JPH05236263A - 色度変換方法及び装置 - Google Patents

色度変換方法及び装置

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JPH05236263A
JPH05236263A JP4030329A JP3032992A JPH05236263A JP H05236263 A JPH05236263 A JP H05236263A JP 4030329 A JP4030329 A JP 4030329A JP 3032992 A JP3032992 A JP 3032992A JP H05236263 A JPH05236263 A JP H05236263A
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JP
Japan
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chromaticity
light source
color
image
under
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Application number
JP4030329A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yano
正 矢野
Kenjiro Hashimoto
健次郎 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4030329A priority Critical patent/JPH05236263A/ja
Publication of JPH05236263A publication Critical patent/JPH05236263A/ja
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 日本人女性の頬の色の色再現が最適になるよ
う設定した値を基に、標準光源C照明下でCIE193
1xy色度座標上の色度点の差で変換し、各メディア間
で相互に好ましい肌色の色再現を行う。 【構成】 第1の受光部3から入力した照明光源の色度
を第2の色度計算部4で計算し、第1の色順応計算部へ
入力する。一方、イメージ入力部1からの画像入力は、
第1の色度計算部2でCIEXYZ 三刺激値に変換さ
れ、第1の色順応計算部5で任意の照明光源の色度から
標準光源C照明下に色順応補正され、色度変換部6で各
メディア間に対応した色差が加算される。第2の受光部
7から各メディアで表示されたときの光が第3の色度計
算部8に入力されそのときの光源の色度が計算され、第
2の色順応計算部へ入力され、第4の色度計算部10で
各メディア間に対応した色を表示するための電気信号に
変換され、イメージ出力部11で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色々なメディア間にお
いて色度の差を用いて色変換をし、特に人の肌色を鮮や
かにする色度変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビの映像を印刷したり、写真
をテレビ画面に再生するなど一つの被写体を様々なメデ
ィアにおいて色再現する事が増えてきた。
【0003】テレビ、印刷、写真などにおいて、被写体
の画像を各メディア間で相互に変換するときそのメディ
ア固有の好ましい色再現領域が存在するが、その固有の
好ましい再現色はどの様な色なのか明らかにされていな
かった。これは、実験条件の違いや実験に用いる被写
体、観測者の条件や、性別、年齢などによって、容易に
変化するからである。そこで、各メディア間の好ましい
色再現領域を調べるには、各メディア別に色々な実験条
件での実験データをもとに、総合的な好ましい領域を求
める必要がでてきた。
【0004】また、各メディア間で画像を好ましい色再
現領域に変換するときにどの程度の色度を変換すればい
いかは明らかにされていなかった。そこで、現在では、
どちらかというと人目を引くようにするために各メーカ
の技術者が主観的に色再現領域を鮮やかな方向に各色の
出力を調節する方向をとってきた。しかしながら、その
ような方法では、目につく目だちの概念を取入れたもの
なので、人の好ましい色再現領域を考慮したことには根
本的になっておらず、人に対して、適切な色再現を考慮
していく必要が出てきた。
【0005】特に色彩は、人の心に大きな影響を及ぼす
