JP3314665B2 - 分散ファイルシステム - Google Patents
分散ファイルシステムInfo
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- JP3314665B2 JP3314665B2 JP14257497A JP14257497A JP3314665B2 JP 3314665 B2 JP3314665 B2 JP 3314665B2 JP 14257497 A JP14257497 A JP 14257497A JP 14257497 A JP14257497 A JP 14257497A JP 3314665 B2 JP3314665 B2 JP 3314665B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ/クライア
ント方式の分散ファイルシステムに関し、特にネットワ
ークに接続されたサーバマシンの有するリソースをクラ
イアント側のリソースとして仮想的に割り当てるための
マウント方法に関する。
ント方式の分散ファイルシステムに関し、特にネットワ
ークに接続されたサーバマシンの有するリソースをクラ
イアント側のリソースとして仮想的に割り当てるための
マウント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマウント方法としては、
クライアント側から、同一のリソースを提供している複
数のホストを指定して、その複数のホストから一のホス
トをサーバとして選択し、マウントを実行することので
きる自動マウント機構が挙げられる。ここで、該自動マ
ウント機構においては、当該ホストがネットワーク的に
立ち上がっていること及びクライアント側から見た当該
ホストの通信による応答時間の速さのみが、ネットワー
クに接続された複数のホストの中から一のサーバを選択
するための基準とされていた。そのため、該自動マウン
ト機構においては、応答時間の最も短かったホストを分
散ファイルシステムにおけるサーバとして選択すると共
にマウントを実行していた。
クライアント側から、同一のリソースを提供している複
数のホストを指定して、その複数のホストから一のホス
トをサーバとして選択し、マウントを実行することので
きる自動マウント機構が挙げられる。ここで、該自動マ
ウント機構においては、当該ホストがネットワーク的に
立ち上がっていること及びクライアント側から見た当該
ホストの通信による応答時間の速さのみが、ネットワー
クに接続された複数のホストの中から一のサーバを選択
するための基準とされていた。そのため、該自動マウン
ト機構においては、応答時間の最も短かったホストを分
散ファイルシステムにおけるサーバとして選択すると共
にマウントを実行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術によっては、以下に列挙するような問題が生
じていた。
た従来技術によっては、以下に列挙するような問題が生
じていた。
【0004】第1に、上述した従来技術は、選択された
サーバに対するクライアントからのマウントおいて失敗
する可能性が高いといった問題を有していた。即ち、指
定対象となるホストは、例えネットワーク的に立ち上が
っている場合であっても、分散ファイルシステムのサー
バとして有効である保証はない。しかしながら、従来技
術においては、複数のホストからのサーバの選択条件が
上述した2つの条件のみであり、更に選択したホストに
対しては他に条件を課すことなく、無条件にマウントを
実行していたため、選択されたホストが必ずしもサーバ
として有効なものであるとは限らない。もし、分散ファ
イルシステムのサーバとしてのサービスが選択されたホ
スト上で行われていない場合、クライアントからのマウ
ント実行は失敗することとなる。
サーバに対するクライアントからのマウントおいて失敗
する可能性が高いといった問題を有していた。即ち、指
定対象となるホストは、例えネットワーク的に立ち上が
っている場合であっても、分散ファイルシステムのサー
バとして有効である保証はない。しかしながら、従来技
術においては、複数のホストからのサーバの選択条件が
上述した2つの条件のみであり、更に選択したホストに
対しては他に条件を課すことなく、無条件にマウントを
実行していたため、選択されたホストが必ずしもサーバ
として有効なものであるとは限らない。もし、分散ファ
イルシステムのサーバとしてのサービスが選択されたホ
スト上で行われていない場合、クライアントからのマウ
