JPH052413Y2 - - Google Patents

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JPH052413Y2
JPH052413Y2 JP1988038906U JP3890688U JPH052413Y2 JP H052413 Y2 JPH052413 Y2 JP H052413Y2 JP 1988038906 U JP1988038906 U JP 1988038906U JP 3890688 U JP3890688 U JP 3890688U JP H052413 Y2 JPH052413 Y2 JP H052413Y2
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recesses
packaging container
shaped
food
watermelon
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、櫛形切りされたスイカやメロン等の
果実を収納する食品用包装容器に関する。
(従来の技術) スイカやメロン等の果実は、1個ずつ売られる
のが一般的であるが、購買者の便宜のため、第5
図に示すように、4分の1、8分の1等のいわゆ
る櫛形切りにして売られる場合もある。このよう
に切り売りされるスイカ50等の果実は、切口か
ら水分が蒸発して新鮮度が低下してしまうのを防
止するため、合成樹脂製のラツプ等のフイルム材
52で包装され、店頭に陳列されるのが一般的で
ある。
そして、購買者は、この陳列されたスイカ50
等の果肉部分51を指で押すなどして、その新鮮
度や熟れ具合いを調べて、気に入つたものを購買
する。
ところが、この様に切り売りされるスイカ等の
果実は、フイルム材で包装されるだけであるた
め、果肉部分を指で押すなどされると、その部分
が傷つき、商品価値が低下してしまうといつた問
題があり、また、購入して持ち帰る際にも型くず
れを起こし易いといつた問題点もあつた。
また、上述のようなフイルム材で包装する作業
は煩雑であるばかりでなく、適切に包装されなか
つたり、あるいは適当で安定のよい陳列が行われ
なかつた場合には、スイカ等の果汁が漏れ出てい
まうといつた問題点もあつた。
このため、実開昭63−23282号公報に示されて
いるような「カツト果実、野菜用包装容器」が提
案されている。この容器は、第6図にも示すよう
に、 「折り畳み部分を介してその両側に大きさが異
なる容器部がそれぞれ一体に設けられ、その両容
器部が互いに嵌合可能となつていることを特徴と
するカツト果実、野菜用包装容器」であるが、こ
れによつて内容物に傷を付けないようにできると
ともに、カツト果実等の包装が容易に行えるよう
になつた。しかしながら、この第6図に示した容
器は、下側を粘着テープで貼らなければならない
ため、果汁が漏れ出てしまうものであるだけでな
く、下面が平らではないため、安定した状態で置
くことのできないものである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、以上のような実情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、切り売りされ
るスイカ等の陳列時等の載置を安定的に行うこと
ができてこの陳列時や持ち帰り時の型くずれを防
止すると共に包装作業を容易にし、さらに、果汁
の漏れをなくすことができる食品用包装容器を提
供するところにある。
(課題を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために本考案が
採つた手段は、 「櫛形切りされた果実50等の食品を収納する
収納部10を備え、合成樹脂製シート状材より一
体的に形成された食品用包装容器100であつ
て、 当該包装容器100の下端に形成された折曲自
在の折曲げ部20と、 該折曲部20を介して係合し収納部10を形成
する月形楔状の2つの凹所11a,11bと、 これら凹所11a,11bと折曲部20間に膨
出形成されて両凹所11a,11bを閉じたとき
略水平状の底面を形成する一対のリブ16a,1
6bと、 両凹所11a,11bが係合した際に収納部1
0側に折り込まれるよう折曲部20から延設され
た果汁受け部30とを備えたことを特徴とする食
品用包装容器100」をその要旨とするものであ
る。
(考案の作用) 従つて、本考案は、合成樹脂製シート状材によ
り一体的に形成された月形楔状の2つの凹所11
a,11bが折曲自在な折曲部20を介して係合
することにより、櫛形切りされた果実50等の食
品を収納することができる収納部10を形成し
て、陳列時や持ち帰り時の型くずれを防止すると
共に包装作業を容易にし、さらに、果実受け部3
0を前記両凹所11a,11bが係合した際に前
記収納部10側に折り込まれるよう折曲20から
延設することにより、果汁漏れを防止するよう作
用するものである。
また、この食品用包装容器100は、その下方
に位置する折曲部20と各収納部10の凹所11
a,11bとの間に、リブ16a,16bを膨出
形成したから、図3に示すように、スイカ50等
を入れて陳列棚上等に載置したとき、この載置は
各リブ16a,16bの平面状底面によつて安定
的に行われるのである。
(実施例) 以下に、本考案に係る食品用包装容器100を
