JPH05228007A - 合成革靴における甲部製造法 - Google Patents

合成革靴における甲部製造法

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JPH05228007A
JPH05228007A JP4012829A JP1282992A JPH05228007A JP H05228007 A JPH05228007 A JP H05228007A JP 4012829 A JP4012829 A JP 4012829A JP 1282992 A JP1282992 A JP 1282992A JP H05228007 A JPH05228007 A JP H05228007A
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JP
Japan
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pattern
synthetic leather
vamp
sheet
patterns
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JP4012829A
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English (en)
Inventor
Mojin Cho
茂仁 張
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MOSEI KOGYO KOFUN YUGENKOSHI
Original Assignee
MOSEI KOGYO KOFUN YUGENKOSHI
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のサイズや形状の合成革靴を単一のサイ
ズの甲部シート材料を使用して作成できる、かつ甲部表
面に変化ある模様や色彩を備え付けることができる合成
革靴における甲部製造法を提供することが目的である。 【構成】 ミシン縫い、革張り、ソール張りなどのステ
ップを経る前に、通常より厚めの合成皮革を複数の適当
なサイズ形状の単一甲部シート(110)に断裁して、そ
れぞれ該甲部シート(110)表面の所定位置に網版印刷
によって所定数の図案、色彩模様(101)を形成し、か
つ該所定数の図案、色彩模様(101)を印刷された甲部
シート(110)を、ゴム材料で作られたモールド(20
0)のその底面に上記所定数の図案、色彩模様(101)
に対応する花模様を刻み付けられたモールド・キャビテ
ィー(210)内に付着するよう押し入れて、更に該甲部
シート(110)上方より加圧、加熱成型して合成革靴の
甲部(120)を形成させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は革靴における甲部製造法
に関し、特に合成革靴における甲部製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の靴類はほとんどミシン縫いによっ
て造られるものが多く、特にその甲部に備えられた花模
様は、該甲部を複数のシートに断裁してから更に手作業
で縫い合わせて形成するのであり、そして脚の形状や脚
平の曲線(脚を踏み締めた際の脚の平面縁曲線)の制限
から、その甲部の花模様の縫い合わせステップは、通
常、甲部をバンプ、腰革、カウンター、及びべろ等の部
分にわけて、逐次に順序よくミシンに掛けて縫い合わせ
て造り上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の甲
部製造法においては、加工ステップが複雑であるばかり
でなく、人件費が高くなって生産速度も低い上、不良品
が発生し易く、更に、その甲部をバンプ、腰革・・・など
の複数のシートに切断しなければならないことと共に、
そのサイズ種類やアクセサリーが極めて多いことから、
材料の購入や在庫管理が煩雑であるという問題があり、
また経済的な収益の面から見ても芳しくはない。本発明
は、上記従来の合成革靴における甲部製造法の問題点を
除去し、少数種類の材料で多数のサイズや種類の甲部を
簡単な製造工程で製造でき生産速度も高く、在庫管理も
単純化可能な合成革靴における甲部製造法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は先ず合成革靴の甲部材料表面に一層の網版
印刷を施して所定位置に所定数の図案や色彩模様を形成
させ、然る後圧着成型を行って該甲部表面に変化ある花
模様やその他適宜な模様や色彩を備え付けることができ
る。さらにくわしくは、本発明は、ミシン縫い、革張
り、ソール張りなどのステップを経る前に、合成皮革を
複数の適当なサイズ形状の単一甲部シートに断裁し、か
つ圧着成型を施してそれぞれ甲部シート表面に適当な形
状の図案、模様を形成させて甲部を造り上げる合成革靴
における甲部製造法において;上記合成皮革を通常より
厚めにして、それぞれ甲部シート表面の所定位置に網版
印刷等の印刷によって所定数の図案や色彩模様を形成
し、かつ該所定数の図案や色彩模様を印刷された甲部シ
ートを、モールドのその底面に上記所定数の図案や色彩
模様に対応する花模様を刻み付けられたモールド・キャ
ビティー内に貼着するよう押し入れて、更に該甲部シー
