JPH05219136A - 異種トランザクションの調整方法 - Google Patents
異種トランザクションの調整方法Info
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- JPH05219136A JPH05219136A JP4209245A JP20924592A JPH05219136A JP H05219136 A JPH05219136 A JP H05219136A JP 4209245 A JP4209245 A JP 4209245A JP 20924592 A JP20924592 A JP 20924592A JP H05219136 A JPH05219136 A JP H05219136A
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- Japan
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- transaction processing
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L9/00—Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
- H04L9/40—Network security protocols
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 AIXまたはSNAプロトコルを使用する分
散ネットワーク間で、トランスペアレントなトランザク
ション処理を可能にするメカニズムを提供する。 【構成】 AIX標準である2フェーズ・コミット/プ
リジュームド・アボート(2PC/PA)とSNA標準
である2フェーズ・コミット/プリジューム・ナッシン
グ(2PC/PN)間で変換が行われる。SNAネット
ワーク内のサイトがAIXトランザクションに参加して
いるときは、標準の2PC/PNプロトコルを満足する
ように、必要とされるメッセージが生成され、トランザ
クション・ステータス情報が維持される。AIXネット
ワーク内のサイトがSNAトランザクションに参加して
いるときに無関係なメッセージが受信されると、そのメ
ッセージは破棄されるか、無視される。
散ネットワーク間で、トランスペアレントなトランザク
ション処理を可能にするメカニズムを提供する。 【構成】 AIX標準である2フェーズ・コミット/プ
リジュームド・アボート(2PC/PA)とSNA標準
である2フェーズ・コミット/プリジューム・ナッシン
グ(2PC/PN)間で変換が行われる。SNAネット
ワーク内のサイトがAIXトランザクションに参加して
いるときは、標準の2PC/PNプロトコルを満足する
ように、必要とされるメッセージが生成され、トランザ
クション・ステータス情報が維持される。AIXネット
ワーク内のサイトがSNAトランザクションに参加して
いるときに無関係なメッセージが受信されると、そのメ
ッセージは破棄されるか、無視される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、AIXオ
ペレーティング・システム(AIXはIBM社の商標)
のような、UNIXシステム(UNIXはAT&T社の
登録商標)を使用する分散ネットワークと、システム・
ネットワーク・アーキテクチャ(SNA)環境を使用す
る分散システムとの間で、トランザクション処理プロト
コルを変換するためのメカニズムを提供することに関す
る。これらのネットワークには、例えば、IBM社提供
のRISC/システム6000(RISC/システム6
000はIBM社の商標)のようなコンピュータ・ワー
クステーションやその他の類似のデータ処理システムが
複数台相互接続されたものが含まれる。
ペレーティング・システム(AIXはIBM社の商標)
のような、UNIXシステム(UNIXはAT&T社の
登録商標)を使用する分散ネットワークと、システム・
ネットワーク・アーキテクチャ(SNA)環境を使用す
る分散システムとの間で、トランザクション処理プロト
コルを変換するためのメカニズムを提供することに関す
る。これらのネットワークには、例えば、IBM社提供
のRISC/システム6000(RISC/システム6
000はIBM社の商標)のようなコンピュータ・ワー
クステーションやその他の類似のデータ処理システムが
複数台相互接続されたものが含まれる。
【0002】
【従来の技術】同時係属中の米国特許出願第07/39
5,249号(1989年8月17日出願、発明の名称
「オペレーティング・システム環境におけるトランザク
ション処理機能」、本願発明の被譲渡人に譲渡)は、オ
ペレーティング・システムの機能を強化するためのトラ
ンザクション処理システムを開示しているが、これは本
明細書の一部を構成するものである。
5,249号(1989年8月17日出願、発明の名称
「オペレーティング・システム環境におけるトランザク
ション処理機能」、本願発明の被譲渡人に譲渡)は、オ
ペレーティング・システムの機能を強化するためのトラ
ンザクション処理システムを開示しているが、これは本
明細書の一部を構成するものである。
【0003】同時係属中の米国特許出願第07/54
6,495号(1990年6月29日出願、発明の名称
「トランザクション処理環境における通信インタフェー
ス」、本願発明の被譲渡人に譲渡)は、トランザクショ
ン処理環境における通信サービスを開示しているが、こ
れは本明細書の一部を構成するものである。
6,495号(1990年6月29日出願、発明の名称
「トランザクション処理環境における通信インタフェー
ス」、本願発明の被譲渡人に譲渡)は、トランザクショ
ン処理環境における通信サービスを開示しているが、こ
れは本明細書の一部を構成するものである。
【0004】従来のトランザクション処理システムで
は、同種の環境で分散処理が行われるものである。すな
わち、トランザクション処理は、AIX環境またはSN
A環境内でのみ行われている。現行の標準は、トランザ
クション処理プロトコルが、それぞれ異なるシステム間
を相互接続するという問題を取り扱っていない。つま
り、ある特定の分散トランザクション処理環境に、異な
るトランザクション・プロトコルが存在できるという場
合を取り上げていない。
は、同種の環境で分散処理が行われるものである。すな
わち、トランザクション処理は、AIX環境またはSN
A環境内でのみ行われている。現行の標準は、トランザ
クション処理プロトコルが、それぞれ異なるシステム間
を相互接続するという問題を取り扱っていない。つま
り、ある特定の分散トランザクション処理環境に、異な
るトランザクション・プロトコルが存在できるという場
合を取り上げていない。
【0005】AIX分散トランザクション処理システム
は、2フェーズ・コミット/プリジュームド・アボート
(2PC/PA)プロトコルの実現方法を規定している
X/Open Portability Guide・
プロポーザルに準拠している。これとは別に、IBM
SNA同期点機能(Syncpoint facili
ty)は分散トランザクション処理環境のためのIBM
標準であり、2フェーズ・コミット/プリジューム・ナ
ッシング(2PC/PN)プロトコルの実現方法を規定
している。さらに、これらのプロトコルは、一つのグル
ープとして扱うべきアクションを記録するためのオペレ
ーションを識別するメカニズム、および分散環境で起こ
った障害から回復するときのメカニズムが異なってい
る。
は、2フェーズ・コミット/プリジュームド・アボート
(2PC/PA)プロトコルの実現方法を規定している
X/Open Portability Guide・
プロポーザルに準拠している。これとは別に、IBM
SNA同期点機能(Syncpoint facili
ty)は分散トランザクション処理環境のためのIBM
標準であり、2フェーズ・コミット/プリジューム・ナ
ッシング(2PC/PN)プロトコルの実現方法を規定
している。さらに、これらのプロトコルは、一つのグル
ープとして扱うべきアクションを記録するためのオペレ
ーションを識別するメカニズム、および分散環境で起こ
った障害から回復するときのメカニズムが異なってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上から明ら
かなように、2つのネットワークをトランザクション処
理環境で相互接続するときプロトコルを変換するという
問題が発生する。つまり、AIXネットワーク内とSN
Aネットワーク内の両資源間にまたがるトランザクショ
ンを調整するという問題である。この問題に対する従来
の解決手法をいくつか挙げると、次のようなものがあ
る。(1)トランザクションのオペレーションを同種の
トランザクション環境に限定する方法、つまり、トラン
ザクション処理をAIXネットワークまたはSNAネッ
トワークのどちらかに制限する方法。
かなように、2つのネットワークをトランザクション処
理環境で相互接続するときプロトコルを変換するという
問題が発生する。つまり、AIXネットワーク内とSN
Aネットワーク内の両資源間にまたがるトランザクショ
ンを調整するという問題である。この問題に対する従来
の解決手法をいくつか挙げると、次のようなものがあ
る。(1)トランザクションのオペレーションを同種の
トランザクション環境に限定する方法、つまり、トラン
ザクション処理をAIXネットワークまたはSNAネッ
トワークのどちらかに制限する方法。
【0007】(2)国際標準化機構のトランザクション
処理機能(ISO/TP)のような標準を定義して、互
換性のないネットワーク内のトランザクション処理をそ
の標準に対応づける方法。つまり、SNAおよびAIX
をISO/TPに対応づける方法。
処理機能(ISO/TP)のような標準を定義して、互
換性のないネットワーク内のトランザクション処理をそ
の標準に対応づける方法。つまり、SNAおよびAIX
をISO/TPに対応づける方法。
【0008】(3)互換性のない2つのネットワーク間
を制限付きでのみ共用アクセスできるようにする方法。
つまり、AIXとSNA間に通信変換プログラムを用意
するが、Two Phase Commit(2フェー
ズ・コミット)を用意していない方法。
を制限付きでのみ共用アクセスできるようにする方法。
つまり、AIXとSNA間に通信変換プログラムを用意
するが、Two Phase Commit(2フェー
ズ・コミット)を用意していない方法。
【0009】従来のプロトコル変換手法には、上述した
ような問題があるが、これらの問題に鑑みて望ましいこ
とは、AIXシステムとSNAシステムのどちらかを使
用するユーザが、他方の分散トランザクション処理環境
に、トランスペアレントな接続を提供するメカニズムに
することである。さらに、必要とするプロトコルとデー
タをAIXおよびSNAの各トランザクション環境間で
変換することを可能にし、しかも現在のAIXまたはS
NA機能の変更を必要としないようなメカニズムにする
ことが望ましい。
ような問題があるが、これらの問題に鑑みて望ましいこ
とは、AIXシステムとSNAシステムのどちらかを使
用するユーザが、他方の分散トランザクション処理環境
に、トランスペアレントな接続を提供するメカニズムに
することである。さらに、必要とするプロトコルとデー
タをAIXおよびSNAの各トランザクション環境間で
変換することを可能にし、しかも現在のAIXまたはS
NA機能の変更を必要としないようなメカニズムにする
ことが望ましい。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来技術とは対照的に、
