JPH05249382A - 暗視望遠鏡及びその取付装置 - Google Patents

暗視望遠鏡及びその取付装置

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JPH05249382A
JPH05249382A JP4351559A JP35155992A JPH05249382A JP H05249382 A JPH05249382 A JP H05249382A JP 4351559 A JP4351559 A JP 4351559A JP 35155992 A JP35155992 A JP 35155992A JP H05249382 A JPH05249382 A JP H05249382A
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vision telescope
optical system
vision
mounting
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JP4351559A
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Amotz Dor
ドール アモツ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘルメット又は顔マスクに取付けたり、ある
いは手持ち式のポケット型として使用できる暗視望遠鏡
を提供する。 【構成】 対物レンズ14と接眼部12との間に、受光
した画像を増幅する画像増幅装置を設けた光学系部20
と、光学系部に取付けられて光学系部に電力を供給する
制御ハウジングと、光学系部を、使用者の眼と近接する
2つの位置の一方へ選択して保持しうるようにして取付
け、かつ、必要に応じて、2つの位置を迅速に切り替え
られるようにした取付装置とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暗視望遠鏡に関し、よ
り詳しくは、ヘルメットあるいは顔マスクに取付けた単
眼望遠鏡又はポケット型望遠鏡として使用できる、改良
された暗視望遠鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】暗視望遠鏡は、一般に、暗い条件又は夜
間に作戦を指揮する軍人あるいは法律執行者によって使
用される。また、夜間にヘリコプターや飛行機のパイロ
ットを支援するためにも使用される。この種の暗視望遠
鏡は、両眼用に分離した接眼部を備える双眼鏡の形式、
あるいは単一の接眼部を備える望遠鏡のいずれかの形式
をとっている。
【0003】暗視望遠鏡は、周囲光を増幅して画像を形
成する。この望遠鏡を使用するには、たとえば月の光や
星の光などの、若干の残光が必要である。周囲光は、望
遠鏡で増幅されて、肉眼で視認できる出力画像をつく
る。現代の暗視望遠鏡は、画像増幅技術を使用して、低
レベルの可視光を増幅し、また、赤外線スペクトルの光
を視認できるようになっている。
【0004】画像増幅プロセスは、受光した周囲光を電
子パターンに変換し、電子パターンを蛍光スクリーンに
投射して、電子パターンを、観察者が視認し得る光像に
変換するべく構成されている。この可視像は、望遠鏡の
接眼部に設けたレンズを透して、使用者により視認され
る。
【0005】典型的な暗視望遠鏡は、光学系部と制御部
とを有している。光学系部は、所望の目標に焦点を合わ
せるレンズと、画像増幅管とから構成されており、画像
増幅管は、上述した画像増幅プロセスを遂行する。制御
部は、暗視望遠鏡の光学系部を制御し作動させるのに必
要な電子回路で構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】技術の進歩にもかかわ
らず、従来の暗視望遠鏡には、すべて、使用者が通常要
求する1つ又は複数の人間工学的要因に適合しないとい
う欠点がある。
【0007】たとえば典型的な制御部は、光学系部に比
して、大きい容積を占めている。最良効率を得るために
は、暗視望遠鏡は、小型で頑丈、かつ軽量であるべきで
ある。
【0008】双眼鏡は、使用者が視野の奥行きを視認で
きる利点を有するが、その多くは、容積が大きく、かつ
重い。単眼望遠鏡は、小型ではあるが、その多くの制御
部は、光学系部よりも大きく、取扱いが不便である。
【0009】望遠鏡は、使用者が片方の眼を「自由」にし
ておきたい場合に便利である。この自由にしてある方の
眼は、暗闇に順応して、使用者が暗視望遠鏡を外したと
きに、瞳孔が暗夜の条件に適合して開くまでの間、一時
的に盲目状態になることが防止される。
【0010】また通常の武器は、照準用として、1個の
接眼部を備えているので、使用者は、自由な方の眼を照
準のために使用できる。この接眼部には、暗視望遠鏡を
使用することが多い。使用者は、一方の眼で望遠鏡を
見、他方の眼で、武器に取付けた暗視望遠鏡を見ること
ができる。このように、単眼の望遠鏡は、双眼鏡よりも
有利であることが多い。
【0011】一般には、ポケット型とした暗視望遠鏡が
使用されている。ポケット型望遠鏡は、使わないときに
は、ポケットあるいはバックパックに収納したり、吊り
紐を取付けて頸に吊るしたりできるので便利である。
【0012】使用者は、必要時にポケット型望遠鏡を眼
に当てて、夜景を観察する。最良効果を得るためには、
ポケット型望遠鏡は、小型、軽量で、取扱が容易なもの
でなければならない。
【0013】使用者の両手を自由にしておくために、双
眼鏡又は望遠鏡を、使用者の顔に被せた顔マスクに取付
けることが多い。典型的な顔マスク取付装置は、複数の
緩衝器を取付けた棒材を備えている。棒材は、使用者の
顔を部分的に囲み、緩衝器は、頬や額などの顔の部分に
当たるようになっている。
【0014】棒材は、頭部を巻回して、棒材に2個所で
係止されたバンドによって、顔に取付けられる。棒材の
前額部には、双眼鏡又は望遠鏡を取付ける取付装置を設
けてある。この取付装置には、下記のように、著しい不
都合がある。
【0015】使用者が望遠鏡を装備している場合、望遠
鏡を、一方の眼から他方へ切換える必要が再々生じる。
これに対処するために、顔マスクに、左右1対の取付部
を設けるか、あるいは枢動装置を設けて、望遠鏡を左眼
から右眼へ枢動させるようにしている。
【0016】この構成における重大な問題点は、望遠鏡
を一方の眼から他方へ移動させるのに、時間がかかるこ
とである。また、望遠鏡を移動させた後、使用者の眼に
正確に適合する位置に調節しなければならない。位置の
変更と調節に要する時間は僅かなものであっても、それ
が、操作者の生死を分けることにもなり得る。
【0017】他の形式の従来例の顔マスクは、顔マスク
の前面の、使用者の眼の上方に位置する水平な棒材を備
えており、これに暗視望遠鏡を取付けるようにしてあ
る。望遠鏡は、棒材の適所に固定ボルトで保持される。
使用者は、望遠鏡を棒材に沿って、一方の眼に近接した
位置から、他方の眼に近接する位置へ摺動させる。
【0018】この構成によると、望遠鏡の位置を変更す
るごとに、使用者は、具合よく眼に合致するように、望
遠鏡の位置を、注意深く調整しなければならないという
問題がある。
【0019】顔マスク取付型における他の問題点は、ヘ
ルメットを着用したときに、マスクを再調節しなければ
ならないことである。使用者が、標準型の防弾ヘルメッ
トを着用する場合には、ヘルメットをかぶる前に、まず
マスクを使用者の顔に適合させなければならない。使用
者は、望遠鏡が眼に整合するようにマスクを調節し、マ
スクをその位置に固定する。
【0020】使用者の頭にヘルメットをかぶせると、ヘ
ルメットの容積及び重量により、顔マスクの位置がずれ
ることがしばしばある。すなわち、マスクを使用者の顔
に対して下方へ押し下げ、望遠鏡や双眼鏡を、使用者の
眼に整合する位置から狂わせることになる。
【0021】したがって、使用者は、ヘルメットの容積
及び重量に合わせて、マスクを再調節しなければならな
い。他の手段として、ヘルメットがマスクに干渉しない
ように、頭の上方にあみだにかぶることもある。しか
し、このような着用をすると、ヘルメットによって保護
されるべき、こめかみ、前額、及び後頭部がヘルメット
から外れるので、使用者にとって危険である。
【0022】非常に暗い環境条件では、通常、小型の赤
外線放射光源を備える暗視望遠鏡が使用される。この放
射光源は、使用者によって点灯され、肉眼では見えない
が、暗視望遠鏡の接眼部を透して、観察者には見ること
ができる赤外線光を、細いビーム状に照射するものであ
る。
【0023】使用者が赤外線光源を使用しないのに、あ
やまって点灯しつづけておくことがある。これは、敵兵
が放射光源を視認できる暗視望遠鏡を使用している場合
には、きわめて危険である。
【0024】この危険を避けるために、従来の装置は、
使用者に赤外線光源がはたらいていることを知らせる機
構を備えている。光源を点灯するスイッチは、回転と押
圧とを同時に行わなければならないようになっている。
この押圧操作は、使用者が意識的にしなければならない
ので、光源が不用意に点灯することはない。
【0025】しかし、光源が点灯した後、スイッチは、
点灯状態に保持されている。使用者は、赤外線光源が点
灯していることを知る手段がないので、光源を消灯する
ことを忘れて、敵兵に見つかることがある。
【0026】多くの暗視望遠鏡は、画像増幅管及び光源
の電源用として、電池を内蔵している。これらの電池
は、ある有限の時間のみ使用可能で、その後は電池を取
替えねばならない。一旦、電池が消耗すると、暗視望遠
鏡は使用不能となる。
【0027】従来の暗視望遠鏡には、電池が消耗し、交
換しなければならないことを、接眼部に表示して、使用
者に注意する機構を備えたものはなかった。
【0028】そこで、小型の制御部を備える暗視望遠鏡
は、使用者が、手持ち式のポケット型望遠鏡のように、
容易に取り扱うことができるものであることが、人間工
学的に望ましい。
【0029】また暗視望遠鏡は、一方の眼から他方の眼
に、容易に、かつ迅速に切換え得るものであることが望
ましい。
【0030】さらに暗視望遠鏡は、ヘルメットを着用し
た場合にも、あるいは顔マスクと組合せて使用しうるよ
うな取付装置を備えていることが望ましい。
【0031】また、暗視望遠鏡は、使用者が、所望時の
みに、赤外線を照射できるようにした、赤外線照射装置
