JPH05237090A - 断層イメージングに於けるオーバレンジ画像アーチファクトの低減方式 - Google Patents

断層イメージングに於けるオーバレンジ画像アーチファクトの低減方式

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JPH05237090A
JPH05237090A JP4313873A JP31387392A JPH05237090A JP H05237090 A JPH05237090 A JP H05237090A JP 4313873 A JP4313873 A JP 4313873A JP 31387392 A JP31387392 A JP 31387392A JP H05237090 A JPH05237090 A JP H05237090A
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T11/003Reconstruction from projections, e.g. tomography
    • G06T11/005Specific pre-processing for tomographic reconstruction, e.g. calibration, source positioning, rebinning, scatter correction, retrospective gating
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2211/00Image generation
    • G06T2211/40Computed tomography
    • G06T2211/432Truncation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 断層撮影スキャンで収集されたデータのオー
バレンジまたはクリッピングによって生じた画像アーチ
ファクトを低減する。 【構成】 各投影のインレンジデータに幾何学的モデル
を合わせ、幾何学的モデルは、投影のデータのすべてを
加算して総スライス体積の値を求めることにより、イン
レンジデータの大きさに合わせられる。この幾何学的モ
デルを使用してインレンジデータの最後の点からオーバ
レンジデータの傾斜を計算し、オーバレンジデータの代
わりにこの外挿されたデータを使用する。どのデータが
インレンジで、どのデータがオーバレンジであるかを示
すオーバレンジマスクを、ボックスカー重畳積分核と重
畳積分することにより、台形補正マスクを発生する。こ
れはパイプライン形式で実行する。補正マスクに未補正
の投影データを乗算することにより、そのクリップされ
る部分に対する適当な傾斜が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線コンピュータ断層撮
影のような断層イメージングシステムに関するものであ
る。更に詳しくは、本発明はこのようなイメージングシ
ステムによって取得されたオーバレンジ(over−r
ange)または「クリップされた」信号によって生じ
る画像アーチファクトを減らすための方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ここで考える断層イメージングシステム
は人体のような対象の断層画像すなわち「スライス」画
像を作成するイメージングシステムである。このような
断層撮影システムは身体のまわりの種々の角度で一連の
「投影(projection)」を収集する。各投影
は身体から放出される放射線の測定値から構成される。
放射線は例えばX線コンピュータ断層撮影(CT−co
mputed tomography)に於けるX線管
のような外部放射線源から身体を透過させる放射線、あ
るいは放射線は単一光子放出形コンピュータ断層撮影
(SPECT−Single Photon Emis
sion Computed Tomography)
で使用される身体の内部に入れられる放射性医薬同位
体、たとえば、Tc99から放出される放射線である。
【0003】X線CT装置では、X線源がコリメーショ
ンされることにより、デカルト座標系のx−y平面内に
平面状のX線ビームが形成される。ビームはイメージン
グ対象の身体を透過し、これをやはりx−y平面内にあ
るほぼ直線状の検出アレーが受ける。検出アレーは複数
の互いに隣接した検出素子で構成される。各検出素子は
X線源の焦点からその検出素子に至る単一の「射線(r
ay)」に沿った放射線を受ける。各検出素子はイメー
ジング対象の身体によるその射線に沿ったX線ビームの
減衰を示す信号を作成する。検出素子群、各検出素子か
らの信号、および扇状ビームの射線はすべて一般に投影
の「チャネル」と呼ばれる。特定の言及は前後関係から
明らかとなる。
【0004】一般的な一実施例では、平面状のX線ビー
ムは焦点から放射される「扇状ビーム」であり、検出ア
レーの素子は焦点のまわりの一定半径の円弧状に配列さ
れている。X線源および検出アレーはイメージング対象
