JPH05203920A - 強誘電性液晶表示装置の表示方法 - Google Patents

強誘電性液晶表示装置の表示方法

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JPH05203920A
JPH05203920A JP1426592A JP1426592A JPH05203920A JP H05203920 A JPH05203920 A JP H05203920A JP 1426592 A JP1426592 A JP 1426592A JP 1426592 A JP1426592 A JP 1426592A JP H05203920 A JPH05203920 A JP H05203920A
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data
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JP1426592A
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Kenichi Kondo
健一 近藤
Masafumi Hoshino
雅文 星野
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強誘電性液晶装置の該当の表示画素の階調表
示データが変化したことを一致回路により検出し、不一
致の場合は、該当の表示画素を消去する駆動電圧を印加
後、所定の階調表示データの書き込み駆動電圧を印加
し、更新した階調表示を実行する。 【構成】 第1の記憶回路2と第2の記憶回路3の階調
表示データの一致を検出する階調データ比較回路4の出
力は、不一致の場合AND回路10,11により、階調
データを各々ラッチ回路5,6にラッチし、出力は消去
データ出力回路7、論理和回路9を通して該当の表示画
素を消去する。ラッチ回路6の出力は、書き込みデータ
出力回路8、論理和回路9を通して該当の表示画素を書
き込みを実行する。 【効果】 大規模な表示装置においてもフリッカーをな
くし、消費電流を低減化して階調表示ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平面型の電気光学的
表示装置、特にマトリックス型構成のショートピッチ双
安定強誘電性液晶(SBF)材料を用いた液晶表示装置
の階調表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、強誘電性液晶(カイラルスメク
テックC)パネルの構造を説明するための図である。図
6は、図5の強誘電性液晶パネルをON/OFF表示す
るための駆動波形例である。図5において、51a,5
1bは一対の透明硝子基板である。52a,52bは基
板51a,51bの内面に配設された一軸性水平配向膜
(例えば、ポリイミド材)のラビング膜である。この一
対の配向膜のラビング方向は概ね平行である。53は、
強誘電性液晶であって、液晶分子の長軸(以下分子軸と
言う。)に直交する方向に自発分極を有している。ま
た、一定の周波数以上で負の誘電異方性Δεを有するも
のが選ばれる。Δε<0であるということは、一定周波
数領域の外部電場により分子軸と直交する方向に誘起分
極を生じるということである。強誘電性液晶53の分子
は基板51a,51b間に挟持され、かつ配向膜52
a,52b影響により図に示すような水平配向を成し、
かつ層を形成する。54a及び54bは強誘電性液晶5
3薄膜を挟持し、かつ駆動電圧を印加するため対向配置
された一対の電極である。
【0003】図6における駆動波形において、電極54
aを接地電位とする正の極性を有する第1の直流パルス
を電極54a,54b間に印加する。それによって、液
晶分子の自発分極56が電極54aに向かって垂直な位
置に整列するよう分子が配向する。これが第1の安定状
態57であり、それは分子軸が強誘電性液晶層の法線5
8に対して+θ傾いている。次に、交流パルスを印加す
ると、負の誘電異方性を有することから分子軸に直交す
る方向に誘電分極が生じ、誘電トルクにより第1の安定
状態が維持固定される。さらに負の極性を有する第2の
直流パルスを電極54a,54b間に印加すると、液晶
分子は応答し、自発分極56が垂直に電極54bを向い
た状態に両整列する。これが第2の安定状態59であ
り、それは分子軸が強誘電性液晶層の法線58に対して
−θ傾いた位置である。その後交流パルスの印加により
第2の安定状態が維持される。すなわち、しきい値を越
える正の直流パルスにより第1の安定状態が書き込ま
