JPH05215108A - 締結具組立体 - Google Patents
締結具組立体Info
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- JPH05215108A JPH05215108A JP4280041A JP28004192A JPH05215108A JP H05215108 A JPH05215108 A JP H05215108A JP 4280041 A JP4280041 A JP 4280041A JP 28004192 A JP28004192 A JP 28004192A JP H05215108 A JPH05215108 A JP H05215108A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/04—Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates
- F16B37/044—Nut cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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- F16B2200/97—Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass having differing thermal expansion coefficients
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 飛行体の外殻及びその内部構造のゆがみを最
少限にする締結具組立体を提供する。 【構成】 部分的に設けられた孔４４を有する円筒形の
支持構造体１２、円筒形の支持構造体１２の孔４４内に
配設されるブッシュ１６、ブッシュ１６の孔２６内に部
分的に設けられるナット１４及び円筒形の支持構造体１
２の細長い溝４２内に配設されるピン４を備えてなり、
飛行体の前方の外殻部分と後方の外殻部分とを円筒形の
支持構造体とは独立して相互に接続することを可能とす
る。
少限にする締結具組立体を提供する。 【構成】 部分的に設けられた孔４４を有する円筒形の
支持構造体１２、円筒形の支持構造体１２の孔４４内に
配設されるブッシュ１６、ブッシュ１６の孔２６内に部
分的に設けられるナット１４及び円筒形の支持構造体１
２の細長い溝４２内に配設されるピン４を備えてなり、
飛行体の前方の外殻部分と後方の外殻部分とを円筒形の
支持構造体とは独立して相互に接続することを可能とす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は概して言えば締結具に、
特にミサイルの２つの部分を相互接続する温度補償式の
インサート締結具に関する。
特にミサイルの２つの部分を相互接続する温度補償式の
インサート締結具に関する。
【０００２】本発明は米国空軍省により与えられた契約
番号第Ｆ０８６３５−８８−Ｃ−０１１６号の下で米国
政府の支援によりなされたものである。
番号第Ｆ０８６３５−８８−Ｃ−０１１６号の下で米国
政府の支援によりなされたものである。
【０００３】
【従来の技術】ミサイルのような装置では、数分割して
組み立てることが望ましいことがしばしばである。典型
的にはミサイルはレドーム、案内部分、弾頭部分、飛行
制御部分及びロケット動力部分を備えている。ミサイル
において、案内部分は高い高度での作動中に高電圧の電
孤が発生するのを防止すべく圧力をかけ得るようになっ
ている。受動的な固定した積載飛行の間及び作動中の自
由飛行の間、案内部の圧力を維持するために多くの封止
が使用されている。飛行中の圧力低下により、目標追跡
・誘導装置を収容する案内部分が不正確に作動すること
となる。
組み立てることが望ましいことがしばしばである。典型
的にはミサイルはレドーム、案内部分、弾頭部分、飛行
制御部分及びロケット動力部分を備えている。ミサイル
において、案内部分は高い高度での作動中に高電圧の電
孤が発生するのを防止すべく圧力をかけ得るようになっ
ている。受動的な固定した積載飛行の間及び作動中の自
由飛行の間、案内部の圧力を維持するために多くの封止
が使用されている。飛行中の圧力低下により、目標追跡
・誘導装置を収容する案内部分が不正確に作動すること
となる。
【０００４】飛行中の案内部での圧力低下の一つの公知
