JPH05241857A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH05241857A
JPH05241857A JP4282656A JP28265692A JPH05241857A JP H05241857 A JPH05241857 A JP H05241857A JP 4282656 A JP4282656 A JP 4282656A JP 28265692 A JP28265692 A JP 28265692A JP H05241857 A JPH05241857 A JP H05241857A
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/54Interprogram communication
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1つの領域の障害によって引き起こされる、
システム全体の他の領域への共鳴的障害の拡散を回避す
ること。 【構成】 本発明によれば、データ処理装置の一部を成
す別々の機能要素間でデータ・リンクを介してデータ項
目が通信されるデータ処理装置において、要求されたリ
ンクが使用中の場合に、リンク獲得要求を要求側要素で
スタックとして保持する手段と、待機中の要求のスタッ
クが所定のサイズに達したかどうか判定する手段と、待
機中の要求のスタックが所定のサイズに達した時、後続
の動作を判定する条件処理手段とを含む、データ処理装
置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】大型データ処理システムでは、タスクは
普通いくつかの関係する動作要素のうちの1つによって
実行される。IBM MVSシステムなどのオペレーテ
ィング・システムを使用する際には、これらの要素は、
単一のオペレーティング・システムの下の別々の仮想ア
ドレス空間であってもよい。また、これらの要素は、デ
ータ・ネットワークで連結されて単一のデータ処理シス
テムを形成する複数のデータ処理マシン上で走行する個
々のオペレーティング・システムに対応するものでもよ
い。
【0003】多数の連結された要素を使用する動作に
は、いくつかの利点がある。(a)各動作要素を、1つ
の要素の障害が他の要素に影響しないように実際上自律
的にすることができる。(a)偶然による消去や重ね書
きを防止するため、1つの要素がアドレスした仮想記憶
域または実記憶域に他の要素がアクセスできないように
することができる。(c)各動作要素のアドレスできる
仮想記憶域の量が制限されている場合、大きなプログラ
ムをいくつかの動作要素間で分割すると、そのプログラ
ムが使用できる記憶域が増大する。(d)大型のデータ
・ファイルを単一要素に保持し、他の要素に選択的アク
セスを与えて、ファイルのコピーを多数作る必要をなく
すことができる。(e)マルチプロセッサ環境におい
て、システム制限は、単一の動作要素が1つの中央演算
処理装置(CPU)しか使用できないことを意味するこ
とがある。その場合、いくつかの動作要素を使用する
と、多数のCPUの潜在能力をフルに発揮することが可
能となる。
【0004】添付の図1及び2は、上記のようにデータ
処理動作をいくつかの要素間でどのように分割できるか
を示している。図1において、各動作要素は、独立して
いるが連結されている複数のデータ処理マシン上に常駐
する別々のオペレーティング・システムに対応する。こ
の配置を「システム間通信」(ISC)構成と称するこ
とにする。図の例では、2つのデータ処理マシンがデー
タ・リンク30で連結されている。各マシンは、対応す
る端末40、50及び記憶装置60、70を有する。
【0005】同様に図2には「複数領域動作」(MR
O)構成を示す。この場合、いくつかのコンピュータ・
プログラムが同じデータ処理マシン上で同じオペレーテ
ィング・システムの下で、ただし異なるアドレス空間即
ち領域で走行する。図では、単一のマシン100上で走
行する2つの領域110、120が示されている。これ
らの領域は、単一のコンピュータ・プログラムの生産版
と試験版、あるいは会社の異なる部門が使用する同一プ
ログラムの異なる版のようなより大きな全体プログラム
の異なる部分を走行することもできる。領域間の通信が
可能であり、複数のプログラムが同じ端末130、14
0及び記憶装置150を共用することができる。また各
領域110、120がそれぞれそれに関連する専用の端
