JPH05244179A - マルチリングlan及びそのデータ伝送方法 - Google Patents

マルチリングlan及びそのデータ伝送方法

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JPH05244179A
JPH05244179A JP4121892A JP4121892A JPH05244179A JP H05244179 A JPH05244179 A JP H05244179A JP 4121892 A JP4121892 A JP 4121892A JP 4121892 A JP4121892 A JP 4121892A JP H05244179 A JPH05244179 A JP H05244179A
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JP4121892A
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Hidehiko Shigesa
秀彦 重左
Yoshihiro Takiyasu
美弘 滝安
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高スループットのマルチリングLANを実現
するために、受信バッファの小容量化、及び受信バッフ
ァにおけるオーバーフロー発生確率の低下が可能となる
マルチリングLAN及びそのデータ伝送方法を提供す
る。 【構成】 各ノード100は、時間的又は空間的に多重
化され、かつ同期した伝送路200と、伝送路200上
のスロットの授受を行うループアクセスブロック110
と、ループアクセスブロック110と支線LAN300
などを接続するアダプタ120Aを有し、アダプタ12
0A内の読み出し指示バッファ130に、スロット順位
情報q格納し、これにより受信バッファ129の読み出
し制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチリングLAN及
びそのデータ伝送方法、更に詳しくいえば、送信順序を
再現しなければならない複数のスロットを時間的又は空
間的に多重化した複数の伝送線路上の任意の空きスロッ
トで送信し、上記多重化した複数の伝送路から自ノード
宛の複数のスロットを受信するノードからなるリング状
に接続された複数のノ−ドからなるマルチリングLAN
及びそのデータ伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチリングLANにおけるデー
タ伝送方法として、1991年電子情報通信学会秋季大
会,B−457,「マルチリングにおけるセル順序の逆
転現象について」に記載の方法が挙げられる。これは送
信順序を再現しなければならないスロットを複数のリン
グ上の任意の空きスロットに送信でき、かつ全てのリン
グから自ノード宛の複数のスロットを受信できるノード
からなるネットワークシステムにおいて、あるスロット
周期で少なくとも一つのリングに自ノード宛のスロット
が到着した場合は、そのスロット周期で自ノード宛のス
ロットが受信されたリングに対応する受信バッファには
その受信スロットを書き込み、そのスロット周期で自ノ
ード宛以外のスロットが受信されたリングに対応する受
信バッファにはダミースロットを書き込み、受信バッフ
ァからスロットを読み出す場合にはその時読み出し位置
にあるスロットを各リング対応の受信バッファから一つ
ずつ読み出し、この読み出したスロットがダミースロッ
トの時は廃棄し、また自ノ−ド宛のスロットの時は、後
方に配置した受信処理部に転送する方法であり、この方
法によると、送信順序を再現しなければならない複数の
スロットがマルチリングLAN全体に分配され、トラヒ
ックがマルチリングLAN間に均等に分配されるため、
マルチリングLAN全体において高スループットが実現
できるとされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、送信順序を再現しなければならない複数の
スロットを複数のリング上の任意の空きスロットに送信
でき、かつ全てのリングから自ノード宛の複数のスロッ
トを受信できるノードからなるネットワークシステムに
おいて、自ノード宛のスロット以外のスロットが受信さ
れたリングに対応する受信バッファに本来ならば不要で
あるダミースロットを書き込んでいたため受信バッファ
に必要以上の容量が要求されていた。
【0004】また上記従来技術では、スロットを受信バ
ッファへ書き込むための所要時間とスロットを受信バッ
ファから読み出すための所要時間がほぼ同じとなる構成
をとっているにもかかわらず、受信バッファへの書き込
み時には、有効スロット及び本来ならば不要であるダミ
ースロットを全てのリングに対して同時に書き込み、受
信バッファからの読み出し時には、その時読み出し位置
にあるスロットを、有効スロット或はダミースロットの
区別なしに各リング対応の受信バッファから一つずつ読
み出していたため、ある特定の同一リング上でのみ有効
スロットが伝送されているデータがノードに連続して到
着した場合でさえ受信バッファのオーバーフローが生じ
ることになり、受信バッファにおけるオーバーフローの
発生確率が高いものとなっていた。
【0005】本発明の主な目的は高スループットのマル
チリングLANを実現するために、送信順序を再現しな
ければならない複数のスロットを複数のリング上の任意
の空きスロットに送信し、かつ全てのリングから自ノー
ド宛の複数のスロットを受信するノードからなるネット
ワークシステムにおいて、受信バッファの小容量化、及
び受信バッファにおけるオーバーフロー発生確率を低く
するマルチリングLAN及びそのデータ伝送方法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、送信順序を再現しなければならない複数の
スロットを時間的又は空間的に多重化した複数の伝送路
上の任意の空きスロットで送信し、上記多重化した複数
の伝送路から自ノード宛の上記複数のスロットを受信す
るノードからなるネットワークシステム(以下マルチリ
ングLANと略称する)において、上記ノードの受信部
に、スロット周期で自ノード宛のスロットのみを書き込
む上記複数の伝送路に対応した複数のバッファメモリを
もつ受信バッファと、スロット順序情報を格納した読み
出し指示バッファと、上記スロット順序情報を用いて、
上記受信バッファから上記自ノードに接続される支線L
ANなどの回路あるいは端末機器等(通信回路機器と総
称する)に読み出す手段とを設けた。送信部の構成は従
来知られている物と同じでよい。
【0007】上記ネットワークシステムのデータ伝送に
おいては、自ノード宛のスロットが到着した場合は、ス
ロット周期で自ノード宛のスロットが受信されたリング
に対応する受信バッファのみにその受信スロットを書き
込み、上記受信バッファからスロットを読み出す場合に
は、上記スロット順序情報をメモリ機能を持つ読み出し
指示バッファに格納した後、この読み出し指示バッファ
内のスロット順序情報をもとに受信バッファからスロッ
トを順に読み出す。スロット順序情報の好ましい実施態
様は、上記受信バッファへのスロットの格納位置、スロ
ットのデータ順、上記受信バッファに格納した時刻の1
つ又はこれらの組合せによって実現される。
【0008】
【作用】本発明のマルチリングLANでは、複数の伝送
路に対応するバッファメモリをもつ受信バッファには、
自ノード宛のスロットが到着した場合のみに受信スロッ
トを書き込むので、ダミースロットなどの不必要なスロ
ットを書き込むことがなくなるので、受信バッファを効
率良く使用することができる。受信バッファから、ダミ
ースロットを用いること無く、スロット順序通りに正し
く読み出すために、受信バッファへのスロットの格納位
置等を示す情報をメモリ機能を持つ読み出し指示バッフ
ァに格納した後、この読み出し指示バッファ内の値をも
とに受信バッファからスロットを順に読み出すので、受
信バッファ内に有効スロットが格納されている場合に
