JPH05229478A - 小型船 - Google Patents
小型船Info
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- JPH05229478A JPH05229478A JP4072459A JP7245992A JPH05229478A JP H05229478 A JPH05229478 A JP H05229478A JP 4072459 A JP4072459 A JP 4072459A JP 7245992 A JP7245992 A JP 7245992A JP H05229478 A JPH05229478 A JP H05229478A
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- Japan
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- drive section
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- Catching Or Destruction (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 動力源4を搭載し、この動力源4により駆動
される水ジェット推進装置6を備えた有底の駆動部1
と、動力源4の操作手段43を有し、人員乗込み空間を
備えた有底の乗船部30と、この乗船部30と駆動部1
とを、各々の底部が略同一平面にある状態から少なくと
も上下方向に互いに揺動可能とするとともに、互いに着
脱可能とする連結部50とからなる小型船。 【効果】 動力源4を搭載して水ジェット推進装置6を
備えた有底の駆動部1と、動力源4の操作手段43を有
して人員乗込み空間を備えた有底の乗船部30とを、連
結部50により切り離せるので、運搬が容易に行なえ、
水上においては、駆動部1と乗船部30とを、少なくと
も上下方向に互いに揺動させて、水ジェット推進装置6
を備える駆動部1の水面への追従性を良好にする。
される水ジェット推進装置6を備えた有底の駆動部1
と、動力源4の操作手段43を有し、人員乗込み空間を
備えた有底の乗船部30と、この乗船部30と駆動部1
とを、各々の底部が略同一平面にある状態から少なくと
も上下方向に互いに揺動可能とするとともに、互いに着
脱可能とする連結部50とからなる小型船。 【効果】 動力源4を搭載して水ジェット推進装置6を
備えた有底の駆動部1と、動力源4の操作手段43を有
して人員乗込み空間を備えた有底の乗船部30とを、連
結部50により切り離せるので、運搬が容易に行なえ、
水上においては、駆動部1と乗船部30とを、少なくと
も上下方向に互いに揺動させて、水ジェット推進装置6
を備える駆動部1の水面への追従性を良好にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水ジェット推進式の小
型船に関するものである。
型船に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水ジェット推進式で、連続する底を有す
るロアハルを含む小型船は、特開平2−85091号公
報により公知である。このような水ジェット推進式の小
型船は、船体に、水ジェットポンプと、これを駆動する
ための動力源(エンジン等)とを備え、且つ前記動力源
を含む制御部(具体的には、エンジンのスロットルと連
結されているレバーやグリップ等のスロットルコントロ
ールや、水ジェットポンプのノズルと連結されているハ
ンドル等のステアリング或いはラダーコントロール)
と、その制御部を操作する空間(運転席)とを備えてい
る。
るロアハルを含む小型船は、特開平2−85091号公
報により公知である。このような水ジェット推進式の小
型船は、船体に、水ジェットポンプと、これを駆動する
ための動力源(エンジン等)とを備え、且つ前記動力源
を含む制御部(具体的には、エンジンのスロットルと連
結されているレバーやグリップ等のスロットルコントロ
ールや、水ジェットポンプのノズルと連結されているハ
ンドル等のステアリング或いはラダーコントロール)
と、その制御部を操作する空間(運転席)とを備えてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水ジェット推進
式の小型船は、各部の要件を同時に満たすべく船体が寸
法化されており、例えば、ワゴン型の自動車の荷室に載
せて運搬するには大きい傾向にあった。
式の小型船は、各部の要件を同時に満たすべく船体が寸
