JPH0521492U - カードユニツト構造 - Google Patents

カードユニツト構造

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JPH0521492U
JPH0521492U JP7621191U JP7621191U JPH0521492U JP H0521492 U JPH0521492 U JP H0521492U JP 7621191 U JP7621191 U JP 7621191U JP 7621191 U JP7621191 U JP 7621191U JP H0521492 U JPH0521492 U JP H0521492U
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成光 ▲ふじ▼沢
千次 板垣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードの未実装部分を、ダミーカードを用い
なくとも塞いでカードユニット内の放熱を充分に行い、
ダミーカードによるコスト高を防ぎ、かつ保守点検時の
作業性を容易にして、高い冷却効果を得られるようにす
る。 【構成】 複数個の電子部品1aを搭載したカード1
を、マトリックス状に複数枚実装し、該カード1の電子
部品1aから生じる熱により上昇したカードユニット3
内の空気を、通風孔5cを介して下方から上方へと押し
上げて、上端面から外部へと排出してユニット内部の冷
却を行うカードユニット構造において、前記カードユニ
ット3の開口面全体を覆う正面カバー11を設け、カー
ドユニット3に実装する各カード1個々に対応して、該
カード1の挿抜を可能とした複数個の扉12を、ユニッ
ト内開きとなるように開閉手段により取り付ける。そし
て、カード1には、前記正面カバー11の扉12をカー
ド1の電子部品1aと接触しないように所定の退避位置
に保持するサポート部を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数個の電子部品を搭載したICカードサイズの制御用パッケージ としてのカードを、電子機器内部のユニット単位毎に設けられた1枚のバックボ ードに、多数枚まとめてマトリックス状に搭載保持するカードユニット構造に関 し、特にこのユニット内における冷却を強制空冷方式としているカードユニット の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、多数枚の制御用パッケージを内蔵して成る電子機器においては、軽薄短 小化はもちろんのこと、高機能化や拡充性の向上、そして保守運用の容易性など 、多くの要求が挙げられている。 このため、電子機器の各ユニットでは、従来の制御用パッケージに対して同様 の構成や機能は有するが、それよりも小さく、カードと呼ばれるICカードサイ ズ程度の制御用パッケージを、多数枚まとめてバックボードにマトリックス状に 搭載実装する構造のカードユニット構造が広まってきている。 このようなカードユニット構造とすると、必要に応じてカードを追加すること で装置の機能を拡張したり、あるいは異なるカードと交換実装することにより機 能変更をしたりすることが容易に行うことができるばかりでなく、保守点検作業 や運用上の効率化が図れるというメリットがある。
【0003】 図4は上述したような構造による従来のカードユニット及び、該カードユニッ トに実装するカードを示す斜視図、図5は図4に示す従来のバックボードの構造 を示す斜視図、図6は図4に示すカードユニットのA−A線断面図、図7はコネ クタ付近における要部拡大斜視図である。 図4〜図7において、1は後述するカードユニットに実装されるカードであり 、このカード1は上述したように複数個の電子部品1aを基板面に実装して成る ICカードサイズの形状を有する制御パッケージとしてのカードであり、一側縁 部に一部突出させてカード側コネクタ2を備えている。2aはこのカード側コネ クタ2内に多数本設けられたメスコンタクトである。
【0004】 また、このカード側コネクタ2が取り付けれている一側縁部とは反対側の他側 縁部には、カード本体に対してほぼ直角に折曲させた正面板1bを有しており、 この正面板1bは、カード1を後述するカードユニットに実装した時、隣接する カード1との間隙を閉止するように設けられたもので、全てのカード1がカード ユニットに実装された時に該カードユニットの前面側を覆い、内部の冷却効果を 高めるようになっている。 1cはこの正面板1bの外面側の所定の位置に設けられた表示部であり、カー ド1の名称や機能等を記載した名札のようなものであって、作業者がどの種類の カードが、どの位置に実装されているのか等を一目で容易に判断できるようにす るために設けられている。
