JPH05244469A - Ｔｖ信号伝送装置 - Google Patents
Ｔｖ信号伝送装置Info
- Publication number
- JPH05244469A JPH05244469A JP31115691A JP31115691A JPH05244469A JP H05244469 A JPH05244469 A JP H05244469A JP 31115691 A JP31115691 A JP 31115691A JP 31115691 A JP31115691 A JP 31115691A JP H05244469 A JPH05244469 A JP H05244469A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】急峻な輝度変化を有するＴＶ信号にエンファシ
スをかけることによって発生するインパルス状雑音を軽
減する。 【構成】送信機１の輝度平均検出部１１は、ＴＶ信号Ｓ
ｖのフィールド毎の輝度レベルの平均値を検出して平均
値を示す信号Ｄ１を出力する。可変プリエンファシス部
１２は、信号Ｄ１に応じてエンファシス量を変化させ
る。エンコーダ１３は、信号Ｄ１を符号化する。多重部
１４は、エンコーダ１３によって符号化された信号Ｄ２
をＴＶ信号の垂直ブランキング期間に多重する。受信機
２の分離部２４は、復調されたＴＶ信号の垂直ブランキ
ング期間に多重されている符号化された信号Ｄ２を抽出
する。デコーダ２５は、分離部２４により抽出された信
号を復号する。可変デエンファシス部２６は、このデコ
ーダにより復号された信号Ｄ１に応じてエンファシス量
を変化させ、送信機１でかけられたエンファシスを補正
する。
スをかけることによって発生するインパルス状雑音を軽
減する。 【構成】送信機１の輝度平均検出部１１は、ＴＶ信号Ｓ
ｖのフィールド毎の輝度レベルの平均値を検出して平均
値を示す信号Ｄ１を出力する。可変プリエンファシス部
１２は、信号Ｄ１に応じてエンファシス量を変化させ
る。エンコーダ１３は、信号Ｄ１を符号化する。多重部
１４は、エンコーダ１３によって符号化された信号Ｄ２
をＴＶ信号の垂直ブランキング期間に多重する。受信機
２の分離部２４は、復調されたＴＶ信号の垂直ブランキ
ング期間に多重されている符号化された信号Ｄ２を抽出
する。デコーダ２５は、分離部２４により抽出された信
号を復号する。可変デエンファシス部２６は、このデコ
ーダにより復号された信号Ｄ１に応じてエンファシス量
を変化させ、送信機１でかけられたエンファシスを補正
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＴＶ信号伝送装置に関
し、特にＦＭ方式によりＴＶ信号を伝送するＴＶ信号伝
送装置に関する。
し、特にＦＭ方式によりＴＶ信号を伝送するＴＶ信号伝
送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のＴＶ信号伝送装置は、送信側で、
伝送するＴＶ信号に対してプリエンファシス回路により
ＣＣＩＲ勧告４０５−１にて規定されているエンファシ
スをかけた後、ＦＭ変調して送出し、また、受信側で
は、復調後のＴＶ信号をデエンファシス回路に入力して
ＴＶ信号を受信している。
伝送するＴＶ信号に対してプリエンファシス回路により
ＣＣＩＲ勧告４０５−１にて規定されているエンファシ
スをかけた後、ＦＭ変調して送出し、また、受信側で
は、復調後のＴＶ信号をデエンファシス回路に入力して
ＴＶ信号を受信している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来
は、ＴＶ信号にＣＣＩＲで規定しているエンファシスを
かけて伝送している。しかし、図３に示すように、輝度
レベルの平均値が低いにもかかわらず、輝度レベルが急
激に変化するＴＶ信号（同図（ａ））の場合、エンファ
シスをかけたときに信号のピーク値が上昇し（同図
（ｂ））、この点における瞬時周波数が所定の通過帯域
を超えてしまうため（同図（ｃ））、搬送変調信号のエ
ネルギーの一部が帯域フィルタ等によってカットされる
こととなり、復調後においてインパルス状の雑音が発生
するという問題点がある。
は、ＴＶ信号にＣＣＩＲで規定しているエンファシスを
かけて伝送している。しかし、図３に示すように、輝度
レベルの平均値が低いにもかかわらず、輝度レベルが急
激に変化するＴＶ信号（同図（ａ））の場合、エンファ