ント実行は失敗することとなる。
【0005】第2に、上述した従来技術は、ネットワー
クの状態等に依存して常に選択されるサーバが同じにな
ってしまうという問題を有していた。即ち、ネットワー
クやホストの負荷の状態等によって、自動マウント機構
からの信号に対する応答時間が決定されてしまうため、
常に同一のホストの応答時間が長い(或いは短い)とい
った状況が発生する可能性がある。このような状況下に
おいては、複数のホストを指定しても常に同じホストが
サーバとして選択されてしまう可能性が高いことから、
複数のホストを指定する意味がなくなってしまう。
クの状態等に依存して常に選択されるサーバが同じにな
ってしまうという問題を有していた。即ち、ネットワー
クやホストの負荷の状態等によって、自動マウント機構
からの信号に対する応答時間が決定されてしまうため、
常に同一のホストの応答時間が長い(或いは短い)とい
った状況が発生する可能性がある。このような状況下に
おいては、複数のホストを指定しても常に同じホストが
サーバとして選択されてしまう可能性が高いことから、
複数のホストを指定する意味がなくなってしまう。
【0006】第3に、上述した従来技術は、上記第1及
び第2の問題点から理解されるように、選択されたサー
バに対するマウントに失敗して再試行しても、同じホス
トをサーバとして選択して、当該サーバに対してマウン
トの実行指定をしてしまうため、マウント実行を永久に
失敗し続ける可能性がある問題を有していた。
び第2の問題点から理解されるように、選択されたサー
バに対するマウントに失敗して再試行しても、同じホス
トをサーバとして選択して、当該サーバに対してマウン
トの実行指定をしてしまうため、マウント実行を永久に
失敗し続ける可能性がある問題を有していた。
【0007】そこで、本発明は、確実にリソースをマウ
ントすることができ、信頼性及び操作性の向上を図るべ
く、ホストの提供するリソースを確認することのできる
分散ファイルシステムを提供することを目的とする。
ントすることができ、信頼性及び操作性の向上を図るべ
く、ホストの提供するリソースを確認することのできる
分散ファイルシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決すべく、以下に示す手段を提供する。
を解決すべく、以下に示す手段を提供する。
【0009】即ち、本発明によれば、クライアントシス
テム及び複数のサーバシステムを備えたサーバ/クライ
アント方式の分散ファイルシステムにおいて、前記クラ
イアントシステムは、前記複数のサーバシステムから一
のサーバシステムをサーバとして選択し、該サーバの備
えるリソースをマウントするための自動マウント手段で
あって、選択対象となる前記サーバシステムの備えるリ
ソースが利用できるものであるかどうかを確認し、該確
認の結果に従い、マウント実行の可否及び前記サーバと
して選択する前記サーバシステムの切り替えを行う自動
マウント手段を備えていることを特徴とする分散ファイ
ルシステムが得られる。
テム及び複数のサーバシステムを備えたサーバ/クライ
アント方式の分散ファイルシステムにおいて、前記クラ
イアントシステムは、前記複数のサーバシステムから一
のサーバシステムをサーバとして選択し、該サーバの備
えるリソースをマウントするための自動マウント手段で
あって、選択対象となる前記サーバシステムの備えるリ
ソースが利用できるものであるかどうかを確認し、該確
認の結果に従い、マウント実行の可否及び前記サーバと
して選択する前記サーバシステムの切り替えを行う自動
マウント手段を備えていることを特徴とする分散ファイ
ルシステムが得られる。
【0010】また、本発明によれば、前記分散ファイル
システムにおいて、前記自動マウント手段は、前記クラ
イアントシステム側におけるユーザプロセスにより必要
とされるリソースのリストであるリソース要求リスト
と、該リソース要求リストに従って、サーバ確認要求を
出力するとともに、サーバ選択結果を受けて、前記複数
のサーバシステムから選択された前記一のサーバからの
マウントを実行するためのマウント手段と、該マウント
手段からの前記サーバ確認要求を受けて、前記複数のサ
ーバシステムがネットワーク的に立ち上がっているかを
確認すると共に、前記複数のサーバシステムの夫々との
間における通信の応答時間により前記複数のサーバシス
テムに対して順位付を行って応答時間リストを作成する
ためのサーバ確認手段と、該サーバ確認手段の作成した