法化されており、例えば、ワゴン型の自動車の荷室に載
せて運搬するには大きい傾向にあった。
【0004】そこで本発明の目的は、運搬に有利である
とともに、水上での使用形態の面からは、水ジェットポ
ンプを効率良く運転させるためには、インテーク口部分
が水面から離れず、追従させていく必要があり、そのた
めの水面への追従性が良好となる等の新しいタイプの小
型船を提供することにある。
とともに、水上での使用形態の面からは、水ジェットポ
ンプを効率良く運転させるためには、インテーク口部分
が水面から離れず、追従させていく必要があり、そのた
めの水面への追従性が良好となる等の新しいタイプの小
型船を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、動力源を搭載し、この動力源により駆動され
る水ジェット推進装置を備えた有底の駆動部と、前記動
力源の操作手段を有し、人員乗込み空間を備えた有底の
乗船部と、この乗船部と前記駆動部とを、各々の底部が
略同一平面にある状態から少なくとも上下方向に互いに
揺動可能とするとともに、互いに着脱可能とした連結部
とからなる小型船を特徴とする。
本発明は、動力源を搭載し、この動力源により駆動され
る水ジェット推進装置を備えた有底の駆動部と、前記動
力源の操作手段を有し、人員乗込み空間を備えた有底の
乗船部と、この乗船部と前記駆動部とを、各々の底部が
略同一平面にある状態から少なくとも上下方向に互いに
揺動可能とするとともに、互いに着脱可能とした連結部
とからなる小型船を特徴とする。
【0006】
【作用】動力源を搭載して水ジェット推進装置を備えた
有底の駆動部と、動力源の操作手段を有して人員乗込み
空間を備えた有底の乗船部とが、連結部により切り離せ
るので、運搬が容易に行なえる。また、水上において
は、駆動部と乗船部とが、少なくとも上下方向に互いに
揺動するので、水ジェット推進装置を備える駆動部の水
面への追従性が良好になる。
有底の駆動部と、動力源の操作手段を有して人員乗込み
空間を備えた有底の乗船部とが、連結部により切り離せ
るので、運搬が容易に行なえる。また、水上において
は、駆動部と乗船部とが、少なくとも上下方向に互いに
揺動するので、水ジェット推進装置を備える駆動部の水
面への追従性が良好になる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を適用した小型船の一例を示す図1乃至図
4において、1は有底の駆動部、30は有底の乗船部、
50は連結部であり、この連結部50により駆動部1と
乗船部30とを互いに連結して、本発明の適用例の小型
船Aが構成される。
する。本発明を適用した小型船の一例を示す図1乃至図
4において、1は有底の駆動部、30は有底の乗船部、
50は連結部であり、この連結部50により駆動部1と
乗船部30とを互いに連結して、本発明の適用例の小型
船Aが構成される。
【0008】駆動部1は、ロアハル2上にデッキ3を合
体し、その内部に、動力源である単気筒エンジン4を搭
載して、その後方に燃料タンク5を配置するとともに、
その下方に水ジェット推進装置6を配設してなる。水ジ
ェット推進装置6は、エンジン4により回転駆動される
インペラ軸7の後部に設けたインペラ8による水ジェッ
トポンプ9で構成され、そのポンプハウジング10のイ
ンテーク口11がロアハル2下面に開口して、ノズル口
12がロアハル2後面に開口している。このノズル口1
2の前方にステータ13が備えられ、ノズル口12内に
は、ノズル口12後方の水ジェットの噴流の向きを制御
するステアリングノズル14が左右回動可能に組み付け
られている。尚、ステアリングノズル14には、図略の
リバースバケット等によるリバース手段が設けられてい
る。
体し、その内部に、動力源である単気筒エンジン4を搭
載して、その後方に燃料タンク5を配置するとともに、
その下方に水ジェット推進装置6を配設してなる。水ジ
ェット推進装置6は、エンジン4により回転駆動される
インペラ軸7の後部に設けたインペラ8による水ジェッ
トポンプ9で構成され、そのポンプハウジング10のイ
ンテーク口11がロアハル2下面に開口して、ノズル口
12がロアハル2後面に開口している。このノズル口1
2の前方にステータ13が備えられ、ノズル口12内に
は、ノズル口12後方の水ジェットの噴流の向きを制御
するステアリングノズル14が左右回動可能に組み付け
られている。尚、ステアリングノズル14には、図略の
リバースバケット等によるリバース手段が設けられてい
る。
【0009】駆動部1内において、エンジン4収納空間
