JPH05220006A - ホック付きファスナ - Google Patents
ホック付きファスナInfo
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- JPH05220006A JPH05220006A JP2416092A JP2416092A JPH05220006A JP H05220006 A JPH05220006 A JP H05220006A JP 2416092 A JP2416092 A JP 2416092A JP 2416092 A JP2416092 A JP 2416092A JP H05220006 A JPH05220006 A JP H05220006A
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- JP
- Japan
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- hook
- fastener
- pair
- cloth
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファスナと鉤ホック等とを別付けする手数を
省略する。 【構成】 務歯１２、１２を列設した一対の布地テープ
１１、１１の締切端１１ｆ、１１ｆ側に、掛脱可能な一
組のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 を付設する。ホック金具Ｈ1
、Ｈ2 は、あらかじめ、布地テープ１１、１１に取り
付けられているから、鉤ホック等を別付けする必要がな
い。
省略する。 【構成】 務歯１２、１２を列設した一対の布地テープ
１１、１１の締切端１１ｆ、１１ｆ側に、掛脱可能な一
組のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 を付設する。ホック金具Ｈ1
、Ｈ2 は、あらかじめ、布地テープ１１、１１に取り
付けられているから、鉤ホック等を別付けする必要がな
い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、衣類等の開閉部分に
縫い込んで用いるスライド式ファスナの改良に関する。
縫い込んで用いるスライド式ファスナの改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】ズボンやスカートの前明きや横明き、ま
た、ブラウスやワンピースの背明き等、衣類の開閉部分
を簡単な操作によって容易に開閉できるものとして、ス
ライダを備えるスライド式ファスナが多用されている。
た、ブラウスやワンピースの背明き等、衣類の開閉部分
を簡単な操作によって容易に開閉できるものとして、ス
ライダを備えるスライド式ファスナが多用されている。
【０００３】スライド式ファスナは、並列状態の一対の
布地テープの内側端縁に、それぞれ、務歯（むし）と称
する掛脱部材を列設するとともに、布地テープの間に、
Ｙ字形の案内溝を形成したスライダを案内溝と両側の務
歯とが掛合するように取り付け、開放端と締切端との間
を務歯に沿ってスライダをスライドすることにより、２
列の務歯を相互に咬合させて１列に一体化し、また、１
列に一体化している務歯を２列に分離するようにして開
閉動作をするものである。なお、一対の布地テープの開
放端側は、締め金具等によって部分的に連結し、完全に
分離してしまわないようになっている。また、各列の務
歯の締切端には、ストッパが取り付けられ、スライダが
抜け取れるのを防ぐようになっている。
布地テープの内側端縁に、それぞれ、務歯（むし）と称
する掛脱部材を列設するとともに、布地テープの間に、
Ｙ字形の案内溝を形成したスライダを案内溝と両側の務
歯とが掛合するように取り付け、開放端と締切端との間
を務歯に沿ってスライダをスライドすることにより、２
列の務歯を相互に咬合させて１列に一体化し、また、１
列に一体化している務歯を２列に分離するようにして開
閉動作をするものである。なお、一対の布地テープの開
放端側は、締め金具等によって部分的に連結し、完全に
分離してしまわないようになっている。また、各列の務
歯の締切端には、ストッパが取り付けられ、スライダが
抜け取れるのを防ぐようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、スライダを締切端側へ移動し、ファスナを締め切っ
た状態において、布地テープを締切端側からＹ字状に開
くような力が加わると、スライダが自然に開放端側に移
