JPH0523301A - 視野計 - Google Patents
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- JPH0523301A JPH0523301A JP3182762A JP18276291A JPH0523301A JP H0523301 A JPH0523301 A JP H0523301A JP 3182762 A JP3182762 A JP 3182762A JP 18276291 A JP18276291 A JP 18276291A JP H0523301 A JPH0523301 A JP H0523301A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 視野測定に不要の聴覚刺激を遮断あるいは低
減させることができ、また適当な聴覚刺激によって被検
者に指示を与えたり、被検者をリラックスさせることが
でき、正確な視野測定を行なえる視野計を提供する。 【構成】 視野計本体10に聴覚刺激遮断ないし軽減手
段としてヘッドフォン14を設け、操作時、被検者にこ
れを装着させ、被検者に対する測定に不要な聴覚刺激を
遮断あるいは軽減し、測定精度を向上させる。また、こ
のヘッドフォン14を介して被検者に対して視野測定に
関する情報、被検者をリラックスさせる聴覚刺激などを
与えることにより、測定をスムーズに進行させ、また、
被検者を緊張させることなく正確に視野測定を行なえ
る。
減させることができ、また適当な聴覚刺激によって被検
者に指示を与えたり、被検者をリラックスさせることが
でき、正確な視野測定を行なえる視野計を提供する。 【構成】 視野計本体10に聴覚刺激遮断ないし軽減手
段としてヘッドフォン14を設け、操作時、被検者にこ
れを装着させ、被検者に対する測定に不要な聴覚刺激を
遮断あるいは軽減し、測定精度を向上させる。また、こ
のヘッドフォン14を介して被検者に対して視野測定に
関する情報、被検者をリラックスさせる聴覚刺激などを
与えることにより、測定をスムーズに進行させ、また、
被検者を緊張させることなく正確に視野測定を行なえ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は視野計、特に所定の測定
方式に基づき被検者の視野測定を行なう視野計に関する
ものである。
方式に基づき被検者の視野測定を行なう視野計に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、眼科検査装置として各種の視
野計が知られている。視野計は固視標によって被検者の
視線を固定し、スポットライトなどによって形成した検
査指標を移動し、その見え方をスイッチ操作などを介し
て報告させるものが多い。指標の位置や大きさ、明るさ
などはCRTおよびライトペン、キーボードなどから成
る操作系を介して、検査者によって操作される。
野計が知られている。視野計は固視標によって被検者の
視線を固定し、スポットライトなどによって形成した検
査指標を移動し、その見え方をスイッチ操作などを介し
て報告させるものが多い。指標の位置や大きさ、明るさ
などはCRTおよびライトペン、キーボードなどから成
る操作系を介して、検査者によって操作される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】視野計内部には指標を
移動させるためのモータ、スイッチ、冷却用のファンな
どが含まれており、何らかの騒音を発生することが多
い。従来ではこの騒音に被検者が反応してしまい、迅速
かつ正確なデータを得ることが難しいことがあった。
移動させるためのモータ、スイッチ、冷却用のファンな
どが含まれており、何らかの騒音を発生することが多
い。従来ではこの騒音に被検者が反応してしまい、迅速
かつ正確なデータを得ることが難しいことがあった。
【0004】例えば、指標を動かすために内部の機構を
動作させて騒音が生じると、被検者が無意識に視線を動
かしてしまい、これによって検査指標の見え方が変わっ
てしまうことがある。このような問題を回避するため
に、例えば実際には指標の表示を行わず、機械内部のモ
ータなどの機構の音だけを発生させ、被検者の音に対す
る反応を観察、あるいは数値で表現することが考えられ
るが、検査中などにこのような聴覚刺激によって生じ得
る測定誤差を未然に防止することは不可能であった。
動作させて騒音が生じると、被検者が無意識に視線を動
かしてしまい、これによって検査指標の見え方が変わっ
てしまうことがある。このような問題を回避するため
に、例えば実際には指標の表示を行わず、機械内部のモ
ータなどの機構の音だけを発生させ、被検者の音に対す
る反応を観察、あるいは数値で表現することが考えられ
るが、検査中などにこのような聴覚刺激によって生じ得
る測定誤差を未然に防止することは不可能であった。
【0005】また、装置内部の機構のみならず、検査を
行う室内あるいは室外に騒音発生源がある場合が考えら
