JPH0520501U - 雑草除去器構造 - Google Patents

雑草除去器構造

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JPH0520501U
JPH0520501U JP5056791U JP5056791U JPH0520501U JP H0520501 U JPH0520501 U JP H0520501U JP 5056791 U JP5056791 U JP 5056791U JP 5056791 U JP5056791 U JP 5056791U JP H0520501 U JPH0520501 U JP H0520501U
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瀬谷角司
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瀬谷 角司
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 草除去作業に際しての手首疲労を極力防止す
るとともに、雑草を地中から根こそぎ除去できるように
し、更に、該草除去作業の作業効率向上を図る。 【構成】 手Hで把持可能な本体部11と、前記本体部
11と連結されたV字状溝13aを有する草挟持部13
と、を一体成型するとともに、前記本体部11の側縁1
1aを膨出させることにより、平板状の雑草除去器構造
10を構成し、前記草挟持部13により雑草Kを挟持す
るとともに、前記本体部11の膨出側縁11aの一方を
支点として該草挟持部13を横動させることにより雑草
Kの除去を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各家庭の庭やゴルフ場内コース等において繁殖する雑草を除去するた めの雑草除去器に関し、さらに詳細には、繁殖する比較的短小な雑草を根の部分 から除去可能とするとともに、該草除去作業を容易且つ迅速に行うことができ、 作業性向上が図れるように構成された雑草除去器構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒメシバ、スズメノカタビラ、イヌビエ等の自然植生の破壊された土地に適応 した性質をもつ所謂「雑草」は、繁殖力が強く農耕地においては作物の生育に影 響を及ぼし、各家庭の庭においては害虫の発生や美観を損ねる原因となり、更に ゴルフ場のコース内等において繁殖すると遊技の障害になる等の理由により、嫌 悪される存在となっている。
【0003】 従来においては、前記雑草の繁殖を防除するため、除草剤の散布を行い該雑草 を枯死させていた。
【0004】 また、前記雑草は鎌や手による除去が行われており、特に長丈な雑草において は前記鎌で雑草基端を切断することにより雑草除去し、短丈な雑草においては手 で摘抜することにより雑草除去を行っていた。
【0005】 また、従来においては、図5に示すような雑草除去器が知られ、ゴルフ場内の 草除去用等として利用されていた。
【0006】 前記従来の雑草除去器は、長方形状の薄板を屈曲させることにより、手で把持 するための傾斜状を成した本体部1と、雑草を挟持し抜取るためのV字状溝3a を有した水平状の草挟持部3と、が形成されている。
【0007】 該雑草除去器の使用に際しては、前記本体部1を把持し、草挟持部3により雑 草基端を挟持する如くして該草挟持部3を地面内挿入させ、更に、折曲部7を支 点にして縦方向にテコ操作を及ぼすことにより、雑草を根元から抜取るようにし ていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の如くして雑草を除去するものにおいては、以下に記 すような様々な問題点を有していた。
【0009】 則ち、除草剤を散布することにより雑草の繁殖を防除するものにおいては、労 力を要することなく著しい効果を得られる反面、該除草剤により地域環境を害す ることとなり、特に近年においては該除草剤散布の環境への影響がクローズアッ プされる如く大きな社会問題となっている。
【0010】 また、鎌を利用して雑草除去を行うものにおいては、該鎌により雑草基端を切 断するような方法であるため、比較的容易に雑草除去を行うことが可能であるが 、地面内に根が残存してしまうため、該残存した根から再度急速な繁殖が始まる こととなり、延いては草刈作業を短周期で行わなければならず、結果的には重労 働を強いられることとなるという問題点を有していた。
【0011】 また、前記鎌は長丈な雑草を除去するためのものであり、またそのように構成 されているため、短丈な雑草除去には利用できないという問題点を有していた。
【0012】 また、手により雑草除去を行うものにおいては、根の張った雑草を抜取るに際 して多大なる労力を要するとともに、特に該雑草が硬質地に生息していると、抜 取るに際して茎基端が切断してしまい根が地中に残存するため、前記の如く該残 存した根から再度急速な繁殖が始まることとなり、延いては草除去作業を短周期 で行わなければならず、結果的には重労働を強いられることとなるという問題点 を有していた。
【0013】 また、前記図5に示す雑草除去器を利用して雑草除去を行うものにおいては、 図に示す如く形状を成しているため、前記挟持部を地中内に挿入する場合や、抜 取り時に折曲部を支点として該雑草除去器を縦動するに際して、手首を無理な状 態に屈曲させなければならず、非常に使い勝手が悪く、延いては作業効率の低下 、及び手首の疲労を招くという問題点を有していた。