の原因はミサイルの２つの部分を相互接続する場合の不
適正な封止によるものである。前方チタニウムの外殻を
後方チタニウムの外殻と接合する相互接続法の一形態で
は、前方及び後方チタニウムの外殻を一式の１１個の締
結具で相互に接続する内部チタニウム支持構造体を備え
ている。締結具の各々は外部埋頭式ねじ及びキーンサー
ト（Ｋｅｅｎｓｅｒｔ）を備えている。このキーンサー
トは、内部の支持構造体内に固定された内部装着のナッ
トを有する雄ねじ付のブッシュである。
の原因はミサイルの２つの部分を相互接続する場合の不
適正な封止によるものである。前方チタニウムの外殻を
後方チタニウムの外殻と接合する相互接続法の一形態で
は、前方及び後方チタニウムの外殻を一式の１１個の締
結具で相互に接続する内部チタニウム支持構造体を備え
ている。締結具の各々は外部埋頭式ねじ及びキーンサー
ト（Ｋｅｅｎｓｅｒｔ）を備えている。このキーンサー
トは、内部の支持構造体内に固定された内部装着のナッ
トを有する雄ねじ付のブッシュである。
【０００５】かかる配列においては、締結具が締付けら
れた場合、前方及び後方の外殻が内部支持構造体の方へ
引寄せられるにつれて、前方及び後方外殻の変形が発生
する。前方外殻の内径が後方外殻の外径と正確に一致せ
ず後方外殻の内径が製作誤差により内部支持構造体の外
径と正確に一致していないことにより、多様な半径方向
の隙間が存在している。締結具が締付けられるにつれ
て、前方及び後方の外殻の波状変形が発生する。典型的
には、締結具の取付位置間に発生する目視可能な殻の波
状変形を、前方外殻が最も変形した状態で観察すること
ができる。相互接続部はまたブチル製０リングを使用し
た二個の封止部を備えている。一方の０リングは前方外
殻を支持構造体に封止し、他方の０リングは後方外殻を
支持構造体に封止する。前方外殻と後方外殻が支持構造
体に相互接続されるときは、封止部は均一に圧縮され
る。締結具が取付けられるにつれて、機械的変形が生じ
て封止部は最早均一には圧縮されない。低温度により急
速な機体の加熱により発生する圧縮の変化に対する封止
部の応答が防げられる。このことにより、封止部の不具
合が発生し飛行中の圧力低下が発生する。
れた場合、前方及び後方の外殻が内部支持構造体の方へ
引寄せられるにつれて、前方及び後方外殻の変形が発生
する。前方外殻の内径が後方外殻の外径と正確に一致せ
ず後方外殻の内径が製作誤差により内部支持構造体の外
径と正確に一致していないことにより、多様な半径方向
の隙間が存在している。締結具が締付けられるにつれ
て、前方及び後方の外殻の波状変形が発生する。典型的
には、締結具の取付位置間に発生する目視可能な殻の波
状変形を、前方外殻が最も変形した状態で観察すること
ができる。相互接続部はまたブチル製０リングを使用し
た二個の封止部を備えている。一方の０リングは前方外
殻を支持構造体に封止し、他方の０リングは後方外殻を
支持構造体に封止する。前方外殻と後方外殻が支持構造
体に相互接続されるときは、封止部は均一に圧縮され
る。締結具が取付けられるにつれて、機械的変形が生じ
て封止部は最早均一には圧縮されない。低温度により急
速な機体の加熱により発生する圧縮の変化に対する封止
部の応答が防げられる。このことにより、封止部の不具
合が発生し飛行中の圧力低下が発生する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明に関する前述の
ような背景を鑑みて、本発明は、飛行体の外殻のゆがみ
及びミサイルの内部構造のゆがみを最少限にする締結具
組立体を提供することを目的とする。
ような背景を鑑みて、本発明は、飛行体の外殻のゆがみ
及びミサイルの内部構造のゆがみを最少限にする締結具
組立体を提供することを目的とする。
【０００７】更に、本発明は格納中に均一なシール圧力
を有しかつ飛行中において温度変化に対して性能を増進
させる締結具組立体を提供することも目的とする。
を有しかつ飛行中において温度変化に対して性能を増進
させる締結具組立体を提供することも目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的及び
その他の目的は、内部に部分的に設けられていて溝のあ
る壁面を有する孔付の円筒形の支持構造体と、該円筒形
の支持構造体の孔内に配設されかつ溝のある一端及び外
面を有するブッシュと、を備えた締結具組立体によって
一般的に達成される。該ブッシュは更に第１の径を有す
る第１の部分と、第２の異った径を有する第２の部分と