れるが、この騒音によって被検者が精神的に安定、ある
いはリラックスして検査に適した状態になることが妨げ
られ、正確な測定ができない場合があった。また、検査
装置そのもの、あるいはこれから検査を行うという状況
そのものが被検者に不安や恐怖感を与えることも考えら
れ、この場合にも正確な測定が不可能となる。
行う室内あるいは室外に騒音発生源がある場合が考えら
れるが、この騒音によって被検者が精神的に安定、ある
いはリラックスして検査に適した状態になることが妨げ
られ、正確な測定ができない場合があった。また、検査
装置そのもの、あるいはこれから検査を行うという状況
そのものが被検者に不安や恐怖感を与えることも考えら
れ、この場合にも正確な測定が不可能となる。
【0006】本発明の課題は、以上の問題を解決し、視
野測定に不要の聴覚刺激を遮断あるいは低減させること
ができ、また適当な聴覚刺激によって被検者に指示を与
えたり、被検者をリラックスさせることができ、正確な
視野測定を行なえる視野計を提供することにある。
野測定に不要の聴覚刺激を遮断あるいは低減させること
ができ、また適当な聴覚刺激によって被検者に指示を与
えたり、被検者をリラックスさせることができ、正確な
視野測定を行なえる視野計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、所定の測定方式に基づき被検
者の視野測定を行なう視野計において、被検者に対する
測定に不要な聴覚刺激を遮断あるいは軽減する手段を設
けた構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段
を介して被検者に対して視野測定に関する情報を音声に
より与える構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽
減手段を介して被検者に対して被検者をリラックスさせ
る聴覚刺激を与える構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断
ないし軽減手段がヘッドフォンからなる構成、あるい
は、前記ヘッドフォンから発生される音声を検者にモニ
タさせる手段を有する構成、あるいは、前記モニタ手段
がスピーカからなる構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断
ないし軽減手段としてスピーカを用いる構成を採用し
た。
めに、本発明においては、所定の測定方式に基づき被検
者の視野測定を行なう視野計において、被検者に対する
測定に不要な聴覚刺激を遮断あるいは軽減する手段を設
けた構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段
を介して被検者に対して視野測定に関する情報を音声に
より与える構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽
減手段を介して被検者に対して被検者をリラックスさせ
る聴覚刺激を与える構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断
ないし軽減手段がヘッドフォンからなる構成、あるい
は、前記ヘッドフォンから発生される音声を検者にモニ
タさせる手段を有する構成、あるいは、前記モニタ手段
がスピーカからなる構成、あるいは、前記聴覚刺激遮断
ないし軽減手段としてスピーカを用いる構成を採用し
た。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、被検者に対する測定に不
要な聴覚刺激を遮断あるいは軽減することができ、また
ヘッドフォンやスピーカからなる聴覚刺激遮断ないし軽
減手段を介して、視野測定に関する情報、たとえば測定
の進行に関して指示を与えたり、測定中の操作を練習さ
せるための情報を音声により被検者に与えたり、また被
検者をリラックスさせる聴覚刺激を与えたりすることが
可能となる。
要な聴覚刺激を遮断あるいは軽減することができ、また
ヘッドフォンやスピーカからなる聴覚刺激遮断ないし軽
減手段を介して、視野測定に関する情報、たとえば測定
の進行に関して指示を与えたり、測定中の操作を練習さ
せるための情報を音声により被検者に与えたり、また被
検者をリラックスさせる聴覚刺激を与えたりすることが
可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0010】図1に本発明を採用した視野計の概略構成
を示す。図において符号10は視野計本体で、被検者に
面した正面に窓11を有する。窓11は測定時に被検者
が窓内部の測定部12を注視するためのもので、あご当
てや額当て(不図示)などによって被検者の眼が所定位
置に位置決めされるように構成されている。
を示す。図において符号10は視野計本体で、被検者に
面した正面に窓11を有する。窓11は測定時に被検者
が窓内部の測定部12を注視するためのもので、あご当
てや額当て(不図示)などによって被検者の眼が所定位