は、この有効スロットのみを順に受信バッファから読み
出すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明によるデータ伝送方法が実施される
マルチリングLANシステムの一実施例を示す全体構成
図である。マルチリングLANは、複数のノード100
が、伝送路200によってリング状に接続されている。
伝送路200で時分割多重され伝送されたデータは、ノ
−ド100内の分離回路140で各々独立した複数の線
路200−pにスロット単位で分配され、伝送路200
−p上のデータは多重回路150で再び時分割多重され
る。本実施例では、時分割多重されたデータを伝送路2
00で伝送する場合を示すが、伝送路200を複数の線
路、即ち空間的に多重化した線路でも実質的に同じであ
る。この場合伝送路200の線路数と線路200−pの
数は異なってもよい。
【0010】ノード100は、伝送路200上のスロッ
トの授受を行うループアクセスブロック110と、ルー
プアクセスブロック110とFDDI等の支線LAN3
00を接続する非同期情報系のアダプタ120A、及び
ループアクセスブロック110と音声系のネットワーク
であるPBX400、及びテレビ映像信号を扱うカメラ
やモニタ等の映像機器500などを接続する同期情報系
のアダプタ120Sを複数個もつ。アダプタ120A及
びアダプタ120Sは単数でもよい。
【0011】図1のマルチリングLANでは、例えば、
FDDI等の支線LAN300に接続された端末600
相互間の通信、PBX400に接続された端末600相
互間の通信、及びカメラやモニタ等の映像機器500間
の通信を実現する。ノード10に接続される支線LAN
300、PBX400、映像機器500等を通信回路機
器と総称する。
【0012】図2は、伝送路200で伝送される多重化
伝送信号を説明する為の信号フォーマットを示す図であ
る。この信号フォーマットは従来知られているものと同
じである。図2(a)はスロットのフォーマットの一例
であり、下段の数字は構成ビット数を表す。同図におい
てBはスロットの使用状況を表す使用状況表示ビット
(ビジービット)であり、空き状態(未使用)の時には
“0”、使用中の時には、“1”とする。DAは宛先ア
ドレス、SAは送信元アドレスを示す。HCSはヘッダ
チェックシーケンスであり、誤り検出符号であるCRC
符号を用いてヘッダ部分の誤りを検出するビットであ
る。Dは情報部である。
【0013】図2(b)及び(c)は、上記スロットが
伝送路200で伝送される様子を示したものである。図
1のマルチリングLANでは、ある特定のノ−ドが4本
の伝送路200の各々に、125μs周期、270×9
バイトのフレームを割当て、フレーム内の情報領域であ
るバーチャルコンテナにスロットを複数個乗せて周回さ
せる。単一線路で時分割多重化伝送する場合には、各フ
レーム1、2、3、4をバイト単位で時分割多重する。
したがって、いずれの場合も125μs周期の間に27
0×9×4バイトの情報が伝送されることになる。複数
個のスロットの伝送は複数の線路の任意の空きスロット
で送信される。
【0014】図3は、本発明のマルチリングLANに使
用するノードの一実施例の構成を示すブロック図であ
る。本実施例のノ−ド100では、図2で示したスロッ
トのビジービットBが未使用を示すスロットを用いて相
手先ノード100に情報を転送するとともに、上記ビジ
ービットBを使用中に変更する機能及び自ノード使用の
スロットをリング周回後に再受信した時に、上記ビジー
ビットBを未使用にすることでスロットを解放する機能
を持つ。伝送路200−iから取り込まれたスロット
は、受信判定ブロック111のある受信用線路と遅延回
路113及び送信判定ブロック112へ向かう中継用線
路に分配される。
【0015】まず受信部の構成及び動作について説明す
る。受信判定ブロック111は、受信スロットが有効か
否かを表す受信有効信号e(0:アダプタ120Aにお
いて受信しない、1:アダプタ120Aにおいて受信す
る)を生成し、この受信有効信号eをアダプタ120A
内の読み出し指示バッファ130へ送出すると共に、受
信スロットをアダプタ120A内の受信バッファ129
へ格納する。スロットの受信は、スロットが使用中(ビ
ジービットBが“1”)であり、かつ宛先アドレスDA
が自ノードのアダプタに割り当てられたアドレスと一致
し、かつ宛先アドレスDAと送信元アドレスSAに対し
て計算したCRCの値がHCSの値と一致した場合(宛
先アドレスDAと送信元アドレスSAが正常な場合)に
行う。さらに受信判定ブロック111は、有効スロット
の受信バッファ129での格納位置等のスロット順序情
報qを生成し、アダプタ120A内の読み出し指示バッ
ファ130へ送出する。スロット順序情報qの具体的実
施例については後で詳細に述べる。
【0016】スロットヘッダ処理部123は、受信バッ
ファ129から読み出し指示バッファ130の指示mに
より読み出されたスロットからスロットヘッダの情報を
読み取り、リアセンブル制御部124にリアセンブルへ
の指示fを送り、また、フィルタリングデータベース1
27に送信元アドレスSA及びユーザデータ用のアドレ
スの情報gを送る。受信バッファ129から読み出され
たスロットのデータはスロットヘッダ部分を取り除かれ
た後、読み出し指示バッファ130から送られた受信指
示信号pを受けたリアセンブル制御部124の指示hに
よりリアセンブルバッファ121に格納される。リアセ
ンブルバッファ121に格納されたデータは、ユーザデ
ータ(接続される支線LAN300がFDDIの時はF
DDIフレームを指す)単位にリアセンブルされた後、
支線LAN300へ転送される。
【0017】また、受信判定ブロック111は、スロッ
トの受信有効信号eのほかに、ビジービットB(B=
0:空き、B=1:ビジー)の情報及び送信元(0:他
発、1:自発)の情報iを送信判定ブロック112内の
経路選択制御部114へ送出することも行う。ビジービ
ットBについては、受信スロットのビジービットBが
“0”の時は「空き」とし、ビジービットBが“1”の
時は「ビジー」とする。送信元の情報については、伝送
路200−i上のスロットの送信元アドレスSAが自ノ
ードのアダプタに与えられたアドレスと一致しない場合
には「他発」とみなし、受信スロットの送信元アドレス
SAが自ノードのアダプタに与えられたアドレスと一致
した場合には「自発」とみなす。
【0018】次に、送信部の構成及び動作について説明
する。支線LAN300から送出された送信すべきユー
ザデータは、アダプタ120A内のユーザデータバッフ
ァ128に格納される。フィルタリングデータベース1
27は、ユーザデータバッファ128に格納されている
ユーザデータからユーザデータ用のアドレス情報dを読
み取り、その情報dを格納する。ユーザデータバッファ
128内のユーザデータは、スロット組立て部126に
おいて分割され、スロットの情報部Dを構成する。この
情報部Dに宛先アドレスDA及び送信元アドレスSAな
どのスロットヘッダを付加して、マルチリングLANの
転送単位であるスロットとする。
【0019】宛先アドレスDAには、スロットヘッダ生
成部125がフィルタリングデータベース127から送
信先のアダプタ120Aのアドレスとして読み出した情
報nを、また送信元アドレスSAには、アダプタ120
Aに割り当てられたノードアドレスを設定する。スロッ
トヘッダ生成部125は、上記宛先アドレスDA及び送
信元アドレスSAをスロット組立て部126にスロット
ヘッダ情報kとして送り、スロットヘッダを形成する。
なお、このアダプタ120A内では、スロットヘッダ内
のHCS及びビジービットBの設定は行わず、送信判定
ブロック112内のスロットヘッダ付替部115にて設
定する。以上のようにしてセグメントされたスロット
は、セグメンティングバッファ122に格納され、伝送
路200−o上への送出を待つ。
【0020】送信判定ブロック112では、アダプタ1
20A内のセグメンティングバッファ122からの送信
要求信号sと受信判定ブロック111から送られるビジ
ービットBの情報と送信元(0:他発、1:自発)の情
