JPH05237292A - 洗濯物乾燥装置 - Google Patents

洗濯物乾燥装置

Info

Publication number
JPH05237292A
JPH05237292A JP4073110A JP7311092A JPH05237292A JP H05237292 A JPH05237292 A JP H05237292A JP 4073110 A JP4073110 A JP 4073110A JP 7311092 A JP7311092 A JP 7311092A JP H05237292 A JPH05237292 A JP H05237292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
laundry
sunlight
main body
shape memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4073110A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Akasaka
耕志 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4073110A priority Critical patent/JPH05237292A/ja
Publication of JPH05237292A publication Critical patent/JPH05237292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F58/00Domestic laundry dryers
    • D06F58/10Drying cabinets or drying chambers having heating or ventilating means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
    • Y02B40/18Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers using renewables, e.g. solar cooking stoves, furnaces or solar heating

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気、ガス等のエネルギーを使用することな
く太陽エネルギーのみで洗濯物を効果的に乾燥させる。 【構成】 装置本体内1内には洗濯物が収納され、太陽
光Lを受けることにより装置本体1内は昇温し、収納さ
れた洗濯物の水分が蒸発する。一方太陽電池2は太陽光
Lにより発電し、その電力はファン3、3・・に供給さ
れて同ファン3が作動する。このファン3の作動により
外気が装置本体1内に導入され、代わりに洗濯物の蒸発
による湿気を含む空気は通気孔1bを経て外部に排出さ
れる。以上に示す洗濯物の加熱及び湿気を含む空気の排
出により装置本体1内の洗濯物は電気代、ガス代等を全
く必要とせずに安全に乾燥される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯物を乾燥させる装置
に係り、特に太陽電池を用いた洗濯物乾燥装置に関す
る。
【0002】洗濯物は従来より屋外で太陽光線に晒すこ
とにより乾かすのが一般的であるが、この方法では次の
ような問題がある。
【0003】先ず、洗濯物が人目につくためプライバシ
ーを守るのが困難であり、女性の下着等の場合には盗難
にあう虞れもある。また集合住宅の場合には各戸がベラ
ンダ等に洗濯物を干すことにより所謂満艦飾となって著
しく美観を損ね、特定の集合住宅では居住者の取決めで
ベランダ等、建物の外部に洗濯物を干すことを認めない
ようにしている場合もある。更に雨が降った場合には洗
濯物を取り込まねばならず、外出中に洗濯物を雨で濡ら
してしまったり、強風で洗濯物が飛ばされてうまう等は
我々が日常よく経験するところである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような屋外での
洗濯物の乾燥に代えて、現在では屋内で乾燥するために
洗濯物乾燥機が広く利用されている。この乾燥機はヒー
タにより洗濯物を加熱すると共に洗濯物から蒸発した湿
気はファンにより外部に排出する構成となっている。従
ってこの装置によれば天気に左右されず乾燥が自由に行
えるが、反面次のような問題もある。
【0005】先ず、熱源としては電気またはガス燃焼に
よるヒータを用い、かつ換気用の電動ファン、洗濯物攪
拌用のモータ等を有するため装置の運転費がかなり高価
となる。また洗濯物乾燥機は通常室内に設置されるため
湿度の高い排気が室内にそのまま排出されてしまい、特
に夏場等の高温多湿時は極めて不快である。またこの湿
気のため排気が当たる部分を中心としてカビが生えた
り、壁紙が剥がれてしまう等の問題も生じている。因に
欧米の建築物では屋内設置用の洗濯物乾燥機の為に排気
を外部に排出するダクトが予め設置されていることが多
いので上述のような問題はあまり生じないが、わが国で
はこのようなダクトを予め設置してある建物は未だ極め
