JPH05231623A - 触媒燃焼装置 - Google Patents
触媒燃焼装置Info
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- JPH05231623A JPH05231623A JP3216192A JP3216192A JPH05231623A JP H05231623 A JPH05231623 A JP H05231623A JP 3216192 A JP3216192 A JP 3216192A JP 3216192 A JP3216192 A JP 3216192A JP H05231623 A JPH05231623 A JP H05231623A
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- Japan
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- combustion
- catalyst
- combustion catalyst
- tube
- catalytic
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 燃焼触媒管と保持部材を接合固定しないで燃
焼触媒管に自由度をもたせて、熱による燃焼触媒管の伸
びを逃がせるようにして熱衝撃に強い触媒燃焼装置を提
供すること。 [構成] ガス流路中に燃焼触媒3を担持する一本以上
の燃焼触媒管2を配設し、この燃焼触媒管2の管壁を隔
壁としてガスの触媒燃焼流路12と予熱流路11を形成
し、この予熱流路11を触媒燃焼流路12の前流側に設
けるようにするとともに、前記燃焼触媒管2を保持部材
5を用いて複数箇所で保持するようにした触媒燃焼装置
において、前記燃焼触媒管2を保持部材5を用いて保持
する際に燃焼触媒管2の1か所のみを保持部材5に接合
固定し、他の保持部は、燃焼触媒管2と保持部材5を接
合せず自由度をもたせて支持するようにしたこと。
焼触媒管に自由度をもたせて、熱による燃焼触媒管の伸
びを逃がせるようにして熱衝撃に強い触媒燃焼装置を提
供すること。 [構成] ガス流路中に燃焼触媒3を担持する一本以上
の燃焼触媒管2を配設し、この燃焼触媒管2の管壁を隔
壁としてガスの触媒燃焼流路12と予熱流路11を形成
し、この予熱流路11を触媒燃焼流路12の前流側に設
けるようにするとともに、前記燃焼触媒管2を保持部材
5を用いて複数箇所で保持するようにした触媒燃焼装置
において、前記燃焼触媒管2を保持部材5を用いて保持
する際に燃焼触媒管2の1か所のみを保持部材5に接合
固定し、他の保持部は、燃焼触媒管2と保持部材5を接
合せず自由度をもたせて支持するようにしたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は触媒燃焼装置に係り、特
に高カロリー燃料を含む廃ガスを燃焼させるのに好適な
触媒燃焼装置に関するものである。
に高カロリー燃料を含む廃ガスを燃焼させるのに好適な
触媒燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化学工業などの反応工程において排出さ
れる廃ガスや樹脂、合板、半導体などの製造工程におけ
る廃ガスあるいは塗装の焼付け乾燥工程から発生する廃
ガス中には、微量な臭気成分や可燃性の有害成分が含ま
れている。化学工業においては、原料の未収率分や分解
ガスとして、一酸化炭素、炭化水素や酢酸などの有機酸
類、アルデヒド類などが代表的なものとして含まれる。
また、樹脂などの製造工程や塗装工程からは溶剤として
使われるトルエン、アセトンおよびアルコール系炭化水
素などが廃ガス中に含まれる。これらを含む廃ガスは、
そのまま大気中に排出されると悪臭を発生したり、有害
物質であったりすることから、公害防止の観点より排気
前に脱臭、無公害化する必要がある。この廃ガスの脱
臭、無公害化のための処理法としては、燃焼法、吸着
法、薬液吸収法、酸化法などが知られているが、その中
でも燃焼法は、脱臭効果が高く、メンテナンスが簡単
で、負荷変動にも強いことから、多くの業種にわたって
広く使用されている。廃ガスの燃焼処理方式としては、
バーナにより別な燃料源を助燃料として用い、炉内で廃
ガスを800℃〜900℃程度に加熱し、臭気成分や有
害成分を酸化燃焼させる直接燃焼法が一般的であった。
しかし、近年、直接燃焼法に比べ低温処理ができ、助燃
料が節約でき、運転コストの低減が図れることや、地球
汚染、環境破壊などで問題となっている酸性雨の原因と
なるといわれる窒素酸化物の発生がほとんどないことか
ら、酸化触媒を用いた触媒燃焼法が採用されるようにな
った。
れる廃ガスや樹脂、合板、半導体などの製造工程におけ
る廃ガスあるいは塗装の焼付け乾燥工程から発生する廃
ガス中には、微量な臭気成分や可燃性の有害成分が含ま
れている。化学工業においては、原料の未収率分や分解
ガスとして、一酸化炭素、炭化水素や酢酸などの有機酸
