JPH05227861A - 非ヒトキメラ細胞 - Google Patents

非ヒトキメラ細胞

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JPH05227861A
JPH05227861A JP4144568A JP14456892A JPH05227861A JP H05227861 A JPH05227861 A JP H05227861A JP 4144568 A JP4144568 A JP 4144568A JP 14456892 A JP14456892 A JP 14456892A JP H05227861 A JPH05227861 A JP H05227861A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期に安定な、異種好ましくはヒト組織また
は細胞を有する非ヒトキメラ哺乳動物を提供する。 【構成】 哺乳動物M1とは別の種の哺乳動物M3(好
ましくはヒト)由来の造血細胞以外の組織または細胞、
およびM3以外の種の遺伝的に決定された造血細胞不全
症を有する哺乳動物M2(好ましくはM1と同じ種であ
る)由来の造血細胞、その造血細胞が実質的に抑制また
は破壊されている哺乳動物M1に、二重移植することに
より、長期に安定な、造血細胞以外の異種組織または細
胞を有する非ヒトキメラ哺乳動物M4が得られる。特
に、長期のヒト組織または悪性腫瘍細胞を有するキメラ
マウスは、ヒト臓器または黒色腫細胞由来の組織および
重症の複合免疫不全症(SCID)を有するマウス由来
の骨髄細胞の二重移植により得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、長期に安定な、異種好ましくはヒトの組織ま
たは細胞を有する非ヒトキメラ哺乳動物、およびその作
成方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、重症複合
免疫不全症(SCID)マウスからの骨髄細胞とヒトド
ナーからの悪性腫瘍細胞の二重移植によって得られる、
長期に安定なヒト悪性腫瘍細胞を有するキメラマウスに
関し、これは異なる薬剤またはそれらの組合せの化学療
法感受性試験に使用できる。
【0002】背景技術の説明 免疫不全動物は、造血疾患の研究のための実験モデルと
して使用されている。異種骨髄の移植は、例えばラット
とマウスのような近縁関係の種の間でのみ成功している
(van Bekkum,D.W. & Lowenb
erg,B.:Bone Marrow Transp
lantation:Biological Mech
anisms and Clinical Pract
ice,Dekker,New York,311−3
50,1985の総説参照)。最近、ヒト起源の免疫系
を有するマウスの作成が試みられている。このような動
物はヒト造血細胞やヒト免疫系の研究のモデルとして使
用できる。一例としてはヒト免疫系からの細胞を「重症
複合免疫不全症」(SCID)と呼ばれる遺伝状態を有
する自然変異株マウスへ移植することによって得られる
SCID−huマウスがある(McCune,J.M.
et al.:Science 241,1632,
1988;Namikawa R.,Weinbaec
her,K.N.,Kaneshima,H.,Ye
e,E.J.and McCune,J.M.:J.E
xp.Med.175,1055,1990)。これら
のモデルにおけるヒト細胞の移植は初めてマウスへのH
IVの感染を可能にしたが(Namikawa,et
al.,前出)ヒト細胞の生存は極度に限られていた。
移植後2〜3カ月を過ぎるとマウスの抹消血には、有意
な数のヒトリンパ球は検出されなかった。しかもMcC
uneのモデルでは、SCIDマウスに移植されたヒト
胎児肝からの造血幹細胞は、腎線維膜下に移植できるヒ
ト胎児胸腺上皮の移植片を補充しないことには、植え付
けることができないかまたはT細胞に分化されなかっ
た。他のマウスモデルは、ヒト造血幹細胞の、遺伝的な
