JPH05232856A - 音声視覚化方法および装置ならびにそれを用いた語学学習装置 - Google Patents
音声視覚化方法および装置ならびにそれを用いた語学学習装置Info
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- JPH05232856A JPH05232856A JP22556591A JP22556591A JPH05232856A JP H05232856 A JPH05232856 A JP H05232856A JP 22556591 A JP22556591 A JP 22556591A JP 22556591 A JP22556591 A JP 22556591A JP H05232856 A JPH05232856 A JP H05232856A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 音声信号に含まれる豊富な特徴情報を分かり
易く表示することが可能な音声視覚化技術および高い学
習効果の得られる語学学習装置を提供する。 【構成】 音声信号６から周波数成分７を取り出すフー
リエ変換部１と、この周波数成分７における基本周波数
（母音）の有無を検出し、方形波状の母音検出論理信号
８を生成する第１フィルタ部２と、母音検出論理信号８
に同期して、周波数成分７から基本周波数の平均値と変
化とを取り出し、それぞれピッチ平均値９およびピッチ
変化値１０として出力する第２フィルタ部３と、母音検
出論理信号８に基づいて、周波数成分７から基本周波数
の強弱値１１を取り出す第３フィルタ部４と、母音検出
論理信号８，ピッチ平均値９，ピッチ変化値１０，強弱
値１１に基づいて、ピッチを縦軸、時間を横軸とする一
つのピッチ−時間座標平面上に、複数の図形２１，図形
２２，図形２３を出力するグラフ化部５とで構成されて
いる。
易く表示することが可能な音声視覚化技術および高い学
習効果の得られる語学学習装置を提供する。 【構成】 音声信号６から周波数成分７を取り出すフー
リエ変換部１と、この周波数成分７における基本周波数
（母音）の有無を検出し、方形波状の母音検出論理信号
８を生成する第１フィルタ部２と、母音検出論理信号８
に同期して、周波数成分７から基本周波数の平均値と変
化とを取り出し、それぞれピッチ平均値９およびピッチ
変化値１０として出力する第２フィルタ部３と、母音検
出論理信号８に基づいて、周波数成分７から基本周波数
の強弱値１１を取り出す第３フィルタ部４と、母音検出
論理信号８，ピッチ平均値９，ピッチ変化値１０，強弱
値１１に基づいて、ピッチを縦軸、時間を横軸とする一
つのピッチ−時間座標平面上に、複数の図形２１，図形
２２，図形２３を出力するグラフ化部５とで構成されて
いる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、音声視覚化技術および
それを用いた語学学習装置に関し、特に、コンピュータ
支援による語学学習技術に適用して有効な技術に関す
る。
それを用いた語学学習装置に関し、特に、コンピュータ
支援による語学学習技術に適用して有効な技術に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】たとえば、コンピュータ支援による外国
語学習システムなどにおいては、学習者に、当該学習者
の発音の欠点を示唆したり、ネイティブスピーカの正し
い発音を正確に認識させるなどのために、音声をディス
プレイ上に視覚化して学習者に提示することが考えられ
る。
語学習システムなどにおいては、学習者に、当該学習者
の発音の欠点を示唆したり、ネイティブスピーカの正し
い発音を正確に認識させるなどのために、音声をディス
プレイ上に視覚化して学習者に提示することが考えられ
る。
【０００３】従来、このような語学学習における音声視
覚化技術としては、たとえば図４に例示されるようなも
のが知られている。すなわち、同図（ａ）に例示される
ような音声信号から、同図（ｂ）に示されるように強さ
−時間軸座標平面上に連続的に表示される曲線でアクセ
ント（振幅）を線図として表示し、また、同図（ｃ）に
例示されるようなピッチ−時間軸座標平面上にピッチ
（基本周波数）の変化を線図として表示するものであ
る。
覚化技術としては、たとえば図４に例示されるようなも
のが知られている。すなわち、同図（ａ）に例示される
ような音声信号から、同図（ｂ）に示されるように強さ