て僅かである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点に
鑑み構成した洗濯物乾燥機であって、洗濯物乾燥用およ
び装置内の換気用に有料のエネルギーを必要としない装
置であって、洗濯物を収納する容器たる装置本体と、こ
の装置本体に設置されたファンと、太陽電池とを有する
洗濯物乾燥機であることを特徴とする。
【0007】
【作用】受光部を中心とした装置本体に対しては太陽光
が当たり、装置本体内は昇温し、内部に収納されている
洗濯物の水分は蒸発する。一方太陽電池は太陽光を電気
エネルギーに代え、この電気エネルギーにより装置本体
に設置されたファンが作動して外気を装置本体内に導入
することにより、または反対に装置内の空気を外部に排
出することにより換気を行い、洗濯物の乾燥で発生した
湿気を帯びた空気を装置外部に排出する。この一連の動
作により装置本体内に収納されている洗濯物は乾燥され
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参考に具体的に
説明する。
【0009】図1乃至図3は本発明の第1の実施例を示
す。まず主として図1において、符号1は洗濯物乾燥装
置本体であって、全体は箱型の容器として形成され、内
部は洗濯物が収納できる空間となっている。この装置本
体1自体は太陽光Lを受けて内部温度が上昇することが
望ましいので、太陽光受光面1a(図2参照)を中心と
して太陽光Lを吸収し易い色彩、例えば黒色に塗装され
ている。
【0010】2はパネルとして形成された太陽電池であ
って、前記装置本体1の頂部を覆うように形成配置され
ると共に、図3に示す如くヒンジにより取付角度が調節
できるよう構成されている。また太陽電池2の下部には
装置本体1の内部空間を外部から仕切るための蓋1bが
設けられている。3は装置本体1に設けれた換気用電動
ファン(以下単に「ファン」と称する)である。この通
気孔1cは前記太陽電池2から供給される電気により駆
動されるようになっている。また1cは装置本体1の下
部に形成された通気孔であって、前記ファン3が吸気用
に使用される場合には排気孔として、また逆に同ファン
3が排気用に使用される場合には吸気孔として作用する
ことになる。
【0011】次に符号4aおよび4bは装置本体1の両
側壁部に形成された補助太陽電池パネルであって、ヒン
ジにより前記受光部1a側を開放するようにして開閉可
能となっており、同パネルの内側、即ち補助太陽電池パ
ネル4aで示すと、符号4a´で示す側に太陽電池が形
成されている。
【0012】図2は装置本体内部を示し、太陽電池2お
よび蓋1bを除去した状態の装置本体平面図である。こ
の図において、符号5は装置本体内部の一隅に配置され
た調節部であって、タイマー、蓄電池、スイッチ等から
構成されている。また6は装置本体内に掛け渡された洗
濯物吊り下げ用の軸体である。
【0013】以上の構成において、上記洗濯物乾燥装置
は日の当たる場所、例えばアパート、マンション等の集
合住宅であればベランダ部分に配置する。この場合太陽
光受光部1aが太陽光に向かうよう配置する。次に太陽
電池2および蓋1bを開き、ハンガー等を用いることに
より軸体6に対して洗濯物7を係止させる。所定の洗濯
物が装置本体1内に収納されたならば蓋1bを閉め、更
に太陽電池2を所定の角度にしてこの太陽電池2が太陽
光Lに対してほぼ直角に位置するようセットする(図3
参照)。
【0014】太陽光受光部1aを中心として太陽光Lを
受光することにより装置本体1内は昇温し、洗濯物7が
含む水分の蒸発が促進される。一方太陽電池2は受光し
た太陽光Lにより発電し、この電気エネルギーによって
ファン3が回転し、装置本体1内に外気を取り込む。こ
れにより装置本体1内の湿気を含む空気は外気の導入に
対応して通気孔1cから排出される。
【0015】以上の如く、太陽熱による装置本体1の加
熱およびファン3による装置本体1内の換気により内部
の洗濯物は効果的に乾燥される。なお、図示の構成では
ファン3は外気を取り込むように作動しているが逆にフ
ァン3により排気を行い、これに対応して通気口1cか
ら外気を導入するように作動させることももとより可能
である。また太陽電池2のみでは発電量が不足する場合
には装置本体側壁に設けられた補助太陽電池パネル4
a、4bを開き、このパネル4a、4bで発電された電
力を補充用として使用する。
【0016】ここで、洗濯物の乾燥等のように対象物か
ら水分を除去し乾燥させる条件としては、蒸発を促進す
る温度の外に、蒸発した水分を除去することが必要であ
るが、上記の装置では前記温度は太陽光を受光すること
によって生じる装置本体1内の温度上昇により、また水
分の除去はファン3の駆動による換気動作によって達成
されることになる。この結果装置本体内に収納された洗
濯物は効果的に乾燥される。
【0017】次に夜間や曇天時等太陽光の光量が不足す
る場合または太陽光が無い場合には太陽電池2は殆ど発
電せず、従ってファン3は回転しないが、この場合には
装置本体内の温度も上昇せず蒸発は不活発であるので問
題はない。
【0018】また、洗濯物を乾燥しない場合には太陽電
池2により発電された電力は制御部5に併設される蓄電
