JPH05227859A - サフラワー生成物およびそれらの製造方法 - Google Patents

サフラワー生成物およびそれらの製造方法

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JPH05227859A
JPH05227859A JP3058422A JP5842291A JPH05227859A JP H05227859 A JPH05227859 A JP H05227859A JP 3058422 A JP3058422 A JP 3058422A JP 5842291 A JP5842291 A JP 5842291A JP H05227859 A JPH05227859 A JP H05227859A
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safflower
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oleic acid
oil
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JP3058422A
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W Bergman Gerald
ダブリュ. バーグマン ジェラルド
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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそ
れより高いオレイン酸含量およびリノール酸含量を有す
るサフラワー種子を生成すること。 【構成】 本発明は、サフラワー種子、サフラワー植物
体、サフラワー油、サフラワー種子生成物、サフラワー
変種、およびサフラワー種子を製造する方法に関する。
さらに特定すると、本発明は、約70゜Fの平均温度で生
成されるとき、該種子の全脂肪酸含量に対して約80%ま
たはそれより高いオレイン酸含量を有するサフラワー種
子に関する。本発明は、さらに、約70゜Fの平均温度で
生成されるとき、該種子の全脂肪酸含量に対して約80%
またはそれより高いリノール酸含量を有するサフラワー
種子に関する。前記油は前記種子から誘導され、前記サ
フラワー植物体は前記種子を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サフラワー種子、サフ
ラワー植物体、サフラワー油、サフラワー種子生成物、
サフラワー変種、およびサフラワー種子を製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】サフラワー、カルタムス チンクトリウ
L.(Carthamus tinctorius L.)は、高さが30〜150cm
の著しく枝分かれした草本の一年生植物であり、アザミ
に似ている。サフラワーは、中国から地中海地方の広大
な領域にわたり、またナイル渓谷からエチオピアまで、
小さな区画で何世紀にもわたって生育している。1945年
以来、米国、ソ連、オーストラリアおよびメキシコで
は、サフラワーの工業生産が行われている。サフラワー
は、生産量全体や世界貿易を考えると、脂肪種子として
は重要ではない。他の脂肪種子と比べて生産コストが安
くなるように完全に機械化して作物が生育され得る。さ
らに、サフラワーは、乾燥地域での生育に適しており、
それゆえ、このような地域では、有益な代替作物とな
る。オイル含量を変え、タンパク質含量を増すか種子の
収量を増すことが、サフラワー品種改良計画の現在の目
的である。
【0003】サフラワー油は、主として、パルミチン
酸、ステアリン酸、オレイン酸およびリノール酸から構
成され、大部分は、オレイン酸およびリノール酸から構
成される。特定のサフラワー系統の遺伝に依存して、2
つの異なるタイプのオイルが製造できる。1つのタイプ
はリノール酸の割合が高く、他はオレイン酸の割合が高
い。第3の試験タイプのサフラワー油は、ほぼ等量のオ
レイン酸とリノール酸を含有する。サフラワー油の最終
用途が食品工業にあるとき、高いオレイン酸濃度のサフ
ラワー油が望ましい。サフラワー油の最終用途が樹脂処
方物および塗料処方物のとき、高いリノール酸濃度のサ
フラワー油が望ましい。どの場合にも、飽和脂肪酸(す
なわち、パルミチン酸およびステアリン酸)の割合の低
いサフラワー油を製造することが望ましい。
【0004】3種類の対立遺伝子Olol'およびolは、
オレイン酸およびリノール酸の割合を決定する主な遺伝
的決定因子である。遺伝子型ololは、オイル中に72〜80
%のオレイン酸を含有し、遺伝子型OlOlは、72〜80%の
リノール酸を含有する。遺伝子型ol'ol'は、各脂肪酸を
約45%ずつ含有する。特定のサフラワー変種の脂肪酸含
量を決定する際に、さらに少数の遺伝子が関与している
ことが発見されている。ノーレス(Knowles)、P.F.は、
J. Am. Oil Chem. Soc. 49, 27 (1972)にて、このよう
な変性遺伝子は、オレイン酸含量を80%より高くし得る
かもしれないが、おそらく85%より高くはならないだろ
うと述べている。
【0005】前出のノーレスは、さらに、オレイン酸含
量の高いサフラワー変種およびリノール酸含量の高いサ
フラワー変種は温度に安定であるものの、変種の生長温
度に基づく脂肪酸含量には、わずかな変動があることを
述べている。この変動を表1に示す。
【0006】
【表1】 それゆえ、例えば、約70゜Fの平均の生育温度でモンタ
ナ州で育てた高オレイン酸系のサフラワー変種は、カリ
フォルニア州で育てた同じ変種より、オレイン酸の生成
量がわずかに少なくなると予想される。逆に、カリフォ
ルニア州で育てたこの変種は、モンタナ州の変種で報告
される値よりも高いレベルのオレイン酸を含有すると考
えられる。
【0007】
【発明の要旨】本発明は、サフラワー種子、サフラワー
植物体、サフラワー油、サフラワー種子生成物、サフラ
ワー変種、およびサフラワー種子を製造する方法に関す
る。
【0008】さらに特定すると、本発明は、約70゜Fの
平均温度で生成されるとき、該種子の全脂肪酸含量に対
して約80%またはそれより高いオレイン酸含量を有する
サフラワー種子に関する。本発明は、さらに、約70゜F
の平均温度で生成されるとき、該種子の全脂肪酸含量に
対して約80%またはそれより高いリノール酸含量を有す
るサフラワー種子に関する。
【0009】本発明はまた、種子の生育中の平均温度が
約70゜Fであるような環境で生育されるとき、上記含量
のオレイン酸またはリノール酸のいずれかを有する種子
を生じるサフラワー植物体に関する。
【0010】本発明は、さらに、雌性親と雄性親とを交
配することにより、開示のサフラワー植物体および種子
を製造する方法に関する。各親は、いくつかのサフラワ
ー変種の一連の交配により、生育される。雌性親と雄性
親との交配種の子孫は、さらに、高いオレイン酸含量ま
たは高いリノール酸含量のいずれかについて選別され、
オレイン酸含量またはリノール酸含量の高い次の世代を
生じるために自己複製される。選別段階および自己複製
段階は、何度も繰り返され得る。
【0011】本発明は、また、全脂肪酸含量に対して約
80%またはそれより高いオレイン酸含量を有し、約70゜
Fの平均温度で生成した種子に由来のサフラワー油に関
する。最後に、本発明は、全脂肪酸含量に対して約80%
またはそれより高いリノール酸含量を有し、約70゜Fの
平均温度で生成した種子に由来するサフラワー油に関す
る。
【0012】該種子の全脂肪酸含量に対しておよそ80%
またはそれより高いオレイン酸含量を有し、該種子中の
オレイン酸の量に対する該種子中の飽和脂肪酸の量の比
が約0.08より小さいサフラワー種子が提供される。
【0013】該種子の全脂肪酸含量に対して約80%〜約
90%のオレイン酸含量を有し、オレイン酸の量に対する
飽和脂肪酸の量の比が約0.08より小さいサフラワー種子
が提供される。
【0014】該種子の全脂肪酸含量に対しておよそ80%
またはそれより高いオレイン酸含量を有し、該種子中の
オレイン酸の量に対する該種子中の飽和脂肪酸の量の比
が約0.08より小さいサフラワー植物体が提供される。
【0015】該種子の全脂肪酸含量に対して約80%〜約
90%のオレイン酸含量を有し、オレイン酸の量に対する
飽和脂肪酸の量の比が約0.08より小さいサフラワー植物
体が提供される。
【0016】該種子の全脂肪酸含量に対しておよそ80%
またはそれより高いオレイン酸含量を有するサフラワー
種子が提供され、ここで、該種子は、(A)該オレイン酸
含量について純血のサフラワー系統に由来の第1の親
と、(B)第2のサフラワー系統に由来の親との交配生成
物である。
【0017】個体のサフラワー植物体が提供され、ここ
で、この植物体に由来の種子が、該種子の全脂肪酸含量
に対しておよそ80%またはそれより高いオレイン酸含
量を有しており、該植物体は、(A)該オレイン酸含量に
ついて純血のサフラワー系統に由来の第1の親と、(B)
第2のサフラワー系統に由来の親との交配生成物であ
る。
【0018】サフラワー種子の実質的に均一な集団から
オイルを抽出することを包含する方法により製造された
サフラワー油が提供される。該サフラワー油は、約60時
間より高いAOM値を有する。
【0019】該油の全脂肪酸含量に対して約80%または
それより高いオレイン酸含量を有し、実質的に遊離の脂
肪酸を含有しないサフラワー油が提供される。
【0020】該油の全脂肪酸含量に対して約80%または
それより高いオレイン酸含量を有する漂白したサフラワ
ー油が提供される。
【0021】全脂肪酸含量に対して約80%またはそれよ
り高いオレイン酸含量を有する脱臭したサフラワー油が
提供される。
【0022】該油の全脂肪酸含量に対して約80%または
それより高いオレイン酸含量を有し、脱臭し漂白しそし
て実質的に遊離の脂肪酸を含有しないサフラワー油が提
供される。
【0023】約70゜Fの平均温度で生成されるとき、該
種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高い
リノール酸含量を有するサフラワー種子が提供される。
【0024】約70゜Fの種子の平均の生育温度で、該種
子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高いリ
ノール酸含量を有する種子を生じるサフラワー植物体が
提供される。
【0025】種子が約70゜Fの平均温度で生成されると
き、該種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれよ
り高いリノール酸含量を有するサフラワー種子の実質的
に均一な集団からなるカルタムス チンクトリウス L.