を中心としてガントリ上で回転させることができるの
で、扇状ビームは異なる角度でイメージング対象と交差
する。
【0005】異なるガントリ角度で多数の投影が取得さ
れることにより、断層撮影投影セットが形成される。取
得された断層撮影セットは通常、数値形式で記憶され、
これを数学的手法により「再構成する」ことにより、ス
ライス画像を作ることができる。再構成された画像は通
常のCRT管にディスプレイしてもよいし、あるいはコ
ンピュータで制御されるカメラによりフィルム録画に変
換してもよい。
【0006】X線CTの当然の進展により、より高出力
のX線源が開発されてきた。このようなX線源は増大し
たX線フラックス(flux)を生じる。これは二つの
理由で望ましい。第一に、フラックスが増大すると、た
とえば雑音の影響を最小にすることにより、結果として
得られる画像の信号対雑音比が改善される。第二に、フ
ラックスが増大すると、短縮されたスキャン時間の間に
投影セットを取得することができる。スキャン時間が短
縮されることにより、患者の快適さが増し、患者の動き
によって生じる画像アーチファクトを最小限にする助け
となる。
【0007】X線CTシステムで使用するX線出力を大
きくすると、システムの検出信号連鎖の負担が過大とな
る危険性が生じる。特に、CTシステムのデータ取得シ
ステム(DAS:data acquisition
system)と結合されたアナログ−ディジタル変換
器(ADC:analog−to−digitalco
nverter)がその範囲を超えて駆動されることが
ある。このようなオーバレンジ(over−rang
e)状態により、オーバレンジチャネルからの信号が人
為的にADCの最大値に制限され、これらのチャネルの
データが事実上失われる。
【0008】CTシステムによってスキャンされる患者
の場合、オーバレンジチャネルは通常、扇状ビームの周
辺部にある射線、たとえば、患者の外側へりに近い射線
を受けるチャネルである。患者のこれらの領域は診断
上、重要性が低いかも知れないが、どのチャネルからの
データのエラーによっても再構成された画像全体にアー
チファクトが生じる。局部的に誤った投影データの影響
のこの広がりは画像再構成プロセスに内在する周波数領
域フィルタリングによって生じる。このようなフィルタ
リングは誤ったデータの影響を画像上に広げる。
【0009】オーバレンジチャネルの問題は、イメージ
ング対象が扇状ビームおよび検出範囲の外側に伸びたと
き投影の打切り(トランケーション)によって生じる問
題に類似している。このような打切りはたとえば、いく
つかの投影に対しては患者の腕が扇状ビームの外側にあ
り、他の投影に対しては扇状ビーム内にあるときに生じ
得る。
【0010】ここに引用する米国特許第4,550,3
71号では、すべての投影のモーメントを計算すること
により打切られた投影を補正するための手段が提供され
ている。都合の悪いことに、この方法は大多数の投影は
打ち切られないという仮定に頼っている。一般に、この
仮定はオーバレンジチャネルを有する投影に対しては成
立しない。
【0011】オーバレンジチャネルの影響を補正するた
めに提案された一つの方法では、オーバレンジチャネル
と結合された射線に沿ってイメージング対象の厚さを独
立に測定し、そしてそれらの射線に沿ったイメージング
対象の密度が一定であるという仮定に基づいて減衰値を
もってそれらの射線に替える。この手法は若干の成功を
収めたが、身体の厚さを独立に測定しなければならない
ので、厄介であり、商業上実際的でない。
【0012】理想的には、どのような補正システムも充
分に速く動作させることにより、投影セットからの断層
撮影画像の作成が著しく遅延しないようにしなければな
らない。補正システムは投影を取得しているときに補正
開始ができ、アレープロセツサ等での並列処理が可能で
あることが好ましい。このようなプロセッサは断層撮影
画像の再構成のために普通に使用されるものである。
【0013】
【発明の概要】本発明は、投影のオーバレンジチャネル
によって生じる画像アーチファクトを減らすための装置
であって、入力としてその投影のデータだけを必要と
し、並列処理と両立する技術を用いる装置を提供する。
詳しく述べると、あるオーバレンジチャネルを含む投影
データをしきい値検出器が受け、このしきい値検出器は
チャネルがインレンジ(in−range)かオーバレ
ンジかを識別する。この判定はチャネルデータをADC
最大値に対して評価してオーバレンジマスクを作成する
ことにより行うことができる。
【0014】推定器は識別されたチャネルデータをしき
い値検出器から受けて、同じ投影セットのインレンジチ
ャネルのデータに基づくオーバレンジチャネルに対する
代替値を推定する。次に、コンバイナ(combine
r)が投影セットの再構成に先立って代替のオーバレン
ジチャネルのデータをインレンジチャネルのデータと組
み合わせる。
【0015】本発明の一つの目的はオーバレンジチャネ
ルの無い投影の存在に依存しないオーバレンジ補正回路
を提供することである。補正回路は同じ投影のインレン
ジチャネルのデータからオーバレンジチャネルのデータ