を備えていることが望ましい。
【0032】また、暗視望遠鏡は、使用者が、赤外線照
射装置を使用していることを確実に知らせる機構を備え
ていることが望ましい。
【0033】さらに、暗視望遠鏡は、内蔵した電池が消
耗したことを、使用者に確実に知らせる機構を有するこ
とが望ましい。
【0034】そこで本発明の第1の目的は、手持ち式の
ポケット型望遠鏡として容易に取り扱うことができる、
人間工学的に設計された暗視望遠鏡を提供することであ
る。
【0035】本発明の第2の目的は、一方の眼から他方
の眼に迅速に切り替えることができる暗視望遠鏡を提供
することである。
【0036】本発明の第3の目的は、瞬発作動モードで
使用できる赤外線照射装置を備える暗視望遠鏡を提供す
ることである。
【0037】本発明の第4の目的は、赤外線照射装置を
使用していることを、操作者に知らせる表示手段を備え
る暗視望遠鏡を提供することである。
【0038】本発明の第5の目的は、内蔵した電池が消
耗したことを、操作者に知らせる表示手段を備える暗視
望遠鏡を提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、次のとおりに構成されている。
【0040】対物レンズと、接眼部と、対物レンズと接
眼部との間に設けられ、受光した画像を増幅する画像増
幅手段とを有する光学系部と、光学系部に付設され、光
学系部を作動させる回路を内蔵した制御ハウジングと、
使用者のいずれか一方の眼と合致する2つの操作位置に
選択的に取付け、かつ各操作位置の間を、迅速に切換え
ることができる選択的取付装置とを備え、選択的取付装
置が、制御ハウジングの第1の面に取付けた第1のあり
みぞ型取付板、及び制御ハウジングの第2の面に取付け
た第2のありみぞ型取付板と、各ありみぞ型取付板が選
択的に係合しうる形状としたキャリージ、及び取付けた
ありみぞ型取付板をキャリージに固定する手段と、使用
者が着用したヘルメットの庇の形状に適合し、中心部に
キャリージが取付けられているフレーム、及びフレーム
をヘルメットに取付ける手段とを備えてなり、キャリー
ジをフレームに対して調節することにより、使用者と接
眼部との距離を変化させるようにした暗視望遠鏡。
【0041】フレームに、摩擦力により位置を調節可能
として取付けるようになっており、かつフレームを把持
する筒状部と、筒状部に枢着され、ヘルメットの庇に係
合する保持部と、保持部を筒状部に取付けるピンとを備
える複数の緩衝器と、フレームの左右の取付点にそれぞ
れ取付けられる左右の部分と、ヘルメットの頂部で左右
の部分に連結された後部とからなる調節可能なバンド
と、後部のバンドの後端をヘルメットの後縁に係着する
フックとを備えていることが望ましい。
【0042】筒状部が、フレームに嵌合され、摩擦力に
より係合する内面と、平坦部から外側方へ突出する1対
の半月形突起とを有する外面とで、C字形に形成され、
保持部が、平坦な基部で接合された1対の保持板と、基
部の下方に保持板と平行をなす1対の半円形突起とを備
え、各突起の中心に透孔を、また底部に切欠きを設け、
半月形突起が、保持部が筒状部の基部と平坦部とに接触
する範囲で枢動し得るように透孔に係合しており、ピン
は、ほぼC字形をなし、両端が透孔の半月形突起で占め
られた残りの部分に挿入されて外方を向き、かつ半月形
突起に沿って下方に移動して、切欠きに係合するように
することが望ましい。
【0043】フレームを、両端を閉塞した中空のアルミ
ニウム管で構成し、かつ黒色酸化皮膜塗装を施すことが
望ましい。
【0044】左右の取付点を、針金の両端を内方へ折り
曲げ、中央部をフレームに溶接した細長い環状とし、左
右の側部バンドの端部を、フレームと針金の環とに巻き
付け、針金の折り曲げた端部で左右のバンドの縁部を覆
って、バンドが、フレームに沿って移動しないようにす
ることが望ましい。
【0045】フックを、幅方向の長孔を設けた細長い後
面板と、面取りを施したフック板と、後面板とフック板
とを連結する基板とで、ほほJ字形に形成し、後部バン
ドを、後面板の長孔を通して折り返し、係止することが
望ましい。
【0046】フレームに、その中心部から使用者に対し
て外向きに延びる1対の平行な支持杆を設け、各支持杆
にラックを設けることにより、キャリージが、支持杆に
沿って移動し、かつ、所望の位置に固定できるようにす
ることが望ましい。
【0047】画像を受光し増幅する光学系部と、光学系
部を、使用者のいずれか片方の眼に対応する2つの固定
位置に、迅速に切り替え得るようにして、ヘルメットに
取付ける取付装置を備える暗視望遠鏡。
【0048】この望遠鏡は、光学系部に取付けられ、光
学系部に電力を供給する電池を内蔵する制御ハウジング
を備えていることが望ましい。
【0049】取付装置を、制御ハウジングの第1の面に
取付けた第1のありみぞ型取付板と、制御ハウジングの
第2の面に取付けた第2のありみぞ型取付板と、2個の
ありみぞ型取付板の1つと係合しうる形状のキャリージ
と、係合したありみぞ型取付板をキャリージに固定する
手段とで構成することが望ましい。
【0050】取付装置に、使用者が着用したヘルメット
の庇と合致する形状のフレームと、フレームをヘルメッ
トに取付ける手段とを設けることが望ましい。
【0051】取付装置を、フレームに、摩擦力によって
位置を調節可能に取付けられ、かつ庇と係合する複数の
緩衝器と、フレームの左右の取付点に取付けた左右の部
分と、ヘルメットの頂部で左右の部分に連結した後部と
よりなる調節可能なバンドと、後部のバンドをヘルメッ
トの後縁に係着するフックとで構成することが望まし
い。
【0052】位置調節可能な緩衝器を、フレームを把持
する筒状部と、筒状部に枢着されて庇と係合しうる保持
部と、保持部を筒状部に固定するピンとで構成すること
が望ましい。
【0053】筒状部が、ほぼC字形をなし、フレームに
摩擦力で係合する内面と、ほぼ平坦な部分を有する外面
と、外面から平坦部の逆側に外向きに突出する1対の半
月形突起とを備え、保持部を、平坦な基部で結合した1
対の保持板と、基部から下方に保持板と平行をなす1対
の半円形突起とで構成し、各突起の中心に透孔を、また
底部に切欠きを設け、半月形突起が透孔に係合して、筒
状部を、基部と筒状部の平坦部分とが当接する範囲に枢
動させるようにし、ピンが、ほぼC字形をなし、その両
端を、透孔内の半月形突起が占めた残りの部分に挿入さ
れて外方に突出し、かつ半月形突起に沿って下方に移動
して、切欠きに係合するようにすることが望ましい。
【0054】フレームを、両端を閉塞した中空の金属管
で構成し、かつ黒色酸化皮膜の塗装を施すことが望まし
い。
【0055】左右の取付点を、針金の両端を内方へ折り
曲げて細長い環状に形成し、かつ、中間部をフレームに
溶接して構成し、左右の側部バンドの端部を、フレーム
と針金の環状部に巻回し、針金の折り曲げた両端で、バ
ンドの縁端を覆って、バンドが、フレームに沿って移動
しないようにすることが望ましい。
【0056】フックを、幅方向の長孔を設けた細長い背
面板と、面取りを施したフック板と、背面板とフック板
とを結合する基板とでJ死刑に形成し、後部バンドを長
孔を通して折り返し、その端部を、後部バンドに係止す
ることが望ましい。
【0057】フレームに、フレームの中央部から使用者
に対して外向きに延びる1対の平行な支持杆を設け、各
支持杆にラックを設けることにより、キャリージが支持
杆に沿って移動し、かつ、ラックにより、所望の位置に
固定されるようにすることが望ましい。
【0058】ありみぞ型取付板を、両側が接眼部の方向
に収斂する台形に形成し、かつキャリージに、ありみぞ
型取付板と対応する形状の係合部を設けることが望まし
い。
【0059】キャリージの位置を、フレームに対して調
節可能として、使用者と接眼部との距離を調節するよう
にすることが望ましい。
【0060】使用者の眼に対する暗視望遠鏡の方位角を
調節する手段を備え、この手段を、制御ハウジングの第
1及び第2の各面にそれぞれ設けた突起と、各ありみぞ
型取付板の下面に形成されて突起と係合する円弧溝と、
各面と取付板との間に設けられたOリングとで構成し、
前記取付板を、円弧溝に沿い、かつ円弧溝の範囲内で、
各面に対して回動できるようにすることが望ましい。
【0061】制御ハウジングを、角を丸めた三角形に形
成し、かつ使用者が、片手で把持できるポケット型望遠
鏡として使用できる寸法と重量のものとすることが望ま
しい。
【0062】制御ハウジングに、光学系部を連設し、か
つ制御ハウジングと光学系部との間に電線を通すための
内部通路を有する取付けフランジを設けることが望まし
い。
【0063】光学系部の視野を、赤外線光により瞬間的
に照射する照射手段と、照射手段に通電し、スプリング
により「OFF」側に付勢されているスイッチとを備える
ことが望ましい。
【0064】照射手段を、制御ハウジングの前面に取付
けられて、視野に対応する領域に赤外線光ビームを投射
する赤外線放射ダイオードと、制御ハウジングに取付け
られ、付勢用スプリングに抗して操作したときにのみ、
ダイオードに通電するように接続し、かつ手を離せば、
通電を切る位置へ復帰するようにしたスプリング付勢式
スイッチとで構成することが望ましい。
【0065】赤外線放射ダイオードに通電していること
を、使用者に示す表示手段を備えることが望ましい。
【0066】表示手段を、光放射ダイオード(LED)
と、そのLEDを光学系部の内部に取付ける手段とで構
成することが望ましい。
【0067】表示手段のLEDが、赤外線放射ダイオー
ドに通電しているときに発光し、使用者が光学系部を透
してそのLEDを視認できるようにすることが望まし
い。
【0068】LEDを取付ける手段が、柔軟なマイラー
テープであることが望ましい。
【0069】電池の電力が最低値よりも低下したこと
を、使用者に示す手段を備えることが望ましい。
【0070】電池の電力表示手段を、光放射ダイオード
(LED)と、そのLEDを光学系部の内部に取付ける手
段とで構成することが望ましい。
【0071】LEDが、電池の電力が最低値よりも低下
したときに発光し、使用者が、光学系部を透してそのL
EDを視認できるようにすることが望ましい。
【0072】LEDを取付ける手段が、柔軟なマイラー
テープであることが望ましい。
【0073】赤外線放射ダイオードに通電していること
を使用者に表示し、かつ、光学系部への電力が付いて位
置より低下したことを使用者に表示する表示手段を備え
