JPH05250039A - ディジタルサーボ制御装置 - Google Patents

ディジタルサーボ制御装置

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JPH05250039A
JPH05250039A JP4656792A JP4656792A JPH05250039A JP H05250039 A JPH05250039 A JP H05250039A JP 4656792 A JP4656792 A JP 4656792A JP 4656792 A JP4656792 A JP 4656792A JP H05250039 A JPH05250039 A JP H05250039A
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JP
Japan
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scale
control
digital servo
control device
variable
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Withdrawn
Application number
JP4656792A
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English (en)
Inventor
Hidenori Sekiguchi
英紀 関口
Toru Kamata
徹 鎌田
Yuji Sakata
裕司 阪田
Fumio Tabata
文夫 田畑
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業用ロボット、NC工作機械等において速
度制御や位置決め制御を行うためのディジタルサーボ制
御装置に関し、制御偏差を観察してこの制御偏差に応じ
てスケールを動的に変更することにより制御系の性能を
向上させることができるディタルサーボ制御装置を提案
することを目的とする。 【構成】 本発明においては、制御対象から出力される
変数に基づいてフィードバック演算範囲のスケールをス
ケール設定手段で変更し、制御値を補償演算して制御対
象をフィードバック制御するように構成したので、制御
対象毎に最適な固定スケールの決定という各演算の困難
性がなくなり、サーボ制御系でのオーバーフローが未然
に防止できると共に、量子化誤差を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボット、NC
工作機械等において速度制御や位置決め制御を行うため
のディジタルサーボ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にサーボ制御装置は、ノイズ、素子
のばらつき、温度変化等に影響されにくく、制御パラメ
ータの調整や制御系の変更が容易で、様々な付加機能を
容易に追加できるように、各制御量をディジタルデータ
で表現し、制御量の計算をコンピュータのプログラムで
実現したディジタル制御系で構成することが多い。従来
のディジタルサーボ制御装置は、マイクロコンピュータ
やディジタルシグナルプロセッサ(DPS)で加減算や
乗除算等の制御量の計算を行っているが、その計算は通
常、固定小数点形式で行われている。
【0003】従来、この種のサーボ制御装置は、図4に
示すものがあった。同図において従来のサーボ制御装置
は、制御対象の出力yを目標値rに一致させるように制
御偏差e=r−yを零にするように補償器で操作量uを
発生するようになっている。補償器は、例えばPID制
御では、安全性を向上させるための微分器と定常偏差を
除去するための積分器を付加し、位置偏差eに比例ゲイ
ンgp を乗じたものと位置偏差eの微分dに微分ゲイン
d を乗じたものと位置偏差eの積分iに積分ゲインg
i を乗じたものの和を操作量uとする。また、現代制御
論理を応用して、オブサーバによって制御対象の内部状
態を推定し、その内部状態に適当な状態フィードバック
ゲインGを乗じたものを操作量とする方式もある。
【0004】この現代制御理論に基づいたオブザーバと
状態フィードバックからなるサーボ制御系に適用してい
る。このサーボ制御系における制御対象の状態方程式と
出力方程式とを次に示す。 X(k+1)=AX(K)+Bu(k) y(k)=CX(k) 前記各式において、大文字は行列かベクトル、小文字は
スカラーを示す(k)は、時刻kを示す。また、行列A
はシステムマトリックス、Bは制御マトリックス、Cは
出力マトリックスである。ここで、オブザーバゲインを
Hとすると、オブザーバの推定状態Wは、次式で表現す
