JPH05240226A - ねじ用スリーブ - Google Patents

ねじ用スリーブ

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Publication number
JPH05240226A
JPH05240226A JP4329592A JP32959292A JPH05240226A JP H05240226 A JPH05240226 A JP H05240226A JP 4329592 A JP4329592 A JP 4329592A JP 32959292 A JP32959292 A JP 32959292A JP H05240226 A JPH05240226 A JP H05240226A
Authority
JP
Japan
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sleeve
thread
threaded
screw
threaded portion
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Pending
Application number
JP4329592A
Other languages
English (en)
Inventor
Erich Leibhard
ライプハルト エーリッヒ
Franz Popp
ポップ フランツ
Wolfgang Ludwig
ルートヴィッヒ ヴォルフガング
Thomas Schwaninger
シュヴァニンガー トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hilti AG
Original Assignee
Hilti AG
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05240226A publication Critical patent/JPH05240226A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01BPERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
    • E01B9/00Fastening rails on sleepers, or the like
    • E01B9/02Fastening rails, tie-plates, or chairs directly on sleepers or foundations; Means therefor
    • E01B9/04Fastening on wooden or concrete sleepers or on masonry without clamp members
    • E01B9/14Plugs, sleeves, thread linings, or other inserts for holes in sleepers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/12Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like
    • F16B13/124Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like fastened by inserting a threaded element, e.g. screw or bolt

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Dowels (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内ねじ部分および外ねじ部分を有するプラス
チック製スリーブを基礎として、経済的に製造・使用し
得る復元部材を提案することにある。 【構成】 枕木内におけるねじ部材の係止値を高めるた
め、スリーブ(20)は外ねじ部分(24)と内ねじ部分
(25)とを有する。内ねじ部分(25)のねじ山と外ねじ
部分(24)のねじ山とを軸線方向に交互に、かつ、半ピ
ッチずつ相互にずらせて配置する。ねじ山をずらせて配
置したことにより、ねじ部材のねじ山が内ねじ部分(2
5)のねじ山間の領域と係合し、外ねじ部分(24)のね
じ山が枕木内における機能を消失したねじ山と係合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、構造部材、特に枕木内でのねじ