−時間軸座標平面上に連続的に表示される曲線でアクセ
ント（振幅）を線図として表示し、また、同図（ｃ）に
例示されるようなピッチ−時間軸座標平面上にピッチ
（基本周波数）の変化を線図として表示するものであ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な従来技術の場合には、ピッチに関する情報とアクセン
トに関する情報とが個別の座標平面上に別個に表示され
るため、学習者にとって発音の特徴などの情報が判りに
くく、高い学習効果が得られない、という問題があっ
た。
な従来技術の場合には、ピッチに関する情報とアクセン
トに関する情報とが個別の座標平面上に別個に表示され
るため、学習者にとって発音の特徴などの情報が判りに
くく、高い学習効果が得られない、という問題があっ
た。
【０００５】本発明の目的は、音声信号に含まれる豊富
な特徴情報を分かり易く表示することが可能な音声視覚
化技術を提供することにある。
な特徴情報を分かり易く表示することが可能な音声視覚
化技術を提供することにある。
【０００６】本発明の目的は、高い学習効果が得られる
語学学習装置を提供することにある。
語学学習装置を提供することにある。
【０００７】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【０００９】すなわち、本発明の音声視覚化方法は、音
声信号から母音を抽出し、当該母音の平均ピッチおよび
ピッチの変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、
一つのピッチ−時間座標平面上における図形の位置およ
び模様，形状，色および面積の大小および幅の大小によ
って表示するようにしたものである。
声信号から母音を抽出し、当該母音の平均ピッチおよび
ピッチの変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、
一つのピッチ−時間座標平面上における図形の位置およ
び模様，形状，色および面積の大小および幅の大小によ
って表示するようにしたものである。
【００１０】また、本発明の音声視覚化装置は、音声信
号に含まれる各周波数成分を分離するフーリエ変換部
と、周波数成分から母音（基本周波数）の有無に応じた
母音検出論理信号を出力する第１の手段と、周波数成分
と母音検出論理信号とから基本周波数の平均値および変
化量を取り出す第２の手段と、基本周波数のパワーを取
り出す第３の手段と、基本周波数の平均値および変化量
とパワーとから、基本周波数の平均ピッチおよびピッチ
の変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、同一の
ピッチ−時間座標平面上における図形の位置および模
様，形状，色および面積の大小および幅の大小によって
表示するグラフ化手段とを備えたものである。
号に含まれる各周波数成分を分離するフーリエ変換部
と、周波数成分から母音（基本周波数）の有無に応じた
母音検出論理信号を出力する第１の手段と、周波数成分
と母音検出論理信号とから基本周波数の平均値および変
化量を取り出す第２の手段と、基本周波数のパワーを取
り出す第３の手段と、基本周波数の平均値および変化量
とパワーとから、基本周波数の平均ピッチおよびピッチ
の変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、同一の
ピッチ−時間座標平面上における図形の位置および模
様，形状，色および面積の大小および幅の大小によって
表示するグラフ化手段とを備えたものである。
【００１１】また、本発明の語学学習装置は、請求項１
記載の音声視覚化方法を用いたものである。
記載の音声視覚化方法を用いたものである。
【００１２】また、本発明の語学学習装置は、請求項２
記載の音声視覚化装置を備えたものである。
記載の音声視覚化装置を備えたものである。
【００１３】
【作用】上記した本発明の音声視覚化方法によれば、音
声信号から抽出された母音の平均ピッチおよびピッチの
変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、一つのピ
ッチ−時間座標平面上における、図形の位置および模
様，形状，色および面積の大小および幅の大小によって
表示するので、たとえば、ピッチに関する情報とアクセ
ントに関する情報とを個別の座標平面上に単なる線図と
して提示する場合に比較して、母音の平均ピッチおよび