報iをもとに送信判定を行い、送信、解放及び中継の通
信形態を決定する。表1は送信判定ブロック112の送
信判定条件の一実施例を示した表である。
【0021】
【表1】
【0022】送信の場合には、送信判定ブロック112
内の経路選択制御部114から、アダプタ120A内の
セグメンティングバッファ122に対して送信許可信号
yを有効にして送るとともに、送信判定ブロック112
内のセレクタに対してアダプタ120Aからのスロット
を優先させる経路選択信号jを出す。なお、アダプタ1
20A内のセグメンティングバッファ122からは、複
数の伝送線路200の全てに対してスロットの送信が可
能であるが、複数の伝送路200に対して送信優先順序
を予め定めておく。
【00023】セレクタを通過したスロットに対して
は、スロットヘッダ付替部115で、表1で示した再設
定値とともに、HCSに対して宛先アドレスDAと送信
元アドレスSAの誤りを検出するための誤り検出符号で
あるCRC符号で計算された値を設定した後、伝送路2
00−oへ送出する。
【0024】解放及び中継の場合には、送信判定ブロッ
ク112内の経路選択制御部114からはアダプタ12
0A内のセグメンティングバッファ122に対して送信
許可信号yを無効にして送るとともに、送信判定ブロッ
ク112内のセレクタに対して遅延回路113からのス
ロットを優先させる経路選択信号jを出す。セレクタを
通過したスロットに対しては、スロットヘッダ付替部1
15で表1に従ってスロットヘッダの内容を再設定した
後、伝送路200−oへ送出する。なおリアセンブルバ
ッファ121及びセグメンティングバッファ122につ
いては、個々の伝送路200に対応した個別バッファを
持つ方法と1つのバッファを全ての伝送路200が共有
し、バッファ内に設けられたアドレスによりその使用領
域を区別する共通バッファを持つ方法があるが、どちら
でもよい。
【0025】「送信」は、表1の項番#3の場合に行
う。すなわち、セグメンティングバッファ122から送
信要求sがあり、かつ複数の伝送路200−iからルー
プアクセスブロック110に送られてきたスロットが空
き状態(ビジービットBが“0”)である場合にはスロ
ットに送信データをのせ、スロットのビジービットBを
“1”とした後、このスロットを複数の伝送路200−
oへ送出する。
【0026】「解放」は、項番#2と#5の場合に行
う。すなわち、(1)セグメンティングバッファ122
から送信要求sがなく、かつループアクセスブロック1
10に送られてきたスロットが自発(自ノードが送信)
の場合と、(2)セグメンティングバッファ122から
送信要求があり、かつ受信スロットがビジー(ビジービ
ットBが“1”)であり、かつ自発の場合に行い、スロ
ットのビジービットBを“0”とした後、伝送路200
−oへ送出する。
【0027】「中継」は、表1の#1と#4の場合に行
う。すなわち(1)セグメンティングバッファ122か
ら送信要求sがなく、かつループアクセスブロック11
0に送られてきたスロットが他発(他ノードが送信)の
場合と、(2)セグメンティングバッファ122から送
信要求sがあり、かつ伝送路200−i からループア
クセスブロック110に送られてきたスロットがビジー
(ビジービットBが“1”)であり、かつ他発の場合に
行い、ループアクセスブロック110に送られてきたス
ロットをそのまま伝送路200−oへ送出する。
【0028】図4は、送信判定ブロック112における
送信判定のタイミングを説明したタイミングチャート図
である。すなわち、上流ノード100からの受信デー
タ、受信判定ブロック111から送られるビジービット
B及び送信元の情報信号i、アダプタ120A内のセグ
メンティングバッファ122から送られる送信要求信号
s、セグメンティングバッファ122に対して送られる
送信許可信号y及び伝送路200−oへの送出データ間
のタイミング関係の一例を示したものである。特に図4
では、セグメンティングバッファ122から送信要求s
があり、また、セグメンティングバッファ122に対し
て送信が許可された場合を示している。
【0029】時刻T0でノード100に到着した受信デ
ータに対し、受信判定ブロック111では時刻T1から
当該スロットのビジービットB及び送信元の情報信号i
の内容を、次のスロットが自ノ−ド100に到着するま
で保持する。一方セグメンティングバッファ122は、
時刻T1からT3までの間のみ情報として有効な送信要
求信号sを、送信判定ブロック112内の経路選択制御
部114へ幅を持ったパルス(例えば、信号レベル0:
送信要求なし、信号レベル1:送信要求有り)で送る。
送信判定ブロック112内の経路選択制御部114は時
刻T2において送信判定(送信、解放及び中継)を行
い、送信の場合にのみ送信許可信号yを有効にして時刻
T3のタイミングでセグメンティングバッファ122へ
通知する。
【0030】なお、この通知は、単発的なパルス(例え
ば、信号レベル0:送信を許可しない、信号レベル1:
送信を許可する)で送る。送信許可を受けたセグメンテ
ィングバッファ122は、送信データをスロットにのせ
る。経路選択制御部114では、時刻T4において送信
許可信号yを遅延させて生成した経路選択信号jにより
セレクタを送信データ側に設定し、伝送路200−oへ
スロットを送出する。なお、この場合には、遅延回路1
13の遅延量は(T4−T0)の大きさに設定する。
【0031】図5及び図6は、本発明によるデータ伝送
方法の第1の実施例を説明する図である。本実施例は、
図3のノード100において、スロット周期で書き込ま
れた自ノ−ド宛スロットの受信バッファ129への格納
位置をスロット順序情報qとし、スロット対応に読み出
し指示バッファ130に格納し、読み出し指示バッファ
130に格納されたスロット順序情報qの指示により受
信バッファ129内のスロットを読みだす方法である。
【0032】図5(a)において、左部のブロックに囲
んだデータDn(n=1,…,5)及び斜線ブロックは
ノード100の入力部の受信スロットの様子を示したも
のである。同図では、送信順序が正しく再現されなけれ
ばならない自ノード宛の複数のスロットが、第1回目の
スロット周期では、第1及び第3伝送路に、第2回目の
スロット周期では、第1伝送路に、第3回目のスロット
周期では、第2伝送路及び第4伝送路にある場合を示し
ている。
【0033】逆に、このことは送信ノードにおいての送
信時に、第1回目のスロット周期では、第2伝送路及び
第4伝送路がビジー(他ノードが使用中)であるため、
データD1を第1伝送路に、データD2を第3伝送路に
送出し、第2回目のスロット周期における送信では、第
2伝送路、第3伝送路及び第4伝送路がビジー(他ノー
ドが使用中)であるため、データD3のみを第1伝送路
に送出し、第3回目のスロット周期における送信では、
第1伝送路及び第3伝送路がビジー(他ノードが使用
中)であるため、データD4を第2伝送路に、データD
5を第4伝送路に送出していることを示す。なお、各々
の伝送路200−pに対して上側から第1伝送路、第2
伝送路、第3伝送路及び第4伝送路とし、また、伝送路
200の送信優先順位は上側から下側へ設定(第1伝送
路>第2伝送路>第3伝送路>第4伝送路)する。
【0034】複数の線路のそれぞれに対応して設けられ
た受信判定ブロック111に到着したスロットは受信判
定され、受信有効と判定されたスロットは、複数の線路
のそれぞれに対応して設けられたバッファメモリを持つ
受信バッファ129に格納される。さらに受信バッファ
129に格納したスロット格納位置を記録するため、受
信有効信号eが有効なスロットに対し、受信バッファ1
29へのスロットの格納位置をマッピングした符号で構
成されたスロット順序情報qをFIFO型のメモリであ
る読み出し指示バッファ130へ書き込む。マッピング
はスロットのデータ順に個々のスロットに対して行う。
【0035】即ち、上記符号は、有効スロットごとに、
伝送路200−pの複数の伝送路に対応したビット数
で、格納するスロットのある位置を“1”(又は“0”)
