JPH05231430A - 軸 受 - Google Patents
軸 受Info
- Publication number
- JPH05231430A JPH05231430A JP7939792A JP7939792A JPH05231430A JP H05231430 A JPH05231430 A JP H05231430A JP 7939792 A JP7939792 A JP 7939792A JP 7939792 A JP7939792 A JP 7939792A JP H05231430 A JPH05231430 A JP H05231430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- rotation
- synthetic resin
- slits
- lubricity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モーター・タービン等の軸受に於て、サイレ
ントに軸の高速回転ができ、潤滑性が高く安定な回転が
でき、且つ耐摩耗性の高い軸受の提供をする。 【構成】 合成樹脂を主体とした軸受5,6を形成し,
軸受面に開口して、回転中心に対称につき複数のスリッ
ト51を形成する。又、軸受材料が合成樹脂を主体と
し、これに炭素(ウィスカーを含む)を含有させる。
ントに軸の高速回転ができ、潤滑性が高く安定な回転が
でき、且つ耐摩耗性の高い軸受の提供をする。 【構成】 合成樹脂を主体とした軸受5,6を形成し,
軸受面に開口して、回転中心に対称につき複数のスリッ
ト51を形成する。又、軸受材料が合成樹脂を主体と
し、これに炭素(ウィスカーを含む)を含有させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーター・タービン等
の軸受に関する。
の軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科用エアータービンに於て、高速回転
することにより軸受部分から高い騒音が発生して極めて
不快であり、又、回転体の摩擦により摩耗が激しかっ
た。
することにより軸受部分から高い騒音が発生して極めて
不快であり、又、回転体の摩擦により摩耗が激しかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、静かに軸の高速回転ができるサイレンと軸受で
あって、且つ潤滑性が高く、安定な回転により高トルク
が得られ、更に耐摩耗性の高い軸受の提供を目的とす
る。
に鑑み、静かに軸の高速回転ができるサイレンと軸受で
あって、且つ潤滑性が高く、安定な回転により高トルク
が得られ、更に耐摩耗性の高い軸受の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】合成樹脂を主体とした軸
受面に開口して、回転中心につき対称に複数のスリット
を形成したことを特徴とする。又、合成樹脂を主体と
し、これに炭素(ウィスカーを含む)を含有させて成る
ことを特徴とする。
受面に開口して、回転中心につき対称に複数のスリット
を形成したことを特徴とする。又、合成樹脂を主体と
し、これに炭素(ウィスカーを含む)を含有させて成る
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は前記のように、軸受に合成樹脂を主体
としたものを設け、この軸受面に開口して回転中心につ
き対称に複数のスリットを形成したことを特徴とするか
ら、エアー等の加圧流体がスリットに滞留するようにな
り、流体ベアリング作用により軸受摩擦が軽減し、高速
回転が安定に且つサイレントにでき、耐摩耗性の高い長
寿命の軸受制御ができる。又、合成樹脂に炭素(ウィス
カー)を含有させたことによって潤滑性が向上し、消音
効果、耐摩耗性の高い軸受が得られる。
としたものを設け、この軸受面に開口して回転中心につ
き対称に複数のスリットを形成したことを特徴とするか
ら、エアー等の加圧流体がスリットに滞留するようにな
り、流体ベアリング作用により軸受摩擦が軽減し、高速
回転が安定に且つサイレントにでき、耐摩耗性の高い長
寿命の軸受制御ができる。又、合成樹脂に炭素(ウィス
カー)を含有させたことによって潤滑性が向上し、消音
効果、耐摩耗性の高い軸受が得られる。
【0006】
【実施例】以下、図面の一実施例により本発明を説明す
る。図1は歯科医用エアータービンの側断面図で、1は
シリンダ、2はシリンダ内に挿入したインペラで、周面
に複数個の羽根21が形成され、両回転軸3,4が軸受