本発明は、AIXまたはSNAプロトコルを使用する分
散ネットワーク間において、トランスペアレントなトラ
ンザクション処理を行うことを可能にするメカニズムを
提供するものである。本発明は、基本的に、一方の分散
環境から受け取ったプロトコルを、他方の分散環境で扱
えるようなプロトコルに変換するブリッジである。
本発明は、AIXまたはSNAプロトコルを使用する分
散ネットワーク間において、トランスペアレントなトラ
ンザクション処理を行うことを可能にするメカニズムを
提供するものである。本発明は、基本的に、一方の分散
環境から受け取ったプロトコルを、他方の分散環境で扱
えるようなプロトコルに変換するブリッジである。
【0011】本発明によれば、AIX標準であるプリジ
ュームド・アボート(2PC/PA)とSNA標準であ
るプリジューム・ナッシング(2PC/PN)の間で変
換が行われる。おおまかにいえば、プリジュームド・ア
ボート・プロトコルは、トランザクションに参加するサ
イト(設置場所)間のメッセージの数とサイトで維持さ
れるトランザクション状態情報の量を削減することによ
って、オペレーションを最適化する。従って、本発明に
よれば、SNAネットワーク内のサイトがAIXトラン
ザクションに参加しているときは、必要とされるあらゆ
るメッセージが生成されるとともに、トランザクション
・ステータス(状況)情報が維持され、標準の2フェー
ズ・コミット/プリジューム・ナッシング・プロトコル
を満足する。さらに、本発明によれば、AIXネットワ
ーク内のサイトがSNAトランザクションに参加してい
るとき、無関係なメッセージが受信されるとそのメッセ
ージが破棄されるか、無視される(フィルタにかけられ
る)。
ュームド・アボート(2PC/PA)とSNA標準であ
るプリジューム・ナッシング(2PC/PN)の間で変
換が行われる。おおまかにいえば、プリジュームド・ア
ボート・プロトコルは、トランザクションに参加するサ
イト(設置場所)間のメッセージの数とサイトで維持さ
れるトランザクション状態情報の量を削減することによ
って、オペレーションを最適化する。従って、本発明に
よれば、SNAネットワーク内のサイトがAIXトラン
ザクションに参加しているときは、必要とされるあらゆ
るメッセージが生成されるとともに、トランザクション
・ステータス(状況)情報が維持され、標準の2フェー
ズ・コミット/プリジューム・ナッシング・プロトコル
を満足する。さらに、本発明によれば、AIXネットワ
ーク内のサイトがSNAトランザクションに参加してい
るとき、無関係なメッセージが受信されるとそのメッセ
ージが破棄されるか、無視される(フィルタにかけられ
る)。
【0012】AIXおよびSNAトランザクション処理
システムは、それぞれ固有の識別子(ID)を使用し
て、トランザクションのオペレーションを区別する。例
えば、SNAトランザクション処理システムでは、作業
論理単位識別子(LUWID)が使用される。識別子が
生成され、維持されるときの規則はプロトコル間で異な
っている。
システムは、それぞれ固有の識別子(ID)を使用し
て、トランザクションのオペレーションを区別する。例
えば、SNAトランザクション処理システムでは、作業
論理単位識別子(LUWID)が使用される。識別子が
生成され、維持されるときの規則はプロトコル間で異な
っている。
【0013】さらに、アプリケーション・プログラムが
トランザクションを詳細に記述するときの規則がプロト
コル間で異なっている。AIXで使用されるプリジュー
ム・アボート 2PCでは、トランザクションを開始し
たアプリケーションだけがCOMMIT_TRANSA
CTIONメッセージを出すことを許されている。しか
るに、プリジューム・ナッシング SNA 2PCで
は、COMMIT_TRANSACTIONは分散トラ
ンザクション処理システム内のどこからでも開始するこ
とができる。そのために、本発明によれば、SNAから
コミットメント要求があると、それを受けて、AIXネ
ットワークに用意された機能がトランザクション調整責
任の移行を可能にする。
トランザクションを詳細に記述するときの規則がプロト
コル間で異なっている。AIXで使用されるプリジュー
ム・アボート 2PCでは、トランザクションを開始し
たアプリケーションだけがCOMMIT_TRANSA
CTIONメッセージを出すことを許されている。しか
るに、プリジューム・ナッシング SNA 2PCで
は、COMMIT_TRANSACTIONは分散トラ
ンザクション処理システム内のどこからでも開始するこ
とができる。そのために、本発明によれば、SNAから
コミットメント要求があると、それを受けて、AIXネ
ットワークに用意された機能がトランザクション調整責
任の移行を可能にする。
【0014】さらに、本発明によれば、トランザクショ
ン資源が相互から隔離されたときに実行される回復機能
の変換が行われる。SNAはメッセージの流れを最小に
するように最適化する。従って、トランザクションに参
加するサイト間の再同期化は、ログをやりとりする特定
の流れによって、また、サイト間のトランザクション状
態を互いに比較することによって行われる。これに対
し、AIXは既存の2PCロジックをドライブし直すだ
けである。
ン資源が相互から隔離されたときに実行される回復機能
の変換が行われる。SNAはメッセージの流れを最小に
するように最適化する。従って、トランザクションに参
加するサイト間の再同期化は、ログをやりとりする特定
の流れによって、また、サイト間のトランザクション状
態を互いに比較することによって行われる。これに対
し、AIXは既存の2PCロジックをドライブし直すだ
けである。
【0015】本発明の概要は以上に説明した通りである
が、本発明の目的、特徴および利点は、以下に添付図面
を参照して詳述する実施例および特許請求の範囲に記載
の請求項から、当業者には明らかになるであろう。
が、本発明の目的、特徴および利点は、以下に添付図面
を参照して詳述する実施例および特許請求の範囲に記載
の請求項から、当業者には明らかになるであろう。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0017】図1は、本発明の構成を示すブロック図で
ある。図に示すように、AIXオペレーティング・シス
テム・プログラム・アプリケーション1はAIX分散ネ
ットワーク3上で稼働している。このネットワーク3は
トランザクション処理機能2を含んでいる。同様に、S
NAプログラム・アプリケーション6はSNA分散処理
環境8で稼働している。これらの2つの分散ネットワー
クは、各システムのそれぞれのトランザクション処理プ
ロトコルを、他方のシステムで使用できるプロトコルに
変換する働きをするトランザクション処理ブリッジ4を
通して結ばれている。AIXの2フェーズ・コミット/
プリジュームド・アボート・プロトコルとSNAの2フ
ェーズ・コミット/プリジューム・ナッシング・プロト
コルとの違いは、2フェーズ・コミット/プリジューム
ド・アボートでは、トランザクションの結果に関する情
報が何も存在しない場合は、トランザクションが途中で
打ち切られたものと想定されることであるのに対して、
SNAプロトコルでは、トランザクションの結果に関し
ては何も想定せず、トランザクション参加サイトのリス
トを維持する。この場合には、2または3以上のサイト
間で情報をやりとりして、トランザクションの結果を判
断するためのトランザクション・マネージャが必要にな
ることである。ブリッジ4はAIX環境の一部であり、
AIXおよびSNAトランザクション処理システムのユ
ーザ間をトランスペアレントにする働きをする。ある場
合には、トランザクション処理ブリッジ4は、分散トラ
ンザクション処理環境の一方が必要とするメッセージを
生成する。また、ブリッジ4はバッファの働きをした
り、トランザクション処理環境の一方で生成されたが、
他方の環境では必要としないメッセージを削除するフィ
ルタの働きをする場合もある。さらに、ブリッジ4は、
AIX分散システムとSNA分散システム間でトランザ
クション状態情報を転送したり、その情報を無視したり
する。ブリッジが状態情報を転送するか、それを無視す
るかは、2システム間の情報の流れの方向によって決ま
る。AIX分散ネットワークまたはSNA分散ネットワ
ークのどちらかで走行するアプリケーションのユーザ間
を、トランザクション処理ブリッジ4はどのような方法
でトランスペアレントにするかは、ここで説明した通り
である。
ある。図に示すように、AIXオペレーティング・シス
テム・プログラム・アプリケーション1はAIX分散ネ
ットワーク3上で稼働している。このネットワーク3は
トランザクション処理機能2を含んでいる。同様に、S
NAプログラム・アプリケーション6はSNA分散処理
環境8で稼働している。これらの2つの分散ネットワー
クは、各システムのそれぞれのトランザクション処理プ
ロトコルを、他方のシステムで使用できるプロトコルに
変換する働きをするトランザクション処理ブリッジ4を
通して結ばれている。AIXの2フェーズ・コミット/
プリジュームド・アボート・プロトコルとSNAの2フ
ェーズ・コミット/プリジューム・ナッシング・プロト
コルとの違いは、2フェーズ・コミット/プリジューム
ド・アボートでは、トランザクションの結果に関する情
報が何も存在しない場合は、トランザクションが途中で
打ち切られたものと想定されることであるのに対して、
SNAプロトコルでは、トランザクションの結果に関し
ては何も想定せず、トランザクション参加サイトのリス
トを維持する。この場合には、2または3以上のサイト
間で情報をやりとりして、トランザクションの結果を判
断するためのトランザクション・マネージャが必要にな
ることである。ブリッジ4はAIX環境の一部であり、
AIXおよびSNAトランザクション処理システムのユ
ーザ間をトランスペアレントにする働きをする。ある場
合には、トランザクション処理ブリッジ4は、分散トラ
ンザクション処理環境の一方が必要とするメッセージを
生成する。また、ブリッジ4はバッファの働きをした
り、トランザクション処理環境の一方で生成されたが、
他方の環境では必要としないメッセージを削除するフィ
ルタの働きをする場合もある。さらに、ブリッジ4は、
AIX分散システムとSNA分散システム間でトランザ
クション状態情報を転送したり、その情報を無視したり
する。ブリッジが状態情報を転送するか、それを無視す
るかは、2システム間の情報の流れの方向によって決ま
る。AIX分散ネットワークまたはSNA分散ネットワ
ークのどちらかで走行するアプリケーションのユーザ間
を、トランザクション処理ブリッジ4はどのような方法
でトランスペアレントにするかは、ここで説明した通り
である。
【0018】図11もトランザクション処理構造を示し
ている。この処理構造では、アプリケーション1,6の
一方によって作成されたトランザクションは、例えば、
ファイル、データベース・プログラムなどの資源31,
41が利用できるような形で、AIXネットワークとS
NAネットワークの両方にまたがって処理される。AI
Xトランザクション・コーディネータ40および関連資
源41はSNA資源31と関連して使用することが可能
である。同様に、SNAトランザクション・コーディネ
ータ30はSNA資源31とAIX資源41を使用する
ことが可能である。このように他方のネットワーク資源
を利用することは、アプリケーション1,6および処理
中のトランザクションに対して、トランスペアレントで
ある。
ている。この処理構造では、アプリケーション1,6の
一方によって作成されたトランザクションは、例えば、
ファイル、データベース・プログラムなどの資源31,