【0005】 3はカードユニットであり、このカードユニット3は左右の枠となる一対の側 板4と、この側板4間に水平状態で平行に支持された複数枚の上下板5と、そし てこれらの背面側を覆うように配置された1枚のバックボード6とにより構成さ れている。 そして、前記上下板5には図6に見られるように、前記カード1のカードユニ ット3への挿入方向を案内すると共に挿入後のカード1の転倒を防止し保護する ためのガイドレール5aが所定の間隔で平行に複数本形成されており、このガイ ドレール5aは、同図に示すようにカード1を立てた状態で支持すべくカードサ イズに応じて所定間隔毎に配置された各上下板5に、互いに対向するように上方 あるいは下方に向けて突出するように切り起こして形成されている。そして、こ れら各ガイドレール5a間は、切り欠かれて貫通した冷却用の通風孔5cが形成 されている。
【0006】 また、バックボード6は前記カード1のカード側コネクタ2と嵌合接続するこ とにより電気的な接続が成されるバックボード側コネクタ7をマトリックス状に 配置して多数備えている。図5はこのバックボード側コネクタ7を備えたバック ボード6を示しており、このバックボード側コネクタ7は図4に示すカードユニ ット3にカード1を挿入した時、ガイドレール5aに導かれてきたカード1のカ ード側コネクタ2と対応して嵌合する配置となっている。 バックボード側コネクタ7は、図6の断面図に示すように前面を開口させた箱 型のハウジング8と、このハウジング8とバックボード6に設けられたスルーホ ールとを貫通するかたちで設けられたオスコンタクト8aとより形成されており 、前記カード1のカード側コネクタ2が、このハウジング8内に嵌合することに よりオスコンタクト8aと、カード側コネクタ2のメスコンタクト2aとが嵌合 して、電気的に接続されることになっている。
【0007】 上記構成によるカード1をカードユニット3に実装する場合は、まず、図4に 示すようにカード1を、該カード1の一側縁部に設けられたカード側コネクタ2 を先端側、他側縁部の正面板1bを後端側とし、かつ、カードユニット3の開口 している挿入面側に対して垂直となるように支持し、図中矢印方向のカードユニ ット3方向へと移動させて、上下板5間の所定のガイドレール5a間へと合わせ て挿入する。 カード1の上下端辺が所定のガイドレール5a間に保持されると、このカード 1のカード側コネクタ2と、カードユニット3のバックボード側コネクタ7との 位置決めが図られ、この状態でさらに奥方へと挿入していくと、カード1の先端 側、つまりカード側コネクタ2は、図7に示すように、嵌合すべき所定のバック ボード側コネクタ7と対向する。
【0008】 このままさらにカード1を挿入すると、カード側コネクタ2がバックボード6 に設けられているバックボード側コネクタ7のハウジング8内に入り込んで嵌合 し、これと同時にカード側コネクタ2のメスコンタクト2aと、バックボード側 コネクタ7のオスコンタクト8aとが嵌合して電気的に接続される。これにより カード1のカードユニット3内への実装が完了する。 この状態においてカードユニット3の正面側は、カード1の後端側に位置する 正面板1bがカードユニット3の開口面とほぼ同一平面となってこれを塞ぐよう なかたちとなる。そして、その外面側に各カード1を識別することのできる表示 部1cが表示されることとなる。
【0009】 このようにして、実装すべきカード1が全てカードユニット3に実装されると 、カードユニット3の開口面はカード1の正面板1bにより覆われて閉止された 状態となり、カードユニット3内は正面を複数の正面板1bにより、背面をバッ クボード2により、そして左右を側板4にて閉止された箱型となり、強制冷却が 可能となる。 強制冷却は、箱型となったカードユニット3の下面側から、上下板5のガイド レール5a間の通風孔5cを介して冷却空気が送りこまれ、この冷却空気が各上 下板5の通風孔5cを吹き抜けて、上端の通風孔5cから排出させることにより 、各カード1の電子部品1aより発する熱によるカードユニット3内の温度上昇 を強制冷却していた。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の技術においては、冷却効果に対するいくつかの問 題点があった。 図8は従来のユニット内部の冷却問題を説明するためのカードユニットの斜視 図、図9も従来の冷却問題を示す説明図である。 まず、図8は従来のカードユニット構造において、所望の機能に応じて必要な 箇所に必要な数のカードだけを実装した状態を示しており、このように従来は機 能の拡充性やパッケージ互換性等の設定により全ての実装位置にカードの実装が 行われず、一部に実装しない未実装箇所が生じる場合が頻繁に発生する。このよ うな場合は、図に見られるようにカードユニット正面の開口面側に、正面板によ り閉止されずに開口したままの状態が発生することなり、この状態で冷却を行う と、この開口した状態から冷却空気が漏れてしまい、冷却効果を低下させてしま という問題があった。