免疫不全Bg/Nu/Xidマウスへの移植に基づくも
のである。この場合も、ヒトリンパ球は移植片対宿主病
を誘導しなかった(Kamel−Reid,S.and
Dick,J.E.:Science,242,17
06,1988)。
【0003】以前の臨床研究において、ヒトSCID
(Reisner,Y.et al.:Blood,6
1,341,1983)、または白血病患者(Keev
er,C.A.et al.:Blood,73,13
40,1989)へのT細胞枯渇骨髄の移植後、ヒト幹
細胞からの成熟T細胞への分化は遅く、1〜4カ月を要
することが示唆されている。マウスでのこのようなT細
胞の分化は致死全身照射(TBI)後約14〜21日ご
ろに起こる。再構築の速度におけるこれらの差を考慮す
ると、マウスの微小環境内では、マウスおよびヒトサイ
トカイン間、ならびに再認識に関与する他の分子間の弱
い交差反応性により、ヒト幹細胞の分化は非効率的で遅
いと言えることは、明白である。
【0004】免疫および造血系を強く抑制した後は、致
死TBI後と同様、骨髄が提供されないとマウスは2週
以内に死亡する。このようなマウスではヒト幹細胞が理
論的に生育し、マウスの造血系を再構築したとしても、
成熟免疫担当リンパ球または他のリンパ球への分化が遅
いことから、マウスを感染から保護するのに充分な数に
達するのが阻害され、さらに、造血コンパートメントの
不十分な補充は造血細胞不全による死からマウスを保護
できない。他方、実質的な数の造血およびリンパ系細胞
が残る亜致死条件のプロトコール(例えば亜致死TB
I)では、内因性のマウス細胞が移植ヒト細胞と効果的
に競合できて、結局はヒト移植片を拒絶することにな
る。
【0005】致死的照射した正常マウスへのヒト骨髄の
移植による安定なヒト−マウスキメラの作成は、日本特
許出願第309255/91号、およびLubin,
I.et al.:Science,252,427,
1991に開示されている。有用なマウス−ヒトキメラ
モデルの作成のために、一方では迅速な造血再構築への
要求と、他方ではヒトTおよびB細胞の遅い分化速度の
矛盾は、SCIDマウスを骨髄レシピエントとしてでは
なく骨髄ドナーとして使用することにより解決された。
SCIDマウスの骨髄細胞は、TおよびB細胞を除くす
べての造血細胞株を迅速に再構築させる。TおよびB細
胞はSCIDマウスでの抗原リセプター遺伝子の再配置
の欠如のため、SCID多能性(pluripotent )幹細胞
から増殖することはできない(Schuler,W.e
t al.:Cell,46,963,1986)。胸
腺と骨髄中のの得られる「中空のスペース」が、正常ヒ
トTおよびB細胞により徐々に占有されるか否かを試験
するために、SCIDマウス骨髄の移植物を、大豆凝集
素による分別凝集によりTおよびB細胞を枯渇させてお
いた(SVBA- )ヒト骨髄の移植物と組合せた。次に
羊赤血球とロゼットを形成する(E+-)残存CD2+ リ
ンパ球を除去することによりヒトBM細胞が得られ、こ
れをSBA-E-と命名した(Reisneer,Y.e
t al.:Lancet ii,327,198
1)。
【0006】すなわち正常BALB/cマウスに致死的
照射し、これにTおよびB細胞を枯渇させたヒト骨髄細
胞を移植し、1日後にSCIDマウスからのT細胞枯渇
骨髄細胞を移植することにより、長期に安定なヒト−マ
ウスキメリズムを達成した。前述したように、Tおよび
B細胞系統を除くすべての造血細胞株が急速に再構築さ
れるように、骨髄ドナーとしてSCIDマウスを使用し
た。移植後2〜4カ月後に移植マウスの抹消血中にまず
表現型成熟ヒトTおよびB細胞が検出され、これが移植
後9カ月以上検出され続けた。非操作(すなわちTおよ
びB細胞が枯渇されていない)ヒト骨髄を静脈内にまた
は腹腔内に移植した場合、移植片対宿主疾患を認めず抹
消血中に同様のリンパ系キメリズムが認められた。
【0007】Nakamura,T.et al.(P
roc.Natl.Acad.Sci. U.S.
