JPH05209798A - 弁座荷重センサー - Google Patents

弁座荷重センサー

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Publication number
JPH05209798A
JPH05209798A JP1689692A JP1689692A JPH05209798A JP H05209798 A JPH05209798 A JP H05209798A JP 1689692 A JP1689692 A JP 1689692A JP 1689692 A JP1689692 A JP 1689692A JP H05209798 A JPH05209798 A JP H05209798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
load
load sensor
valve seat
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1689692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kurisu
徹 栗栖
Takashi Igai
孝至 猪飼
Makiko Kitazato
牧子 北里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1689692A priority Critical patent/JPH05209798A/ja
Publication of JPH05209798A publication Critical patent/JPH05209798A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブの運動により断線するおそれのないバ
ルブ着座荷重センサーを提供する。 【構成】 バルブシートとヘッド弁座部との間に荷重セ
ンサーの検出部を配置する。 【効果】 荷重センサーの耐久性を向上させ、着座荷重
の検出を連続的に行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はエンジンのバルブ着座荷重を検出
する荷重センサーに関する。
【0002】
【背景技術】一般にエンジンの回転限界は動弁系、特に
バルブの耐久性により決定される。従来、回転限界は直
接計測(バルブの変位)または間接計測(騒音等)によ
り計測されてきたが、いずれも複雑な装置が必要である
ことに加えて、正確な計測が困難であるという欠点があ
った。
【0003】正確な計測を行うためには、バルブに作用
する荷重を直接に測定することが最も効果的である。そ
の一例として特開昭63−3233号公報に記載されて
いる荷重センサーがある。この荷重センサーはバルブの
ステムにひずみゲージを取り付けてバルブの着座荷重を
測定している。
【0004】
【発明の目的】測定値は、ひずみゲージから導線を伸ば
し、その導線を介してCPUに送られ処理される。この
導線はバルブの運動の妨げにならないように細いほど好
ましいが、細い導線は耐久性に欠け、バルブの運動中に
切れやすい。本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、バルブの運動の影響を受けることなくバ
ルブの着座荷重を測定することができるバルブ着座荷重
センサーを提供することを目的とする。
【0005】
【発明の構成】この目的を達成するため、本発明に係る
バルブ着座荷重センサーは、ヘッド弁座部とバルブシー
トとの間に着座荷重を検出する検出部を設け、バルブス
テムには検出部を一切設けない。本発明の好ましい実施
態様においては、荷重センサーはHLAの油圧制御機構
に接続しており、検出部からの検出値が所定値を超える
とHLAの油圧を上げる信号を油圧制御機構に送る。
【0006】本発明の好ましい別の実施態様において
は、検出部が検出値を出力している場合にはノックセン
サーからの信号を処理しない。本発明の好ましいさらに
別の実施態様においては、検出部は、エンジンに連結さ
れているエンジン動力伝達機構から最も遠い気筒に設け
られる。
【0007】
【発明の作用】荷重センサーの検出部はヘッド弁座部と
バルブシートとの間に配置される。このため、バルブス
テムから導線を出すことは不要になり、バルブの運動に
対する導線の耐久性を考慮する必要がなくなる。
【0008】
【実施例】図1に本発明に係る荷重センサーの一実施例
を示す。荷重センサー1は、ヘッドバルブ2が着座する
バルブシート3とヘッド弁座部4との間に挟持された感
圧素材5と、感圧素材5からの出力を増幅するアンプユ
ニット6と、アンプユニット6からの出力値を処理する
中央演算装置(CPU)7とからなる。CPU7で処理
された値は適当な制御機構に送られ、所望の制御が行わ
れる。
【0009】このように、検出部である感圧素材5から
延びる導線はバルブ2のステムとは別個独立に配置され
ているので、バルブステムの動きにより切れてしまうお
それはない。感圧素材5は細線状である。また、感圧素
材5の素材は外力が加わったときに抵抗、発生電圧、電
気容量などの電気的特性が変化するものであればどのよ
うな素材でも用いることができる。感圧素材5の材料と
して適当なものとしては、水晶、ロッシェル塩、ポリエ
チレンなどがある。
【0010】特に、感圧素材5の材料として好ましい材
料はマンガニンである。マンガニンの主成分は銅84
%、マンガン14%、ニッケル2%(重量%)であり、
次のような特性を有している。 抵抗値(直径0.025mm、長さ1mmについて) 0.9(オーム) 抵抗温度係数 15×20-6(゜C ) ひずみ感度 0.5 マンガニンが感圧素材5の材料として優れているのは、
マンガニンが圧力−抵抗特性もしくは圧力−出力電圧特
性の変化が大きい材料であることによる。図2にマンガ
