JPH05215938A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JPH05215938A
JPH05215938A JP2220192A JP2220192A JPH05215938A JP H05215938 A JPH05215938 A JP H05215938A JP 2220192 A JP2220192 A JP 2220192A JP 2220192 A JP2220192 A JP 2220192A JP H05215938 A JPH05215938 A JP H05215938A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
connector
face
fiber
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JP2220192A
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Akira Tanaka
章 田中
Yuji Kojima
雄次 小島
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 公衆回線等の基幹通信網における光通信技術
を利用した基幹伝送路とファクシミリの如き通信端末機
器間を接続する光コネクタに関し、信号を効率よく接続
するコネクタを安価に構成して生産性の向上を図ること
を目的とする。 【構成】 端面に露出するコア径が異なる2個の光ファ
イバ21a,21b を該端面で接続する光コネクタであって、
接続する光ファイバ間を結ぶ光軸上の各端面近傍に、一
方の光ファイバ端面近傍には近接した光ファイバ21a か
ら該光ファイバ21a が持つ最大出射角θ1 の範囲内で出
射する光信号を平行化させる開口数を持つ光学系22a が
該光ファイバ21a と対応する位置に配置され、他方の光
ファイバ端面近傍には平行化された光信号を近接した光
ファイバ21b が持つ最大入射角θ2の範囲内で該光ファ
イバ21b に入射させる開口数を持つ光学系22b が該光フ
ァイバ21b と対応する位置に配置して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公衆回線等の基幹通信網
における光通信技術を利用した基幹伝送路とファクシミ
リやパソコンの如き通信端末機器との間を接続する光コ
ネクタの構成に係り、特に効率よく光信号が接続し得る
コネクタを低価格に構成することで生産性の向上を図っ
た光コネクタに関する。
【0002】最近の如く情報処理信号量が膨大化すると
共に電子機器としての小型軽量化・低消費電力化等が要
求されてくるとその対応策として電子機器としての高密
度実装化が進展するが、このことは各種信号を高速伝送
するときの電磁ノイズ等各種ノイズ対策が必要になるこ
とを意味している。
【0003】そこでこれらの問題を解決する方法として
最近では光信号による多重化伝送や並列化伝送等の技術
が実用化されるようになってきている。特に公衆回線に
おける基幹通信網では、家庭・オフィス・病院・学校・
商店等にあるファクシミリやパソコン等の通信端末を広
帯域な通信チャネルで結び、あらゆるメディアを駆使し
て自由な通信を実現する広帯域ISDN(Integrated Se
rvices Digital Network) のサービスが開始されつつあ
る。
【0004】かかる広帯域ISDNでは、基本伝送速度
として 156 Mb/s , 最大では 622 Mb/s と言う高速の情
報転送までが実用化されており、かかる高速伝送速度に
対応させるには基幹通信網と上記各通信端末間の加入者
線とを現在の銅対線から光ファイバに代える必要があ
る。
【0005】
【従来の技術】上述した情報伝送用の光ファイバには、
例えば直径が10μm の石英からなるコアをシリコンクラ
ッドで被覆したシングルモード光ファイバ“Single Mod
e Optical Fiber " (以下SM−OFとする)や直径が
1mmのポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるコアを樹
脂クラッドで被覆したステップインデックス型プラスチ
ック光ファイバ“Step Index Prastic Optical Fiber "
(以下SI−POFとする)等が実用化されている。
【0006】この内SM−OFは、その伝送損失が低く
且つ伝送帯域が広いことから長距離・大容量の基幹通信
線に広く使用されている。一方SI−POFは、該SM
−OFに比して直径が大きく取扱が容易であることと価
格が安い点から例えば 100m以下程度の短距離光通信線
として注目されているものであるが、その伝送帯域は該