(Carthamus tinctorius L.)の種子生成物が提供され
る。
【0026】約70゜Fの種子の平均の生育温度で、該種
子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高いリ
ノール酸含量を有する種子を生じる実質的に均一な個体
数のカルタムス チンクトリウス L.(Carthamus tincto
rius L.)植物体からなるサフラワー変種が提供される。
【0027】約70゜Fの平均温度で生成されるとき、該
種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高い
リノール酸含量を有するサフラワー種子の製造方法が提
供され、該方法は、(a)雌性親を生じるサフラワー変種
の一連の交配を行う段階、(b)雄性親を生じるサフラワ
ー変種の一連の交配を行う段階、および(c)該雌性親と
該雄性親とを交配させる段階を包含する。
【0028】該油の全脂肪酸含量に対して約80%または
それより高いリノール酸含量を有し、約70゜Fの平均温
度で生成したサフラワー種子から得られるサフラワー油
が提供される。
【0029】
【発明の構成】本明細書および請求の範囲で用いるいく
つかの用語の理解を助けるために、以下の定義を行う。
【0030】均一な集団−この用語は、一定の特性につ
いて均一な種子の一群を意味する。この用語は、1エー
カーのサフラワーに由来の1000個の種子により決定され
る均一な種子を包含することを意図している。
【0031】平均温度−「平均温度」は、一定期間(例
えば、一ヶ月すなわちサフラワーの生育段階)中に記録
された毎日の温度の平均値である。1949年から1988年〜
1989年の収穫年の5月から10月までの月平均温度(F)
は、表2に示される。
【0032】
【表2】 飽和脂肪酸−ここで用いられるように、「飽和脂肪酸」
との用語は、パルミチン酸およびステアリン酸のみを包
含する。
【0033】種子の生育または生成−本発明の目的上、
「種子の生育」、「種子の生成」は、サフラワーの生長
中にて、授粉から種子の成熟分裂までの期間である。モ
ンタナ州では、この期間は、通常、大体7月の第3週か
ら8月半ばまでである。
【0034】一連の交配−「一連の交配」とは、逸脱分
離の品種改良方法を示すべくここで用いられ、この方法
では、雌性親および雄性親を生じるために、複合交配、
単一交配が行われる。
【0035】ここで述べるように、オレイン酸およびリ
ノール酸のような種々の脂肪酸の含量は、特定のサフラ
ワー種子試料に由来のオイルの特徴であり、通常、その
オイル中の全脂肪酸分画のパーセントで表される。この
規定は、他に指示がなければ、以下で示す記述に適用さ
れる。ここで適用できるオレイン酸含量またはリノール
酸含量のいずれかに対する飽和脂肪酸含量の無次元の比
はまた、以下でも述べられ、飽和脂肪酸のパーセントを
オレイン酸またはリノール酸のいずれかのパーセントで
割ることにより、算出される。上でも述べたように、一
定のレベルのオレイン酸、リノール酸および飽和脂肪酸
は、種子の生育中の温度に依存する。他に指示がなけれ
ば、これら脂肪酸の含量に対し示されるパーセントは、
モンタナ州で、種子の生育中または生成中に約70゜Fの
平均温度で生長したサフラワーについてのパーセントで
ある。ここで用いられるように、約70゜Fとは、70゜F±
2゜Fの平均温度を包含する。
【0036】本発明は、オイル中での低レベルの飽和脂
肪酸を包含する。この飽和脂肪酸含量は、オレイン酸に
対する比では、2つの飽和脂肪酸を合わせた重量をオレ
イン酸の重量で割った値として表現される。この比の測
定は、抽出した脂肪酸を用いて行われる。しかしなが
ら、このオイルもまた、この比の測定に用いられ得る。
その測定方法にはほとんど差異がなく、またオイルの重
量と脂肪酸の重量にもほとんど差異がないからである。
【0037】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比は、そ
れゆえ、好ましくは、約0.08より小さく、より好ましく
は、約0.07より小さく、さらに好ましくは、約0.06より
小さい。
【0038】本記述の目的上、「変種」、「栽培変種植
物」および「系統」との用語は、均一な特質を有する一
群の植物体を示すべく同義的に用いられる。この一群に
は比較的小さな差異しかなく、このような差異は特徴的
である。この群の差異が減ると、一般に(必ずとはいわ
ないが)、何代にもわたる自家受粉または自己複製が行
われる。変種が自家受粉したとき、子孫間の特質に相当
な割合の独立した区別が認められない程度にまでその特
質に関して遺伝的に同形なら、その変種は特定の特質に
ついて純血であると考えられる。
【0039】サフラワーは主として自家受粉されるが、
昆虫(主として蜂)によりある程度の他花受粉も受け
る。サフラワーの花粉は非常に重いので、風を媒介とし
た他花受粉は起こらない。結果的には、モンタナ州のよ
うな不毛の地域では、蜂の個体数が少ないので、他花受
粉はほとんど起こらない。ここで述べるサフラワーの品
種改良は、記述され請求されている高いオレイン酸含量
の変種および高いリノール酸含量の変種を開発するため
に、通常の方法を用いて行われる。
【0040】本発明のサフラワーは、高いオレイン酸含
量または高いリノール酸含量の特質を再現的に示し、逆
に、低い脂肪酸含量の特質を示すだけでなく、商業用途
に十分に合致した作物学的な特質の表現型のバックグラ
ウンドを示す。対照的に、最初の品種改良物質は、低い
オレイン酸含量または低いリノール酸含量のいずれかを
有し逆に高い飽和脂肪酸含量を有しそして類似の作物学
の特質の表現型のバックグラウンドを有する種子を生成
する。本発明の実施態様に従って、約70゜Fの種子の平
均の生育温度で生成されるとき、80%を越える(好まし
くは、81.9%を越える、最も好ましくは、83.4%を越え
て90%まで)オレイン酸を含有するサフラワー種子が生
じる。本発明の第2の実施態様では、約70゜Fの種子の
平均の生育温度で生成されるとき、80%を越える(好ま
しくは、83.0%を越える、最も好ましくは、86.0%を越
えて91%まで)リノール酸を含有するサフラワー種子が
生じる。
【0041】本発明のサフラワー変種を製造するため
に、逸脱分離を行うために、多くの親変種を利用する拡
大した品種改良計画が利用される。種々の特質に対する
全ての少数の遺伝子を蓄積するために、選別圧力を低く
維持する(つまり、交配および戻し交配する)必要があ
る。この品種改良計画では、主要遺伝子ol(高いオレイ
ン酸含量に対応する)または主要遺伝子Ol(高いリノー
ル酸含量に対応する)を有する変種が利用され、多くの
交配が行われて、少数の好ましい遺伝子が1つの表現型
に蓄積される。この品種改良計画では、望ましい特性を
有するいずれの表現型も利用され得る。生成される中間
の系統は、最初の品種改良物質のいずれとも交配されな
い。次いで、表現型が自己複製され、望ましい特定のレ
ベルのオレイン酸またはリノール酸について選別され
る。
【0042】この一般的な品種改良方法では、脂肪酸組
成の改良や他の望ましい特質(これは、このような特質
にわずかな影響を与える遺伝子によって生じる)に注目
が集まっている。1973年以来、栽培変種植物は、一年ベ
ースで交配されそして異系交配されて、望ましい特質を
持った優れた系統の逸脱分離に対し選別される。この望
ましい特質には、オイルの品質、アルテナリア(Alterna
ria)による葉の斑点病に対する耐性、シュードモナス(P
seudomonas)菌の枯れ病に対する耐性、オイル含量、干
ばつ耐性、および他の定量的な特質が包含される。毎
年、現れる特質または特性について選別が行われる。異
系交配のための選別の各サイクルから、およそ上位50%
の品種改良物質が、次のサイクルの選別および異系交配
に保存される。この方法では、望ましい特質(例えば、
脂肪酸組成、疾病耐性、干ばつ耐性など)に対してわず
かな影響力しか持たない遺伝子は、改良された生殖質に
連続的に組み込まれる。
【0043】好ましい遺伝子を付け加えて新たに開発さ
れた栽培変種植物は、より優れた品種改良系と異系交配
することにより、生殖系ベースに組み込まれる。1973年
から1982年までの期間、種子のオイル含量、アルテナリ
ア(Alternaria)による葉の斑点病に対する耐性、シュー
ドモナス(Pseudomonas)菌の枯れ病に対する耐性、スク
レロチナ(Sclerotina)による頂部腐敗に対する耐性、保
存後の種子の休止状態、干ばつ耐性、および他の発現さ
れる望ましい特性を改良するために、選別が行われた。
例えば、品種改良物質の種子のオイル含量は、毎年およ
そ1%ずつ改良され、1974年から1982年までに33%から
42%になった。脂肪酸組成を改良するための選別は、オ
レイン酸含量またはリノール酸含量のいずれかについ
て、1985年に始まった。脂肪酸組成についてより優れた
系統を逸脱分離するための選別は、1985年以来行われて
いる。先に報告した値よりも高いレベルのオレイン酸ま
たはリノール酸を有し低い飽和脂肪酸を含有するオイル
タイプが得られた。
【0044】1985年に行われた6000個の交配種の一群か
ら、オレイン酸の生成について上位の302系統が選別さ
れた。1985年の系統は、種子中に約70.9%〜80.8%のオ
レイン酸を生成した。そのリノール酸含量は12.4%〜2
2.1%の範囲であり、飽和脂肪酸含量は4.7%〜6.8%の