ピッチの変化および強さなどの有用な情報を効果的に利
用者に伝達することができる。
声信号から抽出された母音の平均ピッチおよびピッチの
変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、一つのピ
ッチ−時間座標平面上における、図形の位置および模
様，形状，色および面積の大小および幅の大小によって
表示するので、たとえば、ピッチに関する情報とアクセ
ントに関する情報とを個別の座標平面上に単なる線図と
して提示する場合に比較して、母音の平均ピッチおよび
ピッチの変化および強さなどの有用な情報を効果的に利
用者に伝達することができる。
【００１４】また、本発明の音声視覚化装置によれば、
音声信号から抽出された母音の平均ピッチおよびピッチ
の変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、一つの
ピッチ−時間座標平面上における、図形の位置および模
様，形状，色および面積の大小および幅の大小によって
表示するので、たとえば、ピッチに関する情報とアクセ
ントに関する情報とを個別の座標平面上に単なる線図と
して提示する場合に比較して、母音の平均ピッチおよび
ピッチの変化および強さなどの豊富で有用な情報を効果
的に利用者に伝達することができる。
音声信号から抽出された母音の平均ピッチおよびピッチ
の変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、一つの
ピッチ−時間座標平面上における、図形の位置および模
様，形状，色および面積の大小および幅の大小によって
表示するので、たとえば、ピッチに関する情報とアクセ
ントに関する情報とを個別の座標平面上に単なる線図と
して提示する場合に比較して、母音の平均ピッチおよび
ピッチの変化および強さなどの豊富で有用な情報を効果
的に利用者に伝達することができる。
【００１５】また、本発明の語学学習装置によれば、請
求項１記載の音声視覚化方法を用いるので、学習者に発
音の特徴や欠点などの有用な情報を効果的に伝達するこ
とができ、高い学習効果を実現することができる。
求項１記載の音声視覚化方法を用いるので、学習者に発
音の特徴や欠点などの有用な情報を効果的に伝達するこ
とができ、高い学習効果を実現することができる。
【００１６】また、本発明の語学学習装置によれば、請
求項２記載の音声視覚化装置を用いるので、学習者に発
音の特徴や欠点などの有用な情報を効果的に伝達するこ
とができ、高い学習効果を実現することができる。
求項２記載の音声視覚化装置を用いるので、学習者に発
音の特徴や欠点などの有用な情報を効果的に伝達するこ
とができ、高い学習効果を実現することができる。
【００１７】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
である音声視覚化方法および装置ならびにそれを用いた
語学学習装置について詳細に説明する。
である音声視覚化方法および装置ならびにそれを用いた
語学学習装置について詳細に説明する。
【００１８】図１は、本発明の一実施例である音声視覚
化装置の構成および作用の一例を示すブロック図であ
り、図２（ａ）および（ｂ）は、その作用の一例を示す
概念図である。
化装置の構成および作用の一例を示すブロック図であ
り、図２（ａ）および（ｂ）は、その作用の一例を示す
概念図である。
【００１９】本実施例の音声視覚化装置（語学学習装
置）は、たとえば図示しないマイクロフォンなどを介し
て取り込まれる音声信号６から周波数成分７を取り出す
フーリエ変換部１と、この周波数成分７における基本周
波数（母音）の有無を検出し、母音を検出した時に
“１”レベルとなり、それ以外の子音の場合に“０”レ
ベルとなる方形波状の母音検出論理信号８を生成する第
１フィルタ部２とを備えている。
置）は、たとえば図示しないマイクロフォンなどを介し
て取り込まれる音声信号６から周波数成分７を取り出す
フーリエ変換部１と、この周波数成分７における基本周
波数（母音）の有無を検出し、母音を検出した時に
“１”レベルとなり、それ以外の子音の場合に“０”レ
ベルとなる方形波状の母音検出論理信号８を生成する第
１フィルタ部２とを備えている。
【００２０】さらに、この第１フィルタ部２の後段に
は、母音検出論理信号８に同期して、周波数成分７から
基本周波数の平均値と変化とを取り出し、それぞれピッ
チ平均値９およびピッチ変化値１０として出力する第２
