JPH05207134A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH05207134A
JPH05207134A JP1224392A JP1224392A JPH05207134A JP H05207134 A JPH05207134 A JP H05207134A JP 1224392 A JP1224392 A JP 1224392A JP 1224392 A JP1224392 A JP 1224392A JP H05207134 A JPH05207134 A JP H05207134A
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JP
Japan
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terminal
call control
call
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control node
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Application number
JP1224392A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Ono
大泰 小野
Yusuke Shigyo
祐輔 執行
Fujinori Hirahara
富士則 平原
Isao Saito
勲 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帰属先の変更頻度が小さい端末についても、
発呼処理時の処理時間および処理負荷を大きくすること
なく、その帰属先を通信網内で自動的に管理できるよう
にする。 【構成】 発端末が帰属する呼制御ノードで着端末の番
号と収容位置との対応関係の履歴を記録し、ある端末番
号の端末に対する発呼処理時に、その端末の帰属先の変
更頻度が高いと判断される場合には端末帰属先管理ノー
ドにアクセスし、変更頻度が少ないと判断される場合に
は、とりあえず前回帰属していた呼制御ノードに対して
発呼処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】現在の公衆電話サービスを分類す
ると、二つに分類できる。
【0002】第一の分類は「据え置き」型とでもいうべ
きものであり、家庭やオフィスに固定的に配線されてい
る電話回線である。固定的とは、電話局からの加入者線
が固定しているという意味であり、収容位置が固定され
ていると考えれば概ね含まれる概念である。例えば交換
機の収容位置を考えると、道路工事や迂回、設備更改の
ために加入者線の収容替えを行っても、収容位置は同一
である。この分類にはコードレス電話も含まれる。これ
は、端末番号(電話番号)と収容位置とは固定されてい
るからである。ただし、引っ越しなどの移転に伴って収
容位置が変更されることもあり、遠方への移転の場合な
どには、端末番号自体を変更することもある。
【0003】この分類の場合には、端末番号が電話番号
計画(E.163)やISDN番号計画(E.164)
で規定され、端末が帰属している交換局を識別する番
号、すなわち呼制御ノードのアドレスに相当する番号を
含み、端末番号から、その端末の帰属する呼制御ノード
を着ノードとして特定できるようになっている。また、
端末の帰属先の変更に伴う端末番号の変更は保守者が行
っている。このようにして帰属先が管理される端末を以
下「一般端末」という。
【0004】第二の分類は、自動車電話、携帯電話な
ど、着信すべき端末が頻繁に移動することを前提とした
ものである。
【0005】この分類の場合には、端末番号と現在の位
置に相当する収容位置の対応関係がホームメモリと呼ば
れる換算表に書かれており、発呼の際には、このホーム
メモリを参照して収容位置を知り、その収容位置宛に発
呼する。すなわち、発呼側の呼制御ノードがホームメモ
リに発呼処理を行い、ホームメモリが着呼側の呼制御ノ
ードに呼を転送する。端末番号と端末の帰属先との対応
の管理は、端末からその端末が帰属している呼制御ノー
ドに端末番号を通知し、呼制御ノードからホームメモリ
に、その呼制御ノードに帰属している端末の端末番号お
よびその呼制御ノードのアドレスを通知することによ
り、自動的に行われる。このようにして帰属先が管理さ
れる端末を以下「移動端末」という。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般端末で
は、端末の帰属先に変更が生じる場合に、(1)保守者
が端末番号の再付与を行わなければならず、保守者の負