置に位置決めされるように構成されている。
【0011】窓11内部の測定部12は種々の視野計の
方式に応じて構成されるが、例えば投影視野計の場合、
半球状の測定面の中央に固視標が設けられ、この球面上
にスポットライトによって所定サイズおよび所定の明る
さの指標を投影し、この指標の位置をさらに移動できる
ような機構が含まれる。指標の位置は視野計本体10の
側面に設けられた操作部13を介して検査者によって操
作される。操作部13はCRTなどによるモニタ、ライ
トペン、各種スイッチなどから構成される。検査者は操
作部13を介して指標の位置、大きさ、明るさ、あるい
は測定部12の全体照明の明るさなどの種々の測定条件
を操作部13を介して任意に、あるいはあらかじめ定め
られた検査プログラムに応じて変更できる。
方式に応じて構成されるが、例えば投影視野計の場合、
半球状の測定面の中央に固視標が設けられ、この球面上
にスポットライトによって所定サイズおよび所定の明る
さの指標を投影し、この指標の位置をさらに移動できる
ような機構が含まれる。指標の位置は視野計本体10の
側面に設けられた操作部13を介して検査者によって操
作される。操作部13はCRTなどによるモニタ、ライ
トペン、各種スイッチなどから構成される。検査者は操
作部13を介して指標の位置、大きさ、明るさ、あるい
は測定部12の全体照明の明るさなどの種々の測定条件
を操作部13を介して任意に、あるいはあらかじめ定め
られた検査プログラムに応じて変更できる。
【0012】一方、被検者は応答スイッチ15aを用い
て指標の見え方を報告する。例えば指標が見えなくなっ
た位置で応答スイッチ15aを操作することによって、
視野周辺の境界を知らせる。測定結果はプリンタなどを
用いて出力される。
て指標の見え方を報告する。例えば指標が見えなくなっ
た位置で応答スイッチ15aを操作することによって、
視野周辺の境界を知らせる。測定結果はプリンタなどを
用いて出力される。
【0013】本実施例では、視野計にヘッドフォン14
を設けている。このヘッドフォン14は測定中被検者が
装着し、被検者に対する視野計本体10、あるいは室内
外の聴覚刺激を遮断あるいは軽減するために用いられ
る。また、後述のようにヘッドフォン14から検査中の
指示を与えたり、被検者をリラックスさせるために音楽
などを流すことができる。
を設けている。このヘッドフォン14は測定中被検者が
装着し、被検者に対する視野計本体10、あるいは室内
外の聴覚刺激を遮断あるいは軽減するために用いられ
る。また、後述のようにヘッドフォン14から検査中の
指示を与えたり、被検者をリラックスさせるために音楽
などを流すことができる。
【0014】図2に図1の装置の制御系の構造を示す。
図において符号21は装置全体の動作を制御するマイク
ロプロセッサなどから成るCPUで、CPU21には指
標の位置を制御する指標制御部22、操作部13を構成
するモニタ13a、ライトペン13b、測定結果出力の
ためのプリンタ部24、図1の応答スイッチ15aから
成る応答部15などが接続される。
図において符号21は装置全体の動作を制御するマイク
ロプロセッサなどから成るCPUで、CPU21には指
標の位置を制御する指標制御部22、操作部13を構成
するモニタ13a、ライトペン13b、測定結果出力の
ためのプリンタ部24、図1の応答スイッチ15aから
成る応答部15などが接続される。
【0015】上記の構成は従来の視野計と同様である
が、本発明の視野計の制御系には音声部23および図1
のヘッドフォン14、スピーカ16が接続される。音声
部23はヘッドフォン14、あるいはスピーカ16から
あらかじめ録音された音楽などの音声、あるいは不図示
のマイクロフォンから入力される操作者の音声を出力で
きるように、テープレコーダなどの録音再生手段、オー
ディオアンプなどから構成される。ヘッドフォン14、
スピーカ16に対する音声の出力レベル(音量)はプロ
グラムに応じて、あるいは被検者や操作者の手動操作に
よって任意に設定できるものとする。また、ヘッドフォ
ン14、スピーカ16に対して音声出力を行うか行わな
いかも選択できるようにする。
が、本発明の視野計の制御系には音声部23および図1
のヘッドフォン14、スピーカ16が接続される。音声
部23はヘッドフォン14、あるいはスピーカ16から
あらかじめ録音された音楽などの音声、あるいは不図示
のマイクロフォンから入力される操作者の音声を出力で
きるように、テープレコーダなどの録音再生手段、オー
ディオアンプなどから構成される。ヘッドフォン14、
スピーカ16に対する音声の出力レベル(音量)はプロ
グラムに応じて、あるいは被検者や操作者の手動操作に
よって任意に設定できるものとする。また、ヘッドフォ
ン14、スピーカ16に対して音声出力を行うか行わな
いかも選択できるようにする。
【0016】以下、図3〜図10を参照して以上の構成
における動作につき説明する。図3以降は検査手順、お
よびCPU21による検査制御手順のうち特に音声部2