を有する孔を備え、該端部から伸長する一対の伸長部を
も有している。締結具組立体は更に、ブッシュの孔の第
２の部分内に部分的に配設されていて外面を有しかつ該
外面に配設され該ブッシュの一対の伸長部と係合する一
対の突出部を有するナットと、円筒形の支持構造体の壁
面の溝と並列しかつブッシュの溝と並列して配置された
ピンとを備えている。かかる構成において、締結具組立
体は、前方殻部分及び後方殻部分が円筒形の支持構造体
と独立して相互に接続されるように設けられておりそれ
により、機体構成部品の円形形状を維持しかつ円形円状
のゆがみを最少限にする。前方及び後方の外殻は相互に
竪固に取付けられ円筒形の支持構造体には取付けられて
いない。従って、前方及び後方の外殻の飛行中の加熱に
より更にゆがみが誘発されることもない。
その他の目的は、内部に部分的に設けられていて溝のあ
る壁面を有する孔付の円筒形の支持構造体と、該円筒形
の支持構造体の孔内に配設されかつ溝のある一端及び外
面を有するブッシュと、を備えた締結具組立体によって
一般的に達成される。該ブッシュは更に第１の径を有す
る第１の部分と、第２の異った径を有する第２の部分と
を有する孔を備え、該端部から伸長する一対の伸長部を
も有している。締結具組立体は更に、ブッシュの孔の第
２の部分内に部分的に配設されていて外面を有しかつ該
外面に配設され該ブッシュの一対の伸長部と係合する一
対の突出部を有するナットと、円筒形の支持構造体の壁
面の溝と並列しかつブッシュの溝と並列して配置された
ピンとを備えている。かかる構成において、締結具組立
体は、前方殻部分及び後方殻部分が円筒形の支持構造体
と独立して相互に接続されるように設けられておりそれ
により、機体構成部品の円形形状を維持しかつ円形円状
のゆがみを最少限にする。前方及び後方の外殻は相互に
竪固に取付けられ円筒形の支持構造体には取付けられて
いない。従って、前方及び後方の外殻の飛行中の加熱に
より更にゆがみが誘発されることもない。
【０００９】本発明の別の特徴によると、ブッシュは、
ミサイルの外殻がブッシュの対向する端部と接合する場
合、ミサイルの外殻の内面と一致する輪郭線を有し半径
方向に湾曲した面を有する対向する端部を備えている。
かかる構成において、ブッシュの対向端部とミサイルの
外殻の内面の間で均一な圧縮が維持される。
ミサイルの外殻がブッシュの対向する端部と接合する場
合、ミサイルの外殻の内面と一致する輪郭線を有し半径
方向に湾曲した面を有する対向する端部を備えている。
かかる構成において、ブッシュの対向端部とミサイルの
外殻の内面の間で均一な圧縮が維持される。
【００１０】本発明のさらに別の特徴によると、締結具
組立体の円筒形の支持構造体は該円筒形の支持構造体の
孔の前方に配設された第１の封止圧蓋と、該円筒形の支
持構造体の孔の後方に配設された第２の封止圧蓋とを備
えている。締結具組立体は更に、第１のメチル−フェノ
ール−シリコンの０リングと第２のメチル−フェノール
−シリコンの０リングとを備えており、第１の０リング
は第１の封止圧蓋に隣接し第２の０リングは第２の封止
圧蓋に隣接して配設されている。かかる構成において、
締結具組立体は均一な０リングの圧縮が与えられ、この
均一な圧縮は温度が変化する間でも維持される。
組立体の円筒形の支持構造体は該円筒形の支持構造体の
孔の前方に配設された第１の封止圧蓋と、該円筒形の支
持構造体の孔の後方に配設された第２の封止圧蓋とを備
えている。締結具組立体は更に、第１のメチル−フェノ
ール−シリコンの０リングと第２のメチル−フェノール
−シリコンの０リングとを備えており、第１の０リング
は第１の封止圧蓋に隣接し第２の０リングは第２の封止
圧蓋に隣接して配設されている。かかる構成において、
締結具組立体は均一な０リングの圧縮が与えられ、この
均一な圧縮は温度が変化する間でも維持される。
【００１１】
【実施例】図１を参照すると、ミサイル１００はレドー
ム１、前方のミサイル外殻２及び後方のミサイル外殻４
を備えている。前方のミサイル外殻２は締結具組立体１
０を使用して後方のミサイル外殻４に接続されている。
締結具組立体１０は後述する円筒形の支持構造体１２を
備えている。ねじ６を含む複数のねじが対応する複数の
ブッシュ（図示せず）及びナット（図示せず）と組合っ
ている。ここで符号６を付した複数のねじは、必要に応
じて及び前方のミサイル外殻２と後方のミサイル外殻４
とを固く接続する場合には、ミサイルの周縁に沿って間
隔を置いて配列される。かかる構成において、内側の封
