JPH0524200Y2 - - Google Patents

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JPH0524200Y2
JPH0524200Y2 JP1986018506U JP1850686U JPH0524200Y2 JP H0524200 Y2 JPH0524200 Y2 JP H0524200Y2 JP 1986018506 U JP1986018506 U JP 1986018506U JP 1850686 U JP1850686 U JP 1850686U JP H0524200 Y2 JPH0524200 Y2 JP H0524200Y2
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tube
sample
sediment
frame
sampling
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、湖沼や海域などの水域において軟弱
な底質を柱状に採取するための簡易軽量採泥器に
関するものである。
[従来の技術] 従来から知られている採泥器としては、アウタ
ーチユーブ内に縦割りのインナーチユーブを装填
したもの、プラスチツク製のパイプをそのままア
ウターチユーブとして用いたものなどがある。こ
れらの採泥器においては、底質の採取状態を外部
からわかるようにすること、採取した試料をチユ
ーブから不撹乱状態で容易に取り出せることなど
が要求され、また、特に操作用ロツドにより採泥
器を底質に押し込んで試料採取する採泥器では、
上記要求に加えて、できるだけ軽量化することが
要求されるが、これらの要求のすべてを満足でき
る採泥器は見当らない。
即ち、上記操作用ロツドにより底質に押し込ん
で試料採取する採泥器では、採泥用チユーブを透
明にしなければ採取した試料を外部からわからな
いが、採泥に際して底質に押し込む力がその採泥
用チユーブに作用するため、そのチユーブを厚く
して強度を十分に高める必要があり、これは上記
要求に対して後退的である。また、採取した試料
の取り出しを容易にするためにチユーブを半割り
にしたりすると、強度が低下するため、アウター
チユーブが必要になつて、透視が困難になるばか
りでなく、軽量化も困難になるなどの問題があつ
た。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は、操作用ロツドにより底質に押
し込んで試料採取する押し込み式採泥器におい
て、底質の採取状態を外部から確認することがで
き、しかも軽量で操作が容易であるばかりでな
く、採泥用チユーブから簡単に不撹乱状態で試料
を取出せるようにした採泥器を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案の採泥器は、
採泥用チユーブを、縦に半割りにした透明なプラ
スチツク製パイプによつて形成し、この半割チユ
ーブをパイプ状に接合して、複数の金属製リング
を連結用帯板により連結した枠体内に挿嵌し、こ
の枠体の下端に、上記チユーブの下端に接続され
て上方のみに開放可能な試料防失器を設けると共
に、枠体上端に操作用ロツドを設けるという技術
的手段を採用している。
[作用] 上記採泥器の使用に際しては、半割チユーブを
パイプ状に接合した状態で枠体内に挿嵌し、枠体
の下端に試料防失器を、上端に操作用ロツドを取
付けて、操作用ロツドにより採泥作業を行うもの
である。
この場合に、枠体は金属製リングを連結用帯板
により連結したものであるため、採泥器全体が比
較的軽量化され、採泥操作を容易に行うことがで
きる。また、採泥用チユーブが透明なプラスチツ
ク製であることと相俟つて、底質の採取状態を採
泥器の外部から容易に確認することができる。
採泥用チユーブ内に採取した底質試料は、採泥
用チユーブが互いに接合した半割チユーブによつ
て形成されているため、それを開くことにより簡
単に不攪乱状態で取出すことができる。
[実施例] 第1図ないし第4図に示す本考案の採泥器にお
いて、採泥用チユーブ1は、縦に半割りにした透
明なプラスチツク製パイプによつて形成され、そ
れらの半割チユーブ2,2は、ビニールテープ等
の粘着テープ3でパイプ状に接合され、適宜間隔
で配置した複数の金属製リング5を連結用帯板6
により連結した枠体4内に挿嵌されている。上記
枠体4は、ステンレス等により形成され、採泥に
際して、粘着テープ3で接合した半割チユーブ
2,2が離脱したり、それらの半割チユーブ2が
屈曲したりするのを防止するなど、採泥用チユー
ブ1を保護し、また連結用帯板6の間から透明の
採泥用チユーブ1を通してその内部の採泥状態を
透視可能にすると同時に、採泥器の可及的な軽量
化をはかるようにしたものである。
上記枠体4の下端には、採泥用チユーブ1内に
採取した試料が脱出するのを防止する試料防失器
7が設けられている。この試料防失器7は、筒体
8内に支持された複数の支持リング9のそれぞれ
に、上方にのみ開放可能に多数の花弁状の分割弁
10,10,……を取付け、図示したように各分
割弁10,10,……が水平状態にあるときに
は、採泥用チユーブ1の下端がほぼ閉鎖された状
態に保持され、また各分割弁10,10,……が
上方へ起立したときには、採泥用チユーブ1の下
端が完全に開放された状態になるように構成して
いる。さらに、上記筒体8の下端にはコアカツタ
12が設けられている。
上記筒体8の上部内周には、採泥用チユーブ1
が嵌入する凹段部14が設けられ、また筒体8の
上部外周には枠体4の連結用帯板6を当接させる
ための凹段部15が設けられている。この凹段部
15に当接した連結用帯板6の取付けは、第2図
に詳細に示すように、中間部をピン17により屈
曲可能に連結した屈曲ピン16の複数を筒体8の
上部にねじ止めして、この屈曲ピン16を外方に
突出させ、連結用帯板6の下端に設けた小孔18
に上記屈曲ピン16を起立状態(第2図鎖線)で
挿入したうえで、それをピン17の部分で屈曲
(第2図実線)させることによつて、泥等が付着
した状態でも容易に着脱可能ではあるが、操作中
にみだりに離脱しないように取付けている。
上記採泥用チユーブ1とその上端に取付けられ