類、アルデヒド類などが代表的なものとして含まれる。
また、樹脂などの製造工程や塗装工程からは溶剤として
使われるトルエン、アセトンおよびアルコール系炭化水
素などが廃ガス中に含まれる。これらを含む廃ガスは、
そのまま大気中に排出されると悪臭を発生したり、有害
物質であったりすることから、公害防止の観点より排気
前に脱臭、無公害化する必要がある。この廃ガスの脱
臭、無公害化のための処理法としては、燃焼法、吸着
法、薬液吸収法、酸化法などが知られているが、その中
でも燃焼法は、脱臭効果が高く、メンテナンスが簡単
で、負荷変動にも強いことから、多くの業種にわたって
広く使用されている。廃ガスの燃焼処理方式としては、
バーナにより別な燃料源を助燃料として用い、炉内で廃
ガスを800℃〜900℃程度に加熱し、臭気成分や有
害成分を酸化燃焼させる直接燃焼法が一般的であった。
しかし、近年、直接燃焼法に比べ低温処理ができ、助燃
料が節約でき、運転コストの低減が図れることや、地球
汚染、環境破壊などで問題となっている酸性雨の原因と
なるといわれる窒素酸化物の発生がほとんどないことか
ら、酸化触媒を用いた触媒燃焼法が採用されるようにな
った。
【0003】図7に燃焼触媒を用いた従来の触媒燃焼装
置の例を示す。触媒成分の一例としては白金、パラジウ
ムのような貴金属触媒がよく使用される。この貴金属触
媒を用いた場合の着火温度は、ガスの種類によっても異
なるが、通常、廃ガスの触媒燃焼において難燃性といわ
れるプロパン、メタンなどのガスで250〜300℃程
度であり、自然発火温度よりも著しく低くなっている。
図7において、廃ガスGと空気Aを混合器6で混合して
混合ガスMとした後、装置起動時にはスタートアップバ
ーナ7で助燃料Fを燃焼させ、その時の発熱を利用して
ガスの種類に応じて予め200〜400℃に加熱し、こ
れを触媒燃焼器1に送って燃焼触媒3で燃焼させる。燃
焼触媒3で燃焼した廃ガスGは排ガスEとなって熱交換
器10を通って排出される。また、定常運転時には熱交
換器10における排ガスEと混合ガスMの熱交換によ
り、混合ガスMを着火温度まで昇温した後これを触媒燃
焼器1に送り込み、燃焼触媒3により焼却する。従っ
て、定常運転時ではスタートアップバーナ7の助燃料F
の供給は停止し、熱交換器10による熱量だけで混合ガ
スMを予熱するため、運転コストは軽減される。
置の例を示す。触媒成分の一例としては白金、パラジウ
ムのような貴金属触媒がよく使用される。この貴金属触
媒を用いた場合の着火温度は、ガスの種類によっても異
なるが、通常、廃ガスの触媒燃焼において難燃性といわ
れるプロパン、メタンなどのガスで250〜300℃程
度であり、自然発火温度よりも著しく低くなっている。
図7において、廃ガスGと空気Aを混合器6で混合して
混合ガスMとした後、装置起動時にはスタートアップバ
ーナ7で助燃料Fを燃焼させ、その時の発熱を利用して
ガスの種類に応じて予め200〜400℃に加熱し、こ
れを触媒燃焼器1に送って燃焼触媒3で燃焼させる。燃
焼触媒3で燃焼した廃ガスGは排ガスEとなって熱交換
器10を通って排出される。また、定常運転時には熱交
換器10における排ガスEと混合ガスMの熱交換によ
り、混合ガスMを着火温度まで昇温した後これを触媒燃
焼器1に送り込み、燃焼触媒3により焼却する。従っ
て、定常運転時ではスタートアップバーナ7の助燃料F
の供給は停止し、熱交換器10による熱量だけで混合ガ
スMを予熱するため、運転コストは軽減される。
【0004】また、貴金属触媒は1000℃以上の高温
域において劣化する。このため触媒燃焼流路と冷却流路
とを隔壁を介して隣接して交互に積層して設けるように
したものとして特開昭61−289220号がある。
域において劣化する。このため触媒燃焼流路と冷却流路
とを隔壁を介して隣接して交互に積層して設けるように
したものとして特開昭61−289220号がある。
【0005】さらに、耐熱性の向上とコンパクト化を目
的として熱交換器10と触媒燃焼器1を一体化した触媒
燃焼装置がある。その例を図8に示し、図9にその触媒
燃焼装置の系統図を示す。図8および9において、廃ガ
スGは混合器6で空気Aと混合され混合ガスMとなった
後に、運転起動時にはスタートアップバーナ7で助燃料
Fを燃焼させ、その時の発熱を利用して予め加熱し、こ
れを触媒燃焼装置に送り込んで触媒燃焼流路12で燃焼
させる。そして、定常運転時にはスタートアップバーナ
7での予熱動作は停止され、混合器6からの混合ガスM
は熱交換器10と触媒燃焼器1を一体化した触媒燃焼装
置の予熱流路11に導入され、この予熱流路11におい
て燃焼熱を利用して予熱される。予熱された混合ガスM
は次に触媒燃焼流路12に供給され、ここで燃焼した後
に排ガスEとなって排出される。この装置では、予熱流
路11と触媒燃焼流路12は隔壁で仕切られているが、
隣接して一体化されているため、予熱流路11と触媒燃
焼流路12の間で直接熱交換をすることができる。その
結果、燃焼触媒の温度は下げられ、その耐熱温度以下に
抑えることができる利点がある。