末(130、140)または他の周辺装置をもつことも
できる。
【0006】ISC構成またはMRO構成で動作するよ
うに設計されたコンピュータ・プログラムの例は、IB
M MVSオペレーティング・システムの下で動作する
IBM CICS/MVSコンピュータ・プログラムで
ある(IBM、CICS/MVS、MVSはインターナ
ショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイションの
商標)。このような動作は、IBMマニュアルSC33-051
9"CICS/MVS Version2.1 Intercommunication Guide"
(第1版、1988年4月)に記載されている。
【0007】図3は、MRO動作またはISC動作の別
の典型的な使い方を示す。この場合、各領域またはマシ
ンが、全体システム200の一部として異なるタイプの
機能を果たす。ユーザ・コマンド及び出力データは端末
所有領域(TOR)210によって処理され、適用業務
プログラムはいくつかのアプリケーション所有領域(A
OR)220、230内で処理され、ファイル処理及び
データ記憶はファイル所有領域(FOR)240によっ
て実行される。この配置では、端末及びファイル処理の
配置が簡単になり、優先順位の高いアプリケーションが
より高速のまたは優先順位の高い領域で走行できるよう
になる。
【0008】図3に示すようにシステムが分割できるに
は、変数や命令などのデータ項目を領域間で通信する何
らかの手段がなければならない。TORとFORの間の
直接通信など一部の通信経路は禁止されていたり、単に
不要なこともある。通信は、2つの領域間または要素間
の1つまたは複数の実リンクまたは仮想リンクの獲得に
よって開始される。通常、リンクの獲得及び放棄は連続
する過程であり、十分なリンクが設けられていると仮定
すると、リンク獲得要求のボトルネックとはならない。
しかし、何らかの理由で作業の流れが妨げられて、リン
クが放棄されるよりもリンク獲得要求が作成されること
が多くなった場合、リンク獲得要求は要求側要素によっ
て待機要求のスタックに入れられる。また多くの場合、
リンク放棄の速度低下は一時的なものにすぎず、スタッ
クに入れられた要求を処理して動作を正常に戻すことが
できる。
【0009】より現実的なシナリオを図4に示す。この
場合、相互接続されたいくつかのTOR(300、31
0、320)、AOR(330、340、350、36
0)、FOR(370、380、390)がある。通常
の導入システムでは、数百の異なる領域または要素をも
つことがあり得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】MOR動作またはIS
C動作は、1つの領域または要素の障害が他の領域の障
害を引き起こすことを防止する働きをすると上記で述べ
たが、次にそれが起こり得る状況について述べる。1つ
のFOR(例えば図4のFOR370)で大きな問題が
発生し、そのFORが実際に動作を終了させず動作を減
速または停止させるものとする。そうすると、スタック
された待機中のリンク獲得要求がAORに蓄まる。遅か
れ速かれ、これらのAORの1つが処理を待つ多数のリ
ンク獲得要求をもち、従って記憶及び他の資源を使い尽
くして、それ自体が動作を減速または停止させることに
なる。その結果、他のFOR、他のAOR、及びもちろ
んTORでも同様の問題が発生する。こうして、1つの
領域の障害が、システム全体の他の領域への共鳴的障害
(Sympathetic failure)の拡散を引き起こす可能性があ
る。
【0011】上記の問題に対する従来技術の1つの解決
策は、各領域間で、通信がアドレスされる可能性のある
他の全ての領域の状況を検査する連続プログラムを走ら
せることである。これは、プロセッサ資源の無駄使いで
あり、余分な作業及びリンク・トラフィックを発生する
ので事態をより悪化させる可能性がある。
【0012】従来技術のもう1つの解決策は、受信側領
域の全作業負荷を制限するため、ある領域から別の領域
に送られる作業の量に限度を設けるものである。しか
し、これは、他の諸領域も同じ受信側に作業を送ってい
る可能性があることを考慮に入れていない。また、通常
のデータ処理導入システムでは、恐らくは数日または数
週間かけてシステムが拡張される時、領域の数が増加す
ることがある。新しい領域を追加するたびに作業負荷の
限度を設定し直さなければならないのは、非常に不便で