範囲であった。オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比は、
0.059〜0.088の範囲であるが、2つの系統は0.093およ
び0.095であった。302系統のうち1つだけがオレイン酸
含量が80%より高かった。
【0045】これら302の系統は1986年に自己複製さ
れ、その種子がオレイン酸の生成に関して分析された。
1986年のシーズン後、80%より高いオレイン酸含量を有
する種子を生成した全部で215の系統が選別された。こ
れらの系統のオレイン酸含量の範囲は、80%〜84.7%で
あった。そのリノール酸含量は8.4%〜13.6%の範囲で
あり、飽和脂肪酸含量は3.9%〜7.5%の範囲であった。
オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比は、0.047〜0.086の
範囲であるが、1つの系統は0.093であった。これらの
系統のうち24系統がオレイン酸含量が83%より高かっ
た。
【0046】これら215の系統は1987年に自己複製さ
れ、その種子がオレイン酸の生成に関して分析された。
1987年のシーズン後、80%より高いオレイン酸含量を有
する種子を生成した全部で303の系統が選別された。こ
れらの系統のオレイン酸含量の範囲は、81.9%〜85.9%
であった。そのリノール酸含量は7.2%〜11.8%の範囲
であり、飽和脂肪酸含量は3.7%〜6.2%の範囲であっ
た。オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比は、0.044〜0.0
76の範囲であった。これらの系統のうち48系統がオレイ
ン酸含量が84%より高かった。
【0047】これら303の系統は1988年に自己複製さ
れ、その種子がオレイン酸の生成に関して分析された。
1988年のシーズン後、80%より高いオレイン酸含量を有
する種子を生成した全部で352の系統が選別された。こ
れらの系統のオレイン酸含量の範囲は、83.4%〜86.1%
であった。そのリノール酸含量は7.4%〜10.4%の範囲
であり、飽和脂肪酸含量は4.7%〜5.8%の範囲である
が、6つの系統が6.5%まであった。オレイン酸に対す
る飽和脂肪酸の比は、0.055〜0.070の範囲であるが、3
つの系統は0.075まであった。これらの系統のうち22系
統がオレイン酸含量が85%より高かった。
【0048】これら352の系統は1989年に自己複製さ
れ、その種子がオレイン酸の生成に関して分析された。
その子孫のオレイン酸含量にわずかな変動が認められ、
いくつかの系統は87%に近くなった。オレイン酸含量を
87%より高くそして90%までに増すために、新しい系統
を生じるべく、先に得られた系統を異系交配した。これ
らの新しい系統は、90%までのオレイン酸含量を有する
種子を生じる。
【0049】本発明に従って製造したサフラワー変種
は、市販のサフラワー変種の間で共通している特性を共
有する。これらの特性のいくつかは、以下でより詳細に
示される。
【0050】
【実施例】以下の実施例は、本発明をさらに例示するた
めに提供され、添付の請求の範囲で示される限界を越え
て本発明を制限する意図はない。
【0051】実施例1 脂肪酸含量の決定 品種改良計画で生育したサフラワー種子の脂肪酸組成
は、ホーゲン(Hougen)、F.W.、およびボード(Bodo)、V.
J. Am. Oil Chem. Soc. 50、230(1973)、およびドー
ン(Daun)、J.K.、およびマゼール(Mazur)、P.B.のJ. A
m. Oil Chem. Soc.60、1751(1983)に記述の方法;およ
びD.I.マクグレガー(McGregor)、カナダ農業研究所、サ
スカトゥーン、サスカチェワン州、カナダによってアブ
ラナおよびマスタードについて開発された方法に従っ
て、気液クロマトグラフィー(GLC)により決定した。
【0052】A)12グラムの試料の分析 対象のサフラワー種子の12グラムの試料を、45〜50℃で
少なくとも4時間乾燥した。この試料を、次いで、組織
ホモジナイザーを用いて、ヘキサン40mlの存在下にて、
45〜60秒間粉砕した。次いで、このホモジネートの容器
を覆い、およそ15分間沈降させた。次いで、0.5mlのア
リコートをピペットで取り出し、13×100mmのガラス製
試験管に入れた。この試験管に0.5mlのベンゼンを加
え、続いて、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液2
mlを、メタノール100mlに対しナトリウムメトキシド2
gの濃度で加えた。この試験管を覆い、10分間放置し
た。放置後、ブロモフェノールブルーのエタノール溶液
3滴を加え、続いて、青い溶液が黄色になるまで、1N
塩酸を一滴ずつ加えた。次いで、過剰の塩酸を、1Nの
炭酸ナトリウムで中和し、一滴加えると溶液が青くなる
まで中和した。次いで、完全に2相に分離するために、
脱イオン水を加えた。次いで、およそ1mlの上相を、隔
膜で封じたガラスびんに入れ、GLCで分析した。
【0053】B)1個〜5個の種子試料の分析 個々の種子を、カミソリ刃で半分に切断した。この半分
に分けた部分を、次いで、少量(およそ1〜2ml)のヘ
キサンと共にガラス製試験管に入れた。次いで、この断
片をつぶし、約30秒間ガラス棒で攪拌し、そして試験管
に覆いをして15分間置いた。ヘキサン抽出液の試料0.5m
lを、次いで、上記の方法で処理した。半分の種子の脂
肪酸を分析することにより、残りの半分をさらに品種改
良するために植えることができた。
【0054】C)気液クロマトグラフィー GLC分析は、発炎電離検出器およびヒューレット−パッ
カード社の積分器3392を備えたヒューレット−パッカー
ド社の器具5890を用いて、行なった。用いたカラムは、
J&W科学社の溶融シリカキャピラリーカラムであり、こ
れは、DB-225+で被覆されていた(フィルム厚は0.25ミ
クロン;カラム寸法は15メートル×0.318mm;カタログ
番号1232212)。このGLCの操作条件には、注入器温度22
5℃、および検出器温度300℃が包含されていた。カラム
流量は、1.6cc/min.のヘリウムであった。各クロマトグ
ラフィー実験操作では、170℃で温度のプログラムを始
め、この温度で2分間そのままにした。この温度を、次
いで、3℃/min.の割合で190℃まで上げた。次いで、
温度を190℃で1.5分間維持した。カラムの温度を、2℃
/min.の割合で220℃まで上げた。この温度を、220℃で
3分間維持した。この期間後、クロマトグラムを完了
し、カラムを次の実験操作に備えた。
【0055】実施例2 親系統の特徴 以下は、品種改良計画で利用したいくつかの親サフラワ
ー系統を記述する。いずれの親物質も、上の規準に合致
する限り、すなわち望ましい特性(例えば、オイル含
量、枯れ病に対する耐性など)が存在する限り、利用で
きた。これらの親物質は、公的な機関から容易に入手可
能であり、または商業組織により販売されている。
【0056】「フリオ(Frio)」サフラワーは、アリゾナ
州農業試験所(AES)、および農業研究施設−米国農務省
(ARS-USDA)により開発され、1965年に公開された。これ
は、高いリノール酸含量の種子を生じる発現型OlOlを持
っている。
【0057】「シドニーセレクション87-14-6'」は、19
60年の世界サフラワーコレクションからの555個のサフ
ラワー購入品を1964年に塊状に混合した複合物から製造
され、アルテナリア(Alternaria)による葉の斑点病に対
する耐性について1965年に選別されたものである。
【0058】「79AZ9543-1」は、1980年にアリゾナ州AE
Sから得た白い花をつけるオレイン酸系の試験サフラワ
ー系統である。
【0059】「S-304」は、シードテック(Seedtec)イン
ターナショナル社、ウッドランド、カリフォルニア州に
より開発された。これは、およそ等量のオレイン酸およ
びリノール酸を含むオイルを生じる発現型ol'ol'を有す
るが、各脂肪酸の相対量は、生育温度に大きく影響され
る。
【0060】「S-208」は、シードテック(Seedtec)イン
ターナショナル社により開発され、正常な白い外皮の種
子を有する変種であり、リノール酸含量の高い種子を生
じる発現型OlOlを有する。このS-208に由来の白い花を
付ける個々の植物体は、親系統の1つとして用いた。
【0061】「UC-1」は、1966年にカリフォルニア州AE
Sにより開発された。これは、最初に市販されたオレイ
ン酸系のサフラワー栽培変種植物であり、オレイン酸含
量の高い種子を生じる発現型ololを持っている。
【0062】「オレイックリード」は、ARS-USDAおよび
カリフォルニア州AESにより1974年に公開されたオレイ
ン酸含量の高い栽培変種植物である。このオレイン酸ol
ol遺伝子は、「UC-1」を「リード」に交配し、そして
「リード」に2度戻し交配することにより得た。
【0063】「Th-5」は、ARS-USDAおよびユタ州AESに
より1970年に開発された親系統であり、果皮の低減を支
配するthth遺伝子対を持っている。この系統は、ハイブ
リッド生育計画で雌性親として使用するために公開され
た。
【0064】「カルタムス ニチダス(Carthamus nitid
us)」は、12の染色体対を有するC.チンクトリウス L.