を推定するので、他の投影がオーバレンジチャネルのデ
ータを含むか否かは問題でない。しきい値検出器は各チ
ャネルの強度値をADCの最大値と比較し、その最大値
にほぼ等しい値を有するチャネルをオーバレンジと識別
する簡単な比較器とすることができる。。推定器はイメ
ージング対象の大きさを推定するためにすべてのインレ
ンジチャネルのデータを一緒に加算するための加算器、
およびその大きさの推定に適合するイメージング対象の
モデルに基づく、オーバレンジチャネルのデータの変化
速度を推定するための傾斜計算器とすることができる。
【0016】したがって、本発明の更にもう一つの目的
はイメージング対象の独立な測定値を必要としない、オ
ーバレンジチャネルのデータを推定する簡単で頑丈な方
法を提供することである。補正のため必要とされる対象
の測定値はイメージング対象のモデルによって与えられ
る。コンバイナには、どのチャネルがオーバレンジで、
どのチャネルがインレンジであるかを示す2進オーバレ
ンジマスクを発生するためのマスク発生器を含めること
ができる。ボックスカー発生器を使用して、マスク発生
器信号と重畳すべき重畳積分核(convolutio
n kernel)を作成することにより、補正マスク
を作成することができる。投影データに補正マスクを乗
算することにより、代替のオーバレンジチャネルのデー
タを発生し、同時にその代替チャネルのデータをインレ
ンジチャネルのデータと組合わすことができる。補正マ
スクは重畳積分されたオーバレンジマスク、および半分
より小さい値にクリップされた後に2を乗算された核と
することができる。
【0017】したがって、本発明のもう一つの目的はア
レープロセッサ等で並列に構成するのに適した補正回路
を提供することである。重畳積分、乗算、クリッピン
グ、およびスケーリングの操作は、このようなプロセッ
サの要求に応じて、すべて容易に並列に遂行される。本
発明の上記および他の目的および利点は以下の説明から
明らかとなる。説明では付図を参照するが、付図は本発
明の一実施例を図示している。しかし、このような実施
例は必ずしも本発明の全範囲を表すものではないので、
本発明の範囲の解釈に当たっては請求範囲を参照しなけ
ればならない。
【0018】
【実施例の記載】
CTシステムのハードウェア 図1および2に示すように、「第三世代」のCTスキャ
ナで使用されるものを表すCTガントリ16によりX線
源10が保持される。X線源10はX線の扇状ビーム2
4を作成する。扇状ビーム24はガントリ16の中心1
9の近くに配置されたイメージング対象12を通って検
出アレー18で受けられるような向きになっている。検
出アレー18もガントリ16に取り付けられている。ガ
ントリ16はイメージング平面と呼ばれるデカルト座標
系のx−y平面内で回転する。このイメージング平面は
扇状ビーム24の平面とほぼ同じ平面である。
【0019】検出アレー18は扇状ビーム24の輪郭を
なすようにイメージング平面内に互いに隣接して配置さ
れた多数の検出素子または「チャネル」26で構成され
る。チャネル26はX線源10から到来する放射線を受
けて検出することにより、複数のチャネル信号を作成す
る。各チャネル信号は特定のチャネル26に対応してい
る。イメージング対象12のまわりのガントリ16の与
えられた方位で、約800チャネルに対する信号を取得
することができる。この信号は、その角度に於けるイメ
ージング対象12による扇状ビーム24の減衰の線積分
の詳細な画像を表す。
【0020】扇状ビーム24のX線は、X線源10を出
た直後で検出アレー18が受ける前に、スペクトルフィ
ルタ30によってフィルタリングされる。スペクトルフ
ィルタ30は扇状ビーム24から低エネルギーのX線を
フィルタリングして除去する。次に、扇状ビーム24は
蝶ネクタイ形フィルタ32を通過する。蝶ネクタイ形フ
ィルタ32は、ガントリ16の中心19に配置された円
筒形の水によって生じる扇状ビーム24の減衰を補足す
るような扇状ビーム24の減衰を生じる外形になってい
る。蝶ネクタイ形フィルタ32の目的は代表的なイメー
ジング対象12に対して検出チャネル26が受ける強度
値の範囲を小さくすることにより、検出アレー18およ
びそれに関連する回路の感度の上昇を可能にすることで
ある。しかし、このように感度を上昇させると、イメー
ジング対象12が水筒モデルと著しく異なるときチャネ
ルがオーバレンジとなる可能性も増大する。
【0021】蝶ネクタイ形フィルタ32の後には、扇状
ビーム24を形成するアパーチャ34が設けられてい
る。ここに引用されている米国特許第5,054,04
1号に大体述べられているように、アパーチャ34を使
って検出アレー18の表面に対して扇状ビーム24の位
置を補正することができる。与えられたイメージング対
象12に対して、チャネル26は3群、すなわち、基
準、オーバレンジ、およびインレンジに大別することが
できる。検出アレー18の基準チャネル20はイメージ
ング対象12によってさえぎられないように意図された
チャネルである。基準チャネル20はX線源10からの
