JPH0520641U - キツチンの引き出し - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キッチンの引き出しを食物の保存及び調理の
際に頻繁に使用される食品保護ラップ、アルミホイル、
キッチンペーパー等が使用及び収納可能なように構成し
て使い勝手を向上させる。 【構成】 キッチンの引き出しの内部に食品保護ラッ
プ、アルミホイル、キッチンペーパー等の芯体を支持す
るローラ軸を軸架可能とし、該食品保護ラップ、アルミ
ホイル、キッチンペーパー等を軸架した上方にカッター
刃を配置したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はキッチンの引き出しに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から生野菜や調理後の器に盛った食品等を覆っておく食品保護ラップや調 理や仕分けに使用するアルミホイルや食用油等の汚れ落とし等に使用するキッチ ンペーパー等はそれぞれ固有の紙容器に収納され、引き出しや戸棚、専用の壁掛 具等に置いていたのである。

【０００３】

【考案が解決すべき課題】

このような食品保護ラップやアルミホイル等は食物の保存や調理の際に頻繁に 使用されるものであり、引き出しや戸棚の中では煩雑に収納されることが多く、 いざ使用する場合に手間取ることがあり、専用の壁掛具等に収納していても吸盤 が外れ易くなったり、また、壁が煩雑になってしまい、外観上みにくくなってい たのである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するためにキ ッチンの引き出し内部に食品保護ラップ、アルミホイル、キッチンペーパー等の 芯体を支持するローラ軸を軸架可能とし、その上部にカッター刃を配置したもの である。

【０００５】

【作用】

次に本考案の作用について説明する。キッチンの引き出しの内部に着脱自在な 巻き戻しローラやカッター刃付き内ブタを装着することによって、食物の保存及 び調理の際に頻繁に使用される食品保護ラップやアルミホイル、ペーパー等の使 用及び収納が容易になり、キッチンの使い勝手が向上する。

【０００６】

【実施例】

本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に本考案の 具体的な構成について添付した図面により説明する。図１はキッチンの引き出し に本考案のラップ収納具を装着した状態の斜視図、図２はラップ収納具を装着し た引き出しの平面図一部断面図、図３は同じく側面図一部断面図、図４は同じく 側面断面図、図５は巻き戻しローラの斜視図、図６はカッター刃付き内ブタの斜 視図、図７は使用時の側面図、図８はカッター刃付き内ブタを一体構成した側面 断面図である。

【０００７】 図１〜図４において、システムキッチンのベースキャビネットＡ或いはサイド キャビネットの引き出し１に本考案のラップ収納具Ｂが装着されているのである 。引き出し１の両側の側板１ａ・１ａの外面にはレール２が長手方向に固設され て出し入れのガイドとし、側板１ａ・１ａ上には所定の間隔をおいて左右対称の 位置に横架溝３・３・・・が複数設けられており、該横架溝３・３・・・には図 ５に示すローラ軸４がそれぞれ容易に嵌合して脱着されるようにしている。

【０００８】 但し、側板１ａ・１ａを加工せずに別体の横架溝を形成した収納ボックスを引 き出し１内に設けることも可能である。また、図９に示すように食品保護ラップ ５やアルミホイル６等は長さの異なるものが存在するので、中央部に左右に摺動 位置調節できる仕切り部材１６を設けて、その長さに対応するように構成するこ とも可能である。１７はガイド杆である。

【０００９】 前記ローラ軸４は図５に示すように、中央の直径を大きくして巻き戻し部４ａ を形成して余分に引っ張り出した場合などに巻き戻しが可能なように操作し易く し、一側に芯支持部４ｂを突設して食品保護ラップ５、アルミホイル６、キッチ ンペーパー７等を巻いた芯体５ａ・６ａ・７ａに挿入できるようにし、他側には 軸部４ｃを突設して前記横架溝３に嵌合できるようにし、巻き戻し部４ａ、芯支 持部４ｂ、軸部４ｃの中心線は同一線上に配置されている。このように構成した ローラ軸４は二個一組で食品保護ラップ５、アルミホイル６、キッチンペーパー ７等の芯体５ａ・６ａ・７ａを両側から支持して横架溝３に嵌合して回転自在に 軸架されるのである。

【００１０】 また、引き出し１の側板１ａ・１ａには横架溝３・３の前後の内側に支持孔９ ・９・・・が穿設され、カッター刃１０と押さえ板１１を枢支できるようにして いる。即ち、図６、図７に示すように、カッター刃１０と押さえ板１１の両側下 端には枢支軸１０ａ・１０ａ・１１ａ・１１ａが側方へ突設され、該枢支軸１０ ａ・１０ａ・１１ａ・１１ａを支持孔９・９・・・に挿入して開閉可能としてい る。但し、スプリングを枢支軸部に嵌合して押さえ方向に付勢することもできる 。そして、前記カッター刃１０の上端はノコギリ状に構成して切断を容易とし、 押さえ板１１上部は中央を凹状に切欠１１ｂを設けて食品保護ラップ５等を引き 出し易くし、その両側には折り曲げ縁部１１ｃを設けて、カッター刃１０と折り 曲げ縁部１１ｃで食品保護ラップ５等の両側を押さえられるようにして、切断を 容易にできるようにしている。

【００１１】 また、図８に示すように、カッター刃１０と押さえ板１１の代わりにカッター 刃と内ブタを兼用したシャッター式内フタ１３を設けることも可能であり、該シ ャッター式内フタ１３は可撓性の板材で構成され、手前側は引き出し用の把手付 き刃１３ａが設けられ、奥側はシャッター式内フタ１３を下方から手前へ反転す るようにするガイド１５・１５に挿入されている。そして、側板１ａ・１ａに横 架された食品保護ラップ５、アルミホイル６、キッチンペーパー７上部には、側 板１ａ・１ａに複数の支持棒１４・１４・・・が横架され、シャッター式内フタ １３が支持棒１４・１４・・・上をスライドできるようにしている。従って、シ ャッター式内フタ１３をスライドさせて食品保護ラップ５、アルミホイル６、キ ッチンペーパー７上の任意位置で止めて食品保護ラップ５或いはアルミホイル６ 或いはキッチンペーパー７を引き出してシャッター式内フタ１３を押さえて引っ 張れば切断することができるのである。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は以上の如く構成したので、以下のような効果を奏するものである。即 ち、キッチンの引き出しに食物の保存や調理の際に頻繁に使用される食品保護ラ ップ、アルミホイル、キッチンペーパー等を収納することができたので、収納の 手間が省けカウンター上が煩雑にならなくなり、それぞれをカッターで容易に切 断できるので使い勝手が向上したのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】キッチンの引き出しに本考案のラップ収納具を
装着した状態の斜視図である。

【図２】ラップ収納具を装着した引き出しの平面図一部
断面図である。

【図３】同じく側面図一部断面図である。

【図４】同じく側面断面図である。

【図５】巻き戻しローラの斜視図である。

【図６】カッター刃付き内ブタの斜視図である。

【図７】同じく使用時の側面図である。

【図８】カッター刃付き内ブタを一体構成した実施例を
示す側面断面図である。

【図９】中央に仕切り部材を設けた実施例を示す平面図
一部断面図である。

【符号の説明】

１ 引き出し ３ 横架溝 ４ ローラ軸 １０ カッター刃

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キッチンの引き出し内部に食品保護ラッ
   プ、アルミホイル、キッチンペーパー等の芯体を支持す
   るローラ軸を軸架可能とし、その上部にカッター刃を配
   置したことを特徴としたキッチンの引き出し。