とし、他の全てを“0”(又は“1”)とする符号であ
る。スロット周期における複数線路に対応する複数の符
号の発生順は上記伝送線路の優先順位による。以下に例
では、4本の伝送路200に対して4ビット設け、格納
するスロットのある位置を“1”、他の伝送路の位置を
“0”とする。また、読み出し指示バッファ130へ書
き込んだスロット順序情報qの有効無効を示すビットを
1ビット設け、有効の場合には“1”、無効の場合には
“0”を設定するものとし、この値が有効の時のみ受信
バッファ129へ指示するものとする。
【0036】第1回目のスロット周期では、スロットの
データ順は第1線路のデータD1、第2線路のデータD
2となっているため、データD1をのせたスロットの受
信バッファ129への書き込みに対しては、読み出し指
示バッファ130へ符号“1000”を書き込み、デー
タD2をのせたスロットの受信バッファ129への書き
込みに対しては、読み出し指示バッファ130へ符号
“0010”を書き込む。第2回目のスロット周期で
は、データD3をのせたスロットの受信バッファ129
への書き込みに対しては、読み出し指示バッファ130
へ符号“1000”を書き込み、第3回目のスロット周
期では、データD4をのせたスロットの受信バッファ1
29への書き込みに対して、読み出し指示バッファ13
0へ符号“0100”を書き込み、データD5をのせた
スロットの受信バッファ129への書き込みに対して
は、読み出し指示バッファ130へ符号“0001”を
書き込む。なお図5及び図6の中では省略しているが、
それぞれの有効なスロット順序情報qには、スロット順
序情報qの有効無効を示すビットを“1”にして設定し
ておく。
【0037】図5(b)はデータD1及びD2をのせた
スロットが受信バッファ129に格納され、また、デー
タD1及びD2をのせたスロットを受信バッファ129
に格納したスロット位置を示すスロット順序情報qの符
号“1000”及び“0010”が読み出し指示バッフ
ァ130に格納された状態を示している。受信バッファ
129に格納されたスロットは、読み出し指示バッファ
130からの指示mにより、リアセンブルバッファ12
1へ送出される。この時の読み出し指示バッファ130
からの指示は“1000”であるので、第1伝送路に対
応する受信バッファ129に格納されているデータD1
をのせたスロットをリアセンブルバッファ121へ送出
し格納する。
【0038】図5(c)はデータD3をのせたスロット
が受信バッファ129に格納され、またデータD3をの
せたスロットを受信バッファ129に格納したスロット
位置を示すスロット順序情報qの符号“1000”が読
み出し指示バッファ130に格納された状態を示してい
る。この時の読み出し指示バッファ130からの指示は
“0010”であるので、第3伝送路に対応する受信バ
ッファ129に格納されているデータD2をのせたスロ
ットをリアセンブルバッファ121へ送出し格納する。
【0039】図6(d)はデータD4及びデータD5を
のせたスロットが受信バッファ129に格納され、また
データD4及びデータD5をのせたスロットを受信バッ
ファ129に格納したスロット位置を示すスロット順序
情報q“0100”及び“0001”が読み出し指示バ
ッファ130に格納された状態を示している。この時の
読み出し指示バッファ130からの指示mは“100
0”であるので、第1伝送路に対応する受信バッファ1
29に格納されているデータD3をのせたスロットをリ
アセンブルバッファ121へ送出し格納する。
【0040】図6(e)の時、読み出し指示バッファ1
30からの指示mは“0100”であるので、第2伝送
路に対応する受信バッファ129に格納されているデー
タD4をのせたスロットをリアセンブルバッファ121
へ送出し格納する。図6(f)の時、読み出し指示バッ
ファ130からの指示mは“0001”であるので、第
4伝送路に対応する受信バッファ129に格納されてい
るデータD5をのせたスロットをリアセンブルバッファ
121へ送出し格納する。
【0041】図7及び図8は、本発明によるデータ伝送
方法の第2の実施例を説明する図である。本実施例は、
受信スロットのリアセンブルバッファ121への書き込
み速度が、個々の受信バッファ129への書き込み速度
の合計(この例では4本分の伝送路速度に相当する)と
同じ場合に実施される方法である。第1の実施例との違
いは、スロット順序情報qの構成であり、他の条件、即
ち、受信スロットの構成、有効ノードの配置、伝送路2
00の送信優先順位等は図5及び図6の場合と同じであ
る。本実施例は、 受信バッファ129へのスロットの
格納位置をマッピングした符号は、伝送路200−pの
複数の伝送路に対応したビット数で、1スロット周期に
格納するスロットのある位置を“1”(又は“0”)と
し、他を“0”(又は“1”)とする符号である。以下に
例では、4本の伝送路200に対して4ビット設け、格
納するスロットのある位置を“1”、他の位置を“0”
とする。
【0042】図7(a)において、スロット位置を表す
符号は受信バッファ129に同時に書き込まれる伝送線
路の全てのスロットに対して行う。スロットを受信バッ
ファ129に格納する場合には“1”、スロットを受信
バッファ129に格納しない場合には“0”とする。ま
た読み出し指示バッファ130へ書き込んだスロット順
序情報qの有効無効を示すビットを1ビット設け、有効
の場合には“1”、無効の場合には“0”を設定する。
【0043】したがって第1回目のスロット周期では、
スロットのデータ順はデータD1、無効データ、データ
D2、無効データとなっているので、読み出し指示バッ
ファ130へ符号“1010”を書き込む。また、第2
回目のスロット周期では、スロットのデータ順はデータ
D3、無効データ、無効データ、無効データとなってい
るので、読み出し指示バッファ130へ符号“100
0”を書き込む。さらに第3回目のスロット周期では、
スロットのデータ順は無効データ、データD4、無効デ
ータ、データD5となっているので、読み出し指示バッ
ファ130へ符号“0101”を書き込む。なお図7の
中では省略しているが、それぞれの有効なスロット順序
情報qには、スロット順序情報qの有効無効を示すビッ
トを“1”にして設定しておく。
【0044】図7(b)は、データD1及びD2をのせ
たスロットが受信バッファ129に格納され、また、受
信バッファ129に格納したスロット位置を示すスロッ
ト順序情報qの“1010”が読み出し指示バッファ1
30に格納された状態を示している。受信バッファ12
9に格納されたスロットは、読み出し指示バッファ13
0からの指示mにより、リアセンブルバッファ121へ
送出される。この時の読み出し指示バッファ130から
の指示は“1010”であるので、第1伝送路及び第3
伝送路に対応する受信バッファ129に格納されている
データD1及びデータD2をのせたスロットをリアセン
ブルバッファ121へ送出し格納する。なお、リアセン
ブルバッファ121へ格納されたデータD1及びデータ
D2のデータ順の識別は、伝送路200の送信優先順位
で行う。
【0045】図7(c)はデータD3をのせたスロット
が受信バッファ129に格納され、また、受信バッファ
129に格納したスロット位置を示すスロット順序情報
qの“1000”が読み出し指示バッファ130に格納
された状態を示している。受信バッファ129に格納さ
れたスロットは、読み出し指示バッファ130からの指
示mにより、リアセンブルバッファ121へ送出され
る。この時の読み出し指示バッファ130からの指示m
は“1000”であるので、第1伝送路に対応する受信
バッファ129に格納されているデータD3をのせたス
ロットをリアセンブルバッファ121へ送出し格納す
る。
【0046】図8(d)はデータD4及びデータD5を
のせたスロットが受信バッファ129に格納され、また
受信バッファ129に格納したスロット位置を示すスロ
ット順序情報qの“0101”が読み出し指示バッファ
130に格納された状態を示している。受信バッファ1
29に格納されたスロットは、読み出し指示バッファ1