前記応答時間リストに従って、当該応答時間リストの上
位の前記サーバシステムから順に確認対象サーバシステ
ムとして、該確認対象サーバシステムに対して、当該確
認対象サーバシステムが分散ファイルシステムにおける
サーバとして機能するかについて確認すると共に、前記
リソース要求リストを参照して該確認対象サーバシステ
ムが当該クライアントの要求するリソースを備えている
かについて確認し、当該2つの確認事項を満たした前記
確認対象サーバシステムをサーバとして選択し、サーバ
選択結果として前記マウント手段に出力するためのリソ
ース確認手段とを備えることを特徴とする分散ファイル
システムが得られる。
システムにおいて、前記自動マウント手段は、前記クラ
イアントシステム側におけるユーザプロセスにより必要
とされるリソースのリストであるリソース要求リスト
と、該リソース要求リストに従って、サーバ確認要求を
出力するとともに、サーバ選択結果を受けて、前記複数
のサーバシステムから選択された前記一のサーバからの
マウントを実行するためのマウント手段と、該マウント
手段からの前記サーバ確認要求を受けて、前記複数のサ
ーバシステムがネットワーク的に立ち上がっているかを
確認すると共に、前記複数のサーバシステムの夫々との
間における通信の応答時間により前記複数のサーバシス
テムに対して順位付を行って応答時間リストを作成する
ためのサーバ確認手段と、該サーバ確認手段の作成した
前記応答時間リストに従って、当該応答時間リストの上
位の前記サーバシステムから順に確認対象サーバシステ
ムとして、該確認対象サーバシステムに対して、当該確
認対象サーバシステムが分散ファイルシステムにおける
サーバとして機能するかについて確認すると共に、前記
リソース要求リストを参照して該確認対象サーバシステ
ムが当該クライアントの要求するリソースを備えている
かについて確認し、当該2つの確認事項を満たした前記
確認対象サーバシステムをサーバとして選択し、サーバ
選択結果として前記マウント手段に出力するためのリソ
ース確認手段とを備えることを特徴とする分散ファイル
システムが得られる。
【0011】更に、本発明によれば、サーバ/クライア
ント方式の分散ファイルシステムにおいて、クライアン
ト側から、同一リソースを有する複数のホストを指定し
て、その複数のホストから一のホストをサーバとして選
択し、マウントを実行するためのマウント方法であっ
て、前記複数のホストに対して通信による応答時間に従
って順位付を行い、該順位付において最も上位の前記ホ
ストから順に、分散ファイルシステムにおけるサーバと
してのサービスを提供しているか及び前記クライアント
側において要求されるリソースを提供しているかについ
て判断を行い、最も早期に2つの条件を満たした前記ホ
ストを前記サーバとして選択し、前記マウントを実行す
ることを特徴とするマウント方法が得られる。
ント方式の分散ファイルシステムにおいて、クライアン
ト側から、同一リソースを有する複数のホストを指定し
て、その複数のホストから一のホストをサーバとして選
択し、マウントを実行するためのマウント方法であっ
て、前記複数のホストに対して通信による応答時間に従
って順位付を行い、該順位付において最も上位の前記ホ
ストから順に、分散ファイルシステムにおけるサーバと
してのサービスを提供しているか及び前記クライアント
側において要求されるリソースを提供しているかについ
て判断を行い、最も早期に2つの条件を満たした前記ホ
ストを前記サーバとして選択し、前記マウントを実行す
ることを特徴とするマウント方法が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【0013】本実施の形態のサーバ/クライアント方式
の分散ファイルシステムは、図1にその一部が示されて
いるように、複数のサーバシステム2〜4の夫々に具備
されている外部記憶装置5〜7をネットワークを介して
共有するものである。
の分散ファイルシステムは、図1にその一部が示されて
いるように、複数のサーバシステム2〜4の夫々に具備
されている外部記憶装置5〜7をネットワークを介して
共有するものである。
【0014】クライアントシステム1は、ユーザプロセ
スによりサーバのリソースが必要になった場合に本発明
のマウント方法をもって自動的にマウントを実行するた
めの自動マウント手段11を備えている。自動マウント
手段11は、ユーザプロセスによりクライアント側にお
いて必要とされるリソースのリストであるリソース要求
リスト12と、マウントを実行するためのマウント手段