5,6により円滑な回転が行えるように支承されてい
る。7はインペラの羽根部分に開口するエアーノズル
で、コンプレッサに連結する。
る。図1は歯科医用エアータービンの側断面図で、1は
シリンダ、2はシリンダ内に挿入したインペラで、周面
に複数個の羽根21が形成され、両回転軸3,4が軸受
5,6により円滑な回転が行えるように支承されてい
る。7はインペラの羽根部分に開口するエアーノズル
で、コンプレッサに連結する。
【0007】図2は軸受5(又は6)の正断面図で、中
心部の軸受面に開口するスリット51が回転中心につき
対称に複数設けられている。スリット51の形状は、図
3に示すように溝幅Hが0.1mm程度以下で、深さD
との関係がH/D≦0.1程度の寸法形状で、図のよう
に軸の回転方向に傾斜するか、或いは軸の接線に垂直で
あっても良い。軸受材には分子量100万〜600万の
PE、PA、PET、PEEK、ナイロン等が利用され
る。
心部の軸受面に開口するスリット51が回転中心につき
対称に複数設けられている。スリット51の形状は、図
3に示すように溝幅Hが0.1mm程度以下で、深さD
との関係がH/D≦0.1程度の寸法形状で、図のよう
に軸の回転方向に傾斜するか、或いは軸の接線に垂直で
あっても良い。軸受材には分子量100万〜600万の
PE、PA、PET、PEEK、ナイロン等が利用され
る。
【0008】以上に於て、エアーノズルから供給する空
気圧は1〜3kgf/cm2程度を用い、回転速度は3
000〜5000rpmである。インペラ2等の回転体
が高速回転しても、軸受5,6部分の摩擦が少なく不快
な音の発生がなく、安定した高速回転が行われる。前記
ノズル7から供給される加圧空気流は、インペラの羽根
21に当たって回転駆動力を与えるが、その気流の一部
が軸受5,6部分に流れ、回転軸との間に流れ込み、軸
受5,6に形成したスリット51に滞留介在し、流体ベ
アリング作用するから軸受面の潤滑性が高まり、安定し
た軸受作用を働かすことができる。
気圧は1〜3kgf/cm2程度を用い、回転速度は3
000〜5000rpmである。インペラ2等の回転体
が高速回転しても、軸受5,6部分の摩擦が少なく不快
な音の発生がなく、安定した高速回転が行われる。前記
ノズル7から供給される加圧空気流は、インペラの羽根
21に当たって回転駆動力を与えるが、その気流の一部
が軸受5,6部分に流れ、回転軸との間に流れ込み、軸
受5,6に形成したスリット51に滞留介在し、流体ベ
アリング作用するから軸受面の潤滑性が高まり、安定し
た軸受作用を働かすことができる。
【0009】又、軸受材を合成樹脂で構成したことによ
って材料自体が潤滑性があり、表面粗さ3〜4μRma
xで、これに更に溝幅10〜100μmのスリット51
が形成されることによって摩擦係数を著しく低下させた
潤滑軸受を行うことができる。又、耐摩耗性も潤滑性を
高めることによって、耐摩耗性を向上させることができ
る。更に、グラファイトの混合、グラファイト繊維、ウ
ィスカーの混入によって、潤滑性及び耐摩耗性を高める
ことができる。
って材料自体が潤滑性があり、表面粗さ3〜4μRma
xで、これに更に溝幅10〜100μmのスリット51
が形成されることによって摩擦係数を著しく低下させた
潤滑軸受を行うことができる。又、耐摩耗性も潤滑性を
高めることによって、耐摩耗性を向上させることができ
る。更に、グラファイトの混合、グラファイト繊維、ウ
ィスカーの混入によって、潤滑性及び耐摩耗性を高める
ことができる。
【0010】次に具体的実施例を説明すると、分子量1
00万〜600万PEの80〜100μφを250℃で
加熱形成し、面粗さ3〜4μRmax、溝幅60μmの
スリットを形成した軸受で、速度50m/s、面圧50
〜70kgf/cm2の軸受動作を行ったとき、摩擦係
数μ=0.1、摩耗体積は約1.2×10−2cm3、
PAでは約1.5×10−2cm3であった。比較のた
めに、PSTは10.0×10−2cm3、PCは1
3.3×10−2cm3であった。尚、回転軸はSUS
340を用いた。又、前記PEにB4Cを含ませたとき
は、摩擦係数μ=0.05であった。又、回転数140
0rpm、面圧4.2GPaで、タービン油を用いたと
き寿命は約12倍になった。又、PETにSiO2繊維
を混合した複合材は、25kg/mm2の曲げ強度で、
PAIの約2倍、ファティグ・ライフは108〜10
10となる。PEEKも有効であった。
00万〜600万PEの80〜100μφを250℃で
加熱形成し、面粗さ3〜4μRmax、溝幅60μmの
スリットを形成した軸受で、速度50m/s、面圧50
