JPH05228314A - プレコートフィルターの剥離装置 - Google Patents

プレコートフィルターの剥離装置

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JPH05228314A
JPH05228314A JP3235792A JP3235792A JPH05228314A JP H05228314 A JPH05228314 A JP H05228314A JP 3235792 A JP3235792 A JP 3235792A JP 3235792 A JP3235792 A JP 3235792A JP H05228314 A JPH05228314 A JP H05228314A
Authority
JP
Japan
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doctor
precoat
filtered
filter
drum
Prior art date
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Pending
Application number
JP3235792A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Kitatani
純治 北谷
Jun Furuya
順 古家
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication of JPH05228314A publication Critical patent/JPH05228314A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プレコートフィルターにおける処理量変動及び
プレコート層全体の更新頻度を減少させるプレコートフ
ィルターの剥離装置を提供することである。 【構成】ドラム濾布又はワイヤーメッシュ表面に被濾過
物質自体でプレコート層を形成し、該プレコート層で被
濾過スラリーを濾過する形式のプレコートフィルターに
おいて、濾過物を剥離する第1ドクターとプレコート部
を更新する第2ドクターを有し、第2ドクターを第1ド
クターの上側又は下側に配置し、第2ドクターを駆動し
てプレコート部を更新するプレコートフィルターの剥離
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】プレコートフィルターで形成され
たプレコート層を部分更新しながら濾過する方法に関す
るものであり、石灰泥等の濾過に利用できる。例えば、
クラフトパルプ製造工程でチップ蒸解液を製造する苛性
化工程での石灰泥濾過用のフィルターが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】従来から行われているプレコート層の更
新を含む濾過方法について図面に基づき説明する。先ず
第1の濾過方法を図3に示す模式図を用いて説明する。
ドラム4の表面には濾布又はワイヤーメッシュ5が設け
られており、その表面には吸引力によって被濾過物質が
濾過されプレコート層16が形成されドクター15によ
って剥離されている。プレコート層16の剥離中、即ち
更新を行っていない時は、ドクター15は非更新時の位
置F1に位置しているが、プレコート層16が、非更新
時の位置F1の位置で被濾過物質による目詰まりを起こ
した場合には、タイマー等によりドクター15を更新位
置F2に移動し、F1〜F2間のプレコート層16を更
新する。F2の位置で一定時間濾過を行い、再び被濾過
物質による目詰まりを起こした場合には、再度タイマー
等によりドクター15をF3の位置まで進め、プレコー
ト層全体を更新し、濾過する方法である。
【0003】次に、図4に基づき第2の濾過方式を説明
する。プレコート層の更新を行っていない時は、ドクタ
ー15は非更新時の位置F1に位置しているが、プレコ
ート層16が、非更新時の位置F1の位置で被濾過物質
による目詰まりを起こした場合には、タイマー等により
ドクター15を更新位置F3に移動し、F1〜F3間の
プレコート層を更新する。該更新後はドクター15をF
2の位置まで戻し濾過を続行する。一定時間経過し、プ
レコート層16がF2の位置で目詰まりを起こした場合
には、再びタイマー等によりドクター15を更新位置F
5まで進め、F2〜F5間のプレコート層16を更新す
る。更新後はドクター15をF4の位置まで戻し、プレ
コート層16がF4の位置で目詰まりを起こすまで濾過
を続ける。一定時間経過し、プレコート層16がF4の
位置で目詰まりを起こした場合には、ドクター15をF
6の位置まで進めてプレコート層全体を更新し濾過する
方法である。