【0011】 つまり、カードユニットにおける開口面は、バックボードにマトリックス状に 配された全てのバックボード側コネクタに対して全カードが実装されて初めて正 面板が開口面と同等大の1枚の板状となり、該開口面を完全に塞ぐことになるも のであって、未実装部分が発生すると、カードユニットの前面が歯抜けのように なり、この歯抜け部より図9に示すごとく、冷却空気が漏れることとなる。 歯抜け部分が無い場合は、図中実線の矢印にて示すように冷却空気は垂直に上 昇し、各層毎に実装されているカードからの発熱を上端から外部へと確実に逃が すことができ、内部の冷却が行えるが、図8に示すような状態では、図9の破線 矢印に示すごとく、このカードの未実装部から冷気が逃げてしまい、上部に実装 されたカードまで冷気が届かずに加熱状態となる。このため、カードユニット内 部は放熱不足となり、電子部品等に障害が発生という問題があった。
【0012】 このため、従来はこの問題点を解消するために、図8に示すようなダミーカー ド10を形成し、これをカード未実装部の歯抜け部分に実装して、カードユニッ ト前面を完全に塞いでいた。このダミーカード10は電子部品が実装されていな い基板のみにより、正規のカードと同じ大きさ、かつ同形状にて形成したもので あり、このダミーカード10を未実装部分に実装することによりカードユニット 前面より冷却空気が逃げてしまわないよう塞いでいた。 ところが、このダミーカード10は、正面板以外にも基板やコネクタ等の部材 が必要となり、かつそれらをダミーカード10として組み立てる作業を要するこ とから、部材費用と共に組み立てコストも必要となり非常にコスト高を招いてし まっていた。 さらに、ダミーカード10は正規のカードの未実装部分に合わせて実装される ことから、この未実装部の増減の変動に対応できるようにしておかなければなら ず、つねに多めに用意しておく必要があり、運用面での問題もあった。
【0013】 また、ダミーカードを用いずに、未実装部が生じた場合にも完全にカードユニ ットの前面を塞ぐようにするべく、カードユニット前面を一体で形成した正面カ バーを取り付けて塞ぐこととすれば、確かにカードユニット前面の開口部は確実 に防げるが、カードを交換したり、新たに補充したりするような場合は、その都 度、正面板カバーを取り外さなければならないために面倒な手間が増して作業性 を低下させることになり、また、カードの正面板に記載されているカード識別表 示が正面カバーにより隠れてしまうので、判別ができなくなり、保守点検時等の 作業に問題を残していた。
【0014】 本考案は上述した問題点を解決するためになされたものであり、カードが実装 されない未実装部分が生じた場合に、ダミーカードや正面カバーによりカードユ ニットの開口面を塞がなくとも、冷却空気がカードユニット前面から逃げないよ うにしてカードユニット内の放熱を充分に行えるようにして、ダミーカードによ るコスト高を防止し、かつ正面カバーにより保守点検時の作業性の低下、並びに 表示部が隠れてしまうことによる不都合を無くして、低コストでかつ作業性が良 く、しかも高い冷却効果を得ることが可能が優れたカードユニット構造を提供す ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため本考案は、複数個の電子部品を基板面に搭載する と共に一端側にカード側コネクタを他端側に正面板を備えて成るカードを、一端 面を開口したカードユニットの開口面側より上下板に設けられたガイドレールに 沿ってバックボード方向へと挿入し、該バックボードにマトリックス状に配設さ れたバックボード側コネクタに前記カードのカード側コネクタとを嵌合接続する ことにより、カードをカードユニットに実装し、このカードユニットに下端から 供給される冷却空気を、前記ガイドレール間に形成した通風孔を介して上端面か ら排出することでカードユニット内の冷却を行うカードユニット構造において、 前記カードユニットの開口面全体を覆う正面カバーを設け、この正面カバーには 、前記カードユニットに実装する各カード個々に対応して、該カードの挿抜を可 能とした複数個の扉を、ユニット内開きとなるように開閉手段により取り付け、 かつ、カードには、該カードのカードユニット内への挿抜時、およびカードユニ ット内に実装した状態で、前記正面カバーの扉をカードに搭載されている電子部 品と接触しないように所定の退避位置に保持するサポート部を設けることとした ものである。