部材の係止値を増加させるためのスリーブに関し、特
に、外周部に配置された一定外径を有する外ねじ部分の
ねじ山と、内孔とを具え、この内孔には少なくともねじ
込み方向とは反対側の領域で内ねじ部分のねじ山が設け
られ、内ねじ部分のねじ山が外ねじ部分のねじ山に対応
するピッチを有するねじ用スリーブに係るものである。
【0002】
【従来技術】鉄道レールは、従来は勿論、現在でも往々
にして枕木上に固定される。レールを支持する支持プレ
ートと枕木とは、木ねじ状のねじ山を有する既知のねじ
部材により相互に固定する。
【0003】気象の影響、木材の経時劣化および継続的
な動的荷重の作用等により、ねじ部材の係止値は経時的
に低下する。その要因は、受け物質としての枕木とねじ
部材のねじ山との間の形状結合が緩み、特に、ねじ部材
のねじ山が枕木に形成されている内ねじを破損する弱点
につながる点にある。
【0004】再び十分な係止値を達成可能とするため、
結合に寄与する領域の入念な復元作業が不可欠である。
受け物質の復元が枕木の交換を必要とする場合があるた
め、復元作業の実効性は主として経済的見地からも疑問
視されている。そのために従来より種々の方法が提案さ
れているが、いずれも枕木内における損傷したねじ山を
ねじ部材のねじ山と係合させる本質的欠点を伴うもので
ある。
【0005】実用技術上の観点から問題視されている化
学的復元方法の外、特に金属コイルを使用する復元方法
も提唱されている。すなわち、例えばヨーロッパ特許第
0 188 490号明細書に開示されている方法では、金属コ
イルを枕木の孔内における機能の消失した内ねじ部分に
装着し、ねじ部材により新たな内ねじ部分を、損傷した
受け物質中におけるコイル素線間で切り出す。金属コイ
ルの使用によりコストが増加するのみならず、その装着
に関しても作業の繁雑さ等の欠点が指摘されている。す
なわち、第1段階でねじ部材を取り外す必要があり、次
の段階で装着工具を用いて孔内における既存の内ねじ部
分に金属コイルを装着し、最終段階で別の工具を用いて
ねじ部材をねじ込みながら新たな内ねじ部分を切り出す
一連の作業が必要とされ、特殊な装着工具を用いる金属
コイルの装着工程が必要となるからである。
【0006】ドイツ特許第 1 784 010号明細書には、復
元を意図するものでないとは言え、コンクリート製枕木
にも使用できる外ねじ部分を有するプラスチック製スリ
ーブが開示されている。このプラスチック製スリーブ
は、アンカーと同様に機能するものであり、枕木と協動
する独自の外形形状により十分な形状結合を達成可能で
ある。
【0007】
【発明の開示】本発明の課題は、内ねじ部分および外ね
じ部分を有するプラスチック製スリーブを基礎として、
経済的に製造・使用し得る復元部材を提案することにあ
る。
【0008】この課題を解決するため、本発明は、復元
部材をねじ用スリーブとして構成し、その内孔をねじ込
み方向に向けて直径の減少する先細形状とし、内ねじ部
分のねじ山と外ねじ部分のねじ山とを軸線方向に交互
に、かつ、半ピッチずつ相互にずらせて配置したことを
特徴とするものである。
【0009】本発明によるスリーブは、前述した従来方
法と対比して装着が特に容易となる利点を有している。
すなわち、第1段階では係止値が不十分となったねじ部
材を取り出す。取り出したねじ部材上にスリーブを部分
的に装着し、ねじ部材のねじ山をスリーブにおける内ね
じ部分のねじ山と係合させる。ねじ部材およびスリーブ
からなるユニットを枕木内における既存の孔内に一体的
にねじ込み、スリーブの外ねじ部分を孔内における機能
の消失した既存の内ねじ部分まで到達させる。このねじ
込みは通常の工具により行うことができ、その際、従来
方法とは対照的に回転数がもっぱら従属的な役割を演ず
る。ねじ込みの間に十分に高いトルク値に達するとスリ
ーブおよびねじ部材の間に相対回転が生じるので、ねじ
部材が枕木内に固定されるに至ったスリーブに対して更
に回動し、その結果としてねじ部材が枕木内にさらにね
じ込まれる。
【0010】本発明のスリーブにおいて、内ねじ部分の
ねじ山と外ねじ部分のねじ山とを軸線方向に交互に、か
つ、半ピッチずつ相互にずらせて配置したことにより、
ねじ込み開始に先立って、ねじ部材のねじ山がスリーブ
における外ねじ部分のねじ山相互間に位置するよう、ね
じ部材を外ねじ部分のねじ山に対して位置決めすること
が可能となる。スリーブのねじ込みに際して外ねじ部分
のねじ山が、枕木における機能を消失した既存のねじ山
と係合する。そして、ねじ部材のねじ山によりスリーブ