ト上方より加圧、加熱成型して合成革靴の甲部を形成す
る。
【0005】そして、上記モールドをゴム材料で形成
し、該モールドに備えられたモールド・キャビティー周
縁沿いに上記合成皮革を切断する切取り刃を形成するよ
うにすれば一層好ましくなる。
【0006】
【作用】上記のように、本発明は、ミシン縫い、革張
り、ソール張りなどのステップを経る前に、通常より厚
めの合成皮革を複数の適当なサイズ形状の単一甲部シー
トに断裁し、かつそれぞれ甲部シート表面の所定位置に
網版印刷によって所定数の図案や色彩模様を形成し、並
びに該所定数の図案や色彩模様を印刷された甲部シート
を、モールドのその底面に上記所定数の図案や色彩模様
に対応する花模様を刻み付けられたモールド・キャビテ
ィー内に貼着するよう押し入れて、更に該甲部シート上
方より加圧、加熱成型して合成革靴の甲部を形成するよ
うにしているので、如何なる複雑な靴形や図案或は色彩
模様であっても、単に一サイズの合成皮革を購入すれば
作成でき、また網版印刷によって着色をするので、多種
の異なる色彩模様を印刷することができると共に、図案
を正確な位置に印刷することもでき、及び靴甲部の模様
や図案を圧着成型で形成するので、手作業によるステッ
プを省くことができるのみならず、更に作り上げた靴甲
部表面に凹凸がはっきりした図案や模様を形成すること
ができ、また品質が安定して不良品の発生が低減され
る。
【0007】そして、上記モールドをゴム材料で形成
し、該モールドに備えられたモールド・キャビティー周
縁沿いに上記合成皮革を切断する切取り刃を形成するよ
うにしているので、甲部形状サイズを正確に保持させる
ことができる。
【0008】この発明の上記またはその他の目的、特徴
および利点は、図面を参照しての以下の実施例の詳細な
説明から一層あきらかとなろう。
【0009】
【実施例】図1〜図6に示す如く、本発明の合成革靴に
おける甲部製造法は、概略、次に示すようなステップを
含む。
【0010】 その厚さが適当な深さの圧着模様を形
成できる程度の合成皮革を選び取り、 上記合成皮革を図1に示す如く、甲部形状及びサイ
ズに断裁して、独立した単一の甲部シート(110)を形
成する。 続いて、上記断裁した合成皮革の甲部シート(11
0)に網版印刷方式で、図2に示す如くそれぞれ順に所
定位置に所定数の図案、色彩模様(101)を印刷する。
【0011】 一方、モールド(200)には合成革靴
の甲部の形状を有するモールド・キャビティー(210)
を設けてあり、該モールド・キャビティー(210)周縁
沿いに切取り刃を形成してあり、かつ該モールド・キャ
ビティー(210)底面に該合成革靴の甲部シート(11
0)に印刷された図案、色彩模様(101)位置と対応し
て花模様等の模様を刻み付けてある。そして該甲部シー
ト(110)の図案や色彩模様を備えた面を該モールド・
キャビティー(210)底面の模様と一致させるよう甲部
シート(110)をモールド・キャビティー(210)に押
入れて、貼着させ、然る後、該甲部シート(110)の上
方(即ち、図案、色彩模様を備えた一面の反面)よりほ
ぼ50ポンドの圧力及び250℃以下の温度で加圧、加
熱して、甲部シートの一面に模様(113,114)を凸
状または凹状に形成させる。これにより図3に示す如
く、所定の模様(113,114)、色彩、図案(120)
を備えた合成革靴甲部(120)を形成させる。また加圧
時に甲部シート上記切取刃で、目的の靴のサイズに合っ
た寸法の甲部シートに断裁される。
【0012】 そして、加圧、加熱成型を施された上
記合成革靴甲部(120)を適宜モールド(200)から取
り出し、ミシン縫い工程に送って、図4に示す如く、靴
の甲革(130)を作り上げる。 更に、革張りのステップを経て、已にミシン縫いさ
れて作り上げた上記甲革(130)を靴内底に括り付けて
靴半成品を形成し、 最後に、上記靴半成品をミシンで裏張りや縁取りす
ると共に、中底や表底を貼り付けて多彩な図案を有する
合成革靴(図5に示すような運動靴またはレジャー・シ
ュー)を完成する。
【0013】上記実施例においては合成革靴の厚さは通
常の値1.5〜2.0mmに対して2.0〜2.5mmの厚
さのものを用いた。また四の工過程でモールド・キャビ
ティー(210)の底面により甲部シートに作られる模様
は随意であるが図示例では凹凸模様(113)や縫い目イ
ミテーション(114)で示した。またモールド(200)
の加熱には高周波加熱を用い、モールドとしては耐熱性
ゴムを用いた。
【0014】周知のように消費者の脚サイズにマッチし
て、いろいろなサイズの靴を製造しなければならない。
そこで、二の工程で断裁された甲部シートはまだ完成さ
れたサイズではなく、製造過程において流通させるに便
利な実際の甲部形状よりやや大きいサイズに断裁され、
第四の過程でいろいろなサイズのモールド・キャビティ
ーにより、加圧加熱の圧着成型と同時に切取刃で完成サ
イズの甲部シートを仕上げ断裁される。
【0015】上記から分かるように、本発明の合成革靴
における甲部製造法には、次に挙げるような利点があ
る; A.如何なる複雑な靴形や図案或は色彩模様であって
も、単に一サイズの合成皮革を用意すれば作成でき、原
料の購入や在庫管理がかなり容易となり、人件費や管理
費の節減を図ることができる。 B.網版印刷によって着色をするので、多種の異なる色