的として熱交換器10と触媒燃焼器1を一体化した触媒
燃焼装置がある。その例を図8に示し、図9にその触媒
燃焼装置の系統図を示す。図8および9において、廃ガ
スGは混合器6で空気Aと混合され混合ガスMとなった
後に、運転起動時にはスタートアップバーナ7で助燃料
Fを燃焼させ、その時の発熱を利用して予め加熱し、こ
れを触媒燃焼装置に送り込んで触媒燃焼流路12で燃焼
させる。そして、定常運転時にはスタートアップバーナ
7での予熱動作は停止され、混合器6からの混合ガスM
は熱交換器10と触媒燃焼器1を一体化した触媒燃焼装
置の予熱流路11に導入され、この予熱流路11におい
て燃焼熱を利用して予熱される。予熱された混合ガスM
は次に触媒燃焼流路12に供給され、ここで燃焼した後
に排ガスEとなって排出される。この装置では、予熱流
路11と触媒燃焼流路12は隔壁で仕切られているが、
隣接して一体化されているため、予熱流路11と触媒燃
焼流路12の間で直接熱交換をすることができる。その
結果、燃焼触媒の温度は下げられ、その耐熱温度以下に
抑えることができる利点がある。
【0006】図8および9に示す触媒燃焼装置は、触媒
成分を波板状または平板状に担持したものである。ま
た、この触媒燃焼装置の一種として管形材料を触媒燃焼
流路として用いた装置がある。これを図10に示す。図
10において、触媒燃焼器1内には、燃焼触媒管2が複
数本配設されており、その管内面は燃焼触媒3を担持し
て触媒燃焼流路12を形成している。一方、燃焼触媒管
2は複数の保持部材5によって保持されており、その一
方端は保持部材の一種であるフランジ13に保持固定さ
れて触媒燃焼流路12を通って燃焼の終了した廃ガスを
ヘッダ4へ導き排ガスEとして排出する。また、複数の
保持部材5には互い違いに上下に切欠き14が設けられ
ており、矢印で示す方向へ混合ガスMを導き燃焼触媒管
2の管外面に予熱流路11を形成して、管2の他方端か
ら、予熱された混合ガスMを触媒燃焼流路12へ導入す
る。
成分を波板状または平板状に担持したものである。ま
た、この触媒燃焼装置の一種として管形材料を触媒燃焼
流路として用いた装置がある。これを図10に示す。図
10において、触媒燃焼器1内には、燃焼触媒管2が複
数本配設されており、その管内面は燃焼触媒3を担持し
て触媒燃焼流路12を形成している。一方、燃焼触媒管
2は複数の保持部材5によって保持されており、その一
方端は保持部材の一種であるフランジ13に保持固定さ
れて触媒燃焼流路12を通って燃焼の終了した廃ガスを
ヘッダ4へ導き排ガスEとして排出する。また、複数の
保持部材5には互い違いに上下に切欠き14が設けられ
ており、矢印で示す方向へ混合ガスMを導き燃焼触媒管
2の管外面に予熱流路11を形成して、管2の他方端か
ら、予熱された混合ガスMを触媒燃焼流路12へ導入す
る。
【0007】このように構成された触媒燃焼器1は次の
ように作用する。触媒燃焼器1の定常運転時、混合ガス
Mは入口15から導入され、内部において矢印で示す予
熱流路11を通って加熱されつつ燃焼触媒管2の管内部
に入る。この混合ガスMは予熱流路11を通る間に所定
以上の温度に上がっており、管内部に形成された触媒燃
焼流路12を通る間に管内面に担持された燃焼触媒3に
よって燃焼し、燃焼を終了した混合ガスMはヘッダ4へ
導かれ、ここから排気口8を介して排気ガスEとして排
出される。
ように作用する。触媒燃焼器1の定常運転時、混合ガス
Mは入口15から導入され、内部において矢印で示す予
熱流路11を通って加熱されつつ燃焼触媒管2の管内部
に入る。この混合ガスMは予熱流路11を通る間に所定
以上の温度に上がっており、管内部に形成された触媒燃
焼流路12を通る間に管内面に担持された燃焼触媒3に
よって燃焼し、燃焼を終了した混合ガスMはヘッダ4へ
導かれ、ここから排気口8を介して排気ガスEとして排
出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7乃
至図10に示すような従来の触媒燃焼装置には次のよう
な問題点があった。図7に示すものでは、熱交換器を別
に設けるため装置が大型化するという問題があった。こ
の点、特開昭61−289220号や図8および9に示
されるものは、触媒燃焼流路と冷却流路もしくは予熱流
路を一体化して装置のコンパクト化を達成しているもの
の、触媒燃焼流路と冷却流路もしくは予熱流路の間のシ
ール等が難しく製造上問題があり、また、触媒の交換等
が容易でなくメンテナンス上も問題があった。この意味
では、図9に示すものの場合、触媒燃焼流路として管形
材料を用いるために触媒燃焼流路と予熱流路の間のシー
ル等の施工が簡易になり、比較的製作が簡単に行える、
しかも、燃焼触媒管の交換をすれば触媒を容易に交換で
きる等メンテナンスも容易で、かつ経済的である。しか
し、図10に示すものの場合、触媒燃焼器1内において
燃焼触媒管2を保持する際に、保持部材5に接合し固定
して保持させている。このため触媒燃焼器1内の温度が
上昇すると燃焼触媒管2が高温になるため、燃焼触媒管