ものであり、色彩を人にとってより好ましく再現するこ
とは、人の心を豊かにし、快適な生活の一部に寄与する
とともに、人のストレスを減少させ、ゆったりとした伸
び伸びとした雰囲気を作り出すことができる。
【0006】例えば、高級なレストランでは、高級感と
快適なゆったりとした雰囲気を作り出すために、色彩豊
かな絵画が壁に飾られたり、トータルコーディネートす
ることにより視環境全体の雰囲気づくりをおこない、色
彩による心のリラクゼーションをとりおこなっている。
【0007】一方、一般画像における主要な被写体は、
人であり、人の色再現によって全体から受ける印象が大
きく左右される。一般的に重要とされている被写体は、
人をはじめ、青空の色、木の葉の色、バターの色、生肉
の色などがある。しかしながら、人以外の色は、各評価
者によって非常にばらつきが多く、好ましい色再現領域
がまとまらないこと、また、それらの色再現が全体に対
して、どれくらいの寄与があるのかわからないなど、い
ろいろと不確定要素がある。そこで、どの場合にでも最
も重要である人の肌色の色再現について好ましい肌色の
色度値を求め、その色になるように各メディア間で色変
換することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各メデ
ィアによって被写体の色を示す信号が違うため、それぞ
れのメディアに合う信号に変換して、その後色を変換す
るという手間をかけなければならなかった。
【0009】また、特に印象の強い肌色に関しても色々
な肌色があり、人種、年齢、場所、時代、性別など色々
な要素が組み合わさるため、多くのデータにより統計的
に扱う必要があった。また、測定の方法や実験条件が十
分に記載されていないデータや観測光源の違っているも
のや人種や年齢が違うといった資料しか無く、まとまっ
たデータを得ることがなかなかできなかった。
【0010】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、日本人女性の頬の色が各メディア間において好まし
い色再現ができるように設定された値を基に、標準光源
C照明下でCIE1931xy色度座標上の色度点の差
で変換し、各メディア間で相互に好ましい肌色の色再現
を行い、人の心に適切な色彩イメージを容易に実現する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、任意の照明光源下におけるイメージを各メ
ディア上に色再現する場合に、CIE1931xy色度
座標上において前記イメージの色度点を求めて、標準光
源C照明のもとで測定された前記イメージの色度点に修
正し、各メディアでの最適な色度点に移動するようにx
方向および、y方向に日本人女性の頬の色を基にあらか
じめ求めてある最高値との差を用いて変換させることに
より色再現するように構成したものである。
【0012】また、人をテレビ画像に入力または、表示
または、録画するときに、標準光源C照明光下の観測の
もとで、CIE1931xy色度座標上において、人の
肌色の色度点をx方向に−0.0023、y方向に+
0.0118変化させることにより人の肌色を好ましい
色に再現するように構成したものである。
【0013】また、人を写真画像に焼き込むときに、標
準光源C照明光下の観測のもとで、CIE1931xy
色度座標上において、人の肌色の色度点をx方向に−
0.0083、y方向に+0.005変化させることに
より人の肌色を好ましい色に再現するように構成したも
のである。
【0014】また、人を印刷画像にするときに、標準光
源C照明光下の観測のもとで、CIE1931xy色度
座標上において、人の肌色の色度点x方向に−0.01
33、y方向に+0.0026変化させることにより人
の肌色を好ましい色に再現するように構成したものであ
る。
【0015】また、人の肌色の色再現に関して、人を含
んだテレビ画像を印刷するときに、標準光源C照明光下
の観測のもとで、CIE1931xy色度座標上におい
て、人の肌色の色度点をx方向に−0.0110、y方
向に−0.0092変化させることにより人の肌色を好
ましい色に再現するように構成したものである。
【0016】また、人を含んだテレビ画像を写真に焼付
けするときに、標準光源C照明光下の観測のもとで、C
IE1931xy色度座標上において、人の肌色の色度
点をx方向に−0.0022、y方向に−0.0107
変化させることにより人の肌色を好ましい色に再現する
ように構成したものである。
【0017】また、人を含んだ印刷画像をテレビ画像に