41が利用できるような形で、AIXネットワークとS
NAネットワークの両方にまたがって処理される。AI
Xトランザクション・コーディネータ40および関連資
源41はSNA資源31と関連して使用することが可能
である。同様に、SNAトランザクション・コーディネ
ータ30はSNA資源31とAIX資源41を使用する
ことが可能である。このように他方のネットワーク資源
を利用することは、アプリケーション1,6および処理
中のトランザクションに対して、トランスペアレントで
ある。
【0019】図2と図3は、それぞれのプロトコルを定
義しているルールとコマンド群のセットからなるAIX
とSNAトランザクション処理プロトコルが、どのよう
にして一方から他方に双方向に変換されるかを示してい
る。図2に示したチャートは、AIXトランザクション
・コーディネータ10とAIX参加サイト12間のメッ
セージの流れを示している。前述したように、AIXシ
ステムは2フェーズ・コミット/プリジュームド・アボ
ート・トランザクション処理プロトコルを使用する。ブ
ロック11は、コーディネータの2フェーズ・コミット
/プリジュームド・アボート・プロトコルの第1フェー
ズを示している。PREPAREメッセージがコーディ
ネータ10からすべての参加サイト12に送られる。こ
のメッセージを受けると、参加サイトは、トランザクシ
ョンのオペレーションを請け負うことが可能かどうかを
判断する。可能であり、その判断がCOMMITなら
ば、参加サイトはREADY(レディ項目、コーディネ
ータID、およびロック・リストのような関係データ)
をログに記録して、READYメッセージをコーディネ
ータ10に送り返す。そうでない場合は、参加サイト1
2は、そのトランザクションをアボートするべきもので
あると、ブロック13(2フェーズ・コミット/プリジ
ュームド・アボート・プロトコルの第1フェーズ)で判
断している。ABORTがレコードに記録され、ABO
RTメッセージがトランザクション・コーディネータ1
0に送られる。このコーディネータは、2フェーズ・コ
ミット/プリジュームド・アボート・プロトコルの第1
フェーズの終了時にREADYまたはABORTメッセ
ージを収集する。次に、第2フェーズ(ブロック14)
において、トランザクション・コーディネータ10は、
ABORTまたはTIMEOUTメッセージを受け取っ
たかどうかを判断する。ある特定の時間間隔の間に何も
アクションがとられないと、TIMEOUTが起こる
が、これはABORTと同じように扱われる。ABOR
TまたはTIMEOUTが生じると、ABORTが記録
され、以前にREADYを通知していたすべての参加サ
イトに送られる。一方、すべてのサイトがREADYと
応答したとき、すなわち、実行されるオペレーションを
持続可能であるとすべてのサイトが請け負ったときは、
COMMITがCOMMIT項目と一緒にログに記録さ
れ、READY参加サイト・リストが作成される。その
あと、COMMITメッセージがすべてのREADY参
加サイトに送られる。参加サイト12がブロック15
(2フェーズ・コミット/プリジュームド・アボート・
プロトコルの第2フェーズ)で行うことは、トランザク
ション・コーディネータ10から送られてきたABOR
T/COMMITメッセージを受け取ることであり、そ
の判断がCOMMITすることならば、COMMITト
ランザクションがログに記録され、受信確認メッセージ
がトランザクション・コーディネータ10に送られる。
COMMITでなければ、ABORTがレコードに記録
され、その参加サイト12のプロセスは終了する。最後
に、コーディネータ10は参加サイト12からのすべて
の受信確認メッセージを収集し、COMPLETEをレ
コードに記録し、トランザクションを終了させる。
義しているルールとコマンド群のセットからなるAIX
とSNAトランザクション処理プロトコルが、どのよう
にして一方から他方に双方向に変換されるかを示してい
る。図2に示したチャートは、AIXトランザクション
・コーディネータ10とAIX参加サイト12間のメッ
セージの流れを示している。前述したように、AIXシ
ステムは2フェーズ・コミット/プリジュームド・アボ
ート・トランザクション処理プロトコルを使用する。ブ
ロック11は、コーディネータの2フェーズ・コミット
/プリジュームド・アボート・プロトコルの第1フェー
ズを示している。PREPAREメッセージがコーディ
ネータ10からすべての参加サイト12に送られる。こ
のメッセージを受けると、参加サイトは、トランザクシ
ョンのオペレーションを請け負うことが可能かどうかを
判断する。可能であり、その判断がCOMMITなら
ば、参加サイトはREADY(レディ項目、コーディネ
ータID、およびロック・リストのような関係データ)
をログに記録して、READYメッセージをコーディネ
ータ10に送り返す。そうでない場合は、参加サイト1
2は、そのトランザクションをアボートするべきもので
あると、ブロック13(2フェーズ・コミット/プリジ
ュームド・アボート・プロトコルの第1フェーズ)で判
断している。ABORTがレコードに記録され、ABO
RTメッセージがトランザクション・コーディネータ1
0に送られる。このコーディネータは、2フェーズ・コ
ミット/プリジュームド・アボート・プロトコルの第1
フェーズの終了時にREADYまたはABORTメッセ
ージを収集する。次に、第2フェーズ(ブロック14)
において、トランザクション・コーディネータ10は、
ABORTまたはTIMEOUTメッセージを受け取っ
たかどうかを判断する。ある特定の時間間隔の間に何も
アクションがとられないと、TIMEOUTが起こる
が、これはABORTと同じように扱われる。ABOR
TまたはTIMEOUTが生じると、ABORTが記録
され、以前にREADYを通知していたすべての参加サ
イトに送られる。一方、すべてのサイトがREADYと
応答したとき、すなわち、実行されるオペレーションを
持続可能であるとすべてのサイトが請け負ったときは、
COMMITがCOMMIT項目と一緒にログに記録さ
れ、READY参加サイト・リストが作成される。その
あと、COMMITメッセージがすべてのREADY参
加サイトに送られる。参加サイト12がブロック15
(2フェーズ・コミット/プリジュームド・アボート・
プロトコルの第2フェーズ)で行うことは、トランザク
ション・コーディネータ10から送られてきたABOR
T/COMMITメッセージを受け取ることであり、そ
の判断がCOMMITすることならば、COMMITト
ランザクションがログに記録され、受信確認メッセージ
がトランザクション・コーディネータ10に送られる。
COMMITでなければ、ABORTがレコードに記録
され、その参加サイト12のプロセスは終了する。最後
に、コーディネータ10は参加サイト12からのすべて
の受信確認メッセージを収集し、COMPLETEをレ
コードに記録し、トランザクションを終了させる。
【0020】図3は、SNAシステムによって使用され
るトランザクション処理プロトコル、つまり、2PC/
PNプロトコルを示している。図中、符号16はSNA
トランザクション・コーディネータである。このコーデ
ィネータ16は、PREPARE項目と参加サイト・リ
ストの準備を含むPREPAREレコード・ログ記録オ
ペレーションを実行することによって、2フェーズ・コ
ミット・プロトコルを開始する(ブロック19)。その
あと、PREPAREメッセージがすべてのSNA参加
サイト18に送られる。このメッセージを受けると、参
加サイト18は、COMMITにするかどうかをブロッ
ク20で判断し、そうであれば、この判断がREADY
(レディ項目、コーディネータIDおよびロック・リス
ト)としてログに記録される。参加サイト18がこのブ
ロック20でとるアクションは、PREPAREメッセ
ージの受信時(図2中ブロック13)にAIX参加サイ
トがとるアクションと類似している。次に、READY
メッセージがトランザクション・コーディネータ16に
送られる。そうでない場合は、その判断はABORTと
みなされ、ABORTメッセージがログに記録され、そ
のABORTメッセージがSNAトランザクション・コ
ーディネータ16に送られる。そのあと、READYま
たはABORTメッセージがコーディネータ16によっ
て収集され、ブロック19内のオペレーションは終了す
る。
るトランザクション処理プロトコル、つまり、2PC/
PNプロトコルを示している。図中、符号16はSNA
トランザクション・コーディネータである。このコーデ
ィネータ16は、PREPARE項目と参加サイト・リ
ストの準備を含むPREPAREレコード・ログ記録オ
ペレーションを実行することによって、2フェーズ・コ
ミット・プロトコルを開始する(ブロック19)。その
あと、PREPAREメッセージがすべてのSNA参加
サイト18に送られる。このメッセージを受けると、参
加サイト18は、COMMITにするかどうかをブロッ
ク20で判断し、そうであれば、この判断がREADY
(レディ項目、コーディネータIDおよびロック・リス
ト)としてログに記録される。参加サイト18がこのブ
ロック20でとるアクションは、PREPAREメッセ
ージの受信時(図2中ブロック13)にAIX参加サイ
トがとるアクションと類似している。次に、READY
メッセージがトランザクション・コーディネータ16に
送られる。そうでない場合は、その判断はABORTと
みなされ、ABORTメッセージがログに記録され、そ
のABORTメッセージがSNAトランザクション・コ
ーディネータ16に送られる。そのあと、READYま
たはABORTメッセージがコーディネータ16によっ
て収集され、ブロック19内のオペレーションは終了す
る。
【0021】ブロック21内に示す2PC/PNプロト
コルの第2フェーズでは、トランザクション・コーディ
ネータ21は、いずれかのメッセージがトランザクショ
ンをアボートするべきこと、あるいはタイムアウトが起
こったことを示しているかどうかを判断する。そうであ
れば、ABORTレコードがログに記録される。つま
り、ABORT項目がログに記入され、参加サイト・リ
ストが更新される。ABORTメッセージは、READ
Y状態を示していたすべてのトランザクション参加サイ
ト18に送られる。そのでない場合は、すべてのメッセ
ージはCOMMITとみなされる。この場合には、CO
MMIT IDをログに記入し、参加サイト・リストを
更新することによって、COMMITメッセージを反映
するようにログが更新される。そのあと、COMMIT
メッセージがすべての参加サイトに送られる。ブロック
22は、プリジューム・ナッシング・トランザクション
処理プロトコルにおける参加サイト18の責任を示して
いる。参加サイト18はCOMMITまたはABORT
を受信して、それをレコードに記録し、ACKNOWL
EDGEメッセージをコーディネータ16に返送する。
そのあと、コーディネータ16は参加サイトからのすべ
ての受信確認メッセージを収集し、COMPLETEを
レコードに記録する。
コルの第2フェーズでは、トランザクション・コーディ
ネータ21は、いずれかのメッセージがトランザクショ
ンをアボートするべきこと、あるいはタイムアウトが起
こったことを示しているかどうかを判断する。そうであ
れば、ABORTレコードがログに記録される。つま
り、ABORT項目がログに記入され、参加サイト・リ
ストが更新される。ABORTメッセージは、READ
Y状態を示していたすべてのトランザクション参加サイ
ト18に送られる。そのでない場合は、すべてのメッセ
ージはCOMMITとみなされる。この場合には、CO
MMIT IDをログに記入し、参加サイト・リストを