彩模様を印刷することができるのみならず、図案を正確
な位置に印刷することもできて、運動靴またはレジャー
・シューの甲革に多様な変化ある図案や模様を備えさせ
ることができる。
【0016】C.靴甲部の模様や図案を圧着成型するの
で、手作業によるステップを省くことができると共に、
手作業によるのと同様なデリケートな効果を備えさせ生
産速度を高めることができる。 D.本発明によって作り上げた靴甲部は凹凸がはっきり
した図案や模様を有するとなり、かつそれら図案や模様
は更に印刷された色彩と調和して鮮明な美観を漂わせる
ことができる。
【0017】E.また甲部は網目印刷やモールドを用い
て、図案、模様が形成され、手作業を省略できるから品
質が安定して不良品の発生が低減し、市場における競争
力を大いに強化することができる。
【0018】そして、本発明に使用されるモールド(2
00)は耐熱性ゴム材料で作られ、圧力が皮革の上から
押し付けられると、それ自体の弾性復帰から合成皮革表
面に形成される模様や図案が一層繊細な部分までがはっ
きりするとなり、しかも高周波加熱によって合成皮革表
面の模様や図案を定着させる時、その耐熱効果は250
℃の温度にまで及ぶことができることも優れた利点であ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の合成革靴における甲部製造法
は、上記のように形成されているので、単一サイズの合
成皮革を用意すれば、如何なるサイズの靴に対しても、
また如何なる複雑な靴形や図案或は色彩模様の甲部を作
成でき、原料の購入や在庫管理が容易となり、人件費や
管理費の節減を図ることができる。また網版印刷によっ
て着色するので、多種の異なる色彩模様を印刷すること
ができると共に、図案を正確な位置に印刷することもで
き、さらに運動靴またはレジャー・シューの甲革に多様
な変化ある図案や模様を備えさせることができ、靴甲部
の模様や図案を圧着成型で形成することから、手作業に
よるステップを省くことができ、一方では手作業による
のと同様なデリケートな効果を備えさせることができ、
かつ生産速度を高めることができる。そして、作り上げ
た靴甲部表面は凹凸がはっきりして、それら図案や模様
は更に印刷された色彩と調和してかなり鮮明な美観を与
えることができ、品質が安定して不良品の発生が低減さ
れ、市場における競争力が大いに向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における合成皮革の甲部シート
の平面図である。
【図2】該実施例における甲部シートに印刷された図
様、色彩模様を示す平面図である。
【図3】該実施例ににおける圧着成型された甲部シート
を示す平面図である。
【図4】該実施例における甲部のミシン縫い完了状態を
示す平面図である。
【図5】本発明の製造法で製造された甲部を用いて製作
された合成革靴の斜視図である。
【図6】本発明で使用されるモールドの断面図である。
【符号の説明】
101 合成革靴甲部における図案、色彩模様 110 甲部シート 113 凹凸模様 114 模様(縫い目イミテーシヨン) 120 甲部 200 モールド 210 モールド・キャビティー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン縫い、革張り、ソール張りなどの
    ステップを経る前に、合成皮革を複数の適当なサイズ形
    状の単一甲部シート(110)に断裁し、かつ圧着成型を
    施してそれぞれ甲部シート(110)表面に適当な形状の
    図案、模様を形成させて甲部(120)を作る合成革靴に
    おける甲部製造法において、 上記合成皮革を通常より厚めにして、それぞれ甲部シー
    ト(110)表面の所定位置に網版印刷によって所定数の
    図案、色彩模様(101)を形成し、かつ該所定数の図
    案、色彩模様(101)を印刷された甲部シート(110)
    を、モールド(200)の底面に上記所定数の図案、色彩
    模様(101)に対応する花模様を刻み付けられたモール
    ド・キャビティー(210)内に貼着するよう押し入れ
    て、更に上記甲部シート(110)上方より加圧、加熱成
    型して合成革靴の甲部(120)を形成するようにしてな
    る合成革靴における甲部製造法。
  2. 【請求項2】 上記モールド(200)をゴム材料で形成
    し、該モールド(200)に備えられたモールド・キャビ
    ティー(210)周縁沿いに上記合成皮革を切断する切取
    り刃を形成している請求項1記載の合成革靴における甲
    部製造法。
JP4012829A 1992-01-28 1992-01-28 合成革靴における甲部製造法 Pending JPH05228007A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010103266A (ko) * 2000-05-09 2001-11-23 장승현 슬리퍼 끈 제조방법 및 이 방법으로 제조되는 슬리퍼 끈

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5013142A (ja) * 1973-06-06 1975-02-12

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