ある。共鳴的障害を防止するには、それらの限度は控え
目でなければならず、したがってこの解決策はシステム
の全スループットをも制限する可能性がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、データ
処理装置の一部を成す別々の機能要素間でデータ・リン
クを介してデータ項目が通信されるデータ処理装置にお
いて、要求されたリンクが使用中の場合に、リンク獲得
要求を要求側要素でスタックとして保持する手段と、待
機中の要求のスタックが所定のサイズに達したかどうか
判定する手段と、待機中の要求のスタックが所定のサイ
ズに達した時、後続の動作を決定する条件処理手段とを
含む、データ処理装置が提供される。
【0014】少なくとも好ましい実施例では、本発明
は、受信側要素との通信のためのリンク獲得要求の蓄積
を検出することにより、その受信側要素の状態を動的に
遠隔監視する手段を提供する。待機要求の蓄積が閾値に
達した場合、要求側要素が共鳴的障害になるのを防止す
る適当な処置を講じることができる。これは、いくつか
の理由から好都合であるが、その理由としては次のよう
なものがある。 a)監視が送信側要素で実施され、したがって要素間の
データ・トラフィックが増大しない。 b)監視が要求のレートに基づいて行われるので、要求
される作業負荷(ワークロード)にたやすく同調させる
ことができる。
【0015】新しい要求が行われるたびに未処理のリン
ク獲得要求の数を調べることが好ましい。これは、余分
な処理を必要な時にだけ行い、本発明の利用に必要な処
理オーバヘッドを低くすることを意味する。ただし、未
処理の要求の数をある間隔で調べることもできる。
【0016】スタックがその所定の限界に達した時、い
くつかのオプションが使用できる。例えば、それが適切
な場合、その後の処理は他の動作要素に再経路指定する
ことができる。特定の要素への再経路指定が不可能な場
合、第2のかつ最終の所定限界に達するまでその要求を
そのスタックに追加し、第2の限界に達した時点で存在
するすべてのリンク・トラフィックと未処理のリンク獲
得要求を除去し、リンクを閉じてその後のリンク獲得要
求はスタックされずに完全に失敗するようにさせること
ができる。また、第1の所定の限界に達した時、その後
のデータ項目を単に拒絶するようにすることもできる。
【0017】このように、前記の条件処理手段が、リン
ク獲得要求の性質とデータ処理装置に記憶された所定の
経路指定情報とに応答して、その要求が異なる機能要素
に再経路指定できるかどうか判定する手段と、要求が再
経路指定できる場合に前記の異なる機能要素へのリンク
獲得要求を開始する手段とを含むことが好ましい。
【0018】各スタックがそれぞれ関連するサイズ限界
をもち、そのサイズ限界がデータ処理装置の動作中に変
更できることが好ましい。この特徴により、要素の性質
または恐らくは時刻に応じて各要素に作業を割り振る際
にフレキシビリティが得られる。例えば、ISC構成に
おいて、1つの要素が他の諸要素で使用されるものより
もずっと強力なマシンであるとする。その場合、その要
素に対する未処理のリンク獲得要求が、他の要素に対応
するものよりも大きくなることがあり得る。
【0019】本発明は、例えば、単一のオペレーティン
グ・システムの下でいくつかの領域が実行されるデータ
処理装置(MRO動作)、またはそれぞれ自体のオペレ
ーティング・システムを有するデータ・プロセッサのネ
ットワークを含むデータ処理装置(ISC動作)に適用
できる。データ処理装置は、分散式トランザクション処
理システムとして配置することもでき、このシステムは
ユーザ端末にインターフェースするように適合された要
素(TOR)と、適用業務プログラムを走行させるよう
に適合された要素(AOR)と、データ記憶装置にアク
セスするように適合された要素(FOR)とを含むこと
が好ましい。
【0020】
【実施例】図面のうち図1〜4については既に説明し
た。次に図5を参照すると、受信側にデータ項目を送る
ための初期要求500が示されている。送信側と受信側
の間のデータ・リンクの一時的使用権を獲得するための
要求505が送信側によって行われる。ステップ510
で、そのようなリンクが使用可能であるか検査を行う。
リンクが直ちに利用可能な場合は、そのリンクがその後
使用できるように獲得され、成功の戻りコードRC1を
返して処理を終える。
【0021】ステップ510での第2の可能性は、リン
クが使用可能でないことである。それが起こり得るの