動し、衣類等の開閉部が不用意に開いてしまうので、ズ
ボンの前明きやスカートの横明き等、このような力が加
わり易い箇所においては、別に、ボタンや鉤ホック等を
併用する必要があった。この場合において、鉤ホック等
は、ファスナの締切端付近に衣類等の重ね部分を設け、
対応する重ね部分に手縫いによって取り付けるのが普通
である。したがって、衣類の開閉部分の仕上げは、必然
的に複雑な裁断と煩雑な縫製作業を要するとともに、鉤
ホック等の手縫い作業を伴なうので、衣類縫製上の全体
能率を改善することができないという問題があった。
ば、スライダを締切端側へ移動し、ファスナを締め切っ
た状態において、布地テープを締切端側からＹ字状に開
くような力が加わると、スライダが自然に開放端側に移
動し、衣類等の開閉部が不用意に開いてしまうので、ズ
ボンの前明きやスカートの横明き等、このような力が加
わり易い箇所においては、別に、ボタンや鉤ホック等を
併用する必要があった。この場合において、鉤ホック等
は、ファスナの締切端付近に衣類等の重ね部分を設け、
対応する重ね部分に手縫いによって取り付けるのが普通
である。したがって、衣類の開閉部分の仕上げは、必然
的に複雑な裁断と煩雑な縫製作業を要するとともに、鉤
ホック等の手縫い作業を伴なうので、衣類縫製上の全体
能率を改善することができないという問題があった。
【０００５】そこで、この発明の目的は、一対の布地テ
ープの締切端付近に、ミシンの走行に支障のない小型の
ホック金具を取り付けることによって、衣類側における
鉤ホックの取付けを省略し、縫製作業を大幅に高能率化
するとともに、開閉部分の仕上りを端整なものとするこ
とができるホック付ファスナを提供することにある。
ープの締切端付近に、ミシンの走行に支障のない小型の
ホック金具を取り付けることによって、衣類側における
鉤ホックの取付けを省略し、縫製作業を大幅に高能率化
するとともに、開閉部分の仕上りを端整なものとするこ
とができるホック付ファスナを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、内側端縁に務歯を列設し、開放
端側を連結した一対の布地テープと、務歯に掛合し、開
放端と締切端との間をスライドするスライダとを備え、
一対の布地テープの締切端側に一組のホック金具を取り
付けることをその要旨とする。
めのこの発明の構成は、内側端縁に務歯を列設し、開放
端側を連結した一対の布地テープと、務歯に掛合し、開
放端と締切端との間をスライドするスライダとを備え、
一対の布地テープの締切端側に一組のホック金具を取り
付けることをその要旨とする。
【０００７】なお、ホック金具は、布地テープを刺し通
す折曲げ爪を備え、折曲げ爪をかしめて取り付けること
ができる。
す折曲げ爪を備え、折曲げ爪をかしめて取り付けること
ができる。
【０００８】
【作用】かかる発明の構成によれば、スライダを締切端
側に引いて両側の務歯を咬合させたうえ、一組のホック
金具を掛止すれば、外力によって布地テープの締切端が
Ｙ字形に開き、スライダが開放端側へ移動するのを防ぐ
ことができるとともに、一対の布地テープは、務歯とホ
ック金具との双方によって連結されるので、締め切った
ときの一体化強度を高めることができる。
側に引いて両側の務歯を咬合させたうえ、一組のホック
金具を掛止すれば、外力によって布地テープの締切端が
Ｙ字形に開き、スライダが開放端側へ移動するのを防ぐ
ことができるとともに、一対の布地テープは、務歯とホ
ック金具との双方によって連結されるので、締め切った
ときの一体化強度を高めることができる。
【０００９】なお、ホック金具が折曲げ爪を備えるとき
は、折曲げ爪を布地テープに刺し通し、折り曲げてかし
めることによって、最小限の取付けスペースに取り付け
ることができ、布地テープの縫い代を阻害しないので、
ホック金具がミシンの走行に際する障害になるのを防ぐ
ことができる他、縫付け作業を要することなく短時間で
取り付けることが可能である。
は、折曲げ爪を布地テープに刺し通し、折り曲げてかし
めることによって、最小限の取付けスペースに取り付け
ることができ、布地テープの縫い代を阻害しないので、
ホック金具がミシンの走行に際する障害になるのを防ぐ
ことができる他、縫付け作業を要することなく短時間で
取り付けることが可能である。
【００１０】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【００１１】ホック付きファスナ１０は、務歯１２を列
設した一対の布地テープ１１、１１と、スライダ１５