〜70kgf/cm2の軸受動作を行ったとき、摩擦係
数μ=0.1、摩耗体積は約1.2×10−2cm3、
PAでは約1.5×10−2cm3であった。比較のた
めに、PSTは10.0×10−2cm3、PCは1
3.3×10−2cm3であった。尚、回転軸はSUS
340を用いた。又、前記PEにB4Cを含ませたとき
は、摩擦係数μ=0.05であった。又、回転数140
0rpm、面圧4.2GPaで、タービン油を用いたと
き寿命は約12倍になった。又、PETにSiO2繊維
を混合した複合材は、25kg/mm2の曲げ強度で、
PAIの約2倍、ファティグ・ライフは108〜10
10となる。PEEKも有効であった。
【0011】又、グラファイトを含ませることによっ
て、目的とする凹凸面を形成するのに有効である。PA
N系、石油コークス系、炭素系繊維を用いることも有効
である。これにより、摩擦係数を低下して潤滑性を高
め、耐摩耗性を高めることができる。
て、目的とする凹凸面を形成するのに有効である。PA
N系、石油コークス系、炭素系繊維を用いることも有効
である。これにより、摩擦係数を低下して潤滑性を高
め、耐摩耗性を高めることができる。
【発明の効果】以上のように本発明は、軸受に合成樹脂
を主体としたものを設け、この軸受面に開口して、回転
中心につき対称に複数個のスリットを形成したものであ
るから、エアー等の加圧流体がそのスリットに滞留する
ようになり、流体ベアリング作用して軸受摩擦が軽減
し、高速回転が安定にサイレントにでき、耐摩耗性の長
寿命の軸受制御ができる。又、合成樹脂に炭素(ウィス
カーを含む)を含有させたことによって潤滑性が向上
し、消音効果、耐摩耗性等が一層向上し、高性能軸受が
得られる効果がある。
を主体としたものを設け、この軸受面に開口して、回転
中心につき対称に複数個のスリットを形成したものであ
るから、エアー等の加圧流体がそのスリットに滞留する
ようになり、流体ベアリング作用して軸受摩擦が軽減
し、高速回転が安定にサイレントにでき、耐摩耗性の長
寿命の軸受制御ができる。又、合成樹脂に炭素(ウィス
カーを含む)を含有させたことによって潤滑性が向上
し、消音効果、耐摩耗性等が一層向上し、高性能軸受が
得られる効果がある。
【図1】本発明を用いたエアータービンの実施例構造図
である。
である。
【図2】本発明の一実施例正断面図である。
【図3】図2の説明図である。
1 シリンダ 2 インペラ 21 羽根 3,4 回転軸 5,6 軸受 7 エアーノズル 51 スリット
Claims (2)
- 【請求項1】モーター・タービン等の軸受に於て、合成
樹脂を主体とした軸受面に開口して、回転中心につき対
称に複数のスリットを形成したことを特徴とする軸受。 - 【請求項2】モーター・タービン等の軸受に於て、合成
樹脂を主体とし、これに炭素(ウィスカーを含む)を含
有させて成ることを特徴とする軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7939792A JPH05231430A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 軸 受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7939792A JPH05231430A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 軸 受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05231430A true JPH05231430A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13688727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7939792A Pending JPH05231430A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 軸 受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05231430A (ja) |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP7939792A patent/JPH05231430A/ja active Pending
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