表示または、するときに、標準光源C照明光下の観測の
もとで、CIE1931xy色度座標上において、人の
肌色の色度点をx方向に+0.0110、y方向に+
0.0092変化させることにより人の肌色を好ましい
色に再現するように構成したものである。
【0018】また、人を含んだ印刷画像をテレビ画像に
入力または、出力または、録画するときに、標準光源C
照明光下の観測のもとで、CIE1931xy色度座標
上において、人の肌色の色度点をx方向に+0.011
0、y方向に+0.0092変化させることにより人の
肌色を好ましい色に再現するように構成したもである。
【0019】また、人を含んだ写真画像をテレビ画像に
入力または、出力または、録画するときに、観測光源C
照明光下のもとで、CIE1931xy色度座標上にお
いて、人間の肌色の色度点をx方向に+0.0022、
y方向に+0.0107変化させることにより人間の肌
色を好ましい色に再現するように構成したものである。
【0020】また、人を含んだ印刷画像を写真画像に変
換するときに、標準光源C照明光下の観測のもとで、C
IE1931xy色度座標上において、人の肌色の色度
点をx方向に+0.0050、y方向に+0.0024
編かさせることにより人の肌色を好ましい色に再現する
ように構成したものである。
【0021】また、人を含んだ写真画像を印刷画像に変
換するときに、標準光源C照明光下の観測のもとで、C
IE1931xy色度座標上において、人の肌色の色度
点をx方向に−0.0050、y方向に−0.0024
変化させることにより人の肌色を好ましい色に再現する
ように構成したものである。
【0022】
【作用】本発明は上記した構成により、各メディア独特
の信号ではなく、色度という共通の尺度によって変換す
ることにより、簡易に様々なメディア間で被写体の色を
最適に定められた色に変換することができる。
【0023】また、人の肌色を好ましく再現することに
より、心理的に全体の色彩が向上され、色再現の優れた
色彩画像を各メディア間(すなわち、テレビ、写真、印
刷)において鮮やかに色再現できるものである。
【0024】
【実施例】人の肌色は、人種、年齢、性別、肌の場所、
住んでいる場所、季節などで変化する。そこで、利用範
囲の大きい日本人女性の頬の肌色と限定して調べること
とした。これは、まず、人種によって肌色が根本的に異
なることにより、人種をはじめに限定しなければならな
いことである。そこで、データが集まりやすく、また、
データを利用する価値の大きい日本人とすることとし
た。年齢は、10代から50代までとし、その範囲を広
くすることによって、利用範囲を大きくするとともにデ
ータの量も多くすることにした。性別については、化粧
品等の理由にもより女性のデータが圧倒的に多いため、
また、顔色の美しさを表現するには女性である必要があ
るため、女性とした。肌の場所は、最も目のいく場所で
ある頬とした。住んでいる場所、季節等については、区
別しなかった。以上により、日本人女性の頬の色につい
て検討し、好ましい肌色の色再現について調査すること
にした。
【0025】また、テレビ、写真、印刷などの各メディ
ア間の好ましい色再現領域を検討するに際して、評価す
る者の人種、年齢、性別、住んでいる場所、季節などで
変化することが予測できるが、データの一般性とデータ
の数を考慮して、日本人の評価とすることとした。
【0026】そのように概念で、我々は、合計2373
件の関連文献を検索し、このうち、特に肌色を中心とし
た好ましい色再現に関する文献を122件集め、調査対
象とした。また、そのうち、上記した実験条件に適合し
た16件のデータを解析し、各メディア間、すなわち、
テレビ上の画像、写真上の画像、印刷上の画像上の好ま
しい人の肌色、標準光源C照明下での日本人女性の肌色
の色度点を求めることに成功した。
【0027】日本人女性の頬の肌色の実測値に関して
は、各論文に記載されている肌色のマンセル値および、
グラフから読みとった肌色のマンセル値は標準光源C照
明下での値と見なし、各マンセル値をCIE1931x
y色度値に変換した。また、CIE1976Lab表色
系で記載されている肌色の色度値も同様に標準光源C照
明下でのCIE1931xy色度値に変換した。以上の
データ処理により、日本人女性の肌色実測値の色度値の
標準光源C照明下によるCIE1931xy色度値に統
一して比較した。
【0028】日本人女性の頬の肌色の実測値には、測定
条件及び、測定人数が比較的、明暗に記載されている文
献である数種のデータを使用した(たとえば、園田一郎