れ、強誘電性液晶のメモリ性によりそれ以後は、第1の
安定状態が保持される。次にしきい値を越える負の直流
パルスにより第2の安定状態が書き込まれそれ以後は第
2の安定状態に保持される。
【0004】図5において、60a,60bは偏光軸が
互いに直光する一対の偏光板であり複屈折を利用して第
1の安定状態にある液晶ドメインと第2の安定状態にあ
る液晶ドメインを光学的に区別するものである。例え
ば、第1の安定状態57は光遮断状態(書き込み状態、
以下黒表示)と第2の安定状態59は、光透過状態(消
去状態、以下白表示)として識別される。
【0005】図4は、前記強誘電性液晶をマトリックス
構造に構成した時の従来の駆動波形例を説明した図であ
る。図4において、LPはコモン電極(走査電極)を走
査するためのロード信号であり、この周期は一つのコモ
ン電極走査駆動時間を示している。Mは強誘電性液晶を
交流駆動するために、駆動電圧の極性を反転するための
極性反転信号である。Yはコモン電極に印加されるコモ
ン電極駆動電圧である。XEは、表示を消去する(白表
示)場合のセグメント電極駆動電圧である。XWは、表
示を書き込む(黒表示)場合のセグメント電極駆動電圧
である。(Y−XW)は、消去表示の場合に強誘電性液
晶間に印加される駆動電圧波形である。また、(Y−X
W)は、書き込み表示の場合に強誘電性液晶間に印加さ
れる駆動電圧波形である。
【0006】このようにマトリックス構造の強誘電性液
晶の場合、1水平走査期間の周期をほぼ等分割してその
前半を消去電圧を印加し第2の安定状態にする。そし
て、消去表示する場合は、(Y−XE)に示すように、
後半の期間に強誘電性液晶のしきい値電圧以下の電圧を
印加して第2の安定状態が変化しない程度の駆動電圧に
抑える。また、書換え表示する場合は、(Y−XW)に
示すように、後半の期間に反対極性で強誘電性液晶のし
きい値電圧以上の駆動電圧を印加し第2の安定状態から
第1の安定状態に変えるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の駆動方法
の場合、水平走査期間の前半は表示の安定状態が変わら
ない領域の強誘電性液晶も一様に、消去駆動電圧が印加
される。それが全走査線数に渡って実行される。そのた
めに全ての表示画素は、少なくとも1フレーム毎に1回
は、消去駆動電圧が印加される方式である。それ故に、
強誘電性液晶に消費される消費電流が無視できなくなる
ほど大きくなり携帯情報機器としての応用に大きな障壁
となっていた。さらに、大画面表示する場合には消去、
書き込み時間が短くなり駆動電圧を高く設定しなければ
動作できなくなったり、フリッカーが目立つようになる
等の問題が生じてきた。また、従来の強誘電性液晶表示
装置の表示方法は、表示画素のON/OFFの2値表示
であり階調表示をする方法ではないためビデオ画像表示
等の動画表示が実現されていなかった。
【0008】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するため、強誘電性液晶材料として螺旋
状のピッチがパネルのセルギャップ間距離(2μm)よ
り短いショートピッチ双安定強誘電性液晶(SBF)材
料を使用する。このSBF液晶は、従来の強誘電性液晶
材料と同様にメモリ特性を有する他に、駆動の電圧に依
り輝度が変化する特性を有するものであるため階調表示
が可能となる。それ故に、ビデオ表示データの階調が変
化する表示画素を検出し、その表示画素のみに消去駆動
電圧を印加し、次に、該当の階調表示の書き込み駆動電
圧を供給することにより階調表示の更新を行わせるもの
である。また表示が変化しない場合(階調が変化しない
時)は、該当の表示画素に保持電圧のみを印加する。こ
れにより消費電流の削減を図り携帯情報機器の電池寿命
を延長させると共に大規模な表示装置においてもフリッ
カーのない安定した表示品質を得ると共に、大画面の、
コントラストの高い、階調表示が可能な強誘電性液晶表
示装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は表示データを記憶するための二つの記憶
回路を有し、コンピュータ処理した階調表示データまた
は、ビデオ階調表示データのNフレーム目を記憶するた
めの第1の記憶回路の出力信号と、次のN+1フレーム
目に処理された新しい表示データを記憶するための第2
の記憶回路の出力信号の階調データを、互いに比較する
ための階調データ比較回路に入力する。そして該当の表
示画素の階調データが変わっているか、あるいはそのま
ま前の表示状態を保持するのかを判断する。階調データ
が変わっている場合はそのまま保持電圧を供給し、階調