ニンの荷重特性を示す。同図に示すように、マンガニン
は荷重の増加に対してその出力電圧が一次直線的に増加
するので、マンガニンからなる感圧素材5からの出力電
圧を測定すれば、図2の荷重特性を用いてバルブ着座荷
重を算出することができる。
【0011】図3には出力電圧の測定法の一例を示す。
感圧素材5からの出力電圧は、ブリッジ回路8の可変抵
抗9を介して電流としてストレインアンプ10に送ら
れ、データレコーダ11で記録された後、解析用コンピ
ュータ12においてバルブ着座荷重が算出される。電流
波形はストレインアンプ10からの信号によりオシロス
コープ13に現される。この測定法は可変抵抗9を調整
して感圧素材5の出力電圧とのバランスをとることによ
りバルブ着座荷重を算出するものである。なお、バルブ
着座荷重の算出に際しては感圧素材5の温度も考慮に入
れられる。
【0012】次いで、本荷重センサーの使用例を示す。
第一は、HLA(油圧式バルブ・ラッシュ・アジャスタ
ー)の制御手段として用いる場合である。図4に示すよ
うに、バルブ着座荷重値が所定の規定値を超えると、H
LAの沈み込みによりバルブの挙動が異常になったと考
えられる。このため、荷重センサーをHLAの油圧制御
機構と接続しておき、バルブ着座荷重値が規定値を超え
たときは荷重センサーがHLA油圧制御機構に信号を発
し、HLAの油圧を上げることができるようにしてお
く。これにより、バルブの異常挙動を回避することがで
きる。
【0013】第二は、ノックセンサー付きエンジンにお
いてノックセンサーの誤作動防止手段として用いる場合
である。図5に示すように、感圧素材5からバルブ2の
異常着座を示すバルブ着座信号が発信されている間Tに
おいては、その着座信号によってノックセンサーの出力
にもノイズを生じる傾向がある。このため、バルブ着座
信号が発信されている間Tにおいては、ノックセンサー
の出力に基づくノックの有無の判定を中止する。これに
よって、ノックセンサーの出力による誤判定防止、及び
SN比(信号−雑音比)の精度向上を図ることができ
る。
【0014】第三は、荷重センサーの取り付け位置に関
する。例えば、図6に示すように、直列4気筒4バルブ
のエンジンが縦置きに置かれ、そのフロント側にエンジ
ンからの動力を伝達する動力伝達機構14が配置されて
いるとする。このような配置では、回転限界が最も低く
なる、すなわち、着座荷重が最も大きくなるのは動力伝
達機構14が配置されているフロント側から最も離れた
位置にある気筒、すなわちリア側にある気筒である。し
たがって、フロント側から最も遠い位置にある第4気筒
のリア側のバルブ15に荷重センサーを取り付けておけ
ば、最小のセンサー数で着座荷重測定値を得ることがで
きる。なお、荷重センサーは第4気筒のリア側の吸気バ
ルブと排気バルブのうち、吸気バルブに取り付ける。
【0015】
【発明の効果】本発明によって荷重センサーの導線が断
線するおそれがなくなるため、荷重センサーの耐久性が
向上し、導線の断線に伴うバルブ着座荷重の検出の中断
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る荷重センサーの概略図である。
【図2】感圧素材の荷重特性を示すグラフである。
【図3】感圧素材の出力電圧を測定する回路の概念図で
ある。
【図4】着座荷重とエンジン回転数との関係を示すグラ
フである。
【図5】着座信号とノックセンサー出力との相関関係を
示す波形図である。
【図6】本発明に係る荷重センサーの取り付け位置を示
すエンジンの概略図である。
【符号の説明】
1 荷重センサー 2 バルブ 3 バルブシート 4 ヘッド弁座部 5 感圧素材 6 アンプユニット 7 CPU 8 ブリッジ回路 9 可変抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのバルブ着座荷重を検出する荷
    重センサーにおいて、ヘッド弁座部とバルブシートとの
    間に着座荷重を検出する検出部を設けたことを特徴とす
    る荷重センサー。
  2. 【請求項2】 前記荷重センサーはHLAの油圧制御機
    構に接続しており、前記検出部からの検出値が所定値を
    超えた場合には前記HLAの油圧を上げる信号を前記油
    圧制御機構に送るものであることを特徴とする請求項1
    に記載の荷重センサー。
  3. 【請求項3】 前記検出部が検出値を出力している場合
    にはノックセンサーからの信号を処理しないことを特徴
    とする請求項1に記載の荷重センサー。
  4. 【請求項4】 前記検出部は、エンジンに連結されてい
    るエンジン動力伝達機構から最も遠い気筒に設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    荷重センサー。
JP1689692A 1992-01-31 1992-01-31 弁座荷重センサー Pending JPH05209798A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001281076A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Toyota Motor Corp 薄膜センサ
KR101495671B1 (ko) * 2013-10-24 2015-02-25 박종영 압력센서를 이용한 버터플라이 밸브 디스크의 개도 확인 장치 및 방법
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CN113945306A (zh) * 2021-10-08 2022-01-18 哈尔滨工程大学 一种测量发动机进排气阀落座力的传感器及测量方法

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