JPH0525086U - ガス圧力調整器 - Google Patents
ガス圧力調整器Info
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- JPH0525086U JPH0525086U JP7318891U JP7318891U JPH0525086U JP H0525086 U JPH0525086 U JP H0525086U JP 7318891 U JP7318891 U JP 7318891U JP 7318891 U JP7318891 U JP 7318891U JP H0525086 U JPH0525086 U JP H0525086U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスメータに内蔵された遮断弁が作動してガ
スメータの出口側圧力がゼロの状態となったときでも、
ガス圧力調整機能を保持することのできるガス圧力調整
器を提供する。 【構成】 本体ケース1内に減圧室11と大気圧室10
とを区画するダイヤフラム6と、減圧室11とガスメー
タ出口9側とを区画する補助ダイヤフラム7とを設け、
両ダイヤフラム6,7を1対の連結桿12a,12bを
介して分離可能に連結する。そしてガスメータの出口側
圧力がゼロとなったとき連結桿12a,12bが離れ、
ダイヤフラム6が移動してノズル2aを閉じる。
スメータの出口側圧力がゼロの状態となったときでも、
ガス圧力調整機能を保持することのできるガス圧力調整
器を提供する。 【構成】 本体ケース1内に減圧室11と大気圧室10
とを区画するダイヤフラム6と、減圧室11とガスメー
タ出口9側とを区画する補助ダイヤフラム7とを設け、
両ダイヤフラム6,7を1対の連結桿12a,12bを
介して分離可能に連結する。そしてガスメータの出口側
圧力がゼロとなったとき連結桿12a,12bが離れ、
ダイヤフラム6が移動してノズル2aを閉じる。
Description
【0001】
この考案は、ガス供給源からガスメータを介して燃焼器に供給されるガス圧力 を調整するガス圧力調整器に関する。
【0002】
例えば、一般家庭用ガス供給設備は、従来は図3に示すように構成されていた 。図において、ガスボンベ21内のLPガスは配管22を通って燃焼器23に導 かれる。配管22には圧力調整器24、バルブ25、ガスメータ26、バルブ2 7,28が順次設けられており、通常配管22の端末は複数本に分岐されていて 、それぞれに燃焼器23が接続されている。
【0003】 圧力調整器4は従来図4に示すように構成されていた、すなわち、本体ケース 29の入口側の一端にはインレットパイプ30が装着されており、他端にはアウ トレットポート31が形成されている。また本体ケース29の上面に形成された 開口部29aにはカバー32が固定されており、本体ケース29とカバー32と の間にはダイヤフラム33の周縁が固定されている。そしてこのダイヤフラム3 3によってカバー32側の大気圧室34と、ケース29内の減圧室35とに気密 に区画している。ダイヤフラム33の中心には作動桿36が上下に貫通して設け られており、作動桿36に設けられた鍔部36aと作動桿36の上端に螺着され たナット37との間にダイヤフラム33を挟持固定している。また、ダイヤフラ ム33とカバー32との間にはスプリング38が介挿され常時ダイヤフラム33 を下方に付勢している。作動桿36の下部には操作レバー39の操作端が摺動可 能に交又係合している。この操作レバー39は支軸40を介してケース29に回 動可能に軸支されており、その作用端はインレットパイプ30の先端ノズル部3 0aに対向する弁体41に作用ピン42を介して係合している。なお、符号32 aはカバー32に形成された大気側と連通する通気孔である。
【0004】 上記のように構成された従来の圧力調整器24において、燃焼器23で消費さ れるガス量が減少するなどして減圧室35内の圧力が上昇すると、ダイヤフラム 33はスプリング38の付勢力に打ち勝って大気圧室34側に変位し、作動桿3 6を引き上げて操作レバー39を支軸40を中心として反時計方向に回動させる 。そして弁体41をノズル部30aに近接させてガスの流入量を減らし、減圧室 35内のガス圧を低下させる。このようにして減圧室35内のガス圧はスプリン グ38の付勢力に対応してほぼ一定に保たれる。
【0005】
しかしながら上記のように構成された従来の圧力調整器24は、ガス供給源2 1とガスメータ26との間に配設されているため、ガスメータ26内の圧力損失 を補正することができないという問題があった。
【0006】 この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ガスメータ内に圧力損失を補正 することができ、しかもガスメータに内蔵された遮断弁が作動した場合にも、ガ ス圧力調整機能を保持することのできるガス圧力調整器を提供することを目的と する。
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のガス圧力調整器は、ガス供給源 からガスメータを介して燃焼器に供給されるガス圧力を調整するガス圧力調整器 において、前記ガスメータの入口側のガス圧力を検出する手段と、前記ガスメー タの出口側のガス圧力を検出する手段と、前記入口側及び出口側のガス圧力の差 圧によりガス入口部に設けられたノズルの開度を調整する手段とを具備したこと を特徴としている。
【0008】 請求項2に記載のガス圧力調整器は、前記差圧が所定値以上となったときに、 ガスメータの入口側及び出口側のガス圧力を検出する手段を、相互に独立して作 動するようにしたことを特徴としている。
【0009】
請求項1の構成のガス圧力調整器においては、ガスメータの入口側と出口側の ガス圧力の差圧によりガス入口部のノズル開度を調整するようにしたので、ガス メータの圧損分を吸収することができる。