荷が大きい、(2)端末の利用者は新しい端末番号を他
の利用者に通知する必要があり、そのための手間がかか
る、(3)端末番号の変更通知を受けていない他の利用
者は、その端末番号が割り当てられた端末の利用者と通
信できないという問題が生じる。
【0007】また、同一の通信網内に一般端末と移動端
末とが混在する場合には、(4)端末の種別によって端
末の帰属先管理の手段が異なるため、管理が複雑になる
という問題が生じる。
【0008】これらの問題を解決するために、一般端末
と移動端末との管理方法を統一し、通信網内のすべての
端末に対して移動端末のように端末番号を端末の帰属先
とは独立にし、端末番号と端末の帰属先呼制御ノードと
の関係を通信網内で自動的に管理することが考えられ
る。このようにすると、新しい収容位置をホームメモリ
に記憶させればよいので、移転に伴って端末番号の変更
が不要になり、番号計画が簡単になるという利点があ
る。しかし、その場合には、(5)ホームメモリに膨大
なメモリ容量が必要となる、(6)発呼動作毎にホーム
メモリをアクセスするので、ホームメモリへのアクセス
量が膨大になり、そのための処理やトラヒック、接続動
作の煩雑化に伴って接続時間の遅延が生じるという問題
が生じる。
【0009】本発明は、以上の課題を解決し、一般端末
と移動端末とを統一して扱うことができ、しかもそれほ
どメモリ容量や処理量を必要としない通信装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置は、通
信路を介して相互に接続された複数の呼制御ノードと、
この複数の呼制御ノードのいずれかに帰属する複数の端
末と、個々の端末の端末番号とその帰属している呼制御
ノードとの対応を管理する端末帰属先管理ノードとを備
え、呼制御ノードはそれぞれ、自ノードに帰属する端末
からの呼設定要求に対し、その要求で示された被呼端末
の端末番号に基づいて端末帰属先管理ノードにアクセス
する手段を含む通信装置において、呼制御ノードはそれ
ぞれ、発呼処理毎にその呼における着端末が帰属してい
た呼制御ノードのアドレスをその着端末の端末番号に対
応して蓄積する第一の蓄積手段と、この第一の蓄積手段
に蓄積された各端末についてその端末の帰属した呼制御
ノードのアドレスの変更頻度を求めて蓄積する第二の蓄
積手段と、呼び出そうとする端末に関して第二の蓄積手
段を参照し、その端末に関する変更頻度があらかじめ定
められた値以下のときには前回の発呼時にその端末が帰
属していた呼制御ノードを着呼先と判断する手段とを含
むことを特徴とする。
【0011】アクセスする手段は端末帰属先管理ノード
に呼設定を要求する手段を含み、端末帰属先管理ノード
はその要求で指定された端末番号に対応するアドレスの
呼制御ノードにその要求を転送する手段を含み、呼制御
ノードは呼設定を要求されたとき自ノードのアドレスお
よび着端末の端末番号を発呼側の呼制御ノードに通知す
る手段を含むことが望ましい。
【0012】また、これとは別に、端末帰属管理ノード
が端末番号に対応するアドレスを発呼側の呼制御ノード
に返送する手段を含み、呼制御ノードはそのアドレスに
したがって着端末の帰属する呼制御ノードに呼設定を要
求する手段を含むこともできる。
【0013】呼制御ノードは、自ノードに帰属していな
い端末への着呼に対して、発呼側の呼制御ノードにその
端末が自ノードに帰属していないことを通知する手段
と、着呼側の呼制御ノードからそのノードに着端末が帰
属していないことを通知されたときは改めてアクセスす
る手段を起動する手段とを含むことが望ましい。
【0014】
【作用】本発明では、移動端末における帰属先管理方法
を一般端末にも適用する。ただし、ホームメモリ(端末
帰属先管理ノード)は存在するが、発呼動作毎にいつも
ホームメモリをアクセスするのではなく、呼び出そうと
する端末が頻繁に帰属先を変えていると判断された場合
にホームメモリをアクセスする。帰属先があまり変化し
ていないのであれば、とりあえず、前回の発呼処理時に
帰属していた呼制御ノードに発呼する。したがって、前
回の発呼処理時から帰属先を変更していない端末への発
呼処理を簡単化でき、処理時間を短縮し、処理負荷を軽
減できる。
【0015】また、該当する端末が着呼側の呼制御ノー
ドに帰属していない場合でも、それを発呼側の呼制御ノ
ードに通知し、その発呼側の呼制御ノードからあらため
て帰属先管理ノードにアクセスすることにより、目的と
する端末への呼設定が可能となる。
【0016】
【実施例】図1は本発明実施例の通信装置を示すブロッ
ク構成図であり、図2は呼制御ノードを示すブロック構
成図である。これらの図では、通信網内の端末の帰属先
管理に関連する部分のみを示す。
【0017】この通信装置は、通信路を介して相互に接
