JPH05212625A - 通電兼ガイド - Google Patents
通電兼ガイドInfo
- Publication number
- JPH05212625A JPH05212625A JP6087892A JP6087892A JPH05212625A JP H05212625 A JPH05212625 A JP H05212625A JP 6087892 A JP6087892 A JP 6087892A JP 6087892 A JP6087892 A JP 6087892A JP H05212625 A JPH05212625 A JP H05212625A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- current
- carrying piece
- wire electrode
- wire
- Prior art date
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- Pending
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は従来の通電子とガイドの欠点を解決
しようとするもので、ガイドに通電子を兼用させ、且つ
耐摩耗性を向上して安定したガイドを行うことができる
ようにする。 【構成】 連続して供給するワイヤ電極４を、被加工体
の片側もしくは両側で通電し、且つガイドするものであ
って、その通電兼ガイド部材１，２が有機物と超硬材粒
子とを混合し、加熱処理することにより、超硬材粒子を
有機物で均一にボンドして成る。
しようとするもので、ガイドに通電子を兼用させ、且つ
耐摩耗性を向上して安定したガイドを行うことができる
ようにする。 【構成】 連続して供給するワイヤ電極４を、被加工体
の片側もしくは両側で通電し、且つガイドするものであ
って、その通電兼ガイド部材１，２が有機物と超硬材粒
子とを混合し、加熱処理することにより、超硬材粒子を
有機物で均一にボンドして成る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は通電兼ガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】ワイヤ電極を用いて放電加工により被加
工体の切断、切抜き、穴明け等の加工を行うワイヤカッ
ト放電加工に於て、巻取り移動するワイヤ電極を直線状
に安定にガイドすることと、移動するワイヤ電極に加工
パルスエネルギーを損失なく、歪ませることなく、安定
に通電することは、ワイヤカット放電加工の加工精度、
加工速度を高めるために極めて重要である。
工体の切断、切抜き、穴明け等の加工を行うワイヤカッ
ト放電加工に於て、巻取り移動するワイヤ電極を直線状
に安定にガイドすることと、移動するワイヤ電極に加工
パルスエネルギーを損失なく、歪ませることなく、安定
に通電することは、ワイヤカット放電加工の加工精度、
加工速度を高めるために極めて重要である。
【０００３】従来、ワイヤガイドは主として超硬ダイス
が用いられ、これを被加工体の両側直近に配置し、少し
でもワイヤの振れを少なく安定したガイドができるよう
配慮されている。一方、ワイヤ電極への通電は通電子に
よって行われ、ガイドから離れた位置においてワイヤ電
極に接触するように設けられている。従って、通電子の
接触位置から被加工体と対向する加工部分までのワイヤ
長さは必然的に長くなる。この細くて長いワイヤ電極部
分に大電流密度のパルス電流が流れるから、電気的にエ
ネルギー損失が大きくなり、インダクタンスの増加によ
りパルス電流の立上がり、立下がりが遅れ、又、機械的
には細線ワイヤに大電流が流れて加熱されるから断線を
起こし易かった。
が用いられ、これを被加工体の両側直近に配置し、少し
でもワイヤの振れを少なく安定したガイドができるよう
配慮されている。一方、ワイヤ電極への通電は通電子に
よって行われ、ガイドから離れた位置においてワイヤ電
極に接触するように設けられている。従って、通電子の
接触位置から被加工体と対向する加工部分までのワイヤ
長さは必然的に長くなる。この細くて長いワイヤ電極部
分に大電流密度のパルス電流が流れるから、電気的にエ
ネルギー損失が大きくなり、インダクタンスの増加によ
りパルス電流の立上がり、立下がりが遅れ、又、機械的
には細線ワイヤに大電流が流れて加熱されるから断線を
起こし易かった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような欠
点を改良するもので、ガイドに通電子を兼用させ、且つ
耐摩耗性を向上して、安定したガイドを行うことができ