【0010】 請求項2の構成のガス圧力調整器においては、ガスメータに内蔵された遮断弁 が作動しガスメータ出口側のガス圧力がゼロになったときに、ガスメータ入口側 のガス圧力を検出する手段はガスメータ出口側のガス圧力を検出する手段とは独 立して作動するので、ガスメータ入口側の圧力調整を正常に行なうことができる 。
【0011】
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
【0012】 図1にこの考案の第1の実施例の構成を示す。図1において、本体ケース1の 一端にはインレットパイプ2が装着されており、他端には図示しないガスメータ の入口に直結される接続孔3が同心上に設けられている。また本体ケース1の左 右両側面に形成された開口部1a,1bにはそれぞれカバー4,5が固定されて おり、本体ケース1とカバー4,5との間にはそれぞれダイヤフラム6及び補助 ダイヤフラム7の周縁が挟持固定されている。さらにカバー5にはT字状の配管 8の一端が接続されており、配管8の他端の一方はガスメータの出口に直結され る接続孔9となっており、他方は図示しない燃焼器側に接続されている。そして ダイヤフラム6によってカバー4側の大気圧室10と本体ケース1内の減圧室1 1とに気密に区画しており、補助ダイヤフラム7によってメータ出口側と減圧室 11とに気密に区画している。
【0013】 一方、ダイヤフラム6と補助ダイヤフラム7とはインレットパイプ2と接続孔 3とを結ぶ中心線に対して左右対称に、かつ同心上に配設されており、両ダイヤ フラム6,7中心は連結桿12によって直結されている。またダイヤフラム6と カバー4との間にはスプリング13が介挿され、常時ダイヤフラム6を内側に向 って付勢している。さらに連結桿12がダイヤフラム6の外側に突出する端部と ダイヤフラム6との間には、連結桿12をダイヤフラム6に対して弾性的に係止 保持する保持スプリング14が介挿されている。
【0014】 連結桿12の中心には操作レバー15の操作端が摺動可能に交又係合している 。操作レバー15は支軸16を介してケース本体1に回動可能に軸支されており 、その作用端はインレットパイプ2の先端ノズル部2aに対向する弁体17に、 ピン18を介して係合している。
【0015】 上記のように構成された圧力調整器において、燃焼器にガスが供給されてガス メータ内をガスが流れると、ガスメータ内の圧力損失によりメータの入口側と出 口側との間で差圧が発生する。この結果ダイヤフラム6,7はスプリング13の 付勢力に打ち勝って図中右方向に変位し、連結桿12を介して操作レバー15を 支軸16を中心として反時計方向に回動させる。そして弁体17をノズル部2a から遠去けてガスの流入量を増やし、ガスメータの圧損分を吸収できるようにな っている。
【0016】 図2にこの考案の第2の実施例の構成を示す。この実施例の特徴は連結桿12 を12a,12bに2分割し、補助ダイヤフラム7とカバー15との間に補助ダ イヤフラム7を内側に向って付勢する補助スプリング20を介挿した点にある。 ダイヤフラム6の中心に支持された連結桿12aの内側の一端には操作レバー1 5の操作端が摺動可能に係合している。また他方の連結桿12bの一端は補助ダ イヤフラム7の中心に固定されており、他端は通常使用常態では補助スプリング 20の付勢力により一方の連結桿12aの内側の一端に当接している。また補助 スプリング20の荷重はガスメータの入口と出口との間のガス圧力の所定の最大 圧力差に相当する荷重に設定されている。
【0017】 次にこの実施例の作用を説明する。ガスメータに内蔵された遮断弁が作動して おらず通常のガス使用状態においては、従来例と同様にガスメータ出入口部の差 圧により補助ダイヤフラム7が図中右方向に移動する。そしてダイヤフラム6は スプリング13の付勢力により右方向に移動し、1対の連結桿12a,12bが 接触している。この状態で連結桿12aに係合している操作レバー15及び弁体 17を介してノズル2aの開度調整を行ない、ガスメータによる圧損分を吸収し て圧力調整を行なう。
【0018】 ガスメータに内蔵された遮断弁が作動し、ガスメータの出口の圧力がゼロにな った場合は、補助ダイヤフラム7に作用する差圧は前述した所定の最大圧力差よ り大きくなり、補助ダイヤフラム7が右方向に最大限に移動する。同時にダイヤ フラム6は左方向に移動して連結桿12a,12bは離れる。この状態では操作 レバー15を介して弁体17によりノズル2aの開度を調整する機能は正常に作 動し、調整器内の圧力を一定の圧力以下に保持できる。
【0019】 この実施例によれば、ガスメータに内蔵された遮断弁が作動してガスメータの 出口側圧力がゼロの状態になったときでも、ガス圧力調整機能を保持することが できる。
【0020】
以上説明したように、請求項1に記載のガス圧力調整器によれば、ガスメータ の入口側と出口側との差圧を検出してガス入口部のノズル開度を調整するように したので、ガスメータの圧損分を吸収することができる。また請求項2に記載の ガス圧力調整器によれば、ガスメータの入口側の出口側とのガス圧力検出手段を 相互に独立して作動するようにしたので、ガスメータに内蔵された遮断弁が作動 してもガス圧力調整機能を保持することができる。
