JPH0521347Y2 - - Google Patents

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JPH0521347Y2
JPH0521347Y2 JP1987164481U JP16448187U JPH0521347Y2 JP H0521347 Y2 JPH0521347 Y2 JP H0521347Y2 JP 1987164481 U JP1987164481 U JP 1987164481U JP 16448187 U JP16448187 U JP 16448187U JP H0521347 Y2 JPH0521347 Y2 JP H0521347Y2
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JP
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movable frame
frame
main frame
cutting blade
movable
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JP1987164481U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多数の平行な切断刃の往復移動によ
つてパン等を所定の厚さに切断する刃物台に関す
る。
〔従来の技術〕
多数の切断刃を相互に平行に枠体の互いに向き
合う2辺に取り付けた、従来の往復切断式刃物台
においては、切断刃の温度変化等に起因する弛緩
と緊張のし過ぎを防止するために、各切断刃と枠
体の一辺との間にそれぞれバネを介装し、各切断
刃をそれぞれ長さ方向に付勢して適度に緊張させ
ている(特公昭56−28678号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記の構造では、1本の切断刃の緊
張力をその切断刃のバネの強さを加減して調整す
ると、これに伴つてバネに接する枠体の辺が僅か
ながら変形することから、他の切断刃の緊張力に
影響が出やすく、何回かの微調整を必要とすると
ともに、切断刃の着脱操作が面倒で切断刃の交換
がしにくく時間がかかる、という問題点がある。
本考案は、すべての切断刃を一定の緊張力で枠
体に取り付けることが容易である上、切断刃の着
脱が簡単で、しかも安全な刃物台を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、主枠
の一つの辺に可動枠を案内ロツドを案内スリーブ
に挿入して移動自在に設け、上記主枠の上記辺に
向き合う他の辺と可動枠に、主枠に対する可動枠
の移動方向に対向して切断刃の取付け部材をそれ
ぞれ設け、上記一対の取付け部材の間に、一端に
係止部材をまた他端に調整ボルトを備えた多数の
切断刃を、両取付け部材に形成された挿入スリツ
トに挿入して一端の係止部材を一方の取付け部材
の係止部に着脱自在に係止するとともに他端の調
整ボルトを他方の取付け部材の係止部に着脱自在
に係止して相互に平行に、かつ長さ方向を可動枠
の移動方向に揃えて取り付け、上記可動枠に、主
枠に取り付けられたナツト体に螺入されて主枠に
対して可動枠を固定する固定用ボルトを設け、ま
た主枠と可動枠との間に、可動枠の固定解除状態
において可動枠を主枠に対して動かし上記各切断
刃を長さ方向に緊張させるバネを設けた構成とし
た。
〔作用〕
切断刃を主枠と可動枠に張設するには、固定用
ボルトの操作で一対の取付け部材の間隔を狭めて
可動枠を主枠に固定する。この状態で、各切断刃
を、その一端の係止部材を一方の取付け部材の係
止部に係止するとともに、他端の調整ボルトを他
方の取付け部材の係止部に係止して、相互に平行
にかつ長さ方向を主枠に対する可動枠の移動方向
に揃えて一対の取付け部材の間に取り付ける。こ
の場合、各切断刃は、それぞれの調整ボルトの調
整によつて一定の状態で一対の取付け部材に取り
付ける。
すべての切断刃を一対の取付け部材に取り付け
終わつたら、固定用ボルトを緩めて可動枠の固定
を解除し、バネの力で可動枠を移動させて一対の
取付け部材の間隔を広め、各切断刃を一様に緊張
させる。
一対の取付け部材の間に張設された切断刃を取
り外す場合には、上記の逆に操作する。
バネの力が、可動枠と該可動枠に取り付けられ
た取付け部材とを介して各切断刃にかかるため、
すべての切断刃が一様に緊張する。また固定用ボ
ルトによつて可動枠を主枠に対して動かして切断
刃に触れることなくバネを圧縮することができる
ので、切断刃を安全かつ迅速に交換することがで
きる。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す
ものであり、図中符号1は全体として四角形に組