止されたミサイル隔室１１が設けられている。図面上の
理由により示していないが、ミサイル探知器が内側の封
止されたミサイル隔室１１内に配設されていてミサイル
１００の誘導部分を提供する。ねじ６を含む複数のねじ
を使用する場合、締結具組立体１０は、前方のミサイル
外殻２を後方のミサイル外殻４に相互接続する一方ミサ
イルの中心線８の周りの円形のゆがみを最少限に維持す
る技術を与えるものである。内側の封止ミサイル隔室１
１は圧力がかけられていて密封された隔室であり、相互
接続部を気密な中間面とすることが必要である。締結具
組立体１０はこのような中間面を提供する。
ム１、前方のミサイル外殻２及び後方のミサイル外殻４
を備えている。前方のミサイル外殻２は締結具組立体１
０を使用して後方のミサイル外殻４に接続されている。
締結具組立体１０は後述する円筒形の支持構造体１２を
備えている。ねじ６を含む複数のねじが対応する複数の
ブッシュ（図示せず）及びナット（図示せず）と組合っ
ている。ここで符号６を付した複数のねじは、必要に応
じて及び前方のミサイル外殻２と後方のミサイル外殻４
とを固く接続する場合には、ミサイルの周縁に沿って間
隔を置いて配列される。かかる構成において、内側の封
止されたミサイル隔室１１が設けられている。図面上の
理由により示していないが、ミサイル探知器が内側の封
止されたミサイル隔室１１内に配設されていてミサイル
１００の誘導部分を提供する。ねじ６を含む複数のねじ
を使用する場合、締結具組立体１０は、前方のミサイル
外殻２を後方のミサイル外殻４に相互接続する一方ミサ
イルの中心線８の周りの円形のゆがみを最少限に維持す
る技術を与えるものである。内側の封止ミサイル隔室１
１は圧力がかけられていて密封された隔室であり、相互
接続部を気密な中間面とすることが必要である。締結具
組立体１０はこのような中間面を提供する。
【００１２】図２、３及び４を参照すると、締結具組立
体１０の一部分が、円筒形の支持構造体１２、ブッシュ
１６及びナット１４を備えて図示されている。後方のミ
サイル外殻４が締結具組立体１０の一部の回りに配設さ
れそして前方のミサイル外殻２が後方のミサイル外殻４
の一部分と締結具組立体１０の一部分の回りに配設され
ている。ねじ６はブッシュ１６とナット１４と組合わさ
れて相互に接続する。ここで、前方のミサイル外殻２及
び後方のミサイル外殻４は円筒形の支持構造体１２と同
様にチタニウムで製作される。
体１０の一部分が、円筒形の支持構造体１２、ブッシュ
１６及びナット１４を備えて図示されている。後方のミ
サイル外殻４が締結具組立体１０の一部の回りに配設さ
れそして前方のミサイル外殻２が後方のミサイル外殻４
の一部分と締結具組立体１０の一部分の回りに配設され
ている。ねじ６はブッシュ１６とナット１４と組合わさ
れて相互に接続する。ここで、前方のミサイル外殻２及
び後方のミサイル外殻４は円筒形の支持構造体１２と同
様にチタニウムで製作される。
【００１３】ブッシュ１６は、ステンレス鋼で製作され
ており、その中心部を貫いて設けられた孔（符号は付け
ていない）の付いた円筒形の構造をしている。該孔はね
じ６の軸部を収容する第１の径を有する第１の部分２６
と、ナット１４を収容する第２の異った径を有する第２
の部分２７とを備えている。ブッシュ１６の第１の端部
３２は後方のミサイル外殻４の内面３３に対向して配設
されている。ブッシュ１６の第１の端部３２は、後方の
ミサイル外殻４の内面３３の輪郭と一致する輪郭を有す
る半径方向に湾曲した面を備えている。後者はねじ６を
ナット１４で締結けた時、ブッシュの第１の端部３２と
後方のミサイル外殻４の内面３３との間に均一な圧縮を
与える。第２の対向する端部は、該第２の対向する端部
から伸長する伸長部２８及び伸長部３０を含む一対の伸
長部を備えている。細長い溝２４が外面に設けられてい
る。
ており、その中心部を貫いて設けられた孔（符号は付け
ていない）の付いた円筒形の構造をしている。該孔はね
じ６の軸部を収容する第１の径を有する第１の部分２６
と、ナット１４を収容する第２の異った径を有する第２
の部分２７とを備えている。ブッシュ１６の第１の端部
３２は後方のミサイル外殻４の内面３３に対向して配設
されている。ブッシュ１６の第１の端部３２は、後方の
ミサイル外殻４の内面３３の輪郭と一致する輪郭を有す
る半径方向に湾曲した面を備えている。後者はねじ６を
ナット１４で締結けた時、ブッシュの第１の端部３２と
後方のミサイル外殻４の内面３３との間に均一な圧縮を
