JPH05210362A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH05210362A
JPH05210362A JP4016916A JP1691692A JPH05210362A JP H05210362 A JPH05210362 A JP H05210362A JP 4016916 A JP4016916 A JP 4016916A JP 1691692 A JP1691692 A JP 1691692A JP H05210362 A JPH05210362 A JP H05210362A
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JP
Japan
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signal
liquid crystal
scanning
scanning line
voltage
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JP4016916A
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English (en)
Inventor
Hirotsuku Katou
尋嗣 加藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼き付け,フリッカ,残像の発生を防止し、
液晶表示の画質品位の向上を図る。 【構成】 水平走査方向に複数のデータ線DL を並べ、
このデータ線DL にデータ線駆動装置38から画素信号
を供給する。データ線DL と直交する複数の走査線SL
は、走査線駆動装置39から走査線信号を供給する。デ
ータ線DL と走査線SL の交点に対応して画素電極を格
子状に配置する。画素電極に薄膜トランジスタQ1 ,Q
2 を接続し、各走査線SL に走査線信号を供給する期間
に、トランジスタQ1 ,Q2 をオンし、画素電極に画素
信号を供給する。走査線信号と画素信号はグランド電圧
に対し正負両極性に変化し、トランジスタQ1 は正極性
の走査線信号により、トランジスタQ2 は負極性の走査
線信号によりオンする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶モジュールを用
いて情報や映像を表示する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン技術の発展に伴い、
EDTVやHDTVなどが開発され、商品化あるいはそ
の段階にある。従来の4:3のアスペクト比に対し、幅
の広い16:9のワイドアスペクトの表示装置が注目さ
れ、実用化されつつある。
【0003】ワイドアスペクトEDTVやHDTVの普
及期においては、従来の4:3の信号と共存することが
暫く続くものと考えられ、16:9のディスプレイに
4:3の映像を表示する必要があり、現在考えられてい
る表示方法としては、図8(a)〜(c)に示すものが
ある。
【0004】図8(a)は16:9のディスプレイ1に
4:3の映像の縦方向のサイズを合わせて表示するもの
で、情報の欠落はない。ここで、2はサイドパネル部と
いい、4:3のアスペクト比のとき、映像の写らない部
分に、たとえば黒色の表示を行う。(b)は16:9の
横幅に合わせて4:3の映像を拡大して表示するもの
で,この場合、4:3の映像の上下部分がカットされ、
情報の一部は表示されないことになる。(c)は4:3
の映像を横方向に4/3倍し、16:9として表示する
もので、この場合情報の欠落はないが、真円度が悪く、
横長の映像表示となる。このほかの表示方法についても
提案されているが、基本的にはこの3種類の展開型であ
る。図8(a)〜(b)のうち、(a)の方法は表示サ
イズは小さくなるものの、送られてきた情報をすべて表
示できることから、有力視されている。
【0005】(a)の方法でCRT(ブラウン管)を使
用した場合は、長い時間同一のパターンを表示し続ける
ため、蛍光体の劣化の度合いに違いが生じ、そのパター
ンの焼き付けが発生する、といった欠点がある。具体的
には、16:9の表示エリア中、4:3部分のみ使用頻
度が高ければ、長い時間使用ののち、そのエリアとサイ
ドパネル部2の輝度レベルに違いが生じ境界ができる、
ということである。
【0006】この欠点を補う提案がいくつかある。たと
えば、サイドパネル部2を黒表示とするのでなく、特定
の輝度のラスター(灰色)としておくことで、4:3表
示部と蛍光体の劣化を同程度として焼き付けを目立たな
くするものである。
【0007】このことは、直視型あるいは投写型の液晶
表示装置においても、原因はことなるものの、同様のこ
とがいえる。この原因については、解明されていない部
分が多いが、CRTにおける蛍光体の劣化要因と違い、
液晶の劣化を防ぐため各画素毎に行っている交流駆動に
おいて、対向電極に対する実効直流電圧を0Vにするこ
とが現実には不可能で、いくらかの直流成分が配向膜や
薄膜トランジスタ(TFT)周辺にチャージされてしま
うから、と考えられている。
【0008】図9,図10は、そのメカニズムを説明す
るため、日経マイクロデバイス1991年9月号pp.