SI−POFに対応する波長 680μm のレーザ・ダイオ
ードで励振させたときで 4.5 MHz・ Km と見なされてい
るので、広帯域ISDNにおける基本伝送速度 156 Mb/
s に使用すると伝送距離が10m 程度となってオフィスや
家庭内等への配線には制約が大きく実用上使用すること
ができない。
【0007】なお最近では広帯域ISDNの加入者側光
ファイバとして、例えばメタクリル酸メチル,メタクリ
ル酸ベンジル,酢酸ビニル,アクリルニトリル,安息香
酸ビニル,N−ビニルカルバゾール,フェニル酢酸ビニ
ル等の屈折率の異なる数種類のモノマを重合・紡糸した
直径1mmのコアを樹脂クラッドで被覆して形成した屈折
率分布型プラスチック光ファイバ“ Graded Index Pras
tic Optical Fiber”(以下GI−POFとする)が実
用化されつつある。
【0008】この場合の該GI−POFは、その伝送損
失が波長 650μm のときで 215 dB/Km程度であるため上
記SI−POFの代わりに使用することができるが、そ
のコア径が上記SM−OFと異なるため特別な配慮が必
要である。
【0009】従って現在では、上記SM−OFからなる
公衆回線としての基幹通信線とファクシミリやパソコン
等の通信端末に繋がるSM−OFからなる信号線とを専
用の光コネクタで接続するようにしている。
【0010】以下に従来のコネクタを概略的に説明す
る。図4は従来の光コネクタを説明する構成概念図であ
り、(4-1) は構成を示す図,(4-2)は接続時の状態を示す
断面図である。
【0011】図4の(4-1),(4-2) で光コネクタ1は、公
衆回線用基幹通信線としての光ケーブル1a1,1a2 (SM
−OF)に繋がるジャック11とオフィスや家庭内等に位
置する通信端末機器用光ケーブル1b1,1b2 (SM−O
F)に繋がるプラグ15とで構成されている。
【0012】なお図では双方向通信を行なう場合を例と
しているので上記各光ケーブルが対線をなしている。こ
の内ジャック11を構成する絶縁物からなる筐体12は、先
端部所定長さの被覆層1a′が剥離されて露出した光ファ
イバに形成されている各光ケーブル1a1,1a2をその被覆
層1a′の一部を含む光ファイバ先端までの領域で所定の
間隔を保って保持固定し得るような段付貫通孔12a と後
述するプラグ15に対する2個のガイド孔12b とを少なく
とも具えて構成されているものである。
【0013】なお該段付貫通孔12a の細い方の孔径は上
記光ケーブル1a1,1a2 の光ファイバがガイドされて挿入
し得る径に設定されている。そして段付貫通孔12a の径
の大きい方から光ケーブル1a1,1a2 をその先端側から挿
入すると、先ず該光ケーブル1a1,1a2 の光ファイバが段
付貫通孔12a の径の小さい孔部分にガイドされて進入し
被覆層1a′の端部が段付部に当接した時点で停止する
が、このときの光ファイバ先端面は段付貫通孔12a の他
方の開口面すなわち該筐体12の後述するプラグ15との接
合面12c から所要量だけ後退した位置に位置するように
なっている。
【0014】なお該筐体12と各光ケーブル1a1,1a2 とは
例えば接着剤等で固定するようにしている。一方プラグ
15を構成する絶縁物からなる筐体16は、ジャック11と同
様に先端部所定長さの被覆層1b′が剥離されて露出した
光ファイバに形成されている上記光ケーブル1b1,1b2
その被覆層1b′の一部を含む光ファイバ中間部までの領
域でジャックと等しい間隔を保って保持固定し得るよう
な段付貫通孔16a を持ち且つ上記ジャック11のガイド孔
12b と対応する位置に該ガイド孔12b に嵌合する径のガ
イドピン16b が植設されている部分を底面とする有底箱
状に形成されているものであり、その周壁は上述した筐
体12の周面と緩く嵌合するようになっている。
【0015】そして該筐体16の外面に位置する段付貫通
孔16a の径の大きい方から光ケーブル1b1,1b2 をその先
端側から挿入すると、先ず該光ケーブル1b1,1b2 の光フ
ァイバ部が段付貫通孔16a の径の小さい孔部分を貫通し
更に被覆層1b′の端部が段付部に当接した時点で停止す
るが、接合面16c から突出する光ファイバ先端面は該接
合面16c を上記筐体12の接合面12c と当接せしめたとき
の該筐体12の貫通孔12a 中に位置する光ファイバの先端
面と丁度接触するように設定されている。
【0016】なお上記ガイドピン16b の先端は、この場
合における光ファイバ先端面よりも突出する長さに形成
されている。そこで、各光ケーブルが装着されたジャッ
ク11とプラグ16を矢印Aのように接近させると先ずプラ
グ16のガイドピン16b がジャック12のガイド孔12b と嵌
合するので両者の位置決めがなされるが、そのまま両者
を接近させるとプラグ16の光ファイバ先端がジャック12