ることが望ましい。
【0074】表示手段が、第1の光放射ダイオード(L
ED)と、第2の光放射ダイオード(LED)と、第1及
び第2のLEDを光学系部の内部に取付ける手段とを備
えることが望ましい。
【0075】第1のLEDは、赤外線放射ダイオードに
通電しているときに発光し、第2のLEDは、電池の電
力が最低値より低下したときに発光し、かつ使用者が、
第1及び第2のLEDを光学系部を透して視認できるよ
うにすることが望ましい。
【0076】LEDを取付ける手段が、柔軟なマイラー
テープであることが望ましい。
【0077】内蔵回路の汚損を防ぐために、制御ハウジ
ング内に不活性ガスを導入する手段を備えていることが
望ましい。
【0078】暗視望遠鏡をキャリージから取り外したと
きに、電力を切る手段を備えていることが望ましい。
【0079】この暗視望遠鏡は、画像を受光し増幅する
光学系部と、光学系部を、使用者の片方の眼のそれぞれ
と対応する2つの操作位置のいずれかを選択して取付
け、かつ、両操作位置の間に迅速に切り替える手段とを
備えている。
【0080】顔マスクを、使用者の顔を部分的に囲むフ
レームと、フレームに取付けられて、使用者の顔の所定
部分に圧着される複数のマスク板と、フレームの複数個
所に取付けられて使用者の頭部を包囲するバンドとで構
成し、バンドを緊締することにより、マスクを使用者の
頭部に確実に取付けるようにすることが望ましい。
【0081】光学系部に、光学系部に電力を供給する電
池を内蔵した制御ハウジングを取付けることが望まし
い。
【0082】選択的に取付ける手段が、制御ハウジング
の第1の面に取付けた第1のありみぞ型取付板と、制御
ハウジングの第2の面に取付けた第2のありみぞ型取付
板と、顔マスクフレームの中心に取付けられ、2つのあ
りみぞ型取付板の1つと係合しうる形状のキャリージ
と、係合したありみぞ型取付板をキャリージに固定する
手段とを備えていることが望ましい。
【0083】キャリージの顔マスクに対する位置を調節
可能とし、もって、使用者と接眼部との距離を可変にす
ることが望ましい。
【0084】ありみぞ型取付板を、両側縁が接眼部の方
向に収斂する台形に形成し、かつキャリージに、ありみ
ぞ型取付板と対応する形状の嵌合部を設けることが望ま
しい。
【0085】使用者の眼に対する暗視望遠鏡の方位角を
調節する手段として、制御ハウジングの第1及び第2の
各面にそれぞれ設けた突起と、各ありみぞ型取付板の下
面に形成され、かつ突起と係合する円弧溝と、各面と取
付板との間に設けたOリングとで構成されている調節手
段を設け、取付板を、円弧溝に沿い、かつ円弧溝の範囲
内で、各面に対して回動できるようにすることが望まし
い。
【0086】制御ハウジングを、角を丸めた三角形に形
成し、かつ使用者が片手で把持することができる寸法と
重量のものとすることが望ましい。
【0087】画像を受光し増幅する光学系部と、光学系
部に取付けられ、光学系部に電力を供給する電池を内蔵
した制御ハウジングと、制御ハウジングに取付けた第1
及び第2の迅速離脱式取付装置と、外部支持対に設けら
れて、迅速離脱式取付装置の1つと選択的に係合する単
一の取付部材とを備える暗視望遠鏡としてもよい。
【0088】外部支持体は、ヘルメットであってもよ
い。
【0089】外部支持体は、顔マスクであってもよい。
【0090】ハウジングと、ハウジングに取付けられ、
画像を受光し像手区する光学手段と、光学手段の視野を
赤外線光により瞬間的に照射する照射手段と、スプリン
グにより「OFF」位置に付勢され、照射手段に通電する
スイッチとを備え、照射手段が、不注意により長時間通
電されないようにした暗視望遠鏡としてもよい。
【0091】照射手段を、ハウジングの前面に取付けら
れて、視野に対応する領域に赤外線光ビームを投射する
赤外線放射ダイオードと、制御ハウジングに取付けら
れ、付勢スプリングに抗して操作したときにのみダイオ
ードに通電するように接続され、かつ手を離せば、通電
を切る位置へ復帰するようになっているスプリング付勢
式スイッチとで構成することが望ましい。
【0092】ダイオードに通電していることを、使用者
に示す表示手段を備えることが望ましい。
【0093】表示手段を、第1の光放射ダイオード(L
ED)と、第2のLEDと、第1及び第2のLEDを光
学手段の内部に装着する手段とで構成することが望まし
い。
【0094】第1のLEDは、赤外線放射ダイオードに
通電しているときに発光し、第2のLEDは、電力が最
低値より低下したときに発光し、使用者が視野内に、第
1及び第2のLEDを視認できるようにすることが望ま
しい。
【0095】望遠鏡をキャリージから取り外したとき
に、電源を切る手段を備えることが望ましい。
【0096】画像を受光し増幅する光学系部と、光学系
部に取付けられた制御ハウジングとを有する暗視望遠鏡
をヘルメットに取付ける装置であって、制御ハウジング
の第1の面に取付けた第1のありみぞ型取付板、及び制
御ハウジングの第2の面に取付けた第2のありみぞ型取
付板と、ありみぞ型取付板の1つが係合しうる形状をな
し、かつ係合した取付板を固定する手段を有するキャリ
ージとで構成したヘルメット用暗視望遠鏡取付装置。
【0097】使用者が着用したヘルメットの庇と対応す
る形状のフレームを備え、このフレームの中心にキャリ
ージを取付け、かつフレームをヘルメットに取付ける手
段を備えていることが望ましい。
【0098】取付手段を、摩擦力により位置を調節可能
としてフレームに取付けられ、かつ庇と係合しうる複数
の緩衝器と、フレームの左右の取付点にそれぞれ係止さ
れる左右の部分と、ヘルメットの頂部で左右の部分に接
続された後部とからなる取付け用バンドと、後部バンド
の端部に設けられて、ヘルメットの後端に係着されるフ
ックとで構成することが望ましい。
【0099】位置調節可能な各緩衝器を、フレームを把
持する筒状部と、筒状部に枢着され庇と係合する保持部
と、保持部を筒状部に固定するピンとで構成することが
望ましい。
【0100】フレームを、両端が閉塞され、かつ黒色酸
化皮膜塗装を施した中空金属管で構成することが望まし
い。
【0101】筒状部を、摩擦力でフレームと係合する形
状とした内面と、ほぼ平坦な部分を有する外面とで、C
字形に形成し、かつ1対の半月形突起を、外面から平坦
部の逆側に向けて突設しておくことが望ましい。
【0102】保持部を、平坦な基部で連設した1対の保
持板と、基部の下方に保持板と平行に延びる1対の半円
形突起とで構成し、各突起の中心に透孔を、また底部に
切欠きを設け、半月形突起を透孔に挿入して、保持部
が、筒状部の基部と筒状部の平坦部とに当接する範囲で
枢動できるようにすることが望ましい。
【0103】ピンがほぼC字形をなし、両端を透孔内の
半月形突起が占めて以内部分に挿入して、突起に沿って
下方へ移動して、底部の切欠きに係合するようにするこ
とが望ましい。
【0104】1対の平行な支持杆を、フレームの中心か
ら使用者に対して外向きに設け、かつ各支持杆にラック
を形成することにより、キャリージを、支持杆に沿って
移動させ、かつラックと係合して、所望の位置に保持し
うるようにすることが望ましい。
【0105】各ありみぞ型取付板をほぼ台形に形成し、
かつキャリージに、ありみぞ型取付板に対応する形状の
係合部を設けることが望ましい。
【0106】キャリージのフレームに対する位置を調節
可能とし、もって、使用者と接眼部との距離を調節する
ようにすることが望ましい。
【0107】画像を受光し増幅する光学系部と、光学系
部に取付けられ、光学系部に電力を起用給する電池を内
蔵した制御ハウジングと、制御ハウジングの前面に取付
けられ、光学系部の視野に対応する領域に赤外線光ビー
ムを投射する赤外線放射ダイオードと、赤外線放射ダイ
オードに通電していること、及び電池の電力が最低値よ
り低下したことを使用者に表示する表示手段とを備える
暗視望遠鏡としてもよい。
【0108】表示手段が、第1の光放射ダイオード(L
ED)と、第2のLEDと、第1及び第2のLEDを光
学系部の内部に取付ける手段とで構成され、使用者が、
光学系部を透して第1及び第2のLEDを視認できるよ
うにすることが望ましい。
【0109】第1のLEDは、赤外線放射ダイオードに
通電しているときに発光し、第2のLEDは、電池の電
力が最低値より低下したときに発光するようにすること
が望ましい。
【0110】LEDを取付ける手段が、柔軟なマイラー
テープであることが望ましい。
【0111】画像を受光し増幅する光学系部と、光学系
部の視野に対応する領域に赤外線光ビームを投射する赤
外線放射ダイオードと、赤外線放射ダイオードに通電し
ていることを、光学系部を透して使用者が視認できるよ
うに表示する表示手段、とを備える暗視望遠鏡としても
よい。
【0112】表示手段を、光放射ダイオード(LED)
と、LEDを光学系部の内部に、使用者が光学系部を透
して視認できるように取付ける手段とで構成することが
望ましい。
【0113】LEDが、赤外線放射ダイオードに通電し
ているときに発光するようにすることが望ましい。
【0114】画像を受光し増幅する光学系部と、光学系
部に取付けられ、光学系部に電力を供給する電池を内蔵
した制御ハウジングと、電池の電力が最低値より低下し
たことを表示する表示手段とを備える暗視望遠鏡として
もよい。
【0115】表示手段を、光放射ダイオード(LED)
と、LEDを光学系部の内部に、使用者が視認できるよ
うに取付ける手段とで構成することが望ましい。
【0116】電池の電力が最低値より低下したときに、
LEDが発光するようにすることが望ましい。
【0117】
【作用】画像を受光し増幅する光学系部を、電源として
の電池を内蔵した制御ハウジングに取付け、かつ使用者
が着用したヘルメット、あるいは顔マスクに取付けるこ
とができるように構成してあり、光学系部の接眼部を、
所望に応じて、使用者の一方の眼と合致する位置に設置
して、使用者が手で保持せずに、使用することができ
る。
【0118】2組のありみぞ型取付板の一方を選択し
て、係合部と係合させることにより、光学系部を、左右
の眼と整合する2つの位置を選択して装着できる。
【0119】制御ハウジングの前面に赤外線放射ダイオ
ードを取付けて、光学系部の視野中に赤外線光ビームを
投射し、照射された目標の画像を光学系部内で視認する
ため、暗夜でも、目標を視認することができる。
【0120】
【実施例】薄闇あるいは完全な暗闇の条件中で作戦を行