X線フラックスの変動に対して投影データを補正する機
能を果たし、更に検出アレー18上で扇状ビーム24の
自動アライメントを行う。検出アレー18のオーバレン
ジチャネル21は、事によるとイメージング対象12に
よってさえぎられるが、一般に減衰が非常に小さいX線
を受けるので、これらのチャネルの信号をディジタル化
するために使用されるADCがオーバレンジとなるよう
な、与えられた投影内のチャネルである。このオーバレ
ンジについては、後で更に説明する。最後に、検出アレ
ー18のインレンジチャネル22は扇状ビーム24の近
くにあることが多いが、必ずしも扇状ビーム24の近く
にあるとは限らない。検出アレー18のインレンジチャ
ネル22は、イメージング対象12または蝶ネクタイ形
フィルタ32によって充分に減衰されるので、これらの
チャネルからの信号をディジタル化するために使用され
るADCをオーバレンジさせないような、与えられた投
影内のチャネルである。
【0022】一般に、いくつかのオーバレンジチャネル
21は扇状ビーム全体に比べて小さく張っている凸状の
イメージング対象12から得られるほぼすべての投影に
対して存在する。図3に示すように、本発明で使用する
のに適したCTイメージングシステムのための制御回路
には、多数の機能ブロック48が含まれている。当業者
がほぼ理解しているようなデータ取得システム62が検
出アレー18に接続されている。データ取得システム6
2には一般に、各チャネル26からの信号をサンプリン
グするためのサンプリング手段(図示しない)が含まれ
ている。アナログ−ディジタル変換器(ADC)(図示
しない)がサンプリングされる各チャネル26からのア
ナログ信号をディジタル値に変換して、後の回路で処理
できるようにする。ADCのレンジは有限である。そし
て一般に、正しくディジタル化できる、各チャネル26
からの強度信号のレンジと、ディジタル化プロセスの分
解能との間のかね合いを設定しなければならない。両方
の考慮が重要であり、考え出されたかね合いにより必然
的に、ADCのレンジを超えるある状況が生じ得る。オ
ーバレンジの場合には、チャネル26からの信号がAD
Cの最大値に比べてどれだけ大きいかにかかわらず、A
DCは単にその最大値を出力する。
【0023】X線制御器54は投影を取得するためガン
トリ16の位置に対してX線源10に電力およびタイミ
ング信号を供給する。ガントリ電動機制御器56はガン
トリ16の回転速度および位置を制御し、そしてDAS
62およびX線制御器54に情報を供給することにより
投影の正確なタイミングが行えるようにする。画像再構
成器68は大量の投影データから画像を作成するために
必要とされるような非常に速い並列処理すなわち「パイ
プライン処理」を行うことができる、アレープロセッサ
のような専用コンピュータである。画像再構成器68と
して使用するのに適したアレープロセッサは種々の会社
から市販されている。画像再構成器68はDAS62を
介して検出アレー18のチャネル26から、サンプリン
グされ、ディジタル化された信号を受けることにより、
当業者に知られている方法に従って高速画像再構成を行
う。
【0024】コンピュータ60はDAS62、X線制御
器54、およびガントリ電動機制御器56の動作を調整
することにより、スキャンプロセスによって取得された
投影セットから断層撮影画像を再構成する。コンピュー
タ60は操作卓64を介して指令およびスキャンパラメ
ータを受ける。操作卓64は一般にCRTディスプレイ
およびキーボードであり、これにより操作者はスキャン
に対するパラメータを入力し、再構成されたスライス画
像およびコンピュータ60からの他の情報をディスプレ
イすることができる。大容量記憶装置66はCTイメー
ジングシステムに対するオペレーティングプログラム、
および操作者が後で参照するための画像データを記憶す
るための手段を提供する。
【0025】上記の各要素はスリップリング50を介し
てガントリ16上の関連要素に接続されているので、ガ
ントリ16を連続的に回転することができる。 補正プロセスの動作 次に、図5(a)および(b)を参照して説明する。ガ
ントリ16の与えられた位置に対して、DAS62は検
出アレー18の各チャネル26からの信号で構成される
なまの投影(raw projection)36を生
じる。このなまの投影36はインレンジチャネル22に
対応するインレンジ部分22’およびオーバレンジチャ
ネル21に対応するオーバレンジ部分21’をそなえて
いる。上述の通り、オーバレンジ部分21’はADC最
大値39に制限すなわちクリップされ、クリップされた
データ38が得られる。
【0026】ここで図5(a)を参照して説明する。こ
の例では、インレンジ部分22’はイメージング対象1
2と蝶ネクタイ形フィルタ32の両方の中央部を大体通
過するX線に対応する。オーバレンジ部分21’はイメ
ージング対象12のへりだけ、したがってイメージング
対象12の比較的薄いところ、および蝶ネクタイ形フィ
ルタ32のへりだけと交差するX線に対応する。オーバ
レンジ部分21’のX線の蝶ネクタイ形フィルタ32の
増大する減衰により、最後に検出アレー18の一番端の