与える。第２の対向する端部は、該第２の対向する端部
から伸長する伸長部２８及び伸長部３０を含む一対の伸
長部を備えている。細長い溝２４が外面に設けられてい
る。
【００１４】ステンレス鋼で製作されたナット１４は、
該ナットがブッシュ１６内の孔の第２の部分２７内に嵌
合するような直径をした外面４１を備えている。突出部
３８及び４０を含む一対の突出部が、図示のようにナッ
ト１４の外面４１から伸長し、かつナット１４がブッシ
ュ１６の中に配設された時ブッシュ１６の伸長部２８、
３０と係合する。突出部はブッシュ１６の伸長部２８、
３０及びナット１４の突出部３８、４０の間にねじり接
合を与える。ナット１４の半径方向に伸びる面３６は、
ナットがブッシュ１６と組合わされた時、ブッシュ１６
の半径方向に伸びる面３４と隣接した位置にある。ねじ
部４３はナットに設けられていてねじ６のねじ部１５と
一致する。
該ナットがブッシュ１６内の孔の第２の部分２７内に嵌
合するような直径をした外面４１を備えている。突出部
３８及び４０を含む一対の突出部が、図示のようにナッ
ト１４の外面４１から伸長し、かつナット１４がブッシ
ュ１６の中に配設された時ブッシュ１６の伸長部２８、
３０と係合する。突出部はブッシュ１６の伸長部２８、
３０及びナット１４の突出部３８、４０の間にねじり接
合を与える。ナット１４の半径方向に伸びる面３６は、
ナットがブッシュ１６と組合わされた時、ブッシュ１６
の半径方向に伸びる面３４と隣接した位置にある。ねじ
部４３はナットに設けられていてねじ６のねじ部１５と
一致する。
【００１５】円筒形の支持構造体１２は、本実施例の場
合は図示のような形状をしており、円筒形の支持構造体
１２の周縁に間隔を置いて、複数の（ここでは１１個
の）孔４４を備えている。孔４４はブッシュ１６及びナ
ット１４を収容する寸法で形成されており、従ってブッ
シュ１６は孔４４内で滑動可能に嵌合する。孔４４は深
さが制限され従って内側の封止されたミサイル隔室１１
（図１）に達しないようにされる。孔４４は細長い溝４
２が設けられた壁面４５を有している。ブッシュ１６が
円筒形の支持構造体１２の孔４４に装着された状態で、
ブッシュ１６の細長い溝２４は円筒形の支持構造体１２
の孔４４の細長い溝２４に隣接して配置されかつピン８
は両溝２４及び４２の間に配置される。かかる構成にお
いて、ブッシュ１６は孔４４内での回転が防止される。
円筒形の支持構造体１２の周縁に配置された複数の孔の
各々は孔４４と同様のものであり、各孔はブッシュ１６
と同様の対応するブッシュと、ナット１４と同様の対応
するナットと、ピン８と同様の対応するピンとを受入れ
る。孔４４を含む複数の孔の両側には、封止圧蓋４６、
４８がそれぞれ円筒形の支持構造体１２の周縁に設けら
れている。封止圧蓋４６、４８内には封止部２０、２２
がそれぞれ配設されている。封止部２０、２２はメチル
−フェノール−シリコンの０リングでありかつ変化する
温度範囲にわたり適切な封止作用を行う。封止部２０は
円筒形の支持構造体１２と前方のミサイル外殻２との間
で適正な封止作用を行う。封止部２２は円筒形の支持構
造体１２と後方のミサイル外殻４の間で適正な封止作用
を行う。
合は図示のような形状をしており、円筒形の支持構造体
１２の周縁に間隔を置いて、複数の（ここでは１１個
の）孔４４を備えている。孔４４はブッシュ１６及びナ
ット１４を収容する寸法で形成されており、従ってブッ
シュ１６は孔４４内で滑動可能に嵌合する。孔４４は深
さが制限され従って内側の封止されたミサイル隔室１１
（図１）に達しないようにされる。孔４４は細長い溝４
２が設けられた壁面４５を有している。ブッシュ１６が
円筒形の支持構造体１２の孔４４に装着された状態で、
ブッシュ１６の細長い溝２４は円筒形の支持構造体１２
の孔４４の細長い溝２４に隣接して配置されかつピン８
は両溝２４及び４２の間に配置される。かかる構成にお
いて、ブッシュ１６は孔４４内での回転が防止される。
円筒形の支持構造体１２の周縁に配置された複数の孔の
各々は孔４４と同様のものであり、各孔はブッシュ１６
と同様の対応するブッシュと、ナット１４と同様の対応
するナットと、ピン８と同様の対応するピンとを受入れ
る。孔４４を含む複数の孔の両側には、封止圧蓋４６、
４８がそれぞれ円筒形の支持構造体１２の周縁に設けら
れている。封止圧蓋４６、４８内には封止部２０、２２
がそれぞれ配設されている。封止部２０、２２はメチル
−フェノール−シリコンの０リングでありかつ変化する
