JPH05234450A - スイッチ設定確認方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線回路基板を実装した装置の電源
を切断することなしに、プリント配線回路基板に実装し
たスイッチの設定状態を確認できるようにする。 【構成】 スイッチ１Ａおよびスイッチ１Ｂのいずれか
１つを選択するスイッチ選択手段４と、このスイッチ選
択手段４により選択されたスイッチの設定状態に電気信
号に変換して出力する電気信号変換手段５と、この電気
信号変換手段５の出力信号を受けて点灯あるいは消灯す
る表示素子ブロック６とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はプリント配線回路基板の
スイッチ設定確認方式に関し、とくに電源投入状態にお
けるスイッチ設定を確認することができるスイッチ設定
確認方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は従来のスイッチ設定確認方式を説
明するためのプリント配線回路基板の概略構成図であ
る。同図において、１Ａおよび１Ｂは例えば５極のスイ
ッチ、２は発光ダイオード、３はこのスイッチ１Ａ，１
Ｂおよび発光ダイオード２が実装されたプリント配線回
路基板である。

【０００３】この構成によるプリント配線回路基板は、
装置の基板収納ラックに所定の間隔で設けられた基板コ
ネクタに着脱自在に挿入されている。このため、プリン
ト配線回路基板３が基板収納ラックに挿入されている電
源投入状態では、スイッチの設定状態、例えばスイッチ
１Ａの各極のスイッチが「オン状態」か、あるいは「オ
フ状態」であるかを外部から確認することができない。

【０００４】そこで、スイッチ１Ａあるいはスイッチ１
Ｂの各極のスイッチの設定状態を確認する場合、装置の
電源を一度切断し、プリント配線回路基板３を基板収納
ラックから取り出して、目視により確認するものであ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】この従来のスイッチ設
定確認方式では、装置の電源を切断したのち、プリント
配線回路基板を基板収納ラックから引き出して、スイッ
チの設定状態を目視により確認しなければならないとい
う問題点があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係るスイッチ設
定確認方式は複数個のスイッチのいずれか１つを選択す
るスイッチ選択手段と、このスイッチ選択手段により選
択されたスイッチの設定状態を電気信号に変換し、発光
ダイオードなどの表示素子に出力する信号変換手段とを
備え、上記スイッチに対応して設けられた表示素子を点
灯あるいは消灯して、スイッチの設定状態を表示するも
のである。

【０００７】

【作用】本発明はプリント配線回路基板を実装した装置
の電源を切断することなしに、プリント配線回路基板に
実装したスイッチの設定状態を目視により確認すること
ができる。

【０００８】

【実施例】図１は本発明に係るスイッチ設定確認方式の
一実施例を示す構成図である。同図において、４はスイ
ッチ１Ａおよび１Ｂのいずれか１つを選択するスイッチ
選択手段、５はこのスイッチ選択手段４で選択したスイ
ッチ、例えばスイッチ１Ａの各極（５極）のスイッチの
設定状態を電気信号に変換して出力する電気信号変換手
段、６は例えば１０個の発光ダイオードなどの表示素子
からなる表示素子ブロックである。

【０００９】この表示素子ブロック６は例えば上部５個
の表示素子がスイッチ１Ａの５極のスイッチの設定状態
を表示し、下部５個の表示素子がスイッチ１Ｂの５極の
スイッチの設定状態を表示する。７は上記のスイッチ１
Ａおよび１Ｂ、スイッチ選択手段４、電気信号変換手段
５および表示素子ブロック６が実装されたプリント配線
回路基板である。

【００１０】次に、上記構成によるスイッチ設定確認方
式の動作について説明する。まず、装置の電源を「オン
状態」にし、プリント配線回路基板７が基板収納ラック
の基板コネクタに挿入された状態において、スイッチ選
択手段４を選択駆動し、スイッチ１Ａを選択すると、電
気信号変換手段５は、このスイッチ１Ａの各極（５極）
のスイッチ設定状態を電気信号に変換して表示素子ブロ
ック６に出力する。このため、この表示素子ブロック６
の上部５個の表示素子のうち、スイッチ１Ａの５極のう
ち、「オン状態」のスイッチに対応する表示素子が点灯
し、「オフ状態」のスイッチに対応する表示素子が消灯
する。

【００１１】同様に、スイッチ選択手段４を選択駆動
し、スイッチ１Ｂを選択すると、電気信号変換手段５は
このスイッチ１Ｂの各極（５極）のスイッチ設定状態を
電気信号に変換して表示素子ブロック６に出力する。こ
のため、この表示素子ブロック６の下部５個の表示素子
のうち、スイッチ１Ｂの５極のうち、「オン状態」のス
イッチに対応する表示素子が点灯し、「オフ状態」のス
イッチに対応する表示素子が消灯する。

【００１２】そこで、表示素子ブロック６のどの位置の
表示素子が点灯しているかを見ることにより、スイッチ
１Ａおよびスイッチ１Ｂの各極の設定状態を一目で確認
することができる。なお、上述の実施例では、５極のス
イッチを２個、１０個の表示素子を持つ表示素子ブロッ
クを実装したプリント配線回路基板について説明した
が、これに限定せず、任意の個数に設定しても、同様に
できることはもちろんである。

【００１３】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るスイッチ設定確認方式によれば、プリント配線回路
基板を装着した装置の電源を切断することなしに、プリ
ント配線回路基板に実装されたスイッチの設定状態を確
認することが可能であり、装置の動作中にスイッチの設
定状態を確認することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るスイッチ設定確認方式の一実施例
を示す構成図である。

【図２】従来のスイッチ設定確認方式を説明するための
プリント配線回路基板の概略構成図である。

【符号の説明】

４ スイッチ選択手段 ５ 電気信号変換手段 ６ 表示素子ブロック ７ プリント配線回路基板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の発光ダイオードなどの表示素子お
   よび複数のスイッチを持つプリント配線回路基板におい
   て、前記スイッチのいずれか１つを選択するスイッチ選
   択手段と、このスイッチ選択手段により選択されたスイ
   ッチの設定状態を電気信号に変換して出力する信号変換
   手段と、この信号変換手段の出力信号を受けて点灯ある
   いは消灯する表示素子ブロックとを備えたことを特徴と
   するスイッチ設定確認方式。