JPH05233899A - 情報カード - Google Patents

情報カード

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JPH05233899A
JPH05233899A JP4036670A JP3667092A JPH05233899A JP H05233899 A JPH05233899 A JP H05233899A JP 4036670 A JP4036670 A JP 4036670A JP 3667092 A JP3667092 A JP 3667092A JP H05233899 A JPH05233899 A JP H05233899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information card
data
inductance
antenna
static electricity
Prior art date
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Pending
Application number
JP4036670A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Takada
博敞 高田
Toshio Sato
敏男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FET全体をインピーダンスの低い情報カー
ド本体回路側からインピーダンス的にはなしたいわゆる
フローティング状態とすることで、静電気の充放電によ
るFETの破壊や情報カード本体回路の破壊及び情報カ
ード本体回路内部のメモリに記憶されたデータの破壊を
防止し、更にデータ入力電極に静電気による電流が流れ
た場合においてもその影響を情報カード本体回路に及ぼ
さないようし、耐静電気強度の高い情報カードを得るこ
とができるようにする。 【構成】 情報カード本体回路4及びFET3のゲート
G間、ペーパーバッテリ5の正電極21及びFET3の
ソースS間、データ入力電極24及び情報カード本体回
路4間を夫々コイル26、27、25で接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば反射型ICカー
ド等に適用して好適な情報カードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば個人の識別等においてIC
カード等と称される情報カードが実用化されている。図
3にこの情報カードの構成を示し、以下に従来の情報カ
ードについて説明する。
【0003】この図3において、送受信機6は、送信の
ときには発振器11から供給される例えば2.45GH
zのSHF帯の周波数の信号を送受信回路12によりア
ンテナ13を介して送信する。
【0004】一方、ペーパーバッテリ5を電源として駆
動するようになされている情報カード1の構成は、ルー
プアンテナ2の終端にFET3が接続され、そのゲート
Gには情報カード本体4の図示しないメモリから読みだ
された例えば識別データ等のデータ信号が供給され、そ
のソースSには情報カード本体回路4からの電圧VDD
(例えば3V)が供給される。
【0005】従って、FET3は情報カード本体回路4
から供給されるデータ信号によってオンまたはオフとな
り、これによってループアンテナ2のインピーダンスが
可変する。即ち、FET3のゲートGに印加される電圧
がソースSに印加される電圧より低くなった場合にFE
T3がオフとなり、このときにはアンテナ2の再放射電
力が大となる。そしてFET3のゲートGに印加される
電圧がソースSに印加される電圧より低くない場合には
FET3がオンとなり、このときにはアンテナ2の再放
射電力が小となる。
【0006】送受信機6から出力された電磁波は上述の
情報カード1のループアンテナ2により反射される。こ
のとき反射波は上述したアンテナ2のインピーダンスの
変化により振幅変調された信号となる。
【0007】さて、情報カード1のアンテナ2によって
反射、変調された電磁波は送受信機6のアンテナ13を
通じて送受信回路12によって受信される。この受信信
号は乗算回路14に供給され、この乗算回路14におい
て発振器11からの2.45GHzの発振信号と乗算、
即ち、同期検波される。この乗算回路14から出力され
る信号は情報カード1の情報カード本体回路4のメモリ
から読みだされた信号となり、このデータ信号はPLL
回路15に供給され、このPLL回路15において位相
ロックされ、この後増幅回路16を介してバス(アドレ
ス、コントロール及びデータバスから構成される)8を
通じてCPU7に供給される。
【0008】そしてこの後、CPU7がバス8を介して
供給されたデータを例えばRAM10に記憶し、プログ
ラムROM9のプログラムに従って例えば識別、照合等
の処理をこのデータに対して行い、その結果例えば図示
しない他の機器に対する指令等の動作を行う。
【0009】ところで、単なる識別のために情報カード
を使用する場合には上述の如き情報カードで充分である
が、例えばこの情報カードを、使用するにつれて刻一刻
と情報が変化するプリペイドカードのようなものとして
使用することはできない。
【0010】そこで、従来においては、情報カード1に
データ書き込み用の電極を設け、専用のデータ書き込み
機を用いて静電容量結合によりデータ書き込み用の電極
を介して情報カード本体回路のメモリにデータを書き込
むようにしている。このようにすれば、その書き込まれ
た情報を上述した送受信機により読み取ることができ、
プリペイドカードの如き使い方をすることができる。
【0011】尚、本出願人は先にダイポールアンテナの
終端に可変インピーダンス素子を接続し、情報カード本
体回路のメモリに記憶されている情報データによってダ
イポールアンテナのインピーダンスを可変するようにし
た情報カードを特開平2−19989号公報において提
案している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の情報
カードにおいては例えば情報カードに専用の書き込み機