シスをかけたときに信号のピーク値が上昇し（同図
（ｂ））、この点における瞬時周波数が所定の通過帯域
を超えてしまうため（同図（ｃ））、搬送変調信号のエ
ネルギーの一部が帯域フィルタ等によってカットされる
こととなり、復調後においてインパルス状の雑音が発生
するという問題点がある。
【０００４】本発明の目的は、急峻な輝度変化を有する
ＴＶ信号にエンファシスをかけることによって発生する
インパルス状雑音を軽減できるＴＶ信号伝送装置を提供
することにある。
ＴＶ信号にエンファシスをかけることによって発生する
インパルス状雑音を軽減できるＴＶ信号伝送装置を提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のＴＶ信号伝送装
置は、ＦＭ方式によりＴＶ信号を伝送するＴＶ信号伝送
装置において、送信側は、前記ＴＶ信号のフィールド毎
の輝度レベルの平均値を検出して平均値を示す信号を出
力する輝度平均検出部と、前記平均値を示す信号に応じ
てエンファシス量を変化させる可変プリエンファシス部
と、前記平均値を示す信号を符号化するエンコーダと、
このエンコーダによって符号化された信号を前記ＴＶ信
号の垂直ブランキング期間に多重する多重部とを備え、
受信側は、復調されたＴＶ信号の垂直ブランキング期間
に多重されている前記符号化された信号を抽出する分離
部と、この分離部により抽出された信号を復号するデコ
ーダと、このデコーダにより復号された信号に応じてエ
ンファシス量を変化させ、前記送信側の可変プリエンフ
ァシス部でかけられたエンファシスを補正する可変デエ
ンファシス部とを備えている。また、前記可変プリエン
ファシス部および前記可変デエンファシス部は、前記輝
度レベルの平均値が小さいときはエンファシス量を小さ
くし、前記輝度レベルの平均値が増大するにつれてエン
ファシス量を増大するようにそれぞれ動作するように構
成する。
置は、ＦＭ方式によりＴＶ信号を伝送するＴＶ信号伝送
装置において、送信側は、前記ＴＶ信号のフィールド毎
の輝度レベルの平均値を検出して平均値を示す信号を出
力する輝度平均検出部と、前記平均値を示す信号に応じ
てエンファシス量を変化させる可変プリエンファシス部
と、前記平均値を示す信号を符号化するエンコーダと、
このエンコーダによって符号化された信号を前記ＴＶ信
号の垂直ブランキング期間に多重する多重部とを備え、
受信側は、復調されたＴＶ信号の垂直ブランキング期間
に多重されている前記符号化された信号を抽出する分離
部と、この分離部により抽出された信号を復号するデコ
ーダと、このデコーダにより復号された信号に応じてエ
ンファシス量を変化させ、前記送信側の可変プリエンフ
ァシス部でかけられたエンファシスを補正する可変デエ
ンファシス部とを備えている。また、前記可変プリエン
ファシス部および前記可変デエンファシス部は、前記輝
度レベルの平均値が小さいときはエンファシス量を小さ
くし、前記輝度レベルの平均値が増大するにつれてエン
ファシス量を増大するようにそれぞれ動作するように構
成する。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。送信機１の輝度平均検出部１１は、ＴＶ信号Ｓ
ｖのフィールド毎の輝度レベルの平均値を検出して平均
値を示す信号Ｄ１を出力する。可変プリエンファシス部
１２は、信号Ｄ１に応じてエンファシス量を変化させ
る。エンコーダ１３は、信号Ｄ１を符号化して信号Ｄ２
として出力する。多重部１４は、信号Ｄ２をＴＶ信号の
垂直ブランキング期間に多重する。ＦＭ変調部１５は、
多重部１４の出力信号で搬送波をＦＭ変調する。ＦＭ変
調部１５の出力信号は、帯域フィルタ１６および送信部
１７を介して送出される。
である。送信機１の輝度平均検出部１１は、ＴＶ信号Ｓ
ｖのフィールド毎の輝度レベルの平均値を検出して平均
値を示す信号Ｄ１を出力する。可変プリエンファシス部
１２は、信号Ｄ１に応じてエンファシス量を変化させ
る。エンコーダ１３は、信号Ｄ１を符号化して信号Ｄ２
として出力する。多重部１４は、信号Ｄ２をＴＶ信号の
垂直ブランキング期間に多重する。ＦＭ変調部１５は、
多重部１４の出力信号で搬送波をＦＭ変調する。ＦＭ変
調部１５の出力信号は、帯域フィルタ１６および送信部
１７を介して送出される。
【０００８】また、受信機２のＦＭ復調部２３は、受信
部２１および帯域フィルタ２２を介して受信した信号を
復調する。分離部２４は、復調されたＴＶ信号の垂直ブ