続された複数の呼制御ノード1−1〜1−3と、この複
数の呼制御ノード1−1、1−3のいずれかに帰属する
複数の端末2−1、2−2と、個々の端末の端末番号と
その帰属している呼制御ノードとの対応を管理する端末
帰属先管理ノード3とを備える。呼制御ノード1−1〜
1−3はそれぞれ、自ノードに帰属する端末からの呼設
定要求に対し、その要求で示された着端末の端末番号に
基づいて端末帰属先管理ノードにアクセスする手段とし
て、端末インタフェース101、呼制御部102および
網インタフェース104を備える。
【0018】ここで本実施例の特徴とするところは、呼
制御ノード1−1〜1−3に、発呼処理毎にその呼にお
ける着端末が帰属していた呼制御ノードのアドレスをそ
の着端末の端末番号に対応してアドレス履歴データとし
て蓄積する第一の蓄積手段およびこの第一の蓄積手段に
蓄積された各端末についてその端末の帰属した呼制御ノ
ードのアドレスの変更頻度(変化の割合)を求めて帰属
先変更頻度データとして蓄積する第二の蓄積手段として
着端末管理メモリ103を備え、呼び出そうとする端末
に関して第二の蓄積手段を参照し、その端末に関する変
更頻度があらかじめ定められた値以下のときには前回の
発呼時にその端末が帰属していた呼制御ノードを着呼先
と判断する手段が、呼制御部102の制御プログラムに
設けられたことにある。
【0019】呼制御ノード1−1〜1−3には通信網内
で一意のアドレスが付与され、通信路を介して相互に接
続される。ここでは、呼制御ノード1−1、1−2、1
−3のアドレスをそれぞれ「11」、「12」、「1
3」として説明する。呼制御ノード1−1〜1−3はそ
れぞれ、自ノードに帰属する端末からの発呼処理、自ノ
ードに帰属する端末への着呼処理およびその端末に対す
る通信制御を行う端末インタフェース101と、他のノ
ードとの間の発呼処理、着呼処理および通信制御を行う
網インタフェース104と、これらを制御する呼制御部
102とを備え、さらに、発呼時の着端末の帰属先に関
する情報を蓄えるための着端末管理メモリ103を備え
る。
【0020】端末2−1、2−2は、それぞれ通信網内
で一意な番号(端末番号)が付与され、通信路を介して
いずれかの呼制御ノードに帰属し、通信サービスを享受
する。ここでは、端末2−1、2−2の端末番号をそれ
ぞれ「1」、「2」とする。
【0021】端末帰属先管理ノード3は、通信路を介し
て呼制御ノード1−1〜1−3と相互に接続され、端末
に付与された端末番号とその端末が帰属している呼制御
ノードのアドレスとの関係を管理する。
【0022】端末2−1、2−2はその端末番号を帰属
先の呼制御ノードに対して通知する機能をもち、呼制御
ノード1−1〜1−3は、自ノードに新たに帰属してき
た端末の端末番号と自ノードのアドレスとを端末帰属先
管理ノード3に通知する。これによって端末帰属先管理
ノード3では、端末番号と帰属先呼制御ノードのアドレ
スとの対応を更新する。図1では、端末2−1が呼制御
ノード1−1に帰属し、端末2−2は呼制御ノード1−
2から呼制御ノード1−3に帰属先を変更しているよう
すを示す。
【0023】端末帰属先管理ノード3はまた、発端末が
帰属している呼制御ノード(以下「発呼制御ノード」と
いう)が端末帰属先管理ノード3に対して着端末の端末
番号を指定して発呼処理を行った場合に、指定された端
末番号の着端末が帰属している呼制御ノード(以下「着
呼制御ノード」という)に呼を転送することができる。
【0024】図3は、発呼制御ノードが端末帰属先管理
ノードに発呼処理を行い、端末帰属先管理ノードが着呼
制御ノードに呼を転送する場合のメッセージシーケンス
を示す。ここでは、図1における呼制御ノード1−1が
発呼制御ノードとなり、端末番号「2」の着端末2−2
を呼び出す場合について説明する。
【0025】呼制御ノード1−1は、着端末2−2の端
末番号「2」を指定して、端末帰属先管理ノード3に呼
設定要求を送信する。端末帰属先管理ノード3は、呼設
定要求メッセージを受信すると、そのメッセージにより
通知された端末番号「2」の着端末が帰属する着呼制御
ノードが呼制御ノード1−3であることを検出し、その
呼制御ノード1−3にその呼を転送する。呼を転送され
た呼制御ノード1−3は、呼設定受付メッセージによ
り、発呼制御ノードである呼制御ノード1−1に着端末
の端末番号「2」と自ノードのアドレス「13」とを通
知する。呼制御ノード1−1は、そのメッセージによ
り、端末番号「2」の端末2−2がアドレス「13」で
示される呼制御ノード1−3に帰属していることを知
る。
【0026】図4は着端末管理メモリ103に蓄えられ
るアドレス履歴データおよび帰属先変更頻度データの構
成例および帰属先変更頻度データの計算方法を示す。