ら、“日本人女性の肌色のメイクアップ化粧料の嗜好性
について”、J.SCCJ.,21,3,219−22
4,(1986))。
【0029】印刷技術は歴史的に非常に古くから確率さ
れたものである。それゆえに、論理的というより芸術的
な面をもっているため職人芸的要素が非常に強く今でも
その名乗りがある。印刷物の日本人女性の肌色の再現色
についてのデータを使用した(たとえば、柳瀬徹夫ら、
“膚色の記憶色に関する研究”、色彩研究、17−1,
(1970)。
【0030】銀塩写真の特徴は画質の良さである。特に
好ましい色再現では最先端の研究が行われている。これ
らについても数種の研究がなされており、それらの写真
画像における膚色の好ましい色再現の論文についてのデ
ータを採用した(たとえば、牧村正輝ら、“カラープリ
ントの視覚評価・日本人の肌色の好みに関する考察”、
日本写真学会、(昭和41))。
【0031】テレビの再現色は、印刷、写真に比べて画
質、色とも劣る。また、中間色も再現しにくいこと、光
源色であることから、テレビの色再現はまだ多くの問題
点が残されている。データは、CRT上に顔画像を提示
し、顔色のみ変化させて好ましい色にしてもらう方法を
とっている実験データを使用した(たとえば、西村武
ら、“カラーテレビ画像の好ましい色再現”、テレビジ
ョン、28,8,623−623,(1974))。
【0032】以上のような方法で、各メディア間の日本
人女性の肌色データを整理し、各メディア間での色再現
の変換に際する色度値の差を計算により求めた。
【0033】それによれば、標準光源C照明下の観測の
もとで、任意の照明光源からテレビに変換するときの色
度差は標準光源C照明下のもとでCIE1931xy色
度値で(−0.0023,+0.0118),任意の照
明光源から写真に変換するときの色度差は(−0.00
83,+0.005),任意の照明光源から印刷に変換
するときの色度差は(−0.0133,+0.002
6),テレビから写真に変換するときの色度差は(+
0.0022,+0.0107),写真から印刷に変換
するときの色度差は(+0.0050,+0.002
4),印刷からテレビに変換するときの色度差は(+
0.0110,+0.0092)また、これらの逆変換
は、色度差のプラス、マイナスを逆にすればよいことに
なる。
【0034】(実施例1)以下、本発明の一実施例につ
いて(図1)を参照しながら説明する。
【0035】様々なメディア間において色変換をおこな
う色度変換装置を(図1)に示す。任意の光源下におい
て被写体の色をイメージ入力部1から入力し、第1の色
度計算部2において色度座標上の色度点を求める。同時
に、被写体に照射されている照明を第1の受光部3より
入力し、第2の色度計算部4において前記照明の光源の
色度を求める。第1の色度計算部2からの情報と第2の
色度計算部4からの情報を第1の色順応計算部5に入力
し標準光源下における色度点に修正する。その後、色度
変換部6において入力するメディアと出力するメディア
に応じて定められた色度値だけ色度座標上をx方向およ
び、y方向に移動させる。つぎに、出力されたイメージ
に照射されている照明を第2の受光部7より入力し、第
3の色度計算部8において色度を求める。色度変換部6
からの情報と色度計算部8からの情報を第2の色順応計
算部9に入力し表示されたときの照明下における色度点
に修正する。本明細書において表示されたときとは、例
えばテレビなら映し出されているときであり、写真なら
掲示されているとき等である。色順応計算部9からの情
報は、第4の色度計算部10において色度座標上の色度
点から出力するメディアに対応する信号に変換され、イ
メージ出力部11において出力される。
【0036】つぎに、テレビ画像を例に挙げて詳細に説
明する。第1の受光部3は照明光源の分光分布特性を測
定するものであり、被写体が照明されている光を受光す
る。第1の受光部3に受光された光は、フィルタまた
は、回折格子などで分光され、電気信号に変換され、第
2の色度計算部4に入力される。入力された照明光の分
光分布特性を有する電気信号は色度計算され、照明光源
の色度値および、輝度値として、第1の色順応計算部5
に出力される。一方、テレビカメラなどのようなイメー
ジ入力部1より被写体の画像画が入力され、R,G,B
などの色信号として、電気信号に変換される。変換され
た電気信号は、イメージ入力部1から出力され、第1の
色度計算部2に入力される。入力された電気信号はCI
Eで規定されているXYZ三刺激値に変換される。変換
方法は、各メディアに対応した変換方程式やテーブルマ