る上部筒体20との取付構造も、上述した筒体8
との取付構造と実質的に同一であり、即ち、上部
筒体20の下部に設けた屈曲ピン21を連結用帯
板6に設けた小孔に嵌入することにより、両者を
固定している。また、上部筒体20の上端には、
複数の蓋案内杆22を介して基板23が固定さ
れ、この基板23に、採泥器の使用場所等に応じ
て継ぎ足しにより適宜長さに延長できる操作用ロ
ツド24が取付けられている。採泥用チユーブ1
の蓋25は、上記蓋案内杆22が挿通される孔を
有し、該蓋案内杆22に沿つて自由に上下動可能
にしたものである。
上記採泥用チユーブ1には、採取した試料が攪
乱されるのを防止するための攪乱防止体27を挿
着することができる。この攪乱防止体27は、発
泡性合成樹脂あるいはゴム状材料等のように、採
泥用チユーブ1の上端から挿着して水封するのに
適した材料によつて形成され、中心に栓28で開
閉可能に閉鎖した水抜き孔29を有するものであ
る。
上記構成を有する採泥器の使用に際しては、ビ
ニールテープ等で半割チユーブ2,2をパイプ状
に接合して、金属製リング5を連結用帯板6によ
り連結した枠体4内に挿嵌し、枠体4の下端には
試料防失器7を、上端には操作用ロツド24を取
付けて、この操作用ロツド24により採泥作業を
行うものである。
この場合に、枠体4は金属製リング5を連結用
帯板6により連結した構造を有するものであるた
め、アウターチユーブ等を用いる場合に比して、
必要な強度を備えながら採泥器全体が比較的軽量
化され、採泥操作を容易に行うことができる。ま
た、採泥用チユーブ1が透明なプラスチツク製で
あることと相俟つて、底質の採取状態を採泥器の
外部から容易に確認することができる。
採泥用チユーブ1内に採取した底質試料は、採
泥用チユーブ1が粘着テープ3で接合した半割チ
ユーブ2,2によつて形成されているため、その
粘着テープ3を取外すことにより、採泥用チユー
ブ1から簡単に不攪乱状態で取出すことができ
る。
また、表層部の泥は一般に含水率が高く、底質
試料を採取した採泥用チユーブ1を横倒しにする
と、試料が流動して堆積状態が乱れることになる
が、このような場合には、採泥用チユーブ1の上
端から前記攪乱防止体27を試料と水の境界まで
挿入し、その間に中心の水抜き孔29を通して上
層の水を抜出し、そのうえで水抜き孔29を栓2
8により閉鎖して、水抜き孔29からの試料の流
出を防止する。これにより粘性の少ない泥の流動
を防止することができ、試料を採取したままで実
験室へ持ち帰る場合などに極めて有効である。
[考案の効果] 以上に詳述したように、本考案の採泥器によれ
ば、軽量で操作が容易であるばかりでなく、試料
の採取状態を外部から確認したうえで、その採取
したままの試料を実験室へ持ち帰ることができ、
また実験室における試料の取り出しに際しては、
試料の押し出しや採泥用チユーブの切断を行うこ
となく、容易に不攪乱状態でチユーブ内の試料を
採取することができる。
特に、本考案においては、操作用ロツドにより
底質中に押し込んで試料を採取する採泥器におい
て、金属製リングを連結用帯板により連結した枠
体内に透明の採泥用チユーブを挿嵌しているの
で、アウターチユーブ等を用いる場合に比して、
採泥作業に必要な強度を備えながら、採泥器全体
を軽量化でき、それによつて採泥操作を容易に行
うことができるばかりでなく、底質の採取状態も
採泥用チユーブの外部から容易に確認することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る採泥器の断面図、第2図
はその要部拡大断面図、第3図はその横断面図、
第4図はその外観を示す正面図である。 1……採泥用チユーブ、2……半割チユーブ、
4……枠体、5……金属製リング、6……連結用
帯板、7……試料防失器、24……操作用ロツ
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 採泥用チユーブを、縦に半割りにした透明なプ
    ラスチツク製パイプによつて形成し、この半割チ
    ユーブをパイプ状に接合して、複数の金属製リン
    グを連結用帯板により連結した枠体内に挿嵌し、
    この枠体の下端に、上記チユーブの下端に接続さ
    れて上方のみに開放可能な試料防失器を設け、上
    記枠体の上端に操作用ロツドを取付けたことを特
    徴とする簡易軽量採泥器。
JP1986018506U 1986-02-12 1986-02-12 Expired - Lifetime JPH0524200Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986018506U JPH0524200Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986018506U JPH0524200Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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Publication Number Publication Date
JPS62133152U JPS62133152U (ja) 1987-08-22
JPH0524200Y2 true JPH0524200Y2 (ja) 1993-06-21

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ID=30812236

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934383U (ja) * 1972-06-29 1974-03-26
JPS5716952B2 (ja) * 1976-08-14 1982-04-08

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828207Y2 (ja) * 1980-07-02 1983-06-20 工業技術院長 柱状採泥器

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