まれた主枠である。この主枠1の上部には、案内
ロツド2を備えた可動枠3が、主枠1の上側の辺
に嵌め付けられた案内スリーブ1aに上記案内ロ
ツド2を挿入するとともに、バネ4により上方に
付勢されて取り付けられている。バネ4はその下
端を主枠1の上面にまた上端を可動枠3の内面に
当接させて上記案内ロツド2に装着されている。
可動枠3は下面を開口させ横断面をほぼコ字状と
されている(第3図参照)。上記主枠1の下端部
(下側の辺)の前面(第3図で右側)と、可動枠
3の前面には、それぞれ取付け部材5,6が、ボ
ルト7,8によつて水平に固着されている。
一方の取付け部材5は、切断刃9の一端に設け
られた係止部材(突起)10を溝状の係止部5a
に着脱自在に係止するもので、上記係止部5aの
上に、切断刃9の挿入スリツト5bが形成されて
いる。また、他の取付け部材6は、切断刃9の他
端に設けられた調整ボルト11をスリツト状の係
止部6aに着脱自在に係止するものであつて、上
記係止部6aの下に、切断刃9の挿入スリツト6
bが形成されている。なお、上記係止部5a,6
aと挿入スリツト5b,6bはそれぞれ所定の間
隔で形成され、上記挿入スリツト5bは、ボルト
13で取付け部材5に取り付けられたカバー14
によつて覆われるとともに、上記他の挿入スリツ
ト6bと係止部6aとは、ボルト15で取付け部
材6に取り付けられた他のカバー16により覆わ
れている。
また、符号17は、固定用ボルトであつて、可
動枠3に嵌め付けられたスリーブ18に挿通され
て、主枠1の上辺に固着されたナツト体19に螺
着され、上記バネ4を圧縮するとともに、上記一
対の取付け部材5,6の間隔を狭めて主枠1に可
動枠3を固定することができるようになつてい
る。
上記主枠1は、側面に設けられたガイド溝1b
にガイドレール20を嵌め入れるとともに、下面
に突設された固定軸21を軸孔22に挿入して外
枠23に着脱自在に取り付けられ、固定ボルト2
4により固定されている。外枠23は上部を開放
し正面から見て全体としてほぼコ字状とされてい
る。また上記外枠23は、側面の表裏2個のガイ
ドローラ25を弧状のレール26に案内させて設
けられており、軸受け27に枢着されたピン28
をクランク機構(図示せず)により押し引きされ
て第1図と第3図で上下に弧状の往復運動をさせ
られる構成とされている。また、上記ピン28に
は、側面の表裏2個のガイドローラ30を上記弧
状レール26と逆方向に湾曲するレール31に案
内されて設けられたバランス台29が連結され、
上記外枠23と第3図で左右逆に動いて外枠23
の左右方向の慣性を吸収する。
なお、第3図の5cは係止部5aと同一の溝状
の係止部であり、切断刃9をジグザグに設ける場
合に利用されるが、この場合は、取付け部材6側
も係止部5cに対応したものとなる。
次に上記のように構成された本考案に係る刃物
台の作用を説明する。
切断刃9を主枠1と可動枠3に張設するには、
固定用ボルト17を操作して、一対の取付け部材
5,6の間隔が狭まるように可動枠3を主枠1に
近付け、バネ4を圧縮する。そして、各切断刃9
を、各取付け部材5,6の挿入スリツト5b,6
bに挿入してその下端の係止部材10を主枠1の
取付け部材5の係止部5aに係止するとともに、
上端の調整ボルト11を可動枠3の取付け部材6
の係止部6aに係止し、刃先を第3図で右に向け
て、相互に平行にかつ垂直に装着し、調整ボルト
11の調整ですべての切断刃9の取付け状態を一
定にする。
このようにして切断刃9を装着し終わつたら、
固定用ボルト17を緩め、可動枠3をバネ4の力
で上昇させて切断刃9を所定の状態に緊張させ
る。なお、カバー14,16は、切断刃9の装着
後、あるいは切断刃9の緊張操作後、各取付け部
材5,6にボルト13,15で取り付ける。
切断刃9を緊張し終わつたら、その刃物台Aを
外枠23の上から下に差し込んで、ガイド溝1b
にガイドレール20を嵌め入れるとともに、固定
軸21を軸孔22に挿入し、固定ボルト24で外
枠23に一体に固定する。
また、パン等を切断する場合は、クランク機構
で外枠23と一緒に刃物台Aを第3図で上下に動
かし、右から左に移送されるパン等を切断刃9で
所定の厚さに切断する。この際各切断刃9は、上
下の移動速度が低下する上死点、および下死点の
部分においてパン等の切断部位から離れるように
後退し、逆に上下速度が速まる中間部分において
パン等に深く食い込むように動くため、切断刃の
切れ味が鋭くなり、切断は良好に行われるように
なる。
切断刃9の取外しは上記の逆に行うことは言う
までもない。
なお、上記実施例では、案内ロツド2の個数は
5個、固定用ボルト17の個数は2個となつてい
るが、それらの個数は任意である。また、刃物台
Aが外枠23に対して上記のように固定される構
造となつていると、刃物台Aの着脱が容易となり