ランキング期間に多重されている信号Ｄ２を抽出する。
デコーダ２５は、抽出された信号Ｄ２から輝度レベルの
平均値を示す信号Ｄ１を復号する。可変デエンファシス
部２６は、復号された信号Ｄ１に応じてエンファシス量
を変化させ、送信機１の可変プリエンファシス部１２で
かけられたエンファシスを補正してＴＶ信号Ｓｖを再生
する。
部２１および帯域フィルタ２２を介して受信した信号を
復調する。分離部２４は、復調されたＴＶ信号の垂直ブ
ランキング期間に多重されている信号Ｄ２を抽出する。
デコーダ２５は、抽出された信号Ｄ２から輝度レベルの
平均値を示す信号Ｄ１を復号する。可変デエンファシス
部２６は、復号された信号Ｄ１に応じてエンファシス量
を変化させ、送信機１の可変プリエンファシス部１２で
かけられたエンファシスを補正してＴＶ信号Ｓｖを再生
する。
【０００９】ところで、可変プリエンファシス部１２
は、図２に示すように、ＴＶ信号のフィールド毎の輝度
レベル平均値に応じてエンファシス量を変化させる。す
なわち、輝度レベルの平均値が小さいときはエンファシ
ス量を小さく抑え、輝度レベルの平均値増大するにつれ
てエンファシス量を増大させるようにする。
は、図２に示すように、ＴＶ信号のフィールド毎の輝度
レベル平均値に応じてエンファシス量を変化させる。す
なわち、輝度レベルの平均値が小さいときはエンファシ
ス量を小さく抑え、輝度レベルの平均値増大するにつれ
てエンファシス量を増大させるようにする。
【００１０】このようにすることにより、輝度レベルの
平均値が低く、輝度レベルが急激に変化するＴＶ信号に
対してエンファシスをかけても、搬送変調信号のスペク
トルは所定の通過帯域内に収まるので、インパルス状雑
音の発生を軽減できる。
平均値が低く、輝度レベルが急激に変化するＴＶ信号に
対してエンファシスをかけても、搬送変調信号のスペク
トルは所定の通過帯域内に収まるので、インパルス状雑
音の発生を軽減できる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信側および受信側にそれぞれ可変プリエンファシス部お
よび可変デエンファシス部を設け、送信側ではＴＶ信号
のフィールド毎の輝度レベルの平均値を検出し、この平
均値に応じてプリエンファシス量を調整すると共に、平
均値を示す信号をＴＶ信号に多重して受信側へ送出し、
受信側では平均値を示す信号を抽出し、平均値に応じて
デエンファシス量を調整することにより、輝度レベルが
急激に変化するＴＶ信号にエンファシスをかけても、搬
送変調信号のスペクトルは所定の通過帯域内に収めて、
エネルギーの一部が帯域フィルタ等によってカットされ
るのを防止できるので、復調後に発生するインパルス状
雑音を軽減できる。
信側および受信側にそれぞれ可変プリエンファシス部お
よび可変デエンファシス部を設け、送信側ではＴＶ信号
のフィールド毎の輝度レベルの平均値を検出し、この平
均値に応じてプリエンファシス量を調整すると共に、平
均値を示す信号をＴＶ信号に多重して受信側へ送出し、
受信側では平均値を示す信号を抽出し、平均値に応じて
デエンファシス量を調整することにより、輝度レベルが
急激に変化するＴＶ信号にエンファシスをかけても、搬
送変調信号のスペクトルは所定の通過帯域内に収めて、
エネルギーの一部が帯域フィルタ等によってカットされ
るのを防止できるので、復調後に発生するインパルス状
雑音を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１に示した可変プリエンファシス部の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図３】ＴＶ信号にエンファシスをかけたときの問題点
を説明するための図であり、（ａ）は輝度レベルの平均
値が低く輝度が急激に変化するＴＶ信号波形の一例を示
し、（ｂ）は（ａ）は示したＴＶ信号に従来のエンファ
シスをかけたときの波形の一例を示し、（ｃ）は（ｂ）
は示したＴＶ信号波形の周波数スペクトルの一例を示し
ている。
を説明するための図であり、（ａ）は輝度レベルの平均
値が低く輝度が急激に変化するＴＶ信号波形の一例を示
し、（ｂ）は（ａ）は示したＴＶ信号に従来のエンファ
シスをかけたときの波形の一例を示し、（ｃ）は（ｂ）
は示したＴＶ信号波形の周波数スペクトルの一例を示し
ている。