チャネル26に対して、なま投影信号32がインレンジ
に戻る。しかし、扇状ビーム24のX線が最初に減衰無
しにイメージング対象12の両側を通過する点で、蝶ネ
クタイ形フィルタ32の厚さが不充分なためにオーバレ
ンジ部分21’でのなま投影信号36のクリッピングを
防止できないことが多い。
【0027】図示した状況以外の状況で、オーバレンジ
部分21’が検出アレー18の中央部の近くになり得る
ことが理解される筈である。たとえば、イメージング対
象12が等角点(isocenter)19のまわりに
大幅に置き換えられた場合である。したがって、インレ
ンジ部分22’およびオーバレンジ部分21’の位置は
一般に相互に、また検出アレー18に対して変化するこ
とがある。
【0028】次に図5(d)に示すように、なま投影3
6のクリップされたデータ38はADC最大値39に等
しいなま投影36の部分として容易に識別される。した
がって、なま投影36をADC最大値39と比較し、A
DC最大値39にほぼ等しいなま投影信号36の点に対
してはオーバレンジマスク値を”0”に設定し、他のす
べての点に対してはオーバレンジマスク値を”1”に設
定することにより、オーバレンジマスク40を簡単に発
生することができる。
【0029】次に図4に示すように、このしきい値動作
はプロセスブロック42で表される。プロセスブロック
42は画像再構成器68のアレープロセッサで実現する
ことができる。図5(c)に示すように、図5(b)の
なま投影36が次に、プロセスブロック82で示される
空気補正ステップで、蝶ネクタイ形フィルタ32の影響
および検出アレー18内のチャネル間の利得変動に対し
て調整され、補正されたデータ92が得られる。プロセ
スブロック82の補正は単に、なま投影データ36に、
蝶ネクタイ形フィルタ32の減衰および検出アレー18
内のチャネル間の利得変動の補足を表す逆関数を点毎に
乗算することである。これにより、補正されたデータ9
2から蝶ネクタイ形フィルタ32の寄与が除去される。
当業者に理解されるように、この補正82の後に、ビー
ム硬化補正等のような他の較正ステップを設けてもよ
い。
【0030】次に、補正されたデータは、その対数の負
数を求めることにより対数調整され、密度プロフィール
44が得られる。この場合の密度は、単位体積当たりの
質量を指すのではなくて、単に特定のチャネル26に対
応するX線ビームに沿ったイメージング対象12の減衰
物質の総量を指す。対数補正が必要である理由は、媒質
によるX線(または任意の放射線)の減衰は次式で示す
ようにほぼ指数関数的であるからである。
【0031】
【数1】
【0032】但し、I0 はμ(x,y)としてx−y平
面の上に与えられた減衰係数μをそなえたイメージング
対象を通過する前のX線の強度である。lはX線経路に
沿った距離である。そしてIはイメージング対象による
減衰後のX線強度である。負数動作は単に、強度の低下
は密度の増大を表すという事実の反映である。この補正
プロセスは図4ではプロセスブロック47で表されてい
る。
【0033】次に図5(c)に示すように密度プロフィ
ール44には、図5(b)のオーバレンジ部分21’の
なま投影データに対応する、領域46内の誤ったデータ
が含まれている。正しいデータは密度プロフィール44
の中央のクリップされていないデータの側面に位置する
破線48で示されている。、後者のクリップされていな
いデータは図5(b)のインレンジ部分22’のなま投
影データに対応している。
【0034】密度プロフィール44のクリップされたチ
ャネル46は密度プロフィール44のへりにあるが、そ
れらは後述する画像再構成プロセス内の密度プロフィー
ル44の重畳積分の結果として、再構成された画像中に
アーチファクトを生じる。重畳積分には、密度プロフィ
ール44内のデータの各チャネルの寄与および影響を再
構成された画像全体に広げる効果がある。したがって、
画像再構成の前に、クリップされたチャネル46の周辺
領域さえも補正する必要がある。
【0035】本発明では、前または後の投影を参照する
ことなく、そしてイメージング対象12の外部測定値な
しに、クリップされたチャネル46が補正される。これ
はイメージング対象の簡略化されたモデルを用い、その
モデルをその投影に対するインレンジチャネルに合わせ
ることにより行われる。モデルの使用はクリップされた
データ46の領域の開始時に投影のデータの傾斜がイメ
ージング対象12の大きさに正比例する。この関係は次
の説明で示される。この説明ではわかりやすくするた
め、扇状ビーム24のX線は扇状ビーム形ではなくて平
行であるものとしている。この説明の扇状ビームの場合
への拡張は、通常程度の当業者には理解される単なる幾
何学的変換である。イメージング対象12は簡略化され
た幾何学的な立体であり、半径がRで、一様な減衰係数
μの円筒とすることが好ましい。これらの必要条件は後
で緩和される。
【0036】その円筒の密度プロフィールは次式で記述
される。
【0037】
【数2】
【0038】項2(R2 −x2 1/2 は単に、x座標の