【0004】次に、図5に基づき第3の濾過方法を説明
する。第3の方法は、第1の方法及び第2の方法の様
に、タイマー等で断続的にプレコート層16の更新を行
う方法ではなく、常に一定速度でドクター15を、ドラ
ム4の方向に移動させてプレコート層16を更新する方
法である。即ち、図中F1〜F2までドクター15を連
続的に一定速度で進め、F2でプレコート層全体の更新
を行い濾過する方法である。なお、プレコート層16の
更新動作を始める前に、F1の位置で一定時間濾過する
方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、何れの方法
も、時間と共にドクターの位置が変化するために被濾過
物質の処理量が変動し前後の工程に悪影響を及ぼす結果
となる。又、プレコート層全体の更新を行う際には、フ
ィルターへの被濾過物質の供給を一時停止し、ドラム濾
布又はワイヤーメッシュ面より、プレコート層を全て剥
離し、ドラム濾布又はワイヤーメッシュ面の目詰まりを
除去しなければならないが、従来のプレコート層の更新
方法では、この頻度が非常に高いために、 フィルターの停機回数が多い、 洗浄直後、プレコート層が形成されるまで、濾過中の
固形物が大幅に上昇するが、この頻度が高い、 濾布又はワイヤーメッシュの洗浄周期が短くなり、そ
の寿命も短くなる、と言った問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドラム濾布又
はワイヤーメッシュ表面に被濾過物質自体でプレコート
層を形成し、該プレコート層で被濾過スラリーを濾過す
る形式のプレコートフィルターにおいて、濾過物を剥離
する第1ドクターとプレコート部を更新する第2ドクタ
ーを有し、第2ドクターを駆動してプレコート部を更新
することを特徴とするプレコートフィルターの剥離装置
である。第2ドクターがドラム幅と同一寸法の場合は、
第1ドクターの下側に設けるが、第2ドクターがドラム
幅方向に複数に分割された、分割毎に前後進する場合、
又は幅の狭い第2ドクターがドラム幅方向にドクター支
持機構上を往復運動をする場合、更に第2ドクターがロ
ール状の回転体であり、かつその表面上に螺旋状の突起
物を設けたものを回転させる場合等によって、プレコー
ト部を更新する場合はこれらの第2ドクターを第1ドク
ターの上側に設けることも可能である。第2ドクターの
プレコート部の剥離量は、第1ドクターの濾過物の剥離
量よりも少なくする剥離するものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき詳細説明す
る。
【0008】実施例1 図1は本発明の実施例を示すプレコートフィルターの剥
離装置の概略図である。円周表面を濾布又はワイヤーメ
ッシュ5で覆われたドラム4はバット3の中に設けら
れ、ドラム4の約1/3はスラリー7中に浸っている。
第1ドクター1はドラム1の全幅に渡って設けられ、ド
ラム表面に濾過付着した濾過物6の一部を剥離するもの
である。第1ドクター1の下側にはドラム4の全幅に渡
って第2ドクター2が取り付けられ、第1ドクター1で
剥離されて目詰まりしたプレコート部8を更に剥離(更
新)するためのもので、必要に応じて前後進する機構を
有するものである。コンベア10は第1ドクター1の後
部下側に設けられ、第1ドクター1で剥離された剥離物
9を搬出するものである。
【0009】次に、本発明のプレコートフィルターの剥
離装置の運転法を説明すると、ドラム4が回転すると、
真空ポンプの吸引力によってスラリー7中の固形物がド
ラム4の濾布5面上に濾過物6として付着する。濾過物
6の一部は第1ドクター1で剥離され、コンベア10に
排出された剥離物9は次工程へ搬出される。第1ドクタ
ー1によって連続剥離されているプレコート部8は、徐
々に目詰まりを起こした時に、第2ドクター2の刃先を
プレコート部8より前進させ、目詰まりを起こしたプレ
コート部8を1周以上剥離し、剥離終了後第2ドクター
2を後退させて、第1ドクター1のみの剥離作業を行
い、スラリー7の濾過作業を行うものである。上記操作
方法としては、自動運転及び手動運転共可能であり、例
えば、吸引圧力の変化、バットレベルの変化より目詰ま
りを判断し、自動制御を行うことも可能であり、第1ド
クター1、第2ドクター2については、切り込みの設定
を任意に変更することができるものである。
【0010】実施例2 実施例1のドラム4の幅と同じ寸法の第2ドクター2に
変えて、第2ドクター11を幅方向に複数に分割したし
たものであり、図2Aには3分割した例を示している。
プレコート部8の更新作業を、第2ドクター11a、
b、c毎に分けて順次前後進して行うものであり、この
ためプレコート部8の更新面積が小さく、処理量の変動
が少なく、また濾過物剥離用の第1ドクター1より上側
