JPH05237064A - 心電検出用電極 - Google Patents
心電検出用電極Info
- Publication number
- JPH05237064A JPH05237064A JP4079089A JP7908992A JPH05237064A JP H05237064 A JPH05237064 A JP H05237064A JP 4079089 A JP4079089 A JP 4079089A JP 7908992 A JP7908992 A JP 7908992A JP H05237064 A JPH05237064 A JP H05237064A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- temperature
- temperature detector
- signal
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- Pending
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＭＲ装置の中でも安全に用いることができる
ようにする。 【構成】 光学式温度検出器と、その温度検出信号であ
る光信号を伝達する光ガイドとを設けることによって温
度監視機能を持たせる。
ようにする。 【構成】 光学式温度検出器と、その温度検出信号であ
る光信号を伝達する光ガイドとを設けることによって温
度監視機能を持たせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、心電波を検出するた
めに被検者の体表面に張り付ける電極に関し、とくにＭ
Ｒ装置において用いるのに好適な心電検出用電極に関す
る。
めに被検者の体表面に張り付ける電極に関し、とくにＭ
Ｒ装置において用いるのに好適な心電検出用電極に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】核磁気共鳴を利用するＭＲ装置におい
て、心電計を用いて被検者の心電波形を検出し、被検者
の心臓の動きに同期して撮像を行うことがある。その場
合、心電検出用電極を被検者の体表面に張り付ける必要
がある。
て、心電計を用いて被検者の心電波形を検出し、被検者
の心臓の動きに同期して撮像を行うことがある。その場
合、心電検出用電極を被検者の体表面に張り付ける必要
がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被検者
の体表面に心電検出用電極を貼り付けた状態でＭＲ検査
を行うと、電極及びそれに接続された電線が熱を持ち、
これにより被検者が火傷をするという問題がある。
の体表面に心電検出用電極を貼り付けた状態でＭＲ検査
を行うと、電極及びそれに接続された電線が熱を持ち、
これにより被検者が火傷をするという問題がある。
【０００４】これはつぎのような理由による。ＭＲ装置
では、主マグネットや傾斜磁場発生用コイルがガントリ
内に納められており、被検者が配置される空間内に、主
マグネットにより強力な静磁場を発生しかつ傾斜磁場発
生コイルによってその静磁場に重畳して傾斜磁場を発生
する。上記空間内に配置されたＲＦアンテナよりＲＦパ
ルスを照射して被検者を励起し、該被検者より発生する
ＮＭＲ信号をＲＦアンテナによって受信する。このとき
傾斜磁場パルスを加えることによってＮＭＲ信号に位置
情報をエンコードする。受信信号は検波されてフーリエ
変換されることにより上記の位置情報がデコードされ、
画像の再構成が可能となる。このように高周波で変化す
る傾斜磁場やＲＦパルス（電磁波）が存在する空間中
に、被検者とともに導電体である心電検出用電極と電線
とを挿入することにより、これら電極及び電線に誘導電
流が発生し、これが電極あるいは電線の内部抵抗で消費
されて熱になり、この熱が電極に接触している被検者体
表皮を火傷させる。
では、主マグネットや傾斜磁場発生用コイルがガントリ
内に納められており、被検者が配置される空間内に、主
マグネットにより強力な静磁場を発生しかつ傾斜磁場発
生コイルによってその静磁場に重畳して傾斜磁場を発生
する。上記空間内に配置されたＲＦアンテナよりＲＦパ
ルスを照射して被検者を励起し、該被検者より発生する
ＮＭＲ信号をＲＦアンテナによって受信する。このとき
傾斜磁場パルスを加えることによってＮＭＲ信号に位置
情報をエンコードする。受信信号は検波されてフーリエ
変換されることにより上記の位置情報がデコードされ、
画像の再構成が可能となる。このように高周波で変化す
る傾斜磁場やＲＦパルス（電磁波）が存在する空間中
に、被検者とともに導電体である心電検出用電極と電線
とを挿入することにより、これら電極及び電線に誘導電
流が発生し、これが電極あるいは電線の内部抵抗で消費
されて熱になり、この熱が電極に接触している被検者体
表皮を火傷させる。
【０００５】この発明は、上記に鑑み、ＭＲ装置中でも
安全な心電検出用電極を提供することを目的とする。
安全な心電検出用電極を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による心電検出用電極では、温度変化に対
応する光信号を生じる温度検出器を心電検出用電極に取
り付け、この温度検出器に光ガイドを接続してその光信
号を伝達するようにしており、このように光による温度
検出およびその検出信号を光信号として伝達するという
構成をとることにより、高周波磁場や電磁波などによっ
て発熱する導電体を一切用いずに心電検出用電極の温度
監視を行うことができ、ＭＲ装置に用いても、その心電
検出用電極の熱が被検者に火傷を負わせるようなもので
あるかどうかを判別して検査を中止するなど不都合を未