好都合であるが、本考案においては、刃物台Aの
固定構造、及び外枠23の駆動構造も図のものに
限られるものではない。切断刃9の切れ味を良く
するために、切断刃9に電流を流してヒーテング
する場合は、各切断刃9を適当な導体で直列、ま
たは並列に連絡する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る刃物台は前
記の構成とされ、固定用ボルトを緩めると、バネ
の力が可動枠と該可動枠に取り付けられた取付け
部材とを介して各切断刃にかかる。この際、主枠
が部分的に微小変形するようなことがあつても、
その変形が吸収されて可動枠と取付け部材が主枠
と同じ程度に変形することがないため、すべての
切断刃が一様に緊張する。したがつて、切断刃
個々の微調整が不要であり、能率よく、容易かつ
迅速に切断刃を取り付けることができる。
また、切断刃の交換時等に必要なバネの圧縮は
固定用ボルトの操作で可動枠を介して行うので、
切断刃に触れないで済み、危険なく安全である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は外枠に装着した本刃物台の正面図、第2図は平
面図、第3図の上半分は第2図のa−a部分
または下半分は第1図のb−b部分の断面
図、第4図は第2図の−部分の断面図であ
る。 1……主枠、1a……案内スリーブ、2……案
内ロツド、3……可動枠、4……バネ、5……取
付け部材、5a……係止部、5b……挿入スリツ
ト、6……取付け部材、6a……係止部、6b…
…挿入スリツト、9……切断刃、10……係止部
材、11……調整ボルト、17……固定用ボル
ト、19……ナツト体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主枠の一つの辺に可動枠が案内ロツドを案内ス
    リーブに挿入して移動自在に設けられ、上記主枠
    の上記辺に向き合う他の辺と可動枠には、主枠に
    対する可動枠の移動方向に対向して切断刃の取付
    け部材がそれぞれ設けられ、上記一対の取付け部
    材の間に、一端に係止部材をまた他端に調整ボル
    トを備えた多数の切断刃が、両取付け部材に形成
    された挿入スリツトに挿入されて一端の係止部材
    を一方の取付け部材の係止部に着脱自在に係止す
    るとともに他端の調整ボルトを他方の取付け部材
    の係止部に着脱自在に係止して相互に平行に、か
    つ長さ方向を可動枠の移動方向に揃えて取り付け
    られ、上記可動枠には、主枠に取り付けられたナ
    ツト体に螺入されて主枠に対して可動枠を固定す
    る固定用ボルトが設けられ、また主枠と可動枠と
    の間には、可動枠の固定解除状態において可動枠
    を主枠に対して動かし上記各切断刃を長さ方向に
    緊張させるバネが設けられたことを特徴とする刃
    物台。
JP1987164481U 1987-10-27 1987-10-27 Expired - Lifetime JPH0521347Y2 (ja)

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JP1987164481U JPH0521347Y2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27

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JPH0171093U JPH0171093U (ja) 1989-05-11
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ID=31450128

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031918U (ja) * 1983-08-11 1985-03-04 日本鋼管株式会社 ストリツプのトリム装置
JPS61178196A (ja) * 1985-02-01 1986-08-09 三井興業株式会社 パンスライサ−

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031918U (ja) * 1983-08-11 1985-03-04 日本鋼管株式会社 ストリツプのトリム装置
JPS61178196A (ja) * 1985-02-01 1986-08-09 三井興業株式会社 パンスライサ−

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JPH0171093U (ja) 1989-05-11

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