の後方はバルクヘッド15により区画され、更に、その
後方は凹部壁16によって、上方の燃料タンク5収納空
間と下方の水ジェット推進装置6収納空間とに区画され
ており、また、前記インテーク口11は、ロアハル2の
水平面17に開口している。エンジン4には、混合気の
吸入室18が備えられており、外部から導入された吸入
空気は、エアサイレンサ19から吸入されるとともに、
スロットル軸20に設けたスロットル弁21によってそ
の吸入量が制御される。
の後方はバルクヘッド15により区画され、更に、その
後方は凹部壁16によって、上方の燃料タンク5収納空
間と下方の水ジェット推進装置6収納空間とに区画され
ており、また、前記インテーク口11は、ロアハル2の
水平面17に開口している。エンジン4には、混合気の
吸入室18が備えられており、外部から導入された吸入
空気は、エアサイレンサ19から吸入されるとともに、
スロットル軸20に設けたスロットル弁21によってそ
の吸入量が制御される。
【0010】尚、デッキ3はその上面にメンテナンス用
の開口を有し、その開口にはリッド22が取り付けられ
ており、23はヒンジ、24はフック、25は燃料給油
キャップ、26はバンパーラバーである。そして、ロア
ハル2後面の下部には、後方へ突出する幅広板状のスト
ッパ27が一体に備えられており、このストッパ27に
は、前記ステアリングノズル14を臨ませる開口部28
が形成されている。また、デッキ3の後面は、前方への
傾斜面29となっている。
の開口を有し、その開口にはリッド22が取り付けられ
ており、23はヒンジ、24はフック、25は燃料給油
キャップ、26はバンパーラバーである。そして、ロア
ハル2後面の下部には、後方へ突出する幅広板状のスト
ッパ27が一体に備えられており、このストッパ27に
は、前記ステアリングノズル14を臨ませる開口部28
が形成されている。また、デッキ3の後面は、前方への
傾斜面29となっている。
【0011】乗船部30は、フラットボトムによるロア
ハル31とその上のデッキ32とを一体化して、ロアハ
ル21下面の幅方向中央には、前後方向に延びるトンネ
ル部33を形成するとともに、デッキ32上には、左右
一対をなす人員乗込み部34,34を形成してなる。即
ち、デッキ32は、前方部を立上がり部35に形成し
て、その後面左右に足載せ部36,36を設け、左右の
シート37,37の後方部を大きな立上がり部38に形
成して、その前面左右に背凭れ部39,39を設けてな
る。
ハル31とその上のデッキ32とを一体化して、ロアハ
ル21下面の幅方向中央には、前後方向に延びるトンネ
ル部33を形成するとともに、デッキ32上には、左右
一対をなす人員乗込み部34,34を形成してなる。即
ち、デッキ32は、前方部を立上がり部35に形成し
て、その後面左右に足載せ部36,36を設け、左右の
シート37,37の後方部を大きな立上がり部38に形
成して、その前面左右に背凭れ部39,39を設けてな
る。
【0012】このデッキ32には、その前方立上がり部
35の下部左右に、波よけ用のスプレーガード40,4
0が一体に突設して備えられている。ロアハル31の後
部には、安定翼41,41が一体に突設して備えられる
とともに、このロアハル31の前部には、前方へ突出す
る幅方向にわたりブリッジ状のストッパ42が一体に備
えられている。
35の下部左右に、波よけ用のスプレーガード40,4
0が一体に突設して備えられている。ロアハル31の後
部には、安定翼41,41が一体に突設して備えられる
とともに、このロアハル31の前部には、前方へ突出す
る幅方向にわたりブリッジ状のストッパ42が一体に備
えられている。
【0013】そして、デッキ32上のシート37,37
間には、操作部材であるコントロールレバー43が備え
られており、このコントロールレバー43には、ステア
リングケーブル44とスロットルケーブル45が接続さ
れている。このコントロールレバー43は、図1に矢印
で示した如く左右方向への揺動によりステアリング操作
が行なえるとともに、図2及び図3に矢印で示した如く
前後方向の揺動によりスロットル操作が行なえるもので
ある。
間には、操作部材であるコントロールレバー43が備え
られており、このコントロールレバー43には、ステア
リングケーブル44とスロットルケーブル45が接続さ
れている。このコントロールレバー43は、図1に矢印
で示した如く左右方向への揺動によりステアリング操作
が行なえるとともに、図2及び図3に矢印で示した如く
前後方向の揺動によりスロットル操作が行なえるもので
ある。
【0014】連結部50は、図5にも示すように、動力