ップ等を用いれば容易に変換できる。変換されたXYZ
三刺激値は第1の色度計算部2から出力され、第1の色
順応計算部5に入力される。入力されたXYZ三刺激値
と第2の色度計算部4から入力された照明光源の色度値
から、標準光源C照明光下での色の見えをCIE色順応
方程式等で計算する。計算された刺激値は第1の色順応
計算部5から出力されて、色度変換部6に入力される。
色度変換部6では、各メディアでの好ましい色再現をす
るための色度差を加える。その後、刺激値は色度変換部
6から第2の色順応計算部9に送られる。
【0037】一方、第2の受光部7より入力された照明
光の分光分布特性を有する電気信号は第3の色度計算部
8において色度計算され、照明光源の色度値および輝度
値は、第2の色順応計算部9に電気信号として出力され
る。入力された色度変換部6からの信号と第3の色度計
算部8から入力された照明光源の色度値から、被写体の
照明光下での色度値に変換される。変換された色度値は
第4の色度計算部10に入力され色度値からR,G,B
のような電気信号に変換される。変換された電気信号は
第4の色度計算部10から出力され、イメージ出力部1
7に入力され、カラー画像として表示される。
【0038】次に各メディア間での色再現における色度
差の変化させる値を図2に示す。図2の12は任意の照
明下での被写体、13はテレビ等のメディア、14は写
真等のメディア、15は印刷等のメディアを示す。図に
示すように、各メディア間の好ましい色再現は、各矢印
方向に変換する場合には、CIE1931xy色度図上
で標準光源C照明下で観測した場合の色度の変換する量
を示している。たとえば、テレビ等のメディア13から
写真等のメディア14に変換する場合、(−0.002
2,−0.0107)を使用すればよいことを示してい
る。
【0039】なお、各メディア間での色差度の値を明確
化したがその許容範囲は、人の色識別能力のから考慮す
るとよい。一般に、人の色識別能力の限界値は色差1と
言われている。これは、非常によい状態の値なのであ
る。そこで、一般画像では実用的な色差は、たとえば、
マンセル色票は1クロマの差の色度差は約0.015で
あることから、示された色度差に対してプラスに変換す
る場合はプラス0.015した範囲内の色度差、マイナ
ス側に変換する場合は、さらにマイナス0.015した
範囲内の色度範囲なら変換される色度の方向を変えなけ
ればよい。
【0040】このように本発明の実施例の色度変換装置
によれば、様々なメディアに容易に対応した色変換がで
きる。また、人の肌色を各々のメディアに最適な色に再
現することによって、心理的に鮮やかな画面を簡易につ
くることができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば各々のメディア特有の信号ではなく色度という
共通の尺度によって色変換を行うので、簡易に被写体の
色を最適と定める色に変換できる。また、人の肌色の色
再現に関して、任意の照明光源下における被写体を各メ
ディア上に色再現する場合に、標準光源C照明下のもと
で測定されたCIE1931xy色度座標上において、
人の肌色の色度点を各メディアでの最適な人の肌色の色
度点に移動するようにx方向および、y方向に、日本人
女性の頬の色度点と各メディア間における日本人女性の
頬の色度点の最適値との差で変化させ、人の肌色を好ま
しい色に再現することにより、心理的に全体の色彩画像
の色再現も美しく色再現し、しかも簡易メディア間の相
互の変換ができる色度変換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の色度変換装置のブロック図
【図2】本発明の一実施例の各メディア間の色度差の関
係図
【符号の説明】
1 イメージ入力部 2 第1の色度計算部 3 第1の受光部 4 第2の色度計算部 5 第1の色順応計算部 6 色度変換部 7 第2の受光部 8 第3の色度計算部 9 第2の色順応計算部 10 第4の色度計算部 11 イメージ出力部 12 任意の照明下での被写体 13 テレビ等のメディア 14 写真等のメディア 15 印刷等のメディア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 9068−5C 9/64 J 8942−5C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力時の照明光源下において、イメージ
    を入力するメディアでのイメージの色度座標上における
    色度点を求め、標準光源下における色度点に修正し、出