30からの指示mにより、リアセンブルバッファ121
へ送出される。この時の読み出し指示バッファ130か
らの指示mは“0101”であるので、第2伝送路及び
第4伝送路に対応する受信バッファ129に格納されて
いるデータD4及びデータD5をのせたスロットをリア
センブルバッファ121へ送出し、図8(e)の状態と
なる。
【0047】図9及び図10は、本発明によるデータ伝
送方法の第3の実施例を説明する図である。本実施例
は、図3のノードにおいて、読み出し指示バッファ13
0に格納されたスロット順序情報qが、受信バッファ1
29への格納位置及び当該スロットのデータ順で構成さ
れ、出し指示バッファ130の指示により受信バッファ
129内のスロットを読みだす方法である。なお、他の
条件、即ち、有効スロットの配置、伝送路200の送信
優先順位等は図5及び図6の場合と同じである。
【0048】スロット順序情報qは有効スロットのデー
タ順位を表す符号を、そのスロットが格納されている受
信バッファ129の伝送路対応の複数のバッファメモリ
と対応する読み出し指示バッファ130の同じ位置に書
き込む。図9(a)において、マッピングはデータ順位
の最初を表す2進数“000”から行う。また読み出し
指示バッファ130へ書き込んだスロット順序情報qの
有効無効を示すビットを1ビット設け、有効の場合には
“1”、無効の場合には“0”を付加し、有効なマッピ
ング値のみを用いて制御を行うものとする。
【0049】したがって、第1回目のスロット周期にお
けるデータD1をのせたスロットの受信バッファ129
への書き込みに対しては、これに対応する読み出し指示
バッファ130の同じ位置(右欄、最上位段)に有効ス
ロットのデータ順位を表す2進数“000”を書き込
み、データD2をのせたスロットの受信バッファ129
への書き込みに対しては、これに対応する読み出し指示
バッファ130の同じ位置(右欄、第3段)に有効スロ
ットD2のデータ順位を表す2進数“001”を書き込
む。
【0050】データD1及びD2をのせたスロットのデ
ータ順の識別は、伝送路200において設定された送信
優先順位(第1伝送路>第2伝送路>第3伝送路>第4
伝送路)で行う。また第2回目のロット周期におけるデ
ータD3をのせたスロットの受信バッファ129への書
き込みに対しては、これに対応する読み出し指示バッフ
ァ130の同じ位置にデータ順位の2進数“010”を
書き込み、第3回目のロット周期におけるデータD4を
のせたスロットの受信バッファ129への書き込みに対
しては、これに対応する読み出し指示バッファ130の
同じ位置にデータ順位の2進数“011”を書き込み、
データD5をのせたスロットの受信バッファ129への
書き込みに対しては、これに対応する読み出し指示バッ
ファ130の同じ位置にデータ順位の2進数“100”
を書き込む。なお図9の中では省略しているが、それぞ
れの有効なスロット順序情報qには、スロット順序情報
qの有効無効を示すビットを“1”にして設定してお
く。
【0051】図9(b)はデータD1及びD2をのせた
スロットが受信バッファ129に格納され、またデータ
D1及びD2をのせたスロットを受信バッファ129に
格納した時のスロットのデータ順を示す符号“000”
及び“001”が読み出し指示バッファ130に格納さ
れた状態を示している。受信バッファ129に格納され
たスロットは、読み出し指示バッファ130からの指示
mにより、リアセンブルバッファ121へ送出される。
読み出し指示バッファ130からの指示の方法は、読み
出し指示バッファ130の先頭部(右列)に位置するデ
ータ順を示す符号を全て読み出し、その中で有効な値を
大小比較した結果、最も小さい値を示した位置と対応す
る受信バッファ129のスロットを読み出だす。この例
においては、読み出し指示バッファ130の有効なデー
タ順を示す符号は“000”と“001”であるので、
“000”と対応する受信バッファ129のスロットで
あるデータD1をのせたスロットをリアセンブルバッフ
ァ121へ送出し格納する。
【0052】図9(c)はデータD3をのせたスロット
が受信バッファ129に格納され、またデータD3をの
せたスロットを受信バッファ129に格納した時のスロ
ットのデータ順を示す符号“010”が読み出し指示バ
ッファ130に格納された状態を示している。この時、
読み出し指示バッファ130の先頭部に位置する有効な
データ順を示す符号は“001”と“010”であるの
で、これらを比較した結果、最も小さい値である“00
1”と対応する受信バッファ129内のデータD2をの
せたスロットをリアセンブルバッファ121へ送出し格
納する。
【0053】図10(d)はデータD4及びデータD5
をのせたスロットが受信バッファ129に格納され、ま
たデータD4及びデータD5をのせたスロットを受信バ
ッファ129に格納した時のスロットのデータ順を示す
符号“011”及び“100”が読み出し指示バッファ
130に格納された状態を示している。この時、読み出
し指示バッファ130の先頭部に位置する有効なデータ
順を示す符号は、“010”、“011”及び“10
0”であるので、これらを比較した結果、最も小さい値
である“010”と対応する受信バッファ129内のデ
ータD3をのせたスロットをリアセンブルバッファ12
1へ送出し格納する。
【0054】図10(e)では読み出し指示バッファ1
30の先頭部に位置する有効なスロットのデータ順を表
す符号は“011”及び“100”であるので、これら
を比較した結果、最も小さい値である“011”と対応
する受信バッファ129内のデータD4をのせたスロッ
トをリアセンブルバッファ121へ送出し格納する。
【0055】図10(f)では読み出し指示バッファ1
30の先頭部に位置する有効なデータ順を表す符号は
“100”だけであるので、“100”と対応する受信
バッファ129内のデータD5をのせたスロットをリア
センブルバッファ121へ送出し格納する。なお読み出
し指示バッファ130の先頭部に位置する有効なデータ
順を表す符号の比較において、通常は最小値を選択する
が、スロット順序情報qの最大値(3ビット割り当てら
れている場合には“111”)とスロット順序情報qの
最小値(3ビット割り当てられている場合には“00
0”)を同一組の中で比較する場合には、最小値を選択
せずに最大値を選択するものとする。またここでは符号
を3ビットで表す例を示したが、3ビットに限定される
ものではない。
【0056】図11及び図12は、本発明の第4の実施
例のデータ送信方法を説明する図である。本実施例は、
図3のノードにおいて、スロットの受信バッファ129
への格納位置及びスロットを受信バッファ129に格納
した時刻を示す符号をスロット順序情報qとし、スロッ
ト対応に読み出し指示バッファ130に格納記録し、こ
の情報qの指示により上記受信バッファ129内のスロ
ットを読み出す方法である。なお、他の条件、即ち、有
効スロットの配置、伝送路200の送信優先順位等は図
5及び図6の場合と同じである。
【0057】図11(a)において、スロットを受信バ
ッファ129に格納した時刻を記録するため、受信有効
信号eが有効なスロットに対しスロットの受信バッファ
129への書き込み時刻を符号としてマッピングした
値、すなわちスロット順序情報qを読み出し指示バッフ
ァ130へ書き込む。なお、マッピングは受信バッファ
129へ書き込んだ時刻順に“000”から行うものと
し、受信バッファ129に格納したスロット位置の記録
も残すため、時刻を表す符号は受信バッファ129に格
納されているスロットと対応する読み出し指示バッファ
130の同じ位置に書き込む。また、読み出し指示バッ
ファ130へ書き込んだスロット順序情報qの有効無効
を示すビットを1ビット設け、有効の場合には“1”、
無効の場合には“0”を設定し、有効なスロット順序情
報qのみを用いて制御する。
【0058】したがって、第1回目のスロット周期にお
けるデータD1及びD2をのせたスロットの受信バッフ
ァ129への書き込みに対しては、これに対応する読み
出し指示バッファ130の同じ位置、即ち、右列の最上