部1側への取付支持ブラケット51と、乗船部30側へ
の取付支持ブラケット52と、これらの間の中間部材5
3、チルト軸54及びスイベル軸55からなる。即ち、
Al合金製等の取付支持ブラケット51を、駆動部1の
デッキ3後面の傾斜面29にボルト等で固定する一方、
同じくAl合金製等の取付支持ブラケット52を、乗船
部30のデッキ32前方部の立上がり部35前面にボル
ト等で固定する。
部1側への取付支持ブラケット51と、乗船部30側へ
の取付支持ブラケット52と、これらの間の中間部材5
3、チルト軸54及びスイベル軸55からなる。即ち、
Al合金製等の取付支持ブラケット51を、駆動部1の
デッキ3後面の傾斜面29にボルト等で固定する一方、
同じくAl合金製等の取付支持ブラケット52を、乗船
部30のデッキ32前方部の立上がり部35前面にボル
ト等で固定する。
【0015】そして、駆動部1側の取付支持ブラケット
51から後方へ突設した左右のアーム部56,56の内
方間に、水平なチルト軸54,54を介して中間部材5
3を回転可能に組み付ける。この中間部材53の上面後
半部に形成した凹部57内において、中間部材53に鋳
込みまたは埋込み等で一体化された垂直なスイベル軸5
5を、乗船部30側の取付支持ブラケット52から前方
へ突設したアーム部58に貫通し、スイベル軸55上部
のねじ部59に組付用ナット60を締結する。このナッ
ト60には、凹部57内におけるアーム部58のガタつ
き防止のための押えフランジ61が設けられている。
51から後方へ突設した左右のアーム部56,56の内
方間に、水平なチルト軸54,54を介して中間部材5
3を回転可能に組み付ける。この中間部材53の上面後
半部に形成した凹部57内において、中間部材53に鋳
込みまたは埋込み等で一体化された垂直なスイベル軸5
5を、乗船部30側の取付支持ブラケット52から前方
へ突設したアーム部58に貫通し、スイベル軸55上部
のねじ部59に組付用ナット60を締結する。このナッ
ト60には、凹部57内におけるアーム部58のガタつ
き防止のための押えフランジ61が設けられている。
【0016】以上の連結部50による駆動部1と乗船部
30との連結状態において、その間にはケーブル通し用
の防水ブーツ62が張設され、スロットルケーブル45
がエンジン4のスロットル軸20に接続されるととも
に、ステアリングケーブル44がステアリングノズル1
4のケーブル取付部63に接続される。以上の構成によ
る小型船Aは、水上において、エンジン4によりインペ
ラ軸7を介して回転される水ジェットポンプ9のインペ
ラ8の回転によって、そのポンプハウジング10内にロ
アハル2下面のインテーク口11から取入れた水を、ロ
アハル後面2のノズル口12から水中に噴出して、推進
力が得られる。
30との連結状態において、その間にはケーブル通し用
の防水ブーツ62が張設され、スロットルケーブル45
がエンジン4のスロットル軸20に接続されるととも
に、ステアリングケーブル44がステアリングノズル1
4のケーブル取付部63に接続される。以上の構成によ
る小型船Aは、水上において、エンジン4によりインペ
ラ軸7を介して回転される水ジェットポンプ9のインペ
ラ8の回転によって、そのポンプハウジング10内にロ
アハル2下面のインテーク口11から取入れた水を、ロ
アハル後面2のノズル口12から水中に噴出して、推進
力が得られる。
【0017】そして、乗船部30に備えたコントロール
レバー43の前後方向への揺動操作によって、スロット
ルケーブル45を経て、駆動部1に搭載したエンジン4
のスロットル軸20を介してスロットル弁21を操作
し、エンジン4の出力を制御して、水ジェットポンプ9
の推進力の制御により推進速度の変速が行なわれる。こ
こで、リバース操作は、レバー43に兼用させたり、ま
たは、図示せぬ別レバーによるものとしても良い。ま
た、コントロールレバー43の左右方向への揺動操作に
よって、ステアリングケーブル44を経て、水ジェット
ポンプ9のノズル口12内に設けたステアリングノズル
14の向きを左右に揺動操作し、水ジェットの噴流の向
きを制御して、舵取りが行なわれる。
レバー43の前後方向への揺動操作によって、スロット
ルケーブル45を経て、駆動部1に搭載したエンジン4
のスロットル軸20を介してスロットル弁21を操作
し、エンジン4の出力を制御して、水ジェットポンプ9
の推進力の制御により推進速度の変速が行なわれる。こ
こで、リバース操作は、レバー43に兼用させたり、ま
たは、図示せぬ別レバーによるものとしても良い。ま
た、コントロールレバー43の左右方向への揺動操作に
よって、ステアリングケーブル44を経て、水ジェット