池に充電される。更に制御部5のタイマーを用いて予め
設定された時間からファン3が作動するようにし、ファ
ン3が作動しない間は発電された電力は蓄電池に充電さ
れるようにしておくこともできる。なおタイマー作動の
電源としては前記蓄電池を用いてもよいが、蓄電池の場
合ファンの駆動等により完全に放電してしまう事態も生
じるので、乾電池等より安定した電源を用いる方が望ま
しい。
【0019】以上この装置では、洗濯物乾燥用の熱源お
よび湿気を帯びた空気の排出等、装置の作動に必要なエ
ネルギーを全て太陽光から得るため、装置の運転費用は
必要ない。
【0020】図4は第2の実施例を示す。この実施例で
は装置本体1の底板1dに多数の小孔1d´が形成さ
れ、内部の空気はこの小孔1d´を介して外部に排出さ
れるよう構成されている。この小孔1dは単に排気用に
利用されるのみではなく、装置本体内部に吊るされた洗
濯物から滴る水を外部に排出する作用も営む。なお前記
通気孔1cとこの小孔1d´とを併設するよう構成する
ことももとより可能である。
【0021】図5および図6は本発明の第3の実施例を
示す。
【0022】この実施例は装置本体の受光部を可動とす
ることによってより効率良く太陽熱を利用するように構
成している。符号8は可動受光部を示す。この可動受光
部8は太陽光Lを直接受ける正面板8aと、この正面板
8aの両側に位置する一対の側板8b、8bと、一側が
前記正面板8aに連接し、かつ前後端が一対の側板8
b、8bに連接する底板8cとにより構成されている。
一対の側板8b、8bの上端は装置本体の側壁に対して
ピン20により揺動可能に接続され、これにより可動受
光部8全体が装置本体1に対して取付角が変更できるよ
うに構成されている。また底板8cはこの揺動動作にお
いて前記正面板8a下端部の移動軌跡に対応してその断
面が円周の一部を成すよう曲面として形成され、正面板
8aの取付角に係わりなく装置本体1が常時密閉される
ようになっている。また図示の構成では底板8cに対し
ては小孔8c´が形成され、洗濯物から落下した水分が
底板8cの湾曲面に溜まらないようになっている。
【0023】この装置において、可動受光部8の取付角
を調節することにより正面板8aを中心とする受光部の
取付角を太陽光Lに対して調節し、太陽光Lによる装置
内温度の上昇が効果的に行われるようにする。ファン3
から導入された外気は通気孔1cから一部排出されると
共に底板8cのうち外部に露出した部分における小孔8
c´からも排出される。なお、可動受光部8を全閉とす
ることにより正面板8aが垂直に位置する場合には内部
の空気はすべて通気孔1aを経て外部に排出される。ま
たこの全閉時には洗濯物から落下した水分は可動受光部
8の底板8cに形成された小孔8c´を経て装置本体1
の底板1dに落下し、図示されないドレン抜きから外部
に排出される。
【0024】図7は本発明の第4の実施例を示す。この
実施例は受光部に変更を加えた構成となっている。
【0025】図は装置本体の受光部断面の一部を示す。
符号9は装置本体1の前壁たる受光部1a(図2参照)
に対応する装置本体前壁であって、この前壁はアクリル
樹脂等により形成された透明板となっている。10はこ
の透明板9の背後、即ち装置本体1内に配置された受光
板である。この受光板10の各々は水平方向に配置され
た細長の板材として形成され、かつ各板材は太陽光Lを
十分吸収するよう黒色またはこれに類する色彩となって
いる。これら受光板10の各々は幅方向のほぼ中央部が
回動中心11となるように支持され、かつその両側縁部
には受光板回動用のワイヤ12a、12b設けられ、こ
れら各ワイヤ12a、12bの昇降を逆操作することに
より各受光板10が回動中心11により所定の角度で一
斉に傾斜するように構成されている。
【0026】以上の構成において、ワイヤ12a、12
bを操作することにより各受光板10の角度を調節し、
各受光板10が太陽光Lに対してほぼ直交するようにし
て太陽光を十分吸収できるようにする。この状態で、透
明板9を透過してた太陽光は各受光板10に吸収され、
各受光板10は発熱する。この熱により装置本体1内に
収納された洗濯物は効果的に乾燥される。またこの受光
板10は恰も窓ガラスに配置されたブラインドとおなじ
作用を営み、装置本体内部に収納された洗濯物は外部か
らは見えずプライバシーは確保される。
【0027】図8は第5の実施例を示す。この実施例は
前記第4の実施例の変形であって、受光板の角度調節を
自動的に行わせるよう構成されている。
【0028】13は形状記憶合金(形状記憶プラスチッ
クスであってもよい)により形成されたばね材(以下
「形状記憶ばね」と称する)であり、この形状記憶ばね
は加熱さることによりX方向に閉じるように、また温度
が下がることによりY方向に開くように予め形成されて
いる。この形状記憶ばね13は透明板9の背後に設けら
れた支持板14にその一端が固定されている。なお支持
板14を支持する支柱21は広い間隔をおいて装置本体
1内に配置されており、太陽光Lの通過を阻害すること
はない。
【0029】形状記憶ばね13の他端は各受光板10に
接続し、これら各各受光板10はこの形状記憶ばね13
によりにより支持され構造となっている。この構成にお