フィルタ部３と、母音検出論理信号８に基づいて、周波
数成分７から基本周波数のパワーを取り出し、強弱値１
１として出力する第３フィルタ部４が設けられている。
は、母音検出論理信号８に同期して、周波数成分７から
基本周波数の平均値と変化とを取り出し、それぞれピッ
チ平均値９およびピッチ変化値１０として出力する第２
フィルタ部３と、母音検出論理信号８に基づいて、周波
数成分７から基本周波数のパワーを取り出し、強弱値１
１として出力する第３フィルタ部４が設けられている。
【００２１】さらに、この第２フィルタ部３および第３
フィルタ部４の後段には、前述の母音検出論理信号８，
ピッチ平均値９，ピッチ変化値１０，強弱値１１が入力
されるグラフ化部５が配置されている。
フィルタ部４の後段には、前述の母音検出論理信号８，
ピッチ平均値９，ピッチ変化値１０，強弱値１１が入力
されるグラフ化部５が配置されている。
【００２２】このグラフ化部５は、母音検出論理信号
８，ピッチ平均値９，ピッチ変化値１０，強弱値１１に
基づいて、母音のピッチの平均と変化、強さ、継続時間
などを認識し、図１の下部に例示した、ピッチを縦軸、
時間を横軸とする一つのピッチ−時間座標平面上に、た
とえば丸形の複数の図形２１，図形２２，図形２３に変
換して出力する。
８，ピッチ平均値９，ピッチ変化値１０，強弱値１１に
基づいて、母音のピッチの平均と変化、強さ、継続時間
などを認識し、図１の下部に例示した、ピッチを縦軸、
時間を横軸とする一つのピッチ−時間座標平面上に、た
とえば丸形の複数の図形２１，図形２２，図形２３に変
換して出力する。
【００２３】すなわち、これらの図形２１〜２３の各々
は、ピッチ−時間座標平面上における上下方向の位置に
よって、当該母音のピッチの大きさ（母音の高低）を表
し、時間軸方向の幅寸法が母音の継続時間（母音の長
短）を表し、面積の大小が母音のパワー、すなわち強弱
を示している。さらに、個々の図形２１〜２３は、その
内部の模様に応じて異なるイントネーション（抑揚）を
識別可能にしている。
は、ピッチ−時間座標平面上における上下方向の位置に
よって、当該母音のピッチの大きさ（母音の高低）を表
し、時間軸方向の幅寸法が母音の継続時間（母音の長
短）を表し、面積の大小が母音のパワー、すなわち強弱
を示している。さらに、個々の図形２１〜２３は、その
内部の模様に応じて異なるイントネーション（抑揚）を
識別可能にしている。
【００２４】たとえば、図形２１は内部が右上がりのハ
ッチングとなっており、当該母音のイントネーションが
変化しないことを示す約束となっている。同様に図形２
２の横縞のハッチングは尻上がりのイントネーションを
示し、図形２３の縦縞のハッチングは尻下がりのイント
ネーションであることを示している。
ッチングとなっており、当該母音のイントネーションが
変化しないことを示す約束となっている。同様に図形２
２の横縞のハッチングは尻上がりのイントネーションを
示し、図形２３の縦縞のハッチングは尻下がりのイント
ネーションであることを示している。
【００２５】このように、本実施例の音声視覚化装置で
は、一つのピッチ−時間座標平面上に複数の図形群を表
示することによって、学習者などが、発音などの音声信
号中に含まれる母音の高低、長短、強弱、イントネーシ
ョンを同時に把握することが可能になっている。
は、一つのピッチ−時間座標平面上に複数の図形群を表
示することによって、学習者などが、発音などの音声信
号中に含まれる母音の高低、長短、強弱、イントネーシ
ョンを同時に把握することが可能になっている。
【００２６】以下、本実施例の音声視覚化方法および装
置の作用の一例について説明する。
置の作用の一例について説明する。
【００２７】たとえば、図２（ａ）に例示されるよう
に、学習者が“Ｅｘｃｕｓｅ ｍｅ”という言葉を発音
した場合、当該発音は音声信号６として、フーリエ変換
部１に取り込まれ、周波数成分７に分離される。
に、学習者が“Ｅｘｃｕｓｅ ｍｅ”という言葉を発音
した場合、当該発音は音声信号６として、フーリエ変換
部１に取り込まれ、周波数成分７に分離される。
【００２８】さらに、第１フィルタ部２は、この周波数
成分７における基本周波数の有無から母音の有無を識別
し、方形波の母音検出論理信号８を生成する。
成分７における基本周波数の有無から母音の有無を識別
し、方形波の母音検出論理信号８を生成する。
【００２９】さらに、第２フィルタ部３は、この母音検
出論理信号８の立ち上がりおよび立ち下がりのタイミン