と、一対のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 とを主要部材としてな
る（図１、図２）。
設した一対の布地テープ１１、１１と、スライダ１５
と、一対のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 とを主要部材としてな
る（図１、図２）。
【００１２】布地テープ１１、１１は、丈夫な専用素材
からなり、両端は、ジグザグに切断されている。務歯１
２、１２は、並行状態に配置した布地テープ１１、１１
の対向する内側端縁にそれぞれ列設されている。一対の
布地テープ１１、１１は、開放端１１ｅ、１１ｅ側にお
いて、ストッパ金具１７によって部分的に連結されてい
る（図１）。ストッパ金具１７は、先の尖った折曲げ爪
ｈ1 、ｈ1 …を有し、折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …を両側の布
地テープ１１、１１に刺し通し、務歯１２、１２の上か
ら内側に曲げてかしめることによって固定されている。
また、布地テープ１１の締切端１１ｆ側には、各務歯１
２に対し、独立のストッパ金具１６が組み付けられてい
る。なお、ストッパ金具１６、１６は、開放端１１ｅ側
のストッパ金具１７から等寸法に位置している。
からなり、両端は、ジグザグに切断されている。務歯１
２、１２は、並行状態に配置した布地テープ１１、１１
の対向する内側端縁にそれぞれ列設されている。一対の
布地テープ１１、１１は、開放端１１ｅ、１１ｅ側にお
いて、ストッパ金具１７によって部分的に連結されてい
る（図１）。ストッパ金具１７は、先の尖った折曲げ爪
ｈ1 、ｈ1 …を有し、折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …を両側の布
地テープ１１、１１に刺し通し、務歯１２、１２の上か
ら内側に曲げてかしめることによって固定されている。
また、布地テープ１１の締切端１１ｆ側には、各務歯１
２に対し、独立のストッパ金具１６が組み付けられてい
る。なお、ストッパ金具１６、１６は、開放端１１ｅ側
のストッパ金具１７から等寸法に位置している。
【００１３】スライダ１５は、表側に起倒自在の操作リ
ップ１５ｃを付属し、内部に図示しないＹ字形の案内溝
を形成した金具である。スライダ１５は、案内溝の内部
に両側の務歯１２、１２を挿通することによって、２列
の務歯１２、１２に同時に掛合し、上下のストッパ金具
１６、１６、１７間に取り付けられている。なお、２列
の務歯１２、１２は、スライダ１５を操作リップ１５ｃ
を介して下側のストッパ金具１７側、すなわち、布地テ
ープ１１、１１の開放端１１ｅ、１１ｅ側へスライドし
たときに、全体が２列に分離し、また、上側のストッパ
金具１６、１６側、すなわち、布地テープ１１、１１の
締切端１１ｆ、１１ｆ側へスライドしたときに１列に合
体するように掛脱動作することができる。この際、スト
ッパ金具１６、１６、１７は、スライダ１５が抜け取れ
るのを防止する。
ップ１５ｃを付属し、内部に図示しないＹ字形の案内溝
を形成した金具である。スライダ１５は、案内溝の内部
に両側の務歯１２、１２を挿通することによって、２列
の務歯１２、１２に同時に掛合し、上下のストッパ金具
１６、１６、１７間に取り付けられている。なお、２列
の務歯１２、１２は、スライダ１５を操作リップ１５ｃ
を介して下側のストッパ金具１７側、すなわち、布地テ
ープ１１、１１の開放端１１ｅ、１１ｅ側へスライドし
たときに、全体が２列に分離し、また、上側のストッパ
金具１６、１６側、すなわち、布地テープ１１、１１の
締切端１１ｆ、１１ｆ側へスライドしたときに１列に合
体するように掛脱動作することができる。この際、スト
ッパ金具１６、１６、１７は、スライダ１５が抜け取れ
るのを防止する。
【００１４】ホック金具Ｈ1 、Ｈ2 は、受け形のホック
金具Ｈ1 と掛け形のホック金具Ｈ2とからなり（図１、
図２）、一対の布地テープ１１、１１の締切端１１ｆ、
１１ｆ付近に突合せ姿勢で取り付けられている。
金具Ｈ1 と掛け形のホック金具Ｈ2とからなり（図１、
図２）、一対の布地テープ１１、１１の締切端１１ｆ、
１１ｆ付近に突合せ姿勢で取り付けられている。
【００１５】受け形のホック金具Ｈ1 は、前端部にスリ
ット状の抜き孔ｈ2 を有する一方、掛け形のホック金具
Ｈ2 には、布地テープ１１の裏面側に折り返したフック
爪ｈ3 が形成されている。また、いずれのホック金具Ｈ
1 、Ｈ2 についても、後端部に折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …が