3、ヘッドフォン14およびスピーカ16による音声の
制御について示したフローチャート図である。
における動作につき説明する。図3以降は検査手順、お
よびCPU21による検査制御手順のうち特に音声部2
3、ヘッドフォン14およびスピーカ16による音声の
制御について示したフローチャート図である。
【0017】図3は、検査前にヘッドフォン14から指
示の音声を流すことによって練習を行わせるためのもの
である。通常の視野測定では応答スイッチ15aによっ
て被検者が指標の見え方を報告するので、この操作に習
熟してもらう必要があり、練習のセッションを行うが、
従来ではこの練習セッションの指示は操作者が口頭で説
明するなどの方法がとられている。
示の音声を流すことによって練習を行わせるためのもの
である。通常の視野測定では応答スイッチ15aによっ
て被検者が指標の見え方を報告するので、この操作に習
熟してもらう必要があり、練習のセッションを行うが、
従来ではこの練習セッションの指示は操作者が口頭で説
明するなどの方法がとられている。
【0018】しかし、本実施例においては、図3のよう
に、音声部23にあらかじめ録音したメッセージなどを
ヘッドフォン14に流すことによって、練習の手順を指
示することができる。
に、音声部23にあらかじめ録音したメッセージなどを
ヘッドフォン14に流すことによって、練習の手順を指
示することができる。
【0019】図3のステップS31は練習を行うかどう
かの判断ステップであるが、この質問は操作者が行って
もよいし、質問自体も音声部23に録音しておき、応答
スイッチ15aの操作によって被検者が応答するように
してもよい。練習を行う場合には、ステップS32で検
査方法などをヘッドフォン14、あるいはスピーカ16
を介して音声で指示する。そしてステップS33で実際
の練習セッションが行われる。練習セッション中も、必
要に応じて適当な指示をヘッドフォン14、スピーカ1
6から与える。ステップS34では検査開始かどうかが
判断されるが、この判断はステップS31と同様に行
う。
かの判断ステップであるが、この質問は操作者が行って
もよいし、質問自体も音声部23に録音しておき、応答
スイッチ15aの操作によって被検者が応答するように
してもよい。練習を行う場合には、ステップS32で検
査方法などをヘッドフォン14、あるいはスピーカ16
を介して音声で指示する。そしてステップS33で実際
の練習セッションが行われる。練習セッション中も、必
要に応じて適当な指示をヘッドフォン14、スピーカ1
6から与える。ステップS34では検査開始かどうかが
判断されるが、この判断はステップS31と同様に行
う。
【0020】図4は検査開始を被検者に音声を通じて知
らせる手順を示している。ステップS42の検査セッシ
ョンの前後において、ステップS41、S43で検査の
開始および終了をヘッドフォン14あるいはスピーカ1
6を介して被検者に伝える。この時の音声はあらかじめ
録音した人声によるものでもよいし、ブザー音などの発
信音でもよい。
らせる手順を示している。ステップS42の検査セッシ
ョンの前後において、ステップS41、S43で検査の
開始および終了をヘッドフォン14あるいはスピーカ1
6を介して被検者に伝える。この時の音声はあらかじめ
録音した人声によるものでもよいし、ブザー音などの発
信音でもよい。
【0021】図3、図4に示したように、検査時に被検
者に対して行う指示のうち、ルーチンワークの部分を自
動化することができる。
者に対して行う指示のうち、ルーチンワークの部分を自
動化することができる。
【0022】図5は検査中にユーザの応答を確かめる場
合の手順で、例えばある指標の位置ですでに応答が得ら
れている場合、その位置でもう一度強い刺激を与えた時
ユーザの反応があるかどうかを判定するものである。こ
こで応答が得られない場合には正確に応答するように、
被検者にヘッドフォン14、スピーカ16を通じて音声
で指示する。
合の手順で、例えばある指標の位置ですでに応答が得ら
れている場合、その位置でもう一度強い刺激を与えた時
ユーザの反応があるかどうかを判定するものである。こ
こで応答が得られない場合には正確に応答するように、
被検者にヘッドフォン14、スピーカ16を通じて音声
で指示する。
【0023】図6、図7は検査者が検査を中止あるいは
中断する場合に検査の中止および中断を音声で指示する
例を示している。ステップS61、S71で検査者が検
査を中止あるいは中断する場合、ステップS62、S7
2においてヘッドフォン14ないしスピーカ16によっ
て音声でその旨指示する。これによって、明確に検査の
中止および中断を被検者に伝達できる。
中断する場合に検査の中止および中断を音声で指示する
例を示している。ステップS61、S71で検査者が検
査を中止あるいは中断する場合、ステップS62、S7
2においてヘッドフォン14ないしスピーカ16によっ
て音声でその旨指示する。これによって、明確に検査の
中止および中断を被検者に伝達できる。