【0027】着端末管理メモリ103内のデータは、着
端末の端末番号を記録するフィールドと、アドレス履歴
データを記録するフィールドと、帰属先変更頻度データ
を記録するフィールドとから構成される。アドレス履歴
データのフィールドはさらに、最近4回の発呼処理時に
おける各着端末の帰属先呼制御ノードのアドレスを記録
するフィールドにより構成される。
【0028】次に、帰属先変更頻度データの値の計算例
について説明する。帰属先変更頻度データの値は、アド
レス履歴データの内容から、アドレス履歴データの中で
アドレスが変化した回数をアドレス履歴データで管理さ
れるアドレスの数(ここでは最大4)から1を引いた数
で除算した値とする。図4に示した例では、端末番号
「111」の端末のアドレス履歴データの内容は「#1
3」、「#12」、「#11」、「#10」であり、3
回変化しているので、帰属先変更頻度データの値は1と
なる。端末番号「222」の端末のアドレス履歴データ
の内容は「#20」、「#10」、「#10」、「#1
0」であり、1回変化しているので、帰属先変更頻度デ
ータの値は1/3となる。端末番号「333」の端末へ
は過去1回の発呼履歴しかなく、アドレス管理データの
内容は「NULL」、「NULL」、「NULL」、
「#10」となっている。この場合は、上述した計算方
法では帰属先変更頻度データは計算不可能なので、1あ
るいは0とする。
【0029】図5は発呼制御ノード内の呼制御部102
による着端末の帰属先の確認ができるまでの発呼処理の
流れを示す。
【0030】発呼制御ノードは、まず、着端末に関する
帰属先変更頻度データを参照する。発呼の経歴がなく帰
属先変更頻度データの値が存在しない場合、あるいは帰
属先変更頻度データの値がしきい値より大きい場合に
は、発呼制御ノードは端末帰属先管理ノードに対して発
呼処理を行う。端末帰属先管理ノードから呼を転送され
た着呼制御ノードから着端末番号とその着呼制御ノード
のアドレスの通知を受けると、発呼制御ノードは、その
着端末に対するアドレス履歴データおよび帰属先変更頻
度データを更新する。
【0031】一方、帰属先変更頻度データの値が存在
し、しかもその値がしきい値以下である場合には、発呼
制御ノードは、アドレス履歴データの中で最も新しいア
ドレスの呼制御ノードを仮着呼制御ノードとし、その仮
着呼制御ノードに発呼処理を行う。仮着呼ノードからの
応答で着端末がその仮着呼ノードに帰属していないこと
が判明した場合は、端末帰属先管理ノードに対して発呼
処理を行い、端末帰属先ノードより転送された着制御ノ
ードからの応答通知によりアドレス履歴データおよび帰
属先変更頻度データを更新する。着端末が仮着呼制御ノ
ードに帰属していることが判明した場合、すなわち仮着
呼制御ノードが着呼制御ノードであった場合は、その着
端末に関するアドレス履歴データと帰属先変更頻度デー
タとを更新する。
【0032】次に、発呼処理において発呼制御ノードが
着呼制御ノードを確認できるまでのメッセージシーケン
スを基に、しきい値を設定する方法について説明する。
【0033】発呼制御ノードが端末帰属先管理ノードに
対して発呼処理を行う場合のシーケンスは図3で示した
とおりとする。したがって、送受されるメッセージは3
つである。
【0034】図6および図7は、発呼制御ノードが仮着
呼制御ノードに対して発呼処理を行い、着端末が帰属す
る呼制御ノードが確認されるまでのシーケンスを示す。
【0035】図6は仮着呼制御ノードに着端末が帰属し
ている場合を示し、発呼制御ノードから仮着呼制御ノー
ドへの呼設定要求と、仮着呼制御ノードから発呼制御ノ
ードへの呼設定受付との合計2つのメッセージが送受信
される。
【0036】図7は仮着呼制御ノードに着端末が帰属し
ていない場合を示し、発呼制御ノードから仮着呼制御ノ
ードへの呼設定要求、仮着呼制御ノードから発呼制御ノ
ードへの着端末が帰属していないことを通知する呼設定
拒否、発呼制御ノードから端末帰属先管理ノードへの呼
設定要求、端末帰属先管理ノードから着呼制御ノードへ
の転送、着呼制御ノードから発呼制御ノードへの呼設定
受付の合計5つのメッセージが送受信される。
【0037】以上で説明したメッセージシーケンスを基
に、シーケンス上で送受信されるメッセージ数が処理時
間および処理負荷に対応するものとして、しきい値を設
定する方法について説明する。
【0038】発呼処理時に着端末が1回前の発呼処理時
から帰属先を変更していない確率は、1から帰属先変更
頻度データの値を差し引くことによって求められる。こ
の確率をヒット率と呼び、Hで表すことにする。仮着呼
制御ノードに発呼処理を行う場合に送受信されるメッセ