壁が枕木における未だ機能を消失していないねじ山部分
に対して押圧され、再びねじ部材に要求される所定の係
止値が達成される。
【0011】金属コイルを使用する従来の復元方法とは
対照的に、本発明によるスリーブを使用する場合には損
傷していない内ねじ部分として機能させるべき素子、す
なわちスリーブを拡大させるに際して別個の作業工程が
必要とされず、所要の工程数を減少させることができ
る。その結果、取り扱い上の観点から作業時間を削減す
ることが可能となる。さらに他の利点として、損傷程度
が甚だしい場合には、複数のスリーブを同一の孔内に順
次に装着し得る点が挙げられる。
【0012】スリーブは、材料接触に由来する腐食を回
避するためにプラスチック製とするのが有利である。
【0013】経済的見地から材料を節約するため、内ね
じのねじ山はスリーブ壁の変形により形成するのが望ま
しい。この場合、スリーブの肉厚を少なくとも局所的に
一定とすることが可能となり、材料の節減に加えて有利
に射出成形し得る利点も達成される。
【0014】内ねじ部分は、内孔の全長に亘って延在さ
せるのが有利である。実用技術上の観点から、内ねじ部
分が内孔の全長に亘って延在するスリーブは、ねじ部材
のねじ込みに際してほとんど無視し得る程度の摩擦力し
か生じない。
【0015】外ねじ部分の谷径をねじ込み方向に円錐状
に減少させるのが有利である。外ねじ部分のねじ山が内
孔における機能を消失した内ねじ部分と係合するため、
十分な量の材料が所期の機能を発揮する。この理由か
ら、外ねじ部分のねじ山をスリーブ壁に完全断面部分と
して形成するのが有利である。
【0016】谷径をねじ込み方向に円錐状に減少させる
構成により、半径方向におけるねじ山の高さがねじ込み
方向側の端部に向けて相対的に減少すると共に外ねじ部
分の外径が一定に保たれるので、より深い拡大を対応す
る多量の材料が生じさせることになる。
【0017】外径がねじ込み方向に円錐状に減少する内
ねじ部分によれば、内ねじ部分の外径と外ねじ部分の谷
径との間の肉厚が増加する。したがって、ねじ部材のね
じ込みに際してねじ込み深さが増加することにより、半
径方向の拡大圧力を増加させることが可能となる。
【0018】内ねじ部分の外径を、外ねじ部分の谷径と
対応させて先細形状とするのが有利である。内ねじ部分
および外ねじ部分の上記形状により、スリーブのほぼ全
長に亘り肉厚を言って意図することが可能となる。
【0019】ねじ込み方向に先細形状とした内孔に、円
筒形状の内孔を連続させるのが望ましい。円筒形状の内
孔により、スリーブのねじ込み方向側領域における材料
の使用量をほぼ一定とすることが可能となる。
【0020】円筒形状の内孔領域において、内ねじ部分
の外径と外ねじ部分の谷径を、それぞれ一定とするのが
有利である。円筒形状の内孔領域の上記形状により、内
ねじ部分の外径と外ねじ部分の谷径との間の肉厚を一定
とすることができ、加えてねじ山の高さも一定とするこ
とができる。
【0021】スリーブ壁に、その全長の少なくとも一部
に沿って延在する少なくとも1つの脆弱断面部分を設け
るのが望ましい。この脆弱断面部分により、スリーブに
はねじ部材のねじ込みに際して破断する少なくとも1つ
の予定破断箇所が生じるので、スリーブを、過度の抵抗
を伴わずに半径方向に容易に変形させることが可能とな
る。
【0022】脆弱断面部分は、スリーブ壁を貫通するよ
う軸線方向に交互に配置された長孔および小孔として形
成するのが有利である。長孔および小孔の間に残された
スリーブ壁の残存部分は、一方ではねじ部材によるスリ
ーブのねじ込みを許容するように保持され、他方ではね
じ部材をスリーブ中に完全にねじ込んだ後に分断され
る。長孔は、幅が軸線方向に狭まる形状とすることがで
きる。長孔の幅を軸線方向に狭めることにより、スリー
ブ壁が半径方向への高度の拡大傾向が生じる際に残存部
分の所期に分断を生じさせることが可能となる。多数の
長孔および小孔をスリーブの外周に交互に分散配置する
ことにより、スリーブはねじ部材により少なくともねじ
込み方向側の領域で複数のセグメントに分断される。
【0023】長孔は、少なくとも軸線方向で隣接する2
個のねじフランク相互間に位置する領域に配置するのが
有利である。外ねじ部分を内ねじ部分に対して半ピッチ
ずらせて配置したため、外ねじ部分における2個の隣接
ねじフランクが内ねじ部分における2個の隣接ねじフラ
ンクと対向する領域の断面積を増加させることが可能と
なる。この領域ではスリーブをセグメントに分断するの
に必要とされる半径方向力が増加するため、長孔を当該