A.,83,4529−4532,1986)は、同種
移植的骨髄移植との組合せにより、肝臓同種移植の成功
例を記載している。すなわちBALB/cマウスの骨髄
で再構築した致死的照射したC3H/HeNマウスの腎
線維膜下に移植した場合、BALB/cマウスの肝切片
は受け入れられた。さらに重要なことに、このようなキ
メラマウスはC57BL/6Jマウス(骨髄ドナーとは
H−2が異なる)からの肝を拒絶した。従ってこの系で
は肝移植片に対する寛容は骨髄ドナーの株に限定されて
いる。非ヒト哺乳動物の、骨髄ドナー以外のドナー(ヒ
ト異種移植片を含む)からの組織または細胞を移植する
ことが好ましいことは明らかであり、これは本発明によ
り達成される。
【0008】発明の要約 本発明は、造血細胞が実質的に抑制されているかまたは
破壊されており、M3以外の種の哺乳動物M2由来の造
血細胞により置換されている哺乳動物M1由来であり、
哺乳動物M2は遺伝的に決定された造血細胞不全を有し
ており、このM1に哺乳動物M3の正常造血細胞以外の
組織または細胞が移植されている、哺乳動物M3由来の
正常造血細胞以外の、長期に安定な異種組織または細胞
を有する非ヒトキメラ哺乳動物M4に関する。
【0009】哺乳動物M3からの組織は好ましくは臓器
片であり、細胞は好ましくは悪性腫瘍細胞である。本発
明はまた、ヒト固形腫瘍または白血病由来の悪性腫瘍細
胞を有するキメラ非ヒト哺乳動物M4に関し、これは内
因性造血細胞が、遺伝的に決定された造血細胞不全を有
する非ヒト哺乳動物M2由来の外因性造血細胞により置
換されている。
【0010】別の実施態様において本発明は、ヒトの臓
器由来の組織を有するキメラ非ヒト哺乳動物M4に関
し、ここで内因性造血細胞は、遺伝的に決定された造血
細胞不全を有する非ヒト哺乳動物M2由来の外因性造血
細胞により置換されている。
【0011】本発明のキメラ非ヒト哺乳動物M4は、非
ヒト哺乳動物M1の免疫系を破壊しこの処置哺乳動物M
1に、哺乳動物M1とは別の種の哺乳動物M3由来の正
常造血細胞以外の組織または細胞を移植し、この処置哺
乳動物にさらにM3以外の種の、遺伝的に決定された造
血細胞不全を有する非ヒト哺乳動物M2由来の造血細胞
を移植することよりなる方法により、樹立することがで
きる。別の方法では、哺乳動物M1にまず哺乳動物M2
の骨髄を移植し、次に哺乳動物M3の組織または細胞が
移植される。
【0012】本発明の好適な実施態様において、非ヒト
レシピエント哺乳動物M1はマウスであり、非ヒト哺乳
動物ドナーM2はSCIDマウスであり、哺乳動物ドナ
ーM3はヒトである。
【0013】別の実施態様において本発明は、ヒト固形
腫瘍または白血病細胞を移植された本発明のキメラ哺乳
動物M4を薬剤で処置し、この処置の効果を追跡するこ
とよりなる、ヒト固形腫瘍または白血病に対する薬剤の
化学療法感受性試験方法に関する。こうしてこれらのモ
デルで抗癌剤をインビボで評価することができる。ある
実施態様において、哺乳動物に患者の固形腫瘍または白
血病由来の細胞が移植され、この患者の治療での1つの
薬剤または薬剤の組合せの抗癌活性が、移植されたキメ
ラ哺乳動物中で評価される。
【0014】好適な実施態様の詳細な説明 本発明の非ヒト哺乳動物M1は任意の哺乳動物であり、
例えば馬、羊、齧歯類(例えばウサギ、ハムスター、モ
ルモット、ラット、マウス)などがある。それは任意の
株のマウスでもよい。好ましくはM1は、BALB/c
マウス、またはヒト遺伝子(例えばヒトサイトカイン遺
伝子またはヒトHLA決定基)を有するトランスジェニ
ックマウスなどの正常のマウスである。M1はまた、ヌ
ードマウス、CBA/NおよびBg/Nu/Xidマウ