温度範囲にわたり適切な封止作用を行う。封止部２０は
円筒形の支持構造体１２と前方のミサイル外殻２との間
で適正な封止作用を行う。封止部２２は円筒形の支持構
造体１２と後方のミサイル外殻４の間で適正な封止作用
を行う。
【００１６】かかる構成において、気密性の（圧力がか
かった）構造的な相互接続がなされる。ブッシュ１６は
円筒形の支持構造体１２の孔４４内で摺動可能であるか
ら、ねじ６がナット１４で締付けられた場合、前方のミ
サイル外殻１２は円筒形の支持構造体１２と独立して後
方のミサイル外殻４に接続される。このことにより環境
の変化に対して封止部２０、２２の均一な円周部の締付
けがなされて前方のミサイル外殻２と後方のミサイル外
殻４のねじれを最少限にする。かかる構成によりさら
に、急激な温度変化の間前方のミサイル外殻２と後方の
ミサイル外殻４が拘束されずに熱膨張することとなる。
円筒形の支持構造体１２の熱膨張量は、前方のミサイル
外殻２及び後方のミサイル外殻４の熱膨張量とは異る。
それは円筒形の支持構造体１２が前方のミサイル外殻２
及び後方のミサイル外殻４よりも熱にさらされる量が少
いからである。前方のミサイル外殻２と後方のミサイル
外殻４が円筒形の支持構造体１２から独立しているた
め、前方のミサイル外殻２と後方のミサイル外殻４の熱
膨張が拘束されずに円筒形の支持構造体１２から独立し
て発生する。従って、ミサイル外殻のねじれが減少す
る。
かった）構造的な相互接続がなされる。ブッシュ１６は
円筒形の支持構造体１２の孔４４内で摺動可能であるか
ら、ねじ６がナット１４で締付けられた場合、前方のミ
サイル外殻１２は円筒形の支持構造体１２と独立して後
方のミサイル外殻４に接続される。このことにより環境
の変化に対して封止部２０、２２の均一な円周部の締付
けがなされて前方のミサイル外殻２と後方のミサイル外
殻４のねじれを最少限にする。かかる構成によりさら
に、急激な温度変化の間前方のミサイル外殻２と後方の
ミサイル外殻４が拘束されずに熱膨張することとなる。
円筒形の支持構造体１２の熱膨張量は、前方のミサイル
外殻２及び後方のミサイル外殻４の熱膨張量とは異る。
それは円筒形の支持構造体１２が前方のミサイル外殻２
及び後方のミサイル外殻４よりも熱にさらされる量が少
いからである。前方のミサイル外殻２と後方のミサイル
外殻４が円筒形の支持構造体１２から独立しているた
め、前方のミサイル外殻２と後方のミサイル外殻４の熱
膨張が拘束されずに円筒形の支持構造体１２から独立し
て発生する。従って、ミサイル外殻のねじれが減少す
る。
【００１７】本発明について説明してきたが、締結具組
立体１０の各種構成要素の数や配列は本発明に影響する
ことなく変更することが可能である。従って、本発明は
本願実施例に限定されるものではないことは明白であ
る。
立体１０の各種構成要素の数や配列は本発明に影響する
ことなく変更することが可能である。従って、本発明は
本願実施例に限定されるものではないことは明白であ
る。
【図１】本発明による相互接続を例示的に示したミサイ
ルの概要図である。
ルの概要図である。
【図２】ミサイルの２つの部分の相互接続の１部分を例
示的に示す断面図である。
示的に示す断面図である。
【図３】図１の相互接続を実施するのに使用する締結具
の一つの概要図である。
の一つの概要図である。
【図４】本発明による円筒形の支持構造体の一部分を示
す概要図である。
す概要図である。
６：ねじ ８：ピン １０：締結具組立体 １２：円筒形の支持構造体 １４：ナット １６：ブッシュ ２４：細長い溝 ２６：孔 ２８：伸長部 ３０：伸長部 ３８：突出部 ４０：突出部 ４２：細長い溝 ４４：孔 ４５：壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・アール・アリメント アメリカ合衆国マサチューセッツ州01886, ウエストフォード，ヘイウッド・ロード 12 (72)発明者 テレンス・ジェイ・レイディー アメリカ合衆国マサチューセッツ州01824, チェルムスフォード，ポーター・ロード 26
Claims (18)
- 【請求項１】 長孔のある壁面を有しかつ内部に部分的
に設けられた孔を有する円筒形の支持構造体と、 前記円筒形の支持構造体内に配設され、一端部及び内部
に長孔を有する外面を有するブッシュであって、第１の
直径を有する第１の部分及び第２の異った直径を有する
第２の部分を有する孔が設けられ、更に前記一端部から
