JPH05233011A - 独立要因抽出法 - Google Patents

独立要因抽出法

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JPH05233011A
JPH05233011A JP6092592A JP6092592A JPH05233011A JP H05233011 A JPH05233011 A JP H05233011A JP 6092592 A JP6092592 A JP 6092592A JP 6092592 A JP6092592 A JP 6092592A JP H05233011 A JPH05233011 A JP H05233011A
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良英 ▲高▼橋
Yoshihide Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度を低減することなく、無駄なF検定回数
を少なくして、要因を効率的に抽出する独立要因抽出法
を提供する。 【構成】 従属変数を説明する複数の説明変数から相関
の高い説明変数同志をグループとしてまとめ、相関の高
い説明変数を説明変数候補から排除し、F検定回数を削
減している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、母集団を特徴づける複
数の要因間の因果関係を線形重回帰分析手法を応用して
調査する分野において従属変数を説明する説明変数が複
数あり、かつ互いに相関の高い説明変数が多く含まれて
いる場合に従属変数を説明する貢献度の高い説明変数を
効率的に抽出する独立要因抽出法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、後述する表1に示すように、売
上高という従属変数に対して、乗降客数、店の広さ、駐
車台数、平均年収、取扱品目数、周辺人口等の複数の説
明変数が前記従属変数を特徴づける変数として存在し、
これらの複数の説明変数の中から従属変数に対して貢献
度の高いものを効率的に抽出する方法が本独立要因抽出
法であるが、このように従属変数を説明する説明変数候
補が複数ある場合に、従属変数との相関が高いにも拘ら
ず互いに相関の高い説明変数を回帰方程式の説明変数と
して複数選択すると、説明変数の貢献度が低くなり、結
果として回帰係数の分散が大きくなり、予測の精度が粗
くなってしまう。このため、従属変数への貢献度の高い
説明変数を選択する必要があった。
【0003】従属変数への貢献度が高い説明変数を選択
する方法として、従来、変数増減法が最も良く使用され
ている。この変数増減法の説明変数の選択方法の特徴
は、(1)従属変数と最も相関の高い説明変数から始め
て、貢献度の最も高い説明変数を1つずつ順次追加して
いくこと、(2)説明変数を追加したことにより、貢献
度が低くなってしまった説明変数は途中の段階で削除す
ることである。
【0004】図8は変数増減法を実施する装置の構成を
示す図である。この装置は、従属変数および説明変数を
含む標本を管理する標本部1、説明変数を選択する要因
抽出部3、F検定値を算出するF検定値算出部5から構
成されている(なお、F検定値を求める算出式、標本の
ベクトルによる表現方法については、例えばボルチおよ
びファング著中村慶一訳「応用多変量解析」、1976
年森北出版、第1章、第2章、第4章参照のこと)。
【0005】前記標本部1は、従属変数yとn個の説明
変数xi(i=1,2,・・・n)を構成アイテムとす
るm個の標本レコードの集合からなる原始データ部1
1、該原始データ部11からの1レコードずつデータを
読み込み、物理構造を論理構造に変換する、すなわち各
レコードの各アイテムの実現値に従属変数ベクトルの要
素番号および説明変数ベクトルのベクトルidと要素番
号を付与し、従属変数ベクトルと説明変数ベクトルを生
成する基本ベクトル生成部13、従属変数ベクトルYと
説明変数ベクトルX’(i)を管理する基本ベクトル部
15から構成されている。なお、基本ベクトル部15の
従属変数ベクトルYおよび説明変数ベクトルX’(i)
の要素数である次元はmである。また、基本ベクトル部
15の各ベクトルの要素は標本の従属変数yの実現値と
説明変数xiの実現値からなっている。
【0006】また、前記要因抽出部3は、従属変数と最
も相関の高い説明変数を選択する第1要因抽出部31、
追加した説明変数および他の説明変数を追加したために