更新することによって、COMMITメッセージを反映
するようにログが更新される。そのあと、COMMIT
メッセージがすべての参加サイトに送られる。ブロック
22は、プリジューム・ナッシング・トランザクション
処理プロトコルにおける参加サイト18の責任を示して
いる。参加サイト18はCOMMITまたはABORT
を受信して、それをレコードに記録し、ACKNOWL
EDGEメッセージをコーディネータ16に返送する。
そのあと、コーディネータ16は参加サイトからのすべ
ての受信確認メッセージを収集し、COMPLETEを
レコードに記録する。
【0022】以下の説明から理解されるように、AIX
2PC/PA分散処理で使用されるプロトコルとSN
A 2PC/PN分散処理で使用されるプロトコルに
は、いくつかの相違点がある。例えば、2PC/PAプ
ロトコルでは、トランザクション内の判断箇所(例:R
EADY/COMMIT/ABORT)にくるまでは、
どの情報もログに記録されない。従って、他のどのステ
ップでも、トランザクションを障害から回復するための
回復情報は要求されないので、残っていない。これに対
して、2PC/PNプロトコルでは、各ステップがログ
に記録され、障害が発生したあとログが再現される。2
PC/PNコーディネータと参加サイトはトランザクシ
ョンのすべての結果(ABORT/COMMIT)を得
るために、相互に連絡し合う。本発明は、メッセージの
生成および/または必要とされないメッセージを一方ま
たは他方のシステムから削除することによって、2種類
のシステム間の接続を可能にしている。メッセージの双
方向の変換は、AIXネットワークとSNAネットワー
クの間で行われる。この変換は、トランザクション状態
(ステータス)情報を含むトランザクション処理情報
を、トランザクション識別情報と一緒に、一方のネット
ワークから他方のネットワークに変換することによって
行われる。図4〜図6は、AIXとSNA分散システム
間でトランスペアレントなプロトコルを提供するため
に、ブリッジ4が使用する必要のあるステップとプロシ
ージャを示すものであり、これは、各プロトコルのトラ
ンザクション処理状態情報を他方のプロトコルに関連す
るトランザクション処理状態情報に変換することによっ
て実現される。すなわち、AIXトランザクション処理
状態情報はSNAトランザクション処理状態情報に変換
され、逆に、SNAトランザクション処理状態情報はA
IXトランザクション処理状態情報に変換される。
2PC/PA分散処理で使用されるプロトコルとSN
A 2PC/PN分散処理で使用されるプロトコルに
は、いくつかの相違点がある。例えば、2PC/PAプ
ロトコルでは、トランザクション内の判断箇所(例:R
EADY/COMMIT/ABORT)にくるまでは、
どの情報もログに記録されない。従って、他のどのステ
ップでも、トランザクションを障害から回復するための
回復情報は要求されないので、残っていない。これに対
して、2PC/PNプロトコルでは、各ステップがログ
に記録され、障害が発生したあとログが再現される。2
PC/PNコーディネータと参加サイトはトランザクシ
ョンのすべての結果(ABORT/COMMIT)を得
るために、相互に連絡し合う。本発明は、メッセージの
生成および/または必要とされないメッセージを一方ま
たは他方のシステムから削除することによって、2種類
のシステム間の接続を可能にしている。メッセージの双
方向の変換は、AIXネットワークとSNAネットワー
クの間で行われる。この変換は、トランザクション状態
(ステータス)情報を含むトランザクション処理情報
を、トランザクション識別情報と一緒に、一方のネット
ワークから他方のネットワークに変換することによって
行われる。図4〜図6は、AIXとSNA分散システム
間でトランスペアレントなプロトコルを提供するため
に、ブリッジ4が使用する必要のあるステップとプロシ
ージャを示すものであり、これは、各プロトコルのトラ
ンザクション処理状態情報を他方のプロトコルに関連す
るトランザクション処理状態情報に変換することによっ
て実現される。すなわち、AIXトランザクション処理
状態情報はSNAトランザクション処理状態情報に変換
され、逆に、SNAトランザクション処理状態情報はA
IXトランザクション処理状態情報に変換される。
【0023】ステップ1で、SNAまたはAIXのどち
らかの分散ネットワークで稼働しているアプリケーショ
ンは、オペレーションの集まり(グループ)をトランザ
クションとして実行し、トランザクション・サービスは
トランザクション・プロトコルを開始する。ステップ1
Aで、アプリケーションはその作業を終了し、ステップ
2で、2PCプロトコルは、トランザクション・コーデ
ィネータがAIX分散システム内で指名されているか、
あるいは、SNA分散システム内で指名されているかを
判断する。トランザクション・コーディネータがAIX
分散システム内で指名されているとすると、ブリッジ4
は2PC/PNプロトコルに関連するコーディネータ情
報をアセンブルする。このアセンブルでは、トランザク
ションに含めるべきPREPAREレコードのログ、す
なわちPREPARE項目IDと参加サイトのリストと
が作成される。図2(ブロック11)に示すように、A
IXトランザクション・サービスはこのようなログを保
持していないが、この情報はSNAで必要になるもので
ある。従って、ブリッジ4は、トランザクションの処理
と回復時に必要になる情報をSNA参加サイトがアクセ
スできるようにするために、このログを作成しなければ
ならない。ステップ4で、ブリッジはAIXトランザク
ション・コーディネータからのPREPAREメッセー
ジをすべてのSNA参加サイトに転送する。ステップ5
〜7は、第1フェーズ時にSNA参加サイトが使用する
COMMITプロトコルを示している。次に、ブリッジ
4はSNA参加サイトからのREADYまたはABOR
TメッセージをAIXトランザクション・コーディネー
タに転送する(ステップ8)。このコーディネータはス
テップ9ですべてのREADYまたはABORTメッセ
ージを収集する。ステップ10,11および14は、ト
ランザクション処理の第2フェーズ時にAIXトランザ
クション・コーディネータで行われる処理を示してい
る。ステップ15で、ブリッジ4はAIXトランザクシ
ョン・コーディネータからのABORTメッセージを準
備状態にあるすべてのSNA参加サイトに転送する。さ
らに、ステップ15で、ブリッジ4はCOMMITメッ
セージをすべてのSNA参加サイトに送る。ステップ1
6で、COMMITメッセージはSNA参加サイトによ
ってログに記録され、受信確認通知がトランザクション
・コーディネータに送られる。ステップ17で、ブリッ
ジ4はこの確認通知をAIXトランザクション・コーデ
ィネータに転送する。ステップ18で、トランザクショ
ン・コーディネータはすべての参加サイトからのACK
NOWLEDGEメッセージを収集し、受信したABO
RT応答があればそれを破棄し、COMPLETEをレ
コードに記録し、プロセスはステップ19で終了する。
らかの分散ネットワークで稼働しているアプリケーショ
ンは、オペレーションの集まり(グループ)をトランザ
クションとして実行し、トランザクション・サービスは
トランザクション・プロトコルを開始する。ステップ1
Aで、アプリケーションはその作業を終了し、ステップ
2で、2PCプロトコルは、トランザクション・コーデ
ィネータがAIX分散システム内で指名されているか、
あるいは、SNA分散システム内で指名されているかを
判断する。トランザクション・コーディネータがAIX
分散システム内で指名されているとすると、ブリッジ4
は2PC/PNプロトコルに関連するコーディネータ情
報をアセンブルする。このアセンブルでは、トランザク
ションに含めるべきPREPAREレコードのログ、す
なわちPREPARE項目IDと参加サイトのリストと
が作成される。図2(ブロック11)に示すように、A
IXトランザクション・サービスはこのようなログを保
持していないが、この情報はSNAで必要になるもので
ある。従って、ブリッジ4は、トランザクションの処理
と回復時に必要になる情報をSNA参加サイトがアクセ
スできるようにするために、このログを作成しなければ
ならない。ステップ4で、ブリッジはAIXトランザク
ション・コーディネータからのPREPAREメッセー
ジをすべてのSNA参加サイトに転送する。ステップ5
〜7は、第1フェーズ時にSNA参加サイトが使用する
COMMITプロトコルを示している。次に、ブリッジ
4はSNA参加サイトからのREADYまたはABOR
TメッセージをAIXトランザクション・コーディネー
タに転送する(ステップ8)。このコーディネータはス
テップ9ですべてのREADYまたはABORTメッセ
ージを収集する。ステップ10,11および14は、ト
ランザクション処理の第2フェーズ時にAIXトランザ
クション・コーディネータで行われる処理を示してい
る。ステップ15で、ブリッジ4はAIXトランザクシ
ョン・コーディネータからのABORTメッセージを準
備状態にあるすべてのSNA参加サイトに転送する。さ
らに、ステップ15で、ブリッジ4はCOMMITメッ
セージをすべてのSNA参加サイトに送る。ステップ1
6で、COMMITメッセージはSNA参加サイトによ
ってログに記録され、受信確認通知がトランザクション
・コーディネータに送られる。ステップ17で、ブリッ
ジ4はこの確認通知をAIXトランザクション・コーデ
ィネータに転送する。ステップ18で、トランザクショ
ン・コーディネータはすべての参加サイトからのACK
NOWLEDGEメッセージを収集し、受信したABO
RT応答があればそれを破棄し、COMPLETEをレ
コードに記録し、プロセスはステップ19で終了する。
【0024】ステップ2で、指名されたトランザクショ
ン・コーディネータがSNA分散処理システム側にある
と判断されたときは、ブリッジ4はトランザクション・
コーディネータから受け取ったPREPAREメッセー
ジをすべての参加サイトに転送する(ステップ20)。
ステップ21,22および25は、トランザクションの
処理時にAIX参加サイト内で使用される2PC/PA
プロトコルを示している(図2中のブロック13)。ス
テップ26で、ブリッジ4はAIX参加サイトからのA
BORTおよびREADYメッセージをSNAトランザ
クション・コーディネータへ転送する。ステップ27
で、SNAトランザクション・コーディネータはすべて
のREADYおよびABORTメッセージを収集する。
ステップ28〜30は、2PC/PNプロコトルの第2
フェーズに記述されたトランザクション処理オペレーシ
ョンを示している(図3中のブロック21)。ステップ
31で、ブリッジ4はSNAトランザクション・コーデ
ィネータからのABORTメッセージをREADY状態
を通知していたすべての参加サイトに転送する。また、
ステップ31でブリッジ4は、READY状態を通知し
ていた参加サイトには、COMMITメッセージも転送
する。ステップ32〜34は2PC/PAプロトコルの
第2フェーズ時にAIX参加サイトによって実行される
処理を示している(図2中のブロック15)。ステップ
34のあとは、本発明によれば、ステップ17に進む。
そこではブリッジ4はACKNOWLEDGEメッセー
ジをトランザクション・コーディネータに転送し、該当
する場合には、ABORTメッセージを生成してトラン
ザクション・コーディネータに連絡する。ステップ18
で、SNAトランザクション・コーディネータはすべて
の受信確認メッセージを収集し、COMPLETEをロ
グに記録する。ステップ19でトランザクションを完了