(C. tinctorius L.)に関連した種である。
【0065】「o141-1」は、外皮が非常に少ないか一部
しかない個々の植物選別体であって、141のヨウ素価を
有し、1974年にA.L.ウリエ(Urie)によって得られた。こ
の植物体は、リノール酸系の遺伝子Olおよびオレイン酸
系の遺伝子olについて分離した系統から得た。
【0066】「US-10」は、ARS-USDAおよびカリフォル
ニア州AESにより開発された。これは、リノール酸含量
の高い種子を生じる発現型OlOlを有する。「US-10」に
由来の白い花を付ける個々の植物体は、親系統の1つと
して用いた。
【0067】実施例3〜9は、高いオレイン酸含量の変
種の開発を示す。
【0068】実施例3 1985年の品種改良計画および結果 1985年に製造した6000個の交配種の群から、オレイン酸
の生成について上位の302系統を選別した。この1985年
の系統は、種子に約70.9%〜80.8%のオレイン酸を生成
した。リノール酸含量は12.4%〜22.1%の範囲であり、
飽和脂肪酸含量は4.7%〜6.8%の範囲であった。オレイ
ン酸に対する飽和脂肪酸の比は、0.059〜0.088の範囲で
あったが、2つの系統は0.093および0.095であった。30
2の系統のうち1つだけがオレイン酸含量が80%より高
かった。7月および8月の平均温度は、それぞれ、71.4
゜Fおよび66.3゜Fであった。結果を表3〜表15に示す。
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】
【表9】
【0076】
【表10】
【0077】
【表11】
【0078】
【表12】
【0079】
【表13】
【0080】
【表14】
【0081】
【表15】 実施例4 1986年の品種改良計画および結果 これらの302の系統を1986年に自己複製し、その種子を
オレイン酸の生成について分析した。1986年のシーズン
後、80%より高いオレイン酸含量を有する種子を生成し
た全部で215の系統を選別した。これらの系統のオレイ
ン酸含量の範囲は、80%〜84.7%であった。リノール酸
含量は8.4%〜13.6%の範囲であり、飽和脂肪酸含量は
3.9%〜7.5%の範囲であった。オレイン酸に対する飽和
脂肪酸の比は、0.047〜0.086の範囲であったが、1つの
系統は0.093であった。これらの系統のうち24系統は、8
3%より高いオレイン酸含量を有する種子を生成した。
7月および8月の平均温度は、それぞれ、68.9゜Fおよ
び68.0゜Fであった。結果を表16〜表24に示す。
【0082】
【表16】
【0083】
【表17】
【0084】
【表18】
【0085】
【表19】
【0086】
【表20】
【0087】
【表21】
【0088】
【表22】
【0089】
【表23】
【0090】
【表24】 実施例5 1987年の品種改良計画および結果 これらの215の系統を1987年に自己複製し、その種子を
オレイン酸の生成について分析した。1987年のシーズン
後、80%より高いオレイン酸含量を有する種子を生成し
た全部で303の系統を選別した。これらの系統のオレイ
ン酸含量の範囲は、81.9%〜85.9%であった。リノール
酸含量は7.2%〜11.8%の範囲であり、飽和脂肪酸含量
は3.7%〜6.2%の範囲であった。オレイン酸に対する飽
和脂肪酸の比は、0.044〜0.076の範囲であった。これら
の系統のうち48系統は、84%より高いオレイン酸含量を
有する種子を生成した。7月および8月の平均温度は、
それぞれ、71.3゜Fおよび66.0゜Fであった。結果を表25
〜表35に示す。
【0091】
【表25】
【0092】
【表26】
【0093】
【表27】
【0094】
【表28】
【0095】
【表29】
【0096】
【表30】
【0097】
【表31】
【0098】
【表32】
【0099】
【表33】
【0100】
【表34】
【0101】
【表35】 実施例6 1988年の品種改良計画および結果 これらの303の系統を1988年に自己複製し、その種子を
オレイン酸の生成について分析した。1988年のシーズン
後、80%より高いオレイン酸含量を有する種子を生成し
た全部で352の系統を選別した。これらの系統のオレイ
ン酸含量の範囲は、83.4%〜86.1%であった。リノール
酸含量は7.4%〜10.4%の範囲であり、飽和脂肪酸含量
は4.7%〜5.8%の範囲であったが、6つの系統は6.5%
まであった。オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比は、0.
055〜0.070の範囲であったが、3つの系統は0.075まで
あった。これらの系統のうち22系統は、85%より高いオ
レイン酸含量を有する種子を生成した。7月および8月
の平均温度は、それぞれ、73.7゜Fおよび約70.6゜Fであ
った。結果を表36〜表44に示す。
【0102】
【表36】
【0103】
【表37】
【0104】
【表38】
【0105】
【表39】
【0106】
【表40】
【0107】
【表41】
【0108】
【表42】
【0109】
【表43】
【0110】
【表44】 これら352の系統を1989年に自己複製し、その種子をオ
レイン酸の生成について分析した。その子孫のオレイン
酸含量にわずかな変動が認められ、いくつかの系統は87
%に近くなった。7月および8月の平均温度は、それぞ
れ、75.6゜Fおよび約70.8゜Fであった。オレイン酸含量
を87%より高くそして90%までに増すために、新しい系
統を生じるべく、先に得られた系統を異系交配した。こ
れらの新しい系統は、90%までのオレイン酸含量を有す
る種子を生成する。
【0111】実施例7 オイル生成の均一性 高いオレイン酸含量という特質の安定性および遺伝性を
証明するために、1985年と1988年の期間に、いくつかの
系統を追跡した。これらの系統を生育し、毎年、種子を
収穫して分析した。結果を表45〜表46に示す。
【0112】
【表45】
【0113】
【表46】 実施例8 サフラワー変種モントラ(Montola)-2000の品種改良系統
表 雌性親(これは、多交配種フリオ/シドニー(Frio/Sidn
ey)選択物87-14-6///79AZ9543-1/[S-304/(ホワイトUS-
10/UC-1//オレイン酸系のリード、ホワイトS-208//[UC-
1/(ホワイトUS-10/UC-1//オレイン酸系のリード)、ホワ
イトS-208]/[Th-5/C.ニチダス(nitidus)//ol41-1]]か
ら得られる)と、雄性親(これは、多交配種ホワイトUS
-10/UC-1//[S-304/(US-10/UC-1//オレイン酸系のリー
ド)、ホワイトS-208]から得られる)との1982年の交配
種に由来の個々のF6植物体選択物から、モントラ(Monto
la)-2000を誘導した。この栽培変種植物を品種改良する
際に、白い花を付けるUS-10/UC-1とTh-5/C.ニチダス(ni
tidus)との最初の交配種から、全部で19個の交配種を作
成した。個々の植物体選択物を、F2、F3、F4、F5および
F6の世代にて、作成した。この栽培変種植物が、飽和脂
肪酸含量が低くそしてオレイン酸含量の高い(80%より
高い)オイルを生成したことを立証するために、F6、F7
およびF8世代の種子について、脂肪酸を分析した。
【0114】この多交配種を、以下のシナリオで作成し
た。
【0115】雌性親 交配種1−フリオ(Frio)×シドニー(Sidney)選択 物87
-14-6(A) −ホワイトUS-10×UC-1(B) −Th-5×C.ニチダス(nitidus)(C) 交配種2−(B)子孫×オレイン酸系リード(D) −(C)子孫×ol41-1(E) 交配種3−(D)子孫×S-304(F) −(D)子孫×UC-1(G) 交配種6−(G)子孫×(E)子孫(H) 交配種10−(F)子孫×(H)子孫(I) 交配種11−79AZ9543-1×(I)子孫(J) 交配種13−(A)子孫×(J)子孫(雌性親) 雄性親 交配種1−US-10×UC-1(K) 交配種2−(K)子孫×オレイン酸系リード(L) 交配種3−(L)子孫×S-304(M) 交配種4−ホワイトUS-10×UC-1(N) 交配種5−(N)子孫×(M)子孫(雄性親) 植物変種の利用に関する特徴に従って、変種モントラ(M
ontola)-2000の客観的な記述を以下に挙げる。
【0116】成熟−120日(中西部地方) 成熟時の植物体の高さ−43cm 花の色−黄色(新鮮な状態) 淡いオレンジベース(しぼんだ状態) 総包状の包葉上のとげ−先端部に縁に沿って存在する;
2.2mmの長さで15個あり、とげ指数は33である(クラス
2=21〜40) 頂部−主要な頂部は25mm径である;1〜10%の種子が粉
砕されている 種子−白/病斑のある白(4/100);正常な外皮;4m
m幅、7mm長、種子1000個あたり34g 苗木の生長力−8つの節;土の表面から頂部まで21cm 寒冷耐性−ロゼット:−5℃; 早咲きの開花期:0℃; 開花期:5℃ 疾病−アルテナリア(Alternaria)による葉の斑点病およ
びアルテナリア(Alternaria)による芽の枯れ病がよく起
こりやすい 外皮−44.6% タンパク質−23.0% オイル−44.0% ヨウ素−84% 飽和酸−5.5% オレイン酸−81.7% リノール酸−11.4% モントラ(Montola)-2000の脂肪酸分析表は、1987年、19
88年および1989年に作成した。これらの結果を表47〜48
に示す。
【0117】
【表47】
【0118】
【表48】 変種モントラ(Montola)-2000を、モンタナ州およびノー
スダコタ州で共に生育したいくつかの他の変種と比較し
た。これらの結果を表49〜表59に示す。
【0119】
【表49】
【0120】
【表50】
【0121】
【表51】
【0122】
【表52】
【0123】
【表53】
【0124】
【表54】
【0125】
【表55】
【0126】
【表56】
【0127】
【表57】
【0128】
【表58】
【0129】
【表59】 高いオレイン酸含量の変種モントラ(Montola)-2000の全
部で2500個の種子を、メリーランド州ロックビルのアメ
リカンタイプカルチャーコレクションに現在寄託してい
る。この寄託物は、40751番と指定されている。植物体