2に熱応力がかかり破損等の問題を生じていた。
至図10に示すような従来の触媒燃焼装置には次のよう
な問題点があった。図7に示すものでは、熱交換器を別
に設けるため装置が大型化するという問題があった。こ
の点、特開昭61−289220号や図8および9に示
されるものは、触媒燃焼流路と冷却流路もしくは予熱流
路を一体化して装置のコンパクト化を達成しているもの
の、触媒燃焼流路と冷却流路もしくは予熱流路の間のシ
ール等が難しく製造上問題があり、また、触媒の交換等
が容易でなくメンテナンス上も問題があった。この意味
では、図9に示すものの場合、触媒燃焼流路として管形
材料を用いるために触媒燃焼流路と予熱流路の間のシー
ル等の施工が簡易になり、比較的製作が簡単に行える、
しかも、燃焼触媒管の交換をすれば触媒を容易に交換で
きる等メンテナンスも容易で、かつ経済的である。しか
し、図10に示すものの場合、触媒燃焼器1内において
燃焼触媒管2を保持する際に、保持部材5に接合し固定
して保持させている。このため触媒燃焼器1内の温度が
上昇すると燃焼触媒管2が高温になるため、燃焼触媒管
2に熱応力がかかり破損等の問題を生じていた。
【0009】従って、本発明の目的は、この欠点を解消
するため燃焼触媒管と保持部材を接合固定しないで燃焼
触媒管に自由度をもたせて、熱による燃焼触媒管の伸び
を逃がせるようにして熱衝撃に強い触媒燃焼装置を提供
することにある。
するため燃焼触媒管と保持部材を接合固定しないで燃焼
触媒管に自由度をもたせて、熱による燃焼触媒管の伸び
を逃がせるようにして熱衝撃に強い触媒燃焼装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的は、
触媒燃焼装置を以下の構成とすることによって達成され
る。即ち、ガス流路中に燃焼触媒を担持する一本以上の
燃焼触媒管を配設し、この燃焼触媒管の管壁を隔壁とし
てガスの触媒燃焼流路と予熱流路を形成し、この予熱流
路を触媒燃焼流路の前流側に設けるようにするととも
に、前記燃焼触媒管を保持部材を用いて複数箇所で保持
するようにした触媒燃焼装置において、前記燃焼触媒管
を保持部材を用いて保持する際に燃焼触媒管の1か所の
みを保持部材に接合固定し、他の保持部は、燃焼触媒管
と保持部材を接合せず自由度をもたせて支持するように
したことを特徴とする。
触媒燃焼装置を以下の構成とすることによって達成され
る。即ち、ガス流路中に燃焼触媒を担持する一本以上の
燃焼触媒管を配設し、この燃焼触媒管の管壁を隔壁とし
てガスの触媒燃焼流路と予熱流路を形成し、この予熱流
路を触媒燃焼流路の前流側に設けるようにするととも
に、前記燃焼触媒管を保持部材を用いて複数箇所で保持
するようにした触媒燃焼装置において、前記燃焼触媒管
を保持部材を用いて保持する際に燃焼触媒管の1か所の
みを保持部材に接合固定し、他の保持部は、燃焼触媒管
と保持部材を接合せず自由度をもたせて支持するように
したことを特徴とする。
【0011】この触媒燃焼装置において、燃焼触媒管の
1か所のみを保持部材に接合固定する場合に、ねじ等の
取外し可能な固定方法を用いることを特徴とする。
1か所のみを保持部材に接合固定する場合に、ねじ等の
取外し可能な固定方法を用いることを特徴とする。
【0012】また、本発明の触媒燃焼装置において、燃
焼触媒管の管内面に燃焼触媒を担持させるか、または、
ハニカム触媒、粒状触媒等の触媒担持物質を管内部に充
填するようにしたことを特徴とする。
焼触媒管の管内面に燃焼触媒を担持させるか、または、
ハニカム触媒、粒状触媒等の触媒担持物質を管内部に充
填するようにしたことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の触媒燃焼装置において、
燃焼触媒管としてフィンチューブを用いることを特徴と
する。
燃焼触媒管としてフィンチューブを用いることを特徴と
する。
【0014】
【作用】触媒燃焼器内のガス流路中に燃焼触媒を担持す
る一本以上の燃焼触媒管を配設し、この燃焼触媒管の管
壁を隔壁としてガスの触媒燃焼流路と予熱流路を形成
し、この予熱流路を触媒燃焼流路の前流側に設けるよう
にするとともに、前記燃焼触媒管を保持部材を用いて複
数箇所で保持するようにする。そして、この触媒燃焼器
内の燃焼触媒管を保持部材を用いて保持する際に燃焼触
媒管の1か所のみを保持部材に接合し固定して、他の保
持部は、燃焼触媒管と保持部材を接合せず自由度をもた
せて保持するようにしたので、熱による燃焼触媒管の伸
びを逃がせることができる。
る一本以上の燃焼触媒管を配設し、この燃焼触媒管の管
壁を隔壁としてガスの触媒燃焼流路と予熱流路を形成
し、この予熱流路を触媒燃焼流路の前流側に設けるよう
にするとともに、前記燃焼触媒管を保持部材を用いて複
数箇所で保持するようにする。そして、この触媒燃焼器
内の燃焼触媒管を保持部材を用いて保持する際に燃焼触
媒管の1か所のみを保持部材に接合し固定して、他の保
持部は、燃焼触媒管と保持部材を接合せず自由度をもた