により書き込みを行ったりする際等情報カードの使用状
態に応じて情報カードの表面に静電気が発生したり、ま
た、使用者が静電気がチャージアップされた使用者自身
の指で情報カードに触れた場合にチャージアップした静
電気が情報カード上で放電することが知られている。
【0013】これを防止するためには、シールド材によ
りシールド処理を施せば良いが静電気の充放電により誘
起された電流はシールド不可能なアンテナ部分からメイ
ンの経路に流れる。
【0014】この静電気により誘気される電圧は最大で
39KVにもなり、この放電時の立ち上がりは10MH
z〜100MHz程になるので、メインとなる経路、即
ち、図3に示したFET3のソースS側にかなり大きな
電流が流れる。
【0015】従って、図3に示したFET3のゲートG
及びソースS間にこれら間の電圧の規格値を越えた大き
な電圧が印加され、これにより、FET3が破壊されて
しまう不都合があった。
【0016】ちなみに、情報カードに対して人工的に発
生させた静電気のチャージアップ及び放電の実験では、
図3に示したような情報カード1のFET3や情報カー
ド本体回路4は静電気による18KV前後のノイズ量で
破壊されることが判明した。
【0017】同様に、静電気による13KV〜16KV
のノイズ量により情報カード本体回路4内部のデータ全
てがいわゆるデータ化けにより破壊されることが判明し
た。
【0018】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、静電気による可変インピーダンス素子及び情報カー
ド本体回路の破壊を防止し、耐静電気強度の強い情報カ
ードを提案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明情報カードは例え
ば図1〜図3に示す如く、アンテナ2の終端に可変イン
ピーダンス素子3を接続し、情報カード本体回路4から
読みだしたデータによりこのアンテナ2のインピーダン
スを可変することにより、送信側から送信された電波を
このデータによって変調して再びこの送信側にこの電波
を反射し、送信側にこのデータを伝送するようにした情
報カード1において、シールド可能な系4及びシールド
不可能な系2、24間を微少なインダクタンスを有する
インダクタンス素子25、26、27で接続するように
したものである。
【0020】
【作用】上述せる本発明によれば、シールド可能な系4
及びシールド不可能な系2、24間を微少なインダクタ
ンスを有するインダクタンス素子25、26、27で接
続するようにしたので、可変インピーダンス素子3をイ
ンピーダンスの低い方、即ち、情報カード本体回路4か
らインピーダンス的に離した状態とすることができ、こ
れにより、静電気による可変インピーダンス素子及び情
報カード本体回路の破壊や記憶されているデータの破壊
を防止し、耐静電気強度の強い情報カードを提供するこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明情報カードの
一実施例について詳細に説明する。
【0022】この図1に示すように、例えばループやダ
イポールアンテナ等のアンテナ2の終端にFET3のソ
ースS及びドレインDを接続し、このFET3のゲート
Gを例えば微小なインダクタンスを有するコイル26を
介して情報カード本体回路4のデータ出力端子に接続
し、更にこのFET3のソースS及びペーパーバッテリ
5の正電極21間を微小なインダクタンスを有するコイ
ル27を介して接続する。
【0023】また、FET3のソースS及びペーパーバ
ッテリ5の正電極21の接続点を情報カード本体回路の
電源入力端子に接続する。ペーパーバッテリ5の負電極
20を静電気防止針23a及び23bの形成されている
ガードリング22に接続する。
【0024】このガードリング22は、この図に示すよ
うに、静電気防止針23a及び23bが形成され、この
ガードリング22の静電気防止針23a及び23bは、
データ書き込み用の電極、即ち、データ入力電極24の
2つの凹部分に夫々挿入される如き状態とする。
【0025】このデータ入力電極24の一端及び情報カ
ード本体回路4間を例えば微小なインダクタンスを有す
るコイル25で接続する。
【0026】次に、情報カードの動作について説明す
る。図示を省略した送受信機からの例えば2.45MH
zのSHF帯の電磁波が到達するエリアにこの情報カー
ドがある場合、ペーパーバッテリ5からの電源により情
報カード本体回路4が内部のメモリからデータの読み出
しを繰り返し行う。この読みだされたデータ信号の周波
数は例えば100KHzとされる。
【0027】この情報カード本体回路4の内部のメモリ
から読みだされた100KHzのデータ信号はコイル2
6を介してFET3のゲートGに供給される。そして、
このFET3のソースSにはペーパーバッテリ5からの
電圧(例えば3V)が供給される。
【0028】そしてこのFET3は、ゲートGに印加さ
れる電圧がソースSに印加される電圧より低い場合には
オフとなり、これによってアンテナ2の反射強度が高く
なり、ゲートGに印加される電圧がソースSに印加され
る電圧より低くない場合にはオンとなり、これによって
アンテナ2の反射強度が弱くなる。これはループアンテ
ナを使用した場合で、ダイポールアンテナを使用した場
合は上述と逆となる。
【0029】従って、図示を省略した送受信機からの
2.45GHzの電磁波は情報カードのアンテナ2の反
射強度の強弱によって変調され、これが再び送受信機に
受信される。
【0030】一方、専用の書き込み機により上述のデー
タ入力電極24を介して情報カード本体回路4内部のメ
モリにデータの書き込みを行う場合には、情報カードを
書き込み機の所定の挿入口に挿入したり、スライド用の
溝に情報カードを当ててスライドさせたり等を行う。か
くすると、このとき情報カードのデータ入力電極24及
び書き込み機のデータ書き込み電極間の静電結合により
このデータ入力電極24を介して情報カード本体回路4
に書き込み機よりのデータが供給される。そしてこのデ
ータは情報カード本体回路4の内部のメモリ(例えばS
RAM等)に書き込まれる。
【0031】図2は上述の情報カード50の配置及び上