段及び第3段に“000”と書き込む。また、第2回目
の送信におけるデータD3をのせたスロットの受信バッ
ファ129への書き込みに対しては、これに対応する読
み出し指示バッファ130の同じ位置に“001”と書
き込み、第3回目の送信におけるデータD4及びデータ
D5をのせたスロットの受信バッファ129への書き込
みに対しては、これに対応する読み出し指示バッファ1
30の同じ位置に“010”と書き込むことになる。な
お、図11及び図12の中では省略しているが、それぞ
れの有効なスロット順序情報qには、スロット順序情報
qの有効無効を示すビットを“1”にして設定してお
く。
【0059】図11(b)は、データD1及びD2をの
せたスロットが受信バッファ129に格納され、またデ
ータD1及びD2をのせたスロットを受信バッファ12
9に格納した時刻を示す符号“000”が読み出し指示
バッファ130に格納された状態を示している。受信バ
ッファ129に格納されたスロットは読み出し指示バッ
ファ130からの指示mにより、リアセンブルバッファ
121へ送出される。読み出し指示バッファ130から
の指示の方法は、読み出し指示バッファ130の先頭部
に位置する符号を全て読み出し、これらの中で有効な値
を大小比較した結果、最も小さい値を示した位置と対応
する受信バッファ129のスロットを読み出す。
【0060】なお、該当するスロットが複数個存在する
時は、伝送路200において設定された送信優先順位
(この例では、第1伝送路>第2伝送路>第3伝送路>
第4伝送路である)の最も高いものを選択する。この例
において、読み出し指示バッファ130の先頭部に位置
する有効なスロット順序情報qの値は“000”のもの
が2つ存在するので、伝送路200において設定された
送信優先順位の高い位置に対応する第1伝送路で伝送さ
れた受信バッファ129内のデータD1をのせたスロッ
トをリアセンブルバッファ121へ送出し格納する。
【0061】図11(c)は、データD3をのせたスロ
ットが受信バッファ129に格納され、またデータD3
をのせたスロットを受信バッファ129に格納した位置
に対応するところに受信バッファ129への書き込み時
刻を示す符号の値“001”が読み出し指示バッファ1
30に格納された状態を示している。この時読み出し指
示バッファ130の先頭部の有効なスロット順序情報q
の値は符号“000”と“001”であるので、これら
のうち最小値である“000”を選択するが、“00
0”に対応するスロットは一つしかないので、“00
0”に対応する受信バッファ129内のデータD2をの
せたスロットをリアセンブルバッファ121へ送出し格
納する。
【0062】図12(d)は、データD4及びデータD
5をのせたスロットが受信バッファ129に格納され、
また、データD4及びデータD5をのせたスロットを受
信バッファ129に格納した位置に対応するところに受
信バッファ129への書き込み時刻を示す符号“01
0”が、読み出し指示バッファ130に格納された状態
を示している。この時、読み出し指示バッファ130の
先頭部に位置する有効なスロット順序情報qの値は“0
01”と“010”であるので、これらのうち最小値で
ある“001”を選択するが、“001”に対応するス
ロットは一つしかないので、“001”と対応する受信
バッファ129内のデータD3をのせたスロットをリア
センブルバッファ121へ送出し格納する。
【0063】図12(e)では、読み出し指示バッファ
130の先頭部に位置する有効なスロット順序情報qの
値は“010”のみであるので、伝送路200において
設定された送信優先順位の高い位置に対応する第2伝送
路で伝送された受信バッファ129内のデータD4をの
せたスロットをリアセンブルバッファ121へ送出し格
納する。
【0064】図12(f)では、読み出し指示バッファ
130の先頭部に位置する有効なスロット順序情報qの
値は符号“010”のみであり、また、対応するスロッ
トも一つしかないため第4伝送路で伝送された受信バッ
ファ129内のデータD5をのせたスロットをリアセン
ブルバッファ121へ送出し格納する。なお、読み出し
指示バッファ130の先頭部に位置する有効なスロット
順序情報qの比較において通常は最小値の符号を選択す
るが、符号の最大値(3ビット割り当てられている場合
には“111”)と符号の最小値(3ビット割り当てら
れている場合には“000”)が同一組の中で比較され
る場合には、最小値を選択せずに最大値を選択するもの
とする。またここではスロット順序情報qを3ビットで
表す例を示したが、3ビットに限定されるものではな
い。
【0065】図13及び図14は、本発明の第5の実施
例のデータ送信方法を説明する図である。本実施例は、
図2のノードを持つマルチリングLANにおいて、読み
出し指示バッファ130が、受信バッファ129内の読
み出し候補位置にあるスロットを全て読み出し、これら
のスロットの上記受信バッファ129内での格納位置か
ら読み出しスロットを決定する方法である。なお、他の
条件、即ち、有効スロットの配置、伝送路200の送信
優先順位等は、図5及び図6の場合と同じである。
【0066】図13(a)において、受信判定ブロック
111に到着したスロットは受信判定され、有効と判定
されたデータは、そのまま受信バッファ129に格納さ
れ、この有効スロットと並行する位置にありかつ無効と
判定されたデータに対してはこのデータの代わりにダミ
ーデータをのせたダミースロットを格納する。
【0067】図13(b)は、データD1、D2をのせ
たスロット及びダミースロットが受信バッファ129に
格納された状態を示している。第1伝送路で伝送された
データD1と第3伝送路で伝送されたデータD2をのせ
た2つのスロットがリアセンブルバッファ121へ送出
する候補となるが、伝送路200−pにおいて設定され
た送信優先順位の高い位置に対応する第1伝送路で伝送
された受信バッファ129内のデータD1をのせたスロ
ットを、読み出し指示バッファ130からの指示mによ
り、リアセンブルバッファ121へ送出し格納する。
【0068】図13(c)は、受信バッファ129から
データD1をのせたスロットが読み出された後、データ
D3をのせたスロット及びダミースロットが受信バッフ
ァ129に格納された状態を示している。読み出し指示
バッファ130からの指示の方法は、ここでは前回デー
タD1をのせたスロットを受信バッファ129から読み
出したため、読み出し指示バッファ130での判定は、
第2伝送路、第3伝送路及び第4伝送路で伝送された受
信バッファ129内のスロットを対象とする。
【001】図13(c)の状態においては、第3伝送路
で伝送されたデータD2をのせたスロットのみがリアセ
ンブルバッファ121へ送出する候補となるので、これ
をリアセンブルバッファ121へ送出し格納する。ここ
で候補となる有効スロットが唯一であるので、この有効
スロットをリアセンブルバッファ121へ送出するとと
もに他のダミースロットを廃棄し、次回からは再び受信
バッファ129からスロットを全て読み出し、受信バッ
ファ129の制御を行う。
【0069】図14(d)は、受信バッファ129から
データD2をのせたスロットが読み出され、ダミースロ
ットが廃棄された後、データD4、データD5をのせた
スロット及びダミースロットが受信バッファ129に格
納された状態を示している。ここでは前回データD2を
のせたスロットをリアセンブルバッファ121へ送出
し、ダミースロットを廃棄したため、読み出し指示バッ
ファ130での判定は、再び第1伝送路、第2伝送路、
第3伝送路及び第4伝送路で伝送された受信バッファ1
29内のスロットが対象となる。
【0070】図14(d)の状態においては、第1伝送
路で伝送されたデータD3をのせたスロットのみがリア
センブルバッファ121へ送出する候補となるので、こ
れをリアセンブルバッファ121へ送出し格納する。こ
の場合も候補となる有効スロットが唯一であるので、デ
ータD3をのせたスロットをリアセンブルバッファ12
1へ送出するとともに他のダミースロットを廃棄する。
【0071】図14(e)は、受信バッファ129から
