JPH05240413A - 燃焼器のトーチバーナ - Google Patents

燃焼器のトーチバーナ

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Publication number
JPH05240413A
JPH05240413A JP3971292A JP3971292A JPH05240413A JP H05240413 A JPH05240413 A JP H05240413A JP 3971292 A JP3971292 A JP 3971292A JP 3971292 A JP3971292 A JP 3971292A JP H05240413 A JPH05240413 A JP H05240413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
inner tube
torch burner
space
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP3971292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuhei Naya
修平 那谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP3971292A priority Critical patent/JPH05240413A/ja
Publication of JPH05240413A publication Critical patent/JPH05240413A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重管構造をとりながら、バーナの小径化、
冷却空気流の高速化等のために内管と外管との間の隙間
を小さくする。 【構成】 点付け溶接のビードによって小突起19…を
形成し、この小突起19…をスペーサとして内管13と
外管14との間の隙間cを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種燃焼器の点火に使用
されるトーチバーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ラムジェットエンジン、スク
ラムジェットエンジンの地上試験設備における空気加熱
用の燃焼器に使用されるトーチバーナを例にとって従来
技術を説明する。
【0003】図6に試験設備の概要を示している。この
試験設備は、空気加熱用の燃焼器HとノズルNとによっ
て構成され、燃焼器Hにより加熱され高温化した空気流
がノズルNで超音速に加速されてテストエンジンEの空
気取り入れ口に供給される。
【0004】燃焼器Hは、インジェクタ1と燃焼筒2と
から成り、インジェクタ1内に設けられた多数の噴射エ
レメント3…から噴射される燃料水素と、エレメント3
…間の隙間を通って供給される酸素過濃空気とがエレメ
ント出口部分で混合される。
【0005】また、エレメント群の中心部にはトーチバ
ーナ4が設けられ、このトーチバーナ4の出口から出る
火炎により上記混合気が点火されて燃焼し、燃焼筒2内
に高温空気流がつくられる。
【0006】このようなトーチバーナ4は、高温下で使
用されるため、一般に全体が耐熱合金で作られるが、高
価となるという欠点があった。
【0007】そこで、安価な材料を用い、運転中、トー
チバーナ自身を冷却することが考えられる。そして、そ
の冷却構造として、図4,5に示すように、同バーナ4
を内管5と外管6とからなる二重管構造とし、両管5,
6間の隙間cを通路として冷却媒体(この燃焼器Hの場
合は空気、以下、この場合で説明する)を通すことが考
えられる。
【0008】図中、7はバーナ入口部分に形成された燃
焼室で、外部からこの燃焼室7に燃料空気(酸素過濃空
気)と燃料水素とが導入され、この混合気が図示しない
スパークプラグにより点火されて燃焼し、その火炎が内
管5によって出口側に導かれる。8は燃料空気導入口、
9は燃料水素導入口、10は冷却用の空気が供給される
冷却空気導入口である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この場合、隙間cを全
周均一に保持する手段として、二重管構造に一般に使用
されているように、内管5の外周面にスペーサ部材11
…を溶接によってリブ状に固着することが考えられる。
【0010】ところが、このリブ構造では、溶接の都合
上、スペーサ部材11…の高さ寸法をあまり小さくでき
ないため、燃焼器の小形化に応じたバーナの小形化(小
径化)が困難となっていた。
【0011】また、冷却効率を上げるためには隙間cを
小さくして空気の流速を高めるのが望ましいが、上記の
事情によりこの要望にも応えられないため、使用限界温
度が低く制限されることとなっていた。
【0012】そこで本発明は、二重管構造をとりなが
ら、バーナの小径化、冷却空気流の高速化等の要望に応
じて内管と外管との間の隙間を小さくすることができる
燃焼器のトーチバーナを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、入口側でつく
られた火炎を出口側に導く内管と、この内管との間に冷
却媒体が通される隙間が形成される状態で内管の外周に
嵌合された外管とから成り、上記内管の外周面に、点付
け溶接のビードからなる小突起が、上記隙間を保持する
スペーサとして設けられてなるものである。
【0014】
【作用】上記のように、点付け溶接のビードによって小
突起を形成し、この小突起をスペーサとして作用させる
構成であるため、別のスペーサ部材を溶接固着する場合
と比較して、スペーサの高さ寸法、すなわち、内管と外
管との間の隙間を遥かに小さくすることができる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3によって説明す
