JPH05223622A - 液位センサ - Google Patents
液位センサInfo
- Publication number
- JPH05223622A JPH05223622A JP4029573A JP2957392A JPH05223622A JP H05223622 A JPH05223622 A JP H05223622A JP 4029573 A JP4029573 A JP 4029573A JP 2957392 A JP2957392 A JP 2957392A JP H05223622 A JPH05223622 A JP H05223622A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- parallel plate
- liquid level
- plate electrodes
- gas
- Prior art date
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- Pending
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器内に入れた容量の変化する液体の液位を
高い精度で検知できる液位センサを得る。 【構成】 容器内に容量の変化する液体1を入れて、そ
の上の空間に気体2を満たし、平行平板電極21a,21b の
一方を液体1中または気体2中に水平に固定するととも
に、平行平板電極21a,21b の他方を液体1の液面に浮か
せ、平行平板電極21a,21b の静電容量に基づいて液体1
の液位を検知する。
高い精度で検知できる液位センサを得る。 【構成】 容器内に容量の変化する液体1を入れて、そ
の上の空間に気体2を満たし、平行平板電極21a,21b の
一方を液体1中または気体2中に水平に固定するととも
に、平行平板電極21a,21b の他方を液体1の液面に浮か
せ、平行平板電極21a,21b の静電容量に基づいて液体1
の液位を検知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば、電力機器に絶
縁媒体、消弧媒体として使用する六弗化硫黄ガスが低温
で液化したときの液位を検知する液位センサに関する。
縁媒体、消弧媒体として使用する六弗化硫黄ガスが低温
で液化したときの液位を検知する液位センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図3はすでに周知の従来の液位センサを
示す概略構成図である。図において、1は容器(図示せ
ず)に入れた六弗化硫黄の液体、1aは液体1の液面、2
は液体1の上の空間に存在する六弗化硫黄の気体、11a,
11b は液面1aに垂直に配置した平行平板電極で容器内に
固定する。図はその下部(高さh)を液体1の中に、ま
た上部(高さl−h)を気体2の中に置いた状態を示
す。12は平行平板電極11a,11b に導電接続した静電容量
計で、液体1の液位に応じて変化する平行平板電極11a,
11b の静電容量を測定する。
示す概略構成図である。図において、1は容器(図示せ
ず)に入れた六弗化硫黄の液体、1aは液体1の液面、2
は液体1の上の空間に存在する六弗化硫黄の気体、11a,
11b は液面1aに垂直に配置した平行平板電極で容器内に
固定する。図はその下部(高さh)を液体1の中に、ま
た上部(高さl−h)を気体2の中に置いた状態を示
す。12は平行平板電極11a,11b に導電接続した静電容量
計で、液体1の液位に応じて変化する平行平板電極11a,
11b の静電容量を測定する。
【0003】従来の液位センサは以上のように構成され
ており、六弗化硫黄ガスを絶縁媒体、消弧媒体として使
用する電力用の遮断器や変圧器の容器内に適用して、低
温で六弗化硫黄ガスの一部が液化するときに容器内に溜
る液体1の液位を平行平板電極11a,11b の静電容量を測
定することにより検知する。平行平板電極11a,11b の静
電容量をC、その高さをl、幅をa、間隔をd、液体1
の中にある下部の高さをhとし、液体1と気体2の比誘
電率をそれぞれεl,εg、真空の誘電率をεoとして
C=εo(a/d)〔εgl+(εl−εg)h〕であ
る(すべてMKS単位系とする)。従って、平行平板電
極11a,11b の静電容量を静電容量計12で測定すれば、平
行平板電極11a,11b の液体1の中にある下部の高さhを
知ることができる。六弗化硫黄についての具体的な数値
例で、l=0.1 (m),a=0.2(m),d=0.05
(m),εl=1.7 ,εg=1.0 ,εo=8.854 ×10
-12 (F/m)として、h=0.001 (m)でC≒3.57
(pF),h=0.05(m)でC≒4.78(pF)となる。
すなわち、平行平板電極11a,11b の液体1の中にある下
部の高さが1〜50(mm)の範囲で変化しても、平行平
板電極11a,11b の静電容量は3.57〜4.78(pF)の僅か
な範囲でしか変化せず、またその絶対値も極めて小さい
ので、精密級の静電容量計12で測定しても液体1の電位
を検知するには大きな誤差を伴なう。
ており、六弗化硫黄ガスを絶縁媒体、消弧媒体として使
用する電力用の遮断器や変圧器の容器内に適用して、低
温で六弗化硫黄ガスの一部が液化するときに容器内に溜
る液体1の液位を平行平板電極11a,11b の静電容量を測
定することにより検知する。平行平板電極11a,11b の静
電容量をC、その高さをl、幅をa、間隔をd、液体1
の中にある下部の高さをhとし、液体1と気体2の比誘
電率をそれぞれεl,εg、真空の誘電率をεoとして
C=εo(a/d)〔εgl+(εl−εg)h〕であ
る(すべてMKS単位系とする)。従って、平行平板電
極11a,11b の静電容量を静電容量計12で測定すれば、平
行平板電極11a,11b の液体1の中にある下部の高さhを
知ることができる。六弗化硫黄についての具体的な数値