データD3をのせたスロットが読み出され、ダミースロ
ットが廃棄された状態を示している。ここでは前回デー
タD3をのせたスロットをリアセンブルバッファ121
へ送出し、他のダミースロットを廃棄したため、読み出
し指示バッファ130での判定は、再び第1伝送路、第
2伝送路、第3伝送路及び第4伝送路で伝送された受信
バッファ129内のスロットが対象となる。
【0072】図14(e)の状態においては、第2伝送
路で伝送されたデータD4をのせたスロットと第4伝送
路で伝送されたデータD5をのせたスロットの2つがリ
アセンブルバッファ121へ送出する候補となるが、伝
送路200において設定された送信優先順位の高い位置
に対応する第2伝送路で伝送された受信バッファ129
内のデータD4をのせたスロットをリアセンブルバッフ
ァ121へ送出し格納する。なお第1伝送路のダミース
ロットはデータD4をのせたスロットのリアセンブルバ
ッファ121への送出と同時に廃棄する。
【0073】図14(f)は、受信バッファ129から
データD4をのせたスロットが読み出され、ダミースロ
ットが廃棄された状態を示している。ここでは前回デー
タD4をのせたスロットをリアセンブルバッファ121
へ送出し、第1伝送路のダミースロットを廃棄したた
め、読み出し指示バッファ130での判定は、第3伝送
路及び第4伝送路で伝送された受信バッファ129内の
スロットが対象となる。図14(f)の状態において
は、第4伝送路で伝送されたデータD5をのせたスロッ
トがリアセンブルバッファ121へ送出する候補とな
り、リアセンブルバッファ121へ送出し格納する。な
お第3伝送路のダミースロットはデータD5をのせたス
ロットのリアセンブルバッファ121への送出と同時に
廃棄する。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば以下に示す効果が得られ
る。 (1)送信順序を再現しなければならないスロットを複
数のリング上の任意の空きスロットに送信し、かつ全て
のリングから複数の自ノ−ド宛のスロットを受信するノ
ードからなるネットワークシステムにおいて、スロット
周期で自ノード宛のスロットのみを書き込む伝送路対応
の受信バッファと、スロット順序情報を格納した読み出
し指示バッファを設けることにより、ダミースロットな
どの不要スロットの受信バッファへの書き込みがなくな
るので、受信バッファの容量を小さくすることが可能に
なる。
【0075】また、受信バッファに到着順に書き込まれ
ていたスロットを、受信バッファからデータ順に読み出
すことが可能になるので、正しい受信が可能になる。さ
らに上記受信バッファ及び読み出し指示バッファを設け
ることにより、受信バッファからの読み出しを効率良く
行えることになるので、受信バッファにおいてオーバー
フローの発生確率を低下させることができる。
【0076】(2)マルチリングLANにおけるデータ
伝送方法として、スロット周期で書き込まれた自ノ−ド
宛のスロットの受信バッファへの格納位置を示すスロッ
ト順序情報を、第1ないし第4の実施例の方法によって
作成し、スロット対応に読み出し指示バッファに格納
し、読み出し指示バッファに格納されたスロット順序情
報の指示により受信バッファ内のスロットを読み出すの
で、上記受信バッファに格納されているスロットから新
たに読み出しスロットを決定する処理が不要となるの
で、上記受信バッファからのスロットの読み出しが容易
に実現できる。
【0077】(3)第5の実施例の方法におけるスロッ
ト周期で自ノード宛のスロット以外のスロットが受信さ
れたリングに対応する受信バッファにはダミースロット
を書き込みを行うマルチリングLANにおいて、上記読
み出し指示バッファが、上記受信バッファ内の読み出し
候補位置にあるスロットを全て読み出し、これらのスロ
ットの受信バッファ内での格納位置から読み出しスロッ
トを決定する方法は、受信バッファにダミースロットが
書き込まれている場合でも、上記受信バッファから有効
スロットのみを読み出すことが可能になるので、上記受
信バッファからの読み出しを効率良く行えるとともに、
上記受信バッファにおいてオーバーフローの発生確率を
低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ伝送方法が実施されるマル
チリングLANシステムの一実施例を示す全体構成図で
ある。
【図2】本発明によるデータ伝送方法で伝送される多重
化伝送信号を説明するための信号フォーマットを示す図
である。
【図3】本発明によるマルチリングLANに使用するノ
ードの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における送信判定ブロック1
12の送信判定のタイミングを説明したタイミングチャ
ート図である。
【図5】本発明によるデータ伝送方法の第1の実施例を
説明する図である。
【図6】本発明によるデータ伝送方法の第1の実施例を
説明する図である。
【図7】本発明によるデータ伝送方法の第2の実施例を
説明する図である。
【図8】本発明によるデータ伝送方法の第2の実施例を
説明する図である。
【図9】本発明によるデータ伝送方法の第3の実施例を
説明する図である。
【図10】本発明によるデータ伝送方法の第3の実施例
を説明する図である。
【図11】本発明によるデータ伝送方法の第4の実施例
を説明する図である。
【図12】本発明によるデータ伝送方法の第4の実施例
を説明する図である。
【図13】本発明によるデータ伝送方法の第5の実施例
を説明する図である。
【図14】本発明によるデータ伝送方法の第5の実施例
を説明する図である。
【符号の説明】
100…ノード、 125…スロット
ヘッダ生成部、110…ループアクセスブロック、 1
26…スロット組立て部、111…受信判定ブロック、
127…フィルタリングデータベース、112
…送信判定ブロック、 128…ユーザデータバ
ッファ、113…遅延回路、 129…
受信バッファ、114…経路選択制御部、 1
30…読み出し指示バッファ、115…スロットヘッダ
付替部、 140…分離回路、116…送信待機バッ
ファ、 150…多重回路、120A…アダプ
タ、 200…伝送路、121…リアセン
ブルバッファ、 300…支線LAN、122…セグ
メンティングバッファ、400…PBX、123…スロ
ットヘッダ処理部、 500…映像機器、124…リ
アセンブル制御部、 600…端末。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信順序を再現しなければならない複数
    のスロットを時間的又は空間的に多重化した複数の伝送
    路上の任意の空きスロットで送信し、上記多重化した複
    数の伝送路から自ノード宛の上記複数のスロットを受信
    するノードをもつネットワークシステムにおいて、上記
    ノードがスロット周期で自ノード宛のスロットのみを書
    き込む上記複数の伝送路に対応した複数のバッファメモ
    リをもつ受信バッファと、上記受信バッファからのスロ
    ットの読み出し順をきめるスロット順序情報を格納した
    読み出し指示バッファと、上記スロット順序情報を用い
    て、上記受信バッファからスロットを読み出し、自ノー
    ドに接続される通信回路機器に送信する手段とを有する
    ことを特徴とするマルチリングLAN。
  2. 【請求項2】 送信順序を再現しなければならない複数
    のスロットを時間的又は空間的に多重化した複数の伝送
    路上の任意の空きスロットで送信し、上記多重化した複
    数の伝送路から自ノード宛の上記複数のスロットを受信
    するノードをもつネットワークシステムにおけるデータ
    伝送方法であって、上記ノードにおいて上記複数の伝送
    路のそれぞれの自ノ−ド宛のスロットをスロット周期で
    上記複数の伝送路に対応した複数のバッファメモリをも
    つ受信バッファに書き込み、書き込まれた上記自ノ−ド
    宛のスロットの読み出し順をきめるスロット順序情報を