【0016】
【作用】
上述した構成によれば、カードユニットは、正面カバーを取り付けることで、 開口面が完全に塞がれることになる。この状態で、カードが扉より挿入されると 、正面カバーの扉はカードにより内側に押し開かれ、該カードのサポート部によ り所定の退避位置に保持される。 これによりカードを上下板のガイドレールに沿ってバックボード方向へと挿入 していくと、その先端のカード側コネクタがバックボード側コネクタと嵌合接続 する。このためカードはカードユニットに実装されたことになり、正面カバーの 表面にはカードの正面板が入り込み、カードユニットは正面カバーの扉に替わっ て正面板により塞がれることとなる。 従って、カードが実装される位置はカードの正面板により、またカードが実装 されない箇所は、扉が閉じていることで、カードユニットの開口面は完全に塞が れる状態となり、下端より供給される冷却空気は、カードを支持するガイドレー ル間に形成された通風孔により実装された各カードの間を経て上昇し、上端面よ り排出されることになる。 このとき、上述したようにカードユニットの開口面は、すべてカードの正面板 か、正面カバーの扉により完全に塞がれているために、冷却空気が開口面へと逃 げて漏れる心配はなく、確実にカードユニット内の熱気は上端面から外部へと放 熱される。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明する。 図1は本実施例におけるカードユニットの斜視図、図2は図1に示すカードユ ニットのB−B線断面図、図3は本実施例に係わる正面カバーを内側から見た要 部拡大正面図である。 図1〜図3において、11はカードユニット3の開口面を塞ぐために正面を覆 うようにして取り付けられた正面カバーであり、この正面カバー11はカード1 の挿抜箇所に応じてマトリックス状に、カード挿抜用の扉12を設けた構造とな っている。そして、この扉12は一端側を支点として、開閉手段13によりカー ド1が実装されていない状態においては自動的に閉止するように付勢された状態 で回動自在に支持されている。なお、図1においては、前記開閉手段13に蝶番 を用いた例を示しており、この構造によれば、カード1をカードユニット3内へ と挿入することにより、扉12を内側に押し開くことになる。
【0018】 また、この扉12の他端側には係止部12aが設けられており、この係止部1 2aは正面カバー11に設けられた係止受け部11aに当接することにより、開 閉手段13により常に閉じる方向に付勢されている扉12を、所定の位置に、つ まり開口面を閉じた状態に保持する位置に係止する。 これにより扉12は通常は開閉手段13の付勢力により閉じた状態に保持され 、カード1の挿入により開閉手段13の付勢力に抗してカードユニット3の内側 に押し開かれ、正面カバー11の表面には、図1に示すようにカード1の正面板 1bが入り込むことになり、この正面板1bによりカードユニット3の開口面側 は閉じられることとなる。
【0019】 そして、14はカード1の正面板1bに設けられたサポート部であり、このサ ポート部14はカード1を正面カバー11よりカードユニット3内に挿入する際 、あるいは抜き取ろうとする際に、カード1に搭載されている電子部品1aに対 して、扉12が前記開閉手段13により常に閉じる方向に付勢されていることで 、この付勢力により扉12がカード1の電子部品搭載面側に回動して電子部品1 aにぶつかって該電子部品1aを破損させたり、また扉12が導体製の場合には 、扉12と電子部品1aとがぶつかることでショートしたりして障害等を発生す る恐れがあるのを防止するものである。つまり、カード1の挿抜時において、該 カード1の電子部品1aに扉12が接触しないようガードするように、正面板1 bからカード側コネクタ2方向へと延在して設けられているものであり、電子部 品1aを搭載しているカード1の実装面と所定の間隔を保持して設けられている 。