いて、透明板9を経て太陽光Lは受光板10に当たり受
光板10は昇温する。これによって受光板10を支持す
る形状記憶ばね13も加熱され、この結果形状記憶ばね
13およびこの形状記憶ばね13によって支持される受
光板10はX方向に傾き、太陽光Lと受光板10との成
す角は90°に近づく。なお、90°を経て更にX方向
に傾いた場合には受光量が逆に減少するため温度降下
し、この結果受光板10はY方向に戻る。即ち、この形
状記憶ばね10を用い、かつ受光板10における温度変
化に対応する温度で作動する形状記憶合金を選択して形
状記憶ばね10を構成すれば、各受光板10の取付角度
は季節や朝夕によって変化する太陽光Lの角度に係わり
なく形状記憶ばね13の作動によって自動的に設定さ
れ、常に最大の光量を受光できるようになる。
【0030】次に図9および図10は第6の実施例を示
す。
【0031】先ず図9において本装置の使用態様の一例
を示す。この図は洗濯物乾燥装置を集合住宅のベランダ
に設置した状態を示す。ベランダの側縁14が例えば金
属材を組み合わせることにより棚状に形成され太陽光の
殆どが通過できるような構成の場合には本装置の設置位
置には別段問題が生じないが、図示如く側縁14がコン
クリートで形成されている場合にはその背後は影とな
り、太陽光は直接当たらない。このため洗濯物乾燥装置
は図示の如く側縁14から離して配置し、装置全体に十
分太陽光が当たるようにする必要がある。
【0032】図中符号L1およびL2はベランダに対す
る日照状態を示し、このうちL1はは冬季の日照角度が
低い場合における日照状態を、またL2は夏期の日照角
度が高い場合の日照状態をそれぞれ示す。
【0033】この場合においてL1の如く日照角度が低
い場合には太陽電池2に対しては十分に太陽光が当たる
が、装置本体1の受光部1aはその下部が日陰になる可
能性がある。また反対にL2では受光部1aには十部太
陽光が当たるが、太陽電池2は日陰となってしまう。
【0034】本実施例は上述の点を考慮して構成されて
いる。先ず太陽電池2は装置本体1に対して着脱可能に
構成されており、通常は装置本体1と一体的に使用され
るが、太陽電池部分が日陰となる場合には太陽電池2を
装置本体1から取外し、この太陽電池2を装置本体1と
は別個に太陽光の当たる場所に配置する。図9において
符号2Aは装置本体1から取り外した太陽電池を示し、
図示の構成では取り外された太陽電池2はベランダの側
縁14に係止されるようになっている。また発電した電
力はコード15を介して装置本体1に供給される。
【0035】図10は装置本体に高さ調節機構を設けた
構成を示す。図9に示す如く日照角度によっては装置本
体の一部が日陰となってしまう場合がある。この場合装
置本体を移動することによってある程度受光部の日照面
積を増加させることができるが、ベランダの幅が十分で
なかったり、側縁14の高さが高い場合には移動しても
十分な日照を得られない場合がある。またベランダ床面
に物が置いてある等の理由で装置を移動させることが困
難な場合も多い。図に示す装置はこのような事情に鑑み
構成されている。
【0036】この構成では装置本体1は基台部16上に
位置するよう構成され、装置本体1と基台部16との間
には昇降手段17が介在位置するよう構成されている。
図示の昇降手段17はパンタグラフ式に構成されてい
る。即ち側面略平衡四辺形を成すアーム部17aと、こ
のアーム部17aに螺合するねじ棒17bとから成
る。。昇降操作はねじ棒17b端部に形成されたハンド
ル17cによりこのねじ棒17bを回転させてアーム部
17aを変形させることにより、装置本体1を基台16
に対して近接または離間させることにより行われる。な
お装置本体1の昇降を円滑に行わせるため基台部16両
端にはガイドロッド18等の案内機構が設置されてい
る。この構成を用いれば図9に示すベランダに装置を設
置した場合でも装置本体1を昇降させることにより装置
を特定の設置位置で配置したままで常時十分な太陽光を
受けることが可能となる。
【0037】なお上述した構成において、蓋1bを施錠
できるように構成して洗濯物の盗難を防止するようにし
たり、装置本体内での洗濯物の配置に変更を加える等は
当業者において容易に成し得るものである。
【0038】また以上に示した実施例においては装置は
独立して、所定の場所に設置する構成となっているが、
この構成に限らずベランダの手すり部の外側に固定した
り、この手すりと一体的に構成することもできる。また
出窓の一部として出窓と一体化したユニットとして構成
すること等も可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上具体的に説明した如く、洗
濯物を収納する装置本体と、この装置本体に設置された
太陽電池と、この太陽電池により駆動されるファンとを
有する装置であるため、洗濯物を乾燥させるための運転
経費は事実上只であり洗濯物の乾燥を効果的かつ極めて
経済的に行うことがてきる。
【0040】また洗濯物は装置本体内に収納されている
ので、降雨によって洗濯物が濡れることもなく、また強
風によって洗濯物が飛ばされたり、更には盗難に合う心
配もない。従って洗濯物を装置に収納したまま天候を気
にせずに外出することができる。
