において、分
電盤と前記負荷や前記開閉器の間に、当該複数の負荷や
当該複数の開閉器を前記分電盤からの並列入線に選択的
に接続変更可能な分岐盤を挿入し、前記負荷や前記開閉
器の配線変更を当該分岐盤上の前記並列入線に対する選
択接続変更のみで行えるようにしてなる施設内電力配線
方式である。
明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び特徴的構成
手段を採用することにより達成される。即ち、本発明方
式の特徴は、施設内で電灯やコンセントといった負荷や
回路の開閉を行う開閉器へ配線をする場合において、分
電盤と前記負荷や前記開閉器の間に、当該複数の負荷や
当該複数の開閉器を前記分電盤からの並列入線に選択的
に接続変更可能な分岐盤を挿入し、前記負荷や前記開閉
器の配線変更を当該分岐盤上の前記並列入線に対する選
択接続変更のみで行えるようにしてなる施設内電力配線
方式である。
【０００８】本発明に係る分岐盤の第一の特徴は、一入
線から複数の負荷に対し電源を供給するため、当該各負
荷に到る並列出線を前記入線にマルチ接続する分岐盤に
おいて、当該複数の並列入線と各負荷と一対一につなげ
る複数の並列出線との碁盤目状の各交差部に当該出線及
び当該入線の間の電気的接続を容易に開閉できる接続機
構を設けてなる電気的接続変更可能な分岐盤である。
線から複数の負荷に対し電源を供給するため、当該各負
荷に到る並列出線を前記入線にマルチ接続する分岐盤に
おいて、当該複数の並列入線と各負荷と一対一につなげ
る複数の並列出線との碁盤目状の各交差部に当該出線及
び当該入線の間の電気的接続を容易に開閉できる接続機
構を設けてなる電気的接続変更可能な分岐盤である。
【０００９】本発明に係る分岐盤の第二の特徴は、前記
第一の特徴における電気的接続を容易に開閉できる接続
機構が、入線及び出線を電気的に接続する各１対の接続
ピンを設けた接栓である分岐盤である。
第一の特徴における電気的接続を容易に開閉できる接続
機構が、入線及び出線を電気的に接続する各１対の接続
ピンを設けた接栓である分岐盤である。
【００１０】
【作用】本発明は前記のような手法及び手段を講じるの
で、各負荷の一つ一つを単位とする負荷群構成の変更を
可能にしつつ、負荷の比較的近傍で各負荷への配線を集
約できるので、分岐盤から分電盤への配線の条数はさほ
ど増えずに済む。また、並列入線と並列出線の交差点に
容易に開閉できる電気的接続機構を設けた構造であるの
で、配線変更作業が容易でかつ各出線を一対一で負荷と
対応させることが可能となるので、負荷構成の管理も非
常に容易になる。
で、各負荷の一つ一つを単位とする負荷群構成の変更を
可能にしつつ、負荷の比較的近傍で各負荷への配線を集
約できるので、分岐盤から分電盤への配線の条数はさほ
ど増えずに済む。また、並列入線と並列出線の交差点に
容易に開閉できる電気的接続機構を設けた構造であるの
で、配線変更作業が容易でかつ各出線を一対一で負荷と
対応させることが可能となるので、負荷構成の管理も非
常に容易になる。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面につき説明する。図１
は本発明方式を適用した配線例であり（ａ）は配線系統
図，（ｂ）は分岐盤に関わる配線回路の詳細を示す図、
図２は本発明方式を適用した１０００平方メートル程度
の床面積を持つ一つの階の照明設備の配線系統例を示す
図、図３（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の分岐盤のさ
まざまな形態を示す斜視図、図４は本発明の分岐盤の接
栓の具体例を示す斜視図である。
は本発明方式を適用した配線例であり（ａ）は配線系統
図，（ｂ）は分岐盤に関わる配線回路の詳細を示す図、
図２は本発明方式を適用した１０００平方メートル程度
の床面積を持つ一つの階の照明設備の配線系統例を示す
図、図３（ａ），（ｂ），（ｃ）は本発明の分岐盤のさ
まざまな形態を示す斜視図、図４は本発明の分岐盤の接
栓の具体例を示す斜視図である。
【００１２】図中、１は配電盤、２は幹線、３ａ〜３ｈ
は分岐盤、４ａ〜４ｈ（４ｃ以降は図示せず）は照明器
具やコンセント等の負荷、５は点滅器、６，６ａ〜６ｈ
（６ｃ以降は図示せず）は出線、７，７ａ〜７ｈは入
線、８は接栓８α等の接続機構である。
は分岐盤、４ａ〜４ｈ（４ｃ以降は図示せず）は照明器