13と、各ホスト(サーバシステム2〜4)がネットワ
ーク的に立ち上がっているかどうかを確認するためのサ
ーバ確認手段14と、サーバが必要とするリソースを有
しているかどうかを確認するためのリソース確認手段1
5とを備えている。更に、サーバ確認手段は、ネットワ
ーク的に立ち上がっているサーバシステムに対して、通
信の応答時間による順位付を行ってサーバシステムのリ
ストを作成するためのリスト作成手段141を有してい
る。
スによりサーバのリソースが必要になった場合に本発明
のマウント方法をもって自動的にマウントを実行するた
めの自動マウント手段11を備えている。自動マウント
手段11は、ユーザプロセスによりクライアント側にお
いて必要とされるリソースのリストであるリソース要求
リスト12と、マウントを実行するためのマウント手段
13と、各ホスト(サーバシステム2〜4)がネットワ
ーク的に立ち上がっているかどうかを確認するためのサ
ーバ確認手段14と、サーバが必要とするリソースを有
しているかどうかを確認するためのリソース確認手段1
5とを備えている。更に、サーバ確認手段は、ネットワ
ーク的に立ち上がっているサーバシステムに対して、通
信の応答時間による順位付を行ってサーバシステムのリ
ストを作成するためのリスト作成手段141を有してい
る。
【0015】一方、サーバシステム2は、当該サーバシ
ステムの提供できるリソースのリストであるリソース提
供リスト21と、リソース提供リスト21に基づいて当
該サーバシステム側で利用可能なリソースをクライアン
ト側へ送出するためのリソース管理手段22と、当該サ
ーバシステムが分散ファイルシステムにおけるサーバに
なるために必要なサービスが登録されているかなどを管
理するためのネットワークサービス管理手段23と、外
部記憶装置5を備えている。同様に、サーバシステム3
は、リソース提供リスト31、リソース管理手段32、
ネットワークサービス管理手段33、及び外部記憶装置
6を備えており、サーバシステム4は、リソース提供リ
スト41、リソース管理手段42、ネットワークサービ
ス管理手段43、及び外部記憶装置7を備えている。
ステムの提供できるリソースのリストであるリソース提
供リスト21と、リソース提供リスト21に基づいて当
該サーバシステム側で利用可能なリソースをクライアン
ト側へ送出するためのリソース管理手段22と、当該サ
ーバシステムが分散ファイルシステムにおけるサーバに
なるために必要なサービスが登録されているかなどを管
理するためのネットワークサービス管理手段23と、外
部記憶装置5を備えている。同様に、サーバシステム3
は、リソース提供リスト31、リソース管理手段32、
ネットワークサービス管理手段33、及び外部記憶装置
6を備えており、サーバシステム4は、リソース提供リ
スト41、リソース管理手段42、ネットワークサービ
ス管理手段43、及び外部記憶装置7を備えている。
【0016】このような構成を備えた本実施の形態の分
散ファイルシステムにおけるマウント実行処理につい
て、以下に図2を用いて説明する。図2は、当該マウン
ト実行処理を示すフローチャートである。
散ファイルシステムにおけるマウント実行処理につい
て、以下に図2を用いて説明する。図2は、当該マウン
ト実行処理を示すフローチャートである。
【0017】まず、クライアント側においてユーザプロ
セスによりサーバの有するリソースが必要となった場
合、クライアントシステム1の有する自動マウント手段
11において、リソース要求リスト12に従ってマウン
ト手段13に対してマウント実行の要求がなされる(ス
テップS101)。
セスによりサーバの有するリソースが必要となった場
合、クライアントシステム1の有する自動マウント手段
11において、リソース要求リスト12に従ってマウン
ト手段13に対してマウント実行の要求がなされる(ス
テップS101)。
【0018】マウント手段13は、マウント実行の要求
を受けると、リソースの提供を受ける受け先となるサー
バを特定するために、サーバ確認手段14に対して、指
定された一台或いは複数台のホストの状態に関する確認
を要求する(ステップS102)。
を受けると、リソースの提供を受ける受け先となるサー
バを特定するために、サーバ確認手段14に対して、指
定された一台或いは複数台のホストの状態に関する確認
を要求する(ステップS102)。
【0019】サーバ確認手段14は、通信したサーバシ
ステム2〜4の夫々からの応答時間を計測し、リスト作
成手段141により、応答時間が最も短かったホスト