は、受信側要素がデータ処理装置から遮断されているた
め、あるいはおそらくその論理名またはアドレスが装置
に対して正しく指定されていなかったためである。この
場合、不成功の戻りコードRC2が与えられ、それがス
テップ590で処理される。
【0022】ステップ510での中間的応答は、要求さ
れたリンクが使用中で送信側が直ちには使用できないと
いうものである。この場合は、ステップ520で、送信
側要素がリンクが空くのを待つことができるかどうか決
定する。送信側要素が待つ準備ができていない場合は、
不成功の戻りコードRC3を返して処理を終え、戻りコ
ードRC3はステップ590で処理される。しかし、送
信側が待つことができる場合は、ステップ530で、そ
の受信側と通信するための送信側による未処理のまたは
待機中のリンク獲得要求の数を検査する。
【0023】通常の状況では、待機中のリンク獲得要求
はスタックすなわち順番に並べられたリストに保持され
る。要求されたリンクが空くと、そのスタックの先頭に
ある待機要求が処理される。
【0024】各スタックはそれぞれ関連する所定のサイ
ズ閾値をもつ。通常の動作では、この閾値に達すること
はまずない。スタックがその閾値サイズに達した場合、
それは受信側要素が減速または停止したこと、及び要求
側(送信側)要素の共鳴的障害を防止する処置を講ずべ
きことを示す可能性が高い。この閾値は各送信側でテー
ブルとして記憶される。こうしたテーブルの例を、後述
の図6に示す。
【0025】スタックがその閾値に達した場合、ステッ
プ530からステップ570に移る。しかし、スタック
がその閾値に達していないとすると、ステップ540
で、そのリンク獲得要求に対応するスタック項目が作成
され、そのスタックに追加される。
【0026】所定のタイムアウト期間の終了前に要求が
首尾よく処理された場合は、成功の戻りコードRC4を
返して処理を終える。しかし、タイムアウト期間の終了
前に要求が処理されなかった場合は、ステップ560
で、その要求に対応するスタック項目がスタックから除
去され、ステップ570に進む。
【0027】ステップ570で、条件処理機能が使用可
能かどうか検査を行う。使用可能でない場合は、不成功
の戻りコードRC5を返して処理を終える。条件処理機
能が実際に使用可能な場合は、ステップ580で条件処
理機能を呼び出す。条件処理機能は、リンク獲得要求に
関する3つのオプションのうちの1つを選択する。要求
を拒絶することができ(581)、その場合は不成功の
戻りコードRC6を返して処理を終える。要求をしたリ
ンクを使って送信すべきデータ項目が、元の受信側要素
とは異なる要素によって適切に処理できる場合は、再経
路指定され(582)、その場合、開始ステップ500
に戻り、新しい受信側へのリンク獲得要求を行う。デー
タ項目が再経路指定に適していない場合は、そのリンク
獲得要求を待機中の項目のスタックに戻すことができ、
その場合、次のタイムアウト期間が開始する。
【0028】タイムアウトした要求を拒絶するか、再経
路指定するか、それともスタックするか条件処理機能が
判断する際の基準については、後で図7に関して説明す
る。
【0029】次表に、ステップ590で戻りコード処理
機能によって処理される可能性のある結果をまとめて示
す。 (戻りコード) (結果) RC1 要求が直ちに満たされる。 RC2 リンクが使用不能。 RC3 リンクが使用中で、送信側が待てない。 RC4 要求がスタックに入れられるが、タイム
アウト終了前に消去される。 RC5 要求がスタックに入れられるが、タイム
アウト終了前に処理されない。条件処理機能は使用不
能。 RC6 要求が条件処理機能によって拒絶され
る。
【0030】これらの戻りコードは、リンク獲得処理を
開始したプログラムに戻される。
【0031】図6は、各送信側要素で保持されるテーブ
ル600の例を示す。テーブル600は、可能な受信側
要素に対応するスタック閾値を定義する。図4のTOR
とFORの間の直接通信など一切の通信経路は停止され
ており、したがってこのテーブル中には禁止されている
リンクのスタック・サイズのエントリは必要でない。
【0032】テーブル600は、その送信側要素に対す
る許容されたすべての受信側要素のリスト610とその
受信側と通信するための対応するスタック・サイズの閾
値620を含むだけである。任意選択として、より高い
第2の閾値のエントリ630を含めることもできる。条
件処理機能がスタックに要求を戻すことを選択した場合
は、スタック・サイズは第1の閾値620を越えていな