する。
ン・コーディネータがSNA分散処理システム側にある
と判断されたときは、ブリッジ4はトランザクション・
コーディネータから受け取ったPREPAREメッセー
ジをすべての参加サイトに転送する(ステップ20)。
ステップ21,22および25は、トランザクションの
処理時にAIX参加サイト内で使用される2PC/PA
プロトコルを示している(図2中のブロック13)。ス
テップ26で、ブリッジ4はAIX参加サイトからのA
BORTおよびREADYメッセージをSNAトランザ
クション・コーディネータへ転送する。ステップ27
で、SNAトランザクション・コーディネータはすべて
のREADYおよびABORTメッセージを収集する。
ステップ28〜30は、2PC/PNプロコトルの第2
フェーズに記述されたトランザクション処理オペレーシ
ョンを示している(図3中のブロック21)。ステップ
31で、ブリッジ4はSNAトランザクション・コーデ
ィネータからのABORTメッセージをREADY状態
を通知していたすべての参加サイトに転送する。また、
ステップ31でブリッジ4は、READY状態を通知し
ていた参加サイトには、COMMITメッセージも転送
する。ステップ32〜34は2PC/PAプロトコルの
第2フェーズ時にAIX参加サイトによって実行される
処理を示している(図2中のブロック15)。ステップ
34のあとは、本発明によれば、ステップ17に進む。
そこではブリッジ4はACKNOWLEDGEメッセー
ジをトランザクション・コーディネータに転送し、該当
する場合には、ABORTメッセージを生成してトラン
ザクション・コーディネータに連絡する。ステップ18
で、SNAトランザクション・コーディネータはすべて
の受信確認メッセージを収集し、COMPLETEをロ
グに記録する。ステップ19でトランザクションを完了
する。
【0025】図7は、回復処理時にブリッジ4に実行さ
せる必要があるステップを示している。つまり、通信障
害や類似の障害が起こったときのように、トランザクシ
ョン・コーディネータがトランザクション参加サイトか
ら隔離された場合の処理である。この回復処理では、A
IXネットワークとSNAネットワーク間でステータス
情報がやりとりされて、処理中のトランザクションが障
害のあと再構築が可能であるかどうかが確かめられる。
トランザクションを回復するためには、トランザクショ
ンに関する状態情報とトランザクション識別(ID)情
報(下述する)を、ブリッジ4で比較して、やりとりす
る必要がある。
せる必要があるステップを示している。つまり、通信障
害や類似の障害が起こったときのように、トランザクシ
ョン・コーディネータがトランザクション参加サイトか
ら隔離された場合の処理である。この回復処理では、A
IXネットワークとSNAネットワーク間でステータス
情報がやりとりされて、処理中のトランザクションが障
害のあと再構築が可能であるかどうかが確かめられる。
トランザクションを回復するためには、トランザクショ
ンに関する状態情報とトランザクション識別(ID)情
報(下述する)を、ブリッジ4で比較して、やりとりす
る必要がある。
【0026】ステップ1で、トランザクション・サービ
スは回復を開始させる必要があると判断する。これを受
けて、ブリッジ4は、ステップ2で、参加するSNAト
ランザクション・サイトの再同期化を開始し、SNA再
同期化プロトコルを満足するために必要なメッセージが
あれば、そのメッセージを生成する。トランザクション
・コーディネータと参加資源との間で状態情報を比較す
ることによって、情報のやりとりが同期化される。これ
らのメッセージの中には、すべての参加サイトが矛盾の
ないトランザクション情報、すなわち同じサイト状態テ
ーブル(EXCHANGE_LOG_NAME)を使用
していることを確認し、かつ実際にトランザクション情
報(COMPARE_STATES)をやりとりするこ
とを確かめるためのコマンドを含めてもよい。情報をや
りとりすることにより、トランザクション状態は障害以
前の状態に再構築される。この方法によると、トランザ
クションは、SNAトランザクション・コーディネータ
が維持しているトランザクション状態テーブルを調べ
て、適切な応答を得ることによって回復される。そのあ
と、本発明は、ブリッジ4とSNAネットワークの間で
トランザクション状態情報のすべてのハイ・レベル・フ
ローを実行する。すなわち、ブリッジ4とAIXネット
ワークのトランザクション・サービス間の状態情報は離
散的な通信として流れるのに対し、SNAトランザクシ
ョン・ネットワークとブリッジ4間を流れる状態情報は
1つの通信として束にされる(ハイ・レベル・フロ
ー)。図11はこの情報の流れを図式化したものであ
り、ブリッジ4に用意されている回復ルック・アップ・
テーブル5を示している。このルック・アップ・テーブ
ルを使用すると、束にされたSNA 2PC/PN通信
を、AIXトランザクション・サービスが認識できる形
の離散的状態情報、つまり、ABORT、COMMI
T、PREPAREに分割することができる。もちろ
ん、情報がAIXトランザクション・サービスからSN
Aネットワークに流れるときは、離散的状態情報をブリ
ッジ4で1つの束にしてから(この場合も、ルック・ア
ップ・テーブル5を使用して)SNAに伝送しなければ
ならない。再同期化が完了したかどうかはステップ4で
判断される。そのあと、通信が確立されたかどうか、回
復が完了したかどうかがステップ5で判断される。回復
が完了していれば、プロセスはステップ6で終了する。
しかるに、ステップ4で再同期化が完了していなけれ
ば、プロセスはステップ3に戻り、ブリッジ4は再同期
化プロトコルを完了するために必要な他のメッセージを
生成する。同様に、ステップ5で通信が再確立されてい
なければ、プロセスはステップ1に戻り、回復がアプリ
ケーション・プログラムによって再度開始される。
スは回復を開始させる必要があると判断する。これを受
けて、ブリッジ4は、ステップ2で、参加するSNAト
ランザクション・サイトの再同期化を開始し、SNA再
同期化プロトコルを満足するために必要なメッセージが
あれば、そのメッセージを生成する。トランザクション
・コーディネータと参加資源との間で状態情報を比較す
ることによって、情報のやりとりが同期化される。これ
らのメッセージの中には、すべての参加サイトが矛盾の
ないトランザクション情報、すなわち同じサイト状態テ
ーブル(EXCHANGE_LOG_NAME)を使用
していることを確認し、かつ実際にトランザクション情
報(COMPARE_STATES)をやりとりするこ
とを確かめるためのコマンドを含めてもよい。情報をや
りとりすることにより、トランザクション状態は障害以
前の状態に再構築される。この方法によると、トランザ
クションは、SNAトランザクション・コーディネータ
が維持しているトランザクション状態テーブルを調べ
て、適切な応答を得ることによって回復される。そのあ
と、本発明は、ブリッジ4とSNAネットワークの間で
トランザクション状態情報のすべてのハイ・レベル・フ
ローを実行する。すなわち、ブリッジ4とAIXネット
ワークのトランザクション・サービス間の状態情報は離
散的な通信として流れるのに対し、SNAトランザクシ
ョン・ネットワークとブリッジ4間を流れる状態情報は
1つの通信として束にされる(ハイ・レベル・フロ
ー)。図11はこの情報の流れを図式化したものであ
り、ブリッジ4に用意されている回復ルック・アップ・
テーブル5を示している。このルック・アップ・テーブ
ルを使用すると、束にされたSNA 2PC/PN通信
を、AIXトランザクション・サービスが認識できる形
の離散的状態情報、つまり、ABORT、COMMI
T、PREPAREに分割することができる。もちろ
ん、情報がAIXトランザクション・サービスからSN
Aネットワークに流れるときは、離散的状態情報をブリ
ッジ4で1つの束にしてから(この場合も、ルック・ア
ップ・テーブル5を使用して)SNAに伝送しなければ
ならない。再同期化が完了したかどうかはステップ4で
判断される。そのあと、通信が確立されたかどうか、回
復が完了したかどうかがステップ5で判断される。回復
が完了していれば、プロセスはステップ6で終了する。
しかるに、ステップ4で再同期化が完了していなけれ
ば、プロセスはステップ3に戻り、ブリッジ4は再同期
化プロトコルを完了するために必要な他のメッセージを
生成する。同様に、ステップ5で通信が再確立されてい
なければ、プロセスはステップ1に戻り、回復がアプリ
ケーション・プログラムによって再度開始される。
【0027】本発明のブリッジ4がもつもう1つの特徴
は、AIXまたはSNAネットワークからのトランザク
ションIDを他方のネットワーク内で使用されるタイプ
のIDに双方向に変換できることである。つまり、AI
XトランザクションIDをSNAトランザクションID
に変換し、SNAトランザクションIDをAIXトラン
ザクションIDに変換できることである。注目すべきこ
とは、ブリッジ4およびテーブル7,9によるID変換
が、IDを更新する方法の意味論(semantic
s)を規定したルールを用いて実現されていることであ
る。プリジューム・ナッシング・プロトコルは、前述し
たようにメッセージを束にすることによって、状態情報
の流れを最小にすることを試みるのに対して(図11参
照)、プリジュームド・アボート・プロトコルでは、常
に個々のID、つまり、束にされない情報が送信され、
IDを更新するためのメッセージが除かれている。同種
のSNAネットワークでは、同期点を使用して、各SN
A参加サイトを各トランザクション境界点(demar
cation point)でインクリメントし、ある
いは、更新して、すべての参加サイトの同期を保つよう
にしている。完全なAIXネットワークでは、境界点、
つまり、束にされない個々のトランザクション状態情報
を使用して、参加サイトのステータス(状況)を追跡し
続ける。AIXネットワークとSNAネットワークがブ
リッジ4を通して結合されたときは、SNAネットワー
ク8は状態情報を更新するが、他方、AIXシステムは
状態情報をブリッジ4側に返して「マッピング」(対応
づけ)し、AIXとSNAトランザクション処理システ
ムが同期を保つようにしなければならない。
は、AIXまたはSNAネットワークからのトランザク
ションIDを他方のネットワーク内で使用されるタイプ
のIDに双方向に変換できることである。つまり、AI
XトランザクションIDをSNAトランザクションID
に変換し、SNAトランザクションIDをAIXトラン
ザクションIDに変換できることである。注目すべきこ
とは、ブリッジ4およびテーブル7,9によるID変換
が、IDを更新する方法の意味論(semantic
s)を規定したルールを用いて実現されていることであ
る。プリジューム・ナッシング・プロトコルは、前述し
たようにメッセージを束にすることによって、状態情報
の流れを最小にすることを試みるのに対して(図11参
照)、プリジュームド・アボート・プロトコルでは、常
に個々のID、つまり、束にされない情報が送信され、
IDを更新するためのメッセージが除かれている。同種
のSNAネットワークでは、同期点を使用して、各SN
A参加サイトを各トランザクション境界点(demar
cation point)でインクリメントし、ある
いは、更新して、すべての参加サイトの同期を保つよう
にしている。完全なAIXネットワークでは、境界点、
つまり、束にされない個々のトランザクション状態情報
を使用して、参加サイトのステータス(状況)を追跡し
続ける。AIXネットワークとSNAネットワークがブ
リッジ4を通して結合されたときは、SNAネットワー