の貫通孔12a に挿入され結果的にプラグ16の接合面16c
とジャック12の接合面12c とが当接したときに各光ケー
ブル1a1,1a2,1b1,1b2の光ファイバ先端面が密着するこ
とになる。
【0017】円内図は光ファイバ先端面接触時の状態を
拡大視して表わしたものであり、光ケーブル1a2 側のコ
ア 1a2′と光ケーブル1b2 側のコア 1b2′とが面接触し
た状態を示している。
【0018】従って、対応する光ケーブル間すなわち1a
1 と1b1 および 1a2と1b2 を接続する光コネクタ1が構
成されることとなる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしSM−OF相互
間を接続する従来の光コネクタでは、接合部における光
信号の損失をなくして効率換言すれば接続特性のよいコ
ネクタを構成するのに直径10μm のコアをそれぞれの端
面を合致させて配置固定しなければならず、例えば光軸
の位置ズレをμm 単位で抑制しまた角度ズレを1度以内
に抑える等の如く特別な精度が必要であると共にコア端
面からの光散乱による損失を防止するため該端面を研磨
しなければならないので特別な工数が必要となり、結果
的にコネクタとしての低価格化に限界が生じて生産性の
向上を期待することができないと言う問題があった。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題は、端面に露出
するコア径が異なる2個の光ファイバを該端面で接続す
る光コネクタであって、接続する光ファイバ間を結ぶ光
軸上の各端面近傍に、一方の光ファイバ端面近傍には近
接した光ファイバから該光ファイバが持つ最大出射角の
範囲内で出射する光信号を平行化させる開口数を持つ光
学系が該光ファイバと対応する位置に配置され、他方の
光ファイバ端面近傍には平行化された光信号を近接した
光ファイバが持つ最大入射角の範囲内で該光ファイバに
入射させる開口数を持つ光学系が該光ファイバと対応す
る位置に配置されて構成されている光コネクタによって
達成される。
【0021】
【作用】コア径の異なる光ファイバの各端面を光軸を合
わせて密着させると、コア径の小さい光ファイバから射
出する光信号はその総てをコア径の大きい光ファイバに
送り込むことができるが、逆方向の光信号すなわちコア
径の大きい光ファイバから射出する光信号はその一部の
みしかコア径の小さい光ファイバに送り込むことができ
ない。
【0022】そこで本発明では、少なくとも逆方向の光
信号光軸上すなわちコア径の大きい光ファイバとコア径
の小さい光ファイバとを結ぶ光軸上に、コア径の大きい
光ファイバの近傍には該光ファイバの出射角内の光信号
を平行化させる光学系を配置すると共にコア径の小さい
光ファイバの近傍には平行光を該光ファイバの入射角内
に収斂させる光学系を配置してコネクタを構成してい
る。
【0023】このことは、コア径の大きい光ファイバと
コア径の小さい光ファイバとをそれぞれの光軸を厳密に
合致させることなくコア径の大きい光ファイバから射出
する光信号の総てがコア径の小さい光ファイバに送り込
めることを意味していると共に、双方のコア端面を密着
させないのでそれぞれの端面の研磨工程が削減できるこ
とを表わしている。
【0024】従って、コネクタとしての低価格化を実現
することができる。
【0025】
【実施例】図1は本発明になるコネクタを説明する原理
構成図であり、図2は本発明になるコネクタ主要部の一
例をを説明する構成図、図3はコネクタとして組み立て
たときの状態を示す構成図である。
【0026】図1でコア 21a′を持つ光ファイバ(例え
ばGI−POF)21a と該コア 21a′より細い直径のコ
ア 21b′を持つ光ファイバ(例えばSM−OF)21b と
を結合する光コネクタ2は、コア 21a′の端面近傍には
該コア 21a′から出射角θ1で放射状に射出する光信号L
1が透過した後光軸に対して平行する平行光L2となるよ
うな球状レンズの如き光学系22a が該条件を満たす位置
に配置されていると共に、該コア 21a′の端面と対面す
るコア 21b′の端面近傍には平行光L2が透過した後該コ
ア 21b′に対する入射角θ2 に収斂する光信号L3となる
ような球状レンズの如き光学系22b が該条件を満たす位
置に配置されて構成されている。
【0027】なおこのときの各光学系22a,22b は、それ
ぞれを形成する材質の屈折率nと上記出射角(または入
射角)の正弦 sinθ1 (または sinθ2 ) との積で定義
されるそれぞれの開口数"Numerical Aperture"(以下N
Aとする)を対応する光ファイバに合致させることで容
易に実現することができる。
【0028】このことは、上記光ファイバ(例えばGI
−POF)21a から出射する如何なる光信号でも光学系