【0024】また、視野計においては応答スイッチ15
aを所定時間以上連続押下した場合、被検者の都合によ
って検査を中止するように構成されているものがある
が、このような被検者の都合による中止・中断の場合で
も同様に音声による指示を行うことができる。
aを所定時間以上連続押下した場合、被検者の都合によ
って検査を中止するように構成されているものがある
が、このような被検者の都合による中止・中断の場合で
も同様に音声による指示を行うことができる。
【0025】図8はヘッドフォン14やスピーカ16に
よる不要な聴覚刺激の遮断が充分行われているかどうか
を調べるためのもので、図8の手順では指標の点灯を行
わずにモータ音のみを発生させ、これに対して応答スイ
ッチ15aによる応答があるかどうかを判断している。
もし応答がある場合には測定がモータ音の外乱の影響を
受けていることになるので、ステップS82に移行し、
指標が見えた時だけ応答するように、ヘッドフォン1
4、スピーカ16を介して音声指示を行う。不要な聴覚
刺激を遮断あるいは軽減するために、必要ならばヘッド
フォン14、スピーカ16からの音声レベルを調節する
ようにしてもよい。
よる不要な聴覚刺激の遮断が充分行われているかどうか
を調べるためのもので、図8の手順では指標の点灯を行
わずにモータ音のみを発生させ、これに対して応答スイ
ッチ15aによる応答があるかどうかを判断している。
もし応答がある場合には測定がモータ音の外乱の影響を
受けていることになるので、ステップS82に移行し、
指標が見えた時だけ応答するように、ヘッドフォン1
4、スピーカ16を介して音声指示を行う。不要な聴覚
刺激を遮断あるいは軽減するために、必要ならばヘッド
フォン14、スピーカ16からの音声レベルを調節する
ようにしてもよい。
【0026】図9は被検者が中心の固視標を注視してい
るかを調べるためのもので、LEDなどによって固視標
への注視が判断され(ステップS91)、固視標が注視
されていない場合にはこれを注視するように、ステップ
S92においてヘッドフォン14あるいはスピーカ16
を介して音声指示する。このようにして、音声によって
固視標への注視を促すことができる。
るかを調べるためのもので、LEDなどによって固視標
への注視が判断され(ステップS91)、固視標が注視
されていない場合にはこれを注視するように、ステップ
S92においてヘッドフォン14あるいはスピーカ16
を介して音声指示する。このようにして、音声によって
固視標への注視を促すことができる。
【0027】図10は検査前あるいは検査中に音声の出
力条件を設定する手順を示している。ステップS100
では検査前に音声の出力条件を設定するステップで、こ
こでは操作者や被検者の手動操作、あるいはステップS
103以降に示した手順によって音声の出力条件(音量
や音声出力の有無)を設定する。
力条件を設定する手順を示している。ステップS100
では検査前に音声の出力条件を設定するステップで、こ
こでは操作者や被検者の手動操作、あるいはステップS
103以降に示した手順によって音声の出力条件(音量
や音声出力の有無)を設定する。
【0028】検査開始後は、必要に応じてステップS1
03〜S108に示されるように音声の出力を制御す
る。ステップS103は前述の各種の検査を指示する音
声を出力するかどうかを、ステップS105では音楽を
出力するかどうかを、ステップS107では自然の音を
出力するかどうかを判定している。ステップS103、
S105、S107のいずれかが肯定されると、それぞ
れステップS104、S106、S108において各種
の音声出力モードに入る。
03〜S108に示されるように音声の出力を制御す
る。ステップS103は前述の各種の検査を指示する音
声を出力するかどうかを、ステップS105では音楽を
出力するかどうかを、ステップS107では自然の音を
出力するかどうかを判定している。ステップS103、
S105、S107のいずれかが肯定されると、それぞ
れステップS104、S106、S108において各種
の音声出力モードに入る。
【0029】ステップS104では前述の各種音声によ
る指示出力が行われ、ステップS106では被検者をリ
ラックスさせるために音楽を流すモードとなる。ステッ
プS108は同様に被検者をリラックスさせるためのも
ので、小鳥の声や川の音をヘッドフォン14、スピーカ
16を介して出力する。このように、指示を与えるだけ
でなく音楽や自然音を聴かせることによって、検査に不
用な聴覚刺激を遮断・軽減すると同時に被検者をリラッ
クスさせ、正確な検査結果を得ることができる。
る指示出力が行われ、ステップS106では被検者をリ
ラックスさせるために音楽を流すモードとなる。ステッ
プS108は同様に被検者をリラックスさせるためのも
ので、小鳥の声や川の音をヘッドフォン14、スピーカ
16を介して出力する。このように、指示を与えるだけ
でなく音楽や自然音を聴かせることによって、検査に不
用な聴覚刺激を遮断・軽減すると同時に被検者をリラッ
クスさせ、正確な検査結果を得ることができる。