う法律執行者や軍人が、切実に要求している、軽量で、
頑丈で、かつ、人間工学的に優れた本発明の暗視望遠鏡
の実施例を、図に基づいて説明する。
【0121】図1は、暗視望遠鏡の斜視図、図2は平面
図、図3は側面図、図4は正面図である。
【0122】図1に示す暗視望遠鏡(10)は、符号(20)で
示す光学系部と、符号(30)で示す制御ハウジングとを備
えている。後述するように、制御ハウジング(30)には、
光学系部(20)の作動と制御に必要な電気回路が内蔵され
ている。
【0123】光学系部(20)は、ほぼ円筒形をなし、接眼
部(12)、対物レンズ(14)、及び中間の鏡筒(24)で構成さ
れている。
【0124】接眼部(12)は、使用者の顔に適合して、眼
の回りを遮光しうる形状に形成してある。また、接眼部
(12)には、可撓性の蛇腹(28)を設け、接眼部(12)を、個
々の使用者に完全に適合するように、適切に位置決めで
きるようにしてある。
【0125】光学系部(20)の他端には、対物レンズ(14)
を設けてある。後述するように、接眼部(12)と対物レン
ズ(14)との間の鏡筒(24)の内部に、画像増幅管を設けて
ある。
【0126】操作に際して、周囲光は、対物レンズ(14)
に入射し、画像増幅管を通って、使用者が接眼部(12)か
ら視認しうる画像を形成する。使用者は、対物レンズ焦
点調節リング(18)及び接眼部焦点調節リング(16)を調節
して、画像を調節することができる。周知のように、こ
れらの焦点調節リングは、画像の焦点合わせを行うもの
である。
【0127】光学系部(20)は、内面にめねじを切った環
状装着リング(22)を備えている。使用者は、環状装着リ
ング(22)のねじを戻すことにより、対物レンズ(14)を取
り外して光学系部(20)を開放し、画像増幅管を交換する
ことができる。
【0128】通常の操作では、使用者は、光学系部(20)
を開放せず、光学系部(20)の汚損を防止するために、密
閉しておく。
【0129】光学系部(20)には、倍率が異なる複数種の
対物レンズを螺着できるようにしてあり、使用者に広範
囲な自由度を与えてある。
【0130】光学系部(20)は、制御ハウジング(30)に内
蔵した電気回路により、作動させられ、かつ制御され
る。制御ハウジング(30)は、ほぼ三角形状をなし、使用
者が握りやすい形状となっている。
【0131】制御ハウジング(30)は、鏡筒(24)に隣接し
て設けた取付けフランジ(32)により、光学系部(20)に取
付けてある。図12の断面図に示すように、取付けフラ
ンジ(32)の中に、鏡筒(24)の透孔(178)に連なる導入孔
(188)を設けてある。この導入孔(188)は、光学系部と制
御ハウジングとを結ぶ電線を通すための通路となる。
【0132】取付けフランジ(32)における、暗視望遠鏡
(10)の重心の位置には、吊り紐環(26)を取付けてある。
使用者は、吊り紐環(26)に取付けた吊り紐を用いて、暗
視望遠鏡(10)を使用しないときには、頸に吊るしておく
ことができる。
【0133】制御ハウジング(30)は、第1円筒部(46)、
第2円筒部(48)及び第3円筒部(52)の3個の円筒形の部
分で形成されている。これらの円筒部の中には、電気回
路及び電池が収容されている。
【0134】また、これらの円筒部は、制御ハウジング
(30)の3つの側縁を、丸い端縁に形成している。これら
の丸い端縁は、装置の外観を美しくするとともに、制御
ハウジング(30)を、角ばっているものに比して、保持し
やすくしている。
【0135】後述するように、個々の円筒部の内部を充
分に密閉する手段を使用して、湿気、ほこり、その他の
汚損物が侵入しないようにしてある。
【0136】3個の円筒部の周面には、支持面(34)、第
1取付面(36)及び第2取付面(38)を設けてある。支持面
(34)は、光学系部(20)に最も近接しており、取付けフラ
ンジ(32)が突設されている。
【0137】第1取付面(36)及び第2取付面(38)は、と
もに平面をなし、符号(70)で示すありみぞ型取付装置に
係合する取付部を設けてある。制御ハウジング(30)の前
後両端は、前面板(42)及び後面板(44)で閉止してある。
【0138】第3円筒部(52)の前面には、ロータリース
イッチ(50)を装着してある。ロータリースイッチ(50)
は、スイッチ取付け用凹み(58)の中に、ほぼ平らに嵌入
され、第3円筒部(46)の外方に突設する操作ノブ(56)を
備えている。
【0139】前面板(42)上の第1円筒部(46)のほぼ中心
に、赤外線放射ダイオード(54)を設けてある。後述する
ように、使用者は、ロータリースイッチ(50)を使用し
て、暗視望遠鏡(10)を作動させ、赤外線放射ダイオード
(54)を制御する。
【0140】第2円筒部(48)には、暗視望遠鏡(10)の電
源である1個の電池が、交換可能に収容される。後面板
(44)に電池蓋(62)を設けてあり、電池蓋(62)の中心に取
付けた保持紐(64)を、制御ハウジング(30)の適所に連結
してある。
【0141】使用者は、電池蓋(62)を外して電池室を露
出させ、内蔵電池を交換する。電池蓋(62)は水密型であ
り、電池室に湿気が侵入して、汚損するのを防止してい
る。
【0142】第1円筒部(46)及び第3円筒部(52)は、第
2円筒部(48)から分離した密閉室を形成している。
【0143】図4に鎖線で示すガス抜き弁(106)を、加
圧した窒素ガスを注入するために設けてある。注入した
窒素ガスにより、内蔵された電気回路を酸化する空気は
排除される。このガス注入処理は、使用者は行わず、整
備員によってのみ行うことが望ましい。
【0144】鏡筒(24)及び制御ハウジング(30)は、ポリ
カーボネートなどの軽量の金属質の材料を用いて、機械
加工あるいは成型加工で作られる。次いで、一般的な軍
隊用基材に準じて、外面に黒色酸化皮膜塗装を施して、
光の反射を防止し、かつ握りやすくしてある。
【0145】使用者が、暗視望遠鏡(10)を、ポケット型
として便利に使用することを望むことがある。この場
合、使用者は、制御ハウジング(30)を持って、暗視望遠
鏡(10)を容易に把持することができ、かつ容易な操作
で、望遠鏡を眼に当て、接眼部(12)を透して夜景を見る
ことができる。
【0146】この望遠鏡は、きわめて軽量で小型である
ので、使用者のポケット、あるいはバックパックにしま
っておくことができる。また、前述したように、望遠鏡
に吊り紐を取付けて携帯することもできる。
【0147】このポケット型望遠鏡を偵察に使用するに
は、対物レンズ(14)を、たとえば3倍などの大倍率のレ
ンズと交換することができる。
【0148】他の仕事のために、両手を自由にしておき
たいときのために、望遠鏡(10)を所定位置に固定し得る
機構を設けてある。すなわち、周知の手段により、望遠
鏡を顔マスクに取付けたり、あるいはヘルメット取付装
置、又は武器取付装置と組合せて使用することができ
る。これらについては後述する。
【0149】これら各種の取付装置には、制御ハウジン
グ(30)に設けた2組のありみぞ型取付装置(70)及び(7
0')が係合できるありみぞ型キャリージを使用してい
る。
【0150】本発明には、2組のありみぞ型取付装置(7
0)を設けてある。第1の取付装置は、第1取付面(36)
に、第2の取付装置は、第2取付面(38)に設けてある。
2組の取付装置は、同一形状であるので、以下、第1取
付面(36)に設けたありみぞ型取付装置(70)についてのみ
説明する。この説明は、第2取付面(38)に設けたありみ
ぞ型取付装置(70)についても、適用しうることは云うま
でもない。
【0151】ありみぞ型取付装置(70)は、ほぼ台形を呈
するありみぞ型取付板(72)を有する。その第1縁(82)及
び第2縁(84)は、使用者の顔の方向に収斂している。両
縁(82)及び(84)は、後述する顔マスクあるいはヘルメッ
ト取付装置に設けたキャリージに係合するように、斜め
に面取りをしてある。
【0152】ありみぞ型取付板(72)の中央部に凹み(76)
を形成し、その中心に、取付ボルト(78)を設けてある。
取付ボルト(78)は、ありみぞ型取付板(76)を、第1取付
面(36)にきっちりと固定する。
【0153】ありみぞ型取付装置(70)は、図5及び図6
に示すヘルメット取付装置、及び図17及び図18に示
す顔マスクと組合せて使用される、図8から図11に示
すキャリージ(90)に、係合するように構成されている。
キャリージ(90)は、ありみぞ型取付板(70)が挿入できる
形状とした係合部(92)を有する。
【0154】スプリングで付勢された係止部材(94)が凹
み(76)の中にはめこまれ、ありみぞ型取付板(72)を、キ
ャリージ(90)に固定するようにしてある。解除ボタン(9
6)により、係止部材(94)を付勢力に抗して引き寄せて、
ありみぞ型取付板(72)を離脱させることができる。
【0155】キャリージ(90)には、平行な案内杆(98)及
び(98')が設けられている。案内杆(98)の内面に設けた
ラック(102)により、キャリージ(90)を、使用者の顔に
対して前後方向に移動できるようにしてある。キャリー
ジ(90)の両側には、移動制御ボタン(104)を設けてあ
り、キャリージ(90)を、案内杆(98)に沿って自由に動か
せるようにしてある。使用者が、所望の位置へ動かして
移動制御ボタン(104)を離すと、キャリージ(90)は、そ
の位置に固定される。
【0156】本発明の重要な特徴は、2組のありみぞ型
取付装置(70)を使用していることである。2組のありみ
ぞ型取付装置(70)は、それぞれ、キャリージ(90)に係合
できるようになっているので、望遠鏡(10)を、図5に示
す右眼で使用する位置、あるいは図7に示す左眼で使用
する位置とすることができる。
【0157】望遠鏡(10)を一方の眼から他方に移動させ
る場合、使用者は、片手で解除ボタン(96)を押し、他方
の手で、ありみぞ型取付板(72)をキャリージ(90)から引
き抜く。連続した一連の動作で、望遠鏡(10)を60度の
弧状に回転させることができる。
【0158】次いで、使用者は、他方のありみぞ型取付
板(72)をキャリージ(90)に挿入し、係止位置に固定す
る。望遠鏡(10)を新たな眼に適合させるためには、接眼
部(12)及び焦点合わせリング(16)(18)を少し調節するだ
けでよい。2組のありみぞ型取付装置(70)以外のものは