形成され、各ホック金具Ｈ1 、Ｈ2 は、折曲げ爪ｈ1、
ｈ1 …を布地テープ１１の裏面側から表面側に向けて刺
し通し、表面側に突出した折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …の先端
部を務歯１２を押え込むようにして内側に曲げた上、折
曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …を挾むようにかしめることによって
取り付けられている。一組のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 は、
スライダ１５を締切端１１ｆ、１１ｆ側へスライドさ
せ、務歯１２、１２を一体化することにより、抜き孔ｈ
2 にフック爪ｈ3 を通し掛けて留めることができる（図
２）。
ット状の抜き孔ｈ2 を有する一方、掛け形のホック金具
Ｈ2 には、布地テープ１１の裏面側に折り返したフック
爪ｈ3 が形成されている。また、いずれのホック金具Ｈ
1 、Ｈ2 についても、後端部に折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …が
形成され、各ホック金具Ｈ1 、Ｈ2 は、折曲げ爪ｈ1、
ｈ1 …を布地テープ１１の裏面側から表面側に向けて刺
し通し、表面側に突出した折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …の先端
部を務歯１２を押え込むようにして内側に曲げた上、折
曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …を挾むようにかしめることによって
取り付けられている。一組のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 は、
スライダ１５を締切端１１ｆ、１１ｆ側へスライドさ
せ、務歯１２、１２を一体化することにより、抜き孔ｈ
2 にフック爪ｈ3 を通し掛けて留めることができる（図
２）。
【００１６】このようなホック付きファスナ１０は、た
とえば、スカートＳの横明き部分に用いることができる
（図３）。スカートＳは、ウエスト部分に帯状部Ｓ1 を
形成し、横部分で全体を一体化してなるサーキュラスカ
ートであり、布地は、スカートＳの横部分で内側に折り
返し、折返し部Ｓ2 、Ｓ2 を引き合わせるようにして縫
い付けられている。ただし、帯状部Ｓ1 を含み、上部の
一定寸法は縫合せず、そのまま、スカートＳの横明きと
して利用されており、横明きは、帯状部Ｓ1 側からＶ字
状に開くことができる。
とえば、スカートＳの横明き部分に用いることができる
（図３）。スカートＳは、ウエスト部分に帯状部Ｓ1 を
形成し、横部分で全体を一体化してなるサーキュラスカ
ートであり、布地は、スカートＳの横部分で内側に折り
返し、折返し部Ｓ2 、Ｓ2 を引き合わせるようにして縫
い付けられている。ただし、帯状部Ｓ1 を含み、上部の
一定寸法は縫合せず、そのまま、スカートＳの横明きと
して利用されており、横明きは、帯状部Ｓ1 側からＶ字
状に開くことができる。
【００１７】ホック付きファスナ１０は、横明き全体に
亘り、スカートＳの内側から布地テープ１１、１１を介
して縫い付けられている。一対の布地テープ１１、１１
は、締切端１１ｆ、１１ｆを上にし、概ね、一対の折返
し部Ｓ2 、Ｓ2 に対応するように、各折返し部Ｓ2 上に
縫い付けられている。ただし、掛け形のホック金具Ｈ2
を備える側の布地テープ１１は、横明きから僅かに後退
して位置決めされ、受け形のホック金具Ｈ1 を備える側
の布地テープ１１は、横明き内に進出して位置決めされ
ている。すなわち、ホック付きファスナ１０は、横明き
に対して、全体的に側方にずらして配置されている。ま
た、布地テープ１１、１１の上端部分は、内側に折り込
み、帯状部Ｓ1 の上端縁に一致するように揃えられてい
る。
亘り、スカートＳの内側から布地テープ１１、１１を介
して縫い付けられている。一対の布地テープ１１、１１
は、締切端１１ｆ、１１ｆを上にし、概ね、一対の折返
し部Ｓ2 、Ｓ2 に対応するように、各折返し部Ｓ2 上に
縫い付けられている。ただし、掛け形のホック金具Ｈ2
を備える側の布地テープ１１は、横明きから僅かに後退
して位置決めされ、受け形のホック金具Ｈ1 を備える側
の布地テープ１１は、横明き内に進出して位置決めされ
ている。すなわち、ホック付きファスナ１０は、横明き
に対して、全体的に側方にずらして配置されている。ま
た、布地テープ１１、１１の上端部分は、内側に折り込