スのような免疫不全症マウスでもよい。すなわちこの方
法により、ヒト組織の植え付けは数種類の免疫不全症株
のマウス(例えばSCIDマウスまたはヌードマウス)
に限定されることなく、マウスのすべての正常株に拡張
される。さらにマウスの免疫不全症株は、例えばBg/
Nu/Xidまたはヌードマウスを照射し、次にSCI
D骨髄および本発明のヒト組織または細胞を移植するこ
とにより、より広い免疫不全症を有する新しいキメラに
形質転換することができる。
【0015】遺伝的に決定された造血細胞不全を有する
哺乳動物ドナーM2は、M1種と同じ種でも、または異
なる哺乳動物種M2でもよい。好ましくはM1とM2は
同じ種である。
【0016】本発明において、遺伝的に決定された造血
細胞不全を有する任意の非ヒト哺乳動物はドナーM2と
して使用できる。遺伝的に決定された造血細胞不全を有
する有用なマウスの株としては、免疫不全症Bg/Nu
/Xidマウス、および赤血球不全W/Wマウスがあ
る。他のマウスおよび哺乳動物株も研究者により同定ま
たは作成されるであろうし、M1またはM2として本発
明の使用に適しているであろう。
【0017】哺乳動物M2の遺伝的に決定された造血細
胞不全の性質に依存して、哺乳動物M2由来の移植され
た多能性幹細胞は、M2の造血細胞不全の程度により産
生されない細胞系統を除いて、哺乳動物M1の造血細胞
株を再構築する。
【0018】哺乳動物M3はM1以外の種であり、好ま
しくはヒトである。
【0019】すなわち本発明の好適な実施態様におい
て、致死的照射マウスにヒト固形腫瘍または白血病細胞
およびSCIDマウス骨髄細胞を移植し、大腸癌、乳
癌、卵巣癌、膵臓癌、肺癌、胃癌、腎臓癌または前立腺
癌の細胞、または黒色腫、神経芽細胞腫または膠芽細胞
腫細胞の悪性腫瘍細胞、または急性または慢性の骨髄
性、リンパ性または単球性白血病からの癌細胞を有する
マウスが産生される。
【0020】本発明による安定な非ヒトキメラ哺乳動物
M4を産生する方法は以下の工程からなる: (i)非ヒト哺乳動物M1を、その免疫系を本質的に破
壊するように処置し、(ii)この処置哺乳動物M1に
哺乳動物M1以外の種の哺乳動物M3(哺乳動物M3は
好ましくはヒトである)由来の正常造血細胞以外の組織
または細胞を移植し、(iii)さらに好ましくはM1
と同じ種であり、遺伝的に決定された造血細胞不全を有
する非ヒト哺乳動物ドナーM2からの骨髄細胞または他
の任意の適当なソースの多能性幹細胞を移植し、こうし
て、哺乳動物ドナーM2さらにM3由来(例えばヒト)
組織または細胞由来の造血細胞系統を有するキメラ非ヒ
ト哺乳動物M4を得る。
【0021】キメラ非ヒト哺乳動物M4の別の産生方法
では、工程(ii)と(iii)を入れ換えて工程
(i)の処置哺乳動物M1をまず免疫不全症哺乳動物M
2の骨髄を移植する。こうして得られたキメラ哺乳動物
は長期に安定であり、哺乳動物M3からの組織または細
胞でさらに移植するために数週間保存することができ
る。
【0022】キメラ哺乳動物M4に組織または細胞を寄
与している哺乳動物M3は好ましくはヒトであるが、牛
または馬などの他の動物を使用することもできる。例え
ば長期に安定な牛悪性腫瘍細胞を有するキメラマウス
を、本発明に従い作成することができる。
【0023】哺乳動物M1の免疫系の抑制または破壊の
ための工程(i)の処置には、処置により哺乳動物M2
からの多能性の幹細胞が順調に再増殖してくるという条
件下で、照射(例えばガンマ線照射)、化学療法、また
はこの両者の組合せ、または造血細胞に対するモノクロ
ーナル抗体を使用したサイトリダクション(cytor
eduction)などが含まれる。
【0024】ヒト悪性腫瘍細胞のソースは、手術により