なく、ロータリースイッチ(56)は、常に使用者の鼻の上
方の中心に保持されている。
【0159】望遠鏡(10)を、左眼位置あるいは右眼位置
のいずれでも容易に使用でき、2つの位置に、確実かつ
正確に変換できる。
【0160】図5、図6及び図8は、望遠鏡(10)の操作
性をさらに改善するための、ヘルメット取付装置(110)
を示す。このヘルメット取付装置(110)は、ほぼC字形
のフレーム(112)を備え、その中心部に、案内杆(98)(9
8')の取付け部を設けてある。
【0161】フレーム(112)の曲率は、アメリカ合衆国
軍隊で現用されている標準の防弾ヘルメット(170)に合
わせてある。取付け位置へ取付けると、フレーム(112)
は、その前庇(172)に沿って位置する。
【0162】フレーム(112)は、実質的に中空の管材で
構成され、機械加工によって、所定の形状に湾曲させて
ある。管材の両端は、キャップ(114)をかぶせて閉止し
てある。フレーム(112)は、アルミニウムなどの軽量の
金属で作られ、やはり黒色酸化皮膜塗装を施してある。
【0163】ヘルメット取付装置(110)を防弾ヘルメッ
ト(170)に保持するために、4個の緩衝器(120)と頭部バ
ンド(140)を設けてある。緩衝器(120)は、図13に詳細
に示すように、取付けクリップ(122)、環状把持部(12
4)、及びピン(126)で構成されている。
【0164】環状把持部(124)は、ほぼC字形をなし、
フレーム(112)に沿って所望の位置に摺動して、その位
置に、摩擦力で止められるようにしてある。環状把持部
(124)の外面におけるフレーム(112)と係合する開口溝(1
18)の逆側に、平坦部(116)を設けてある。
【0165】取付けクリップ(122)は、ほぼU字形を呈
するように設けた1対の平行な側片(166)及び(166')を
備え、図5及び図13に示すように、標準型ヘルメット
(170)の前庇(172)に係合しうる幅の開口部を形成してあ
る。平行な側片(166)及び(166')の反対側の右左に、平
行な突片(156)及び(156')と、1対の透孔(158)と切欠き
(164)とを設けてある。
【0166】図8及び図13に示すように、1対の半円
形突起(162)を、環状把持部(124)の両側に設けてある。
これらの半円形突起(162)は、取付けクリップ(122)の枢
支点である透孔(158)と同心をなしている。取付けクリ
ップ(122)は、平坦部(116)に当接するまでに傾動しう
る。
【0167】C字形のピン(126)は、半円形突起(162)の
両側から、各透孔(158)に挿入され、半円形突起(162)の
外方に延びている。各突片(156)の先端には、ピン(126)
がその底部にはめこまれて係合する案内用切欠き(164)
を設けてある。
【0168】この新規な取付け用緩衝器(120)は、フレ
ーム(112)を確実に把持し、かつ、必要に応じて、きわ
めて容易に取付け位置を調節することができる。使用時
には、4個の取付け用緩衝器(120)を、フレーム(112)に
等間隔に配置しておく。取付け用緩衝器(120)は、フレ
ーム(112)に沿って容易に移動させ得るので、各緩衝器
(120)を適当な位置へ移動させて、フレーム(112)を安定
させることができる。
【0169】外側の取付け用緩衝器(120)から内側寄り
の位置に、1対のバンド取付けクリップ(142)(142')を
設けてある。これらのクリップ(142)は、細長い針金の
両端を内側に折り曲げて環状に形成され、中央部をフレ
ーム(112)に溶接してある。
【0170】左右のバンド取付けクリップ(142)(142')
に、側部バンド(144)及び(144')を係着してある。側部
バンド(144)は、ヘルメットの表面に沿って上方に延
び、中心の連接部(146)に、後部バンド(146)を連接して
ある。
【0171】図5及び図6に示すように、後部バンド(1
48)は、ヘルメットの後面に沿って、後方に延び、突片
(156)の溝孔(176)を通して、折り返して係止してある。
ヘルメットに係止するフック(152)は、細長い後壁(168)
を有するJ字形に形成してある。溝孔(176)は、後壁(16
8)の幅一杯に及び、上記のように、後部バンド(148)を
係着してある。
【0172】フック(152)の折り曲げ部(154)には、ヘル
メット(170)の後縁(174)を把持しうる傾斜縁を設けてあ
る。後部バンド(148)を引いて、フック(152)をヘルメッ
ト(170)の後縁(174)に係合させることにより、ヘルメッ
ト取付装置(110)は、ヘルメット(170)に確実に取付けら
れる。
【0173】次いで、後部バンド(148)を、「ベルクロ
(マジックチャック)(商標)」などの周知の手段により、
取付け位置に固定する。その他の固定手段、たとえばピ
ン、クリップあるいはボタンなどを使用することもでき
る。
【0174】取付け用緩衝器(120)及び頭部バンド(140)
を用いて装着されたフレーム(112)は、望遠鏡(10)を安
定に取付けることができる架台を形成する。フレーム(1
12)は、使用者の顔ではなく、ヘルメットに取付けてあ
るので、ヘルメットを頭から脱ぐと、フレームとともに
取り外される。
【0175】ヘルメットを着用せずに望遠鏡(10)を使用
することを希望する場合には、望遠鏡(10)を手に持って
使用することができる。また、使用者がヘルメットを着
用している場合にも、フレーム(112)の位置を調節する
必要がないことは、明らかであると思う。
【0176】望遠鏡(10)の方向を調節するべく、方位角
を変更する場合に、ヘルメット取付装置(110)を再調節
する必要はなく、ありみぞ型取付装置(70)を回転させ
て、調節することができる。
【0177】図14、図15及び図16に示すように、
各ありみぞ型取付板(72)の下方には、Oリング型パッキ
ング(86)を設けてある。各取付面(36)(38)における、あ
りみぞ型取付板(72)の下面に設けたキー溝(88)に遊嵌す
る位置に、突起(66)を設けてある。
【0178】ありみぞ型取付板(72)を、取付ボルト(78)
の回りに回転させると、突起(66)は、キー溝(88)内を移
動する。突起(66)がキー溝(88)の一端に当接すると、あ
りみぞ型取付板(72)は、それ以上は回転できない。すな
わち、キー溝(88)の両端は、ありみぞ型取付板(72)の回
転範囲を限定する当たり(68)を構成している。
【0179】望遠鏡(10)の移動可能範囲は、図15及び
図16に角度a及びbで示す8度である。使用者は、望
遠鏡(10)をキャリージ(90)に対して細かく回転させて、
光学系部(20)の光軸を、使用者の眼に正確に位置決めす
ることができる。またこの位置決めをした後、望遠鏡(1
0)は、圧縮されたOリング型パッキング(86)の摩擦力に
より、その設定位置に保持される。
【0180】図17及び図18に示すように、望遠鏡(1
0)を顔マスク(180)に取付けて使用することもできる。
【0181】顔マスク(180)は周知のもので、使用者の
顔を部分的に囲む顔マスクフレーム(182)と、使用者の
顔の特定個所に圧着される複数のマスク板(184)とを備
えている。顔マスク(180)は、頭部バンド(186)、櫂型キ
ャップ(202)及びあごバンド(204)により、使用者の頭部
に装着される。
【0182】顔マスク(180)には、前述したヘルメット
取付装置(110)のものと同じキャリージ(90)が使用され
る。望遠鏡(10)及びありみぞ型取付装置(70)は、一般的
に常用されている顔マスクに、充分に適合することがで
きる。すなわち、本発明の暗視望遠鏡(10)は、顔マスク
(180)又はヘルメット取付装置(110)のいずれにも使用で
きるという利点を備えている。
【0183】キャリージ(90)を、他の外部支持体に設置
して、望遠鏡(10)の使用範囲を増大させることができる
ことは、言うまでもない。たとえばキャリージ(90)を、
ライフル銃などの武器の上部に取付けて、使用すること
ができる。ありみぞ型取付装置(70)を、キャリージ(90)
と組合せて、ライフル銃に使用することもできる。
【0184】1個の望遠鏡を、ポケット型望遠鏡とし
て、あるいはヘルメット又は顔マスクに装着して、ある
いは武器に装着して使用することができるので、暗視望
遠鏡の順応性が著しく増大する。使用者は、それぞれの
用途に応じた別個の暗視システムを使う代わりに、単一
の暗視望遠鏡(10)のみを携帯して、それぞれの用途に使
用することができる。
【0185】ロータリースイッチ(56)を使用して、望遠
鏡(10)を作動させる。ロータリースイッチ(56)は、3つ
の固定位置と、第4のパルス発振位置とに切り替えるこ
とができる。
【0186】第1の固定位置は、電源を切る位置であ
る。望遠鏡(10)を使用しないときは、この位置にしてお
く。
【0187】第2の位置は、ありみぞ型取付装置(70)を
キャリージ(90)に係合した状態でのみ、望遠鏡(10)の電
源を入れる位置である。これは、自動遮断特性を備えて
おり、使用者が、望遠鏡(10)をヘルメット取付装置(11
0)又は顔マスク(180)から取り外すと、自動的に望遠鏡
への通電を切るようにしてある。この特性は、電池の消
耗を防ぐのに有用である。
【0188】ロータリースイッチ(56)の第3の固定位置
は、やはり望遠鏡(10)に通電する位置である。この位置
にすると、自動遮断特性が働かなくなり、望遠鏡(10)を
キャリージから取り外した後にも、通電される。
【0189】ロータリースイッチ(56)の第4のパルス発
振位置は、赤外線放射を制御する位置である。赤外線放
射ダイオード(54)は、望遠鏡(10)の視野内の目標に、赤
外線の光ビームを照射することができる。赤外線ダイオ
ード(54)は、環境がきわめて暗い場合に使用される。
【0190】隠れている敵兵が暗視装置を使用している
と、赤外線ダイオード(54)から放射される光を視認する
ことができるので、使用者は、ごく短時間のパルス発光
をさせるべきである。
【0191】ロータリースイッチ(56)は、付勢用スプリ
ングを内蔵しており、第4の位置から第3の位置へ復帰
するようにしてある。ロータリースイッチ(56)として
は、アイ・テイー・ダブリュー(I.T.W.)会社製の5
段位置スイッチ「F036型」などの、自動遮断型を使
用すればよい。
【0192】スイッチを第4の位置にしておくために
は、使用者がスイッチをその位置に保持しなければなら
