JPH0521413U - ビーズインダクターケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 弾性のある絶縁樹脂材からなる直方体のビー
ズインダクターケースを用いることにより、フェライト
ビーズコアと逆Ｕ字形導体の組立・固定を容易にし、テ
ーピング時等によるピッチ寸法ずれ、コア欠けを防止す
るビーズインダクターケースを提供する。 【構成】 逆Ｕ字形導体の脚部にフェライトビーズコア
５を２個挿入してなるダブルビーズインダクターであっ
て、弾性のある絶縁樹脂直方体の側面にフェライトビー
ズコア５を収納する部分円柱状した凹部２と、上部には
逆Ｕ字形導体６を固定する溝３と爪４を形成し、フェラ
イトビーズコア５と逆Ｕ字形導体６を固定するビーズイ
ンダクターケースである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、逆Ｕ字形導体とフェライトビーズコアを組合わせたビーズインダク ターケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

逆Ｕ字形導体とフェライトビーズコアを組合わせたビーズインダクターは、デ ータラインフィルターとして基板に装着される。従来のビーズインタクターは、 逆Ｕ字形導体の脚部を２個フェライトビーズコアの内径の孔に挿通し、逆Ｕ字形 の上面部を接着剤等で固定している極めて簡単な構造からなっていた。そして、 ビーズインダクターは自動実装できるように脚部をテーピングしているものがほ とんどである。従来のビーズインダクターは、逆Ｕ字形導体とフェライトビーズ コアが抜けないよう接着剤等で固定するため組立工数がかかり、逆Ｕ字形のため 組立後に導体が曲がってピッチ寸法がばらついたり、テーピング時にコアチャッ キングする際、コアの欠けが発生するなど不具合が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、弾性のある絶縁樹脂材からなる直方体のケースを用いることにより 、フェライトビーズコアと逆Ｕ字形導体の組立、固定を容易にし、テーピング等 によるピッチ寸法ずれ、コア欠けを防止するビーズインダクターケースを提供す ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、逆Ｕ字形導体の脚部にフェライトビーズコアを２個挿入してなるダ ブルビーズインダクターにおいて、弾性のある絶縁樹脂直方体の側面にフェライ トビーズコアを収納する部分円柱状の凹部と、上部には逆Ｕ字形導体を固定する 溝と爪を形成し、フェライトビーズコアと逆Ｕ字形導体を固定することを特徴と するビーズインダクターケース。

【０００５】

【作用】

ケース側面の部分円柱状の凹部に２個のフェライトビーズコアを挿入し、逆Ｕ 字形導体を上部からフェライトビーズコアの穴部に挿入し、上部の固定用爪を有 する溝に逆Ｕ字形導体上部を入れて固定する。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を図１、図２を使用して説明する。図１は、本考案のビーズイ ンダクターケースの斜視図である。図２は、ダブルビーズインダクターであって 、逆Ｕ字形導体を組合わせた外観斜視図である。図１において、ケース１は側面 には２個のフェライトビーズコア５を挿入し、固定が可能な部分円柱状の凹部２ を有し、上部には逆Ｕ字形導体６が入る溝３があり、更に固定が可能な爪４を有 している。図２において、ケース１の側面にある部分円柱状の凹部２に、フェラ イトビーズコア５を両側から押込み弾性により固定される。更に、逆Ｕ字形導体 ６をフェライトビーズコア５の穴部に挿入し、溝３と爪４により固定して製品が 完成される。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、ケースにフェライトビーズコアを挿入し逆Ｕ字形導体を溝と 爪で固定することにより接着等の工数が減少し、又テーピング時にピッチ寸法ず れやコア欠けを防止できるビーズインダクターケースが提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案のビーズインダクター用ケースの
斜視図。

【図２】図２はビーズインダクター、逆Ｕ字形導体を組
合わせた外観斜視図である。

【符号の説明】

１ ケース ２ 凹部 ３ 溝 ４ 爪 ５ フェライトビーズコア ６ 逆Ｕ字形導体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 逆Ｕ字形導体の脚部にフェライトビーズ
   コアを２個挿入してなるダブルビーズインダクターにお
   いて、弾性のある絶縁樹脂直方体の側面にフェライトビ
   ーズコアを収納する部分円柱状の凹部と、上部には逆Ｕ
   字形導体を固定する溝と爪を形成し、フェライトビーズ
   コアと逆Ｕ字形導体を固定することを特徴とするビーズ
   インダクターケース。