切開された腫瘍または転移腫瘍の組織または白血病細胞
でもよい。ヒトの組織(例えば胸腺、肝臓、脾臓、膵
臓、リンパ節など)は、健常または非健常の対象から得
られ、小片として哺乳動物M1中に移植される。
【0025】悪性腫瘍細胞を有する本発明のキメラ哺乳
動物M4は、種々のヒトの固形腫瘍や白血病の研究の実
験モデルとして使用することができ、薬剤の化学療法感
受性試験の1手段を与える。
【0026】ヒト組織を有する本発明のキメラ哺乳動物
M4は、種々のヒトの疾患(例えばウイルス感染症や自
己免疫疾患)の研究の実験モデルとして使用することが
でき疾患のための薬剤のスクリーニング、感受性試験お
よびモニタリングの有用な手段となる。例えばヒトの肝
臓組織の移植はB型およびC型肝炎の研究のモデルとな
り、胸腺、脾臓またはリンパ節の移植はAIDSの研究
を可能にし、膵臓の移植は糖尿病のモデルとなるであろ
う。
【0027】本発明によれば、化合物または生体分子に
ついて、手術中に除去された新鮮な試料から確立された
ヒトの腫瘍に対する効果を試験することができる。ほと
んど大半数のヒトの癌患者からの腫瘍は、本発明のヒ
ト:マウスキメラ中で増殖することが期待され、ヒトで
のインビボ試験に近い条件下で、癌に対して非常に多く
の新しい薬剤を試験することが可能になる。新しい薬剤
の抗癌活性を試験する以外に、確立されている化学療法
剤やそれらの組合せの固体の癌の抗癌活性を試験して、
このような患者に対して最も有効な薬剤を同定すること
も可能であろう。
【0028】さらに別の実施態様において、リンホカイ
ン活性化キラー細胞(LAK)としても知られているI
L−2活性化抹消血単核細胞(Rosenberg,
S.A.et al.:J.Exper.Med.,1
61,1169−1188,1985およびEngl.
J.Med.,316,899−941,1987;L
otze M.T.et al.:J.Immuno
l.,125,2972−2978,1980;Lot
ze,M.T.et al.:Cancer Re
s.,41,4420−4425,1981;Grim
m,E.A.et al.:J.Exper.Me
d.,158,1365−1371,1983)、また
は腫瘍浸潤性リンパ球(tumor infiltra
ating lymphocytes,TIL)(Ro
senberg,S.A.et al.:N.Eng
l.J.Med.,319,1676−1680,19
88)が、ヒトの癌を有する哺乳動物(例えばマウス)
M4に移植され、随時サイトカイン(例えばIL−2)
とともに免疫療法におけるLAKまたはTIL細胞の効
果が試験される。
【0029】ここで本発明を、非限定的に提示された以
下の例で説明する。
【0030】例 例1. BALB/cマウスへのヒト黒色腫細胞の移植 8〜12週齢の雌のBALB/cマウス(Olac F
arms,Bicester,Englandから入手
した)を、focal skin distance
(F.S.D.)が75cmのガンマビーム150−A
60Coソースから0.7−0.9Gy/分の線量率で
10 Gy TBIの線量を1回照射した。1日後、Na
ito,S.et al.(Invasion Met
astasis,7,16−29,1987)により記
載された方法で解剖された原発癌から調製された1−5
×106 個の黒色腫細胞を、各マウスの皮下に移植し
た。24時間後、TBI後の2日目に、Reisner
et al.(Reisner,Y.,et a
l.:Proc.Natl.Acad.Sci.US
A,75,2933,1978)の方法に若干の修飾を
加えて(Schwartz,E.,et al.:J.