(サーバシステム)をマウント要求を出すべき第1のホ
ストとするように、応答時間によりマウント要求をすべ
き対象となるホストの順位付を行って、サーバシステム
の順位付をしたリストを作成する(ステップS10
3)。
ステム2〜4の夫々からの応答時間を計測し、リスト作
成手段141により、応答時間が最も短かったホスト
(サーバシステム)をマウント要求を出すべき第1のホ
ストとするように、応答時間によりマウント要求をすべ
き対象となるホストの順位付を行って、サーバシステム
の順位付をしたリストを作成する(ステップS10
3)。
【0020】リソース確認手段15は、リスト作成手段
141の作成したリストを受けて、リストに記載されて
いるホストであって、後述する確認の終了していないホ
ストの内(いうまでもないが最初は全てのホストが対象
となる。)、最も上位のホスト(即ち、応答時間が一番
短かったホスト)に対して、実際に分散ファイルシステ
ムのサーバとなり得るかどうかについて確認を行う(ス
テップS104)。例えば、サーバシステム3が現時点
における最も上位のサーバ候補であった場合、リソース
確認手段15は、サーバシステム2の有するネットワー
クサービス管理手段33に対して、分散ファイルシステ
ムにおけるサーバとなるために必要なサービスがサーバ
システム3に登録されているかどうかについて確認要求
を行い、ネットワークサービス管理手段33は、当該サ
ービスが登録されているか否かについてリソース確認手
段15に対して回答する(ステップS104)。
141の作成したリストを受けて、リストに記載されて
いるホストであって、後述する確認の終了していないホ
ストの内(いうまでもないが最初は全てのホストが対象
となる。)、最も上位のホスト(即ち、応答時間が一番
短かったホスト)に対して、実際に分散ファイルシステ
ムのサーバとなり得るかどうかについて確認を行う(ス
テップS104)。例えば、サーバシステム3が現時点
における最も上位のサーバ候補であった場合、リソース
確認手段15は、サーバシステム2の有するネットワー
クサービス管理手段33に対して、分散ファイルシステ
ムにおけるサーバとなるために必要なサービスがサーバ
システム3に登録されているかどうかについて確認要求
を行い、ネットワークサービス管理手段33は、当該サ
ービスが登録されているか否かについてリソース確認手
段15に対して回答する(ステップS104)。
【0021】リソース確認手段15は、ネットワークサ
ービス管理手段33からの回答を受けて確認対象であっ
たホスト(この場合はサーバシステム3)に必要なサー
ビスが登録されているかを判断し(ステップS10
5)、もし、必要なサービスが登録されていなかった場
合には、リストの該当箇所に確認済みを示すフラグを立
てると共に(ステップS106)、ステップS104に
戻り処理を続行する。一方、確認対象であったホストに
対して必要なサービスが登録されていた場合、リソース
確認手段15は、更にリソース管理手段32に対して、
クライアントの要求するリソースが当該サーバシステム
3において利用可能な状態にあるかどうかについて確認
要求を行う(ステップS107)。
ービス管理手段33からの回答を受けて確認対象であっ
たホスト(この場合はサーバシステム3)に必要なサー
ビスが登録されているかを判断し(ステップS10
5)、もし、必要なサービスが登録されていなかった場
合には、リストの該当箇所に確認済みを示すフラグを立
てると共に(ステップS106)、ステップS104に
戻り処理を続行する。一方、確認対象であったホストに
対して必要なサービスが登録されていた場合、リソース
確認手段15は、更にリソース管理手段32に対して、
クライアントの要求するリソースが当該サーバシステム
3において利用可能な状態にあるかどうかについて確認
要求を行う(ステップS107)。
【0022】リソース管理手段32は、リソース確認手
段15からのリソースの状態の確認要求を受けると、リ
ソース提供リスト31を参照し、当該サーバシステム3
において利用可能なリソースに関する情報をリソース確
認手段15に対して返還する(ステップS108)。
段15からのリソースの状態の確認要求を受けると、リ
ソース提供リスト31を参照し、当該サーバシステム3
において利用可能なリソースに関する情報をリソース確
認手段15に対して返還する(ステップS108)。
【0023】リソース確認手段15は、リソース管理手
段32から情報を受けると、リソース要求リスト12と
照合し、クライアントシステム1の要求するリソースが