ク8は状態情報を更新するが、他方、AIXシステムは
状態情報をブリッジ4側に返して「マッピング」(対応
づけ)し、AIXとSNAトランザクション処理システ
ムが同期を保つようにしなければならない。
【0028】図8は、相互接続された2つの分散ネット
ワーク間のトランザクションIDの変換を行うために、
ブリッジ4が実行しなければならないステップを示して
いる(図11参照)。ステップ1で、アプリケーション
・プログラムはID変換を必要とする(ステップ2)ト
ランザクションを開始する。ステップ3で、トランザク
ション・コーディネータがSNAネットワーク内にある
か、AIXネットワーク内にあるかが判断される。つま
り、それぞれのトランザクション送信元と宛先がAIX
からSNAネットワークへか、またはSNAからAIX
ネットワークへかが判断される。メッセージ宛先がSN
Aネットワークならば(AIXが送信元)、ブリッジ4
はAIX参加サイト2からAIXトランザクションID
を受信する(ステップ4)。次に、ブリッジ4は、ステ
ップ5において、SNA ID用のトランザクションI
D(TID)ルック・アップ・テーブル7と、作業論理
単位ID(LUWID)ルック・アップ・テーブル9と
を使用して、そのAIXトランザクションIDを、SN
Aシステムが使用するためのIDに対応づける。対応づ
けられたSNA IDはSNAトランザクション処理シ
ステム8に送られ、最終的にすべてのSNAトランザク
ション参加サイトに送られる(ステップ6)。注目すべ
きことは、AIXトランザクション処理システムは、サ
イト間でどのようなデータが転送されようとも、そのた
びに、AIX TIDを送ることである。これに対し
て、LUWIDは、トランザクションのための初期デー
タ転送のときだけ、SNAサイト間で送られる。SNA
コーディネータはトランザクションが終了した時点で、
例えば、同期点(COMMIT、BACKOUT)で、
LUWIDをインクリメントする。このことから理解さ
れるように、ブリッジ4は、トランクションが処理され
ている間、AIXシステムとSNAシステムとの同期を
保つために、AIX TIDを追跡して、トランザクシ
ョンの終了時にLUWIDをインクリメントしなければ
ならない。次に、ID変換プロセスはトランザクション
が完了したかどうかをステップ6Aで判断し、完了して
いれば、SNA LUWIDがインクリメントされる
(ステップ6B)。このことは、次のトランザクション
が処理されることを意味する。トランザクションが完了
していなければ、このプロセスはステップ3に戻る。
ワーク間のトランザクションIDの変換を行うために、
ブリッジ4が実行しなければならないステップを示して
いる(図11参照)。ステップ1で、アプリケーション
・プログラムはID変換を必要とする(ステップ2)ト
ランザクションを開始する。ステップ3で、トランザク
ション・コーディネータがSNAネットワーク内にある
か、AIXネットワーク内にあるかが判断される。つま
り、それぞれのトランザクション送信元と宛先がAIX
からSNAネットワークへか、またはSNAからAIX
ネットワークへかが判断される。メッセージ宛先がSN
Aネットワークならば(AIXが送信元)、ブリッジ4
はAIX参加サイト2からAIXトランザクションID
を受信する(ステップ4)。次に、ブリッジ4は、ステ
ップ5において、SNA ID用のトランザクションI
D(TID)ルック・アップ・テーブル7と、作業論理
単位ID(LUWID)ルック・アップ・テーブル9と
を使用して、そのAIXトランザクションIDを、SN
Aシステムが使用するためのIDに対応づける。対応づ
けられたSNA IDはSNAトランザクション処理シ
ステム8に送られ、最終的にすべてのSNAトランザク
ション参加サイトに送られる(ステップ6)。注目すべ
きことは、AIXトランザクション処理システムは、サ
イト間でどのようなデータが転送されようとも、そのた
びに、AIX TIDを送ることである。これに対し
て、LUWIDは、トランザクションのための初期デー
タ転送のときだけ、SNAサイト間で送られる。SNA
コーディネータはトランザクションが終了した時点で、
例えば、同期点(COMMIT、BACKOUT)で、
LUWIDをインクリメントする。このことから理解さ
れるように、ブリッジ4は、トランクションが処理され
ている間、AIXシステムとSNAシステムとの同期を
保つために、AIX TIDを追跡して、トランザクシ
ョンの終了時にLUWIDをインクリメントしなければ
ならない。次に、ID変換プロセスはトランザクション
が完了したかどうかをステップ6Aで判断し、完了して
いれば、SNA LUWIDがインクリメントされる
(ステップ6B)。このことは、次のトランザクション
が処理されることを意味する。トランザクションが完了
していなければ、このプロセスはステップ3に戻る。
【0029】トランザクション・メッセージ送信元がS
NAネットワーク(宛先はAIXネットワーク)である
とステップ3で判断されると、ブリッジ4はSNAトラ
ンザクション参加サイトからSNA IDを受け取る
(ステップ9)。次に、ブリッジ4はルック・アップ・
テーブル7,9または類似のテーブルを使用して、SN
A IDをAIXトランザクションIDに対応づける
(ステップ10)。ステップ10Aで、ブリッジ4は、
LUWIDを対応づける(マッピングする)ことで得た
TIDをAIX参加サイトに送る。ステップ11で、ブ
リッジ4は、同期点(COMMIT、ABORT、BA
CKOUT)のような特定のSNA事象(イベント)が
発生していないかを識別する。ステップ11で、特定事
象を識別し、SNA参加サイトとAIX参加サイト間の
同期をとるために、ブリッジ4は、AIX参加サイトに
関する状態情報が入っているテーブル7,9を保持し続
ける(ステップ12)。これらのテーブル7,9は、同
期点とABORTのオペレーション時にSNA参加サイ
トがアクセスできる。これによって、SNA参加サイト
は状態情報を更新することができる(ステップ13)。
ステップ13のあと、変換プロセスはステップ6Aに移
り、トランザクションが完了したかどうかを判断する。
完了していれば、ステップ6AでLUWIDがインクリ
メントされ、プロセスはステップ7で終了する。さらに
別の処理が必要なときは、ステップ3に戻る。
NAネットワーク(宛先はAIXネットワーク)である
とステップ3で判断されると、ブリッジ4はSNAトラ
ンザクション参加サイトからSNA IDを受け取る
(ステップ9)。次に、ブリッジ4はルック・アップ・
テーブル7,9または類似のテーブルを使用して、SN
A IDをAIXトランザクションIDに対応づける
(ステップ10)。ステップ10Aで、ブリッジ4は、
LUWIDを対応づける(マッピングする)ことで得た
TIDをAIX参加サイトに送る。ステップ11で、ブ
リッジ4は、同期点(COMMIT、ABORT、BA
CKOUT)のような特定のSNA事象(イベント)が
発生していないかを識別する。ステップ11で、特定事
象を識別し、SNA参加サイトとAIX参加サイト間の
同期をとるために、ブリッジ4は、AIX参加サイトに
関する状態情報が入っているテーブル7,9を保持し続
ける(ステップ12)。これらのテーブル7,9は、同
期点とABORTのオペレーション時にSNA参加サイ
トがアクセスできる。これによって、SNA参加サイト
は状態情報を更新することができる(ステップ13)。
ステップ13のあと、変換プロセスはステップ6Aに移
り、トランザクションが完了したかどうかを判断する。
完了していれば、ステップ6AでLUWIDがインクリ
メントされ、プロセスはステップ7で終了する。さらに
別の処理が必要なときは、ステップ3に戻る。
【0030】AIX 2PC/PAでトランザクション
を処理するとき、いくつかの制約がある。その1つは、
トランザクションを開始したサイトが、トランザクショ
ンを終結させ、かつトランザクション・コーディネータ
にならなければいけないということである。しかるに、
SNAトランザクション処理プロトコルでは、この調整
責任(coordination responsib
ility)はどのサイトにも割り当てることができ
る。すなわち、トランザクション管理責任を、あるトラ
ンザクション・コーディネータから、別のサイトに置か
れた別のトランザクション・コーディネータに移すこと
ができる。このことから理解されるように、2つのトラ
ンザクション処理ネットワーク間のこのプロトコルの違
いを、ブリッジ4に解決させて、AIXトランザクショ
ン・コーディネータ40がトランザクション調整責任を
認識して、それをSNAネットワーク(SNAトランザ
クション・コーディネータ30)に移行できるようにし
なければならない。
を処理するとき、いくつかの制約がある。その1つは、
トランザクションを開始したサイトが、トランザクショ
ンを終結させ、かつトランザクション・コーディネータ
にならなければいけないということである。しかるに、
SNAトランザクション処理プロトコルでは、この調整
責任(coordination responsib
ility)はどのサイトにも割り当てることができ
る。すなわち、トランザクション管理責任を、あるトラ
ンザクション・コーディネータから、別のサイトに置か
れた別のトランザクション・コーディネータに移すこと
ができる。このことから理解されるように、2つのトラ
ンザクション処理ネットワーク間のこのプロトコルの違
いを、ブリッジ4に解決させて、AIXトランザクショ
ン・コーディネータ40がトランザクション調整責任を
認識して、それをSNAネットワーク(SNAトランザ
クション・コーディネータ30)に移行できるようにし
なければならない。
【0031】図9および図10は、SNAプロトコルに
含まれているトランザクション調整責任を割り当てる
(移行する)という側面に関して、AIX分散処理ネッ
トワークとSNA分散処理ネットワーク間をトランスペ
アレントに保つために、ブリッジ4が実行するべきプロ
セスを示している。これによって、本発明は、AIXネ
ットワークとSNAネットワーク間でのトランザクショ
ン調整責任の移行をトランスペアレントにすることがで
きる。ステップ1で、トランザクションの移行が開始さ
れ、ステップ2で、ブリッジ4はトランザクション終了
がSNAネットワーク側で発生したものかどうかを判断
する。その終了がAIXネットワーク側で発生したもの
であれば、AIXにはトランザクション移行が用意され
ていないことから明らかなように、移行コマンドは実行
されずに、プロセスはステップ3で終了する。
含まれているトランザクション調整責任を割り当てる
(移行する)という側面に関して、AIX分散処理ネッ
トワークとSNA分散処理ネットワーク間をトランスペ
アレントに保つために、ブリッジ4が実行するべきプロ
セスを示している。これによって、本発明は、AIXネ
ットワークとSNAネットワーク間でのトランザクショ
ン調整責任の移行をトランスペアレントにすることがで
きる。ステップ1で、トランザクションの移行が開始さ
れ、ステップ2で、ブリッジ4はトランザクション終了
がSNAネットワーク側で発生したものかどうかを判断
する。その終了がAIXネットワーク側で発生したもの
であれば、AIXにはトランザクション移行が用意され
ていないことから明らかなように、移行コマンドは実行
されずに、プロセスはステップ3で終了する。
【0032】ステップ2と4で、トランザクション終了
がSNA側から出され、かつトランザクション開始がA
IX側から出されたものとブリッジ4が判断した場合
は、トランザクション調整責任の移行時に起こるすべて
のプロトコル変換上の問題をブリッジ4に解決させる必