Immunol.,138,460,1987)調製し
た8〜12週齢の雄のSCIDマウス(Weizman
n InstituteAnimal Breedin
g Center から得られた)からのT細胞枯渇骨
髄細胞(2×106 )を、静脈内潅流により処置マウス
に移植した。染色した細胞を肉眼で観察することにより
腫瘍の増殖を毎日追跡した。3カ月の観察期間の間に、
骨髄移植の最初の30日間に生き延びた12匹の移植さ
れた評価可能なマウスのうち10匹は、原発性の腫瘍が
生じた。10匹のうち2匹に自発性の転移が観察され
た。
【0031】例2.BALB/cマウスへのヒトの大
腸、乳房または白血病細胞の植え付け 例1のように調製したT細胞枯渇SCID骨髄細胞(1
×106 )の移植の前または後に致死的照射したBAL
B/cマウスの皮下に移植した時(マウス1匹当り1×
106 細胞)、大腸、乳房または異なるタイプの白血病
の確立された細胞株からのヒト腫瘍細胞は30日以上受
け入れられた。3カ月の観察期間の間、数匹のマウスに
原発性の腫瘍が生じた:大腸(13/17)、乳房(6
/12)、白血病(K562,4/4)。
【0032】例3.臓器の移植 BALB/cマウスにTBI照射(第0日)し、次にS
CID骨髄(1×106 細胞)を移植した(第1日)2
週間後、Nakamura et al.(前述)の方
法で、ヒトの組織(胸腺、肝臓、脾臓、膵臓、リンパ
節)の小片(約1cm2 )をBALB/cマウスの腎線
維膜下に移植した。移植したヒトの組織の植皮を組織学
的および/または免疫組織化学的に評価した。胸腺移植
物の免疫組織学的試験は、移植後1カ月の観察期間の間
にヒトの胸腺移植物の基質構造は、BALB/cマウス
の腎線維膜下に受け入れられ維持されたことを示唆して
いる。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物M3由来の正常造血細胞以外の
    組織または細胞有する非ヒトキメラ哺乳動物M4におい
    て、哺乳動物M4は、造血細胞が実質的に抑制されてい
    るかまたは破壊されている、M3以外の種の哺乳動物M
    2由来の造血細胞により置換されている哺乳動物M1由
    来であり、哺乳動物M2は遺伝的に決定された造血細胞
    不全を有しており、この哺乳動物M1に哺乳動物M3の
    組織または細胞が移植されている、上記非ヒトキメラ哺
    乳動物M4。
  2. 【請求項2】 哺乳動物M3はヒトである「請求項1」
    記載の非ヒトキメラ哺乳動物M4。
  3. 【請求項3】 ヒト悪性腫瘍細胞を有する「請求項1」
    記載の非ヒトキメラ哺乳動物M4。
  4. 【請求項4】 ヒト固形腫瘍細胞を有する「請求項3」
    記載の非ヒトキメラ哺乳動物M4。
  5. 【請求項5】 ヒト白血病細胞を有する「請求項3」記
    載の非ヒトキメラ哺乳動物M4。
  6. 【請求項6】 ヒトの臓器の組織を有する「請求項1」
    記載の非ヒトキメラ哺乳動物M4。
  7. 【請求項7】 哺乳動物M2と哺乳動物M1は同じ哺乳
    動物種である「請求項1」記載の非ヒトキメラ哺乳動物
    M4。
  8. 【請求項8】 哺乳動物M2とM1はいずれもマウスで
    ある「請求項7」記載の非ヒトキメラ哺乳動物M4。
  9. 【請求項9】 哺乳動物M2は重症複合免疫不全症(S
    CID)を有するマウスである「請求項8」記載の非ヒ
    トキメラマウス。
  10. 【請求項10】 哺乳動物M1は通常のマウスである
    「請求項9」記載の非ヒトキメラマウス。
  11. 【請求項11】 哺乳動物M1はBALB/cマウスで
    ある「請求項10」記載の非ヒトキメラマウス。
  12. 【請求項12】 哺乳動物M1のはトランスジェニック
    マウスであるかまたはSCIDマウス以外の免疫不全症
    マウスである、「請求項1」記載の非ヒトキメラマウ
    ス。
  13. 【請求項13】 ヒト悪性腫瘍細胞を有する「請求項1
    1」記載の非ヒトキメラマウス。
  14. 【請求項14】 ヒトの臓器の組織を有する「請求項1
    1」記載の非ヒトキメラマウス。
  15. 【請求項15】 (a)非ヒト哺乳動物M1をその免疫
    系を本質的に破壊するように処置し、(b)この処置哺