ることができる。 V(k)=AW(K−1)+Bu(k−1) W(k)=V(k)+H{e(k)−CV(k)} 前記各式より推定状態W(k)は、 W(k)={A−HCA}W(k−1) +{B−HCB}u(k−1)+He(k) (1) となる。一方、操作量uは、積分器の出力xi とオブザ
ーバの推定状態Wから次式のようになる。 u(k)=GW(k)+gi i (k) 前記状態フィードバックにおける固定小数点形式の計算
では、表現できる数値の範囲が限定されているので、制
御量や制御定数をその数値範囲に収まるようにしなけれ
ばならない。そのために、制御量や制御定数に適当なス
ケールを交換をしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のサーボ制御装置
は以上のように構成されていたことから、このスケール
の選択が悪いとサーボ制御中に制御量が数値範囲を越え
て(オーバーフロー)非常に大きな誤差が発生し、また
数値を表現するbit長が決まっていることから逆に数
値が小さ過ぎると桁落ちによる誤差(量子化誤差)が発
生するという課題を有する。このような量子化誤差は前
記(1)式におけるオブザーバの演算時に特に大きくな
る。
【0006】このような課題を解消するために、大き過
ぎも小さ過ぎもしないように最適なスケールを選ぶこと
が重要になるが、実際に最適なスケールを選ぶのは困難
である。そこで、小さめにスケールを選ぶようにすれ
ば、オーバーフローすることは最悪でも避けられるが量
子化誤差は大きくなるという問題を生じる。例えば、図
4のサーボ制御系でも、補償器3の内部で適当に制御偏
差eをスケーリングしているが、制御偏差eは時々刻々
と変化するので、最も制御偏差eが大きくでるような場
合でもオーバーフローしないようにスケールを選ぶ必要
がある。しかし、どれだけの制御偏差eが出るかは実際
に動作させてにみないと判らないし、また、突発的に大
きな偏差が発生することもある。そのために、いかなる
場合でもオーバーフローしないように小さめにスケーリ
ングするので、例えば、偏差が零に近いような場合に
は、演算により桁落ちしてしまって誤差の多い結果しか
得られず、制御系の性能が劣化する。
【0007】このような制御系の性能劣化を回避するた
めには、計算器のbit数を増加させるか、あるいは計
算を浮動小数点形式で行う等の対策があるが、これらの
方法はハードウェアの増大を引き起こしてコストアップ
になったり、また演算時間の増加によるサンプリング周
波数の低下により新たな制御性能劣化が生じることとな
る。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、制御偏差を観察してこの制御偏差に応じてス
ケールを動的に変更することにより制御系の性能を向上
させることができるディタルサーボ制御装置を提案する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図を示す。同図において本発明に係るディジタルサーボ
制御装置は、入力される目標値に基づいて動作する制御
対象から出力される変数がフォードバックループから帰
還され、当該帰還された変数と前記目標値とに基づいて
制御値を固定小数点形式で演算するディジタルサーボ制
御装置において、前記演算の固定小数点に適合する所定
の演算範囲内に演算の範囲を収めるためのスケールを、
前記帰還された状態変数に基づいて変更するスケール設
定手段を備えるものである。
【0010】
【作用】本発明においては、制御対象から出力される変
数に基づいてフィードバック演算範囲のスケールをスケ
ール設定手段で変更し、制御値を補償演算して制御対象
をフィードバック制御するように構成したので、制御対
象毎に最適な固定スケールの決定という各演算の困難性
がなくなり、サーボ制御系でのオーバーフローが未然に
防止できると共に、量子化誤差を低減させる。
【0011】
【実施例】
a)本発明の一実施例 以下、本発明の一実施例を図2に基づいて説明する。こ
の図2は本実施例制御装置のブロック構成図を示す。
【0012】同図において本実施例に係るディジタルサ
ーボ制御装置は、目標値rと制御対象5から出力される
制御量y(controlled variable )としての変数とを比
較器1で比較し、この比較結果としての制御偏差eが積
分器31を介して積分値xi及び後述するオブザーバ3
3を介して出力される推定状態Wが状態フィードバック
部32に入力され、各入力された積分値xi 及び推定状
態Wに基づいて操作量uを前記制御対象5に出力してフ
ィードバック部32がフィードバック制御する構成であ
る。
【0013】また、前記制御偏差eがスケール設定器6
に入力され、このスケール設定器6は制御偏差の偏差量