伸長する一対の伸長部を有する前記ブッシュと、 前記ブッシュの孔の前記第２の部分内に部分的に配置さ
れ、前記外面に配設された一対の突出部を有する外面を
備えていて前記ブッシュの一対の伸長部と係合するナッ
トと、 前記円筒形の支持構造体の壁面の溝と並列状態に配置さ
れかつ前記ブッシュの溝と並列状態に配置されているピ
ンと、を備えてなる締結具組立体。 - 【請求項２】 前記ブッシュが、ミサイル外殻が前記ブ
ッシュの対向する端部と組合された時前記ミサイル外殻
の内面に一致する外形輪郭をした半径方向に湾曲した面
を有する対向端部を備えている請求項１記載の締結具組
立体。 - 【請求項３】 前記円筒形の支持構造体が該円筒形の支
持構造体の孔の前方に配設された第１の封止圧蓋と、該
円筒形の支持構造体の孔の後方に配設された第２の封止
圧蓋とを備え、更に前記締結具組立体は第１の０リング
及び第２の０リングを備え、該第１の０リングは前記第
１の封止圧蓋に隣接して配設されかつ前記第２の０リン
グ前記第２の封止圧蓋に隣接して配設されている請求項
２記載の締結具組立体。 - 【請求項４】 前記円筒形の支持構造体がチタニウムで
製作されており、前記ブッシュ及びナットがステンレス
鋼で製作されている請求項３記載の締結具組立体。 - 【請求項５】 前記第１の０リング及び第２の０リング
がメチル−フェノール−シリコンで製作されている請求
項４記載の締結具組立体。 - 【請求項６】 前記円筒形の支持構造体が複数の孔を備
え、各孔は溝付の壁面を有し、かつ前記締結具組立体
が、 （ａ） 複数のブッシュであって、各々が前記円筒形の
支持構造体の対応する孔内に配設され、一端及び溝付の
外面を有し、更に、第１の径を有する第１の部分と第２
の異った径を有する第２の部分を有する孔が設けられか
つ前記一端から伸長する一対の伸長部を備えた前記ブッ
シュと、 （ｂ） 複数のナットであって、各々が対応する前記ブ
ッシュの孔の第２の部分内に部分的に配置されかつ外面
を有し、前記外面には対応する前記ブッシュの一対の伸
長部と係合する一対の突出部を有している前記ナット
と、 （ｃ） 複数のピンであって、各々が前記円筒形の支持
構造体の対応する孔の壁面の溝に並列して配設されかつ
対応する前記ブッシュの溝に並列して配設される前記ピ
ンと、 を更に備えている請求項５記載の締結具組立体。 - 【請求項７】 前記複数のブッシュと前記複数のナット
とがステンレス鋼で製作されている請求項６記載の締結
具組立体。 - 【請求項８】 孔付の円筒形の支持構造体を与える手段
と、 前記円筒形の支持構造体の孔にブッシュを与える手段で
あって、 （ｉ） 前記ブッシュを前記円筒形の支持構造体の孔の
中へ又は該孔から外へ摺動させることを可能とする手段
と、 （ｉｉ） 前記円筒形の支持構造体の孔の中で前記ブッ
シュが回転するのを防止する手段と、を有する前記ブッ
シュを与える手段と、そして、 前記ブッシュ内に部分的に配設されたナットを設けかつ
前記ナットを前記ブッシュにねじった状態で結合する手
段と、を備えてなる締結具組立体。 - 【請求項９】 前記円筒形の支持構造体が、前記円筒形
の支持構造体の孔の前方に配設された第１の封止圧蓋を
与える手段と、前記円筒形の支持構造体の孔の後方に配
設された第２の封止圧蓋を与える手段とを備え、更に、
前記締結具組立体が、第１の０リングと第２の０リング
とを備え、前記第１の０リングは前記第１の封止圧蓋に
隣接して配設され前記第２の０リングは前記第２の封止
圧蓋に隣接して配設されている請求項８記載の締結具組
立体。 - 【請求項１０】 前記円筒形の支持構造体がチタニウム
で製作され、前記ブッシュ及び前記ナットがステンレス
鋼で製作されている請求項９記載の締結具組立体。 - 【請求項１１】 前記第１の０リング及び第２の０リン
グがメチルーフェノール−シリコンで製作されている請
求項１０記載の締結具組立体。 - 【請求項１２】 前記円筒形の支持構造体が複数の孔を
提供する手段を備え、各孔が細長い溝付の壁面を有し、
そして、前記締結具組立体が、（ａ） 複数のブッシュ
を提供する手段であって、各々が、前記円筒形の支持構
造体の対応する孔内に配設されかつ一端部と前記孔内の
細長い溝付の外面とを有し、更に、第１の径の第１の部
分及び第２の径の第２の部分を有する孔及び前記一端部
から伸長する一対の伸長部を有している前記複数のブッ
シュを提供する手段と、（ｂ） 複数のナットを提供す
る手段であって、各々が、対応するブッシュの孔の第２
の部分内に部分的に配設され、かつ前記外面に設けられ