具やコンセント等の負荷、５は点滅器、６，６ａ〜６ｈ
（６ｃ以降は図示せず）は出線、７，７ａ〜７ｈは入
線、８は接栓８α等の接続機構である。
【００１３】（方式例）図１に示す配線系統は、４系統
の入力を８個の負荷に分岐する例であり、分岐の仕方
は、接栓８αを使用する接続機構８の接栓８αをどの並
列出入線６ａ〜６ｈと７ａ〜７ｈの碁盤目状交差点に差
し込むかで決定される。また、図１（ａ）における分岐
盤３ａは点滅操作を要する照明負荷４ａへ電源を分岐し
ているが、この場合、点滅器用出線６ａ′を使って点滅
器５を収容している。本方式例においては、一番目の点
滅器用出線６ａ′に収容されている点滅器５の操作によ
って１番目から３番目までの出線６ａにつながる照明器
具４ａが同時に点滅する。
の入力を８個の負荷に分岐する例であり、分岐の仕方
は、接栓８αを使用する接続機構８の接栓８αをどの並
列出入線６ａ〜６ｈと７ａ〜７ｈの碁盤目状交差点に差
し込むかで決定される。また、図１（ａ）における分岐
盤３ａは点滅操作を要する照明負荷４ａへ電源を分岐し
ているが、この場合、点滅器用出線６ａ′を使って点滅
器５を収容している。本方式例においては、一番目の点
滅器用出線６ａ′に収容されている点滅器５の操作によ
って１番目から３番目までの出線６ａにつながる照明器
具４ａが同時に点滅する。
【００１４】図２の配線系統例においては、１つ１２０
Ｗの負荷４ａ〜４ｂを１６個を１ユニット負荷群Ｌａ〜
Ｌｈとし、その中心部に分岐盤３ａ〜３ｈを設け、その
分岐盤３ａ〜３ｈから各ユニット負荷群Ｌａ〜Ｌｎの各
負荷４ａ〜４ｈへ１対１に出線６ａ〜６ｈする。入線７
ａ及び出線６ａの分岐盤３ａと入線７ｂ及び出線６ｂの
分岐盤３ｂを順次従属に接続して使うことによって元の
分電盤１から分岐した各ユニット負荷群Ｌａ〜Ｌｈは、
２０Ａの１６回路で、１分岐盤３ａ〜３ｈに収容される
負荷４ａ〜４ｈ群を自由に構成変更可能な４つの点滅単
位へと分けることが可能となる。
Ｗの負荷４ａ〜４ｂを１６個を１ユニット負荷群Ｌａ〜
Ｌｈとし、その中心部に分岐盤３ａ〜３ｈを設け、その
分岐盤３ａ〜３ｈから各ユニット負荷群Ｌａ〜Ｌｎの各
負荷４ａ〜４ｈへ１対１に出線６ａ〜６ｈする。入線７
ａ及び出線６ａの分岐盤３ａと入線７ｂ及び出線６ｂの
分岐盤３ｂを順次従属に接続して使うことによって元の
分電盤１から分岐した各ユニット負荷群Ｌａ〜Ｌｈは、
２０Ａの１６回路で、１分岐盤３ａ〜３ｈに収容される
負荷４ａ〜４ｈ群を自由に構成変更可能な４つの点滅単
位へと分けることが可能となる。
【００１５】（分岐盤例）図３は、本発明によるさまざ
まな分岐盤の様態を示す図である。図中、３ｉ〜３ｉｉ
ｉはそれぞれ分岐盤、９は入線端子、１０ａ，１０ｂは
出線端子、１１は交差接続部、１２ａ，１２ｂは雌雄形
延長接続部である。
まな分岐盤の様態を示す図である。図中、３ｉ〜３ｉｉ
ｉはそれぞれ分岐盤、９は入線端子、１０ａ，１０ｂは
出線端子、１１は交差接続部、１２ａ，１２ｂは雌雄形
延長接続部である。
【００１６】図３中の分岐盤３ｉｉの内部回路は、図１
（ｂ）に示す分岐盤３ａと同じであり、他の分岐盤３
ｉ，３ｉｉｉの内部回路は図１（ａ）に示す分岐盤３ｂ
と同じ４系統の入力に対して８つの出線を持つ例で、そ
れぞれ接続機構８を接栓８αにしたものである。接栓８
αの機構の詳細は、図４の斜視図に示す通りであり、接
栓８αを任意の交差接続部１１領域に亙り合致押し込む
と、接栓８αの内部で接続８ｂされた２本の接続ピン８
ａ及び８ａ′と並行出入線６ａ〜６ｈ，７ａ〜７ｈのバ
ー７′及び６′に設けた接続ピン受け穴８ｃとの接触
で、その交差接続部１１に関わる出線６ａ〜６ｈと入線
７ａ〜７ｈが電気的に接続される。
（ｂ）に示す分岐盤３ａと同じであり、他の分岐盤３
ｉ，３ｉｉｉの内部回路は図１（ａ）に示す分岐盤３ｂ
と同じ４系統の入力に対して８つの出線を持つ例で、そ
れぞれ接続機構８を接栓８αにしたものである。接栓８
αの機構の詳細は、図４の斜視図に示す通りであり、接
栓８αを任意の交差接続部１１領域に亙り合致押し込む
と、接栓８αの内部で接続８ｂされた２本の接続ピン８
ａ及び８ａ′と並行出入線６ａ〜６ｈ，７ａ〜７ｈのバ
ー７′及び６′に設けた接続ピン受け穴８ｃとの接触
で、その交差接続部１１に関わる出線６ａ〜６ｈと入線
７ａ〜７ｈが電気的に接続される。
【００１７】なお、接栓８αの接続ピン８ａ，８ａ′の
配置および交差接続部１１の接続ピン受け穴８ｃの配置