貢献度が低くなり排除されてしまった説明変数、追加す
るか排除するかが決まっていない未定説明変数を管理す
る要因管理部33、説明変数の追加の有無の判断を行う
第i回目の要因抽出部35から構成されている。
【0007】更に、F検定値算出部5は、要因抽出部3
の指示に基づき、標本部1の従属変数ベクトルと説明変
数ベクトルX’の部分ベクトルである説明変数ベクトル
X”(i)を入力として(i=1,2,・・・n’≦
n)、F検定値を求めるF検定値算出制御部51、該F
検定値算出制御部51の指示に基づき、行列演算を行う
行列演算部53、該行列演算部53の指示に基づき、四
則、二乗、平方根演算を行う浮動小数点演算部55から
構成されている。
【0008】図9は、上述したように構成される装置が
実施する変数増減法のアルゴリズムを示すフローチャー
トであるが、変数増減法のアルゴリズムは例えば石原辰
雄著「Lotus1−2−3活用多変量解析」、199
0年共立出版に記載されているので、説明を省略する。
なお、図9において、細い矢印の線は処理の流れを示
し、太い矢印の線は情報の流れを示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の変数増
減法は、相関関係が高い説明変数が多い場合、互いに独
立な説明変数しか最終チェックでは残らないのに、説明
変数を追加する度に、相関関係の高い説明変数を含めて
貢献度のチェックを行うので、説明変数追加の度に無駄
なF検定を行ってしまうという問題がある。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、精度を低減することなく、無
駄なF検定回数を少なくして、要因を効率的に抽出する
独立要因抽出法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の独立要因抽出法は、従属変数および説明変
数を含む標本を管理し、標本のうち従属変数を説明する
説明変数候補の中から貢献度を示すF検定値を算出し、
F検定値の大きな説明変数を選択する線形重回帰分析手
法を応用した独立要因抽出法であって、従属変数を説明
する複数の説明変数から相関の高い説明変数同志を1つ
のグループとしてまとめ、相関の高い説明変数を説明変
数候補から排除し、F検定回数を削減することを要旨と
する。
【0012】
【作用】本発明の独立要因抽出法では、従属変数を説明
する複数の説明変数から相関の高い説明変数同志をグル
ープとしてまとめ、相関の高い説明変数を説明変数候補
から排除し、F検定回数を削減している。
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係わる独立要
因抽出法を実施する装置の構成図である。同図に示す装
置は、従属変数および説明変数を含む標本を管理する標
本部1、説明変数を選択する要因抽出部2、F検定値を
算出するF検定値算出部5から構成されている。このう
ち、標本部1およびF検定値算出部5は図8に示した装
置のものと同じであるので、説明を省略する。
【0015】要因抽出部2は、相関の高い説明変数をグ
ループ化し、グループの代表説明変数を決める独立要因
抽出部21、グループの代表説明変数、相関が高いため
に排除された説明変数、まだどのグループに属するかが
決まっていない未定説明変数、貢献度が低いために排除
された説明変数を管理する要因管理部23、グループの
代表説明変数の貢献度をチェックする貢献度チェック部
25から構成されている。
【0016】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て、図1に示す装置が実施する独立要因抽出法のアルゴ
リズムを説明する。なお、貢献度の基準値および独立度
の基準値が外部から与えられるが、以下の説明では貢献
度の基準値を2とし、独立度の基準値を20として説明
する。独立度の基準値が低ければ、同一グループに配属
される説明変数の数が増加して排除される要因が増加す
るため、精度の低い解となる。逆に、独立度の基準値が
高ければ高い程、精度の高い解となる傾向がある。図2
において、細い矢印の線は処理の流れを示し、太い矢印
の線は情報の流れを示している。
【0017】まず、独立要因を抽出して要因をグループ
化する処理について説明する。
【0018】標本部1の基本ベクトル部15の説明変数
ベクトルX’(i)を読み込み、任意に番号をつけ、x
1 ,x2 ,・・・xn とする(ステップ110)。
【0019】次に、第1要因グループの抽出を行う(ス