    乳動物M1に哺乳動物M1以外の種の哺乳動物M3由来
    の正常造血細胞以外の組織または細胞を移植し、(c)
    工程(b)の処置動物にさらに、哺乳動物M3以外の種
    の、遺伝的に決定された造血細胞不全を有する哺乳動物
    M2に由来する造血細胞を移植して、哺乳動物ドナーM
    2由来の造血細胞を有しさらに哺乳動物ドナーM3から
    の正常造血細胞以外の組織または細胞を有するキメラ非
    ヒト哺乳動物M4を得ることを特徴とする「請求項1」
    記載の非ヒトキメラ哺乳動物M4を作成する方法。
  16. 【請求項16】 (a)非ヒト哺乳動物M1をその免疫
    系を本質的に破壊するように処置し、(b)工程(a)
    の処置哺乳動物に哺乳動物M3以外の種の、遺伝的に決
    定された造血細胞不全を有する哺乳動物M2由来の造血
    細胞を移植し、(c)工程(b)の処置哺乳動物M1に
    さらに、哺乳動物M1以外の種の哺乳動物M3に由来す
    る正常造血細胞以外の組織または細胞を移植して、哺乳
    動物ドナーM2由来の造血細胞を有しさらに哺乳動物ド
    ナーM3からの正常造血細胞以外の組織または細胞を有
    するキメラ非ヒト哺乳動物M4を得ることを特徴とする
    「請求項1」記載の非ヒトキメラ哺乳動物M4を作成す
    る方法。
  17. 【請求項17】 工程(a)の処置は、化学療法、致死
    的照射または化学療法と致死的照射の組合せからなる、
    「請求項15」記載の方法。
  18. 【請求項18】 工程(a)の処置は、化学療法、致死
    的照射または化学療法と致死的照射の組合せからなる、
    「請求項16」記載の方法。
  19. 【請求項19】 哺乳動物M3はヒトであり、工程
    (b)で移植されるヒト細胞は固形腫瘍細胞および白血
    病細胞よりなる群から選択される悪性腫瘍細胞である
    「請求項15」記載の方法
  20. 【請求項20】 哺乳動物M3はヒトであり、工程
    (c)で移植されるヒト細胞は固形腫瘍細胞および白血
    病細胞よりなる群から選択される悪性腫瘍細胞である
    「請求項16」記載の方法
  21. 【請求項21】 哺乳動物M1はマウスであり、哺乳動
    物M2はマウスであり、哺乳動物M3はヒトであり、工
    程(b)で移植されるヒト悪性腫瘍細胞は大腸癌、乳
    癌、卵巣癌、膵臓癌、肺癌、胃癌、腎臓癌または前立腺
    癌、または黒色腫、神経芽細胞腫または膠芽細胞腫、ま
    たは急性または慢性の骨髄性、リンパ性または単球性白
    血病からの細胞である、「請求項15」記載の方法。
  22. 【請求項22】 工程(b)で移植される悪性腫瘍細胞
    は黒色腫細胞である「請求項21」記載の方法。
  23. 【請求項23】 (a)レシピエントマウスにその免疫
    系を本質的に破壊するように致死的照射を行い、(b)
    この照射処置マウスにヒト悪性腫瘍細胞を移植し、
    (c)工程(b)の移植マウスにさらにT細胞枯渇SC
    IDマウス骨髄細胞を移植してヒト悪性腫瘍細胞を有す
    るキメラマウスを得ることよりなる、移植されたヒト悪
    性腫瘍細胞とSCIDマウス由来の造血細胞を有する
    「請求項9」記載のキメラマウスを作成する方法。
  24. 【請求項24】 キメラマウスはヒト悪性腫瘍細胞を有
    するBALB/cマウスである「請求項23」記載の方
    法。
  25. 【請求項25】 キメラマウスはヒト腫瘍細胞を有する
    トランスジェニックマウスまたは免疫不全症マウスであ
    る「請求項23」記載の方法。
  26. 【請求項26】 ヒト固形腫瘍または白血病細胞を有す
    る「請求項1」記載のキメラ哺乳動物を薬剤で処置し、
    この処置の効果を追跡することよりなる、ヒト固形腫瘍
    または白血病に対する薬剤の化学療法感受性試験方法。
  27. 【請求項27】 キメラ哺乳動物は、その固体の腫瘍ま
    たは白血病由来の細胞が移植されていることを特徴とす
    る、各腫瘍または白血病に対する薬剤の化学療法活性の
    試験のための「請求項25」記載の方法。
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