変種の保護出願もまた、現在申請されている。
【0130】高いリノール酸含量を有する全部で2500個
の種子を、アメリカンタイプカルチャーコレクションに
寄託し、モーリン(Morlin)と指定されている。
【0131】実施例9 代表的なサフラワー変種の品種改良系統表 記述の品種改良系統表により、以下の高いオレイン酸含
量のサフラワー変種を得た。
【0132】(1)88B5293-1雌性親 :[(ビッグス(Biggs)/PII95895//C.L.1653/87-42
-3)//AC-1]/79AZ2603と、雄性親:[(フリオ(Frio)/87-
42-3//87-42-3/AC-1)/79AZ29379-7]とを交配した。
【0133】(2)88B5360-1雌性親 :(AZ9322//87-14-6/S-208)//AZ2698/012-251-3-
6と、雄性親:(87-42-3/AC-1//AZ2698/012-251-3-6)///
[(87-14-B/N-10//87-42-3/AC-1)//(87-42-3/AC-1//AZ26
98/012-251-3-6)]//白い色素のない1980年の苗床(nur
s.)とを交配した。
【0134】(3)89B6051-1雌性親 :[(AZ2698/012-251-3-6//87-42-3/AC-1)//白い
色素のない1980年の苗床(nurs.)]//UCD1982-620/ハート
マン(Hartman)///[(87-42-3/AC-1//AZ749-29)//79AZ260
3]と、雌性親:S-317とを交配した。
【0135】(4)89B6594-1雌性親 :87-42-3/AC-1//[(87-14-B//87-42-3/AC-1)//OL
35-2/PCM-1]と、雄性親:79AZ9386-1とを交配した。
【0136】(5)雌性親 :[87-42-3/AC-1//[(87-42-3/AC-1//87-42-3/AC
-1)//OL35-2/PCM-1]]///[(87-42-3/AC-1//88/74-2/N-1
0)//Mex.Dwarf-2//OC35-2/PCM-1)]//白い色素のない198
0年の苗床(nurs.)と、雄性親:(87-42-3/AC-1//AZ746-2
9)//79AZ2603とを交配した。
【0137】実施例10〜13は、高いリノール酸含量の変
種の生育を示す。
【0138】実施例10 1985年の品種改良計画および結果 1985年に製造した6000個の交配種の群から、リノール酸
の生成について上位の316系統を選別した。この1985年
の系統は、種子中に83.2%〜89.2%のリノール酸を生成
した。オレイン酸含量は3.9%〜8.8%の範囲であり、飽
和脂肪酸含量は487%〜8.0%の範囲であった。リノール
酸に対する飽和脂肪酸の比は、0.063〜0.096の範囲であ
った。7月および8月の平均温度は、それぞれ、71.4゜
Fおよび66.3゜Fであった。192系統の代表的な系統の結
果を表60〜表63に示す。
【0139】
【表60】
【0140】
【表61】
【0141】
【表62】
【0142】
【表63】 実施例11 1987年の品種改良計画および結果 先に得た系統を1987年に自己複製し、その種子をリノー
ル酸の生成について分析した。1987年のシーズン後、80
%より高いリノール酸含量を有する種子を生成した全部
で294の系統を選別した。これらの系統のリノール酸含
量の範囲は、86.0%〜89.1%であった。オレイン酸含量
は3.9%〜8.0%の範囲であり、飽和脂肪酸含量は4.7%
〜7.2%の範囲であったが、1つの系統は7.6%であっ
た。
【0143】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比は、0.
054〜0.084の範囲であった。7月および8月の平均温度
は、それぞれ、71.3゜Fおよび66.0゜Fであった。結果を
表64〜表66に示す。
【0144】
【表64】
【0145】
【表65】
【0146】
【表66】 実施例12 1988年の品種改良計画および結果 これらの294の系統を1988年に自己複製し、その種子を
リノール酸の生成について分析した。1988年のシーズン
後、80%より高いリノール酸含量を有する種子を生成し
た全部で300の系統を選別した。これらの系統のリノー
ル酸含量の範囲は、83.0%〜90.4%であった。オレイン
酸含量は3.3%〜12.4%の範囲であり、飽和脂肪酸含量
は5.1%〜8.3%の範囲であった。リノール酸に対する飽
和脂肪酸の比は、0.056〜0.099の範囲であった。7月お
よび8月の平均温度は、それぞれ、73.7゜Fおよび約70.
6゜Fであった。結果を表67〜表70に示す。
【0147】
【表67】
【0148】
【表68】
【0149】
【表69】
【0150】
【表70】 実施例13 代表的なサフラワー変種の品種改良系統表 記述の品種改良系統表により、以下の高いリノール酸含
量のサフラワー変種を得た。
【0151】(1)89B7503-5雌性親 :1961年の世界サフラワーコレクションに由来の
塊状複合物のラウンドトップ(除草剤)に耐性のある選
択物と、雄性親:[87-42-3/AC-1//(87-42-3/AC-1//AZ26
98/012-251-3-6]///(87-42-3/AC-1//88-74-2/N-10)//(M
ex.dwarf-2//OL35-2/PCM-1)//白い色素のない1980年の
苗床(nurs.)とを交配した。
【0152】(2)89B7613雌性親 :87-42-3/AC-1//カーギル(Cargill) dwarfと、
雄性親:87-42-3/AC-1//(87-42-3/AC-1//AZ2698/012-25
1-3-6)とを交配した。
【0153】(3)89B7311-1雌性親 :87-42-3/AC-1///[[87-42-3/AC-1//AZ2698/012
-251-3-6)]//87-42-3/AC-1]と、雄性親:[87-42-3/AC-
1//(87-42-3/AC-1//AZ2698/012-251-3-6)]///[(87-42-3
/AC-1//88-74-2/N-10)//(Mex.dwarf-2//OL35-2/PCM-1)/
/白い色素のない1980年の苗床(nurs.)とを交配した。
【0154】(4)89B7557-3雌性親 :[(ビッグス(Biggs)/PI195895//C.L.1653/87-42
-3)//UCD1982-620/オカー(Oker)と、雄性親:[87-42-3/
AC-1//(87-42-3/AC-1//AZ2698/012-251-3-6)]///[(87-4
2-3/AC-1//88-74-2/N-10)//(Mex.dwarf-2//OL35-2/PCM-
1)//白い色素のない1980年の苗床(nurs.)とを交配し
た。
【0155】(5)89B7475雌性親 :87-42-3/AC-1//カーギル(Cargill)dwarfと、
性親:[87-42-3/AC-1//(87-42-3/AC-1//AZ2698/012-251
-3-6)]///[(87-42-3/AC-1//88-74-2/N-10)//(Mex.dwarf
-2//OL35-2/PCM-1)//白い色素のない1980年の苗床
(nurs.)とを交配した。
【0156】(6)89B934-3雌性親 :88-45-4/S-208//N-4051/ギラ(Gila)と、雄性
:87-42-3/AC-1とを交配した。
【0157】(7)89B7448-1雌性親 :(87-42-3/AC-1///[[(87-42-3/AC-1//AZ2698/0
12-251-3-6)]//[(87-14-B/N-10)//87-42-3/AC-1)//(87-
42-3/AC-1)//AZ2698/012-251-3-6]]//白い色素のない1
980年の苗床(nurs.)と、雄性親:87-42-3/AC-1//[(87-4
2-3/AC-1)//AZ2698/012-251-3-6)]とを交配した。
【0158】89B7448-1のオイル内容物は、4.4%のパル
ミチン酸、2.0%のステアリン酸、5.9%のオレイン酸お
よび86.0%のリノール酸である。この系統の特徴は、他
の市販の高いリノール酸含量の系統と類似している。
【0159】本発明の課題に関し、追加の試験結果が得
られた。
【0160】
【表71】
【0161】
【表72】
【0162】
【表73】
【0163】
【表74】
【0164】
【表75】
【0165】
【表76】
【0166】
【表77】
【0167】
【表78】
【0168】
【表79】
【0169】
【表80】
【0170】
【表81】
【0171】
【表82】
【0172】
【表83】
【0173】
【表84】
【0174】
【表85】
【0175】
【表86】
【0176】
【表87】
【0177】
【表88】
【0178】
【表89】
【0179】
【表90】
【0180】
【表91】
【0181】
【表92】
【0182】
【表93】
【0183】
【表94】
【0184】
【表95】
【0185】
【表96】
【0186】
【表97】
【0187】
【表98】
【0188】
【表99】 加工 本発明のサフラワー種子は、オイル加工のために適当な
サイズに粉砕することにより、販売用に加工され得る。
粉砕した種子組成物を、次いで、密封した容器中にて、
130℃で1時間火を通す。次いで、工業等級のヘキサン
を溶媒として用い、ブット(Butt)抽出器中で4時間抽出
する。ヘキサン処理した粉砕組成物を、次いで、さらに
4時間にわたり再粉砕し、抽出器に戻す。ここでは、上
記の条件で第2の抽出操作を行う。次いで、まず75℃の
容器温度まで蒸留することにより、ミセルから溶媒を除
去し、最終的に1.32 KPa(10mm水銀圧)の減圧下にて、
roto-vac装置に入れる。
【0189】得られた粗抽出油を、それぞれ、16゜のボ
ーメ度の充分な水酸化ナトリウム溶液で処理し、さらに
全オイル重量ベースで1.8%の追加の水酸化ナトリウム
を加えて、適度に攪拌しつつ、65℃で5分間、遊離の脂
肪酸を中和した。重い石鹸相を遠心分離で分離した。残
りの石鹸および不純物は、およそ15容量%の水で90℃に
て5分間洗浄し、続いて、遠心分離で得られた透明なオ