テップ120)。すなわち、まず説明変数x1 を第1グ
ループの代表説明変数とし、この説明変数x1 と残りの
各説明変数(xi)間での単回帰分析を行い、F検定値
を求める。これは、F検定値算出部5に引渡し情報とし
てxiおよびx1 を与えて、F検定値算出部5に制御を
移行し、F検定値算出部5からF検定値Fiを返却情報
として受け取ることにより行われる。
【0020】それから、説明変数x1 と相関のある説明
変数を第1グループとし、説明変数x1 と相関のある説
明変数を排除する。なお、相関の目安は、|F検定値|
≧20である。この排除した説明変数を独立度チェック
アウト説明変数と称する。
【0021】残りの説明変数(未定説明変数と称する)
の数をチェックして、独立要因の抽出処理を続行するか
否かを判定する(ステップ130)。未定説明変数の数
が0ならば、独立要因の抽出処理を停止して、ステップ
210以降の貢献度チェック処理に進むが、未定説明変
数の数が0でない場合には(i≧2)、ステップ140
に進んで、第i要因グループの抽出処理を続行する。
【0022】第i要因グループの抽出処理においては、
残された説明変数候補(第1要因グループ〜第(i−
1)要因グループと相関のない説明変数)の中から、最
も説明変数番号の低い説明変数を第iグループの代表説
明変数Q(i)とする。なお、残された説明変数候補が
1つの場合は、残された説明変数を第iグループの代表
説明変数Q(i)とし、独立要因の抽出処理を停止す
る。
【0023】代表説明変数Q(i)と残りの各説明変数
(xi’)間での単回帰分析を行い、F検定値を求め
る。代表説明変数Q(i)の説明変数ベクトルをXQ(I)
とする。
【0024】このF検定値の算出は、F検定値算出部5
に引渡し情報としてxi,XQ(I)をを与えて制御をF検
定値算出部5に移行し、F検定値算出部5からの返却情
報としてF検定値Fiを受け取る。
【0025】それから、代表説明変数Q(i)と相関の
ある説明変数を第iグループとする。代表説明変数Q
(i)と相関のある説明変数を排除する。なお、相関の
目安は、|F検定値|≧20である。
【0026】削除した結果、残りの説明変数の数をチェ
ックして、独立要因の抽出処理を続行するか否かをチェ
ックする(ステップ150)。残りの説明変数の数が0
の場合には、独立要因の抽出処理を停止して、ステップ
210以降の貢献度チェック処理に進むが、0でない場
合には、すなわち1以上の場合には、ステップ140の
独立要因の抽出処理を繰り返し行う。
【0027】このように残りの説明変数の数がなくなる
まで、ステップ140の独立要因抽出処理を繰り返し、
残りの説明変数の数がなくなると、ステップ210以降
の貢献度チェック処理に進む。
【0028】ステップ210の貢献度チェック処理にお
いては、要因のグループ化で選択されたグループ代表説
明変数の集合Qと従属変数Yとの重回帰分析を行い、各
説明変数の貢献度(F検定値)をチェックする。代表説
明変数Qの説明変数行列をXQ とする。この貢献度チェ
ックでは、F検定値算出部5に引渡し情報としてXQ
Yを与えて、F検定値算出部5に制御を移行して、F検
定値算出部5から返却情報としてF検定値を受け取って
行う。
【0029】すべての説明変数の貢献度が基準値よりも
大きいか否かをチェックして、貢献度チェック処理を続
行するかどうかを判定する(ステップ220)。すべて
の説明変数の貢献度が基準値よりも大きい場合には、代
表説明変数Q’を最終説明変数として、処理を停止する
が(ステップ225)、すべての説明変数の貢献度が基
準値よりも大きくなく、貢献度を満たさない説明変数が
ある場合には、その中で最も低い説明変数を排除し、次
のステップ230に進む。この排除された説明変数を貢
献度チェックアウト説明変数と称する。なお、貢献度の
目安は、|F検定値|≧2である。
【0030】ステップ230では、要因のグループ化で
選択されたグループ代表説明変数の集合Qから貢献度チ
ェックで排除された説明変数を除いた説明変数の集合を
Q’とし、Q’と従属変数Yとの重回帰分析を行い、各
説明変数の貢献度(F検定値)をチェックする。なお、
Q’の説明変数行列をXQ'とする。
【0031】この貢献度チェックでは、F検定値算出部
5に引渡し情報としてXQ'、Yを与えて、F検定値算出
部5に制御を移行して、F検定値算出部5から返却情報
としてF検定値を受け取って行う。
【0032】すべての説明変数の貢献度が基準値よりも
大きいか否かをチェックして、処理を続行するかどうか