１ 送信機 ２ 受信機 １１ 輝度平均検出部 １２ 可変プリエンファシス部 １３ エンコーダ １４ 多重部 ２４ 分離部 ２５ デコーダ ２６ 可変デエンファシス部 Ｓｖ ＴＶ信号 Ｄ１ ＴＶ信号の輝度レベルの平均値を示す信号 Ｄ２ 信号Ｄ１が符号化された信号
Claims (2)
- 【請求項１】 ＦＭ方式によりＴＶ信号を伝送するＴＶ
信号伝送装置において、送信側は、前記ＴＶ信号のフィ
ールド毎の輝度レベルの平均値を検出して平均値を示す
信号を出力する輝度平均検出部と、前記平均値を示す信
号に応じてエンファシス量を変化させる可変プリエンフ
ァシス部と、前記平均値を示す信号を符号化するエンコ
ーダと、このエンコーダによって符号化された信号を前
記ＴＶ信号の垂直ブランキング期間に多重する多重部と
を備え、 受信側は、復調されたＴＶ信号の垂直ブランキング期間
に多重されている前記符号化された信号を抽出する分離
部と、この分離部により抽出された信号を復号するデコ
ーダと、このデコーダにより復号された信号に応じてエ
ンファシス量を変化させ、前記送信側の可変プリエンフ
ァシス部でかけられたエンファシスを補正する可変デエ
ンファシス部とを備えることを特徴とするＴＶ信号伝送
装置。 - 【請求項２】 前記可変プリエンファシス部および前記
可変デエンファシス部は、前記輝度レベルの平均値が小
さいときはエンファシス量を小さくし、前記輝度レベル
の平均値が増大するにつれてエンファシス量を増大する
ようにそれぞれ動作することを特徴とする請求項１記載
のＴＶ信号伝送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31115691A JP3364936B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | Ｔｖ信号伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31115691A JP3364936B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | Ｔｖ信号伝送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05244469A true JPH05244469A (ja) | 1993-09-21 |
| JP3364936B2 JP3364936B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=18013776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31115691A Expired - Fee Related JP3364936B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | Ｔｖ信号伝送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3364936B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006229472A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Canon Inc | 通信装置及びその制御方法 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31115691A patent/JP3364936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006229472A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Canon Inc | 通信装置及びその制御方法 |
| JP4566774B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2010-10-20 | キヤノン株式会社 | 通信装置及びその制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3364936B2 (ja) | 2003-01-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021001 |
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