に対応したスケールSc を設定する。前記スケール設定
器6は、制御偏差eの頻繁な変動による演算量の増大を
低減するために制御偏差eの低周波帯域のみを通過させ
るローパルフィルタ61と、この低周波帯域の制御偏差
eの絶対値を求める絶対値算出部62と、この絶対値の
制御偏差eに対応するスケールSc を予めフォーマット
として表形式で格納されたスケール表から表引きして出
力するスケール表引部63とを備える構成である。前記
ローパスフィルタ61は制御偏差eの頻繁な変動による
演算量の増大を低減するために設けられ、この通過帯域
を制御系の帯域に対して充分低く設定することにより制
御偏差eの変動を吸収して直流に近い成分のみ取り出
す。
【0014】また、前記表引きされて出力されるスケー
ルSc は制御偏差eの絶対値の大小により選択されるも
のである。即ち、制御偏差eの絶対値が小さいときはス
ケールSc を大きくして高精度に推定状態Wをオブザー
バ33で演算できるようにしている。さらに、前記絶対
値が大きいときはスケールSc を小さくして前記オブザ
ーバ33の演算中に生じるオーバーフローの発生を未然
に防止している。この制御偏差eの絶対値によるスケー
ルSc の選択は、絶対値がいずれの場合にスケールSc
をいずれにするかを予め決定したスケール表を作成して
おく。このスケール表は、制御偏差eの絶対値について
の所定の範囲と任意のスケールSc とを対応付けた組が
複数格納されて形成される。
【0015】前記制御偏差e及びスケール設定器6から
のスケールSc がスケール調整部21へ出力され、この
スケール調整部21は入力されたスケールSc に基づい
て制御偏差eをスケーリングしてスケーリング後の制御
偏差e´としてオブザーバ33に出力する。また、前記
スケール設定器6からのスケールSc がスケール調整部
22に入力され、このスケール調整部22はスケールS
c に基づいて状態フィードバック部32から出力される
操作量uをスケーリングして操作量u´としてオブザー
バ33に出力する。
【0016】前記オブザーバ33は、入力されたスケー
リング後の制御偏差e´及び操作量u´に基づいて推定
状態W´を演算してスケール復帰部41に出力する。以
上より前記制御偏差e´(k)、推定状態W´(k)及
び操作量u´(k)は次式の通りとなる。
【0017】e´(k)=Sc ・e(k) W´(k)=Sc ・W(k) u´(k)=Sc ・u(k) 前記各式及び式(1)よりオブザーバ33から出力され
る推定状態W´(k)は次式の通りとなる。
【0018】 W´(k)={A−HCA}W´(k−1)+{B−HCB}u´(k−1) +He´(k) 前記スケール復帰部41は推定状態W´(k)をスケー
ル設定器6から出力されるスケールSc の逆数、即ち
(1/Sc )に基づいてスケーリング復帰を行なって推
定状態Wを状態フィードバック部32に出力する。この
推定状態Wと積分器31の積分値xi とに基づいて状態
フィードバック部32はフィードバック演算処理するこ
とにより操作量uを制御対象5に出力し、制御対象5の
動作を制御する。
【0019】b)本発明の他の実施例 本発明の他の実施例制御装置はPID制御系においてシ
フト演算処理により制御対象を動作制御するものであ
り、これを図3に示す。
【0020】同図において他の実施例に係るディジタル
サーボ制御装置は、比較器1からの制御偏差eが積分器
31、左シフタ23及びスケール設定器61に入力さ
れ、前記積分器31、左シフタ23及びスケール設定器
61の各出力に基づいて積分フィードバック動作部3
5、比例フィードバック動作部36及び微分フィードバ
ック動作部37が各々修正動作を行ない、各修正結果を
加算器38で加算してスケーリングされた操作量u´を
算出し、このスケーリングされた操作量u´を左シフタ
42で本来の操作量uにシフト処理し、この操作量uに
基づいて制御対象5を制御するものである。
【0021】前記スケール設定器61は、入力される制
御偏差eの低周波帯域のみを通過させるローパルフィル
タ64と、この通過した低周波帯域の制御偏差eに基づ
いてスケールを拡大するか否かを判定するスケール拡大
判定部66と、前記入力される制御偏差eに基づいてス
ケールを縮小するか否かを判定するスケール縮小判定部
65とを備える構成である。前記ローパスフィルタ64
は前記実施例と同様に制御偏差eの頻繁な変動による演
算量の増大を制御するために設けられるものである。
【0022】前記スケール縮小判定部65及びスケール
拡大判定部66からの各判定値Pが各左シフタ23、2
4、42に各々出力され、この各左シフタ23、24、
42は、シフト移動により制御偏差e、積分値(制御偏
差eの積分値)i、スケーリングされた操作量u´をス
ケーリング処理する。