図面に示す一実施例にしたがつて説明する。
第1図は、本考案に係る食品用包装容器100
の一実施例を示す斜視図であり、第2図は、第1
図におけるこの包装容器100を聞いた状態を示
す斜視図である。これらの図に示すように、本考
案に係る食品用包装容器100は、主として、当
該包装容器100の下端に形成された折曲自在の
折曲部20と、この折曲部20を介して係合しス
イカ50等を収納する収納部10を形成する月形
楔状の2つの凹所11a,11bと、これらの凹
所11a,11bと折曲部20に膨出形成されて
両凹所11a,11bを閉じたとき水平状の底面
を形成する一対のリブ16a,16bと、両凹所
11a,11bが係合した際に収納部10側に折
り込まれるよう折曲部20から延設された果汁受
け部30とからなり、ポリエチレン、塩化ビニー
ル等の合成樹脂製からなる透明のシート状材より
真空成型法等により一体的に形成されている。
収納部10を構成する2つの凹所11a,11
bは、右凹所11aと左凹所11bであり、両凹
所11a,11bとも月形楔状に形成されてい
る。月形楔状とは、球体をその中心を通る面で数
個に分割(櫛形切り)した立体をいうが、本実施
例にあつては、右凹所11aは球体を8分の1に
櫛形切りした大きさよりやや小さく、左凹所11
bは球体を8分の1に櫛形切りした大きさよりや
や大きく形成し、両凹所11a,11bが折曲部
20を介して係合した際に、丁度、四半球状の収
納部10を構成するようになつている。
なお、両凹所11a,11bと折曲部20間に
は、第3図に示すように、両凹所11a,11b
の表面側にリブ16a,16bが設けてある。す
なわち、これらのリブ16a,16bは、両凹所
11a,11bを形成する際に同時に膨出形成さ
れるものであり、両凹所11a,11bを閉じた
とき、底面が平面状となるように形成したもので
ある。これらのリブ16a,16bを上述した箇
所に形成することによつて当該包装容器100の
載置時の安定性を得ることができるほか、その底
面の補強をもなすことができる。
さらにまた、両凹所11a,11bの底面に複
数本の突条(図示せず)を形成すれば、左右の揺
動を防止して当該包装容器100の底面を補強す
るばかりか、スイカ50の底部(皮の部分)の衝
撃防止にも役立つものである。この様に収納部1
0内に収納されたスイカ50等の食品は、これら
月形楔状の両凹所11a,11bによつて保護さ
れることになつて、購買者等が果肉部分51を指
で押す等、陳列時に収納物50が傷つくのを防止
できると共に持ち帰り時における型くずれをも防
止することができるものである。
また、第1図及び第2図に示すように、両凹所
11a,11bの外周には補強用のフランジ12
a,12bが形成されており、これらのフランジ
12a,12bの下縁部分が一体となつてU字状
の溝21からなる折曲自在な折曲部20を構成
し、この折曲部20を介して両凹所11a,11
bを折曲げると、両凹所11a,11bが付き合
わさつて前記収納部10を形成するようなつてい
る。この折曲部20は、両凹所11a,11bが
係合した際に当該包装容器100の底部となり、
第4図に示すように、陳列棚60に置いた際に、
左右の揺動を防止し、安定して陳列できるように
も作用するものである。
さらに、右凹所11aのフランジ12aには、
その傾斜部と上縁に各々2箇所ずつ円形凹所13
aが形成されており、また、左凹所11bのフラ
ンジ12bには、この円形凹所13aに対応する
位置に略長方形状の突起13bが形成され、折曲
部20を介して両凹所11a,11bが付き合わ
さつた際に、前記円形凹所13aに前記突起13
bが嵌合するようになつている。従つて、この包
装容器100は、スイカ50等の食品を収納して
両凹所11a,11bを折曲部20を介して係合
させ、締結部材により両フランジ12a,12b
を適当箇所で係止するだけで、容易に包装作業を
行うことができる。
そしてまた、両凹所11a,11bの上縁のフ
ランジ12a,12bにはそれぞれ弧状の凹所1
4a,14bが形成され、両凹所11a,11b
が係合した際に、この包装容器100を持ち歩き
やすくするための取手15を構成するようになつ
ている。
一方、果汁受け部30は、第1図、第2図及び
第4図に示すように、折曲部20から延設された
状態にある左右両凹所11a,11bのフランジ
12a,12bの下縁両縁端であつて、両凹所1
1a,11bが係合した際に、当該フランジ12
a,12bの縁端に沿つて収納部10側に折り込
まれるようになつており、本実施例にあつては、
フランジ12a,12bの傾斜している部分内に
折り込まれるよう形成され、折り込まれた際に当
該果汁受け部30が収納部10内に突出して収納
物50を傷つけるのを防止している。尚、フラン
ジ11a,11bの幅を本実施例よりも狭く形成
した場合には、果汁受け部30を数段に折り込め
るように形成することによつて、当該果汁受け部
30が収納部10内に突出するのを防ぐことがで
きる。この様に、この果汁受け部30は、折曲部
20から延設された状態にあるため、折曲部20
であるU字状の溝21と共に作用してスイカ50
等の収納物から出る果汁を受けることができ、こ
の包装容器100から果汁か漏れ出るのを防ぐこ
とができるものである。
以上のように、本考案に係る食品用包装容器1
00は、合成樹脂製シート状材により一体的に形