【0030】以上の実施例において、人声による指示は
音声部23にあらかじめ録音されたものでもよいし、不
図示のマイクロフォンなどを介して操作者が入力したも
のを使用してもよい。
音声部23にあらかじめ録音されたものでもよいし、不
図示のマイクロフォンなどを介して操作者が入力したも
のを使用してもよい。
【0031】また、ヘッドフォン14、スピーカ16は
いずれも被検者に対して指示や音楽、自然音などを出力
するために使用でき、またいずれかの一方を検査者のモ
ニタ用などとしても使用することができる。
いずれも被検者に対して指示や音楽、自然音などを出力
するために使用でき、またいずれかの一方を検査者のモ
ニタ用などとしても使用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、所定の測定方式に基づき被検者の視野測定を行なう
視野計において、被検者に対する測定に不要な聴覚刺激
を遮断あるいは軽減する手段を設けた構成、あるいは、
前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段を介して被検者に対し
て視野測定に関する情報を音声により与える構成、ある
いは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段を介して被検者
に対して被検者をリラックスさせる聴覚刺激を与える構
成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段がヘッ
ドフォンからなる構成、あるいは、前記ヘッドフォンか
ら発生される音声を検者にモニタさせる手段を有する構
成、あるいは、前記モニタ手段がスピーカからなる構
成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段として
スピーカを用いる構成を採用しているので、被検者に対
する測定に不要な聴覚刺激を遮断あるいは軽減すること
ができ、またこのヘッドフォンやスピーカからなる聴覚
刺激遮断ないし軽減手段を介して、視野測定に関する情
報を適切に被検者に与え、また被検者をリラックスさせ
ることにより、測定誤差を減少し、正確かつ信頼性の高
い視野測定を行なえる優れた視野計を提供できる。
ば、所定の測定方式に基づき被検者の視野測定を行なう
視野計において、被検者に対する測定に不要な聴覚刺激
を遮断あるいは軽減する手段を設けた構成、あるいは、
前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段を介して被検者に対し
て視野測定に関する情報を音声により与える構成、ある
いは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段を介して被検者
に対して被検者をリラックスさせる聴覚刺激を与える構
成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段がヘッ
ドフォンからなる構成、あるいは、前記ヘッドフォンか
ら発生される音声を検者にモニタさせる手段を有する構
成、あるいは、前記モニタ手段がスピーカからなる構
成、あるいは、前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段として
スピーカを用いる構成を採用しているので、被検者に対
する測定に不要な聴覚刺激を遮断あるいは軽減すること
ができ、またこのヘッドフォンやスピーカからなる聴覚
刺激遮断ないし軽減手段を介して、視野測定に関する情
報を適切に被検者に与え、また被検者をリラックスさせ
ることにより、測定誤差を減少し、正確かつ信頼性の高
い視野測定を行なえる優れた視野計を提供できる。
【図1】本発明を採用した視野計の構造を示した説明図
である。
である。
【図2】図1の視野計の制御系を示したブロック図であ
る。
る。
【図3】図1の装置における検査手順および音声制御手
順を示したフローチャート図である。
順を示したフローチャート図である。
【図4】図1の装置における検査手順および音声制御手
順を示したフローチャート図である。
順を示したフローチャート図である。
【図5】図1の装置における検査手順および音声制御手
順を示したフローチャート図である。
順を示したフローチャート図である。
【図6】図1の装置における検査手順および音声制御手
順を示したフローチャート図である。
順を示したフローチャート図である。
【図7】図1の装置における検査手順および音声制御手
順を示したフローチャート図である。
順を示したフローチャート図である。
【図8】図1の装置における検査手順および音声制御手
順を示したフローチャート図である。
順を示したフローチャート図である。
【図9】図1の装置における検査手順および音声制御手
順を示したフローチャート図である。
順を示したフローチャート図である。
【図10】図1の装置における検査手順および音声制御
手順を示したフローチャート図である。