は対称ではないので、誤って出線６ａ〜６ｈや入線７ａ
〜７ｈを跨って接栓８αを差すことはない。また、本実
施例では、接地線は、接続機構８を通らず、全部共通に
接続することとしているが、接続機構８のピン数を増や
せば接地線も個別に分岐できる。
配置および交差接続部１１の接続ピン受け穴８ｃの配置
は対称ではないので、誤って出線６ａ〜６ｈや入線７ａ
〜７ｈを跨って接栓８αを差すことはない。また、本実
施例では、接地線は、接続機構８を通らず、全部共通に
接続することとしているが、接続機構８のピン数を増や
せば接地線も個別に分岐できる。
【００１８】図３（ｂ）は開閉器用出線端子を持つ分岐
盤３ｉｉの例である。図３（ｃ）は出線を多く取りたい
場合に雌形延長接続部１２ａに従属接続するための延長
接続用の分岐盤３ｉｉｉであり、雌形延長接続部１２ａ
に従属側雄形延長接続部１２ｂを差し込む。図３（ｃ）
に示す雄形延長接続用分岐盤３ｉｉｉにもさらに雌形延
長接続部１２ａを持つので、物理的にはいくらでも多段
縦統接続可能となり、出線を増やすことが可能となる。
盤３ｉｉの例である。図３（ｃ）は出線を多く取りたい
場合に雌形延長接続部１２ａに従属接続するための延長
接続用の分岐盤３ｉｉｉであり、雌形延長接続部１２ａ
に従属側雄形延長接続部１２ｂを差し込む。図３（ｃ）
に示す雄形延長接続用分岐盤３ｉｉｉにもさらに雌形延
長接続部１２ａを持つので、物理的にはいくらでも多段
縦統接続可能となり、出線を増やすことが可能となる。
【００１９】なお、図３（ｃ）は、開閉器用出線端子１
０ｂを持つ延長接続用の分岐盤３ｉｉを含み開閉器用出
線端子１０ｂを持たない分岐盤（以下、前段という）の
後に、開閉器用出線端子１０ｂを持つ延長接続用の分岐
盤３ｉｉをつなぎ、前段で負荷をつながない１出線６ａ
〜６ｈを使って、分電盤１からの配線がある入線７ａ〜
７ｈと分電盤１からの配線がない入線との２交差点に２
つの接栓８αを差し込むことによって、分電盤１からの
配線がない入線も１系統の入線として使うことができ
る。これによって、照明等の軽負荷の場合の分電盤１か
ら分岐盤３ａ〜３ｈへの入線７ａ〜７ｈ数を減らすこと
が可能となる。
０ｂを持つ延長接続用の分岐盤３ｉｉを含み開閉器用出
線端子１０ｂを持たない分岐盤（以下、前段という）の
後に、開閉器用出線端子１０ｂを持つ延長接続用の分岐
盤３ｉｉをつなぎ、前段で負荷をつながない１出線６ａ
〜６ｈを使って、分電盤１からの配線がある入線７ａ〜
７ｈと分電盤１からの配線がない入線との２交差点に２
つの接栓８αを差し込むことによって、分電盤１からの
配線がない入線も１系統の入線として使うことができ
る。これによって、照明等の軽負荷の場合の分電盤１か
ら分岐盤３ａ〜３ｈへの入線７ａ〜７ｈ数を減らすこと
が可能となる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、配線設
備を建設する場合、竣工後の負荷利用者の負荷使用条件
を考慮せずに配線設備の設計をしても、竣工後に負荷構
成を細かく自由に設定できるので配線の設計・建設が容
易になる。
備を建設する場合、竣工後の負荷利用者の負荷使用条件
を考慮せずに配線設備の設計をしても、竣工後に負荷構
成を細かく自由に設定できるので配線の設計・建設が容
易になる。
【００２１】また、点滅制御を要する負荷の場合、点滅
制御単位を小さくしても、配線設備の建設費の高騰を抑
えることができ、さらに、竣工後、負荷利用者の負荷使
用条件が変更となった時にも、現在の負荷構成が容易に
わかり、分岐盤の開閉機構の操作だけで構成変更ができ
配線替え工事や配線増設工事が不要なので、変更要求に
迅速・柔軟に対応でき、しかも、運用費用の軽減が期待
できる等、優れた至便性・有用性・経済性を発揮する。
制御単位を小さくしても、配線設備の建設費の高騰を抑
えることができ、さらに、竣工後、負荷利用者の負荷使
用条件が変更となった時にも、現在の負荷構成が容易に
わかり、分岐盤の開閉機構の操作だけで構成変更ができ
配線替え工事や配線増設工事が不要なので、変更要求に
迅速・柔軟に対応でき、しかも、運用費用の軽減が期待
できる等、優れた至便性・有用性・経済性を発揮する。
【図１】本発明方式を適用した配線例であり、（ａ）は
概略的な配線系統図，（ｂ）は分岐盤に関わる配線回路
の詳細を示す拡大部分図である。
概略的な配線系統図，（ｂ）は分岐盤に関わる配線回路
の詳細を示す拡大部分図である。