49〜56「パネル・マルチメディア時代の要素技術を
先取り」に紹介された、液晶モジュールの1画素分の電
気的モデルおよび要部の波形図を示すものである。
【0009】Qはスイッチング用の薄膜トランジスタ、
Cs は補助容量、CLCはネマティック液晶を画素電極と
共通電極で挟み込むことで構成する液晶容量、CGDはゲ
ート・ドレイン間の寄生容量、DL は画素信号が供給さ
れるデータ線駆動装置38に接続したデータ線、SL は
走査線信号が供給される走査線駆動装置39に接続した
走査線、EL は共通電極および補助容量Cs の一方の電
極に電位Vcom を印加するための電極である。
【0010】データ線DL には、映像信号をサンプリン
グして得られた映像信号電圧Vsigを供給する。この電
圧Vsig は液晶の劣化防止のためフィールドまたはフレ
ーム毎に極性反転する。走査線SL には1水平走査期間
以内の数十マイクロ秒の期間、10〜25Vのゲート電
圧Vg を印加する。
【0011】図10は、図9の動作信号を示すものであ
る。トランジスタQがオンすると、液晶容量CLCは映像
信号電圧Vsig 近くまで充電されるが、トランジスタQ
がオフすると寄生容量CGDの影響でドレイン電圧はΔV
下がる。この低下分電圧ΔVは、 ΔV=Vg ・CGD/(CGD+CS +CLC) ----(1) で現す事ができる、低下分電圧ΔVを補償するために、
ΔVの実効値を直流オフセットとして共通電極電位Vco
m に印加する。これによりフリッカーや焼き付けをある
程度抑えることができる。しかし、液晶容量CLCは液晶
分子のツイスト状態よって異なるため、映像信号電圧V
sig によって変化する。
【0012】トランジスタQがオン・オフ、換言すれば
画素がオンとオフの場合での低下分電圧ΔVの差の絶対
値Ωは、 Ω=|ΔV[ON]−ΔV[OFF] | =Vg ・{CGD/(CGD+CS +CLC[ON]) −CGD/(CGD+CS +CLC[OFF] )} ………(2) で現すことができる。ここで、CLC[ON]は画素がオンの
ときの容量、CLC[OFF]はオフのときの容量である。
【0013】式(2)から、Ωを0に近づければ、フリ
ッカー,焼き付き,残像を抑えることができるが、多階
調の映像信号では、その間にあらゆるレベルをとるの
で、すべての画素のあらゆる信号でΩを0にすることは
不可能である。これが画素に印加され、焼き付けの原因
となるDC成分であると考えられる。
【0014】CRT式と同様に、16:9の液晶モジュ
ールに4:3の映像を表示するとき、上記問題点のうち
焼き付けの対策として行われるのが、図8におけるサイ
ドパネル部2に灰色のレベルを印加することで、各画素
の平均印加信号レベルを同程度にして焼き付けを目立た
なくしようとするものである。
【0015】図11は液晶モジュールを使用したときの
焼き付け対策を施した回路ブロック図を示すものであ
る。40はアンテナであり、ここからNTSC地上波お
よび衛星放送,HDTV放送などを受信する。この説明
では簡単のためにアンテナのみ示すが、ビデオ入力や輝
度色差入力,RGB入力なとでも同様である。41は通
常のNTSCやEDTVなどの4:3の信号をデコード
する4:3信号処理装置、42は4:3信号処理装置4
1からの4:3の信号の両側に、サイドパネル信号を付
加して16:9のアスペクト信号に変換するサイドパネ
ル付加装置、43はサイドパネル部2に付加する灰色な
どのラスター信号などを発生するサイドパネル信号発生
装置、431はサイドパネル信号発生装置43で発生す
るラスター信号のレベルを規定する可変抵抗器、44は
アンテナ40の入力からの電波のうち、ワイドアスペク
トEDTVやHDTV(MUSEなど)信号をデコード
する16:9信号処理装置である。
【0016】45はサイドパネル付加装置42からの
4:3の信号の両側に灰色のラスター信号を付加して1
6:9とした信号と、16:9信号処理装置44からの
信号とのいずれかを、スイッチSWにより選択した入力
とし、LCDの駆動に適したレベルに変換し交流反転な
どを行うLCD駆動装置である。46はコントロール回
路、3は16:9のアスペクト比で構成された液晶表示
モジュール、38はデータ線駆動装置、39は走査線駆
動装置である。データ線駆動装置38、走査線駆動装置
39は、それぞれコントロール回路46のコントロール
信号に基づいて制御する。
【0017】この構成により16:9の信号の場合はそ
のまま、4:3の信号の場合はサイドパネル部を灰色の
ラスターとすることで、液晶の各画素の平均信号レベル
はほぼ同一となり、各画素にチャージするDC成分も同
程度となるため、4:3の境界部において顕著な焼き付
