JPH0522982U - 配管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体配管において、分離・接続が容易に行な
えて、振動条件下においても絶対に中の流体が漏れない
配管継手にする目的とする。 【構成】 プラグとソケットに分けられ、各々にバルブ
とスプリングが内蔵されており、プラグとソケットを接
続するメネジが加工されたリングを有し、リングのメネ
ジとプラグに加工されたオネジが嵌合する構成となって
いる。また、プラグとソケットの間には１個又は２個の
Ｏリングが挿入されている。 【効果】 プラグに加工されたオネジとリングに加工さ
れたメネジを嵌合させることにより、配管が容易に分離
・接続でき、強固に接続され絶対に漏れない継手となる
効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、流体配管において分離・接続が容易に行なえる配管継手に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

図３は従来の配管継手を示す断面図であり、図において１はプラグ、２はソケ ット、３は上記プラグ１に取付けられたバルブ、４は上記ソケット２に取付けら れたバルブ、５は上記ソケット２に取付けられたＯリング、７は上記ソケット２ に取付けられたボール、８は上記バルブ３を押しつけるスプリング、９は上記バ ルブ４を押しつけるスプリング、10は上記スプリング８をささえるサポート、11 は上記スプリング９をささえるサポート、12は上記プラグ１に設けられた溝、13 は上記ソケットに設けられたリング、14は上記リング13を押しつけるためにソケ ット２に設けられたスプリングである。

【０００３】 次いで動作について説明する。プラグ１とソケット２が接結する場合は、プラ グ１とソケット２に取付けられたＯリング５が接触する。 次いでプラグ１に取付けられたバルブ３とソケット２に取付けられたバルブ４ が互いに押し合い流路がつながる。そして、ソケット２に取付けられたボール７ が、リング13をズラせることにより、プラグ１の溝12にはまり込み、リング13が スプリング14により元の位置にもどることによりプラグ１とソケット２が完全に ロックされ、抜けなくなる。 つぎに、プラグ１とソケット２を分離する場合は、リング13をスプリング14が 縮ませる方向にズラせながら、プラグ１とソケット２を引きはなすことにより、 ボール７が溝11から抜け分離することができる。なお分離した場合、バルブ３、 ４がスプリング８、９により各々プラグ１とソケット２に押し付けられ、流体が 漏れないようになっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来のカプラは以上のように構成されているので、ボール７がはまり込むプラ グ１の溝12とボールの間に隙間が必要で、振動条件下ではプラグ１とソケット２ がズレることにより流体が漏れるなどの問題点があった。また、カプラのサイズ が大きくなると、結合させる押し込み力が大きくなり簡単に接続できない問題が ある。

【０００５】 この考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、シール性 を高めることができるとともに、大きな振動条件下でもガタ付くことがなく流体 が容易にもれないことを目的とする。 また、プラグにオネジ、リングにメネジを設け、リングをプラグにねじ込むこ とにより簡単に接続できることを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案に係る配管継手は、Ｏリングを２個又は１個設けるとともに、プラグ とソケットをネジで締め付けて完全に固定するものである。

【０００７】

【作用】

この考案における配管継手は、Ｏリングを２個又は１個設け、プラグとソケッ トをネジで締め付けて固定できることにより、振動状況下でも簡単に流体が漏れ なくなる。

【０００８】

【実施例】

実施例１． 以下この考案の一実施例を図について説明する。図１において、１はプラグ、 ２はソケット、３はプラグ１に取付けられたバルブ、４はソケット２に取付けら れたバルブ、５はソケット２に取付けられたＯリング、６はプラグ１のソケット ２との当たり面に取付けられたＯリング、８はバルブ３を押しつけるスプリング 、９はバルブ４を押しつけるスプリング、10はスプリング８をささえるサポート 、11はスプリング９をささえるサポート、15はソケット２に取りつけられたリン グ、16はリング15がぬけないようにソケット２に取付けられたＣリングである。 又、プラグ１にはオネジ1a、リング15にはメネジ15ａが加工されている。

【０００９】 次いで動作について説明する。プラグ１とソケット２が連結されるとプラグ１ とソケット２に取付けられたＯリング５が接触する。 次いで、ソケット２に組みこまれたリング15のメネジ15ａをプラグ１のオネジ 1aに締めこんでいくと、プラグ１に取付けられたバルブ３とソケット２に取付け られたバルブ４が互いに押し合い流路がつながる。そして、メネジ15ａの締め付 けが完了すると、プラグ１に取付けられたＯリング６がソケット２と接触する。

【００１０】 この実施例では、プラグ１とソケット２の接触の際、従来の装置より小さい力 で確実に接続できる。 また、プラグ１とソケット２を分離する場合には、上記と逆に、リング15を回 転させることにより容易に分離ができ、分離後はバルブ３、４がプラグ１及びソ ケット２にそれぞれスプリング８、９で押し付けられ中を流れる流体が外にもれ なくなる。

【００１１】 実施例２． なお上記実施例ではＯリング６をプラグ１のソケットとの当たり面に取付けた 場合を示したが、Ｏリング６をソケット２のプラグ１との当たり面に取付けても よい。図２は、その実施例を示す断面図である。

【００１２】 実施例３． 又、上記実施例では、Ｏリング２個を取付けた場合を示したが、振動等の少な い場所で使用する場合はＯリング６をなくしても同様の効果が得られる。

【００１３】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば、プラグとソケットとをネジ加工されたリン グでネジ込むことにより振動等でガタ付くことがなく、流体が漏れることはなく なる、またプラグとソケット間にＯリングを２個挿入することにより、より漏れ がなくなる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例によるカプラを示す断面図
である。

【図２】この考案の他の実施例を示すカプラの断面図で
ある。

【図３】従来のカップラを示す (a)分離状態 (b)接続状
態を示す断面図である。

【符号の説明】

１ プラグ ２ ソケット ３ バルブ ４ バルブ ５ Ｏリング ６ Ｏリング ７ ボール ８ スプリング ９ スプリング 10 サポート 11 サポート 12 溝 13 リング 14 スプリング 15 リング 16 Ｃリング 1a プラグ1 に加工されたオネジ 15ａ リング15に加工されたメネジ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記の（イ）〜（ヘ）を備えた簡易配管
   継手 （イ）プラグとソケット及び各々にバルブとスプリング
   を内蔵し、 （ロ）プラグにはオネジが加工され、 （ハ）ソケットにはメネジが加工されたリングがＣリン
   グで止められており、 （ニ）プラグのオネジとソケットのメネジが嵌合でき、 （ホ）プラグとソケットが接続された時に上記（イ）の
   バルブが開き流体が流れる。 （ヘ）なお、プラグとソケットの間には２個又は１個の
   Ｏリングが挿入されており、中の流体が漏れないように
   なっている。