領域に配置するのが特に望ましい。
【0024】ねじ込み方向とは反対側の領域で内ねじ部
分のねじ山に軸線方向のストッパーを設け、所定値以上
のトルクが作用する際にねじ部材がストッパーを乗り越
える構成とするのが有利である。スリーブをねじ部材に
より枕木における孔内にねじ込み可能とすべく、ねじ込
み方向とは反対側のスリーブ端部を、内ねじ部分の最大
径に対応する内径を有する連続ネック部分により構成す
る。この場合、ネック部分が案内領域として作用し、ス
リーブおよびねじ部材からなるユニットを容易に装着す
ることが可能となる。すなわち、ねじ込みに際して内ね
じ部分のねじ山始端を模索する必要がなくなる。その結
果、例えば寒冷時に作業者が手袋を装着した状態でも、
スリーブおよびねじ部材をユニットとして一体的にねじ
込むことが可能となる。
【0025】特に、前記のネック部分と内ねじ部分のね
じ山との間にストッパーを設けた構成によれば、ねじ部
材を介してトルクをスリーブに伝達することが可能であ
る。ストッパーは種々の態様をもって実施することがで
きる。例えば、ストッパーを、スリーブ内壁から半径方
向内方に向けて突出してスリーブの断面積を減少させる
突部として構成することができる。別の可能性として、
内ねじ部分のねじ山を2周回分に相当する領域に配置
し、このねじ山を平坦な内孔に連続させる構成としても
良い。
【0026】スリーブと枕木との間に過度の摩擦力が作
用する結果としてスリーブを十分に枕木内にねじ込めな
い事態は、本発明によれば欠点とはならない。これは、
スリーブ壁を支持板またはねじ部材の頭部により容易に
変形させ又は排除することができるからである。
【0027】ストッパーを、内ねじ部分における円錐形
状の先細領域に配置するのが有利である。軸線方向に連
続する内ねじ部分を有するスリーブにおいて、ストッパ
ーは、ねじ込み方向とは反対側の領域における円錐状の
先細部分として形成することができる。この場合、スリ
ーブをねじ部材と結合させて一体化されたユニットを構
成することができる。
【0028】スリーブにおけるねじ山のプロフィルは、
木ねじと同様とすることができる。この場合、スリーブ
は比較的僅かなトルクで枕木の内孔内にねじ込むことが
可能となる。所要のトルクが僅かであるため、スリーブ
ねじ部材に作用させるトルクにより枕木内の深部までね
じ込むことが可能となる。さらに、上記のねじ山プロフ
ィルにより、枕木内における機能を消失した内ねじ部分
と確実に係合させることができる。なお、ねじ部材も同
様なねじ山のプロフィルを有するものとすることは、言
うまでもない。
【0029】
【発明を実施するための最良の形態】以下、図示実施例
につき本発明を一層具体的に説明する。
【0030】図1は、本発明の一実施例によるスリーブ
1として、先細形状の内孔3を有するスリーブの縦断面
を示すものである。スリーブ1の外周面に外ねじ部分4
のねじ山を設け、その外径を一定とする。外ねじ部分4
は、木ねじに類似する外形形状を呈するものとする。ね
じ込み方向とは反対側のスリーブ領域において、内孔3
には内ねじ部分5のねじ山を設ける。内ねじ部分5は、
2周回分に相当する領域に亘って延在するものとし、そ
のピッチは外ねじ部分4のピッチと同様とする。内ねじ
部分5は、外ねじ部分4まで到達させないものとし、内
ねじ部分5および外ねじ部分4の各ねじ山は、軸線方向
で相互に半ピッチhだけオフセットさせる。なお、例え
ば外ねじ部分4の全ピッチは、Hで表されている。
【0031】さらに、図1に示すとおり、内ねじ部分5
をスリーブ壁の外側への変形により形成する。この変形
領域は、外ねじに類似した外形形状を有するも、機能的
には無関係である。ねじ込み方向とは反対側の端部にお
いて、内ねじ部分5をネック部2に連続させ、ネック部
2の内径は内ねじ部分5の最大内径と一致させる。
【0032】図2および図3は、スリーブ1と組み合わ
せて使用するねじ部材7および枕木6を示すものであ
る。ねじ7は、ねじ山8および頭部9を有するものとす
る。
【0033】図2に示すとおり、枕木6には孔10が設け
られており、この孔10の内壁には予め内ねじ部分11が形
成されている。内ねじ部分11は、元来、ねじ部材7によ
り形成されるものであった。
【0034】スリーブ1と、ねじ部材7とから構成され
るユニットを枕木6内にねじ込むと、外ねじ部分4が内
ねじ部分11に係合し、最終的には内ねじ部分11が外ねじ
部分4により完全にカバーされる。スリーブ1が孔10内
に十分にねじ込まれ、スリーブ1と孔10の内壁との摩擦
値が所定値に達すると、スリーブ1と、ねじ部材7との