み、帯状部Ｓ1 の上端縁に一致するように揃えられてい
る。
【００１８】スカートＳは、横明き部分にホック付きフ
ァスナ１０を取り付けることによって、スライダ１５を
上下方向に操作して横明きを開閉し、極く容易に着用す
ることができるとともに、着用に際し、ホック金具Ｈ1
、Ｈ2 を留めることによって、布地テープ１１、１１
がＶ字状に開き、スライダ１５が下方に移動して横明き
が不用意に開くのを有効に防止することができる。ま
た、ホック金具Ｈ1 、Ｈ2は、あらかじめ布地テープ１
１、１１に取り付けられているので、スカートＳ側に鉤
ホック等を別付けする必要がない。また、鉤ホック等を
取り付けるために、帯状部Ｓ1 に格別な重ね部分等を形
成する必要もない。
ァスナ１０を取り付けることによって、スライダ１５を
上下方向に操作して横明きを開閉し、極く容易に着用す
ることができるとともに、着用に際し、ホック金具Ｈ1
、Ｈ2 を留めることによって、布地テープ１１、１１
がＶ字状に開き、スライダ１５が下方に移動して横明き
が不用意に開くのを有効に防止することができる。ま
た、ホック金具Ｈ1 、Ｈ2は、あらかじめ布地テープ１
１、１１に取り付けられているので、スカートＳ側に鉤
ホック等を別付けする必要がない。また、鉤ホック等を
取り付けるために、帯状部Ｓ1 に格別な重ね部分等を形
成する必要もない。
【００１９】
【他の実施例】ホック付きファスナ１０は、たとえば、
２連のホック金具Ｈ3 、Ｈ4 等、任意の形状のものを備
えることができる。掛け形のホック金具Ｈ3 には、一対
のフック爪ｈ3 、ｈ3 が形成され、受け形のホック金具
Ｈ4 には、フック爪ｈ3 、ｈ3に対応する抜き孔ｈ2 、
ｈ2 が形成されている。また、いずれのホック金具Ｈ
3、Ｈ4 も、務歯１２、１２に沿って長く形成され、後
端部には、多数の折曲げ爪ｈ１、ｈ1 …が形成されてい
る。各ホック金具Ｈ3 、Ｈ4 は、折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …
を介して布地テープ１１、１１に対して一層強固に取り
付けることができ、ホック金具Ｈ3 、Ｈ4 相互について
も、一対のフック爪ｈ3 、ｈ3 を介して一層強固に連結
することができるので、ズボンの前明き等のように、強
い外力が加わる開閉部分に対しても支障なく用いること
ができる。
２連のホック金具Ｈ3 、Ｈ4 等、任意の形状のものを備
えることができる。掛け形のホック金具Ｈ3 には、一対
のフック爪ｈ3 、ｈ3 が形成され、受け形のホック金具
Ｈ4 には、フック爪ｈ3 、ｈ3に対応する抜き孔ｈ2 、
ｈ2 が形成されている。また、いずれのホック金具Ｈ
3、Ｈ4 も、務歯１２、１２に沿って長く形成され、後
端部には、多数の折曲げ爪ｈ１、ｈ1 …が形成されてい
る。各ホック金具Ｈ3 、Ｈ4 は、折曲げ爪ｈ1 、ｈ1 …
を介して布地テープ１１、１１に対して一層強固に取り
付けることができ、ホック金具Ｈ3 、Ｈ4 相互について
も、一対のフック爪ｈ3 、ｈ3 を介して一層強固に連結
することができるので、ズボンの前明き等のように、強
い外力が加わる開閉部分に対しても支障なく用いること
ができる。
【００２０】以上の説明において、布地テープ１１、１
１に対するホック金具Ｈ1 、Ｈ2 …の取付けは、折曲げ
爪ｈ1 、ｈ1 …による他、各ホック金具Ｈ1 、Ｈ2 …の
後端部に糸孔を設け、糸孔を介して布地テープ１１、１
１に縫い付けることができるものとする。また、ホック
金具Ｈ1 、Ｈ2 …を取り付けることによってスライダ１
５が抜け取れるのを実質的に防ぐことができるので、ホ
ック金具Ｈ1 、Ｈ2 …側のストッパ金具１６、１６は、
省略してもよい。なお、男物の衣類と女物の衣類との仕
立ての違いによって、一対の布地テープ１１、１１に対
する一組のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 …の取付けを逆にする
ことができることはいうまでもない。
１に対するホック金具Ｈ1 、Ｈ2 …の取付けは、折曲げ
爪ｈ1 、ｈ1 …による他、各ホック金具Ｈ1 、Ｈ2 …の
後端部に糸孔を設け、糸孔を介して布地テープ１１、１
１に縫い付けることができるものとする。また、ホック
金具Ｈ1 、Ｈ2 …を取り付けることによってスライダ１
５が抜け取れるのを実質的に防ぐことができるので、ホ
ック金具Ｈ1 、Ｈ2 …側のストッパ金具１６、１６は、
省略してもよい。なお、男物の衣類と女物の衣類との仕
立ての違いによって、一対の布地テープ１１、１１に対
する一組のホック金具Ｈ1 、Ｈ2 …の取付けを逆にする
