JPH0523130U - ガスクロマトグラフイー用液体試料導入装置 - Google Patents

ガスクロマトグラフイー用液体試料導入装置

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JPH0523130U
JPH0523130U JP7048491U JP7048491U JPH0523130U JP H0523130 U JPH0523130 U JP H0523130U JP 7048491 U JP7048491 U JP 7048491U JP 7048491 U JP7048491 U JP 7048491U JP H0523130 U JPH0523130 U JP H0523130U
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JP
Japan
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stator
sample
gas
column
passage
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JP7048491U
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栄政 高城
宗樹 平尾
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第二ステータにおけるサンプル溶液の残留を
なくし、複数のサンプル溶液を連続的且つ高精度に定量
分析することができるガスクロマトグラフィー用液体試
料導入装置を提供すること。 【構成】 ガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置
は、第一ステータ10と、第二ステータ20と、これら
の両ステータに回動可能に挟持されたロータ30とを備
え、ロータ30にはキャリアガス流路31及びサンプル
溶液の流路と定量部を兼ねるサンプルループ32がそれ
ぞれ設けられ、また、第一ステータ10及び第二ステー
タ20にはキャリアガス流路31に連通してカラム41
にキャリアガスを導入する第一ガス導入路11及び第二
ガス導入路21並びにサンプルループ32に連通してサ
ンプル溶液を流通させる第一液体流通路12及び第二液
体流通路22がそれぞれ設けられ、カラム41に第二ス
テータ20を貫通してロータ30に達する貫通部41A
を設け、この貫通部41Aを第二ステータ20の貫通孔
23に挿着したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置、更に詳しくは、試料 の切り替え時に試料の残留を殆どなくすることができるガスクロマトグラフィー 用液体試料導入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置を適用したガスクロマトグラフとしては、例えば、実開平 1−118360号公報に記載されたものが知られている。そこで、この装置を 図3、図4を参照しながら説明する。
【0003】 上記公報に記載されたガスクロマトグラフに用いられたガスクロマトグラフィ ー用液体試料導入装置は、図3に示すように、第一ステータ10と、第二ステー タ20と、これらの両ステータ10、20に回動可能に挟持されたロータ30と を備えて構成されている。
【0004】 更に、上記ロータ30には、キャリアガス流路31及びサンプル溶液の流路と その定量部を兼ねるサンプルループ32がそれぞれ設けられている。また、上記 第一ステータ10には、キャリアガス流路31に連通してキャピラリカラム41 にキャリアガスを導入する第一ガス導入路11及びサンプルループ32に連通し てサンプル溶液を流通させる第一液体流通路12がそれぞれ設けられ、また、上 記第二ステータ20には、第一ステータ10と同様の第二ガス導入路21及び第 二液体流通路22がそれぞれ設けられている。
【0005】 而して、従来のガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置は、図3に示すよ うに、キャリアガス流路31及びサンプルループ32がそれぞれ第一ステータ1 0及び第二ステータ20それぞれの第一ガス導入路11及び第二ガス導入路21 並びに第一液体流通路12及び第二液体流通路22に連通してキャリアガス及び サンプル溶液がそれぞれインジェクション40のキャピラリカラム41及び排液 ポット50に流出している状態から、ロータ30を回動させてサンプルループ3 2を第一ガス導入路11及び第二ガス導入路21に連通させることによってサン プルループ32内のサンプル溶液をキャリアガスと共にキャピラリカラム41に 導入し、更にこれらをカラムオーブン60へ供給するように構成されている。
【0006】 また、上記インジェクション40は、図3、図4に示すように、キャピラリカ ラム41が挿通するインサート42と、インサート42と第二ステータ20間に 介在しキャピラリ41に導入されたサンプル溶液を加熱する加熱部材43と、加 熱部材43においてキャピラリカラム41を第二ステータ20に連結する特殊ジ ョイント44とを備えている。尚、45はインサート42を加熱するインジェク ションヒータである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置では、サン プル溶液の分析後に第二ステータ20の第二ガス導入路21内にサンプル溶液が 極力残留しないように第二ガス導入路21の内径が非常に細く形成され、図4に 示すようにキャピラリカラム41をこの導入路21に直接挿入できないようにな っており、高沸点、高粘度等の異なったサンプル溶液を連続的に分析する場合に は、第二ガス導入路21内に僅かではあるがそのサンプル溶液が残留するため、 第二ガス導入路21を繰り返し洗浄する必要があり、特に高精度の定量分析をす るにはその洗浄に相当の時間と労力を割かざるを得ないという課題があった。