せて保持するようにしたので、熱による燃焼触媒管の伸
びを逃がせることができる。
【0015】このような触媒燃焼器において、燃焼触媒
管の1か所のみを保持部材に接合固定する場合に、ねじ
等の取外し可能な固定方法を用いるのようにしたで、燃
焼触媒管の交換、ひいては触媒の交換を容易にでき、メ
ンテナンスが容易となる。
管の1か所のみを保持部材に接合固定する場合に、ねじ
等の取外し可能な固定方法を用いるのようにしたで、燃
焼触媒管の交換、ひいては触媒の交換を容易にでき、メ
ンテナンスが容易となる。
【0016】また、このような触媒燃焼器において、燃
焼触媒管の管内面に燃焼触媒を担持させるか、または、
ハニカム触媒、粒状触媒等の触媒担持物質を管内部に充
填するようにしたので、触媒の担持が容易になるととも
に触媒の剥離を生じる恐れがない等の利点もある。
焼触媒管の管内面に燃焼触媒を担持させるか、または、
ハニカム触媒、粒状触媒等の触媒担持物質を管内部に充
填するようにしたので、触媒の担持が容易になるととも
に触媒の剥離を生じる恐れがない等の利点もある。
【0017】さらに、このような触媒燃焼器において、
燃焼触媒管としてフィンチューブを用いるようにしたの
で、伝熱性能を向上させることができる。
燃焼触媒管としてフィンチューブを用いるようにしたの
で、伝熱性能を向上させることができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の一実施例の概略構成図であ
り、図2も本発明の別の一実施例の概略構成図である。
図1および図2は基本的には図10において説明した触
媒燃焼器の構成と同じである。即ち、触媒燃焼器1内に
は、燃焼触媒管2が複数本配設されており、その管内面
は燃焼触媒3を担持して触媒燃焼流路12を形成してい
る。一方、燃焼触媒管2は複数の保持部材5によって保
持されており、その一方端は保持部材の一種であるフラ
ンジ13に保持固定されて触媒燃焼流路12を通って燃
焼の終了した廃ガスをヘッダ4へ導き排気口8から排ガ
スEとして排出する。また、複数の保持部材5には互い
違いに上下に切欠き14が設けられており、矢印で示す
方向へ混合ガスMを導き燃焼触媒管2の管外面側に予熱
流路11を形成して、管2の他方端2´から、予熱され
た混合ガスMを触媒燃焼流路12へ導入する。図10と
図1との相違点は、図10では触媒燃焼器1内において
燃焼触媒管2を保持する際に、複数の保持部材5および
フランジ13に接合し固定して保持させているのに対
し、図1にあっては燃焼触媒管2はフランジ13(管
板)のみに溶接またはロー付け等の接合法により固定さ
れ、他の保持部材5とは固定されず、燃焼触媒管2と保
持部材5は自由な状態で支持されている。また、図2の
場合は燃焼触媒管2とフランジ13の接合をねじ等の取
外しできる固定方法としている点が図1の場合と異な
る。このように構成することによって熱による燃焼触媒
管2の伸びを逃がせることができ、熱衝撃に対して強く
なり燃焼触媒管2の破損が少なくなる。図2の場合に
は、さらに燃焼触媒管2の交換、ひいては触媒の交換を
容易にでき、メンテナンスが容易となり、また、個々の
燃焼触媒管2をそれぞれ一本ずつ交換することができる
ので、燃焼触媒管2が部分的に劣化した際に、経済的に
燃焼触媒管2の交換ができる。さらに、このように構成
したので、数百kcal/Nm3の高カロリーの燃料お
よび100kcal/Nm3前後の廃ガス等の未燃焼ガ
スの燃焼に好適な触媒燃焼器1となった。なお、燃焼触
媒管2としては金属管が用いられているが、その他には
セラミックス管等も使用可能である。
ら説明する。図1は本発明の一実施例の概略構成図であ
り、図2も本発明の別の一実施例の概略構成図である。
図1および図2は基本的には図10において説明した触
媒燃焼器の構成と同じである。即ち、触媒燃焼器1内に
は、燃焼触媒管2が複数本配設されており、その管内面
は燃焼触媒3を担持して触媒燃焼流路12を形成してい
る。一方、燃焼触媒管2は複数の保持部材5によって保
持されており、その一方端は保持部材の一種であるフラ
ンジ13に保持固定されて触媒燃焼流路12を通って燃
焼の終了した廃ガスをヘッダ4へ導き排気口8から排ガ
スEとして排出する。また、複数の保持部材5には互い
違いに上下に切欠き14が設けられており、矢印で示す
方向へ混合ガスMを導き燃焼触媒管2の管外面側に予熱
流路11を形成して、管2の他方端2´から、予熱され
た混合ガスMを触媒燃焼流路12へ導入する。図10と
図1との相違点は、図10では触媒燃焼器1内において
燃焼触媒管2を保持する際に、複数の保持部材5および
フランジ13に接合し固定して保持させているのに対
し、図1にあっては燃焼触媒管2はフランジ13(管
板)のみに溶接またはロー付け等の接合法により固定さ
れ、他の保持部材5とは固定されず、燃焼触媒管2と保
持部材5は自由な状態で支持されている。また、図2の
場合は燃焼触媒管2とフランジ13の接合をねじ等の取
外しできる固定方法としている点が図1の場合と異な
る。このように構成することによって熱による燃焼触媒