【0023】次に、前記実施例の演算動作を従来制御装
置との比較において説明する。前記積分フィードバック
動作部35の積分ゲインをgi 、比例フィードバック動
作部36の比較ゲインをgp 、微分フィードバック動作
部37の微分ゲインをgd とする。前記比較器1からの
制御偏差e(k)は、 e(k)=r(k)−y(k) となる。また、積分器31からの制御偏差e(k)の積
分値i(k)は、 i(k)=i(k−1)+e(k) となる。ここでi(k−1)はk番目のフィードバック
動作直前の(k−1)番目におけるフィードバック動作
の積分値である。
【0024】前記微分器34の微分出力d(但し、シン
プソンの公式を適用している)が微分フィードバック動
作部37に入力され、この微分出力dに微分ゲインgd
を乗じたものをv´とすると、 v´(k)=(g´d /6)e(k)+(g´d /2)e(k−1) −(g´d /2)e(k−2)−(g´d /6)e(k−3)…(2) 前記各フィードバック動作部35、36、37の各出力
が加算器38に入力されて推定操作量u´が次のように
算出される。 u´(k)=g´p e(k)+g´i i(k)+v´(k) この推定操作量u´が左シフタ42によりシフト処理さ
れて操作量uが次にように出力される。 u(k)=2n u´(K) ここで、g´p 、g´i 、g´d は各々gp 、gi 、g
d の各固定スケールに(1/2n )を乗じたものであ
る。この固定スケールの各ゲインg´p 、g´i、g´
d は従来制御装置において用いられており、前記(2)
式の微分演算時に量子化誤差が大きくなる。この微分演
算時の量子化誤差を低減するために本実施例制御装置に
おいては動的に変動するスケール2p(k)で制御偏差eを
以下の通りスケーリングする。
【0025】前記左シフタ23からのシフト処理された
制御偏差e´は、 e´(k)=2p(k)e(k) となり、またスケール設定器61からの出力Pにおける
前回との偏差をmとすると、 m=P(k)−p(K−1) となる。
【0026】よって、微分フィードバック動作部37か
らの出力v´(k)は、 v´(k)=(g´d /6)e´(k)+2m-1 g´d e´(k−1) −2m-1 g´d e´(k−2)−2m g´d /6)e´(k−3) となる。
【0027】また、左シフタ24によるシフト処理後の
積分値i´(k)は、 i´(k)=2p(k)i(k) となる。
【0028】以上の各演算結果に基づき加算器33から
加算して出力される推定操作量u´(k)は u´(k)=g´p e´(k)+g´i i´(k)+v´(k) となる。
【0029】前記スケーリングされた操作量u´(k)
が左シフタ42によりシフト処理されて操作量uが次の
ように出力される。 u(k)=2n-p(k)u´(k) このように、2の巾乗倍のスケールは、乗算する代わり
に右シフトあるいは左シフト演算で行うことができるの
で、高速に演算が可能となる。このスケール2 p は、位
置偏差eの大小により決定する。位置偏差の絶対値が小
さい時シフト数pを大きくすることでスケール2p を大
きくして、精度よく微分演算を演算を行うようにする。
位置偏差の絶対値が大きい時はシフト数pを小さくする
ことでスケール2p を小さくして、微分演算の途中でオ
ーバーフローが起きることを阻止する。但し、スケール
を大きくする場合、位置偏差eが小さい時すぐにスケー
ルを大きくすると、たまたま瞬間的に位置偏差が小さく
なった時でもスケールが大きくなってしまい、過去の偏
差e´(k−1)、e´(k−2)、e´(k−3)が
大きいので、オーバーフローしてしまうことがある。そ
れを避けるために、位置偏差eをローパスフィルタを通
したものに対してスケールを大きくする判定を行うよう
にする。一方、スケールを小さくする場合は、位置偏差
が大きければ即座にスケールを小さくする必要があるの
で、ローパスフィルタを通さない位置偏差eそのままの
値に対してスケールを小さくする判定を行うようにす
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、制御対象から出力される変数に基づいてフィードバ
ック演算範囲のスケールをスケール設定手段で変更し、
制御値を補償演算して制御対象をフィードバック制御す
るように構成したので、制御対象毎に最適な固定スケー
ルの決定という各演算の困難性がなくなり、サーボ制御
系でのオーバーフローが未然に防止できると共に、量子
化誤差を低減させるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例に係るディジタルサーボ制御
装置のブロック構成図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るディジタルサーボ制