に設けることも可能となり、この場合はメンテナンスが
容易となる。
【0011】実施例3 図2Bにより説明する。実施例1の第2ドクター2に変
えて、第2ドクター12は幅の狭い矩形方のもので、第
2ドクター支持機構上をドラム4の幅方向に一定周期で
往復運動させて、プレコート部8の更新を行うものであ
る。第2ドクター12の幅は10mm以上あればよく、プ
レコート部8の更新面積が極めて小さいため処理量の変
動が少なく、また濾過物剥離用の第1ドクター1より上
側に設けることも可能となり、この場合はメンテナンス
が容易となる。
【0012】実施例4 図2Cにより説明する。実施例1の第2ドクター2に変
えて、第2ドクター13はロール状の回転体であり、か
つその表面上に螺旋状の突起物を取り付け、この第2ド
クター13を回転させることによって、プレコート部8
の更新をおこなうものである。この場合もプレコート部
8の更新面積が小さく、処理量の変動が少なく、また濾
過物剥離用の第1ドクター1より上側に設けることも可
能となり、この場合はメンテナンスが容易となる。
【0013】
【発明の効果】本発明の剥離装置は、フィルターでの処
理変動量が従来に比べて少なくなり、前後の工程に対す
る影響が殆どなくなる。又、プレコート層全体の更新頻
度が激減するため、フィルターの停機回数や固形分上昇
回数が極めて少なくなる。更に、濾布又はワイヤーメッ
シュの傷みも軽減され、その寿命が飛躍的に伸びる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の剥離装置の一実施例を示す概略図。
【図2】本発明の第2ドクターの他の例を示す概略図。
【図3】従来の剥離方法を説明するための模式図。
【図4】従来の剥離方法を説明するための模式図。
【図5】従来の剥離方法を説明するための模式図。
【符号の説明】
1 第1ドクター 2 第2ドクター 3 バット 4 フィルタードラム 5 濾布又はワイヤーメッシュ 6 濾過物 7 スラリー 8 プレコート部 9 剥離物 10 コンベア 11 第2ドクター 12 第2ドクター 13 支持機構 14 第2ドクター 15 ドクター 16 プレコート層 F1 ドクター非更新時の位置 F2〜F6 ソクターの更新位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム濾布又はワイヤーメッシュ表面に
    被濾過物質自体でプレコート層を形成し、該プレコート
    層で被濾過スラリーを濾過する形式のプレコートフィル
    ターにおいて、濾過物を剥離する第1ドクターとプレコ
    ート部を更新する第2ドクターを有することを特徴とす
    るプレコートフィルターの剥離装置。
  2. 【請求項2】 第2ドクターがドラム幅方向に複数に分
    割された、分割毎に前後進する請求項1記載のプレコー
    トフィルターの剥離装置。
  3. 【請求項3】 幅の狭い第2ドクターがドラム幅方向に
    往復運動をする請求項1記載のプレコートフィルターの
    剥離装置。
  4. 【請求項4】 第2ドクターがロール状の回転体であ
    り、かつその表面上に螺旋状の突起物を設けたものであ
    る請求項1記載のプレコートフィルターの剥離装置。
JP3235792A 1992-02-19 1992-02-19 プレコートフィルターの剥離装置 Pending JPH05228314A (ja)

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JP3235792A JPH05228314A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 プレコートフィルターの剥離装置

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JP3235792A JPH05228314A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 プレコートフィルターの剥離装置

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JPH05228314A true JPH05228314A (ja) 1993-09-07

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JP3235792A Pending JPH05228314A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 プレコートフィルターの剥離装置

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