管2の伸びを逃がせることができ、熱衝撃に対して強く
なり燃焼触媒管2の破損が少なくなる。図2の場合に
は、さらに燃焼触媒管2の交換、ひいては触媒の交換を
容易にでき、メンテナンスが容易となり、また、個々の
燃焼触媒管2をそれぞれ一本ずつ交換することができる
ので、燃焼触媒管2が部分的に劣化した際に、経済的に
燃焼触媒管2の交換ができる。さらに、このように構成
したので、数百kcal/Nm3の高カロリーの燃料お
よび100kcal/Nm3前後の廃ガス等の未燃焼ガ
スの燃焼に好適な触媒燃焼器1となった。なお、燃焼触
媒管2としては金属管が用いられているが、その他には
セラミックス管等も使用可能である。
【0019】このように構成された触媒燃焼器1は次の
ように作用する。廃ガスGは混合器6で空気Aと混合さ
れ混合ガスMとなった後に入口15から導入され、運転
起動時にはスタートアップバーナ7で助燃料Fを燃焼さ
せ、その時の発熱を利用して予め加熱し、これを燃焼触
媒管2に送り込んで触媒燃焼流路12で燃焼させる。そ
して、定常運転時にはスタートアップバーナ7での予熱
動作は停止され、混合器6からの混合ガスMは入口15
から導入され、燃焼触媒管2の間において流れを保持部
材5により屈曲されながら矢印で示すように予熱流路1
1を通って管内部の燃焼熱により加熱されつつ管2の他
方端2´から燃焼触媒管2の管内部に入る。この混合ガ
スMは予熱流路11を通る間に触媒での着火温度以上の
温度に上がっており、管内部に形成された触媒燃焼流路
12を通る間に管内面に担持された燃焼触媒3によって
燃焼し、燃焼を終了した混合ガスMはヘッダ4へ導か
れ、ここから排気口8を介して排気ガスEとして排出さ
れる。
ように作用する。廃ガスGは混合器6で空気Aと混合さ
れ混合ガスMとなった後に入口15から導入され、運転
起動時にはスタートアップバーナ7で助燃料Fを燃焼さ
せ、その時の発熱を利用して予め加熱し、これを燃焼触
媒管2に送り込んで触媒燃焼流路12で燃焼させる。そ
して、定常運転時にはスタートアップバーナ7での予熱
動作は停止され、混合器6からの混合ガスMは入口15
から導入され、燃焼触媒管2の間において流れを保持部
材5により屈曲されながら矢印で示すように予熱流路1
1を通って管内部の燃焼熱により加熱されつつ管2の他
方端2´から燃焼触媒管2の管内部に入る。この混合ガ
スMは予熱流路11を通る間に触媒での着火温度以上の
温度に上がっており、管内部に形成された触媒燃焼流路
12を通る間に管内面に担持された燃焼触媒3によって
燃焼し、燃焼を終了した混合ガスMはヘッダ4へ導か
れ、ここから排気口8を介して排気ガスEとして排出さ
れる。
【0020】図3は基本的構成は図1および2に示され
るものと同じで、燃焼触媒管2としてフィンチューブを
用いた場合を示している。この場合、フィン9側を予熱
流路11として使用し、フィン9の表面積を変えること
により伝熱性能を調整できる。よって、燃焼触媒管2に
入る混合ガスMの温度を変えることで触媒温度やガス温
度が設定できる利点がある。
るものと同じで、燃焼触媒管2としてフィンチューブを
用いた場合を示している。この場合、フィン9側を予熱
流路11として使用し、フィン9の表面積を変えること
により伝熱性能を調整できる。よって、燃焼触媒管2に
入る混合ガスMの温度を変えることで触媒温度やガス温
度が設定できる利点がある。
【0021】図4は図3と同様伝熱性能の向上のため
に、燃焼触媒管2としてスパイラルフィンチューブを用
いた場合を示している。この場合には、さらに伝熱面積
を増やすことができ、図3の場合と同様の効果が期待で
きる。
に、燃焼触媒管2としてスパイラルフィンチューブを用
いた場合を示している。この場合には、さらに伝熱面積
を増やすことができ、図3の場合と同様の効果が期待で
きる。
【0022】図5は基本的構成は図1および2に示され
るものと同じで、燃焼触媒管2として燃焼触媒3を管内
面に担持させたものを用いる替わりに、燃焼触媒管2の
内部にハニカム触媒を充填したものである。また、図6
は、ハニカム触媒の替わりに粒状触媒を充填したもので
ある。このように燃焼触媒管2の内部に触媒担持物質を
充填することは、伝熱性能は若干低下するものの、製造
上触媒の担持が容易になる利点がある。さらに、ハニカ
ム触媒または粒状触媒の充填と併用してフィンチューブ
を用いることも勿論可能である。
るものと同じで、燃焼触媒管2として燃焼触媒3を管内
面に担持させたものを用いる替わりに、燃焼触媒管2の
内部にハニカム触媒を充填したものである。また、図6
は、ハニカム触媒の替わりに粒状触媒を充填したもので
ある。このように燃焼触媒管2の内部に触媒担持物質を
充填することは、伝熱性能は若干低下するものの、製造
上触媒の担持が容易になる利点がある。さらに、ハニカ
ム触媒または粒状触媒の充填と併用してフィンチューブ
を用いることも勿論可能である。
【0023】図1乃至4に示される触媒燃焼器1におい
ては、燃焼触媒管2は管内面に燃焼触媒3を担持してお