間に相対回転が生じる結果、ねじ部材7がスリーブ1内
にねじ込まれる。スリーブ1内へのねじ部材7のねじ込
みに先立ち、ねじ部材7のねじ山8がスリーブ1の外ね
じ部分4のねじ山間に位置するよう、ねじ山8を内ねじ
部分5により位置決めしておく。その結果、例えば図示
形状のスリーブ1にあっては、ねじ部材7のねじ込みに
よりスリーブ1が外ねじ部分4のねじ山の間で切削さ
れ、図3に示すように、ねじ部材7のねじ山8が孔10内
に新たなねじ山12を形成する。
【0035】図4は、本発明の他の実施例によるスリー
ブ20として、先細形状の内孔23を有するスリーブの縦断
面を示すものである。スリーブ20の外周面に外ねじ部分
24のねじ山を設け、その外径を一定とする。外ねじ部分
24の谷径を、ねじ込み方向に向けて円錐状に減少させ
る。外ねじ部分24は、木ねじに類似する外形形状を呈す
るものとする。ねじ込み方向とは反対側のスリーブ20の
領域22において、内孔23にはストッパー26を設ける。ス
トッパー26は、内ねじ部分25の2種の異なる外径の差D
により形成する。ストッパー26は、スリーブ20にトルク
を伝達し得るねじ(図示せず)と係合可能とする。図示
しない枕木における当初の内ねじ部分内にスリーブ20を
完全にねじ込むとトルクが増加するので、ねじ部材がス
トッパー26を乗り越えてさらにねじ込まれる。
【0036】内ねじ部分25のピッチHは、外ねじ部分4
のピッチと同様とする。内ねじ部分25および外ねじ部分
24の各ねじ山は、軸線方向で相互に半ピッチhだけオフ
セットさせる。なお、外ねじ部分4のピッチもHで表さ
れている。
【0037】さらに、図4に示すとおり、内ねじ部分25
をスリーブ壁の外側への変形により形成する。この変形
領域は、外ねじに類似した外形形状を有するも、機能的
には無関係である。
【0038】スリーブ20には、ねじ込み側領域に円筒状
の内孔23aを形成する。内孔23aのみならず、内ねじ部
分25の谷径領域および外ねじ部分24の谷径領域も円筒状
に延在させる。スリーブ20の上記形状により、ねじ込み
側領域における壁厚およびスリーブ壁27の均一化が達成
される。その結果、図示しないねじ部材のねじ込みに際
してスリーブ20を、所要の軸線方向長さに亘り半径方向
に均一に拡大させることが可能となる。
【0039】図4および図5に示すように、スリーブ20
に半径方向に貫通する切り欠きを設け、この切り欠きを
小孔29または長孔28として構成する。小孔29および長孔
28を、内ねじ部分25のフランク領域25a, 25b内および外
ねじ部分24のフランク領域24a, 24b内に配置して、スリ
ーブ20を図示しない個別セグメントに分断可能とする。
長孔28の幅を軸線方向両側で減少させる。これにより、
ねじ部材のねじ込みに際して小孔29および長孔28の間の
スリーブ壁27を破断させる予定破断箇所が形成される。
【0040】小孔29および長孔28は、交互に配置する。
多数の切り欠きを軸線方向に交互に配置してスリーブ20
の外周に分散させることにより、ねじ部材をスリーブ20
内にねじ込む際のスリーブの分断により生じるセグメン
トの数を規定することができる。
【0041】外ねじ部分24の谷径に対応させて内ねじ部
分25の外径をねじ込み方向に向けて円錐状に減少させ
る。その結果、ねじ山の高さGがねじ込み方向に向けて
増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例によるスリーブを示
す縦断面図である。
【図2】図2は、図1のスリーブのねじ込み開始状態を
示す説明図である。
【図3】図3は、図1のスリーブのねじ込み終了状態を
示す説明図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施例によるスリーブを
示す縦断面図である。
【図5】図5は、図4のスリーブの要部拡大図である。
【符号の説明】
3,23 内孔 4,24 外ねじ部分 5,25 内ねじ部分 7 ねじ部材 10 枕木 23a 内孔 24a, 24b, 25a, 25b ねじフランク 26 ストッパー 27 スリーブ壁 28 長孔 29 小孔 H ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ルートヴィッヒ ドイツ連邦共和国 デー−8910 ランツベ ルク アム ツィーゲルアンガー 50 (72)発明者 トーマス シュヴァニンガー オーストリア国 アー−6710 ネンツィン グ ラウシュヴェークプラッツ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造部材、特に枕木(10)内でのねじ部