ない。使用者が手を離すと、スイッチ(54)は第3の固定
位置に復帰する。この新しいスプリング付勢型ロータリ
ースイッチを使用すると、使用者の安全性は増大する。
【0193】また、暗視望遠鏡の作動状態を示す確実な
情報を、使用者に提供するようにしてある。赤外線放射
ダイオード(54)を使用していることを、使用者に確実に
認識させるために、光学系部(20)の内部に、図12に符
号(190)で示す表示灯を設けてある。また、この表示灯
(190)は、内蔵した電池が消耗したことも示すものであ
る。
【0194】表示灯(190)は、第1光放射ダイオード(19
2)及び第2光放射ダイオード(194)で構成されている。
各光放射ダイオードは、制御ハウジング(30)と光学系部
(20)との間の導入孔(188)へ通して設けたマイラーテー
プ(196)のバンドに組み付けてある。マイラーテープ(19
6)は、光学系部(20)内に、接眼部の視野と平行に、か
つ、周縁の外側に設けられている。
【0195】本発明の好ましい実施例では、第1光放射
ダイオード(192)を赤色に、第2光放射ダイオード(194)
を黄色にしてある。赤色の第1光放射ダイオード(192)
は、赤外線放射ダイオード(54)を使用しているときに発
光する。黄色の第2光放射ダイオード(194)は、電池の
電力が最低限界より低下したときに発光する。
【0196】使用者が望遠鏡の接眼部(12)を覗くと、赤
色のダイオード(192)と黄色のダイオード(194)のいずれ
か、あるいはその両方を見ることができる。すなわち、
使用者は、望遠鏡(10)をキャリージ(90)から取り外さず
に、接眼部(12)から観察することによって、望遠鏡(10)
の状態を明確に知ることができる。
【0197】上述の暗視望遠鏡の実施例により、冒頭に
記述した目的を達成し、かつ利点を得ることができるこ
とは、明らかである。
【0198】また、本発明は、発明の本質を逸脱しない
範囲で、当業者にとって自明な各種の変更、応用、なら
びに他の実施例を含むものである。たとえば、制御ハウ
ジング(30)を、長方形などの他の形状にしてもよく、ま
た、収容室の個数は、3個に限らず、それ以上、あるい
はそれ以下であってもよい。
【0199】ありみぞ型取付板(70)を、他の形状、たと
えば三角形や長方形とし、各ありみぞ型取付板(70)が係
合するキャリージ(90)を、それに対応する形状としても
よい。
【0200】望遠鏡(10)を防弾ヘルメット(170)に装着
するフレーム(112)は、他の型のヘルメット、たとえば
飛行士用や警察官用のヘルメットに装着できる形状にす
ることもできる。
【0201】すなわち、本発明は、上述の内容に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて理
解されるべきである。
【0202】
【発明の効果】
(a) 夜間や暗い環境中で、目標を確実に視認できる暗
視望遠鏡を構成することができる。
【0203】(b) 小型で軽量であり、手持ち式のポケ
ット型暗視望遠鏡として、あるいはヘルメットや顔マス
クに装着したり、あるいは武器に装着したりして、単一
の望遠鏡を、各種の用途に使用することができる。
【0204】(c) 赤外線放射により、完全な暗黒中で
も目標を視認することができる。
【0205】(d) 赤外線を短時間のパルスとして投射
することにより、敵が暗視システムを使用している場合
にも、使用者の位置を暴露するおそれを小さくすること
ができる。
【0206】(d) 光学系部の中に、赤外線を放射して
いること、及び内蔵電池が消耗したことを示す表示手段
を設けてあるため、使用者は、暗視望遠鏡の状態を確実
に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暗視望遠鏡の斜視図である。
【図2】図1の暗視望遠鏡の平面図である。
【図3】図1の暗視望遠鏡の側面図である。
【図4】図1の暗視望遠鏡の正面図である。
【図5】暗視望遠鏡をヘルメット用取付装置により、右
眼で使用する位置に取付けた斜視図である。
【図6】ヘルメット用取付装置の側面図である。
【図7】暗視望遠鏡を、図5のヘルメット用取付装置に
より、左眼で使用する位置に取付けた正面図である。
【図8】図5のヘルメット用取付装置の平面図である。
【図9】ヘルメット用取付装置に使用するありみぞ型キ
ャリージの底面図である。
【図10】図8の10−10線におけるありみぞ型キャ
リージの縦断面図である。
【図11】図10の11−11線におけるありみぞ型キ
ャリージの断面図である。
【図12】暗視望遠鏡の部分破断図である。
【図13】図8の13−13線におけるヘルメット用取
付装置の保持緩衝器の断面図である。
【図14】図1の14−14線におけるありみぞ型取付
板の縦断面図である。
【図15】図14の15−15線におけるありみぞ型取
付板の横断面図である。
【図16】図15のありみぞ型取付板が回転した状態を
示す横断面図である。
【図17】暗視望遠鏡を取付けるための顔マスクの正面
図である。
【図18】暗視望遠鏡を取付けた顔マスクの部分側面図
である。
【符号の説明】
(10)暗視望遠鏡 (12)接眼部 (14)対物レンズ (16)(18)焦点合わせ
リング (20)光学系部 (24)鏡筒 (26)吊り紐環 (30)制御ハウジング (32)取付けフランジ (34)支持面 (36)第1取付面 (38)第2取付面 (40)(42)前面板 (44)後面板 (46)第1円筒部 (48)第2円筒部 (50)ロータリースイッチ (52)第3円筒部 (54)赤外線放射ダイオード (56)操作ノブ (58)凹み (62)電池蓋 (64)保持紐 (66)突起 (68)当たり (70)ありみぞ型取付
装置 (72)ありみぞ型取付板 (76)凹み (78)取付ボルト (88)キー溝 (90)キャリージ (92)係合部 (94)係止部材 (96)解除ボタン (98)(98')案内杆 (102)ラック (104)移動制御ボタン (110)ヘルメット取
付装置 (112)フレーム (114)キャップ (116)平坦部 (118)開口溝 (120)緩衝器 (122)取付けクリッ
プ (124)環状把持部 (126)ピン (140)頭部帯バンド (142)バンド取付け
クリップ (144)側部バンド (146)連接部 (148)後部バンド (152)フック (154)折り曲げ部 (156)突片 (158)透孔 (162)半月形突起 (164)切欠き (166)(166')側片 (168)後壁 (170)防弾ヘルメッ
ト (172)前庇 (174)後縁 (176)溝孔 (178)透孔 (180)顔マスク取付装置 (182)顔マスクフレ
ーム (184)顔マスク (186)頭部バンド (188)導入孔 (190)表示灯 (192)第1光放射ダイオード (194)第2光放射ダ
イオード (196)マイラーテープ (202)櫂型キャップ (204)あごバンド

Claims (77)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズと、接眼部と、対物レンズと
    接眼部との間に設けられ、受光した画像を増幅する画像
    増幅手段とを有する光学系部と、 光学系部に付設され、光学系部を作動させる回路を内蔵
    した制御ハウジングと、 使用者のいずれか一方の眼と合致する2つの操作位置に
    選択的に取付け、かつ各操作位置の間を迅速に切換える
    ことができる選択的取付装置とを備え、 選択的取付装置が、 制御ハウジングの第1の面に取付けた第1のありみぞ型
    取付板、及び制御ハウジングの第2の面に取付けた第2
    のありみぞ型取付板と、 各ありみぞ型取付板が選択的に係合しうる形状としたキ
    ャリージ、及び取付けたありみぞ型取付板をキャリージ
    に固定する手段と、 使用者が着用したヘルメットの庇の形状に適合し、中心
    部にキャリージが取付けられているフレーム、及びフレ
    ームをヘルメットに取付ける手段とを備えてなり、 キャリージをフレームに対して調節することにより、使
    用者と接眼部との距離を変化させるようにした暗視望遠
    鏡。
  2. 【請求項2】 フレームに、摩擦力により位置を調節可
    能として取付けるようになっており、かつフレームを把
    持する筒状部と、筒状部に枢着され、ヘルメットの庇に
    係合する保持部と、保持部を筒状部に取付けるピンとを
    備える複数の緩衝器と、 フレームの左右の取付点にそれぞれ取付けられる左右の
    部分と、ヘルメットの頂部で左右の部分に連結された後
    部とからなる調節可能なバンドと、 後部バンドの後端をヘルメットの後縁に係着するフック
    とを備える請求項1に記載の暗視望遠鏡。
  3. 【請求項3】 筒状部が、フレームに嵌合され、摩擦力
    により係合する内面と、平坦部から外側方へ突出する1
    対の半月形突起とを有する外面とで、C字形に形成さ
    れ、 保持部が、平坦な基部で接合された1対の保持板と、基
    部の下方に保持板と平行をなす1対の半円形突起とを備
    え、各突起の中心に透孔を、また底部に切欠きを設け、
    半月形突起が、保持部が筒状部の基部と平坦部とに接触
    する範囲で枢動し得るように透孔に係合しており、 ピンは、ほぼC字形をなし、両端が透孔の半月形突起で
    占められた残りの部分に挿入されて外方を向き、かつ半
    月形突起に沿って下方に移動して、切欠きに係合するよ
    うにしてなる請求項2に記載の暗視望遠鏡。
  4. 【請求項4】 フレームを、両端を閉塞した中空のアル
    ミニウム管で構成し、かつ黒色酸化皮膜塗装を施してな
    る請求項3に記載の暗視望遠鏡。
  5. 【請求項5】左右の取付点を、針金の両端を内方へ折り
    曲げ、中央部をフレームに溶接した細長い環状とし、左
    右の側部バンドの端部を、フレームと針金の環とに巻き
    付け、針金の折り曲げた端部で側部バンドの縁部を覆っ
    て、バンドが、フレームに沿って移動しないようにした
    請求項4に記載の暗視望遠鏡。
  6. 【請求項6】 フックを、幅方向の長孔を設けた細長い
    後面板と、面取りを施したフック板と、後面板とフック
    板とを連結する基板とで、ほぼJ字形に形成し、後部バ
    ンドを、後面板の長孔を通して折り返し、係止してなる