述した各部の形成例を示した配置図である。この図2に
示すように、アンテナ2、情報カード本体回路4の配線
パターン、及びペーパーバッテリ5の電極20及び21
は情報カード基板(例えばシート状のもの)17に導電
性塗料を印刷することによって形成されており、情報カ
ード本体回路4はこの導電性の配線パターンを印刷する
ときに同時に固着されている。
【0032】また、情報カード本体回路4及びFET3
のゲートG間を接続するコイル26、情報カード本体回
路4及びデータ入力電極24間を接続するコイル25及
びペーパーバッテリ5の正電極21及びFET3のソー
スS間を接続するコイル27を、この図2に示すように
導電性塗料を印刷することによって形成したつづらおり
型のパターンで構成する。
【0033】このような情報カード50において、人工
的に起こした静電気のチャージアップ及び放電の実験を
行った結果、次のようなことが判明した。
【0034】即ち、例えば情報カード本体回路4及びF
ET3のゲートG間をコイル26で接続すると共に、ペ
ーパーバッテリ5の正電極21及びFET3のソースS
間をコイル27で接続した情報カード1においては、静
電気によるノイズ量が26KV前後においてもFET3
や情報カード本体回路4が破壊される等の変化が見られ
ず、従って、上述のコイル26及び27を使用した場合
には、かなり情報カード1の耐静電気強度が高くなる。
【0035】また情報カード本体4内部のメモリに記憶
されているデータのいわゆるデータ化けによる破壊は、
静電気によるノイズ量が20KV前後においてもほとん
どない。
【0036】静電気の放電時の立ち上がりは10ns程
のかなり速い立ち上がりである。一方、例えば上述のペ
ーパーバッテリ5の正電極21及びFET3のソースS
間を接続しているコイル27のインダクタンスを5〜6
nHとし、静電気の放電時の立ち上がり時間10nsを
50MHzとして考えた場合のインピーダンスとしては
2Ω程度であるが、100A程度の立ち上がり電流値で
考えると、200Vの電圧の緩衝となり、従って効果は
非常に有効となる。
【0037】このように、本例においては、情報カード
本体回路4及びFET3のゲートG間をコイル26で接
続し、ペーパーバッテリ5の正電極21及びFET3の
ソースS間をコイル27で接続するようにすることで、
FET3全体をインピーダンスの低い情報カード本体回
路4側からインピーダンス的にはなしたいわゆるフロー
ティング状態とするようにしたので、静電気の充放電に
よるFET3の破壊や情報カード本体回路4の破壊及び
情報カード本体回路4内部のメモリに記憶されたデータ
の破壊を防止し、更にデータ入力電極24に静電気によ
る電流が流れた場合においてもその影響を情報カード本
体回路4に及ぼさないようにすることができ、耐静電気
強度の高い情報カード50を得ることができる。
【0038】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、シールド可能
な系及びシールド不可能な系間を微少なインダクタンス
を有するインダクタンス素子で接続するようにしたの
で、インピーダンス素子をインピーダンスの低い方から
インピーダンス的に離した状態とすることができ、これ
により、静電気によるインピーダンス素子及び情報カー
ド本体回路の破壊や記憶されているデータの破壊を防止
し、耐静電気強度の強い情報カードを提供することがで
きる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明情報カードの一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】本発明情報カードの一実施例を示す配置図であ
る。
【図3】従来の情報カードの使用例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
2 アンテナ 3 FET 4 情報カード本体回路 25、26、27 コイル 50 情報カード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの終端に可変インピーダンス素
    子を接続し、情報カード本体回路から読みだしたデータ
    により該アンテナのインピーダンスを可変することによ
    り、送信側から送信された電波を該データによって変調
    して再び該送信側に該電波を反射し、該送信側に該デー
    タを伝送するようにした情報カードにおいて、 シール
    ド可能な系及びシールド不可能な系間を微少なインダク
    タンスを有するインダクタンス素子で接続するようにし
    たことを特徴とする情報カード。
JP4036670A 1992-02-24 1992-02-24 情報カード Pending JPH05233899A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4036670A JPH05233899A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 情報カード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4036670A JPH05233899A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 情報カード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05233899A true JPH05233899A (ja) 1993-09-10

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ID=12476294

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JP4036670A Pending JPH05233899A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 情報カード

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