    材(7)の係止値を増加させるためのスリーブであっ
    て、外周部に配置された一定外径を有する外ねじ部分
    (4,24)のねじ山と、内孔(3,23)とを具え、この
    内孔には少なくともねじ込み方向とは反対側の領域で内
    ねじ部分(5,25)のねじ山が設けられ、内ねじ部分の
    ねじ山が外ねじ部分のねじ山に対応するピッチ(H)を
    有するねじ用スリーブにおいて、内孔(3,23)をねじ
    込み方向に向けて直径の減少する先細形状とし、内ねじ
    部分(5,25)のねじ山と外ねじ部分(4,24)のねじ
    山とを軸線方向に交互に、かつ、半ピッチずつ相互にず
    らせて配置したことを特徴とするねじ用スリーブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のねじ用スリーブにおい
    て、内ねじ部分(25)は、内孔(23)の全長に亘って延
    在させることを特徴とするねじ用スリーブ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のねじ用スリー
    ブにおいて、外ねじ部分(4,24)の谷径を、ねじ込み
    方向に円錐状に減少させることを特徴とするねじ用スリ
    ーブ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載のね
    じ用スリーブにおいて、内ねじ部分(5,25)の外径
    を、ねじ込み方向に円錐状に減少させることを特徴とす
    るねじ用スリーブ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のねじ用スリーブにおい
    て、内ねじ部分(5,25)の外径を、外ねじ部分(4,
    24)の谷径に対応させてねじ込み方向に円錐状に減少さ
    せることを特徴とするねじ用スリーブ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のねじ用スリー
    ブにおいて、ねじ込み方向に先細形状とした内孔(23)
    に円筒形状の内孔(23a)を連続させたことを特徴とす
    るねじ用スリーブ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のねじ用スリーブにおい
    て、円筒形状の内孔(23a)領域において、内ねじ部分
    (25)の外径と外ねじ部分(24)の谷径を、それぞれ一
    定としたことを特徴とするねじ用スリーブ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のね
    じ用スリーブにおいて、スリーブ壁(27)にその全長の
    少なくとも一部に沿って延在する少なくとも1つの脆弱
    断面部分を設けたことを特徴とするねじ用スリーブ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のねじ用スリーブにおい
    て、脆弱断面部分は、スリーブ壁(27)を貫通するよう
    軸線方向に交互に配置された長孔(28)および小孔(2
    9)として形成したことを特徴とするねじ用スリーブ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のねじ用スリーブにおい
    て、長孔(28)は、少なくとも軸線方向で隣接する2個
    のねじフランク(25a, 25b, 24a, 24b)の相互間に位置
    する領域に配置したことを特徴とするねじ用スリーブ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項に記載の
    ねじ用スリーブにおいて、ねじ込み方向とは反対側の領
    域で内ねじ部分(25)のねじ山に軸線方向のストッパー
    (26)を設け、所定値以上のトルクが作用する際にねじ
    部材がストッパーを乗り越える構成としたことを特徴と
    するねじ用スリーブ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のねじ用スリーブにおい
    て、ストッパー(26)を内ねじ部分(25)における円錐
    形状の先細領域に配置したことを特徴とするねじ用スリ
    ーブ。
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