【0014】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、繁殖する比較的短小な雑草 を根の部分から除去可能とするとともに、該雑草除去作業を容易且つ迅速に行う ことができ、作業性向上が図れるように構成された草刈器構造を提供するもので ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本考案は、手で把持可能な本体部と、前記本体部と 連結された略V字状溝を有する草挟持部と、により構成された雑草除去器におい て、前記本体部側縁を膨出させ、さらに、前記草挟持部により雑草を挟持すると ともに前記本体部の膨出側縁の一方を支点として該草挟持部を横動させることに より雑草の除去を行うように構成したことを特徴とする雑草除去器構造を提供す ることにより上記課題を達成するものである。
【0016】
【作用】
本考案における雑草除去器構造は、本体に連結された草挟持部が地中内に潜入 されるとともに、該草挟持部に形成されたV字状溝が雑草を挟持するように働き 、更に前記本体部の膨出側縁がテコの支点として働き、挟持した雑草を地中から 容易に抜取り可能となる。
【0017】 なお、本考案における雑草除去器構造は、手で把持可能な本体部と、前記本体 部から長手方向に突出された略V字状溝を有する草挟持部と、により平面状の雑 草除去器を構成しているため、草挟持部を地中内潜入して雑草を挟持するに際し ては、手首を屈曲させる必要がなく、延いては容易な作業を行うことができるよ うになる。
【0018】 また、挟持部で挟持した雑草を抜取る際には、本体部側縁を接地させ手首を僅 かに捻り、該雑草除去器構造を横動させるだけの容易な動作で、前記の如く本体 部側縁がテコの支点として働き、前記雑草を地中から根こそぎ除去可能となる。
【0019】 本考案の雑草除去器構造は、草挟持部を地中内に潜入させ、該草挟持部により 雑草挟持を行う際においては、前記の如く、手首を屈曲させることなく該動作を 行うことができるとともに、挟持した雑草を抜取る際には、前記の如く、手首わ 僅かに捻ることにより雑草除去器構造を横動させるという、本体側縁部を支点と した横動のテコ作用を利用している。
【0020】 このため、草取り作業において、手首に無理な動作を与えることなく容易に作 業を行うことができ、延いては作業効率を向上させることができるとともに、作 業労力を低減させることができる。
【0021】
【実施例】
以下本考案に係わる雑草除去器構造の実施例を図面に基づいて詳細に説明する 。
【0022】 図1は本考案に係わる雑草除去器構造の実施例を示す平面図、図2は同実施例 の側面を示す断面図、図3は同実施例において雑草を挟持した状態を示す使用状 態斜視図、図4は同実施例において雑草を抜取った状態を示す使用状態斜視図で ある。
【0023】 本考案に係わる雑草除去器構造10は、図1に示されるように、指係止部15 が穿孔された略楕円形状を有した本体部11と、V字状溝13aを有した草挟持 部13と、を一体成型することにより構成されている。
【0024】 前記本体部11は、ステンレス鋼やアルミニウム等の耐食性、非可撓性を有す る金属材料から成るとともに、肉厚略2乃至3mmの板状を有しており、更に、 手で把持し易いように、前記の如く略楕円形状を成している。
【0025】 本体部11に穿孔されている前記指係止部15は、手の第2指である所謂「人 差指」、或いは前記人差指と手の第3指である所謂「中指」とを挿通させるため のものであり、直径略35乃至40mmを成した円形状に形成されている。
【0026】 一方、前記草挟持部13は、前記本体部11から突出され、長手方向に延在さ れるように構成されているとともに、該長手方向先端は地面G内に潜入し易いよ うに図2に示す如く尖角状を成している。
【0027】 また、前記草挟持部13に形成されているV字状溝13aは、雑草Kを挟持可 能なように基端部が狭窄されたV字状を成している。
【0028】 次に、本考案における雑草除去器構造10の使用方法を、図3乃至図4に基づ いて詳細に説明する。
【0029】 先ず、前記本体部11を手Hで把持するとともに、指係止部15に人差指、中 指を挿通することにより、雑草除去器構造10を手H内に固定する。
【0030】 次に、図3に示す如く、雑草K基端近傍における地面Gから前記草挟持部13 を潜入させ、更に雑草K方向に該草挟持部13を押圧することにより、地中内に おいて雑草Kを草該挟持部13に形成さらたV字状溝13aで挟持する。
【0031】 V字状溝13aによる雑草K挟持が完了したら、図4に示す如く、本体部11 の側縁11aを地面Gに当接させるとともに、手Hを捻ることにより、前記側縁 11aを支点とした雑草除去器構造10の横動を行い、これにより雑草Kを地面 Gから根こそぎ抜取る。
【0032】 なお、本実施例における雑草除去器構造10は、上記のように構成されている が、本考案はこれに限定されるものではなく、それぞれ以下に記すように構成す るものでもよい。
【0033】 前記本体部11は、手Hで把持し易い形状であれば、特に該形状に制限はなく 、例えば、該本体部11を円形状や、四角形状にするものでもよい。