るようにすることを目的とする。
点を改良するもので、ガイドに通電子を兼用させ、且つ
耐摩耗性を向上して、安定したガイドを行うことができ
るようにすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】連続して供給するワイヤ
電極を被加工体の片側もしくは両側で通電し、且つガイ
ドするものに於て、有機物と超硬材粒子とを混合し加熱
処理することにより、超硬材粒子を有機物で均一にボン
ドして成ることを特徴とする。
電極を被加工体の片側もしくは両側で通電し、且つガイ
ドするものに於て、有機物と超硬材粒子とを混合し加熱
処理することにより、超硬材粒子を有機物で均一にボン
ドして成ることを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明は前記のように、ガイドに通電子を兼用
させてガイド位置で通電を行うようにしたものであるか
ら、電源からのパルス電流を損失することなく、又、パ
ルス電流のピーク、波形を歪ませることなく加工間隙に
安定に供給することができる。又、ワイヤ電極を加熱断
線させることもなく安定したワイヤカット放電加工を行
うことができる。又、この通電兼ガイドは有機物と超硬
材粒子とを混合し、加熱処理することにより、超硬材粒
子を有機物で均一にボンドして成るものであるから、耐
摩耗性であって安定した通電ガイドを行うことができ
る。
させてガイド位置で通電を行うようにしたものであるか
ら、電源からのパルス電流を損失することなく、又、パ
ルス電流のピーク、波形を歪ませることなく加工間隙に
安定に供給することができる。又、ワイヤ電極を加熱断
線させることもなく安定したワイヤカット放電加工を行
うことができる。又、この通電兼ガイドは有機物と超硬
材粒子とを混合し、加熱処理することにより、超硬材粒
子を有機物で均一にボンドして成るものであるから、耐
摩耗性であって安定した通電ガイドを行うことができ
る。
【０００７】
【実施例】以下、一実施例により本発明を説明する。図
１に於て、１及び２は通電ガイド部材で、一方が凹部を
形成し他方が凸部を形成して、両者の間にワイヤ電極４
をガイドする。３は各部材１，２を固定支持する支持
体、５は加工用パルス電源からガイド部材１に通電する
リード線である。通電ガイド部材１，２は、コンセント
レーション１５０以上の超硬材粒子を有機物で均一にボ
ンドしたもので、通電と位置出しガイドを兼ねることが
できる。有機物には熱硬化性樹脂のフェノール樹脂、エ
ポキシ、ユリア、キシレン、メラミン、アルキッド、ポ
リエステル等を用いることができ、更にシリコン樹脂を
用いることができる。又、チタン、硅素、窒素系の樹脂
を用い、これにＤｉａ、ＣＢＮ等の超硬材粒子、更にＴ
ｉＢ２、Ｂ４Ｃ、ＳｉＣ等の炭化物、硼化物、炭化硼化
物を混合した粒子を加え、均一混合した状態で焼成ボン
ドする。通電ガイド部材１，２に加える加圧は、約３０
ｋｇｆ／ｍｍ２以上、通電は約３〜７Ａ／ｍｍ２の電流
密度で行う。
１に於て、１及び２は通電ガイド部材で、一方が凹部を
形成し他方が凸部を形成して、両者の間にワイヤ電極４
をガイドする。３は各部材１，２を固定支持する支持
体、５は加工用パルス電源からガイド部材１に通電する
リード線である。通電ガイド部材１，２は、コンセント
レーション１５０以上の超硬材粒子を有機物で均一にボ
ンドしたもので、通電と位置出しガイドを兼ねることが
できる。有機物には熱硬化性樹脂のフェノール樹脂、エ
ポキシ、ユリア、キシレン、メラミン、アルキッド、ポ
リエステル等を用いることができ、更にシリコン樹脂を
用いることができる。又、チタン、硅素、窒素系の樹脂
を用い、これにＤｉａ、ＣＢＮ等の超硬材粒子、更にＴ
ｉＢ２、Ｂ４Ｃ、ＳｉＣ等の炭化物、硼化物、炭化硼化
物を混合した粒子を加え、均一混合した状態で焼成ボン
ドする。通電ガイド部材１，２に加える加圧は、約３０
ｋｇｆ／ｍｍ２以上、通電は約３〜７Ａ／ｍｍ２の電流
密度で行う。
【０００８】次に、具体的実施例を説明する。
【０００９】例１．フラン樹脂に硬化剤のバラトルエン
スルホン酸を３％加えた樹脂と、＃４０のＢ４Ｃと＃５
０のＤｉａを２：３の割合で混合した砥粒とをＶｏｌ％
で１：０．７の割合で混合し、処理温度１１０℃で４０
Ｈ保ち、後１１０℃、２Ｈで成形したとき、成形体の比
抵抗は約６ｍΩｃｍであった。
スルホン酸を３％加えた樹脂と、＃４０のＢ４Ｃと＃５
０のＤｉａを２：３の割合で混合した砥粒とをＶｏｌ％
で１：０．７の割合で混合し、処理温度１１０℃で４０
Ｈ保ち、後１１０℃、２Ｈで成形したとき、成形体の比
抵抗は約６ｍΩｃｍであった。
【００１０】例２．前記例１と同じ超硬粒子を用い、ポ