然に防止し、被検者の安全を図ることができる。
め、この発明による心電検出用電極では、温度変化に対
応する光信号を生じる温度検出器を心電検出用電極に取
り付け、この温度検出器に光ガイドを接続してその光信
号を伝達するようにしており、このように光による温度
検出およびその検出信号を光信号として伝達するという
構成をとることにより、高周波磁場や電磁波などによっ
て発熱する導電体を一切用いずに心電検出用電極の温度
監視を行うことができ、ＭＲ装置に用いても、その心電
検出用電極の熱が被検者に火傷を負わせるようなもので
あるかどうかを判別して検査を中止するなど不都合を未
然に防止し、被検者の安全を図ることができる。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図１において被検者１の胸
部の体表皮には複数個の心電検出用電極が貼り付けられ
ている。この心電検出用電極２は図２に示すように体表
皮に貼り付けられるゲル状電極２１とこれに接続された
電線２２により構成される。この電線２２の他端は心電
計の心電検出回路（図示しない）に接続される。
照しながら詳細に説明する。図１において被検者１の胸
部の体表皮には複数個の心電検出用電極が貼り付けられ
ている。この心電検出用電極２は図２に示すように体表
皮に貼り付けられるゲル状電極２１とこれに接続された
電線２２により構成される。この電線２２の他端は心電
計の心電検出回路（図示しない）に接続される。
【０００８】このゲル状電極２１には温度検出器３が取
り付けられており、この温度検出器３には光ファイバ４
の一端が結合されている。この温度検出器３は光学式の
ものであり、温度に対応した検出信号を光信号として出
力し、その光信号が光ファイバ４を通じて外部に取り出
されるようになっている。
り付けられており、この温度検出器３には光ファイバ４
の一端が結合されている。この温度検出器３は光学式の
ものであり、温度に対応した検出信号を光信号として出
力し、その光信号が光ファイバ４を通じて外部に取り出
されるようになっている。
【０００９】光学式温度検出器３は、光ファイバを利用
したものなど種々のものを採用することが考えられる
が、ここでは図３に示すようにガリウムひ素単結晶３１
を用いて構成している。このガリウムひ素単結晶３１
は、外部から特定波長の光を照射すると、周囲の温度に
依存して発光波長が変化するという性質を有している。
したものなど種々のものを採用することが考えられる
が、ここでは図３に示すようにガリウムひ素単結晶３１
を用いて構成している。このガリウムひ素単結晶３１
は、外部から特定波長の光を照射すると、周囲の温度に
依存して発光波長が変化するという性質を有している。
【００１０】そこで、図３に示すように発光ダイオード
５からの特定波長の光を光ファイバ４を通じてガリウム
ひ素単結晶３１に照射し、そこからの発光を光ファイバ
４を通じてフォトトランジスタ６に導いて電気信号に変
換する。図４に示すように温度ｔ１のとき波長λ１であ
った発光波長が温度がｔ２になることによって波長λ２
となり、この波長変化Δλによって温度変化を知ること
ができる。
５からの特定波長の光を光ファイバ４を通じてガリウム
ひ素単結晶３１に照射し、そこからの発光を光ファイバ
４を通じてフォトトランジスタ６に導いて電気信号に変
換する。図４に示すように温度ｔ１のとき波長λ１であ
った発光波長が温度がｔ２になることによって波長λ２
となり、この波長変化Δλによって温度変化を知ること
ができる。
【００１１】ＭＲ装置において被検者１の心臓の動きに
同期して撮像を行う場合、図１に示すように被検者１の
体表面に心電検出用電極２を張り付けた状態で、図示し
ないＭＲ装置のガントリ中に被検者１を挿入し、ゲル状
電極２１で得られる電圧波形を電線２２を通じて図示し
ない心電計に導いて心電波形を観測し、それに同期して
ＭＲ装置の撮像シーケンスを走らせる。その際、ＭＲ装
置のＲＦパルスや傾斜磁場による誘導電流が、被検者１
の体表皮の内部抵抗、ゲル状電極２１、電線２２等の閉
回路中に誘起され、この電流が主にゲル状電極２１と体
表皮との接触抵抗により消費されて熱に変換される。
同期して撮像を行う場合、図１に示すように被検者１の
体表面に心電検出用電極２を張り付けた状態で、図示し
ないＭＲ装置のガントリ中に被検者１を挿入し、ゲル状
電極２１で得られる電圧波形を電線２２を通じて図示し
ない心電計に導いて心電波形を観測し、それに同期して
ＭＲ装置の撮像シーケンスを走らせる。その際、ＭＲ装
置のＲＦパルスや傾斜磁場による誘導電流が、被検者１
の体表皮の内部抵抗、ゲル状電極２１、電線２２等の閉
回路中に誘起され、この電流が主にゲル状電極２１と体
表皮との接触抵抗により消費されて熱に変換される。
【００１２】こうしてゲル状電極２１に接触している体
表皮の温度が上昇することになるが、その温度が温度検
出器３により検出され、光ファイバ４中を伝わる光信号
によりＭＲ装置のガントリの外部に取り出されたところ
で電気信号に変換される。この電気信号をＭＲ装置のコ
ントローラ部に送って撮像中常時温度監視するように
し、検出温度が所定の温度を越えたとき、撮像（つまり
ＲＦ照射や傾斜磁場印加）を中止する。これにより、体
表皮に接触している部分の温度が検出できるので、体表
皮が火傷を起こすほどの温度が上昇する前に撮像を中止
して被検者１の安全を図ることができる。
表皮の温度が上昇することになるが、その温度が温度検
出器３により検出され、光ファイバ４中を伝わる光信号
によりＭＲ装置のガントリの外部に取り出されたところ
で電気信号に変換される。この電気信号をＭＲ装置のコ
ントローラ部に送って撮像中常時温度監視するように
し、検出温度が所定の温度を越えたとき、撮像（つまり