ことができることはいうまでもない。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、務歯を列設した一対の布地テープの締切端側に一組
のホック金具を取り付けることによって、ホック金具
は、あらかじめファスナの布地テープに取り付けられて
いるから、衣類側における鉤ホック等の取付け作業や、
鉤ホック等を取り付けるための衣類側の重ね部分の形成
を省略し、縫製作業を大幅に高能率化することができる
他、ファスナと鉤ホック等との相対位置がずれるおそれ
がなく、したがって、開閉部分は、極めて簡単に、端整
に仕上げることができるという優れた効果がある。
ば、務歯を列設した一対の布地テープの締切端側に一組
のホック金具を取り付けることによって、ホック金具
は、あらかじめファスナの布地テープに取り付けられて
いるから、衣類側における鉤ホック等の取付け作業や、
鉤ホック等を取り付けるための衣類側の重ね部分の形成
を省略し、縫製作業を大幅に高能率化することができる
他、ファスナと鉤ホック等との相対位置がずれるおそれ
がなく、したがって、開閉部分は、極めて簡単に、端整
に仕上げることができるという優れた効果がある。
【図１】 中間省略全体正面図
【図２】 締切り状態を示す要部拡大裏面図
【図３】 使用状態説明図
【図４】 他の実施例を示す要部拡大図
Ｈ1 、Ｈ2 、Ｈ3 、Ｈ4 …ホック金具 ｈ1 …折曲げ爪 １０…ホック付きファスナ １１…布地テープ １１ｆ…締切端 １１ｅ…開放端 １５…スライダ
Claims (2)
- 【請求項１】 内側端縁に務歯を列設し、開放端側を連
結した一対の布地テープと、前記務歯に掛合し、開放端
と締切端との間をスライドするスライダとを備え、前記
一対の布地テープの締切端側に一組のホック金具を取り
付けることを特徴とするホック付きファスナ。 - 【請求項２】 前記ホック金具は、前記布地テープを刺
し通す折曲げ爪を備え、該折曲げ爪をかしめて取り付け
ることを特徴とする請求項１記載のホック付きファス
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2416092A JPH05220006A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | ホック付きファスナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2416092A JPH05220006A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | ホック付きファスナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05220006A true JPH05220006A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12130590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2416092A Pending JPH05220006A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | ホック付きファスナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05220006A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101350647B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2014-01-13 | 최철준 | 후크 겸용 컨실드 지퍼 |
| CN109864398A (zh) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | Ykk株式会社 | 一种拉链用布带以及拉链 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP2416092A patent/JPH05220006A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN109864398A (zh) * | 2017-12-01 | 2019-06-11 | Ykk株式会社 | 一种拉链用布带以及拉链 |
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