サーバシステム3からマウントできるように提供されて
いるかを判断する(ステップS109)。ステップS1
09においてサーバシステム3が要求するリソースを提
供していないと判断した場合、リストの該当箇所に確認
済みを示すフラグを立てると共に(ステップS11
0)、ステップS104に戻り処理を続行する。
段32から情報を受けると、リソース要求リスト12と
照合し、クライアントシステム1の要求するリソースが
サーバシステム3からマウントできるように提供されて
いるかを判断する(ステップS109)。ステップS1
09においてサーバシステム3が要求するリソースを提
供していないと判断した場合、リストの該当箇所に確認
済みを示すフラグを立てると共に(ステップS11
0)、ステップS104に戻り処理を続行する。
【0024】一方、ステップS109において、必要と
するリソースがサーバシステム3で提供されていると判
断した場合には、リソース確認手段15は、サーバとし
て有効であるとして確認対象であるホストをマウント手
段13に対して報告する(ステップS111)。
するリソースがサーバシステム3で提供されていると判
断した場合には、リソース確認手段15は、サーバとし
て有効であるとして確認対象であるホストをマウント手
段13に対して報告する(ステップS111)。
【0025】マウント手段13は、リソース確認手段1
5からのホストの選択を受けて、当該選択されたホスト
に対してマウントを実行する(ステップS112)。
5からのホストの選択を受けて、当該選択されたホスト
に対してマウントを実行する(ステップS112)。
【0026】以上説明してきたように、本実施の形態の
分散ファイルシステムにおいては、同一のリソースを有
する複数のホストから一のサーバを選択する際に、従来
と同様にサーバシステムがネットワーク的に立ち上がっ
ていること及び通信による応答時間が短いことの他に、
ホストがサーバとして成り立つか等必要なサービスが登
録されているかどうか、並びに必要とするリソースを備
えているかどうかをもサーバ選択の条件としていること
から、従来問題とされてきたことを防止することができ
る。尚、本実施の形態においては、サーバシステムの数
を3つとして説明してきたが、何台であっても構わな
い。
分散ファイルシステムにおいては、同一のリソースを有
する複数のホストから一のサーバを選択する際に、従来
と同様にサーバシステムがネットワーク的に立ち上がっ
ていること及び通信による応答時間が短いことの他に、
ホストがサーバとして成り立つか等必要なサービスが登
録されているかどうか、並びに必要とするリソースを備
えているかどうかをもサーバ選択の条件としていること
から、従来問題とされてきたことを防止することができ
る。尚、本実施の形態においては、サーバシステムの数
を3つとして説明してきたが、何台であっても構わな
い。
【0027】
【実施例】以下に、より具体的な例を示して理解を深め
るために、本発明の動作実施例について図3及び図4を
用いて説明する。
るために、本発明の動作実施例について図3及び図4を
用いて説明する。
【0028】図3を参照すれば理解されるように、本実
施例のネットワーク上には1台のクライアントと6台の
サーバA,B,C,D,E,F,Gとの合計7台のマシ
ンが存在している。ここで、クライアントは、サーバA
〜Fまでのマシンを分散ファイルシステムのサーバ候補
として認識するための管理情報をもっているものとす
る。
施例のネットワーク上には1台のクライアントと6台の
サーバA,B,C,D,E,F,Gとの合計7台のマシ
ンが存在している。ここで、クライアントは、サーバA
〜Fまでのマシンを分散ファイルシステムのサーバ候補
として認識するための管理情報をもっているものとす
る。
【0029】クライアント上でリモートホストの情報が
必要になった場合、クライアントは、サーバA〜Fのホ
ストに対してマウントを実行することになる。まず、ク
ライアントは、サーバA,B,C,D,E,Fに対して
通信を行い、応答時間を計測して応答時間の最も短かっ
たものから順に上位とするように、応答時間順位リスト
を作成する(図3参照)。
必要になった場合、クライアントは、サーバA〜Fのホ
ストに対してマウントを実行することになる。まず、ク
ライアントは、サーバA,B,C,D,E,Fに対して
通信を行い、応答時間を計測して応答時間の最も短かっ
たものから順に上位とするように、応答時間順位リスト
を作成する(図3参照)。
【0030】次に、応答時間順位リストの最上位のホス