ージの数の期待値は、ヒット率を用いて、 2×H+5×(1−H)=5−3×H で表される。この結果、ヒット率が2/3より大きけれ
ば期待されるメッセージ数は3以下となり、端末帰属先
管理ノードに発呼処理を行うよりも仮着呼制御ノードに
対して発呼処理を行う方が、確率的にメッセージ数が少
なくてすむ。逆にヒット率が2/3未満であれば、端末
帰属先管理ノードに発呼処理を行う方が、仮着呼制御ノ
ードに対して発呼処理を行う場合よりも期待されるメッ
セージ数は少なくなる。したがって、この例の場合には
帰属先変更頻度のしきい値を1/3と設定する。
【0039】以上の説明では公衆電話網を想定した通信
網を例に説明したが、呼制御ノードや端末帰属先管理ノ
ードはCPU上のプロセスとして実現することもでき
る。また、パーソナル通信サービスのようにユーザに個
人番号が付与される場合において、個人番号とユーザが
使用する端末の帰属先との対応の管理にも応用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、端末の
帰属先の変更による保守者やユーザの負荷を軽減できる
とともに、帰属先の変更の頻度が小さい着端末に対する
発呼処理における処理時間および処理負荷を軽減できる
効果がある。さらに、一般端末と移動端末との帰属先管
理を統合化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の通信装置を示すブロック構成
図。
【図2】呼制御ノードを示すブロック構成図。
【図3】発呼制御ノードが端末帰属先管理ノードに発呼
処理を行い、端末帰属先管理ノードが着呼制御ノードに
呼を転送する場合のメッセージシーケンスを示す図。
【図4】アドレス履歴データおよび帰属先変更頻度デー
タの構成例および帰属先変更頻度データの計算方法を示
す図。
【図5】着端末の帰属先の確認ができるまでの発呼処理
の流れを示す図。
【図6】発呼制御ノードが仮着呼制御ノードに対して発
呼処理を行い、着端末が帰属する呼制御ノードが確認さ
れるまでのシーケンスを示す図であり、仮着呼制御ノー
ドに着端末が帰属している場合の例を示す図。
【図7】発呼制御ノードが仮着呼制御ノードに対して発
呼処理を行い、着端末が帰属する呼制御ノードが確認さ
れるまでのシーケンスを示す図であり、仮着呼制御ノー
ドに着端末が帰属していない場合の例を示す図。
【符号の説明】
1−1〜1−3 呼制御ノード 2−1、2−2 端末 3 端末帰属先管理ノード 101 端末インタフェース 102 呼制御部 103 着端末管理メモリ 104 網インタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 勲 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信路を介して相互に接続された複数の
    呼制御ノードと、 この複数の呼制御ノードのいずれかに帰属する複数の端
    末と、 個々の端末の端末番号とその帰属している呼制御ノード
    との対応を管理する端末帰属先管理ノードとを備え、 前記複数の呼制御ノードはそれぞれ、自ノードに帰属す
    る端末からの呼設定要求に対し、その要求で示された着
    端末の端末番号に基づいて前記端末帰属先管理ノードに
    アクセスする手段を含む通信装置において、 前記複数の呼制御ノードはそれぞれ、 発呼処理毎にその呼における着端末が帰属していた呼制
    御ノードのアドレスをその着端末の端末番号に対応して
    蓄積する第一の蓄積手段と、 この第一の蓄積手段に蓄積された各端末についてその端
    末の帰属した呼制御ノードのアドレスの変更頻度を求め
    て蓄積する第二の蓄積手段と、 呼び出そうとする端末に関して前記第二の蓄積手段を参
    照し、その端末に関する変更頻度があらかじめ定められ
    た値以下のときには前回の発呼時にその端末が帰属して
    いた呼制御ノードを着呼先と判断する手段とを含むこと
    を特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 複数の呼制御ノードはそれぞれ、 自ノードに帰属していない端末への着呼に対して、発呼
    側の呼制御ノードにその端末が自ノードに帰属していな
    いことを通知する手段と、 着呼側の呼制御ノードからそのノードに着端末が帰属し
    ていないことを通知されたときは改めて前記アクセスす
    る手段を起動する手段とを含む請求項1記載の通信装
    置。
JP1224392A 1992-01-27 1992-01-27 通信装置 Pending JPH05207134A (ja)

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