けは、発生しない。
【0018】しかし,この方法によると、4:3の映像
を表示している場合にサイドパネル部が、何らかの輝度
で光っている状態となり非常に目障りである。特に暗い
シーンでは両わきが非常に明るく目立つため、コントラ
スト感を高めるためにディスプレイセットの周辺を黒く
塗装する意味さえなくなってしまう。
【0019】この不具合を少しでも解消するために画面
全体の平均輝度レベル、自動輝度制限などによってサイ
ドパネルの輝度を決定する方法がある。画面全体が暗け
ればサイドパネルも黒くし、全体が明るければ白くす
る、ものである。しかし、この方法においてもサイドパ
ネル部が気になることには変わりなく、輝度レベルの変
化は、観察者にとってかえって目障りである。
【0020】さらに、焼き付けの要因となるDC成分は
フリッカとや残像の原因でもあり、この問題点は依然と
して解決されない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の焼き付
け防止の対策は、4:3の映像を表示している場合、サ
イドパネル部が何らかの輝度で光っている状態は非常に
目障りであるばかりか、フリッカとや残像の問題点があ
った。このように、信号処理回路による対策では完全な
解決を図ることが困難である。従って、DC成分が原因
となる焼き付け,フリッカー,残像の発生しない液晶表
示装置が求められていた。
【0022】この発明は、DC成分の発生を防止し、焼
き付け,フリッカ,残像の発生しない液晶表示装置の提
供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示装置
は、水平走査方向に並ぶ複数のデータ線と、この複数の
データ線に画素信号を供給するデータ線駆動装置と、前
記複数のデータ線と直交する複数の走査線と、この複数
の走査線に走査線信号を供給する走査線駆動装置と、前
記複数のデータ線と前記複数の走査線の交点に対応して
格子状に配置された複数の画素電極を備え、該画素電極
に第1,第2のスイッチング素子を接続し、前記各走査
線に前記走査線信号を供給する期間に、該第1,第2の
スイッチング素子をオンし、前記画素電極に前記画素信
号を供給する液晶表示部を具備するものであって、前記
走査線信号と前記画素信号はグランド電圧に対し正負両
極性に変化し、前記第1のスイッチング素子は正極性の
該走査線信号により、第2のスイッチング素子は負極性
の該走査線信号によりオンすることを特徴とするするも
のである。
【0024】
【作用】上記手段により、低下分電圧ΔVの移動方向を
正負に変え、低下分電圧ΔVの影響を打ち消すことがで
きる。この結果、液晶への印加状態に依存して変化する
低下分電圧ΔVが原因となり生ずるDC成分の発生を抑
えることができ、焼き付け,フリッカ,残像の発生しな
い液晶表示装置を実現でき表示画質品位を向上させるこ
とができる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図面を参照し
詳細に説明する。図1はこの発明のー実施例を示すもの
で、液晶モジュールの1画素分の電気的モデルを示すし
ている。Q1 はゲート電圧Vgが正の電圧であるとき、
Q2 はゲート電圧Vgが負の電圧であるとき、それぞれ
オンするスイッチング用の薄膜トランジスタである。C
s は補助容量、CLCはネマティック液晶を画素電極と共
通電極で挟み込むことで構成される液晶容量、CGDはゲ
ート・ドレイン間の寄生容量CGD、DL は画素信号が供
給されるデータ線駆動装置38に接続したデータ線、S
L は走査線信号が供給される走査線駆動装置39に接続
した走査線、EL は共通電極および補助容量の一方の電
極に共通電極電圧Vcom を印加するための電極である。
【0026】ゲート電極GL には図2(a)に示す、1
水平走査期間以内の数十マイクロ秒の期間、10〜25
Vのゲート電圧Vg を印加する。ゲート電圧Vg はフィ
ールドまたはフレーム毎に、映像信号電圧Vsig に合わ
せて0Vに対し極性反転する。データ線DL には映像信
号をサンプリングした、図2(b)に示す電圧を映像信
号電圧Vsig として出力する。この電圧Vsig は液晶の
劣化防止のため、フィールドまたはフレーム毎に0Vに
対して極性反転する。
【0027】電極EL に供給する共通電極電圧Vcom は
0Vに設定されており、正のゲート電圧Vg によりゲー
トがオンすると液晶容量CLCは、正の映像信号電圧Vsi
g 近くまで充電されるが、ゲートがオフすると寄生容量
CGDの影響でドレイン電圧Vd はΔV下がる。この低下
分電圧ΔVは式(1)で表すことができる。