22a で平行光となって光学系22b に入射し更に入射角θ
2 内の光信号となってコア 21b′に入射することを示し
ており、上記コア 21a′から射出する総ての光信号を該
コア 21a′より細い径のコア 21b′ひいては光ファイバ
(例えばSM−OF)21b に入射させることができる。
【0029】なお、かかる光学系を具えた光コネクタで
は逆行する光信号は上記L1→L2→L3をそのまま逆行して
L4の如く進むので上記コア 21b′から出射する総ての光
信号をコア 21a′ひいては光ファイバ21a に入射させる
ことができるが、図の逆行する光信号のようにコア径の
小さい光ファイバ21b からコア径の大きい光ファイバ21
a に伝送されるときには各コア 21a′,21b′の端面を光
軸を合わせて密着させることでコア 21b′から出射する
総ての光信号をコア 21a′に入射させることができるの
で、上記の各光学系22a,22b を削減することができる。
【0030】実施例を説明する図2で本発明になる光コ
ネクタ3は、基幹通信線としての光ケーブル1a1,1a
2 (SM−OF)に繋がるコネクタ31とオフィスや家庭
内等に位置する通信端末機器に繋がるコア径が該光ケー
ブル1a1,1a2 より太い光ケーブル3a1,3a2 (例えばGI
−POF)用のコネクタ35とで構成されている。
【0031】なお図では図4同様に双方向通信を行なう
場合を例としているので上記各光ケーブルが対線をなし
ている。そしてコネクタ31は絶縁物からなる筐体32と該
筐体32に固定される球状レンズからなる光学系33とで構
成され、またコネクタ35は絶縁物からなる筐体36と該筐
体36に固定される球状レンズからなる光学系37とでそれ
ぞれ構成されている。
【0032】この内コネクタ31を構成する筐体32には、
先端部所定長さが被覆層1a′が剥離されて露出した光フ
ァイバに形成されている上記光ケーブル1a1 を先端面 1
a1′が後述するコネクタ35に対する接合面32c と一致す
るようにその被覆層1a′の一部を含む光ファイバ先端ま
での領域で保持固定し得る段付貫通孔32a1と、先端部一
部長さが被覆層1a′が剥離されて露出した光ファイバに
形成されている上記光ケーブル1a2 をその被覆層1a′の
一部を含む光ファイバ先端までの領域で保持固定し得る
上記段付貫通孔32a1より短い長さの段付貫通孔32a2、お
よびその先端に繋がる先開きの円錐孔32b とが形成され
ている。
【0033】なお該筐体32の上記接合面32c 上の所定位
置2箇所には図4同様のガイドピン32d が突出して固定
されている。従って上記の段付貫通孔32a1と段付貫通孔
32a2に光ケーブル1a1,1a2 をそれぞれ挿入すると、光ケ
ーブル1a1 の光ファイバ先端面 1a1′は該筐体32の接合
面32c と一致することになりまた光ケーブル1a2 の光フ
ァイバ先端面 1a2′は該筐体32の円錐孔32b の頂点近傍
に位置することとなる。
【0034】また、該円錐孔32b の領域には球状レンズ
からなる光学系33が接着剤等で固定されているが、該光
学系33は図1で説明した如く光軸に平行する平行光L2
外部から入射したときに光ケーブル1a2 が持つ入射角θ
2 に収斂して該光ケーブル1a 2 のコアに入射するような
条件を満たして形成されまた装着されている。
【0035】なおこのことは、該光学系33の上述した開
口数すなわちNAが光ケーブル1a2に対応させて形成さ
れていることを意味している。一方コネクタ35を構成す
る筐体36には、先端部所定長さが被覆層3a′が剥離され
た光ファイバに形成されている上記光ケーブル3a1 をそ
の先端面 3a1′が上記コネクタ31に対する接合面36c と
一致するように被覆層3a′の一部を含む光ファイバ先端
までの領域で保持固定し得る段付貫通孔36a1と、先端部
一部長さが被覆層3a′のない光ファイバに形成されてい
る上記光ケーブル3a2 をその被覆層3a′の一部を含む光
ファイバ先端までの領域で保持固定し得る上記段付貫通
孔36a1より短い長さの段付貫通孔36a2、およびその先端
に繋がる先開きの円錐孔36b とが、上記コネクタ31と対
応する位置にそれぞれ形成されている。
【0036】更に該筐体36の上記接合面36c 上の上記ガ
イドポール32d と対応する位置には該ガイドポール32d
が嵌合し得る径のガイド孔36b が形成されている。従っ
て上記の段付貫通孔36a1と段付貫通孔36a2に光ケーブル
3a1,3a2 をそれぞれ挿入すると、光ケーブル3a1 の光フ
ァイバ先端面 3a1′は該筐体36の接合面36c と一致しま
た光ケーブル3a2 の光ファイバ先端面 3a2′が該筐体36
の円錐孔36b の頂点近傍に位置することは上記コネクタ
31と同様である。