    指示バッファに格納し、上記スロット順序情報の指示に
    より上記受信バッファ内のスロットを読み出し、自ノー
    ドに接続される通信回路機器に送信することを特徴とす
    るマルチリングLANにおけるデータ伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のマルチリングLANにお
    けるデータ伝送方法であって、上記スロット順序情報が
    上記複数の伝送路に対応した複数のバッファメモリをも
    つ受信バッファの格納位置であることを特徴とするマル
    チリングLANにおけるデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のマルチリングLANにお
    けるデータ伝送方法であって、上記複数の伝送路のそれ
    ぞれの自ノ−ド宛のスロットを上記複数の伝送路に対応
    した複数のバッファメモリをもつ受信バッファにスロッ
    ト周期で同時に書き込みを行うことを特徴とするマルチ
    リングLANにおけるデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のマルチリングLANにお
    けるデータ伝送方法であって、上記スロット順序情報が
    上記複数の伝送路に対応した複数のバッファメモリをも
    つ受信バッファの格納位置及び当該スロットのデータ順
    を示す情報であることを特徴とするマルチリングLAN
    におけるデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のマルチリングLANにお
    けるデータ伝送方法であって、上記スロット順序情報が
    上記複数の伝送路に対応した複数のバッファメモリをも
    つ受信バッファの格納位置及び当該スロットの上記受信
    バッファへの格納時刻を示す情報であることを特徴とす
    るマルチリングLANにおけるデータ伝送方法。
  7. 【請求項7】 送信順序を再現しなければならないスロ
    ットを複数のリング上の任意の空きスロットで送信し、
    上記複数のリングから自ノード宛の複数のスロットを受
    信すノ−ドをもち、少なくとも一つのリングに上記自ノ
    ード宛のスロットが到着した場合は、スロット周期で上
    記自ノード宛のスロットが受信されたリングに対応する
    受信バッファにはその受信スロットを書き込み、上記自
    ノード宛のスロット以外のスロットが受信されたリング
    に対応する上記受信バッファにはダミースロットを書き
    込み、上記受信バッファからの読み出しを行うネットワ
    ークシステムにおいて、上記受信バッファに受信スロッ
    トを書き込む時、上記受信バッファからの読み出しスロ
    ット順序情報を読み出し指示バッファに格納し、上記受
    信バッファからの読み出し時に、上記受信バッファ内の
    読み出し候補位置にあるスロットを全て読み出し、これ
    らのスロットの上記受信バッファ内での格納位置から読
    み出しスロットを上記スロット順序情報によって決定す
    ることを特徴とするマルチリングLANにおけるデータ
    伝送方法。
  8. 【請求項8】 時間的又は空間的に多重化された伝送路
    で送られた複数のスロットからなる受信信号を複数の線
    路にスロット単位で分配する分離回路と、上記複数の線
    路のそれぞれに対応して設けられ、上記分配された受信
    信号の中で自ノード宛のスロットを判定し、アダプタを
    介して通信回路機器に送信する受信判定ブロックと、上
    記分配された上記受信信号と上記アダプタを介して上記
    通信回路機器からの送信信号とのいずれかを選択し送信
    スロットを作る送信判定ブロックとを持つマルチリング
    LAN用ノードにおいて、 上記アダプタが上記複数の線路のそれぞれに対応して設
    けられたスロット単位で記憶する複数のバッファメモリ
    を持つ受信バッファと、上記受信バッファからの読み出
    しスロットの順序を決めるスロット順序情報を格納する
    読み出し指示バッファと、上記受信バッファからの読み
    出したスロットを上記通信回路機器の受信フォーマット
    に変える手段と、上記通信回路機器からの送信すべき情
    報を上記送信すべき信号に変える手段とをもち、上記受
    信判定ブロックが自ノード宛のスロットを判定し、有効
    なスロットのデータを上記バッファメモリに送ると共に
    上記スロット順序情報を作り上記指示バッファに送る手
    段で構成されたことを特徴とするマルチリングLAN用
    ノード。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のマルチリングLAN用ノ
    ードにおいて、上記スロット順序情報が上記複数の伝送
    路に対応した上記複数のバッファメモリの格納位置情報
    でマッピングされたことを特徴とするマルチリングLA
    N用ノード。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のマルチリングLAN用
    ノードにおいて、上記スロット順序情報が上記複数のバ
    ッファメモリの位置情報及び当該スロットのデータ順を
    示す情報でマッピングされたことを特徴とするマルチリ
    ングLAN用ノード。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のマルチリングLAN用
    ノードにおいて、上記スロット順序情報が上記複数のバ
    ッファメモリの位置情報及び当該スロットの上記受信バ
    ッファへの格納時刻を示す情報でマッピングされたこと
    を特徴とするマルチリングLAN用ノード。
  12. 【請求項12】 時間的又は空間的に多重化された伝送
    路で送られた複数のスロットからなる受信信号を複数の
    線路にスロット単位で分配する分離回路と、上記複数の
    線路のそれぞれに対応して設けられ、上記分配された受
    信信号の中で自ノード宛のスロットを判定し、アダプタ
    を介して通信回路機器に送信する受信判定ブロックと、
    上記分配された上記受信信号と上記アダプタを介して上
    記通信回路機器からの送信信号とのいずれかを選択し送
    信スロットを作る送信判定ブロックとを持つマルチリン
    グLAN用ノードであって、 上記アダプタが上記複数の線路のそれぞれに対応して設
    けられた複数のバッファメモリを持つ受信バッファと、
    上記受信バッファからの読み出しスロットの順序を決め
    るスロット順序情報を格納する読み出し指示バッファ
    と、上記受信バッファからの読み出されたスロットを上
    記通信回路機器の受信フォーマットに変える手段と、上
    記通信回路機器からの送信すべき情報を上記送信すべき
    信号に変える手段とをもち、上記受信判定ブロックが受
    信スロットを判定し自ノード宛の、有効なスロットを受
    信バッファに、上記自ノード宛のスロット以外のスロッ
    トはダミースロットを上記バッファメモリに送ると共に
    上記スロット順序情報を作る手段と、上記指示バッファ
    が上記受信バッファ内の読み出し候補位置にある全スロ
    ットを読み出し、その中から出力すべきスロットを上記
    スロット順序情報を用いて決定するように構成されたこ
    とを特徴とするマルチリングLAN用ノード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07235943A (ja) * 1994-02-08 1995-09-05 Korea Electron Telecommun バッファを有するリング通信網ノード装置及び制御方法

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