    力するメディアでの最適な色度点へ色度座標上をx方向
    および、y方向に移動させ、さらに表示されたときの照
    明光源下における色度点に修正することを特徴とした色
    度変換方法。
  2. 【請求項2】 入力時の照明光源下におけるイメージの
    入力信号と前記光源の色度を測定する手段からの信号と
    によって標準光源下におけるイメージの色度に修正する
    第1修正手段と、前記イメージの色度をイメージにより
    定められた値だけ色度座標上をx方向およびy方向に移
    動させる色度変換手段と、出力されたイメージを表示さ
    れたときの照明光源の色度を測定した信号と前記色度変
    換手段からの信号によって目的とする色度に修正する第
    2修正手段とを備えた色度変換装置。
  3. 【請求項3】 人の肌色をテレビ画像に入力、表示また
    は録画するときに、標準光源C照明光下で、CIE19
    31xy色度座標上において、色度点をx方向に−0.
    0023、y方向に+0.0118変化させることを特
    徴とした請求項2記載の色度変換装置。
  4. 【請求項4】 人の肌色を写真画像に焼きこむときに、
    標準光源C照明光下で、CIE1931xy色度座標上
    において、人の肌の色度点をx方向に−0.0083、
    y方向に+0.005変化させることを特徴とした請求
    項2記載の色度変換装置。
  5. 【請求項5】 人の肌色を印刷画像にするときに、標準
    光源C照明光下で、CIE1931xy色度座標上にお
    いて、色度点をx方向に−0.0133、y方向に+
    0.0026変化させることを特徴とした請求項2記載
    の色度変換装置。
  6. 【請求項6】 人の肌色の色再現に関して、テレビ画像
    を印刷するときに、標準光源C照明光下で、CIE19
    31xy色度座標上において、色度点をx方向に−0.
    0110、y方向に−0.0092変化させることを特
    徴とした請求項2記載の色度変換装置。
  7. 【請求項7】 人の肌色の色再現に関して、テレビ画像
    を写真に焼付けするときに、標準光源C照明光下で、C
    IE1931xy色度座標上において、色度点をx方向
    に−0.0022、y方向に−0.0107変化させる
    ことを特徴とした請求項2記載の色度変換装置。
  8. 【請求項8】 人の肌色の色再現に関して、印刷画像を
    テレビ画像に表示または、入力または、録画するときに
    標準光源C照明光下で、CIE1931xy色度座標上
    において、色度点をx方向に+0.0110、y方向に
    +0.0092変化させることを特徴とした請求項2記
    載の色度変換装置。
  9. 【請求項9】 人の肌色の色再現に関して、写真画像を
    テレビ画面に表示または、入力または、録画するとき
    に、標準光源C照明光下で、CIE1931xy色度座
    標上において、色度点をx方向に+0.0022、y方
    向に+0.0107変化させることを特徴とした請求項
    2記載の色度変換装置。
  10. 【請求項10】 人の肌色の色再現に関して、印刷画像
    を写真画像に変換するときに、標準光源C照明光下で、
    CIE1931xy色度座標上において、色度点をx方
    向に+0.0050、y方向に+0.0024変化させ
    ることを特徴とした請求項2記載の色度変換装置。
  11. 【請求項11】 人の肌色の色再現に関して、写真画像
    を印刷画像に変換するときに、標準光源C照明光下で、
    CIE1931xy色度座標上において、色度点をx方
    向に−0.0050、y方向に、−0.0024変化さ
    せることを特徴とした請求項2記載の色度変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08297054A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Advantest Corp 色感測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08297054A (ja) * 1995-04-26 1996-11-12 Advantest Corp 色感測定装置

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