グと、周波数成分７とから、当該母音のピッチ平均値９
とピッチ変化値１０とを生成してグラフ化部５に出力す
る。
出論理信号８の立ち上がりおよび立ち下がりのタイミン
グと、周波数成分７とから、当該母音のピッチ平均値９
とピッチ変化値１０とを生成してグラフ化部５に出力す
る。
【００３０】同時に、第３フィルタ部４は、母音検出論
理信号８と周波数成分７とから当該母音の強弱を検出
し、強弱値１１としてグラフ化部５に出力する。
理信号８と周波数成分７とから当該母音の強弱を検出
し、強弱値１１としてグラフ化部５に出力する。
【００３１】そして、グラフ化部５は、母音検出論理信
号８、ピッチ平均値９、ピッチ変化値１０および強弱値
１１とから、同図（ｂ）に例示されるように、ピッチ−
時間座標平面上に図形２１，図形２２，図形２３を出力
する。
号８、ピッチ平均値９、ピッチ変化値１０および強弱値
１１とから、同図（ｂ）に例示されるように、ピッチ−
時間座標平面上に図形２１，図形２２，図形２３を出力
する。
【００３２】すなわち、図形２１は、母音“ｉ”が比較
的短く平坦に発音され、引き続く母音“ｕ”は、尻上が
りのイントネーションで長く発音され、最後の母音
“ｉ”は、尻下がりのイントネーションでやや長く発音
されたことを示しており、学習者は、自身やネイティブ
スピーカの発音に関する豊富な情報を、一つのピッチ−
時間座標平面上における図形２１〜２３から正確かつ迅
速に読み取ることが可能となる。
的短く平坦に発音され、引き続く母音“ｕ”は、尻上が
りのイントネーションで長く発音され、最後の母音
“ｉ”は、尻下がりのイントネーションでやや長く発音
されたことを示しており、学習者は、自身やネイティブ
スピーカの発音に関する豊富な情報を、一つのピッチ−
時間座標平面上における図形２１〜２３から正確かつ迅
速に読み取ることが可能となる。
【００３３】このため、学習者の外国語などの語学学習
における高い学習効果を実現することができる。
における高い学習効果を実現することができる。
【００３４】なお、図形としては、上記の説明において
例示したものに限らず、たとえば図３（ｂ）に例示され
るようなものであってもよい。
例示したものに限らず、たとえば図３（ｂ）に例示され
るようなものであってもよい。
【００３５】すなわち、この図３（ｂ）の図形３１，図
形３２，図形３３は、図２の場合と同じ、図３（ａ）の
ような波形の音声信号６の入力から出力されたものであ
り、四角形の図形３１は、イントネーションが変化しな
い母音を示し、上に凸の多角形からなる図形３２は、尻
上がりのイントネーションを持つ母音を表し、下に凸の
多角形からなる図形３３は、尻下がりのイントネーショ
ンを持つ母音を示している。
形３２，図形３３は、図２の場合と同じ、図３（ａ）の
ような波形の音声信号６の入力から出力されたものであ
り、四角形の図形３１は、イントネーションが変化しな
い母音を示し、上に凸の多角形からなる図形３２は、尻
上がりのイントネーションを持つ母音を表し、下に凸の
多角形からなる図形３３は、尻下がりのイントネーショ
ンを持つ母音を示している。
【００３６】なお、各々のピッチ−時間座標平面上にお
ける位置が母音の高低を示し、時間軸方向の幅が母音の
長さを示し、面積が母音の強弱を示すことは、前述の図
２の場合と同様である。
ける位置が母音の高低を示し、時間軸方向の幅が母音の
長さを示し、面積が母音の強弱を示すことは、前述の図
２の場合と同様である。
【００３７】この図３のような、図形３１〜３３によれ
ば、イントネーションの違いが各図形の輪郭形状の違い
として、より明瞭に識別可能になるという利点がある。
ば、イントネーションの違いが各図形の輪郭形状の違い
として、より明瞭に識別可能になるという利点がある。
【００３８】なお、特に図示しないが、各図形が表す母
音のイントネーションを識別する方法としては、図形の
内部の模様の違いや輪郭形状の違いに限らず、彩色の違
いによって表示してもよいことは言うまでもない。
音のイントネーションを識別する方法としては、図形の
内部の模様の違いや輪郭形状の違いに限らず、彩色の違
いによって表示してもよいことは言うまでもない。
【００３９】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【００４０】すなわち、本発明の音声視覚化方法によれ
ば、音声信号に含まれる豊富な特徴情報を分かり易く表
示することができるという効果が得られる。