【0028】続いて、負のゲート電圧Vg によりゲート
がオンすると、液晶容量CLCは負の映像信号電圧Vsig
近くまで充電されるが、ゲートがオフすると寄生容量C
GDの影響でドレイン電圧は低下分電圧ΔV上がる。これ
は式(1)においてゲート電圧Vg を負の数として代入
することで表すことができる。
【0029】以上のように、低下分電圧ΔVの移動を正
負方向にゲート電圧Vg と画素印加電圧により変えるこ
とができ、低下分電圧ΔVの影響を打ち消すことができ
る。この結果、液晶への印加状態に依存して変化する低
下分電圧ΔVが原因となり生ずるDC成分の発生を抑え
ることができ、焼き付け,フリッカ,残像の発生しない
液晶表示装置を実現でき表示画質品位を向上させること
ができる。
【0030】次に、図3〜図5を用いて、この発明の実
施例を適用した液晶表示装置について説明する。
【0031】図3はブロック図である。40はアンテナ
で、NTSC地上波および衛星放送、HDTV放送等を
受信する。41はアンテナ40から入力される電波のう
ち、通常のNTSCやEDTVなどの4:3の信号をデ
コードする4:3信号処理装置であり、44はワイドア
スペクトEDTVやHDTV(MUSEなど)信号をデ
コードする16:9信号処理装置である。45は4:3
信号と16:9信号のいずれかを、スイッチSWにより
選択して入力し、LCDの駆動に適したレベルに変換し
交流反転などを行うLCD駆動装置、46は映像信号の
同期信号に基づき、液晶制御信号を作り出すコントロー
ル回路、3は16:9のアスペクト比で構成された液晶
表示モジュール、38はデータ線駆動装置、39は走査
線駆動装置であり、データ線駆動装置38、走査線駆動
装置39はそれぞれコントロール回路46により制御す
る。
【0032】図4はデータ線駆動装置38を具体的に示
した構成図であり、381は0Vに対し、正極性のデー
タ信号を出力するXドライバー、382は0Vに対し、
負極正のデータ信号を出力するXドライバー、383は
Xドライバー381、382の出力をコンロール回路4
6の制御により切り換える切換回路であり、切換回路3
83の出力は、データ線DL に供給する。
【0033】図5は走査線駆動装置39の具体的にした
構成図であり、391は0Vに対し、正極性のゲート信
号を出力するYドライバー、392は0Vに対し、負極
性のゲート信号を出力するYドライバー、383はYド
ライバー391、392の出力をコンロール回路46の
制御により切り換える切換回路であり、この切換回路3
83の出力は、走査線SL に供給する。
【0034】図4,図5におけるデータ線DL 、走査線
SL は、それぞれのいずれか1本が図1に示すデータ線
DL 、走査線SL となり、トランジスタQ1 ,Q2 を駆
動するものである。
【0035】図6は映像信号電圧Vsig の変化により、
低下分電圧ΔVが変化したときのトレイン電圧Vd との
関係を示したものである。以下、図6について図1とと
もに説明する。
【0036】映像信号電圧Vsig が変化しても、液晶モ
ジュールへの印加状態に依存して変化する低下分電圧Δ
Vが原因となり、生ずるDC成分の発生を抑えることが
できることについて説明する。
【0037】ゲート電圧Vg は、1フレームまたは1フ
ィールド毎に0Vの共通電極電圧Vcom に対し反転し、
正のゲート電圧Vg によりゲートがオンすると、液晶容
量CLCは正の映像信号電圧Vsig 近くまで充電される
が、ゲートがオフすると寄生容量CGDの影響でドレイン
電圧Vd は、低下分電圧ΔV下がる。続いて負のゲート
電圧Vg によりゲートがオンすると、液晶容量CLCは負
の映像信号電圧Vsig近くまで充電するが、ゲートがオ
フすると寄生容量CGDの影響でドレイン電圧Vd は、低
下分電圧ΔV上がる。
【0038】以上のように、低下分電圧ΔVの移動を正
負方向のゲート電圧Vg と画素印加電圧により変えるこ
とができ、データ信号映像信号電圧Vsig のレベルによ
り低下分電圧ΔV量が変化しても低下分電圧ΔVが打ち
消され、低下分電圧ΔVの影響を除去することがきる。
【0039】この結果、液晶モジュールへの印加状態に
依存して変化する、低下分電圧ΔVが原因となり生ずる
DC成分の発生を抑えることができ、焼き付け,フリッ
カ,残像の発生しない液晶表示装置を実現でき、表示画
質品位を向上させることができる。
【0040】図7はこの発明の他の実施例を示すもので
ある。この実施例は、トランジスタQ1 ,Q2 のオフ特
性を向上させるため、図1の共通電極電圧Vcom の極性
をフィールド毎またはフレーム毎に、0Vに対し極性を
変化するようにしたものである。