【0037】また該円錐孔36b の領域には球状レンズか
らなる光学系37が接着剤等で固定されているが、該光学
系37は図1で説明した如く光ケーブル3a2 内を伝送され
その先端面 3a2′から出射角θ1 で周囲に発散する光信
号が光軸に平行する平行光L2となるような条件を満たし
て形成されまた装着されている。
【0038】なおこのことは、該光学系37の開口数すな
わちNAが光ケーブル3a2 に対応させて形成されている
ことを意味している。従って、かかる構成になるコネク
タ31と35とをガイドポール32d とガイド孔36d をガイド
として矢印Bに示すように嵌合させることで図3に示す
状態とすることができる。
【0039】すなわち、光ケーブル1a1 と光ケーブル3a
1 とはそれぞれの光ファイバが各先端面 1a1′, 3a1
で密着すると共に、光ケーブル1a2 と光ケーブル3a2
はそれぞれの光ファイバの各先端面 1a2′と 3a1′が2
個の光学系33,37 を介して対面する。
【0040】そこで、基幹通信線としての光ケーブル1a
1 (SM−OF)を公衆回線からの信号線とし同様の光
ケーブル1a2 を公衆回線への信号線とすると、光信号は
オフィスや家庭内等に位置する通信端末機器に繋がる光
ケーブル3a1,3a2 (例えばGI−POF)を経由して破
線Cで示す方向に伝送されることとなる。
【0041】従って、光ケーブル1a1 と光ケーブル3a1
との間は上述した如くコア径の差によって確実な接続が
実現できると共に、光ケーブル3a2 と光ケーブル1a2
の間は上記光学系33,37 間の平行光L2で繋がれるので確
実な接続を実現することができる。
【0042】特にこの場合には、コネクタ31と35とを図
4で説明したコネクタ1のように精度よく構成すること
なく確実な光信号の接続が実現できるので、コネクタと
しての低価格化による生産性の向上を期待することがで
きる。
【0043】
【発明の効果】上述の如く本発明により、効率よく光信
号が接続し得るコネクタの低価格化を実現して生産性の
向上を図った光コネクタを提供することができる。
【0044】なお本発明の説明ではコア径の小さい光フ
ァイバがシングルモード光ファイバでありまたコア径の
大きい光ファイバが屈折率分布型プラスチック光ファイ
バである場合を例としているが、コア径が異なる場合で
は如何なる構成の光ファイバ間でも同等の効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるコネクタを説明する原理構成
図。
【図2】 本発明になるコネクタ主要部の一例をを説明
する構成図。
【図3】 コネクタとして組み立てたときの状態を示す
構成図。
【図4】 従来の光コネクタを説明する構成概念図。
【符号の説明】
1a1,1a2,3a1,3a2,21a,21b 光ファイバ 1a′, 3a′ 被覆層 1a1′,1a2′,3a1′,3a2′ 先端面 2,3 光コネクタ 22a,22b,33,37 光学系 31,35 コネクタ 32,36 筐体 32a1,32a2,36a1,36a2 段付貫通孔 32b,36b 円錐孔 32c,36c 接合面 32d ガイドピン 36d ガイド孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面に露出するコア径が異なる2個の光
    ファイバ(21a,21b)を該端面で接続する光コネクタであ
    って、 接続する光ファイバ間を結ぶ光軸上の各端面近傍に、一
    方の光ファイバ端面近傍には近接した光ファイバ(21a)
    から該光ファイバ(21a) が持つ最大出射角 (θ 1)の範囲
    内で出射する光信号を平行化させる開口数を持つ光学系
    (22a) が該光ファイバ(21a) と対応する位置に配置さ
    れ、他方の光ファイバ端面近傍には平行化された光信号
    を近接した光ファイバ(21b) が持つ最大入射角 (θ2)の
    範囲内で該光ファイバ(21b) に入射させる開口数を持つ
    光学系(22b) が該光ファイバ(21b)と対応する位置に配
    置されて構成されていることを特徴とした光コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコア径が異なる2個の光
    ファイバが、シングルモード型光ファイバと屈折率分布
    型プラスチック光ファイバであることを特徴とした光コ
    ネクタ。
JP2220192A 1992-02-07 1992-02-07 光コネクタ Withdrawn JPH05215938A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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