る。
【0016】13は内管で、この内管13の外周に外管
14が隙間cを置いて嵌合されて二重管構造のトーチバ
ーナ12が構成されている。
【0017】15はこのトーチバーナ12の入口部分に
形成された燃焼室、16は燃料空気導入口、17は燃料
水素導入口、18は冷却空気導入口である。
【0018】このトーチバーナ12の組立前において、
内管13の外周面複数個所に点付け溶接によりビードが
ほぼ半球状に肉盛りされて小突起19…が設けられ、組
立状態でこの小突起19…が外管14の内面に当接し
て、隙間cを保持するためのスペーサとしての役割を果
たす。
【0019】この場合、小突起19…は、隙間cがバー
ナ全長部分で全周均等に確保されるように、長さ方向お
よび周方向にほぼ一定間隔を置いて設けられている。
【0020】また、点付け溶接によるビードは、高さ寸
法が必ずしも均一とはならないため、通常、溶接後、各
ビードが均一の所定高さ寸法に研削仕上げされて小突起
19…が形成される。
【0021】このように、点付け溶接のビードによって
小突起19…を形成し、この小突起19…をスペーサと
して隙間cを保持する構成とすることにより、別のスペ
ーサ部材を溶接固着する場合と比較して、この隙間cを
遥かに小さくすることができる。
【0022】しかも、内管13の外周面に溶接ビードを
置き、必要に応じてこれを研削仕上げするだけでよいた
め、別のスペーサ部材を溶接固着する場合よりも加工が
簡単ですむ。
【0023】ところで、上記実施例ではエンジンの地上
試験設備に使用される空気加熱用の燃焼器のトーチバー
ナを例にとったが、本発明は燃焼加熱設備において高温
下で使用されるトーチバーナに広く適用することができ
る。
【0024】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、点付
け溶接のビードによって形成した小突起をスペーサとし
て作用させる構成としたから、別のスペーサ部材をリブ
状に溶接固着する場合と比較して、スペーサの高さ寸法
を遥かに小さくすることができる。
【0025】このため、内管と外管との間の隙間を小さ
くして、燃焼器の小形化のためのバーナ径の小径化、冷
却空気流の高速化を実現することができる。
【0026】しかも、内管の外周面に溶接ビードを置
き、必要に応じてこれを研削仕上げするだけでよいた
め、スペーサ部材を溶接固着する場合よりも加工が簡単
ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるトーチバーナの内管と
外管の分解斜視図である。
【図2】同バーナの組立状態の半部断面側面図である。
【図3】図2のIII-III線拡大断面図である。
【図4】一般的な二重管構造をトーチバーナに応用した
場合の断面図である。
【図5】図4のV-V線拡大断面図である。
【図6】本発明が適用されるトーチバーナの使用例であ
る燃焼器を含むジェットエンジンの地上試験設備の概要
を説明するための図である。
【符号の説明】
12 トーチバーナ 13 内管 14 外管 19… 点付け溶接のビードによって形成された小突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口側でつくられた火炎を出口側に導く
    内管と、この内管との間に冷却媒体が通される隙間が形
    成される状態で内管の外周に嵌合された外管とから成
    り、上記内管の外周面に、点付け溶接のビードからなる
    小突起が、上記隙間を保持するスペーサとして設けられ
    てなることを特徴とする燃焼器のトーチバーナ。
JP3971292A 1992-02-26 1992-02-26 燃焼器のトーチバーナ Pending JPH05240413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3971292A JPH05240413A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 燃焼器のトーチバーナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3971292A JPH05240413A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 燃焼器のトーチバーナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05240413A true JPH05240413A (ja) 1993-09-17

Family

ID=12560608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3971292A Pending JPH05240413A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 燃焼器のトーチバーナ

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JP (1) JPH05240413A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017029A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社東芝 水素トーチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017029A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社東芝 水素トーチ

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