ば、音声信号に含まれる豊富な特徴情報を分かり易く表
示することができるという効果が得られる。
【００４１】また、本発明の音声視覚化装置によれば、
音声信号に含まれる豊富な特徴情報を分かり易く表示す
ることができるという効果が得られる。
音声信号に含まれる豊富な特徴情報を分かり易く表示す
ることができるという効果が得られる。
【００４２】また、本発明の語学学習装置によれば、発
音などの音声信号に含まれる豊富な特徴情報を分かり易
くかつ効率良く学習者に表示して高い学習効果を達成す
ることができるという効果が得られる。
音などの音声信号に含まれる豊富な特徴情報を分かり易
くかつ効率良く学習者に表示して高い学習効果を達成す
ることができるという効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例である音声視覚化装置の構成
および作用の一例を示すブロック図である。
および作用の一例を示すブロック図である。
【図２】（ａ）および（ｂ）は、その作用の一例を示す
概念図である。
概念図である。
【図３】（ａ）および（ｂ）は、図形の変形例を示す説
明図である。
明図である。
【図４】（ａ）、（ｂ）および（ｃ）は、従来の音声可
視化技術の一例を示す線図である。
視化技術の一例を示す線図である。
１ フーリエ変換部 ２ 第１フィルタ部 ３ 第２フィルタ部 ４ 第３フィルタ部 ５ グラフ化部 ６ 音声信号 ７ 周波数成分 ８ 母音検出論理信号 ９ ピッチ平均値 １０ ピッチ変化値 １１ 強弱値 ２１〜２３ 図形 ３１〜３３ 図形
Claims (4)
- 【請求項１】 音声信号から母音を抽出し、当該母音の
平均ピッチおよびピッチの変化および強さおよび継続時
間を、それぞれ、同一のピッチ−時間座標平面上におけ
る図形の位置および模様，形状，色および面積の大小お
よび幅の大小によって表示することを特徴とする音声視
覚化方法。 - 【請求項２】 音声信号に含まれる各周波数成分を分離
するフーリエ変換部と、前記周波数成分から母音（基本
周波数）の有無に応じた母音検出論理信号を出力する第
１の手段と、前記周波数成分と前記母音検出論理信号と
から前記基本周波数の平均値および変化量を取り出す第
２の手段と、前記基本周波数のパワーを取り出す第３の
手段と、前記基本周波数の平均値および変化量と前記パ
ワーとから、前記基本周波数の平均ピッチおよびピッチ
の変化および強さおよび継続時間を、それぞれ、同一の
ピッチ−時間座標平面上における図形の位置および模
様，形状，色および面積の大小および幅の大小によって
表示するグラフ化手段とを備えたことを特徴とする音声
視覚化装置。 - 【請求項３】 コンピュータ支援による語学学習装置で
あって、請求項１記載の音声視覚化方法を用いたことを
特徴とする語学学習装置。 - 【請求項４】 コンピュータ支援による語学学習装置で
あって、請求項２記載の音声視覚化装置を備えたことを
特徴とする語学学習装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22556591A JPH05232856A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 音声視覚化方法および装置ならびにそれを用いた語学学習装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22556591A JPH05232856A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 音声視覚化方法および装置ならびにそれを用いた語学学習装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05232856A true JPH05232856A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=16831299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22556591A Pending JPH05232856A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 音声視覚化方法および装置ならびにそれを用いた語学学習装置 |
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