【0034】 また、前記本体部11と草挟持部13とは、一体成型することにより構成され ているが、草挟持部13を本体部11から着脱自在に構成し、該草挟持部13の 摩耗に際し、草挟持部13のみを交換できるようにすることも可能である。
【0035】 また、本体部11には指係止部15が穿孔されるように構成されており、特に 該指係止部15を有するように構成することが、本体部11の把持を行い易くて 好ましいが、指係止部15を穿孔しない構成であってもよい。
【0036】 また、草挟持部13に形成されたV字状溝13aは、雑草Kの挟持を行い易い ようにするために、V字形状に形成されているが、単に直線状の狭い溝とするも のでもよい。
【0037】 また、前記本体部11及び草挟持部13は、ステンレス鋼やアルミニウム等の 金属材料から成るものに限定されるものではなく、ポリスチレンやポリ塩化ビニ ル等の熱可塑性樹脂等から構成するものでもよい。
【0038】 一方、雑草除去器構造10の使用に際しては、本体部11の側縁11a他方を 支点とすることも可能である。
【0039】
【考案の効果】 本考案に係わる雑草除去器構造は、上記のように構成されているため、以下に 記載するような効果を有する。
【0040】 (1)本考案における雑草除去器構造は、本体に連結された草挟持部が地中内 に潜入されるように構成されるとともに、該草挟持部に形成されたV字状溝が雑 草を挟持可能な形状を成し、更に前記本体部の側縁を膨出させるように構成され ているため、該側縁がテコの支点となり、挟持した雑草を地中から容易に抜取る ことができるという優れた効果を有する。
【0041】 (2)また、本考案の雑草除去器構造は、前記の如く、雑草を地中から根こそ ぎ除去できるように構成されているため、地中内に根が残存することがなく、延 いては雑草の繁殖を極力防止可能となるという優れた効果を有する。
【0042】 (3)また、本考案における雑草除去器構造は、手で把持可能な本体部と、前 記本体部から長手方向に突出された略V字状溝を有する草挟持部と、により平面 状の雑草除去器を構成しているため、草挟持部を地中内潜入して雑草を挟持する に際しては、手首を屈曲させる必要がなく、延いては手首の疲労を伴うことなく 容易な作業を行うことができるという優れた効果を有する。
【0043】 (4)また、挟持部で挟持した雑草を抜取る際には、本体部側縁を接地させ手 首を僅かに捻り、該雑草除去器構造を横動させるだけの容易な動作で、前記の如 く、雑草を地中から根こそぎ除去可能であるという優れた効果を有する。
【0044】 (5)更に、本考案の雑草除去器構造は、草挟持部を地中内に潜入させ、該草 挟持部により雑草挟持を行う際においては、前記の如く、手首を屈曲させること なく該動作を行うことができるとともに、挟持した雑草を抜取る際には、前記の 如く、手首わ僅かに捻ることにより雑草除去器構造を横動させるという、本体側 縁部を支点とした横動のテコ作用を利用しているため、草取り作業において、手 首に無理な動作を与えることなく容易に作業を行うことができ、延いては作業効 率を向上させることができるとともに、作業労力を低減させることができるとい う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる雑草除去器構造の実施例を示す
平面図。
【図2】同実施例の側面を示す断面図。
【図3】同実施例において雑草を挟持した状態を示す使
用状態斜視図。
【図4】同実施例において雑草を抜取った状態を示す使
用状態斜視図。
【図5】従来の雑草除去器を示す斜視図。
【符号の説明】
G 地面 H 手H K 雑草 10 雑草除去器構造 11 本体部 11a 側縁 13 草挟持部 13a V字状溝 15 指係止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手で把持可能な本体部と、前記本体部と
    連結された略V字状溝を有する草挟持部と、により構成
    された雑草除去器において、前記本体部側縁を膨出さ
    せ、更に、前記草挟持部により雑草を挟持するととも
    に、前記本体部の膨出側縁の一方を支点として該草挟持
    部を横動させることにより、雑草の除去を行うように構
    成したことを特徴とする雑草除去器構造。
JP1991050567U 1991-07-01 1991-07-01 除草器 Expired - Lifetime JPH0755841Y2 (ja)

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JPH0755841Y2 JPH0755841Y2 (ja) 1995-12-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3203015U (ja) * 2015-12-22 2016-03-03 株式会社レーベン販売 手作業用具
JP2017108756A (ja) * 2017-03-08 2017-06-22 株式会社レーベン販売 除草用具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058150U (ja) * 1991-07-18 1993-02-05 株式会社北沢バルブ バルブ用電動アクチユエータ

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