ポンプ9のノズル口12内に設けたステアリングノズル
14の向きを左右に揺動操作し、水ジェットの噴流の向
きを制御して、舵取りが行なわれる。
【0018】以上のステアリング操作時において、駆動
部1と乗船部30とが、スイベル軸55回りを互いに左
右方向に揺動するため、乗船部30と独立的にして、駆
動部1の左右方向への回頭性が高められる。更に、駆動
部1と乗船部30とは、チルト軸54回りを互いに上下
方向に揺動するため、水面の状態に応じ駆動部1と乗船
部30がその間に関節を有する如くして互いに上下揺動
し、水ジェット推進装置6を備える駆動部1の水面への
追従性、即ち、水ジェットポンプ9のロアハル2下面に
開口するインテーク口11の水面への追従性が高められ
る。これにより効率良い推進状態が得られる。ここで、
その上下揺動量は、互いのストッパ27,42により適
宜に規制される。また、ストッパ27,42は、各々の
ロアハル2,31と一体の他、硬質または低発泡ポリウ
レタン等の樹脂による別物のボルト止めや、ラバーのよ
うな弾性体を取付けたり、更には、ガスダンパー式シリ
ンダー装置等も採用し得る。
部1と乗船部30とが、スイベル軸55回りを互いに左
右方向に揺動するため、乗船部30と独立的にして、駆
動部1の左右方向への回頭性が高められる。更に、駆動
部1と乗船部30とは、チルト軸54回りを互いに上下
方向に揺動するため、水面の状態に応じ駆動部1と乗船
部30がその間に関節を有する如くして互いに上下揺動
し、水ジェット推進装置6を備える駆動部1の水面への
追従性、即ち、水ジェットポンプ9のロアハル2下面に
開口するインテーク口11の水面への追従性が高められ
る。これにより効率良い推進状態が得られる。ここで、
その上下揺動量は、互いのストッパ27,42により適
宜に規制される。また、ストッパ27,42は、各々の
ロアハル2,31と一体の他、硬質または低発泡ポリウ
レタン等の樹脂による別物のボルト止めや、ラバーのよ
うな弾性体を取付けたり、更には、ガスダンパー式シリ
ンダー装置等も採用し得る。
【0019】そして、不使用時や運搬時等に際しては、
連結部50において、駆動部1側の取付支持ブラケット
51のアーム部56,56間にチルト軸54,54を介
して組み付けられた中間部材53に設けたスイベル軸5
5上部のねじ部59から組付用ナット60を外して、ス
イベル軸55から乗船部30側の取付支持ブラケット5
2のアーム部58を外すことで、駆動部1と乗船部30
とを切り離せる。このように、駆動部1と乗船部30と
を切り離せるため、例えば、ワゴン型の自動車の荷室に
載せて運搬する場合等において、有利であり、積込み・
積降ろし作業も容易に行なえる。
連結部50において、駆動部1側の取付支持ブラケット
51のアーム部56,56間にチルト軸54,54を介
して組み付けられた中間部材53に設けたスイベル軸5
5上部のねじ部59から組付用ナット60を外して、ス
イベル軸55から乗船部30側の取付支持ブラケット5
2のアーム部58を外すことで、駆動部1と乗船部30
とを切り離せる。このように、駆動部1と乗船部30と
を切り離せるため、例えば、ワゴン型の自動車の荷室に
載せて運搬する場合等において、有利であり、積込み・
積降ろし作業も容易に行なえる。
【0020】図6は、前記安定翼41に代えて、乗船部
30のロアハル31後部に、その下方において、幅方向
にわたりブリッジ状をなす水中翼49を備えた構造例を
示したものである。尚、具体的な細部構造や形状等につ
いては、実施例の他、適宜に変更可能であり、また、例
えば、1人乗りや3人乗り等の乗船部等としても良い。
30のロアハル31後部に、その下方において、幅方向
にわたりブリッジ状をなす水中翼49を備えた構造例を
示したものである。尚、具体的な細部構造や形状等につ
いては、実施例の他、適宜に変更可能であり、また、例
えば、1人乗りや3人乗り等の乗船部等としても良い。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の小型船によれば、
動力源を搭載して水ジェット推進装置を備えた有底の駆
動部と、動力源の操作手段を有して人員乗込み空間を備
えた有底の乗船部とを、連結部により切り離すことがで
きるため、運搬を容易に行なうことができ、更に、駆動
部・乗船部を各々の要件に応じ設計可能とするととも
に、水上においては、駆動部と乗船部とを、少なくとも
上下方向に互いに揺動させて、水ジェット推進装置を備
える駆動部の水面への追従性を良好にする等の新しいタ
イプの使用形態が得られる。
動力源を搭載して水ジェット推進装置を備えた有底の駆