ト(即ち、応答時間が一番短かったホスト)であるサー
バBに対して分散ファイルシステムのサーバとして機能
するためのデーモンが起動されているかを確認する。
ト(即ち、応答時間が一番短かったホスト)であるサー
バBに対して分散ファイルシステムのサーバとして機能
するためのデーモンが起動されているかを確認する。
【0031】もし、ここで、デーモンが起動されていな
いようならば、応答時間順位リストに従って、次の候補
のホストに対して確認を行う。
いようならば、応答時間順位リストに従って、次の候補
のホストに対して確認を行う。
【0032】一方、サーバBに分散ファイルシステムと
して機能するためのデーモンが起動されていることが確
認できた場合は、次の手順としてクライアントでマウン
トしようとしているリソースがサーバ側でクライアント
に対して提供されているかを確認する。もし提供されて
いれば、マウント可能であると判断して、実際のマウン
ト動作を実行する(図4参照)。一方、リソースが提供
されていなかった場合は上記の手順を繰り返す。
して機能するためのデーモンが起動されていることが確
認できた場合は、次の手順としてクライアントでマウン
トしようとしているリソースがサーバ側でクライアント
に対して提供されているかを確認する。もし提供されて
いれば、マウント可能であると判断して、実際のマウン
ト動作を実行する(図4参照)。一方、リソースが提供
されていなかった場合は上記の手順を繰り返す。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、自動マウント機構を利
用したマウントにおいて、ホストの切り替えが可能とな
り、サーバのリソースを確実にマウントすることがで
き、分散ファイルシステムにおける信頼性及び操作性が
向上する。
用したマウントにおいて、ホストの切り替えが可能とな
り、サーバのリソースを確実にマウントすることがで
き、分散ファイルシステムにおける信頼性及び操作性が
向上する。
【図1】本発明の実施の形態のサーバ/クライアント方
式の分散ファイルシステムの構成を示す図である。
式の分散ファイルシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の分散ファイルシステムに
おけるマウント方法を示す図である。
おけるマウント方法を示す図である。
【図3】本発明の実施例としての応答時間リストの作成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】本発明の実施例としてのリストに従った確認及
びマウント例を示す図である。
びマウント例を示す図である。
1 クライアントシステム 11 自動マウント手段 12 リソース要求リスト 13 マウント手段 14 サーバ確認手段 141 リスト作成手段 15 リソース確認手段 2 サーバシステム 21 リソース提供リスト 22 リソース管理手段 23 ネットワークサービス管理手段 3 サーバシステム 31 リソース提供リスト 32 リソース管理手段 33 ネットワークサービス管理手段 4 サーバシステム 41 リソース提供リスト 42 リソース管理手段 43 ネットワークサービス管理手段 5 外部記憶装置 6 外部記憶装置 7 外部記憶装置
Claims (2)
- 【請求項1】 クライアントシステム及び複数のサーバ
システムを備えたサーバ/クライアント方式の分散ファ
イルシステムにおいて、 前記クライアントシステムは、前記複数のサーバシステ
ムから一のサーバシステムをサーバとして選択し、該サ
ーバの備えるリソースをマウントするための自動マウン
ト手段であって、選択対象となる前記サーバシステムの
備えるリソースが利用できるものであるかどうかを確認
し、該確認の結果に従い、マウント実行の可否及び前記
サーバとして選択する前記サーバシステムの切り替えを
行う自動マウント手段を備えており、 該自動マウント手段は、 前記クライアントシステム側におけるユーザプロセスに
より必要とされるリソースのリストであるリソース要求
リストと、 該リソース要求リストに従って、サーバ確認要求を出力
するとともに、サーバ選択結果を受けて、前記複数のサ
ーバシステムから選択された前記一のサーバに対してマ
ウントを実行するためのマウント手段と、 該マウント手段からの前記サーバ確認要求を受けて、前
記複数のサーバシステムがネットワーク的に立ち上がっ
ているかを確認すると共に、前記複数のサーバシステム
の夫々との間における通信の応答時間により前記複数の