い。しかし、スタックがその後も無限に成長し続けられ
るのは、送信側要素の共鳴的障害を引き起こし得るの
で、望ましくない。したがって、第2の閾値に達した
時、スタックされているすべての要求を拒絶したり、リ
ンクを使用不能にする要求を発行して、その後のリンク
獲得要求は戻りコードRC2を返して速やかに失敗させ
るなど、条件処理機能がより思い切った処置を講じるこ
とができる。
【0033】この実施例では、各送信側がそれ自体のテ
ーブル600をもつが、適切ならばテーブルを送信側要
素間で共用することもできる。テーブル600中の情報
はシステム操作員によってセットアップされ、動作中に
変えることもできる。
【0034】図7は、リンク獲得要求を拒絶するか、再
経路指定するか、それともスタックに入れるかを判断す
る際に条件処理機能が使用する情報を示す。この実施例
では、この情報もテーブル700として配列される。テ
ーブル700は要求されたリンクを使って送るべきデー
タ項目の性質を示すエントリ710と、そのデータ項目
のタイプに応じて、さらに3つのエントリ720、73
0、740を含む。エントリ720は、そのタイプのデ
ータ項目が再経路指定に適しているかどうかを示すイエ
ス/ノー・フラグである。再経路指定が可能な場合、エ
ントリ730は代替受信側要素のリストを含む。このリ
ストは優先順位の順序でよい。最後に、エントリ740
は、要求スタックに戻すべきかどうかを示す第2のイエ
ス/ノー・フラグである。
【0035】図7に示したデータ・タイプの特定の例
は、下記の意味を持つ。 ALL_AOR1: 領域AOR1へのすべてのアク
セス要求 FILEA_FOR1:領域FOR1に保持されている
ファイルAへのアクセス FILEB_FOR1:領域FOR1に保持されている
ファイルBへのアクセス FILEC_FOR1:領域FOR1に保持されている
ファイルCへのアクセス
【0036】テーブル7の情報は、データ処理装置の操
作員がセットアップでき、動作中に必要に応じて変える
ことができる。このリストを参照することにより、条件
処理機能はヒューリスティック(heuristic)式に動作
する。動作に際しては、条件処理機能は、要求を行った
プログラムからの情報と、中央で保持されているリンク
状況情報など他のソースからの情報とを使って、そのリ
ンク獲得に関係するデータ項目の性質を決定する。次い
で、条件処理機能はテーブル700に照会して、そのデ
ータ・タイプにどの1組のエントリが対応するかを決定
する。再経路指定フラグ720が「イエス」にセットさ
れている場合は、エントリ730のリストから別の受信
側要素が選択される。代替要素が使用できない場合、あ
るいは再経路指定フラグ720が「ノー」にセットされ
ている場合は、エントリ740のスタック・フラグが照
会される。スタック・フラグが「イエス」にセットされ
ている場合は、上述のように要求がスタックに戻され
る。スタック・フラグが「ノー」にセットされている場
合は、やはり上述のようにその要求は拒絶される。
【0037】
【発明の効果】以上、少なくとも好ましい実施例におい
て、受信側要素との通信のためのリンク獲得要求の蓄積
を検出することによって、その受信側要素の状況を動的
に遠隔監視する手段について述べた。送るべきデータ項
目の性質、及び要求されている通信の他の態様に応じ
て、待機要求のスタックが第1の所定限界に達した後
で、後続のリンク獲得要求をどう処理するべきかに関し
て自動的に判断することができる。上記の実施例では、
スタックは無制限に成長することを許されず、したがっ
て要求側要素の共鳴的障害が避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術で既知の、ISC構成で配列されたデ
ータ処理システムを示す図である。
【図2】従来技術で既知の、MRO構成で配列されたデ
ータ処理システムを示す図である。
【図3】従来技術で既知の、機能に応じて動作要素間に
分散されたデータ処理動作を示す図である。
【図4】従来技術で既知の、機能に応じて動作要素間に
分散されたデータ処理動作を示す図である。
【図5】本発明による、動作要素間での通信のための、
データ項目のスタックへの割振りを示す流れ図である。
【図6】スタック閾値のテーブルの概略図である。