【0041】更に洗濯物は装置本体内に収納されている
ため洗濯物による所謂満艦飾の雑然とした景観をなくす
ことができ美観上好ましいと共に、プライバシーを守る
こともできる。
【0042】更にまた、ガスの燃焼によるヒータや電気
ヒータ等の高温の熱源を用いないので経済的利点のみで
なく、火災の心配も全くなく非常に安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す洗濯物乾燥装置の
斜視図である。
【図2】図1に示す装置の太陽電池および蓋を取り去っ
た状態の平面図である。
【図3】図1に示す装置のA−A線に於ける断面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例を示す装置断面部分図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施例を示す洗濯物乾燥装置の
斜視図である。
【図6】図5のB−B線に於ける断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す装置本体の受光部
断面部分図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す装置本体の受光部
断面部分図である。
【図9】本発明に係る洗濯物乾燥装置を配置した集合住
宅ベランダの断面図である。
【図10】本発明の第6の実施例を示す洗濯物乾燥装置
の側面図である。
【符号の説明】
1 洗濯物乾燥装置本体 1a 受光部 1b 蓋 1c 通気孔 2 太陽電池 3 (電動)ファン 7 洗濯物 8 可動受光部 8a 正面板 8b 側板 8c 底板 9 透明板 10 受光板 13 形状記憶ばね 17 昇降手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】先ず、洗濯物が人目につくためプライバシ
ーを守るのが困難であり、女性の下着等の場合には盗難
にあう虞れもある。また集合住宅の場合には各戸がベラ
ンダ等に洗濯物を干すことにより所謂満艦飾となって著
しく美観を損ね、特定の集合住宅では居住者の取決めで
ベランダ等、建物の外部に洗濯物を干すことを認めない
ようにしている場合もある。更に洗濯物を干す場所は通
常雨のあたる場所でもあるため、雨が降った場合には洗
濯物を取り込まねばならず、外出中に洗濯物を雨で濡ら
してしまったり、強風で洗濯物が飛ばされてまう等は
我々が日常よく経験するところである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】2はパネルとして形成された太陽電池であ
って、前記装置本体1の頂部を覆うように形成配置され
ると共に、図3に示す如くヒンジにより取付角度が調節
できるよう構成されている。また太陽電池2の下部には
装置本体1の内部空間を外部から仕切るための蓋1bが
設けられている。3は装置本体1に設けれた換気用電動
ファン(以下単に「ファン」と称する)である。この
ァン3は前記太陽電池2から供給される電気により駆動
されるようになっている。また1cは装置本体1の下部
に形成された通気孔であって、前記ファン3が吸気用に
使用される場合には排気孔として、また逆に同ファン3
が排気用に使用される場合には吸気孔として作用するこ
とになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】以上の如く、太陽熱による装置本体1の加
熱およびファン3による装置本体1内の換気により内部
の洗濯物は効果的に乾燥される。なお、図示の構成では
ファン3は外気を取り込むように作動しているが逆にフ
ァン3により排気を行い、これに対応して通気口1cか
ら外気を導入するように作動させることももとより可能
である。また太陽電池2のみでは発電量が不足する場合
には装置本体側壁に設けられた補助太陽電池パネル4
a、4bを開き、このパネル4a、4bで発電された電
力を補充用として使用する。さらに図示しないが、ファ
ン3に電源コードを接続し、家庭用100ボルト電源等
を用いて同ファン3を駆動することももとより可能であ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】13は形状記憶合金(形状記憶プラスチッ
クスであってもよい)により形成されたばね材(以下
「形状記憶ばね」と称する)であり、この形状記憶ばね
は加熱さることによりX方向に閉じるように、また温
度が下がることによりY方向に開くように予め形成され
ている。この形状記憶ばね13は透明板9の背後に設け
られた支持板14にその一端が固定されている。なお支
持板14を支持する支柱21は広い間隔をおいて装置本
体1内にそれぞれ配置されているので太陽光Lの通過を
阻害することはない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】形状記憶ばね13の他端は各受光板10に
接続し、これら各受光板10はこの形状記憶ばね13に
よりにより支持され構造となっている。この構成にお
いて、透明板9を経て太陽光Lは受光板10に当たり受
光板10は昇温する。これによって受光板10を支持す
る形状記憶ばね13も加熱され、この結果形状記憶ばね