サーバシステムに対して順位付を行って応答時間リスト
を作成するためのサーバ確認手段と、 該サーバ確認手段の作成した前記応答時間リストに従っ
て、当該応答時間リストの上位の前記サーバシステムか
ら順に確認対象サーバシステムとして、該確認対象サー
バシステムに対して、当該確認対象サーバシステムが分
散ファイルシステムにおけるサーバとして機能するかに
ついて確認すると共に、前記リソース要求リストを参照
して該確認対象サーバシステムが当該クライアントの要
求するリソースを備えているかについて確認し、当該2
つの確認事項を満たした前記確認対象サーバシステムを
サーバとして選択し、サーバ選択結果として前記マウン
ト手段に出力するためのリソース確認手段とを備えるこ
とを特徴とする分散ファイルシステム。 - 【請求項2】 サーバ/クライアント方式の分散ファイ
ルシステムにおいて、クライアント側から、同一リソー
スを有する複数のホストを指定して、その複数のホスト
から一のホストをサーバとして選択し、マウントを実行
するためのマウント方法であって、 前記複数のホストに対して通信による応答時間に従って
順位付を行い、該順位付において最も上位の前記ホスト
から順に、分散ファイルシステムにおけるサーバとして
のサービスを提供しているか及び前記クライアント側に
おいて要求されるリソースを提供しているかについて判
断を行い、最も早期に2つの条件を満たした前記ホスト
を前記サーバとして選択し、前記マウントを実行するこ
とを特徴とするマウント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14257497A JP3314665B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 分散ファイルシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14257497A JP3314665B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 分散ファイルシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10333964A JPH10333964A (ja) | 1998-12-18 |
JP3314665B2 true JP3314665B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=15318495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14257497A Expired - Fee Related JP3314665B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 分散ファイルシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3314665B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6542930B1 (en) | 2000-03-08 | 2003-04-01 | International Business Machines Corporation | Distributed file system with automated file management achieved by decoupling data analysis and movement operations |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3598522B2 (ja) * | 1993-03-04 | 2004-12-08 | 富士通株式会社 | 分散型データベース管理装置 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14257497A patent/JP3314665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10333964A (ja) | 1998-12-18 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020116 |
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