り、また、図5および6に示されるものでは、燃焼触媒
管2の内部に触媒担持物質を充填するので、保持部材5
との支持部分において触媒剥離の恐れはない。また、燃
焼触媒管2の交換のときにも触媒は剥離しない。
ては、燃焼触媒管2は管内面に燃焼触媒3を担持してお
り、また、図5および6に示されるものでは、燃焼触媒
管2の内部に触媒担持物質を充填するので、保持部材5
との支持部分において触媒剥離の恐れはない。また、燃
焼触媒管2の交換のときにも触媒は剥離しない。
【0024】なお、図3および4に示される燃焼触媒管
2としてフィンチューブを用いる場合、管内面に燃焼触
媒3を担持させる替わりにフィン9側即ち管外面側に触
媒を担持させることもできる。こうすることによって、
フィン9の表面積を変化させることにより触媒の表面積
が調整でき、燃焼触媒の量を変化させることができるよ
うになる。このために、混合ガスMの処理量を調整で
き、触媒燃焼装置の燃焼性能を変えることができる利点
がある。この場合、触媒燃焼器1内の混合ガスMの流れ
る向きは、図1および2の場合の逆となる。即ち、燃焼
触媒管2の管内面側が予熱流路となり、管の外面側が触
媒燃焼流路となる。そして、混合ガスMはヘッダ4の方
向から導入され、燃焼触媒管2の管内面側の予熱流路を
通りつつ管外面側の燃焼熱により加熱され、管外面側に
形成された触媒燃焼流路を通る間に触媒によって燃焼し
て入口15から排ガスとして排出されることになる。
2としてフィンチューブを用いる場合、管内面に燃焼触
媒3を担持させる替わりにフィン9側即ち管外面側に触
媒を担持させることもできる。こうすることによって、
フィン9の表面積を変化させることにより触媒の表面積
が調整でき、燃焼触媒の量を変化させることができるよ
うになる。このために、混合ガスMの処理量を調整で
き、触媒燃焼装置の燃焼性能を変えることができる利点
がある。この場合、触媒燃焼器1内の混合ガスMの流れ
る向きは、図1および2の場合の逆となる。即ち、燃焼
触媒管2の管内面側が予熱流路となり、管の外面側が触
媒燃焼流路となる。そして、混合ガスMはヘッダ4の方
向から導入され、燃焼触媒管2の管内面側の予熱流路を
通りつつ管外面側の燃焼熱により加熱され、管外面側に
形成された触媒燃焼流路を通る間に触媒によって燃焼し
て入口15から排ガスとして排出されることになる。
【0025】
【0026】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、従来型
の熱交換器と一体化した触媒燃焼装置に比較して、メン
テナンスが容易、即ち、触媒の交換を部分的にも全体で
も容易にでき、種々の形状の触媒も使用できる。しか
も、製造が簡易になるという利点がある。また、燃焼触
媒管と保持部材を接合固定していないので、熱による燃
焼触媒管の伸びを逃がせる構造となっている。このため
熱応力に強く、燃焼触媒管の破損が少なくなった。さら
に、伝熱面積を増加させるために、単位体積当たりの燃
焼触媒管を増やし、これら燃焼触媒管の間の隙間が小さ
くなった場合にも、触媒を管内面または管内部に担持さ
せている場合には、触媒の剥離を防止することができ
る。
の熱交換器と一体化した触媒燃焼装置に比較して、メン
テナンスが容易、即ち、触媒の交換を部分的にも全体で
も容易にでき、種々の形状の触媒も使用できる。しか
も、製造が簡易になるという利点がある。また、燃焼触
媒管と保持部材を接合固定していないので、熱による燃
焼触媒管の伸びを逃がせる構造となっている。このため
熱応力に強く、燃焼触媒管の破損が少なくなった。さら
に、伝熱面積を増加させるために、単位体積当たりの燃
焼触媒管を増やし、これら燃焼触媒管の間の隙間が小さ
くなった場合にも、触媒を管内面または管内部に担持さ
せている場合には、触媒の剥離を防止することができ
る。
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】本発明の別の一実施例の概略構成図である。
【図3】燃焼触媒管としてフィンチューブを用いたもの
を示している。
を示している。
【図4】燃焼触媒管としてスパイラルフィンチューブを
用いたものを示している。
用いたものを示している。
【図5】燃焼触媒管の内部にハニカム触媒を充填したも
のを示すものである。
のを示すものである。
【図6】燃焼触媒管の内部に粒状触媒を充填したものを
示すものである。
示すものである。
【図7】従来技術になる触媒燃焼装置の系統図である。
【図8】従来技術になる触媒燃焼装置の一部破断斜視図
である。
である。
【図9】図8の系統図である。
【図10】従来技術になる触媒燃焼装置の一部破断斜視
図である。
図である。
1 触媒燃焼器 2 燃焼触媒管 3 燃焼触媒 4 ヘッダ 5 保持部材 6 混合器 7 スタートアップバーナ 8 排気口 9 フィン 10 熱交換器 11 予熱流路 12 触媒燃焼流路 13 フランジ 14 切欠き 15 入口 A 空気 E 排ガス F 助燃料 G 廃ガス M 混合ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝田 康常 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 ガス流路中に燃焼触媒を担持する一本以