13およびこの形状記憶ばね13によって支持される受
光板10はX方向に傾き、太陽光Lと受光板10との成
す角は90°に近づく。なお、90°を経て更にX方向
に傾いた場合には受光量が逆に減少するため温度降下
し、この結果受光板10はY方向に戻る。即ち、この形
状記憶ばね10を用い、かつ受光板10における温度変
化に対応する温度で作動する形状記憶合金を選択して形
状記憶ばね10を構成すれば、各受光板10の取付角度
は季節や朝夕によって変化する太陽光Lの角度に係わり
なく形状記憶ばね13の作動によって自動的に最適の位
置に設定され、常に最大の光量を受光できるようにな
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽エネルギーを用いて洗濯物を乾燥す
    る装置であって、装置本体は洗濯物を収納する容器とし
    て構成され、この装置本体には太陽電池と、太陽電池か
    ら供給される電力により作動する電動ファンとが設けら
    れ、かつ装置本体の少なくとも一部は太陽光を受光する
    受光部として構成されることにより、受光部を介して装
    置本体内を昇温させると共に前記電動ファンにより装置
    本体内の換気を行うことを特徴とする洗濯物乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記太陽電池は装置本体に対して着脱可
    能に取付られたことを特徴とする請求項1記載の洗濯物
    乾燥装置。
  3. 【請求項3】 装置本体のうち受光部は装置本体に対し
    て取付角度が可変とされた可動受光部として構成され、
    太陽光に対する受光部正面板の角度を調節可能としたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の洗濯物乾燥装
    置。
  4. 【請求項4】 装置本体には昇降手段が設けられ、この
    昇降手段により装置設置面に対する装置本体の高さを調
    節できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の洗濯物乾燥装置。
  5. 【請求項5】 装置本体の受光部前壁は透明板により形
    成され、この透明板の背後には取付角度が可変の受光板
    が複数枚配置されたことを特徴とする請求項1、2およ
    び4の何れかに記載の洗濯物乾燥装置。
  6. 【請求項6】 前記各受光板は形状記憶合金等の形状記
    憶材料により形成された形状記憶ばねにより支持され、
    受光板の温度変化に対応する形状記憶ばねの作動により
    受光板の取付角度は変化し、太陽光線の照射角度に係わ
    りなく受光板は常時太陽光に向かって位置するよう構成
    されたことを特徴とする請求項4記載の洗濯物乾燥装
    置。
JP4073110A 1992-02-26 1992-02-26 洗濯物乾燥装置 Pending JPH05237292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4073110A JPH05237292A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 洗濯物乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4073110A JPH05237292A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 洗濯物乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05237292A true JPH05237292A (ja) 1993-09-17

Family

ID=13508821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4073110A Pending JPH05237292A (ja) 1992-02-26 1992-02-26 洗濯物乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05237292A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1723374A2 (en) * 2004-03-10 2006-11-22 Aytec Avnim Ltd. Solar clothes dryer
EP1793030A2 (en) * 2005-11-30 2007-06-06 Carmelo Giardina Solar-powered laundry drying device
DE102007058139B3 (de) * 2007-11-30 2009-05-28 Thomas Mayer Vorrichtung zum Trocknen feuchter Güter sowie Verfahren zum Trocknen feuchter Güter
CN105239316A (zh) * 2015-11-22 2016-01-13 镇江市双利光电科技有限公司 一种太阳能洗衣机