【0041】以下、図7について図1とともに説明す
る。正のゲート電圧Vg が正の共通電極電圧Vcom1を越
え、ゲートがオンすると液晶容量CLCは、正の映像信号
電圧Vsig 近くまで充電し、ゲートがオフすると寄生容
量CGDの影響でドレイン電圧Vd は低下分電圧ΔV分低
下する。つづいて負のゲート電圧Vg が負の共通電極電
圧Vcom2を下まわると、ゲートがオンし液晶容量CLC
は、負の映像信号電圧Vsig 近くまで充電する。ゲート
がオフすると寄生容量CGDの影響でドレイン電圧Vd
は、低下分電圧ΔV上がる。
【0042】これにより、データ信号映像信号電圧Vsi
g のレベルにより、低下分電圧ΔV量が変化しても低下
分電圧ΔVが打ち消され、低下分電圧ΔVの影響を除去
することがきる。
【0043】この結果、液晶モジュールへの印加状態に
依存して変化する、低下分電圧ΔVが原因となり生ずる
DC成分の発生を抑えることができ、焼き付け,フリッ
カ,残像の発生しない液晶表示装置を実現でき、表示画
質品位を向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】この発明の液晶表示装置によれば、焼き
付け,フリッカ,残像の発生しない液晶表示装置を実現
でき、表示画質品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のー実施例を示し、液晶モジュールの
1画素分の電気的モデルの概念図。
【図2】図1の動作信号を示す信号波形図。
【図3】この発明のー実施例における液晶表示装置の回
路ブロック図。
【図4】図3の要部を具体的に示した回路ブロック図。
【図5】図3の要部を具体的に示した回路ブロック図。
【図6】この発明の他の実施例における、図1の動作信
号を示す信号波形図。
【図7】この発明のもうーつの他の実施例における、図
1の動作信号を示す信号波形図。
【図8】従来の16:9のディスプレイに4:3の映像
を表示する、表示例を示す概念図。
【図9】従来の液晶モジュールの1画素分の電気的モデ
ルの概念図。
【図10】図9の動作信号を示す信号波形図。
【図11】従来の液晶表示装置の回路ブロック図。
【符号の説明】
DL …データ線、38…データ線駆動装置、SL …走査
線、39…走査線駆動装置、CLC…画素容量、Q1 ,Q
2 …トランジスタ、3…液晶表示モジュール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平走査方向に並ぶ複数のデータ線と、 前記データ線に画素信号を供給するデータ線駆動装置
    と、 前記データ線に直交する複数の走査線と、 前記走査線に走査線信号を供給する走査線駆動装置と、 前記データ線と前記の走査線の交点に対応して、格子状
    に配置された複数の画素電極と、 前記画素電極に接続した第1および第2のスイッチング
    素子と、 前記各走査線に前記走査線信号が供給される期間に、該
    第1,第2のスイッチング素子がオンし、前記画素電極
    に画素信号を供給する液晶表示部とからなることを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記走査線信号および前記画素信号は、
    グランド電圧に対し正負両極性に変化し、前記第1のス
    イッチング素子は正極性の、第2のスイッチング素子は
    負極性の前記走査線信号により、それぞれオンすること
    を特徴とする請求項1記載の液晶駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のスイッチング素子
    は、薄膜トランジスタで形成してなることを特徴とする
    請求項1記載の液晶駆動装置。
JP4016916A 1992-01-31 1992-01-31 液晶表示装置 Withdrawn JPH05210362A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055001A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Toshiba Corp 映像信号処理装置及び映像信号処理方法

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JP2010055001A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Toshiba Corp 映像信号処理装置及び映像信号処理方法

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