【図7】条件処理機能が保持する情報の概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 11/04 (72)発明者 デニス・ルイス・プラム イギリス国エス・オー22 4ジェイ・エ フ、ハンプシャー州ウィンチェスター、バ ジャーズ・ファーム、メイトリー・クロー ズ 57 (72)発明者 ピート・ジェームズ・ラプトン イギリス国エス・オー5 1エヌ・エイ チ、ハンプシャー州イーストリー、チャン ドラーズ・フォード、バディスリー・ロー ド 38 (72)発明者 ジット・シング・チャナ イギリス国エス・オー4 3ティー・エ イ、ハンプシャー州サザンプトン、トット ン、ルファス・ガーデンズ 4

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ処理装置の一部を成す別々の機能要
    素間でデータ・リンクを介してデータ項目が通信される
    データ処理装置において、要求されたリンクが使用中の
    場合に、リンク獲得要求を要求側(送信側)要素でスタ
    ックとして保持する手段と、待機中の要求のスタックが
    所定のサイズに達したかどうか判定する手段と、待機中
    の要求のスタックが所定のサイズに達した時、後続の動
    作を判定する条件処理手段とを含む、データ処理装置。
  2. 【請求項2】前記条件処理手段が、当該データ処理装置
    に記憶された所定の経路指定情報と上記リンク獲得要求
    の性質とに応答して、その要求が異なる機能要素に再経
    路指定できるかどうかを判定する手段と、当該要求が再
    経路指定できる場合に、前記の異なる機能要素へのリン
    ク獲得要求を開始する手段とを含む、請求項1に記載の
    データ処理装置。
  3. 【請求項3】前記条件処理手段が、前記要求が異なる機
    能要素に再経路指定できない場合にその要求を前記スタ
    ックに追加すべきかどうか決定する手段を含む、請求項
    2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】前記スタックのサイズが、前記所定のサイ
    ズよりも大きく設定された第2の所定のサイズに達した
    場合に、前記スタックにさらなる要求を追加できない、
    請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】前記条件処理手段が、スタック・サイズが
    前記第2の所定サイズに達した時、前記スタックからす
    べての要求を除去し、送信側要素と受信側要素の間のデ
    ータ・リンクの閉鎖を要求する手段を含む、請求項4に
    記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】データ処理装置の動作中に前記所定サイズ
    が変更できる、前記いずれかの請求項に記載のデータ処
    理装置。
  7. 【請求項7】各スタックがそれぞれに関連する所定サイ
    ズをもつ、前記いずれかの請求項に記載のデータ処理装
    置。
  8. 【請求項8】単一のオペレーティング・システム下でい
    くつかの領域が実行されるデータ処理システムを含む、
    前記いずれかの請求項に記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】それぞれがそれ自体のオペレーティング・
    システムを有する複数のデータ・プロセッサのネットワ
    ークを含む、前記いずれかの請求項に記載のデータ処理
    装置。
  10. 【請求項10】分散式トランザクション処理システムと
    して動作する、前記いずれかの請求項に記載のデータ処
    理装置。
  11. 【請求項11】ユーザ端末にインターフェースするため
    の適合要素と、適用業務プログラムを走行させるための
    適合要素と、データ記憶装置にアクセスするための適合
    要素とを含む、前記いずれかの請求項に記載のデータ処
    理装置。
JP4282656A 1991-10-24 1992-10-21 データ処理装置 Expired - Lifetime JPH07101387B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9122544A GB2260835A (en) 1991-10-24 1991-10-24 Data processing system
GB9122544.1 1991-10-24

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