【0008】 従って、本考案の目的は、第二ステータにおけるサンプル溶液の残留をなくし 、複数のサンプル溶液を連続的且つ高精度に定量分析することができるガスクロ マトグラフィー用液体試料導入装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第一ステータと、第二ステータと、これらの両ステータに回動可能 に挟持されたロータとを備え、上記ロータにはキャリアガス流路及びサンプル溶 液の流路と定量部を兼ねるサンプルループがそれぞれ設けられ、また、上記第一 ステータ及び第二ステータには上記キャリアガス流路に連通してカラムにキャリ アガスを導入する第一ガス導入路及び第二ガス導入路並びに上記サンプルループ に連通してサンプル溶液を流通させる第一液体流通路及び第二液体流通路がそれ ぞれ設けられており、上記キャリアガス流路及びサンプルループにキャリアガス 及びサンプル溶液がそれぞれ流通している状態下で上記ロータを回動させて上記 サンプルループを上記第一ガス導入路及び第二ガス導入路に連通させることによ ってサンプルループ内のサンプル溶液をキャリアガスと共にカラムに導入するよ うに構成されたガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置において、上記第二 ステータの第二ガス導入路を貫通孔として形成すると共にこの貫通孔を貫通して ロータに達する貫通部を上記カラムに設け、このカラムの貫通部を上記貫通孔に 挿着したことを特徴とするガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置を提供す ることにより上記目的を達成したものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、カラムが第二ステータを貫通してロータに達するように構成 してあるため、異なったサンプル溶液を連続的に分析しても、第二ステータにそ れぞれのサンプル溶液を残留させてコンタミネーションを生じさせることなく高 精度な定量分析を行なうことができる。
【0011】
【実施例】
以下、図1及び図2に示す実施例に基づいて従来と同一または相当部分には同 一符号を付して本考案を説明する。尚、各図中、図1は本考案のガスクロマトグ ラフィー用液体試料導入装置の一実施例を示す断面図、図2は図1に示すガスク ロマトグラフィー用液体試料導入装置の第二ステータを拡大して示す断面図であ る。
【0012】 本実施例のガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置は、図1に示すように 、第一ステータ10、第二ステータ20、及び両ステータ10、20に回動可能 に挟持されたロータ30を備えて構成されている。また、上記ロータ30にはキ ャリアガス流路31及びサンプル溶液の流路と定量部を兼ねるサンプルループ3 2がそれぞれ設けられ、また、上記第一ステータ10及び第二ステータ20には 上記キャリアガス流路31に連通してカラムにキャリアガスを導入する第一ガス 導入路11及び第二ガス導入路21並びに上記サンプルループ32に連通してサ ンプル溶液を流通させる第一液体流通路12及び第二液体流通路22がそれぞれ 設けられている。
【0013】 また、本実施例のガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置は、キャリアガ ス流路31及びサンプルループ32がそれぞれ第一ステータ10及び第二ステー タ20それぞれの第一ガス導入路11及び第二ガス導入路21並びに第一液体流 通路12及び第二液体流通路22に連通してキャリアガス及びサンプル溶液がそ れぞれインジェクション40のキャピラリカラム41及び排液ポット50に流出 している図1に示す状態から、ロータ30を回動させてサンプルループ32を第 一ガス導入路11及び第二ガス導入路21に連通させることによってサンプルル ープ32内のサンプル溶液をキャリアガスと共にキャピラリカラム41に導入し 、更にこれらをカラムオーブン60へ供給するように構成されている。また、第 二ステータ20の第二ガス導入路21は従来のものと異なり、後述の貫通孔23 として形成されている。
【0014】 而して、図2に示すように、キャピラリカラム41には第二ステータ20を貫 通してロータ30に達する貫通部41Aが設けられており、上記第二ステータ2 0は、この貫通部41Aを第二ステータ20の貫通孔23に挿着して構成されて いる。この挿着部の構造を更に説明すると、キャピラリカラム41の貫通部41 Aは、インサートチューブ24に挿通され、このインサートチューブ24を挿着 した接続部材(オシネ)25を第二ステータ20の貫通孔23に螺合させること によって第二ステータ20の貫通孔23を貫通し、キャピラリカラム41とロー タ30とが実質的に直接接続された構造になっており、第二ステータ20内にサ ンプル溶液のデッドスペースを生じない構造になっている。