【提出日】平成4年1月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【0003】 圧力調整器4は従来図4に示すように構成されていた、すなわち、本体ケース 29の入口側の一端にはインレットパイプ30が装着されており、他端にはアウ トレットポート31が形成されている。また本体ケース29の上面に形成された 開口部29aにはカバー32が固定されており、本体ケース29とカバー32と の間にはダイヤフラム33の周縁が固定されている。そしてこのダイヤフラム3 3によってカバー32側の大気圧室34と、ケース29内の減圧室35とに気密 に区画している。ダイヤフラム33の中心には作動桿36が上下に貫通して設け られており、作動桿36に設けられた鍔部36aと作動桿36の上端に螺着され たナット37との間にダイヤフラム33を挟持固定している。また、ダイヤフラ ム33とカバー32との間にはスプリング38が介挿され常時ダイヤフラム33 を下方に付勢している。作動桿36の下部には操作レバー39の操作端が摺動可 能に交又係合している。この操作レバー39は支軸40を介してケース29に回 動可能に軸支されており、その作用端はインレットパイプ30の先端ノズル部3 0aに対向する弁体41に作用ピン22を介して係合している。なお、符号32 aはカバー32に形成された大気側と連通する通気孔である。
【図1】この考案のガス圧力調整器の第1の実施例の構
成を示す縦断面図。
成を示す縦断面図。
【図2】この考案のガス圧力調整器の第2の実施例の構
成を示す縦断面図。
成を示す縦断面図。
【図3】従来のガス供給設備の一例を示す構成図。
【図4】従来の圧力調整器の一例の構成を示す縦断面
図。
図。
2a ノズル 6 検出手段(ダイヤフラム) 7 検出手段(補助ダイヤフラム) 21 ガス供給源 23 燃焼器 24 ガス圧力調整器 26 ガスメータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (2)
- 【請求項1】 ガス供給源からガスメータを介して燃焼
器に供給されるガス圧力を調整するガス圧力調整器にお
いて、 前記ガスメータの入口側のガス圧力を検出する手段と、
前記ガスメータの出口側のガス圧力を検出する手段と、
前記入口側及び出口側のガイ圧力の差圧によりガス入口
部に設けられたノズルの開度を調整する手段とを具備し
たことを特徴とするガス圧力調整器。 - 【請求項2】 前記差圧が所定値以上となったときに、
ガスメータの入口側及び出口側のガス圧力を検出する手
段を、相互に独立して作動するようにしたことを特徴と
する請求項1記載のガス圧力調整器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073188U JP2533147Y2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | ガス圧力調整器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073188U JP2533147Y2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | ガス圧力調整器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525086U true JPH0525086U (ja) | 1993-04-02 |
JP2533147Y2 JP2533147Y2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=13510918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991073188U Expired - Lifetime JP2533147Y2 (ja) | 1991-09-11 | 1991-09-11 | ガス圧力調整器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2533147Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097243A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Seiko Instruments Inc. | 圧力調整弁並びにこれを用いた燃料電池システム及び水素発生設備 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60189746U (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-16 | 矢崎総業株式会社 | 差圧式圧力調整器 |
JPH0221524U (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-13 |
-
1991
- 1991-09-11 JP JP1991073188U patent/JP2533147Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60189746U (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-16 | 矢崎総業株式会社 | 差圧式圧力調整器 |
JPH0221524U (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-13 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007097243A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Seiko Instruments Inc. | 圧力調整弁並びにこれを用いた燃料電池システム及び水素発生設備 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2533147Y2 (ja) | 1997-04-23 |
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