要がある。ステップ4で、トランザクション開始がSN
Aネットワーク側で行われた場合は、プロトコルの不一
致は起こらない。SNAだけのネットワークでは、移行
が行われることを予想しているのに対し、AIXネット
ワークでは、移行が行われるようになっていない。した
がって、これらの不一致が起こるのは、SNAトランザ
クション・システムがトランザクション調整責任を要求
し、AIXサイトがトランザクションを開始したときだ
けである。このようなことが起こったと想定すると、特
殊な処理が必要になる。すなわち、プログラム・アプリ
ケーションからのPREPARE/COMMITメッセ
ージをブリッジに送るように経路を変更して、ブリッジ
で解読してからトランザクション・マネージャに転送す
ることである(ステップ7)。
がSNA側から出され、かつトランザクション開始がA
IX側から出されたものとブリッジ4が判断した場合
は、トランザクション調整責任の移行時に起こるすべて
のプロトコル変換上の問題をブリッジ4に解決させる必
要がある。ステップ4で、トランザクション開始がSN
Aネットワーク側で行われた場合は、プロトコルの不一
致は起こらない。SNAだけのネットワークでは、移行
が行われることを予想しているのに対し、AIXネット
ワークでは、移行が行われるようになっていない。した
がって、これらの不一致が起こるのは、SNAトランザ
クション・システムがトランザクション調整責任を要求
し、AIXサイトがトランザクションを開始したときだ
けである。このようなことが起こったと想定すると、特
殊な処理が必要になる。すなわち、プログラム・アプリ
ケーションからのPREPARE/COMMITメッセ
ージをブリッジに送るように経路を変更して、ブリッジ
で解読してからトランザクション・マネージャに転送す
ることである(ステップ7)。
【0033】AIXサイトとSNAサイト間の移行を実
現するために、予備的ステージが2PC/PNプロトコ
ルに追加されており、別のサイトが調整責任をとりたい
と望んでいることをトランザクション・マネージャに通
知する。ステップ8以前に、SNAコーディネータはS
NA参加サイトからPREPAREメッセージをすでに
受け取っており、このメッセージはそのあとブリッジ4
に送られ、そこで受信される(ステップ8)。アプリケ
ーションからのCOMMITメッセージ(これが通常の
場合である)ではなく、PREPAREメッセージがネ
ットワークからブリッジ4に受信されているので、上述
した予備的ステージが実行され、そのあとブリッジ4は
MIGRATE_TRANSACTIONメッセージ
(コマンド)をAIXトランザクション・コーディネー
タ40に対して出すことになる(ステップ10)。MI
GRATE_TRANSACTIONは、このSNA機
能を取り入れるための新しいコマンドである。従って、
本発明によれば、AIXシステムからのトランザクショ
ンの移行を認識するための機能が用意されている。ブリ
ッジ4は、ステップ11で、保留中の作業または据え置
かれた作業をすべて完了するように、トランザクション
送信元ノード側のアプリケーションに通知する。アプリ
ケーションは、最終的に、作業が完了すると、ステップ
12でCOMMIT要求をブリッジに対して出す。注目
すべきことは、本発明では、COMMITをブリッジ4
に送ることにより、ブリッジ4が調整責任を移行できる
ようにしたことである(つまり、COMMITおよびT
RANSACTION_MIGRATION)。そのあ
と、アプリケーションからのCOMMITメッセージ
が、ステップ13でAIXトランザクション・マネージ
ャ(つまり、AIX資源だけのトランザクション・マネ
ージャ)に転送される。次に、AIXトランザクション
・マネージャがこのCOMMITを受け取ったとき、そ
の直前にMIGRATEメッセージが置かれていたかど
うかが判断される(ステップ13A)。COMMITの
前に置かれたMIGRATEメッセージがなかったとき
は、AIXトランザクション・マネージャは通常の2フ
ェーズ・コミット/プリジュームド・アボート・プロト
コルの準備を行い(ステップ13B)、そのあと、プロ
セスはステップ18に進んで終了する。しかるに、AI
Xトランザクション・マネージャがCOMMITメッセ
ージの前に置かれたMIGRATEコマンドを受信した
ならば、トランザクション全体の調整責任を移行するこ
とを求める要求がSNAシステムから出されていること
になる。このことから理解されるように、COMMIT
_TRANSACTIONの前にMIGRATE_TR
ANSACTIONが置かれていないと、調整責任の移
行は行われない。ここで注目すべきことは、元のSNA
トランザクション・コーディネータはメッセージを受信
すると、他のSNA参加資源サイトと同じ仕方で反応す
ることである。こうして、トランザクションの責任は
「移行」したものとみなされる。ステップ14で、AI
Xトランザクション・コーディネータはPREPARE
メッセージをブリッジに対して出す。このPREPAR
EメッセージはREADYメッセージと同じ働きをし、
SNA参加サイトに転送される(ステップ15)。この
中には、現在は他の参加サイトと同じ働きをしている旧
SNAトランザクション・コーディネータが含まれてい
る。ステップ16で、COMMITメッセージはSNA
トランザクション・コーディネータからブリッジ4に送
られ、その応答がAIXトランザクション・コーディネ
ータに転送される。ステップ17で、AIXコーディネ
ータはACKNOWLEDGEメッセージをブリッジに
送り、SNAコーディネータに転送されたあと、移行さ
れたトランザクションはステップ18で終了する。
現するために、予備的ステージが2PC/PNプロトコ
ルに追加されており、別のサイトが調整責任をとりたい
と望んでいることをトランザクション・マネージャに通
知する。ステップ8以前に、SNAコーディネータはS
NA参加サイトからPREPAREメッセージをすでに
受け取っており、このメッセージはそのあとブリッジ4
に送られ、そこで受信される(ステップ8)。アプリケ
ーションからのCOMMITメッセージ(これが通常の
場合である)ではなく、PREPAREメッセージがネ
ットワークからブリッジ4に受信されているので、上述
した予備的ステージが実行され、そのあとブリッジ4は
MIGRATE_TRANSACTIONメッセージ
(コマンド)をAIXトランザクション・コーディネー
タ40に対して出すことになる(ステップ10)。MI
GRATE_TRANSACTIONは、このSNA機
能を取り入れるための新しいコマンドである。従って、
本発明によれば、AIXシステムからのトランザクショ
ンの移行を認識するための機能が用意されている。ブリ
ッジ4は、ステップ11で、保留中の作業または据え置
かれた作業をすべて完了するように、トランザクション
送信元ノード側のアプリケーションに通知する。アプリ
ケーションは、最終的に、作業が完了すると、ステップ
12でCOMMIT要求をブリッジに対して出す。注目
すべきことは、本発明では、COMMITをブリッジ4
に送ることにより、ブリッジ4が調整責任を移行できる
ようにしたことである(つまり、COMMITおよびT
RANSACTION_MIGRATION)。そのあ
と、アプリケーションからのCOMMITメッセージ
が、ステップ13でAIXトランザクション・マネージ
ャ(つまり、AIX資源だけのトランザクション・マネ
ージャ)に転送される。次に、AIXトランザクション
・マネージャがこのCOMMITを受け取ったとき、そ
の直前にMIGRATEメッセージが置かれていたかど
うかが判断される(ステップ13A)。COMMITの
前に置かれたMIGRATEメッセージがなかったとき
は、AIXトランザクション・マネージャは通常の2フ
ェーズ・コミット/プリジュームド・アボート・プロト
コルの準備を行い(ステップ13B)、そのあと、プロ
セスはステップ18に進んで終了する。しかるに、AI
Xトランザクション・マネージャがCOMMITメッセ
ージの前に置かれたMIGRATEコマンドを受信した
ならば、トランザクション全体の調整責任を移行するこ
とを求める要求がSNAシステムから出されていること
になる。このことから理解されるように、COMMIT
_TRANSACTIONの前にMIGRATE_TR
ANSACTIONが置かれていないと、調整責任の移
行は行われない。ここで注目すべきことは、元のSNA
トランザクション・コーディネータはメッセージを受信
すると、他のSNA参加資源サイトと同じ仕方で反応す
ることである。こうして、トランザクションの責任は
「移行」したものとみなされる。ステップ14で、AI
Xトランザクション・コーディネータはPREPARE
メッセージをブリッジに対して出す。このPREPAR
EメッセージはREADYメッセージと同じ働きをし、
SNA参加サイトに転送される(ステップ15)。この
中には、現在は他の参加サイトと同じ働きをしている旧
SNAトランザクション・コーディネータが含まれてい
る。ステップ16で、COMMITメッセージはSNA
トランザクション・コーディネータからブリッジ4に送
られ、その応答がAIXトランザクション・コーディネ
ータに転送される。ステップ17で、AIXコーディネ
ータはACKNOWLEDGEメッセージをブリッジに
送り、SNAコーディネータに転送されたあと、移行さ
れたトランザクションはステップ18で終了する。
【0034】これまでの説明から理解されるように、本
発明の方法によれば、SNA分散トランザクション処理
システムがMIGRATE_TRANSACTIONオ
ペレーションを実行したとき、2PCプロトコルを調整
するためにAIXトランザクション・コーディネータを
使用することが可能である。
発明の方法によれば、SNA分散トランザクション処理
システムがMIGRATE_TRANSACTIONオ
ペレーションを実行したとき、2PCプロトコルを調整
するためにAIXトランザクション・コーディネータを
使用することが可能である。
【0035】特定の好適実施例を示して説明してきた
が、本発明の請求項の範囲を逸脱しない限り、種々の変
形およびに変更が可能であることはもちろんである。例
えば、2PC/PNプロトコルと2PC/PAプロトコ
ルが使用されているが、これらは単なる例であり、2P
C/PA、2PC/PN、3PC(3フェーズ・コミッ
ト)、その他のコミット・トランザクション・プロトコ
ル間のプロトコル変換も本発明の目的とすることであ
る。
が、本発明の請求項の範囲を逸脱しない限り、種々の変
形およびに変更が可能であることはもちろんである。例
えば、2PC/PNプロトコルと2PC/PAプロトコ
ルが使用されているが、これらは単なる例であり、2P
C/PA、2PC/PN、3PC(3フェーズ・コミッ
ト)、その他のコミット・トランザクション・プロトコ
ル間のプロトコル変換も本発明の目的とすることであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、AIXまたはSNAプロトコルを使用する分散ネッ
トワーク間で、トランスペアレントなトランザクション
処理を可能にすることができる。
ば、AIXまたはSNAプロトコルを使用する分散ネッ
トワーク間で、トランスペアレントなトランザクション
処理を可能にすることができる。
【図1】AIX分散ネットワークとSNA分散ネットワ
ーク間を接続するリンク、およびトランスペアレントな
トランザクション処理を提供するブリッジを示したブロ
ック図である。
ーク間を接続するリンク、およびトランスペアレントな
トランザクション処理を提供するブリッジを示したブロ
ック図である。
【図2】AIXネットワーク側のトランザクション処理