を判定する(ステップ240)。すべての説明変数の貢
献度が基準値よりも大きい場合には、代表説明変数Q’
を最終説明変数として、処理を停止するが、貢献度が基
準値よりも大きくなく、貢献度を満たさない説明変数が
ある場合には、その中で最も低い説明変数を排除し、
Q’を新たにグループ代表説明変数Qと見立てて、ステ
ップ230を繰り返し続行する。
【0033】次に、上述した独立要因抽出法の適用事例
として、次に示す表1を参照して具体的に説明する。
【0034】
【表1】 表1に示す適用事例は、前述した「Lotus1−2−
3活用多変量解析」の第53頁に示すモデルを取り上げ
たものであり、この事例は乗降客数(x1)、店の広さ
(x2)、駐車台数(x3)、平均年収(x4)、取扱
品目数(x5)、周辺人口(x6)の各説明変数の中か
ら売上高(y)を表現する最も適切な説明変数を選択す
る事例である。この表1に示すサンプルデータから説明
変数候補間の相関行列(F検定行列)を求めると、次に
示す表2に示す通り、相関の高い説明変数が多いことを
示している。
【0035】
【表2】 なお、表2において、斜線を施した部分は相関が高い場
合、すなわち基準値20を超えている場合を示し、括弧
()内の数字は要因変数候補間のF検定値を示してい
る。
【0036】表2から、(1)乗降客数(x1)は駐車
台数(x3)、周辺人口(x6)との相関が高く、
(2)店の広さ(x2)は駐車台数(x3)、取扱品目
数(x5)との相関が高く、(3)駐車台数(x3)は
取扱品目数(x5)との相関が高いことがわかる。
【0037】また、表2に示す説明変数候補間の相関を
グラフで示すと図3に示すようになる。図3において
は、相関の高い説明変数を太線で接続しているが、相関
の高い説明変数の集合を集合Aで表している。この集合
Aはx1,x2,x3,x5,x6からなる。集合Aを
構成する説明変数には、直接相関はないが、他の説明変
数を介して間接的に相関のある説明変数とも含まれるた
め(例えば乗降客数x1と店の広さx2は駐車台数x3
を介して相関がある)、グループの代表説明変数の選び
方により独立要因抽出法の解は異なってくる。
【0038】図4は、独立要因抽出法の解のバリエーシ
ョンを示しているが、グループ代表説明変数の選び方に
より24個の解のバリエーションがあること、およびそ
の発生確率を示している。
【0039】独立要因抽出法の適用事例として、上述し
た解のバリエーションのうち、変数増減法と同一解とな
る場合2−1(乗降客数x1と取扱品目数x5が選択さ
れる)について説明する。場合2−1は、図5に示すよ
うに3つの独立なグループに説明変数が分類された場合
である。図5において、白丸は最終的に選択される説明
変数、すなわちグループ代表説明変数(x1,x5)を
示し、粗い斜線を施した丸は相関が高いため、排除され
る説明変数(x2,x3,x6)を示し、細かい斜線を
施した丸は独立度は高いが貢献度が低いために排除され
る説明変数、すなわちグループ代表説明変数(x4)を
示している。
【0040】場合2−1は、図5に示すように3つの独
立なグループに説明変数が分類された場合である。ま
た、場合2−1は第1グループの代表説明変数としてラ
ンダムに乗降客数x1を選択し、この乗降客数x1と相
関の高い駐車台数x3、周辺人口x6を排除している。
第2グループの代表説明変数として平均年収x4をラン
ダムに選択しているが、この平均年収x4と相関の高い
説明変数はない。更に、第3グループの代表説明変数と
して取扱品目数x5をランダムに選択し、この取扱品目
数x5と相関の高いx2を排除している。平均年収x4
の貢献度は低いので、最終的に説明変数から排除されて
いる。
【0041】図6は独立要因抽出法のアルゴリズムを適
用した場合のF検定のプロセスを示すもので、最終的に
乗降客数x1と取扱品目数x5の説明変数を選択するま
でにF検定の総回数は10回となっている。なお、図6
において、粗い斜線を施した部分は相関が高いために排
除される説明変数を示し、細かい斜線を施した部分は貢
献度が低いために排除される説明変数を示している。
【0042】図7は図6と同じ事例に変数増減法を適用
した場合のF検定のプロセスを示すもので、独立要因抽
出法と同じ解(乗降客数x1と取扱品目数x5が選択さ
れる)となるが、F検定の総回数は19回となっている
ことを示している。この例から、F検定回数は独立要因
抽出法の場合が変数増減法の半分に低減していることが
わかる。なお、図7において、四角で囲んだ中の数字の