動部と、動力源の操作手段を有して人員乗込み空間を備
えた有底の乗船部とを、連結部により切り離すことがで
きるため、運搬を容易に行なうことができ、更に、駆動
部・乗船部を各々の要件に応じ設計可能とするととも
に、水上においては、駆動部と乗船部とを、少なくとも
上下方向に互いに揺動させて、水ジェット推進装置を備
える駆動部の水面への追従性を良好にする等の新しいタ
イプの使用形態が得られる。
【図1】本発明を適用した小型船の一例を示す概略平面
図
図
【図2】同じく概略側面図
【図3】内部の構成を示す縦断側面図
【図4】本発明を適用した小型船の一例を示す概略背面
図
図
【図5】本発明による駆動部と乗船部との連結構造の一
例を示す縦断側面図
例を示す縦断側面図
【図6】本発明を適用する小型船の他の例を示す概略背
面図
面図
A…小型船、1…駆動部、2…ロアハル、3…デッキ、
4…エンジン、6…水ジェット推進装置、8…インペ
ラ、9…水ジェットポンプ、10…ポンプハウジング、
11…インテーク口、14…ステアリングノズル、27
…ストッパ、30…乗船部、31…ロアハル、32…デ
ッキ、33…トンネル、34…人員乗込み部、35…足
載せ部、37…シート、39…背凭れ部、40…スプレ
ーガード、41…安定翼、42…ストッパ、43…操作
部材、44…ステアリングケーブル、45…スロットル
ケーブル、49…水中翼、50…連結部、51,52…
取付支持ブラケット、53…中間部材、54…チルト
軸、55…スイベル軸、62…防水ブーツ。
4…エンジン、6…水ジェット推進装置、8…インペ
ラ、9…水ジェットポンプ、10…ポンプハウジング、
11…インテーク口、14…ステアリングノズル、27
…ストッパ、30…乗船部、31…ロアハル、32…デ
ッキ、33…トンネル、34…人員乗込み部、35…足
載せ部、37…シート、39…背凭れ部、40…スプレ
ーガード、41…安定翼、42…ストッパ、43…操作
部材、44…ステアリングケーブル、45…スロットル
ケーブル、49…水中翼、50…連結部、51,52…
取付支持ブラケット、53…中間部材、54…チルト
軸、55…スイベル軸、62…防水ブーツ。
Claims (1)
- 【請求項1】 動力源を搭載し、この動力源により駆動
される水ジェット推進装置を備えた有底の駆動部と、前
記動力源の操作手段を有し、人員乗込み空間を備えた有
底の乗船部と、この乗船部と前記駆動部とを、各々の底
部が略同一平面にある状態から少なくとも上下方向に互
いに揺動可能とするとともに、互いに着脱可能とした連
結部とからなることを特徴とする小型船。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072459A JP3104928B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 小型船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04072459A JP3104928B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 小型船 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05229478A true JPH05229478A (ja) | 1993-09-07 |
JP3104928B2 JP3104928B2 (ja) | 2000-10-30 |
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ID=13489912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04072459A Expired - Fee Related JP3104928B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 小型船 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3104928B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP04072459A patent/JP3104928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3104928B2 (ja) | 2000-10-30 |
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