【0015】 以上説明したように本実施例によれば、キャピラリカラム41が第二ステータ 20とロータ30との接触面に接近しているため、第二ステータ20でのサンプ ル溶液の残留がなく、サンプル溶液のコンタミネーションを抑制することができ 、サンプル溶液の切り替え時における第二ステータ20を洗浄しなくてもコンタ ミネーションがなく、定量分析を高精度に行なうことができる。
【0016】 尚、本考案は、上記実施例に何等制限されるものではなく、要は第二ステータ の第二ガス導入路を貫通孔として形成すると共にこの貫通孔を貫通してロータに 達する貫通部をカラムに設け、このカラムの貫通部を貫通孔に挿着した構造を有 するものであればよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案のガスクロマトグラフィー用液体試料導入装置は、第二ステータにおけ るサンプル溶液の残留をなくし、複数のサンプル溶液を連続的且つ高精度に定量 分析することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガスクロマトグラフィー用液体試料導
入装置の一実施例の要部を示す断面図である。
【図2】図1に示すガスクロマトグラフィー用液体試料
導入装置の第二ステータを拡大して示す断面図である。
【図3】従来のガスクロマトグラフィー用液体試料導入
装置の全体を示す断面図である。
【図4】図3に示すガスクロマトグラフィー用液体試料
導入装置の要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10 第一ステータ 11 第一ガス導入路 12 第一液体流通路 20 第二ステータ 21 第二ガス導入路 22 第二液体流通路 30 ロータ 31 キャリアガス流路 32 サンプルループ 41 キャピラリカラム 41A 貫通部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一ステータと、第二ステータと、これ
    らの両ステータに回動可能に挟持されたロータとを備
    え、上記ロータにはキャリアガス流路及びサンプル溶液
    の流路と定量部を兼ねるサンプルループがそれぞれ設け
    られ、また、上記第一ステータ及び第二ステータには上
    記キャリアガス流路に連通してカラムにキャリアガスを
    導入する第一ガス導入路及び第二ガス導入路並びに上記
    サンプルループに連通してサンプル溶液を流通させる第
    一液体流通路及び第二液体流通路がそれぞれ設けられて
    おり、上記キャリアガス流路及びサンプルループにキャ
    リアガス及びサンプル溶液がそれぞれ流通している状態
    下で上記ロータを回動させて上記サンプルループを上記
    第一ガス導入路及び第二ガス導入路に連通させることに
    よってサンプルループ内のサンプル溶液をキャリアガス
    と共にカラムに導入するように構成されたガスクロマト
    グラフィー用液体試料導入装置において、上記第二ステ
    ータの第二ガス導入路を貫通孔として形成すると共にこ
    の貫通孔を貫通してロータに達する貫通部を上記カラム
    に設け、このカラムの貫通部を上記貫通孔に挿着したこ
    とを特徴とするガスクロマトグラフィー用液体試料導入
    装置。
JP7048491U 1991-09-03 1991-09-03 ガスクロマトグラフイー用液体試料導入装置 Pending JPH0523130U (ja)

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JP7048491U JPH0523130U (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ガスクロマトグラフイー用液体試料導入装置

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JPH0523130U true JPH0523130U (ja) 1993-03-26

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ID=13432846

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JP7048491U Pending JPH0523130U (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ガスクロマトグラフイー用液体試料導入装置

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JP (1) JPH0523130U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9657852B2 (en) 2004-03-05 2017-05-23 Waters Technologies Corporation Flow through isolation valve for high pressure fluids

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9657852B2 (en) 2004-03-05 2017-05-23 Waters Technologies Corporation Flow through isolation valve for high pressure fluids

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