CN107287865A (zh) * 2017-07-22 2017-10-24 怀燕 一种新能源晾衣架

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5455862A (en) * 1977-10-12 1979-05-04 Masahiko Tansou Clothing drying box by solar heat energy
JPS54142652A (en) * 1978-04-27 1979-11-07 Masahiko Tansou Clothing dryer by solar heat energy
JPS5541172B2 (ja) * 1975-03-04 1980-10-22
JP3123497B2 (ja) * 1998-03-02 2001-01-09 日本電気株式会社 原子間力顕微鏡による液晶配向膜の配向性評価法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5541172B2 (ja) * 1975-03-04 1980-10-22
JPS5455862A (en) * 1977-10-12 1979-05-04 Masahiko Tansou Clothing drying box by solar heat energy
JPS54142652A (en) * 1978-04-27 1979-11-07 Masahiko Tansou Clothing dryer by solar heat energy
JP3123497B2 (ja) * 1998-03-02 2001-01-09 日本電気株式会社 原子間力顕微鏡による液晶配向膜の配向性評価法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1723374A2 (en) * 2004-03-10 2006-11-22 Aytec Avnim Ltd. Solar clothes dryer
EP1723374A4 (en) * 2004-03-10 2008-04-16 Aytec Avnim Ltd SOLAR DRIER
EP1793030A2 (en) * 2005-11-30 2007-06-06 Carmelo Giardina Solar-powered laundry drying device
EP1793030A3 (en) * 2005-11-30 2008-05-07 Carmelo Giardina Solar-powered laundry drying device
DE102007058139B3 (de) * 2007-11-30 2009-05-28 Thomas Mayer Vorrichtung zum Trocknen feuchter Güter sowie Verfahren zum Trocknen feuchter Güter
CN105239316A (zh) * 2015-11-22 2016-01-13 镇江市双利光电科技有限公司 一种太阳能洗衣机
CN107287865A (zh) * 2017-07-22 2017-10-24 怀燕 一种新能源晾衣架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4045880A (en) Solar grain drying apparatus
US4928444A (en) Solar house with roof board of adjustable inclination
CN206599685U (zh) 一种太阳能驱动随太阳高度角变化的晾晒装置
JPH05237292A (ja) 洗濯物乾燥装置
EP1723374A2 (en) Solar clothes dryer
CN213928152U (zh) 一种房屋节能挡光系统
US11466397B2 (en) Clothes dryer and method of drying clothes
JP2005058597A (ja) 乾燥装置
CN2367629Y (zh) 家庭用烘干贮衣柜
CN112050558A (zh) 一种多功能雨伞干燥机
CN110055729A (zh) 晾干装置
JPH05321534A (ja) 洗濯物乾燥出窓
CN217603988U (zh) 一种防潮防水的草坪灯
CN210287867U (zh) 一种建筑阳台上的晾衣吹干装置
CN210296902U (zh) 一种节能通风电力不锈钢柜
CN204855600U (zh) 电能计量箱
CN213989759U (zh) 一种新型建筑物强弱电一体化控制装置
CN203878383U (zh) 一种太阳能晾衣装置
CN213096546U (zh) 一种太阳能电动风控吊伞
CN217840602U (zh) 遮阳调温装置
GB2418139A (en) Louvered cover for a clothes-line
JP2000185198A (ja) 屋外設置乾燥室
JP3065753U (ja) 洗濯物乾燥器
CN212836348U (zh) 一种建筑智能化遮阳装置
CN217591654U (zh) 一种具有温湿度自动调整功能的防雨棚