【0020】 なお、このサポート部14の長さは、カード1に搭載されている電子部品1a の状況に応じて種々に変更が可能であり、図1あるいは図2に示すように、正面 板1bより僅かに突出させたものや、カード側コネクタ2の手前まで搭載面全体 をサポートするように延在させたものがあり、それぞれ電子部品1aの搭載状況 に対応させている。 また、このサポート部14はカード1をカードユニット3内に実装完了した状 態において、正面カバー11の扉12をカード1の電子部品1aに接触すること なく安全な所定の位置に退避させておく役割も有しており、図2に示すように、 扉12はサポート部14により正面カバー11の正面からカードユニット3の内 側にほぼ直角に回動した所定の退避位置に保持される。
【0021】 上述した構成により、カード1をカードユニット3に実装する場合は、まずカ ード1を立てた状態に保持し、図1に示すようにカード側コネクタ2を先端側に 、正面板1bを後端側となるようにして支持し、カードユニット3の正面カバー 11側より、所定の実装位置へと、該当する扉12から挿入していく。カード1 のカード側コネクタ2が扉12をカードユニット3側に押圧すると、扉12は一 端の開閉手段13を支点として内側に回動して押し開かれる。 この状態でさらにカード1をカードユニット3内へと押し込むことにより、扉 12はカード1、あるいはサポート部14により押し開かれて、図2に示すよう に、正面カバー11よりほぼ直角に内側に回動し、カード1は上下板5のガイド レール5aに沿ってカードユニット3内へと挿入していく。
【0022】 こうして、挿入していき、先端のカード側コネクタ2がバックボード6のバッ クボード側コネクタ7のハウジング部8内に入り込んで嵌合すると、カード側コ ネクタ2のメスコンタクト2aとバックボード側コネクタ7のオスコンタクト8 aとが接続し、カード1がカードユニット3と電気的に接続され、カード1は実 装される。 この時、カードユニット3の正面は扉12に替わってカード1の正面板1bと なる。正面板1bにはカード1の種類や機能等の情報を記載した表示部1cが設 けられており、この表示部1cが正面カバー11の表面に扉12の替わりに配さ れることになるので、容易に読み取ることができ、従って、カード1が実装され ているか、未実装かが一目でわかり、かつどの種類のカードがどの位置に実装さ れているか等も容易に識別することが可能となる。
【0023】 このようにして、予め設定した機能に応じて所定のカード1を該当する実装位 置に全て実装すると、カードユニット3はカード1が実装された箇所はカード1 の正面板1bにより、またカード1が実装されない未実装箇所は扉12により、 その開口面は塞がれ、カードユニット3の開口面は完全に塞がれる。従って、カ ードユニット3内の強制冷却は、冷却空気がカードユニット3下面より通風孔5 cより侵入し、各上下板5の通風孔5cを前面側に漏れることなく確実に通過し て上昇することにより、電子部品1aからの発熱によって加熱されたカードユニ ット3内の熱気を上端の通風孔5cへと効率良く排出し、カードユニット3内を 冷却する。
【0024】 なお、上述した実施例においては、カード1を実装していない状態の扉12を 閉じた状態に支持しておくための手段を、付勢力を有する開閉手段13により付 勢すると共に、扉12の一部と、この一部に対応する正面カバー11に段差部を 設けて、これらを当接させる係止部3a、および係止受け手段11aの構造とし て説明したが、これに限るものではなく、この当接する係止部3a、および係止 受け手段11aにマグネットを設け、このマグネットの吸引力により扉12の閉 止を行うことも可能であり、また、マグネット以外にも、ベルクロを用いても良 く、さらに開閉手段13を蝶番としたがこれに限るものではない。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、複数個の電子部品を搭載し、一端側にカ ード側コネクタを他端側に正面板を備えて成るカードを、一端面を開口したカー ドユニットの開口面側より挿入することにより、突き当たりのバックボードに配 設したバックボード側コネクタに、前記カード側コネクタを嵌合接続して実装し て、このカードユニットに下端から供給される冷却空気を、前記ガイドレール間 に形成した通風孔を介して上端面から排出することでカードユニット内の冷却を 行うカードユニット構造において、前記カードユニットの開口面全体を覆う正面 カバーを設け、この正面カバーには、前記カードユニットに実装する各カード個 々に対応して、該カードの挿抜を可能とした複数個の扉を、ユニット内開きとな るように開閉手段により取り付け、かつ、カードには、該カードのカードユニッ ト内への挿抜時、およびカードユニット内に実装した状態で、前記正面カバーの 扉をカードに搭載されている電子部品と接触しないように所定の退避位置に保持 するサポート部を設けることとした。