プロトコルを示した図である。
プロトコルを示した図である。
【図3】SNAネットワーク側のトランザクション処理
プロトコルを示した図である。
プロトコルを示した図である。
【図4】トランスペアレントなトランザクション処理を
可能にするために、本発明のブリッジが実行するステッ
プを示したフローチャートである。
可能にするために、本発明のブリッジが実行するステッ
プを示したフローチャートである。
【図5】トランスペアレントなトランザクション処理を
可能にするために、本発明のブリッジが実行するステッ
プを示したフローチャートである。
可能にするために、本発明のブリッジが実行するステッ
プを示したフローチャートである。
【図6】トランスペアレントなトランザクション処理を
可能にするために、本発明のブリッジが実行するステッ
プを示したフローチャートである。
可能にするために、本発明のブリッジが実行するステッ
プを示したフローチャートである。
【図7】本発明の回復プロセスを示したフローチャート
である。
である。
【図8】SNA分散処理ネットワートとAIX分散処理
ネットワークで使用されるそれぞれのトランザクション
ID間の変換を示した別のフローチャートである。
ネットワークで使用されるそれぞれのトランザクション
ID間の変換を示した別のフローチャートである。
【図9】SNAシステムが要求するトランザクション移
行サービスをAIXネットワートとSNAネットワーク
が提供できるようにした本発明によって実行されるステ
ップを示したフローチャートである。
行サービスをAIXネットワートとSNAネットワーク
が提供できるようにした本発明によって実行されるステ
ップを示したフローチャートである。
【図10】SNAシステムが要求するトランザクション
移行サービスをAIXネットワートとSNAネットワー
クが提供できるようにした本発明によって実行されるス
テップを示したフローチャートである。
移行サービスをAIXネットワートとSNAネットワー
クが提供できるようにした本発明によって実行されるス
テップを示したフローチャートである。
【図11】AIXネットワーク、ブリッジおよびSNA
ネットワーク間のトランザクション・データの流れを示
したブロック図である。
ネットワーク間のトランザクション・データの流れを示
したブロック図である。
1 AIXオペレーティング・システム・プログラム・
アプリケーション 2 トランザクション処理機能 3 AIX分散ネットワーク 4 トランザクション処理ブリッジ 5 ルック・アップ・テーブル 6 SNAプログラム・アプリケーション 7 ルック・アップ・テーブル 8 SNA分散処理環境 9 ルック・アップ・テーブル 10,40 AIXトランザクション・コーディネータ 12 AIX参加サイト 16,30 SNAトランザクション・コーディネータ 18 SNA参加サイト 31,41 資源
アプリケーション 2 トランザクション処理機能 3 AIX分散ネットワーク 4 トランザクション処理ブリッジ 5 ルック・アップ・テーブル 6 SNAプログラム・アプリケーション 7 ルック・アップ・テーブル 8 SNA分散処理環境 9 ルック・アップ・テーブル 10,40 AIXトランザクション・コーディネータ 12 AIX参加サイト 16,30 SNAトランザクション・コーディネータ 18 SNA参加サイト 31,41 資源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 11/04 9076−5K H04Q 11/04 K (72)発明者 トーマス ジェイムズ フロインド アメリカ合衆国 78759 テキサス州 オ ースチン タウンシップ トレイル 6801 (72)発明者 ロジャー リー ハスキン アメリカ合衆国 95210 カリフォルニア 州 サンノゼ ポータ アレグレ ドライ ブ 5972 (72)発明者 ロバート アンソニー ストーリ イギリス サウサンプトン シャーリィ アヴェニュ 42
Claims (9)
- 【請求項1】 各々のネットワークが独自のトランザク
ション処理プロトコルをもつ、相互に接続された第1分
散ネットワークと第2分散ネットワーク間でトランザク
ションを処理する方法であり、 前記第1ネットワーク用に第1トランザクション処理プ
ロトコルを定義した第1ルール群を、前記第2ネットワ
ーク用に第2トランザクション処理プロトコルを定義し
た第2ルール群に変換するステップと、 前記第1プロトコルに関連する第1トランザクション処
理情報を、前記第2プロトコルに関連する第2トランザ
クション処理情報に変換するステップと、 処理中のトランザクションに関するステータス情報を該
第1ネットワークと該第2ネットワーク間でやりとりし
て、前記第1トランザクション処理情報と前記第2トラ
ンザクション処理情報を回復するステップとを具備する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 各々のネットワークが独自のトランザク
ション処理プロトコルをもつ、相互に接続された第1分
散ネットワークと第2分散ネットワーク間でトランザク
ションを処理するシステムであり、 前記第1ネットワーク用に第1トランザクション処理プ
ロトコルを定義した第1ルール群を、前記第2ネットワ
ーク用に第2トランザクション処理プロトコルを定義し
た第2ルール群に変換する手段と、 前記第1プロトコルに関連する第1トランザクション処
理情報を、前記第2プロトコルに関連する第2トランザ
クション処理情報に変換する手段と、 処理中のトランザクションに関するステータス情報を該
第1ネットワークと該第2ネットワーク間でやりとりし
て、前記第1トランザクション処理情報と前記第2トラ
ンザクション処理情報を回復する手段とを備えたことを
特徴とするシステム。 - 【請求項3】 前記トランザクションの管理責任を移転
して、該トランザクションが前記第1プロトコルまたは
前記第2プロトコルのどちらかに従って処理できるよう
にする手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に
記載のシステム。 - 【請求項4】 ルール群を変換する前記手段は、 前記トランザクションを処理するコミット・フェーズを
完了するために前記第1または第2分散ネットワークが
必要とするメッセージを生成する手段と、 該第1または第2ネットワークによって生成されたメッ
セージであって、該トランザクションを処理するコミッ
ト・フェーズを完了するために他方の分散ネットワーク
が必要としないメッセージを無視する手段とを備えたこ
とを特徴とする請求項3に記載のシステム。 - 【請求項5】 第1トランザクション処理情報を変換す
る前記手段は、 前記第1プロトコルに関連する第1トランザクション処
理状態情報を、前記第2プロトコルに関連する第2トラ
ンザクション処理状態情報に変換する手段と、 前記第1トランザクション処理状態情報に対応する第1
トランザクション識別子を、前記第2トランザクション
処理状態情報に対応する第2トランザクション識別子に
変換する手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記
載のシステム。 - 【請求項6】 ステータス情報をやりとりする前記手段
は、 前記第1トランザクション処理状態情報を前記第2トラ
ンザクション処理状態情報と比較する手段と、 該第1および第2トランザクション処理状態情報を前記
第1および第2分散ネットワーク間でやりとりする手段
とを備えたことを特徴とする請求項5に記載のシステ
ム。 - 【請求項7】 前記第1および第2トランザクション処
理状態情報をやりとりする前記手段はさらに、 前記第1または第2トランザクション処理状態情報を束
にして、前記第1または第2分散ネットワークの各一方
が受信できるハイ・レベルな流れのトランザクション処
理状態情報にする手段と、 該第1または第2トランザクション処理状態情報の束
を、該第1または第2分散ネットワークの各一方が受信
できる離散的トランザクション処理状態情報に分解する
手段とを備えたことを特徴とする請求項6に記載のシス
テム。 - 【請求項8】 第1トランザクション識別子を変換する
前記手段は、 少なくとも1つのルック・アップ・テーブルをアクセス
することによって、第1トランザクション識別子を第2
トランザクション識別子に対応づける手段と、 前記第1分散ネットワークからの第1トランザクション
識別子を追跡して、該第1分散ネットワークと前記第2
分散ネットワーク間の同期を保つようにする手段とを備
えたことを特徴とする請求項7に記載のシステム。 - 【請求項9】 相互に接続された第1分散ネットワーク
と第2分散ネットワーク間でのトランザクションの処理
を、第1トランザクション処理プロトコルを第2トラン
ザクション処理プロトコルに変換することによって可能
にする変換ブリッジであり、 前記第1トランザクション処理プロトコルを定義してい
る第1のルールとコマンド群を、前記第2トランザクシ
ョン処理プロトコルを定義している第2のルールとコマ
ンド群に双方向に変換する手段と、 該第1プロトコルに関連する第1トランザクション処理
状態情報を、該第2プロトコルに関連する第2トランザ
クション処理状態情報に双方向に変換する手段と、 前記第1トランザクション状態情報に対応する第1トラ
ンザクション識別子を前記第2トランザクション状態情
報に対応する第2トランザクション識別子に双方向に変
換する手段と、 前記第1および第2ネットワーク内で実行中のトランザ
クションに関するステータス情報をやりとりして、トラ
ンザクション状態情報とトランザクション識別子を回復
するための手段とを備えたことを特徴とする変換ブリッ
ジ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US76154191A | 1991-09-18 | 1991-09-18 | |
US761541 | 1991-09-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05219136A true JPH05219136A (ja) | 1993-08-27 |
JPH0797782B2 JPH0797782B2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=25062523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4209245A Expired - Lifetime JPH0797782B2 (ja) | 1991-09-18 | 1992-08-05 | 異種トランザクションの調整方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5428771A (ja) |
EP (1) | EP0533407A2 (ja) |
JP (1) | JPH0797782B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001522086A (ja) * | 1997-10-31 | 2001-11-13 | オラクル・コーポレーション | 宣言型パラダイムをサポートするステートレスなウェブ環境におけるトランザクションを実行するための方法および装置 |
Families Citing this family (67)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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