関数として半径Rの円筒を通る弦に沿った経路長であ
る。x座標は検出アレー18の中心をx=0の値として
検出アレー18に沿って測定される。平行な場合、検出
アレー18は曲線状でなく、平らになる。この円筒の場
合、密度プロフィール44内のチャネルのオーバレンジ
は経路長が所定の値Cより小さいチャネルに対して生じ
る。Cの値は、円筒の物質の減衰係数μ、フィルタ30
と蝶ネクタイ形フィルタ32を通過した後のX線源10
の強度、およびADC最大値39によって決まる。式
(1)の導関数を求め、これをCで評価することによ
り、オーバレンジが始まるところでの傾斜58が次のよ
うに得られる。
【0039】
【数3】
【0040】但し、μは円筒の物質の減衰係数である。
殆どの臨床状況に対してCはRよりずっと小さくなるの
で、式(2)は次式のように簡略化できる。
【0041】
【数4】
【0042】式(3)はイメージング対象12の半径R
とオーバレンジが始まるクリップされたチャネル46
(すべて図5(c)に示されている)の開始点52にお
ける密度プロフィール44の傾斜58との間に線形関係
が存在することを示す。この直線性により、クリップさ
れたチャネル46のデータの推定は非常に簡単になる
が、上記のように行われた計算の複雑さが許容されれば
イメージング対象12の円筒形の形状の代わりに他の幾
何学的形状を使ってもよい。何より重要なことは、イメ
ージング対象12のレンジに対して傾斜がRの関数とな
り、また後で説明するように単一の投影のデータからR
を推定できるということを式(3)が示唆しているとい
うことである。
【0043】このように領域46のクリップされたデー
タの傾斜58が半径Rの値に対して関数依存の関係にあ
ることを利用するために、Rを推定しなければならな
い。Rのこの推定値は次のように求められる。すなわ
ち、仮定された平行な幾何学的形状の場合、イメージン
グ平面内のイメージング対象12の各体積要素の減衰が
μ(x,y)で表されれば、与えられたガントリ角度θ
での投影は次式で表すことができる。
【0044】
【数5】
【0045】但し、δはデルタ関数であり、ガントリ角
度θでの投影のμ(x,y)を介して線積分を発生する
表記法的に都合の好い方法を提供する。tは射線経路に
垂直な線に沿った、等心19からの投影の各射線の距離
に関連付けられたxおよびyの関数である。値tは検出
アレー18内のチャネル26の位置にほぼ対応する。実
際上、密度プロフィール44の各値を一緒に加算するこ
とによって行われるように、変数tに対して上記の式
(4)を積分すれば、次式が得られる。
【0046】
【数6】
【0047】式(5)はもはやθの関数ではない。この
ことは、密度プロフィール44内のすべてのデータの和
がイメージング対象の減衰係数μだけに依存し、本質的
にガントリ角度に依存しないので、取得される特定の投
影に依存しないということを示す。これは扇状ビームの
幾何学的形状には当てはまらないが、扇状ビームの場合
のこの積分の変動は小さいので、式(5)の積分は扇状
ビームの場合でも投影毎に変わらないと考えられ得るこ
とがわかった。
【0048】式(5)に示される総減衰を使用して値R
を推定することができる。円筒形のイメージング対象の
場合、その関係は次式で与えられる。
【0049】
【数7】
【0050】しかし実施例では、傾斜58は関数的にM
の値に関係しているということだけを仮定すればよく、
正確な関数は経験的に決められる。実験の示すところに
よれば、関心のある領域では傾斜58とMとの間の関係
はほぼ線形であるので、この関係を規定するためには簡
単な比例定数で充分であり、このような定数は実際の患
者の測定から得られる。実際上、患者の胴の画像と比べ
て患者の頭部の画像では異なる比例定数が使用される。
【0051】図4では、Mを決めるためのこの加算はプ
ロセスブロック74で示されている。式(3)および
(6)の傾斜計算は図4のプロセスブロック72で表さ
れる。再び図5(c)を参照して説明する。クリップさ
れたチャネル46の開始点52に対する密度プロフィー
ル44を探索するだけで、領域46での密度プロフィー
ル44のデータを傾斜計算器72が生じる傾斜58の値
に合わせることができる。これらの開始点52から前方
および後方に進んだとき、開始点52の密度は計算され
た傾斜58に従って次第に小さくなって、クリップされ
たチャネル46に対する新しい密度値が発生する。
【0052】しかし、この補正プロセスは画像再構成器
68内のアレープロセッサのパイプライン機能と両立す
る方法を用いることが好ましい。詳しく述べると、図4
に示されているような傾斜計算器72は「ボックスカー
(box car)」核75を作成する。ボックスカー
核75はτ=2/(傾斜)となるように選定された幅τ
のパルスに対して値が1である2進信号である。
【0053】ボックスカー核75とオーバレンジマスク
40が重畳積分器76によって重畳積分されることによ
り、やはり図5(e)に示される台形信号88が作られ
る。この台形信号88はクリップされたチャネル46の
データを傾斜計算器72により識別された傾斜58に合