例で、l=0.1 (m),a=0.2(m),d=0.05
(m),εl=1.7 ,εg=1.0 ,εo=8.854 ×10
-12 (F/m)として、h=0.001 (m)でC≒3.57
(pF),h=0.05(m)でC≒4.78(pF)となる。
すなわち、平行平板電極11a,11b の液体1の中にある下
部の高さが1〜50(mm)の範囲で変化しても、平行平
板電極11a,11b の静電容量は3.57〜4.78(pF)の僅か
な範囲でしか変化せず、またその絶対値も極めて小さい
ので、精密級の静電容量計12で測定しても液体1の電位
を検知するには大きな誤差を伴なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の液位センサは以
上説明したとおり、容器内に溜る液体1の液位を平行平
板電極11a,11b の静電容量を測定することにより検知す
るが、平行平板電極11a,11b の高さlに対し液体1の中
にあるその下部の高さhが1%から50%まで変化して
も、その静電容量は約34%しか変化せず、かつその絶対
値が極めて小さいので、液体1の液位を高い精度で検知
することができないと云う技術的課題があった。
上説明したとおり、容器内に溜る液体1の液位を平行平
板電極11a,11b の静電容量を測定することにより検知す
るが、平行平板電極11a,11b の高さlに対し液体1の中
にあるその下部の高さhが1%から50%まで変化して
も、その静電容量は約34%しか変化せず、かつその絶対
値が極めて小さいので、液体1の液位を高い精度で検知
することができないと云う技術的課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、液体の液位を高い精度で検知する
ことのできる液位センサを提供しようとするものであ
る。
めになされたもので、液体の液位を高い精度で検知する
ことのできる液位センサを提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液位セン
サは容器内に容量の変化する液体を入れて、その上の空
間に気体を満たし、平行平板電極の一方を液体中または
気体中に水平に固定するとともに、平行平板電極の他方
を液体の液面に浮かせ、平行平板電極の静電容量に基づ
いて液体の液位を検知するものである。
サは容器内に容量の変化する液体を入れて、その上の空
間に気体を満たし、平行平板電極の一方を液体中または
気体中に水平に固定するとともに、平行平板電極の他方
を液体の液面に浮かせ、平行平板電極の静電容量に基づ
いて液体の液位を検知するものである。
【0007】
【作用】この発明における平行平板電極はその一方を液
体中または気体中に水平に固定し、その他方を液面に浮
かせているので、液体の容量が変化すると、液位に応じ
てその静電容量が変化する。
体中または気体中に水平に固定し、その他方を液面に浮
かせているので、液体の容量が変化すると、液位に応じ
てその静電容量が変化する。
【0008】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
り、図中の1、1a、2、12は従来の液位センサにおける
ものと同じである。21a,21b は水平に配置した平行平板
電極で、21a は液面とともに移動し、21b は気体2の中
に固定する。23は平行平板電極21a を接合したフロート
で、液体1に浮上している。24は液体1の液位が変化し
ても、常に平行平板電極21a を平行平板電極21b に対向
した状態にするガイドである。
り、図中の1、1a、2、12は従来の液位センサにおける
ものと同じである。21a,21b は水平に配置した平行平板
電極で、21a は液面とともに移動し、21b は気体2の中
に固定する。23は平行平板電極21a を接合したフロート
で、液体1に浮上している。24は液体1の液位が変化し
ても、常に平行平板電極21a を平行平板電極21b に対向
した状態にするガイドである。
【0009】この実施例は以上のように構成され、六弗
化硫黄ガスが低温で一部液化して容器内に溜ったその液
体の液位を平行平板電極21a,21b の静電容量を測定する
ことにより検知する。液体1の液位が変化すると、平行
平板電極21a を接合したフロート23はガイド24に案内さ
れて上下方向に移動し、平行平板電極21a,21b の間隔が
変化し、したがって、その静電容量も変化する。平行平
板電極21a,21b の静電容量をC、面積をS、間隔をD、
液体2の比誘電率をεg,真空の誘電率をεoとして、
C=εgεoS/Dである(すべてMKS単位系とす
る)。この関係から平行平板電極21a,21b の静電容量を
静電容量計12で測定すれば、液体1の液位を知ることが
できる。六弗化硫黄ガスについての具体的な数値例で、
S=0.01(m2 ),εg=1.0 ,εo=8.854 ×10-12
(F/m)として、D=0.001 (m)でC≒88.5(p
F),D=0.05(m)でC≒1.77(pF)となる。すな
わち、平行平板電極21a,21b の間隔が1〜50(mm)の
範囲で変化すると、その静電容量は大きく変化し、予想
される液体1の液位の変化に対して平行平板電極21a,21
b の間隔を適当に選べば、測定する静電容量の絶対値が
大きくなって、液体1の液位を高い精度で検知すること
ができる。
化硫黄ガスが低温で一部液化して容器内に溜ったその液
体の液位を平行平板電極21a,21b の静電容量を測定する
ことにより検知する。液体1の液位が変化すると、平行
平板電極21a を接合したフロート23はガイド24に案内さ
れて上下方向に移動し、平行平板電極21a,21b の間隔が
変化し、したがって、その静電容量も変化する。平行平
板電極21a,21b の静電容量をC、面積をS、間隔をD、
液体2の比誘電率をεg,真空の誘電率をεoとして、
C=εgεoS/Dである(すべてMKS単位系とす
る)。この関係から平行平板電極21a,21b の静電容量を