成された月計楔状の2つの凹所11a,11bが
折曲自在な折曲部20を介して係合することによ
り、櫛形切りされた果実50等の食品を収納する
ことができる収納部10を形成して、陳列時や持
ち帰り時の型くずれを防止すると共に包装作業を
容易にし、さらに、果汁受け部30を前記両凹所
11a,11bが係合した際に前記収納部10側
に折り込まれるよう折曲部20から延設すること
により、果汁漏れを防止するものである。
なお、本考案は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、収納部10の形状は前記実施
例の如く四半球状に形成する必要はなく、球体の
8分の1状等であつてもよく、収納物50の形状
に従つて変更適用できるものである。
また、フランジ12a,12bは、必ずしも設
ける必要はなく、他の方法により両凹所11a,
11bを補強すると共に両凹所11a,11bが
互いに嵌合するように形成してもよい。
さらに、この包装容器100の何処かに収納・
部10内の湿気を外部に出すための通気孔を設け
てもよい。一般に、切り売りされるスイカ50等
は冷却状態にあるため、両凹所11a,11bの
内面等に結露して、収納部10内のスイカ50等
の状態が視認しにくくなるが、この通気孔を設け
ることにより収納部10内の湿気を外部に出すよ
うにすれば、この様な結露の防止を図ることがで
きる。
加えて、前記実施例は、スイカ50を収納する
場合について説明したが、スイカ50に限らず、
メロン等の櫛形切りされた果実50等を収納する
場合にも同様に適用できることは言うまでもな
い。
(考案の効果) 本考案に係る食品用包装容器は、以上のような
構成であるため、次のような効果を有する。
本考案に係る食品用包装容器は、合成樹脂製シ
ート状材より一体的に形成された月形楔状の2つ
の凹所が折曲自在な折曲部を介して係合して櫛形
切りされた果実等の食品を収納する収納部を形成
するため、陳列時や持ち時帰り時等に型くずれを
起こすことなく収納物を保護することができ、ま
た、包装作業も容易に行うことができる。
また、この包装容器によれば、その両凹所と折
曲間にリブを膨出形成したので、凹所内にスイカ
等を入れて閉じたとき、当該包装容器の底面に
(水)平面を形成することができ、これによりス
イカ等を入れた包装容器を陳列棚上等に安定した
状態で載置することができるのである。
さらに、両凹所が係合した際に収納部側に折り
込まれる果汁受け部を折曲部から延設したことに
より、収納物からの果汁の漏れをなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る食品用包装容器の一実施
例を示す斜視図、第2図は第1図における実施例
の聞いた状態を示す斜視図、第3図は当該包装容
器を陳列棚上に置いた状態を示す左側面図、第4
図は第1図の実施例に係る食品用包装容器を陳列
棚上に置いた状態を示す正面図、第5図は従来か
ら行われているスイカ等の包装状態を示す斜視
図、第6図は従来の包装容器の斜視図である。 符号の説明、100……食品用包装容器、10
……収納部、11a,11b……凹所、16a,
16b……リブ、20……折曲部、30……果汁
受け部、50……果実等。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 櫛形切りされた果実等の食品を収納する収納部
    を備え、合成樹脂製シート状材より一体的に形成
    された食品用包装容器であつて、 当該包装容器の下端に形成された折曲自在の折
    曲部と、 該折曲部を介して係合し前記収納部を形成する
    月形楔状の2つの凹所と、 これら凹所と前記折曲部間に膨出形成されて両
    凹所を閉じたとき略水平状の底面を形成する一対
    のリブと、 前記両凹所が係合した際に前記収納部側に折り
    込まれるよう前記折曲部から延設された果汁受け
    部とを備えたことを特徴とする食品用包装容器。
JP1988038906U 1988-03-24 1988-03-24 Expired - Lifetime JPH052413Y2 (ja)

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JP1988038906U JPH052413Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JP1988038906U JPH052413Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24

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JPH01141212U JPH01141212U (ja) 1989-09-27
JPH052413Y2 true JPH052413Y2 (ja) 1993-01-21

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JP2014024584A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Seiko Shokai:Kk 果実包装容器

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