た一対の突出部の付いた外面を有していて対応するブッ
シュの一対の伸長部と係合する前記複数のナットを提供
する手段と、（ｃ） 複数のピンであって、各々が前記
円筒形の支持構造体の対応する孔の壁面の細長い溝に並
列して配設され、かつ対応する前記ブッシュの細長い溝
に並列して配設されている前記ピンと、を更に備えてい
る請求項１１記載の締結具組立体。 - 【請求項１３】 前記複数のブッシュ及び前記複数のナ
ットがチタニウムで製作されている請求項１２記載の締
結具組立体。 - 【請求項１４】 ミサイルの２つの部分を締合する締結
具組立体にして、（ａ） 複数のブッシュであって、各
々が第１の端部、第２の端部、内面及び外面を有し、前
記内面が第１の径の第１の部分及び第２の異なった径の
第２の部分を有しかつ前記外面がその中に細長い溝を有
し、更に、各々が前記第１の端部から伸長する一対の伸
長部を有する前記複数のブッシュと、（ｂ） 複数のナ
ットであって、各々が内面と外面とを有し、前記内面が
ねじを有しかつ前記外面が対応するブッシュの内面の第
２の部分内に装着されるような寸法で形成され、更に、
各々前記外面に配設された一対の突出部を備えていて、
前記ブッシュ内に取付けられた場合、対応するブッシュ
の一対の伸長部と係合するようにされた前記ナットと、
（ｃ） 複数の孔を有する円筒形の支持構造体であっ
て、各孔が、前記支持構造体の中に部分的に設けられか
つ細長い溝付の壁面を有し、更に、対応するナットとブ
ッシュを収容するように寸法決めされている前記円筒形
の支持構造体と、（ｄ） 複数のピンであって、各々が
前記円筒形の支持構造体の対応する孔の壁面の細長い溝
に並列して配設されかつ対応するブッシュの外面の細長
い溝に並列して配設されている前記ピンと、を備えてい
る締結具組立体。 - 【請求項１５】 前記複数のブッシュの各々が、ミサイ
ルの外殻がブッシュの各々の対向する端部と組合された
場合、ミサイルの外殻の内面と一致する輪郭線を有する
半径方向に湾曲した面を有する対向する端部を備えてい
る請求項１４記載の締結具組立体。 - 【請求項１６】 前記円筒形の支持構造体が、前記円筒
形の支持構造体の複数の孔の前方に配設された第１の封
止圧蓋と、前記円筒形の支持構造体の複数の孔の後方に
配設された第２の封止圧蓋を備え、そして前記第１の封
止圧蓋に隣接して配設された第１の０リングと、前記第
２の封止圧蓋に隣接して配設された第２の０リングとを
更に備えている請求項１５記載の締結具組立体。 - 【請求項１７】 前記円筒形の支持構造体がチタニウム
で製作されかつ前記ナットがステンレス鋼で製作されて
いる請求項１６記載の締結具組立体。 - 【請求項１８】 前記第１の０リングと第２の０リング
とがメチル−フェノール−シリコンで製作されている請
求項１７記載の締結具組立体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US810755 | 1991-12-18 | ||
| US07/810,755 US5314144A (en) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | Thermally compensating insert fastener |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05215108A true JPH05215108A (ja) | 1993-08-24 |
| JP3229669B2 JP3229669B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=25204623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28004192A Expired - Lifetime JP3229669B2 (ja) | 1991-12-18 | 1992-10-19 | 締結具組立体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5314144A (ja) |
| EP (1) | EP0547823B1 (ja) |
| JP (1) | JP3229669B2 (ja) |
| DE (1) | DE69212637T2 (ja) |
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