【図２】同上を適用した１０００平方メートル程度の床
面積を持つ一つの階の照明設備の配線系統例を示す図で
ある。
面積を持つ一つの階の照明設備の配線系統例を示す図で
ある。
【図３】（ａ）（ｂ）（ｃ）は同上に使用する分岐盤の
さまざまな形態を示す斜視図である。
さまざまな形態を示す斜視図である。
【図４】同上分岐盤の接栓の具体例を示す拡大斜視図で
ある。
ある。
１…配電盤 ２…幹線 ３ａ〜３ｈ，３ｉ〜３ｉｉｉ…分岐盤 ４ａ〜４ｈ…負荷 ５…点滅器 ６ａ〜６ｈ…出線 ６′，７′…バー ７ａ〜７ｈ…入線 ８…接続機構 ８α…接栓 ８ａ…接続ピン ８ｂ…電気的接続 ８ｃ…接続ピン受け穴 ９…入線端子 １０ａ，１０ｂ…出線端子 １１…交差接続部 １２ａ，１２ｂ…延長接続部
Claims (3)
- 【請求項１】施設内で電灯やコンセントといった負荷や
回路の開閉を行う開閉器へ配線をする場合において、分
電盤と前記負荷や前記開閉器の間に、当該複数の負荷や
当該複数の開閉器を前記分電盤からの並列入線に選択的
に接続変更可能な分岐盤を挿入し、前記負荷や前記開閉
器の配線変更を当該分岐盤上の前記並列入線に対する選
択接続変更のみで行えるようにしたことを特徴とする施
設内電力配線方式 - 【請求項２】一入線から複数の負荷に対し電源を供給す
るため、当該各負荷に到る並列出線を前記入線にマルチ
接続する分岐盤において、当該複数の並列入線と各負荷
と一対一につなげる複数の並列出線との碁盤目状の各交
差部に当該出線及び当該入線の間の電気的接続を容易に
開閉できる接続機構を設けたことを特徴とする電気的接
続変更可能な分岐盤 - 【請求項３】電気的接続を容易に開閉できる接続機構
は、入線及び出線を電気的に接続する各１対の接続ピン
を設けた接栓であることを特徴とする請求項２に記載の
電気的接続変更可能な分岐盤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4049158A JPH05252633A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 施設内電力配線方式及び電気的接続変更可能な分岐盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4049158A JPH05252633A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 施設内電力配線方式及び電気的接続変更可能な分岐盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05252633A true JPH05252633A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12823290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4049158A Pending JPH05252633A (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 施設内電力配線方式及び電気的接続変更可能な分岐盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05252633A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013514615A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 一列の筐体を接続部材に接続するための接続機構 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP4049158A patent/JPH05252633A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013514615A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | フェニックス コンタクト ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 一列の筐体を接続部材に接続するための接続機構 |
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