イルを、1.3〜2.6 KPa(10〜20mm水銀)および95℃で10
分間にわたり活性土で漂白することにより、除去する。
この活性土は、吸引濾過で分離する。
【0190】AOM値は、米国油化学協会(AOCS)の方法CD1
2-57に従って決定され得る。ここで記述の高いオレイン
酸含量のサフラワー油のAOM値は、酸化防止剤の不存在
下では、少なくとも約60時間、好ましくは少なくとも70
時間、最も好ましくは、80時間より長い。酸化防止剤が
用いられると、このAOM値はさらに高くなる。
【0191】サフラワー油は、独特のステロールにより
同定され得る。サフラワー植物体は、デルタ-7スティグ
マステロール(stigmasterol)を含有すると考えられてい
る。このステロールは、他の植物体では発見されていな
い。本発明のサフラワー植物体はまた、肥料に由来の窒
素を、他の植物体属のレベルより低い所で固定し得ると
ころに特徴がある。それゆえ、サフラワーは、予め肥沃
にされた畑地に植えられ、低い所にある硝酸塩を利用す
る。肥料が効果的に用いられるだけでなく、硝酸塩によ
る地下水の汚染が低減される。
【0192】本発明は、その好ましい実施態様の詳細を
参照して、本特許明細書に開示されているものの、この
開示は、限定する意味で書かれているというより、むし
ろ例示の意図であると理解されるべきである。その変更
は、本発明の精神および添付の請求の範囲内にて、当業
者により容易に行われることが考慮される。

Claims (149)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】約70゜Fの平均温度で生成されるとき、全
    脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高いオレイン
    酸含量を有するサフラワー種子。
  2. 【請求項2】前記オレイン酸含量が、約80%と約84.7%
    の間である請求項1に記載のサフラワー種子。
  3. 【請求項3】前記オレイン酸含量が、約81.9%と約85.9
    %の間である請求項1に記載のサフラワー種子。
  4. 【請求項4】前記オレイン酸含量が、約83.4%と約86.1
    %の間である請求項1に記載のサフラワー種子。
  5. 【請求項5】前記オレイン酸含量が、約80%と約90%の
    間である請求項1に記載のサフラワー種子。
  6. 【請求項6】前記種子が、モントラ(Montola)-2000と呼
    ばれる変種の特徴を有するサフラワー植物体の生成物で
    ある請求項5に記載のサフラワー種子。
  7. 【請求項7】約70゜Fの種子の平均の生育温度にて、種
    子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高いオ
    レイン酸含量を有する種子を生じるサフラワー植物体。
  8. 【請求項8】前記オレイン酸含量が、約80%と約84.7%
    の間である請求項7に記載のサフラワー植物体。
  9. 【請求項9】前記オレイン酸含量が、約81.9%と約85.9
    %の間である請求項7に記載のサフラワー植物体。
  10. 【請求項10】前記オレイン酸含量が、約83.4%と約8
    6.1%の間である請求項7に記載のサフラワー植物体。
  11. 【請求項11】前記オレイン酸含量が、約80%と約90%
    の間である請求項7に記載のサフラワー植物体。
  12. 【請求項12】前記植物体が、モントラ(Montola)-2000
    と呼ばれる変種の特徴を有する請求項11に記載のサフラ
    ワー植物体。
  13. 【請求項13】種子が約70゜Fの平均温度で生成される
    とき、種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれよ
    り高いオレイン酸含量を有するサフラワー種子の実質的
    に均一な集団からなるカルタムス チンクトリウス L.
    (Carthamus tinctorius L.)の種子生成物。
  14. 【請求項14】前記オレイン酸含量が、約80%と約84.7
    %の間である請求項13に記載の種子生成物。
  15. 【請求項15】前記オレイン酸含量が、約81.9%と約8
    5.9%の間である請求項13に記載の種子生成物。
  16. 【請求項16】前記オレイン酸含量が、約83.4%と約8
    6.1%の間である請求項13に記載の種子生成物。
  17. 【請求項17】前記オレイン酸含量が、約80%と約90%
    の間である請求項13に記載の種子生成物。
  18. 【請求項18】前記種子が、モントラ(Montola)-2000と
    呼ばれる変種の特徴を有するサフラワー変種の生成物で
    ある請求項17に記載の種子生成物。
  19. 【請求項19】約70゜Fの種子の平均の生育温度で、種
    子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高いオ
    レイン酸含量を有する種子を生じる実質的に均一な個体
    数のカルタムス チンクトリウス L.(Carthamus tincto
    rius L.)植物体からなるサフラワー変種。
  20. 【請求項20】前記オレイン酸含量が、約80%と約84.7
    %の間である請求項19に記載のサフラワー変種。
  21. 【請求項21】前記オレイン酸含量が、約81.9%と約8
    5.9%の間である請求項19に記載のサフラワー変種。
  22. 【請求項22】前記オレイン酸含量が、約83.4%と約8
    6.1%の間である請求項19に記載のサフラワー変種。
  23. 【請求項23】前記オレイン酸含量が、約80%と約90%
    の間である請求項19に記載のサフラワー変種。
  24. 【請求項24】モントラ(Montola)-2000と呼ばれる変種
    の特徴を有する請求項23に記載のサフラワー変種。
  25. 【請求項25】約70゜Fの平均温度で生成されるとき、
    全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより高いオレイ
    ン酸含量を有するサフラワー種子の製造方法であって、
    該方法は、(a)雌性親を生じるサフラワー変種の一連の
    交配を行う段階、(b)雄性親を生じるサフラワー変種の
    一連の交配を行う段階、および(c)該雌性親と該雄性親
    とを交配させる段階を包含する。
  26. 【請求項26】さらに、前記雌性親と雄性親との前記交
    配種の子孫を自己複製する段階を包含する請求項25に記
    載の方法。
  27. 【請求項27】さらに、前記雌性親と雄性親との子孫
    を、高いオレイン酸の生成について選別する段階、およ
    び該子孫を自己複製する段階を包含する請求項25に記載
    の方法。
  28. 【請求項28】前記選別および前記自己複製が1〜10回
    繰り返される請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】前記油の全脂肪酸含量に対して約80%ま
    たはそれより高いオレイン酸含量を有するサフラワー油
    であって、該油は、約70゜Fの平均温度で生成したサフ
    ラワー種子から得られる。
  30. 【請求項30】前記オレイン酸含量が、約80%と約84.7
    %の間である請求項29に記載のサフラワー油。
  31. 【請求項31】前記オレイン酸含量が、約81.9%と約8
    5.9%の間である請求項29に記載のサフラワー油。
  32. 【請求項32】前記オレイン酸含量が、約83.4%と約8
    6.1%の間である請求項29に記載のサフラワー油。
  33. 【請求項33】前記オレイン酸含量が、約80%と約90%
    の間である請求項29に記載のサフラワー油。
  34. 【請求項34】前記種子が、モントラ(Montola)-2000と
    呼ばれる変種の特徴を有するサフラワー植物体の生成物
    である請求項33に記載のサフラワー油。
  35. 【請求項35】前記種子の全脂肪酸含量に対しておよそ
    80%またはそれより高いオレイン酸含量を有し、オレイ
    ン酸量に対する飽和脂肪酸量の比が約0.08より小さいサ
    フラワー種子。
  36. 【請求項36】前記オレイン酸含量が、少なくとも81.9
    %である請求項35に記載のサフラワー種子。
  37. 【請求項37】前記オレイン酸含量が、約81.9%〜約90
    %である請求項35に記載のサフラワー種子。
  38. 【請求項38】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.07より小さい請求項35に記載のサフラワー種子。
  39. 【請求項39】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.06より小さい請求項35に記載のサフラワー種子。
  40. 【請求項40】前記種子の全脂肪酸含量に対して約80%
    〜約90%のオレイン酸含量を有し、オレイン酸に対する
    飽和脂肪酸の比が約0.08より小さいサフラワー種子。
  41. 【請求項41】前記種子の全脂肪酸含量に対しておよそ
    80%またはそれより高いオレイン酸含量を有し、種子の
    オレイン酸量に対する種子の飽和脂肪酸量の比が約0.08
    より小さいサフラワー植物体。
  42. 【請求項42】前記オレイン酸含量が、少なくとも81.9
    %である請求項35に記載のサフラワー植物体。
  43. 【請求項43】前記オレイン酸含量が、約81.9%〜約90
    %である請求項35に記載のサフラワー植物体。
  44. 【請求項44】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.07より小さい請求項35に記載のサフラワー植物体。
  45. 【請求項45】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.06より小さい請求項35に記載のサフラワー植物体。
  46. 【請求項46】前記種子の全脂肪酸含量に対して約80%