リコーボシランＰＣＳを３２０℃で混合し、１２００℃
で成形したとき、比抵抗は約８ｍΩｃｍであった。
リコーボシランＰＣＳを３２０℃で混合し、１２００℃
で成形したとき、比抵抗は約８ｍΩｃｍであった。
【００１１】例３．前記例１と例２のガイドによって
０．３５ｍｍφ、１５ｍ／ｍｉｎの走行するワイヤ電極
をガイドしたとき、耐用時間は、例１では約８８０Ｈ、
例２では約９００Ｈの寿命であった。又、加工電流の通
電にも支障なく、安定した加工ができた。
０．３５ｍｍφ、１５ｍ／ｍｉｎの走行するワイヤ電極
をガイドしたとき、耐用時間は、例１では約８８０Ｈ、
例２では約９００Ｈの寿命であった。又、加工電流の通
電にも支障なく、安定した加工ができた。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明は、ガイドに通電子
を兼用させてガイド位置で通電を行うようにしたもので
あるから、電源からのパルス電流を損失することなく、
又、パルス電流のピーク、波形を歪ませることなく、加
工間隙に安定に供給することができる。又、ワイヤ電極
を加熱断線させることもなく、安定したワイヤカット放
電加工を行うことができる。又、この通電兼ガイドは、
有機物と超硬材粒子とを混合し加熱処理することによ
り、超硬材粒子を有機物で均一にボンドして成るもので
あるから、耐摩耗性であって安定した通電ガイドを行う
ことができる。
を兼用させてガイド位置で通電を行うようにしたもので
あるから、電源からのパルス電流を損失することなく、
又、パルス電流のピーク、波形を歪ませることなく、加
工間隙に安定に供給することができる。又、ワイヤ電極
を加熱断線させることもなく、安定したワイヤカット放
電加工を行うことができる。又、この通電兼ガイドは、
有機物と超硬材粒子とを混合し加熱処理することによ
り、超硬材粒子を有機物で均一にボンドして成るもので
あるから、耐摩耗性であって安定した通電ガイドを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例構造図である。
１，２ 通電ガイド部材 ３ 支持体 ４ ワイヤ電極 ５ リード線
Claims (1)
- 【請求項１】 連続して供給するワイヤ電極を被加工体
の片側もしくは両側で通電し、且つガイドするものに於
て、有機物と超硬材粒子とを混合し加熱処理することに
より、超硬材粒子を有機物で均一にボンドして成る通電
兼ガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6087892A JPH05212625A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 通電兼ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6087892A JPH05212625A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 通電兼ガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212625A true JPH05212625A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=13155077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6087892A Pending JPH05212625A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 通電兼ガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05212625A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010155332A (ja) * | 2009-01-05 | 2010-07-15 | Kanai Hiroaki | ワイヤ放電加工機用の給電ダイス |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP6087892A patent/JPH05212625A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010155332A (ja) * | 2009-01-05 | 2010-07-15 | Kanai Hiroaki | ワイヤ放電加工機用の給電ダイス |
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