うち、上側の数字は説明変数名を示し、下側の数字はF
検定値を示している。また、斜線を施した部分は一度選
択されたが、他の説明変数を追加することで、貢献度
(F検定値)が低くなったために排除された説明変数を
示している。
【0043】次に、独立要因抽出法の解のバリエーショ
ン毎のF検定回数の総数と決定係数(R2 比)を表3に
示す。24個の解のバリエーションはどの説明変数が選
択されたにより次に示す5個のパターンに分類される。
【0044】乗降客数x1と店の広さx2が選択され
る場合 (24%の確率で発生) 乗降客数x1と取扱品目数x5が選択される場合(1
7%の確率で発生) 店の広さx2と周辺人口x6が選択される場合 (1
6%の確率で発生) 駐車台数x3と周辺人口x6が選択される場合 (2
5%の確率で発生) 取扱品目数x3と周辺人口x6が選択される場合(1
5%の確率で発生) また、次に示す表3は、解のバリエーションの確率を考
慮した独立要因抽出法の解と、平均的なF検定回数と決
定係数R2 比を変数増減法と比較して示しているが、独
立要因抽出法は変数増減法に比較して、R2 比を落とす
ことなく(すなわち、95%−89%=6%のみの減少
に留めている)、F検定回数を大幅に低減することがで
きること(すなわち、10回/19回=53%に低減)
を示している。なお、決定係数とは、回帰曲面で説明可
能な従属変数の分散の割合のことである。
【0045】
【表3】 上述した事例から、本発明の独立要因抽出法が互いに相
関関係のある説明変数を排除することにより、変数増減
法における精度(すなわち、説明変数の貢献度が高く、
決定係数R2 比が高いこと)を下げることなく、F検定
回数を大幅に低減し得ることが示された。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従属変数を説明する複数の説明変数から相関の高い説明
変数同志をグループとしてまとめ、相関の高い説明変数
を説明変数候補から排除しているので、従来の変数増減
法に比較して、解の精度を低減することなく、大幅に性
能の向上、すなわちF検定回数の低減を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる独立要因抽出法を実
施する装置の構成図である。
【図2】図1に示す装置が実施する独立要因抽出法のア
ルゴリズムを示すフローチャートである。
【図3】説明変数候補間の相関関係を示す図である。
【図4】独立要因抽出法の解のバリエーションを示す図
である。
【図5】独立要因抽出法におけるグループ化の例(場合
2−1)を示す図である。
【図6】独立要因抽出法を適用した場合のF検定プロセ
スとF検定回数を示す説明図である(場合2−1)。
【図7】変数増減法を適用した場合のF検定プロセスと
F検定回数を示す説明図である。
【図8】従来の変数増減法を実施する装置の構成図であ
る。
【図9】図8に示す装置が実施する変数増減法の処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 標本部 3 要因抽出部 5 F検定値算出部 11 原始データ部 13 基本ベクトル生成部 15 基本ベクトル部 21 独立要因抽出部 23 要因管理部 25 貢献度チェック部 51 F検定値算出制御部 53 行列演算部 55 浮動小数点演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従属変数および説明変数を含む標本を管
    理し、標本のうち従属変数を説明する説明変数候補の中
    から貢献度を示すF検定値を算出し、F検定値の大きな
    説明変数を選択する線形重回帰分析手法を応用した独立
    要因抽出法であって、従属変数を説明する複数の説明変
    数から相関の高い説明変数同志を1つのグループとして
    まとめ、相関の高い説明変数を説明変数候補から排除
    し、F検定回数を削減することを特徴とする独立要因抽
    出法。
JP6092592A 1992-02-18 1992-02-18 独立要因抽出法 Pending JPH05233011A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2003085548A1 (ja) * 2002-04-04 2005-08-11 石原産業株式会社 データ解析装置および方法
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