    〜約90%のオレイン酸含量を有し、オレイン酸に対する
    飽和脂肪酸の比が約0.08より小さいサフラワー植物体。
  47. 【請求項47】前記種子の全脂肪酸含量に対しておよそ
    80%またはそれより高いオレイン酸含量を有するサフラ
    ワー種子であって、ここで、該種子は、(A)該オレイン
    酸含量について純血のサフラワー系統に由来の第1の親
    と、(B)第2のサフラワー系統に由来の親との交配生成
    物である。
  48. 【請求項48】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.08より小さい請求項47に記載のサフラワー種子。
  49. 【請求項49】前記オレイン酸含量が81.9%より高い請
    求項47に記載のサフラワー種子。
  50. 【請求項50】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.07より小さい請求項47に記載のサフラワー種子。
  51. 【請求項51】前記オレイン酸含量が約81.9%より高
    く、オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が約0.06より小
    さい請求項47に記載のサフラワー種子。
  52. 【請求項52】前記第2のサフラワー系統に由来の前記
    親(B)もまた、前記オレイン酸含量について純血である
    請求項47に記載のサフラワー種子。
  53. 【請求項53】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.07より小さい請求項47に記載のサフラワー種子。
  54. 【請求項54】種子が、該種子の全脂肪酸含量に対して
    およそ80%またはそれより高いオレイン酸含量を有する
    個体のサフラワー植物体であって、ここで、該植物体
    は、(A)該オレイン酸含量について純血のサフラワー系
    統に由来の第1の親と、(B)第2のサフラワー系統に由
    来の親との交配生成物である。
  55. 【請求項55】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.08より小さい請求項54に記載の個体のサフラワー植
    物体。
  56. 【請求項56】前記オレイン酸含量が81.9%より高い請
    求項54に記載の個体のサフラワー植物体。
  57. 【請求項57】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.07より小さい請求項54に記載の個体のサフラワー植
    物体。
  58. 【請求項58】前記オレイン酸含量が、約81.9%より高
    く、オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、約0.06より
    小さい請求項54に記載の個体のサフラワー植物体。
  59. 【請求項59】前記第2のサフラワー系統に由来の前記
    親(B)もまた、前記オレイン酸含量について純血であ
    る、請求項54に記載の個体のサフラワー植物体。
  60. 【請求項60】オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比が、
    約0.06より小さい請求項54に記載の個体のサフラワー植
    物体。
  61. 【請求項61】実質的に均一なサフラワー種子の集団か
    らオイルを抽出することを包含する方法により生成され
    るサフラワー油であって、該サフラワー油は、約60時間
    より高いAOM値を有する。
  62. 【請求項62】前記種子の均一な集団が、該種子の全脂
    肪酸含量をベースにして約80%より高いオレイン酸含量
    を有する請求項61に記載のサフラワー油。
  63. 【請求項63】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項61に記載のサフラワー油。
  64. 【請求項64】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.07より小さい請求項61に記載のサフラワー油。
  65. 【請求項65】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.06より小さい請求項61に記載のサフラワー油。
  66. 【請求項66】約81.7%より高いオレイン酸含量を有す
    る請求項61に記載のサフラワー油。
  67. 【請求項67】前記オレイン酸含量が約81.7%〜約90%
    である請求項61に記載のサフラワー油。
  68. 【請求項68】オレイン酸含量が約83.4%〜約90%であ
    る請求項61に記載のサフラワー油。
  69. 【請求項69】全脂肪酸含量に対して約80%またはそれ
    より高いオレイン酸含量を有するサフラワー油であっ
    て、ここで、該油は、実質的に遊離の脂肪酸を含有しな
    い。
  70. 【請求項70】約81.9%より高いオレイン酸含量を有す
    る請求項69に記載のサフラワー油。
  71. 【請求項71】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項69に記載のサフラワー油。
  72. 【請求項72】種子の均一な集団から得られる請求項69
    に記載のサフラワー油であって、ここで、該油は、前記
    種子の全脂肪酸含量をベースにして、約80%より高いオ
    レイン酸含量を有する。
  73. 【請求項73】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.07より小さい請求項69に記載のサフラワー油。
  74. 【請求項74】前記全脂肪酸含量に対して約80%または
    それより高いオレイン酸含量を有する漂白したサフラワ
    ー油。
  75. 【請求項75】前記オレイン酸含量が、約81.9%より高
    い請求項74に記載の漂白したサフラワー油。
  76. 【請求項76】種子の均一な集団から得られる請求項74
    に記載の漂白したサフラワー油であって、ここで、該油
    は、種子の全脂肪酸含量をベースにして、約80%より高
    いオレイン酸含量を有する。
  77. 【請求項77】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.07より小さい請求項74に記載の漂白したサフラ
    ワー油。
  78. 【請求項78】実質的に遊離の脂肪酸を含有しない請求
    項74に記載の漂白したサフラワー油。
  79. 【請求項79】60時間より高いAOM値を有する請求項74
    に記載の漂白したサフラワー油。
  80. 【請求項80】前記油の全脂肪酸含量に対して80%また
    はそれより高いオレイン酸含量を有する脱臭したサフラ
    ワー油。
  81. 【請求項81】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項80に記載の脱臭したサフラ
    ワー油。
  82. 【請求項82】実質的に遊離の脂肪酸を含有しない請求
    項80に記載の脱臭したサフラワー油。
  83. 【請求項83】さらに漂白されている請求項80に記載の
    脱臭したサフラワー油。
  84. 【請求項84】約60時間より高いAOM値を有する請求項8
    0に記載の脱臭したサフラワー油。
  85. 【請求項85】種子の均一な集団から得られる請求項80
    に記載の脱臭したサフラワー油であって、ここで、該油
    は、前記種子の全脂肪酸含量をベースにして、約81.9%
    より高いオレイン酸含量を有する。
  86. 【請求項86】前記油の全脂肪酸含量に対して80%また
    はそれより高いオレイン酸含量を有するサフラワー油で
    あって、該油は脱臭され、漂白されそして実質的に遊離
    の脂肪酸を含有しない。
  87. 【請求項87】前記種子の全脂肪酸含量をベースにし
    て、約81.9%より高いオレイン酸含量を有する請求項86
    に記載のサフラワー油。
  88. 【請求項88】種子の均一な集団から得られる請求項86
    に記載のサフラワー油であって、ここで、該油は、前記
    種子の全脂肪酸含量をベースにして、約81.9%より高い
    オレイン酸含量を有する。
  89. 【請求項89】前記オレイン酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項86に記載のサフラワー油。
  90. 【請求項90】前記油のオレイン酸含量が約83.4%〜約
    90%である請求項86に記載のサフラワー油。
  91. 【請求項91】約70゜Fの平均温度で生成されるとき、
    前記種子の全脂肪酸含量に対して約80%、またはそれよ
    り高いリノール酸含量を有するサフラワー種子。
  92. 【請求項92】前記リノール酸含量が、約83.2%と約8
    9.2%の間である請求項91に記載のサフラワー種子。
  93. 【請求項93】前記リノール酸含量が、約86.0%と約8
    9.1%の間である請求項91に記載のサフラワー種子。
  94. 【請求項94】前記リノール酸含量が、約83.0%と約9
    0.4%の間である請求項91に記載のサフラワー種子。
  95. 【請求項95】前記リノール酸含量が、約80%と約91%
    の間である請求項91に記載のサフラワー種子。
  96. 【請求項96】前記種子が、89B7448-1と呼ばれる変種
    の特徴を有するサフラワー植物体の生成物である請求項
    95に記載のサフラワー種子。
  97. 【請求項97】約70゜Fの種子の平均の生育温度にて、
    前記種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより
    高いリノール酸含量を有する種子を生じるサフラワー植
    物体。
  98. 【請求項98】前記リノール酸含量が、約83.2%と約8
    9.2%の間である請求項97に記載のサフラワー植物体。