手順を示したフローチャート図である。
10 視野計本体
11 窓
12 測定部
13 操作部
14 ヘッドフォン
15 応答部
16 スピーカ
21 CPU
23 音声部
Claims (7)
- 【請求項1】 所定の測定方式に基づき被検者の視野測
定を行なう視野計において、 被検者に対する測定に不要な聴覚刺激を遮断あるいは軽
減する手段を設けたことを特徴とする視野計。 - 【請求項2】 前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段を介し
て被検者に対して視野測定に関する情報を音声により与
えることを特徴とする請求項1に記載の視野計。 - 【請求項3】 前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段を介し
て被検者に対して被検者をリラックスさせる聴覚刺激を
与えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の視野計。 - 【請求項4】 前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段がヘッ
ドフォンからなることを特徴とする請求項1から請求項
3までのいずれか1項に記載の視野計。 - 【請求項5】 前記ヘッドフォンから発生される音声を
検者にモニタさせる手段を有することを特徴とする請求
項4に記載の視野計。 - 【請求項6】 前記モニタ手段がスピーカからなること
を特徴とする請求項5に記載の視野計。 - 【請求項7】 前記聴覚刺激遮断ないし軽減手段として
スピーカを用いることを特徴とする請求項1から請求項
3までのいずれか1項に記載の視野計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182762A JPH0523301A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 視野計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3182762A JPH0523301A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 視野計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523301A true JPH0523301A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16123985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3182762A Pending JPH0523301A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 視野計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523301A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012005902A (ja) * | 2011-10-12 | 2012-01-12 | Right Manufacturing Co Ltd | 眼調節機能状態測定装置 |
JP2019062978A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 株式会社トプコン | 検眼装置、方法およびプログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5647601B2 (ja) * | 1974-11-18 | 1981-11-11 | ||
JPH02131741A (ja) * | 1988-11-13 | 1990-05-21 | Nobuko Takimoto | 視野計 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP3182762A patent/JPH0523301A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5647601B2 (ja) * | 1974-11-18 | 1981-11-11 | ||
JPH02131741A (ja) * | 1988-11-13 | 1990-05-21 | Nobuko Takimoto | 視野計 |
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JP2019062978A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 株式会社トプコン | 検眼装置、方法およびプログラム |
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