御装置のブロック構成図である。
【図4】従来のディジタルサーボ制御装置のブロック構
成図である。
【符号の説明】
1…加算器 2…スケール調整手段 3…補償手段 4…スケール復帰手段 5…制御対象 6…スケール設定手段(スケール設定部) 21、22…スケール調整部 23、24、42…左シフタ 31…積分器 32…状態フィードバック 33…オブザーバ 34…微分器 35…積分フィードバック 36…比例フィードバック 37…微分フィードバック 38…加算器 61,64…ローパスフィルタ 62…絶対値算出部 63…スケール表引部 65…スケール縮小判定部 66…スケール拡大判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 文夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される目標値に基づいて動作する制
    御対象から出力される変数がフィードバックループから
    帰還され、当該帰還された変数と前記目標値とに基づい
    て制御値を固定小数点形式で演算するディジタルサーボ
    制御装置において、 前記演算の固定小数点に適合する所定の演算範囲内に演
    算の範囲を収めるためのスケールを、前記帰還された変
    数に基づいて変更するスケール設定手段を備えることを
    特徴とするディジタルサーボ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のディジタルサーボ制
    御装置において、 前記スケール設定手段は、入力される目標値と帰還され
    た変数との差により求められる制御偏差に基づいてスケ
    ールを設定することを特徴とするディジタルサーボ制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載のディジタル
    サーボ制御装置において、 前記スケール設定手段は、スケールとして2の巾乗を選
    定し、シフト演算でスケーリングを行なうことを特徴と
    するディジタルサーボ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    のディジタルサーボ制御装置において、 前記スケール設定手段は、前記帰還された変数又は制御
    偏差のうち低周波帯域のみを通過させるローパスフィル
    タを設け、当該ローパスフィルタを通過した低周波帯域
    の変数又は制御変数に基づいてスケールを変更すること
    を特徴とするディジタルサーボ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    のディジタルサーボ制御装置において、 前記スケール設定手段は、変数又は制御偏差の各値に対
    する各種スケール値を予め対応付けた表形式で格納し、
    制御動作に際して表引きによりスケールを選択するよう
    にしたことを、 特徴とするディジタルサーボ制御装置。
JP4656792A 1992-03-04 1992-03-04 ディジタルサーボ制御装置 Withdrawn JPH05250039A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001022184A1 (fr) * 1999-09-21 2001-03-29 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Procede d'optimisation dynamique pour donnees relatives a la vitesse et dispositif de positionnement fonctionnant selon ce procede
JP2011526330A (ja) * 2008-12-31 2011-10-06 山▲東▼如意科技集▲団▼有限公司 紡糸方法

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WO2001022184A1 (fr) * 1999-09-21 2001-03-29 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Procede d'optimisation dynamique pour donnees relatives a la vitesse et dispositif de positionnement fonctionnant selon ce procede
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