【0026】 このため、カードユニットに対してカードを実装しない未実装箇所が生じても 、カードユニットの開口面は正面カバーの扉により塞ぐことができることになる ので、下端より供給される冷却空気は未実装箇所から漏れてしまうようなことは なく、確実にカードユニット内の冷却は行われることになる。従って、従来のよ うに未実装箇所を塞ぐためのダミーカードは不要となり、ダミーカードを装備す るために要する費用が不要となるので、コストの低減化を図ることができる。 また、正面カバーに扉を設けたことで、カードを実装した後、カードユニット を正面から見た時に、カードを実装した箇所にはカードの正面板の表示部が表示 されているので、カード実装の有無はもちろん、カードの種別も一目で容易に識 別することができる。
【0027】 さらに、機能の変更や拡充等を行う際に、カードの交換や追加、および削除等 は、未実装箇所に新しいカードを実装したり、現在実装してあるカードを抜去し て別のカードを挿入して実装すれば良く、この作業においては単にカードの挿抜 作業を行うだけで、抜去後の開口面の処理や、新カードの実装時にダミーカード 等を処理したりする必要がないので作業は容易となり、保守・運用面の操作が容 易となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるカードユニットの斜視図であ
る。
【図2】図1に示すカードユニットのB−B線断面図で
ある。
【図3】本実施例に係わる正面カバーを内側から見た要
部拡大正面図である。
【図4】従来のカードユニット及び、該カードユニット
に実装するカードを示す斜視図である。
【図5】図4に示す従来のバックボードの構造を示す斜
視図である。
【図6】図4に示すカードユニットのA−A線断面図で
ある。
【図7】コネクタ付近における要部拡大斜視図である。
【図8】従来の冷却問題を説明するためのカードユニッ
トの斜視図である。
【図9】従来の冷却問題を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カード 1a 電子部品 1b 正面板 1c 表示部 2 カード側コネクタ 3 カードユニット 5a ガイドレール 7 バックボード側コネクタ 11 正面カバー 12 扉 13 開閉手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の電子部品を基板面に搭載すると
    共に一端側にカード側コネクタを他端側に正面板を備え
    て成るカードを、 一端面を開口したカードユニットの開口面側より上下板
    に設けられたガイドレールに沿ってバックボード方向へ
    と挿入し、該バックボードにマトリックス状に配設され
    たバックボード側コネクタに前記カードのカード側コネ
    クタとを嵌合接続することにより、カードをカードユニ
    ットに実装し、 このカードユニットに下端から供給される冷却空気を、
    前記ガイドレール間に形成した通風孔を介して上端面か
    ら排出することでカードユニット内の冷却を行うカード
    ユニット構造において、 前記カードユニットの開口面全体を覆う正面カバーを設
    け、この正面カバーには、前記カードユニットに実装す
    る各カード個々に対応して、該カードの挿抜を可能とし
    た複数個の扉を、ユニット内開きとなるように開閉手段
    により取り付け、 かつ、カードには、該カードのカードユニット内への挿
    抜時、およびカードユニット内に実装した状態で、前記
    正面カバーの扉をカードに搭載されている電子部品と接
    触しないように所定の退避位置に保持するサポート部を
    設けたことを特徴とするカードユニット構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2608648A2 (en) 2011-12-20 2013-06-26 Fujitsu Limited Electronic device and electronic instrument
JP2016225416A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 アズビル株式会社 基板ユニットのロック構造

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