わせて補正するために必要とされる付加的な傾斜Sの半
分を有する。詳しく述べると、台形信号88は密度プロ
フィール44のインレンジチャネルのいくつかに対応す
る1のピーク値、および密度プロフィール44のクリッ
プされたチャネルのいくつかに対応する傾斜計算器72
によって計算されるようなSの半分の傾斜を有する。
【0054】次に、台形信号は半分より小さい値にクリ
ップされ、このクリップされた信号に2を乗算する。こ
れにより、やはり図5(f)に示されている補正マスク
78が作成され、これは密度プロフィール44のインレ
ンジチャネルのすべてに対して1の値となり、オーバレ
ンジチャネルに対して傾斜がSに等しくなる。クリッピ
ングおよびスケーリングはプロセスブロック94で示さ
れる。
【0055】次に図4の乗算器80で示されるように、
補正マスク78に密度プロフィール44が乗算される。
これにより、図5(c)に示されているクリップされた
チャネル46内の密度プロフィールのデータが補正され
て、真の密度プロフィール48をより正確に近似する所
望の傾斜58が得られる。次に、通常程度の当業者には
よく理解されている再構成方法に従って、多数のガント
リ角度に対する多数の投影92が再構成される。このよ
うなアルゴリズムの一つが「フィルタ逆投影」(fil
tered back projection)であ
り、投影92のフィルタリングが行われる。これはフィ
ルタのディジタル化された伝達関数に投影92のフーリ
エ変換を乗算することにより実現される。このフィルタ
リングはフーリエ変換前の投影92とフィルタのスペク
トル特性の逆フーリエ変換との重畳積分と等価であるこ
と、そしてこのような重畳積分により投影92内のエラ
ーが事実上、画像全体に広がることがわかる。上記した
ように、イメージング対象12の周囲の投影92のエラ
ーで生じる画像アーチファクトにより、画像全体に広が
る画像アーチファクトが生じることがある。
【0056】プロセスブロック84で示される再構成の
後、プロセスブロック86で示されるようにスライス画
像が得られる。画像再構成器68が遂行する動作を表
す、図4の破線68で囲まれた動作はすべてパイプライ
ン処理に適していることがわかる。パイプライン形式で
特定のステップを実行するための必要条件は単に、投影
の順次的なチャネルの入力データに対して分類されない
順序で動作を加えることができ、以前に調べたチャネル
データを探索したり、飛び越したりする必要がないとい
うことである。ブロック42のしきい値プロセスでは各
チャネルの情報をADC最大値39と比較しさえすれば
よいので、しきい値プロセスはパイプライン形式とする
ことができる。同じことはプロセスブロック74の加
算、プロセスブロック76の重畳積分、およびプロセス
ブロック80の乗算についても当てはまる。プロセスブ
ロック94のクリッピングおよびスケーリングも同様で
ある。計算された傾斜58を用いる補正プロセスの特定
の構成はこのように、画像の再構成を行って投影データ
を形成するための上記のようなプロセッサを通常そなえ
る断層イメージングシステムでの使用に充分適してい
る。
【0057】本発明の趣旨と範囲の中にとどまる実施例
の多数の変形および変更を通常程度の当業者は考えつく
ことができる。たとえば、図4のステップ76の重畳積
分で使用されるボックスカー核の形状および長さはイメ
ージング対象の異なるモデルに対処するように変えるこ
とができる。したがって、図4の94のクリッピングお
よびスケーリング値も変えることができる。本発明の範
囲の中に入る種々の実施例を含むように請求範囲を記載
してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線源、検出アレーおよび扇状ビームの相対的
な位置関係を示すCTガントリの正面図である。
【図2】図1の相対的な位置関係を側面から見て示す側
面図である。
【図3】図1のガントリと結合され、本発明を実施する
上で有用なCT制御システムのブロック図である。
【図4】本発明に従ってCTシステムによって取得され
たデータの処理を示すブロック図である。
【図5】本発明でスキャンされるイメージング対象の一
例および作成される信号をグラフ的に表した図である。
【符号の説明】
12 イメージング対象 21’ オーバレンジチャネル部分 22’ インレンジチャネル部分 39 ADC最大値 40 オーバレンジマスク 42 しきい値動作器 72 傾斜計算器 74 加算器 75 ボックスカー核 76 重畳積分器 78 補正マスク 80 乗算器 84 再構成器 88 台形信号 94 クリッパ/スケーラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・ケイス・ブレイマー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、マス コゴ、レッド・オーク・コート、ダブリュ ー198・エス10865(番地なし) (72)発明者 ケビン・フランクリン・キング アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ニュ ー・バーリン、ウエスト・リッジ・ロー ド、15651番 (72)発明者 パトリック・ダニエル・コシンスキー フランス国、グビュー、ル・デ・ジョンキ ーユ、11番