静電容量計12で測定すれば、液体1の液位を知ることが
できる。六弗化硫黄ガスについての具体的な数値例で、
S=0.01(m2 ),εg=1.0 ,εo=8.854 ×10-12
(F/m)として、D=0.001 (m)でC≒88.5(p
F),D=0.05(m)でC≒1.77(pF)となる。すな
わち、平行平板電極21a,21b の間隔が1〜50(mm)の
範囲で変化すると、その静電容量は大きく変化し、予想
される液体1の液位の変化に対して平行平板電極21a,21
b の間隔を適当に選べば、測定する静電容量の絶対値が
大きくなって、液体1の液位を高い精度で検知すること
ができる。
【0010】実施例2.図2はこの発明の他の実施例を
示す構成図であって、平行平板電極31b を液体1の中に
水平に固定し、フロート33に接合した平行平板電極21a
を下にしてフロート33を液体1に浮上させる。液体1の
液位が変化すると、フロート33はガイド34に案内されて
上下方向に移動し、平行平板電極31a,31b の間隔が変化
し、したがって、その静電容量も変化する。平行平板電
極31a,31b の静電容量をC,面積をS,間隔ををD,液
体1の比誘電率をεl,真空の誘電率をεoとして、C
=εlεoS/Dである(すべてMKS単位系とす
る)。六弗化硫黄についての具体的な数値例で、S=0.
01(m2 ),εl=1.7 ,εo=8.854 ×10-12 (F/
m)として、D=0.001 (m)でC≒150 (pF),D
=0.05(m)でC≒3.00(pF)となる。この実施例に
よっても平行平板電極31a,31b の静電容量が大きく変化
するので、同様の効果を期待することができる。
示す構成図であって、平行平板電極31b を液体1の中に
水平に固定し、フロート33に接合した平行平板電極21a
を下にしてフロート33を液体1に浮上させる。液体1の
液位が変化すると、フロート33はガイド34に案内されて
上下方向に移動し、平行平板電極31a,31b の間隔が変化
し、したがって、その静電容量も変化する。平行平板電
極31a,31b の静電容量をC,面積をS,間隔ををD,液
体1の比誘電率をεl,真空の誘電率をεoとして、C
=εlεoS/Dである(すべてMKS単位系とす
る)。六弗化硫黄についての具体的な数値例で、S=0.
01(m2 ),εl=1.7 ,εo=8.854 ×10-12 (F/
m)として、D=0.001 (m)でC≒150 (pF),D
=0.05(m)でC≒3.00(pF)となる。この実施例に
よっても平行平板電極31a,31b の静電容量が大きく変化
するので、同様の効果を期待することができる。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、容器内
に容量の変化する液体を入れて、その上の空間に気体を
満たし、平行平板電極の一方を液体中または気体中に水
平に固定するとともに、平行平板電極の他方を液面に浮
かせて、平行平板電極の静電容量に基づいて、液体の液
位を検知するので、高い精度で液位を検知できる効果が
ある。
に容量の変化する液体を入れて、その上の空間に気体を
満たし、平行平板電極の一方を液体中または気体中に水
平に固定するとともに、平行平板電極の他方を液面に浮
かせて、平行平板電極の静電容量に基づいて、液体の液
位を検知するので、高い精度で液位を検知できる効果が
ある。
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す構成図である。
【図3】従来の液位センサを示す概略構成図である。
1 液体 1a 液面 2 気体 12 静電容量計 21a 平行平板電極 21b 平行平板電極 23 フロート 24 ガイド 31a 平行平板電極 31b 平行平板電極 33 フロート 34 ガイド
Claims (1)
- 【請求項1】 容器内に容量の変化する液体を入れて、
その上の空間に気体を満たし、平行平板電極の一方を上
記液体中または上記気体中に水平に固定するとともに、
上記平行平板電極の他方を上記液体の液面に浮かせ、上
記平行平板電極の静電容量に基づいて上記液体の液位を
検知することを特徴とする液位センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4029573A JPH05223622A (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 液位センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4029573A JPH05223622A (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 液位センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223622A true JPH05223622A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12279859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4029573A Pending JPH05223622A (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 液位センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05223622A (ja) |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP4029573A patent/JPH05223622A/ja active Pending
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