    請求項5に記載の暗視望遠鏡。
  7. 【請求項7】 フレームに、その中心部から使用者に対
    して外向きに延びる1対の平行な支持杆を設け、各支持
    杆にラックを設けることにより、キャリージが、支持杆
    に沿って移動し、かつ、所望の位置に固定できるように
    した請求項6に記載の暗視望遠鏡。
  8. 【請求項8】 画像を受光し増幅する光学系部と、 光学系部を、使用者のいずれか片方の眼と対応する2つ
    の固定位置に、迅速に切り替え得るようにして、ヘルメ
    ットに取付ける取付装置とを備える暗視望遠鏡。
  9. 【請求項9】 光学系部に取付けられ、光学系部に電力
    を供給する電池を内蔵した制御ハウジングを備える請求
    項8に記載の暗視望遠鏡。
  10. 【請求項10】 取付装置を、 制御ハウジングの第1の面に取付けた第1のありみぞ型
    取付板と、制御ハウジングの第2の面に取付けた第2の
    ありみぞ型取付板と、 2個のありみぞ型取付板の1つと係合しうる形状とした
    キャリージと、係合したありみぞ型取付板をキャリージ
    に固定する手段とで構成した請求項9に記載の暗視望遠
    鏡。
  11. 【請求項11】 取付装置に、使用者が着用したヘルメ
    ットの庇と合致する形状のフレームと、フレームをヘル
    メットに取付ける手段とを設けてなる請求項10に記載
    の暗視望遠鏡。
  12. 【請求項12】 取付装置を、 フレームに、摩擦力によって位置を調節可能に取付けら
    れ、かつ庇と係合する複数の緩衝器と、 フレームの左右の取付点に取付けた左右の部分と、ヘル
    メットの頂部で左右の部分に連結した後部とよりなる調
    節可能なバンドと、 後部バンドをヘルメットの後縁に係着するフックとで構
    成した請求項11に記載の暗視望遠鏡。
  13. 【請求項13】 位置調節可能な緩衝器を、フレームを
    把持する筒状部と、筒状部に枢着されて庇と係合しうる
    保持部と、保持部を筒状部に固定するピンとで構成した
    請求項12に記載の暗視望遠鏡。
  14. 【請求項14】 筒状部が、ほぼC字形をなし、フレー
    ムに摩擦力で係合する内面と、ほぼ平坦な部分を有する
    外面と、外面から平坦部の逆側に外向きに突出する1対
    の半月形突起とを備え、 保持部を、平坦な基部で結合した1対の保持板と、基部
    から下方に保持板と平行をなす1対の半円形突起とで構
    成し、各突起の中心に透孔を、またその底部に切欠きと
    を設け、半月形突起が透孔に係合して、筒状部を、基部
    と筒状部の平坦部分とが当接する範囲に枢動させるよう
    にし、 ピンが、ほぼC字形をなし、その両端を、透孔内の半月
    形突起が占めた残りの部分に挿入されて外方に突出し、
    かつ半月形突起に沿って下方に移動して、切欠きに係合
    するように構成してなる請求項13に記載の暗視望遠
    鏡。
  15. 【請求項15】 フレームを、両端を閉塞した中空の金
    属管で構成し、かつ黒色酸化皮膜の塗装を施してなる請
    求項14に記載の暗視望遠鏡。
  16. 【請求項16】 左右の取付点を、針金の両端を内方へ
    折り曲げて細長い環状に形成し、かつ中間部をフレーム
    に溶接して構成し、左右の側部バンドの端部を、フレー
    ムと針金の環部に巻回し、針金の折り曲げた両端で、バ
    ンドの縁端を覆って、バンドが、フレームに沿って移動
    しないようにした請求項15に記載の暗視望遠鏡。
  17. 【請求項17】 フックを、幅方向の長孔を設けた細長
    い背面板と、面取りを施したフック板と、背面板とフッ
    ク板とを結合する基板とでJ字形に形成し、後部バンド
    を長孔を通して折り返し、その端部を、後部バンドに係
    止してなる請求項16に記載の暗視望遠鏡。
  18. 【請求項18】 フレームに、フレームの中央部から使
    用者に対して外向きに延びる1対の平行な支持杆を設
    け、 各支持杆にラックを設けることにより、 キャリージが支持杆に沿って移動し、かつ、ラックによ
    り、所望の位置に固定しうるようにした請求項17に記
    載の暗視望遠鏡。
  19. 【請求項19】 ありみぞ型取付板を、両側が接眼部の
    方向に収斂する台形に形成し、かつキャリージに、あり
    みぞ型取付板と対応する形状の係合部を設けてなる請求
    項10に記載の暗視望遠鏡。
  20. 【請求項20】 キャリージの位置を、フレームに対し
    て調節可能として、使用者と接眼部との距離を調節する
    ようにした請求項19に記載の暗視望遠鏡。
  21. 【請求項21】 使用者の眼に対する暗視望遠鏡の方位
    角を調節する手段を備え、この手段を、制御ハウジング
    の第1及び第2の各面にそれぞれ設けた突起と、各あり
    みぞ型取付板の下面に形成されて突起と係合する円弧溝
    と、各面と取付板との間に設けられたOリングとで構成
    し、前記取付板を、円弧溝に沿い、かつ円弧溝の範囲内
    で、各面に対して回動できるようにした請求項10に記
    載の暗視望遠鏡。
  22. 【請求項22】 制御ハウジングを、角を丸めた三角形
    に形成し、かつ使用者が、片手で把持できるポケット型
    望遠鏡として使用できる寸法と重量のものとした請求項
    10に記載の暗視望遠鏡。
  23. 【請求項23】 制御ハウジングに、光学系部を連設
    し、かつ制御ハウジングと光学系部との間に電線を通す
    ための内部通路を有する取付けフランジを設けてなる請
    求項10に記載の暗視望遠鏡。
  24. 【請求項24】 光学系部の視野を、赤外線光により瞬
    間的に照射する照射手段と、照射手段に通電し、スプリ
    ングにより「OFF」側に付勢されているスイッチとを備
    える請求項10に記載の暗視望遠鏡。
  25. 【請求項25】照射手段を、 制御ハウジングの前面に取付けられて、視野に対応する
    領域に赤外線光ビームを投射する赤外線放射ダイオード
    と、 制御ハウジングに取付けられ、付勢用スプリングに抗し
    て操作したときにのみ、ダイオードに通電するように接
    続し、かつ手を離せば、通電を切る位置へ復帰するよう
    にしたスプリング付勢式スイッチとで構成した請求項2
    4に記載の暗視望遠鏡。
  26. 【請求項26】 赤外線放射ダイオードに通電している
    ことを、使用者に示す表示手段を備える請求項25に記
    載の暗視望遠鏡。
  27. 【請求項27】 表示手段を、光放射ダイオード(LE
    D)と、そのLEDを光学系部の内部に取付ける手段と
    で構成した請求項26に記載の暗視望遠鏡。
  28. 【請求項28】 表示手段のLEDが、赤外線放射ダイ
    オードに通電しているときに発光し、使用者が、光学系
    部を透してそのLEDを視認できるようにした請求項2
    7に記載の暗視望遠鏡。
  29. 【請求項29】 LEDを取付ける手段が、柔軟なマイ
    ラーテープである請求項28に記載の暗視望遠鏡。
  30. 【請求項30】 電池の電力が最低値よりも低下したこ
    とを、使用者に示す手段を備える請求項25に記載の暗
    視望遠鏡。
  31. 【請求項31】 電池の電力表示手段を、光放射ダイオ
    ード(LED)と、そのLEDを光学系部の内部に取付け
    る手段とで構成した請求項30に記載の暗視望遠鏡。
  32. 【請求項32】 LEDが、電池の電力が最低値よりも
    低下したときに発光し、使用者が、光学系部を透してそ
    のLEDを視認できるようにした請求項31に記載の暗
    視望遠鏡。
  33. 【請求項33】 LEDを取付ける手段が、柔軟なマイ
    ラーテープである請求項32に記載の暗視望遠鏡。
  34. 【請求項34】 赤外線放射ダイオードに通電している
    ことを使用者に表示し、かつ、光学系部への電力が最低
    値より低下したことを使用者に表示する表示手段を備え
    る請求項25に記載の暗視望遠鏡。
  35. 【請求項35】 表示手段が、第1の光放射ダイオード
    (LED)と、第2の光放射ダイオード(LED)と、第1
    及び第2のLEDを光学系部の内部に取付ける手段とを
    備える請求項34に記載の暗視望遠鏡。
  36. 【請求項36】 第1のLEDは、赤外線放射ダイオー
    ドに通電しているときに発光し、第2のLEDは、電池
    の電力が最低値より低下したときに発光し、かつ使用者
    が、第1及び第2のLEDを光学系部を透して視認でき
    るようにした請求項35に記載の暗視望遠鏡。
  37. 【請求項37】 LEDを取付ける手段が、実質的に柔
    軟なマイラーテープである請求項36に記載の暗視望遠
    鏡。
  38. 【請求項38】 内蔵回路の汚損を防ぐために、制御ハ
    ウジング内に不活性ガスを導入する手段を備えてなる請
    求項10に記載の暗視望遠鏡。
  39. 【請求項39】 暗視望遠鏡をキャリージから取り外し
    たときに、電力を切る手段を備える請求項10に記載の
    暗視望遠鏡。
  40. 【請求項40】 画像を受光し増幅する光学系部と、光
    学系部を、使用者の片方の眼のそれぞれと対応する2つ
    の操作位置のいずれかを選択して取付け、かつ、両操作
    位置の間に迅速に切り替えうる手段とを備える請求項1
    0に記載の暗視望遠鏡。
  41. 【請求項41】 顔マスクを、使用者の顔を部分的に囲
    むフレームと、フレームに取付けられて、使用者の顔の
    所定部分に圧着される複数のマスク板と、フレームの複
    数個所に取付けられて使用者の頭部を包囲するバンドと
    で構成し、バンドを緊締することにより、マスクを使用
    者の頭部に確実に取付けるようにした請求項40に記載
    の暗視望遠鏡。
  42. 【請求項42】 光学系部に、光学系部に電力を供給す
    る電池を内蔵した制御ハウジングを取付けた請求項41
    に記載の暗視望遠鏡。
  43. 【請求項43】 選択的に取付ける手段が、制御ハウジ
    ングの第1の面に取付けた第1のありみぞ型取付板と、