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断層撮影スキャナで強度値のセットが測
    定され、各強度値はイメージング対象を通って互いに隣
    接した射線セットの一つの射線に沿って受けた放射線の
    強度に関連しており、強度値は最大値までの受けた放射
    線の強度は示すが、その最大値を超える受けた放射線の
    強度は示さず、強度値のセットが強度値の他のセットと
    組合わされて再構成されることにより画像が作成される
    ような断層撮影スキャナで使用するためのオーバレンジ
    補正回路に於いて、 強度値のセットを受けるしきい値検出器であって、受け
    た放射線が最大値を超えない場合に強度値のセットをイ
    ンレンジ強度値として識別し、受けた放射線が最大値を
    超える場合に強度値のセットをオーバレンジ強度値とし
    て識別するしきい値検出器、 強度値のセットならびに識別されたインレンジ強度値お
    よびオーバレンジ強度値を受けて、オーバレンジ強度値
    に対する代替の強度値をその同じセットからのインレン
    ジ強度値の値に基づいて推定する推定器、および強度値
    を再構成して画像とする前にインレンジ強度値を代替の
    強度値と組み合わせるためのコンバイナを含むことを特
    徴とするオーバレンジ補正回路。
  2. 【請求項2】 最大値を超える受けた放射線に対する強
    度値はほぼ一定であり、前記しきい値検出器が、各強度
    値を最大値と比較することにより最大強度値に等しい強
    度値だけをオーバレンジ強度値と識別し、残りをインレ
    ンジ強度値と識別するための比較器を含んでいる請求項
    1記載のオーバレンジ補正回路。
  3. 【請求項3】 前記推定器が、 強度値セットのすべてのインレンジ値を共に加算するこ
    とによりイメージング対象の大きさを推定するための加
    算器、およびイメージング対象の推定された大きさから
    イメージング対象に対する強度値の推定変化率を決める
    ことにより代替の強度値を作成する傾斜計算器を含んで
    いる請求項1記載のオーバレンジ補正回路。
  4. 【請求項4】 前記傾斜計算器がイメージング対象の大
    きさに比例定数を乗算することによりイメージング対象
    に対する強度値の推定変化率を決める請求項3記載のオ
    ーバレンジ補正回路。
  5. 【請求項5】 前記コンバイナが、 各インレンジ強度値に対応して第一の値を有し、各オー
    バレンジ強度値に対応して零の値を有する多点2進信号
    を作成するマスク発生器、 変化率に関連した所定数の点に対しては第一の値を有
    し、残りのすべての点に対しては零の値を有する多点2
    進信号を作成するボックスカー発生器、 マスク発生器からの信号をボックスカー発生器からの信
    号と重畳積分することにより重畳積分された信号を作成
    する重畳積分器、およびインレンジ強度値に重畳積分さ
    れた信号の対応する値を乗算するための乗算器を含んで
    いる請求項3記載のオーバレンジ補正回路。
  6. 【請求項6】 第一の値が1に等しい場合、前記重畳積
    分器はマスク発生器からの信号とボックスカー発生器か
    らの信号との重畳積分を半分より小さい値にクリップし
    た後、このクリップされた信号に2を乗算することによ
    り、重畳積分された信号を作成する請求項5記載のオー
    バレンジ補正回路。
  7. 【請求項7】 強度値のセットが測定され、各強度値は
    イメージング対象を通って互いに隣接した射線セットの
    一つの射線に沿って受けた放射線の強度に関連してお
    り、強度値は最大値までの受けた放射線の強度は示す
    が、その最大値を超える受けた放射線の強度は示さず、
    強度値のセットが強度値の他のセットと組合わされて再
    構成されることにより画像が作成されるような断層撮影
    スキャナで使用するためのオーバレンジ補正方法に於い
    て、 受けた放射線が最大値を超えない場合に強度値のセット
    をインレンジ強度値として識別し、受けた放射線が最大
    値を超える場合に強度値のセットをオーバレンジ強度値
    として識別するオーバレンジマスクを発生するステッ
    プ、 オーバレンジ強度値に対する代替の強度値を、強度値の
    その同じセットからのインレンジ強度値の値およびオー
    バレンジマスクに基づいて推定するステップ、および強
    度値を再構成して画像とする前にインレンジ強度値を代
    替の強度値と組み合わせるステップを含むことを特徴と
    するオーバレンジ補正方法。
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