  99. 【請求項99】前記リノール酸含量が、約86.0%と約8
    9.1%の間である請求項97に記載のサフラワー植物体。
  100. 【請求項100】前記リノール酸含量が、約83.0%と約
    90.4%の間である請求項97に記載のサフラワー植物体。
  101. 【請求項101】前記リノール酸含量が、約80%と約91
    %の間である請求項97に記載のサフラワー植物体。
  102. 【請求項102】89B7448-1と呼ばれる変種の特徴を有
    する請求項101に記載のサフラワー植物体。
  103. 【請求項103】前記種子が約70゜Fの平均温度で生成
    されるとき、前記種子の全脂肪酸含量に対して約80%ま
    たはそれより高いリノール酸含量を有するサフラワー種
    子の実質的に均一な集団からなるカルタムス チンクト
    リウス L.(Carthamus tinctorius L.)の種子生成物。
  104. 【請求項104】前記リノール酸含量が、約83.2%と約
    89.2%の間である請求項103に記載の種子生成物。
  105. 【請求項105】前記リノール酸含量が、約86.0%と約
    89.1%の間である請求項103に記載の種子生成物。
  106. 【請求項106】前記リノール酸含量が、約83.0%と約
    90.4%の間である請求項103に記載の種子生成物。
  107. 【請求項107】前記リノール酸含量が、約80%と約91
    %の間である請求項103に記載の種子生成物。
  108. 【請求項108】前記種子が、89B7448-1と呼ばれる変
    種の特徴を有するサフラワー変種の生成物である請求項
    107に記載の種子生成物。
  109. 【請求項109】約70゜Fの種子の平均の生育温度で、
    前記種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれより
    高いリノール酸含量を有する種子を生じる実質的に均一
    な個体数のカルタムス チンクトリウス L.(Carthamus
    tinctorius L.)植物体からなるサフラワー変種。
  110. 【請求項110】前記リノール酸含量が、約83.2%と約
    89.2%の間である請求項109に記載のサフラワー変種。
  111. 【請求項111】前記リノール酸含量が、約86.0%と約
    89.1%の間である請求項109に記載のサフラワー変種。
  112. 【請求項112】前記リノール酸含量が、約83.0%と約
    90.4%の間である請求項109に記載のサフラワー変種。
  113. 【請求項113】前記リノール酸含量が、約80%と約91
    %の間である請求項109に記載のサフラワー変種。
  114. 【請求項114】89B7448-1と呼ばれる変種の特徴を有
    する請求項113に記載のサフラワー変種。
  115. 【請求項115】約70゜Fの平均温度で生成されると
    き、前記種子の全脂肪酸含量に対して約80%またはそれ
    より高いリノール酸含量を有するサフラワー種子の製造
    方法であって、該方法は、(a)雌性親を生じるサフラワ
    ー変種の一連の交配を行う段階、(b)雄性親を生じるサ
    フラワー変種の一連の交配を行う段階、および(c)該雌
    性親と該雄性親とを交配させる段階を包含する。
  116. 【請求項116】さらに、前記雌性親と雄性親との前記
    交配種の子孫を自己複製する段階を包含する請求項115
    に記載の方法。
  117. 【請求項117】さらに、前記雌性親と雄性親との子孫
    を、高いリノール酸の生成について選別する段階、およ
    び該子孫を自己複製する段階を包含する請求項115に記
    載の方法。
  118. 【請求項118】前記選別および前記自己複製が1〜10
    回繰り返される請求項117に記載の方法。
  119. 【請求項119】前記油の全脂肪酸含量に対して約80%
    またはそれより高いリノール酸含量を有するサフラワー
    油であって、該油は、約70゜Fの平均温度で生成したサ
    フラワー種子から得られる。
  120. 【請求項120】前記リノール酸含量が、約83.2%と約
    89.2%の間である請求項119に記載のサフラワー油。
  121. 【請求項121】前記リノール酸含量が、約86.0%と約
    89.1%の間である請求項119に記載のサフラワー油。
  122. 【請求項122】前記リノール酸含量が、約83.0%と約
    90.4%の間である請求項119に記載のサフラワー油。
  123. 【請求項123】前記リノール酸含量が、約80%と約91
    %の間である請求項119に記載のサフラワー油。
  124. 【請求項124】前記種子が、89B7448-1と呼ばれる変
    種の特徴を有するサフラワー植物体の生成物である請求
    項119に記載のサフラワー油。
  125. 【請求項125】前記種子の全脂肪酸含量に対しておよ
    そ80%またはそれより高いリノール酸含量を有し、前記
    種子中のリノール酸量に対する前記種子中の飽和脂肪酸
    量の比が約0.10より小さいサフラワー種子。
  126. 【請求項126】前記リノール酸含量が、少なくとも83
    %である請求項125に記載のサフラワー種子。
  127. 【請求項127】前記リノール酸含量が、約83%〜約91
    %である請求項125に記載のサフラワー種子。
  128. 【請求項128】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項125に記載のサフラワー種
    子。
  129. 【請求項129】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比お
    よびリノール酸に対するオレイン酸の比が、ともに約0.
    10より小さい請求項125に記載のサフラワー種子。
  130. 【請求項130】前記比が、0.08より小さい請求項129
    に記載のサフラワー種子。
  131. 【請求項131】前記種子の全脂肪酸含量に対しておよ
    そ80%またはそれより高いリノール酸含量を有し、前記
    種子のリノール酸量に対する前記種子の飽和脂肪酸量の
    比が約0.10より小さいサフラワー植物体。
  132. 【請求項132】前記リノール酸含量が、少なくとも83
    %である請求項131に記載のサフラワー植物体。
  133. 【請求項133】前記リノール酸含量が、約83%〜約91
    %である請求項131に記載のサフラワー植物体。
  134. 【請求項134】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項131に記載のサフラワー植
    物体。
  135. 【請求項135】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比お
    よびリノール酸に対するオレイン酸の比が、共に約0.10
    より小さい請求項131に記載のサフラワー植物体。
  136. 【請求項136】前記比が、0.08より小さい請求項135
    に記載のサフラワー植物体。
  137. 【請求項137】種子の実質的に均一な集団から得られ
    るサフラワー油であって、ここで、前記種子の全脂肪酸
    含量に対するリノール酸含量はおよそ80%またはそれよ
    り高く、前記種子中のリノール酸の量に対する前記種子
    中の飽和脂肪酸の量の比は、約0.10より小さい。
  138. 【請求項138】前記リノール酸含量が少なくとも83%
    である請求項137に記載のサフラワー油。
  139. 【請求項139】前記リノール酸含量が、約83%〜約91
    %である請求項137に記載のサフラワー油。
  140. 【請求項140】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項137に記載のサフラワー
    油。
  141. 【請求項141】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比お
    よびリノール酸に対するオレイン酸の比が、ともに約0.
    10より小さい請求項137に記載のサフラワー油。
  142. 【請求項142】前記比が0.08より小さい請求項141
    に記載のサフラワー油。
  143. 【請求項143】前記種子の全脂肪酸含量に対しておよ
    そ80%またはそれより高いリノール酸含量を有するサフ
    ラワー種子であって、ここで、該種子は、(A)該リノー
    ル酸含量について純血のサフラワー系統に由来の第1の
    親と、(B)第2のサフラワー系統に由来の親との交配生
    成物である。
  144. 【請求項144】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.10より小さい請求項143に記載のサフラワー種
    子。
  145. 【請求項145】前記リノール酸含量が83%より高い請
    求項143に記載のサフラワー種子。
  146. 【請求項146】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比
    が、約0.08より小さい請求項143に記載のサフラワー種
    子。
  147. 【請求項147】前記リノール酸含量が約83%より高
    く、前記種子中のリノール酸に対する飽和脂肪酸の比が
    約0.08より小さい請求項143に記載のサフラワー種子。
  148. 【請求項148】前記第2のサフラワー系統に由来の前
    記親(B)もまた、前記リノール酸含量について純血であ
    る請求項143に記載のサフラワー種子。
  149. 【請求項149】リノール酸に対する飽和脂肪酸の比お
    よびリノール酸に対するオレイン酸の比が、ともに約0.
    08より小さい請求項143に記載のサフラワー種子。
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