    制御ハウジングの第2の面に取付けた第2のありみぞ型
    取付板と、顔マスクフレームの中心に取り付けられ、2
    つのありみぞ型取付板の1つと係合しうる形状としたキ
    ャリージと、係合したありみぞ型取付板をキャリージに
    固定する手段とを備える請求項42に記載の暗視望遠
    鏡。
  44. 【請求項44】 キャリージの顔マスクに対する位置を
    調節可能とし、もって、使用者と接眼部との距離を可変
    にした請求項43に記載の暗視望遠鏡。
  45. 【請求項45】 ありみぞ型取付板を、両側縁が接眼部
    の方向に収斂する台形に形成し、かつキャリージに、あ
    りみぞ型取付板と対応する形状の嵌合部を設けた請求項
    44に記載の暗視望遠鏡。
  46. 【請求項46】 使用者の眼に対する暗視望遠鏡の方位
    角を調節する手段として、制御ハウジングの第1及び第
    2の各面にそれぞれ設けた突起と、各ありみぞ型取付板
    の下面に形成され、かつ突起と係合する円弧溝と、各面
    と取付板との間に設けたOリングとで構成されている調
    節手段を設け、取付板を、円弧溝に沿い、かつ円弧溝の
    範囲内で各面に対して回動できるようにした請求項40
    に記載の暗視望遠鏡。
  47. 【請求項47】 制御ハウジングを、角を丸めた三角形
    に形成し、かつ使用者が片手で把持することができる寸
    法と重量のものとした請求項40に記載の暗視望遠鏡。
  48. 【請求項48】 画像を受光し増幅する光学系部と、 光学系部に取付けられ、光学系部に電力を供給する電池
    を内蔵した制御ハウジングと、 制御ハウジングに取付けた第1及び第2の迅速離脱式取
    付装置と、 外部支持体に設けられて、迅速離脱式取付装置の1つと
    選択的に係合する単一の取付部材とを備える暗視望遠
    鏡。
  49. 【請求項49】 外部支持体がヘルメットである請求項
    48に記載の暗視望遠鏡。
  50. 【請求項50】 固定された外部支持体が顔マスクであ
    る請求項49に記載の暗視望遠鏡。
  51. 【請求項51】 ハウジングと、 ハウジングに取付けられ、画像を受光し増幅する光学手
    段と、 光学手段の視野を赤外線光により瞬間的に照射する照射
    手段と、 スプリングにより「OFF」位置に付勢され、照射手段に
    通電するスイッチとを備え、 照射手段が、不注意により長時間通電されないようにし
    てある暗視望遠鏡。
  52. 【請求項52】 照射手段を、 ハウジングの前面に取付けられて、視野に対応する領域
    に赤外線光ビームを投射する赤外線放射ダイオードと、 制御ハウジングに取付けられ、付勢スプリングに抗して
    操作したときにのみダイオードに通電するように接続さ
    れ、かつ手を離せば、通電を切る位置へ復帰するように
    なっているスプリング付勢式スイッチとで構成した請求
    項51に記載の暗視望遠鏡。
  53. 【請求項53】 ダイオードに通電していることを、使
    用者に示す表示手段を備える請求項52に記載の暗視望
    遠鏡。
  54. 【請求項54】 表示手段を、第1の光放射ダイオード
    (LED)と、第2のLEDと、第1及び第2のLEDを
    光学手段の内部に装着する手段とで構成した請求項53
    に記載の暗視望遠鏡。
  55. 【請求項55】第1のLEDは、赤外線放射ダイオード
    に通電しているときに発光し、第2のLEDは、電力が
    最低値より低下したときに発光し、使用者が視野内に、
    第1及び第2のLEDを視認できるようにした請求項5
    4に記載の暗視望遠鏡。
  56. 【請求項56】 望遠鏡をキャリージから取り外したと
    きに、システムの電源を切る手段を備える請求項10に
    記載の暗視望遠鏡。
  57. 【請求項57】 画像を受光し増幅する光学系部と、光
    学系部に取付けられた制御ハウジングとを有する暗視望
    遠鏡を、ヘルメットに取付ける装置であって、 制御ハウジングの第1の面に取付けた第1のありみぞ型
    取付板、及び制御ハウジングの第2の面に取付けた第2
    のありみぞ型取付板と、 ありみぞ型取付板の1つが係合しうる形状をなし、かつ
    係合した取付板を固定する手段を備えるキャリージとで
    構成したヘルメット用暗視望遠鏡取付装置。
  58. 【請求項58】 使用者が着用したヘルメットの庇と対
    応する形状のフレームを備え、このフレームの中心にキ
    ャリージを取付け、かつフレームをヘルメットに取付け
    る手段を備える請求項57に記載のヘルメット用暗視望
    遠鏡取付装置。
  59. 【請求項59】 取付手段を、 摩擦力により位置を調節可能としてフレームに取付けら
    れ、かつ庇と係合しうる複数の緩衝器と、 フレームの左右の取付点にそれぞれ係止される左右の部
    分と、ヘルメットの頂部で左右の部分に接続された後部
    とからなる取付け用バンドと、 後部バンドの端部に設けられ、ヘルメットの後端に係着
    されるフックとで構成した請求項58に記載のヘルメッ
    ト用暗視望遠鏡取付装置。
  60. 【請求項60】 位置調節可能な緩衝器を、フレームを
    把持する筒状部と、筒状部に枢着され、庇と係合する保
    持部と、保持部を筒状部に固定するピンとで構成した請
    求項59に記載のヘルメット用暗視望遠鏡取付装置。
  61. 【請求項61】 フレームを、両端が閉塞され、かつ黒
    色酸化皮膜塗装を施した中空金属管で構成した請求項6
    0に記載のヘルメット用暗視望遠鏡取付装置。
  62. 【請求項62】 筒状部を、摩擦力でフレームと係合す
    る形状とした内面と、ほぼ平坦な部分を有する外面と
    で、C字形に形成し、かつ1対の半月形突起を、外面か
    ら平坦部の逆側に向けて突設した請求項60に記載のヘ
    ルメット用暗視望遠鏡取付装置。
  63. 【請求項63】 保持部を、平坦な基部で連設した1対
    の保持板と、基部の下方に保持板と平行に延びる1対の
    半円形突起とで構成し、各突起の中心に透孔を、また底
    部に切欠きを設け、半月形突起を透孔に挿入して、保持
    部が、筒状部の基部と筒状部の平坦部とに当接する範囲
    で枢動できるようにした請求項62に記載のヘルメット
    用暗視望遠鏡取付装置。
  64. 【請求項64】 ピンがほぼC字形をなし、両端を透孔
    内の半月形突起が占めていない部分に挿入して、突起に
    沿って下方へ移動して、底部の切欠きに係合するように
    した請求項63に記載のヘルメット用暗視望遠鏡取付装
    置。
  65. 【請求項65】 1対の平行な支持杆を、フレームの中
    心から使用者に対して外向きに設け、かつ各支持杆にラ
    ックを形成することにより、キャリージを、支持杆に沿
    って移動させ、かつラックと係合して所望の位置に保持
    しうるようにした請求項64に記載のヘルメット用暗視
    望遠鏡取付装置。
  66. 【請求項66】 ありみぞ型取付板をほぼ台形に形成
    し、かつキャリージに、ありみぞ型取付板と対応する形
    状の係合部を設けた請求項65に記載のヘルメット用暗
    視望遠鏡取付装置。
  67. 【請求項67】 キャリージのフレームに対する位置を
    調節可能とし、もって、使用者と暗視望遠鏡との距離を
    調節するようにした請求項66に記載のヘルメット用暗
    視望遠鏡取付装置。
  68. 【請求項68】 画像を受光し増幅する光学系部と、 光学系部に取付けられ、光学系部に電力を供給する電池
    を内蔵した制御ハウジングと、 制御ハウジングの前面に取付けられ、光学系部の視野に
    対応する領域に赤外線光ビームを投射する赤外線放射ダ
    イオードと、 赤外線放射ダイオードに通電していること、及び電池の
    電力が最低値より低下したことを使用者に表示する表示
    手段とを備える暗視望遠鏡。
  69. 【請求項69】 表示手段が、第1の光放射ダイオード
    (LED)と、第2のLEDと、第1及び第2のLEDを
    光学系部の内部に取付ける手段とで構成され、使用者
    が、光学系部を透して第1及び第2のLEDを視認でき
    るようにした請求項68に記載の暗視望遠鏡。
  70. 【請求項70】 第1のLEDは、赤外線放射ダイオー
    ドに通電しているときに発光し、第2のLEDは、電池
    の電力が最低値より低下したときに発光するようにした
    請求項69に記載の暗視望遠鏡。
  71. 【請求項71】 LEDを取付ける手段が、柔軟なマイ
    ラーテープである請求項70に記載の暗視望遠鏡。
  72. 【請求項72】 画像を受光し増幅する光学系部と、 光学系部の視野に対応する領域に赤外線光ビームを投射
    する赤外線放射ダイオードと、 赤外線放射ダイオードに通電していることを、光学系部
    を透して使用者が視認できるように表示する表示手段と
    を備えてなる暗視望遠鏡。
  73. 【請求項73】 表示手段を、光放射ダイオード(LE
    D)と、LEDを光学系部の内部に、使用者が光学系部
    を透して視認できるように取付ける手段とで構成した請
    求項72に記載の暗視望遠鏡。
  74. 【請求項74】 LEDが、赤外線放射ダイオードに通
    電しているときに発光するようにした請求項73に記載
    の暗視望遠鏡。
  75. 【請求項75】 画像を受光し増幅する光学系部と、 光学系部に取付けられ、光学系部に電力を供給する電池
    を内蔵した制御ハウジングと、 電池の電力が最低値より低下したことを表示する表示手
    段とを備える暗視望遠鏡。
  76. 【請求項76】 表示手段を、光放射ダイオード(LE
    D)と、LEDを光学系部の内部に、使用者が視認でき
    るように取付ける手段とで構成した請求項75に記載の
    暗視望遠鏡。
  77. 【請求項77】 電池の電力が最低値より低下したとき
    に、LEDが発光するようにした請求項76に記載の暗
    視望遠鏡。
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