上の燃焼触媒管を配設し、該燃焼触媒管の管壁を隔壁と
してガスの触媒燃焼流路と予熱流路を形成し、該予熱流
路を触媒燃焼流路の前流側に設けるようにするととも
に、前記燃焼触媒管を保持部材を用いて複数箇所で保持
するようにした触媒燃焼装置において、前記燃焼触媒管
を保持部材を用いて保持する際に燃焼触媒管の1か所の
みを保持部材に接合固定し、他の保持部は、燃焼触媒管
と保持部材を接合せず自由度をもたせて支持するように
したことを特徴とする触媒燃焼装置。 - 【請求項2】 請求項1において、燃焼触媒管の1か所
のみを保持部材に接合固定する場合に、ねじ等の取外し
可能な固定方法を用いることを特徴とする触媒燃焼装
置。 - 【請求項3】 請求項1において、燃焼触媒管の管内面
に燃焼触媒を担持させるか、または、ハニカム触媒、粒
状触媒等の触媒担持物質を管内部に充填するようにした
ことを特徴とする触媒燃焼装置。 - 【請求項4】 請求項1において、燃焼触媒管としてフ
ィンチューブを用いることを特徴とする触媒燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3216192A JPH05231623A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 触媒燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3216192A JPH05231623A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 触媒燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231623A true JPH05231623A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12351217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3216192A Pending JPH05231623A (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 触媒燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05231623A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642720A (ja) * | 1992-07-23 | 1994-02-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発熱装置 |
JP2001313059A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Toyota Motor Corp | 燃料電池装置およびこれを備える移動体 |
KR100392702B1 (ko) * | 2000-10-23 | 2003-07-28 | 한국에너지기술연구원 | 촉매연소를 이용한 열발생 장치 |
JP2005158501A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Ebara Ballard Corp | 触媒燃焼装置及び燃料電池コージェネレーションシステム |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP3216192A patent/JPH05231623A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642720A (ja) * | 1992-07-23 | 1994-02-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発熱装置 |
JP2001313059A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Toyota Motor Corp | 燃料電池装置およびこれを備える移動体 |
KR100392702B1 (ko) * | 2000-10-23 | 2003-07-28 | 한국에너지기술연구원 | 촉매연소를 이용한 열발생 장치 |
JP2005158501A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Ebara Ballard Corp | 触媒燃焼装置及び燃料電池コージェネレーションシステム |
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