ＲＦ照射や傾斜磁場印加）を中止する。これにより、体
表皮に接触している部分の温度が検出できるので、体表
皮が火傷を起こすほどの温度が上昇する前に撮像を中止
して被検者１の安全を図ることができる。
【００１３】このように、温度検出器３は光学式であっ
て光ファイバ４の他端に配置された発光ダイオード５及
びフォトトランジスタ６に至るまでは、すべて非導電性
及び非磁性の材質で構成することが可能である。そのた
め、ＭＲ装置のガントリ内に配置されてＲＦ照射や傾斜
磁場印加されても、発熱することはなく、被検者１に危
険を及ぼすことがない。また、ガントリ内の電磁場や磁
場に影響を与えることもないので、受信ＮＭＲ信号に悪
影響を及ぼして画像の劣化要因となることもない。
て光ファイバ４の他端に配置された発光ダイオード５及
びフォトトランジスタ６に至るまでは、すべて非導電性
及び非磁性の材質で構成することが可能である。そのた
め、ＭＲ装置のガントリ内に配置されてＲＦ照射や傾斜
磁場印加されても、発熱することはなく、被検者１に危
険を及ぼすことがない。また、ガントリ内の電磁場や磁
場に影響を与えることもないので、受信ＮＭＲ信号に悪
影響を及ぼして画像の劣化要因となることもない。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の心電検
出用電極によれば、光により温度検出を行うとともにそ
の温度検出信号を光信号として伝達するようにしている
ので、高周波磁場や電磁波などによって発熱する導電体
を一切用いずに温度監視を行うことができる。そのた
め、心電同期のＭＲ検査をする際に、被検者の体表面に
貼り付けられた心電検出用電極が発熱するとき、その温
度が危険なものとならないうちにその検査を中止するこ
となどができ、被検者の安全性を高めることができる。
出用電極によれば、光により温度検出を行うとともにそ
の温度検出信号を光信号として伝達するようにしている
ので、高周波磁場や電磁波などによって発熱する導電体
を一切用いずに温度監視を行うことができる。そのた
め、心電同期のＭＲ検査をする際に、被検者の体表面に
貼り付けられた心電検出用電極が発熱するとき、その温
度が危険なものとならないうちにその検査を中止するこ
となどができ、被検者の安全性を高めることができる。
【図１】この発明の一実施例の模式図。
【図２】同実施例の心電検出用電極の構造を示す断面
図。
図。
【図３】同実施例の温度検出器部分を説明するための模
式図。
式図。
【図４】同実施例の温度検出器における波長特性を示す
グラフ。
グラフ。
１ 被検者 ２ 心電検出用電極 ２１ ゲル状電極 ２２ 電線 ３ 温度検出器 ３１ ガリウムひ素単結晶 ４ 光ファイバ ５ 発光ダイオード ６ フォトトランジスタ
Claims (1)
- 【請求項１】 被検体の表面に貼り付けられる電極と、
該電極に接続された電線とを有する心電検出用電極にお
いて、上記電極に取り付けられた、温度変化に対応する
光信号を生じる温度検出器と、該温度検出器に接続され
ており、上記の光信号を伝達する光ガイドとを備えるこ
とを特徴とする心電検出用電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079089A JPH05237064A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 心電検出用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079089A JPH05237064A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 心電検出用電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05237064A true JPH05237064A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13680160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4079089A Pending JPH05237064A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 心電検出用電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05237064A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008212437A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
| KR101010925B1 (ko) * | 2008-10-07 | 2011-01-25 | 연세대학교 산학협력단 | Ｍｅｍｓ 전극모듈을 이용한 단일지점 검침 ｅｃｇ측정센서 및 그 제작방법 |
-
1992
- 1992-02-29 JP JP4079089A patent/JPH05237064A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008212437A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
| KR101010925B1 (ko) * | 2008-10-07 | 2011-01-25 | 연세대학교 산학협력단 | Ｍｅｍｓ 전극모듈을 이용한 단일지점 검침 ｅｃｇ측정센서 및 그 제작방법 |
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