データが変わっている場合は該当の表示画素を消去する
極性の電圧を印加した後に新しい階調データの書き込む
極性の電圧を該当の表示画素に印加して書き込みを行わ
せるものである。
【0010】
【作用】上記のように本発明の強誘電性液晶表示装置の
駆動方法は、過去(例えば1フレーム前)の階調表示デ
ータに対して、現在の階調表示データが変化しているか
どうかを比較・識別して変化した表示画素のみに限定し
て表示画素の部分的な階調表示動作を実行することが可
能となる。
【0011】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を示す回路図である。
図1において、1はコンピュータ処理された階調表示の
アナログ信号または、ビデオ信号をデジタル信号に変換
するためのA/D変換回路である。2と3は各々NとN
+1フレーム目の階調表示データを記憶するための各々
の第1及び第2の記憶回路(RAM1,2)である。4
は前記第1及び第2の記憶回路2,3の出力を比較して
階調表示データが変化したかどうかを比較するための階
調データ比較回路である。10,11は前記した該当の
表示画素の階調が変化したとき前記記憶回路2,3の階
調表示データを出力するためのゲート回路(AND回
路)である。5,6は前記ゲート回路の出力信号をラッ
チするためのラッチ回路である。
【0012】7は前記ラッチ回路5の階調表示データを
コントロール信号Nにより出力するためのトライステー
トのバッファ回路により構成した消去データ出力回路で
ある。8は同様に前記ラッチ回路の階調表示データをコ
ントロール信号Mにより出力するためのトライステート
のバッファ回路により構成した書き込みデータ出力回路
である。9は前記消去データ出力回路7と書き込みデー
タ出力回路8の階調表示データをまとめて出力するため
のゲート回路(OR回路)である。EWDは消去するた
めの駆動電圧及び、書き込むための書き込み駆動電圧を
供給するため、前記ゲート回路9から出力する階調表示
データである。
【0013】14は前記強誘電性液晶表示装置のコモン
電極及び、セグメント電極を駆動するためのコモン電極
駆動回路及び、セグメント電極駆動回路に必要なインタ
ーフェース信号を発生するためのインターフェース信号
発生回路である。RWは前記インターフェース信号発生
回路14から出力される“1”,“0”の読み出し書き
込みクロック信号である。Hはフレーム毎に前記記憶回
路2,3に交互に新しい階調表示データを記憶するため
のコントロール信号である。Mは同様に前記インターフ
ェース信号発生回路14より出力され、前記強誘電性液
晶の表示画素に印加される駆動電圧の極性をコントロー
ルするための極性反転制御信号である。
【0014】FLMはコモン電極の走査を開始するため
のフレーム信号である。SKは前記ゲート回路9の出力
信号である階調表示データEWDをセグメント電極駆動
回路に転送するためのシフトクロック信号である。LP
は前記階調表示データEWDが1走査線分転送されたと
き前記階調表示データをラッチし、かつコモン電極駆動
回路の走査線を1ラインだけシフトさせるためのロード
信号である。VSはコンピュータ処理された階調表示の
アナログ信号または、ビデオ信号である。
【0015】次に図1の動作について説明する。階調表
示データであるアナログ信号VSは、A/D変換回路1
によりデジタル信号(仮に4ビットの)に変換されて前
記記憶回路2,3に出力される。ここで、極性反転制御
信号Mと前記記憶回路2、3のコントロール信号Hは1
フレーム毎に極性が反転するパルス信号とする。前記イ
ンターフェース発生回路14からの読み出し書き込みク
ロック信号RWは、共にNAND回路12,13に入力
される。前記記憶回路のコントロール信号Hの逆位相の
信号GはNAND回路12に入力され、前記記憶回路の
コントロール信号HはNAND回路13に入力されてい
る。それ故に前記NAND回路12,13の出力は1フ
レーム期間毎に、交互に、前記読み出し書き込みクロッ
ク信号RWの逆位相の信号を出力して前記記憶回路2,
3の書き込み信号となる。それ故に、Nフレームのと
き、前記記憶回路のコントロール信号Hが“0”である
と前記読み出し書き込みクロック信号の逆位相信号が書
き込み信号として前記記憶回路2に入力されるので、前
記デジタル信号に変換された4ビットの階調表示データ
は、前記書き込み信号が“0”のタイミングで前記記憶
回路2に書き込まれると共に“1”のタイミングで読み
出され4ビットの出力信号Aを階調データ比較回路4に
出力する。
【0016】一方、記憶回路3の書き込み信号は“1”
であるためN−1フレーム目に記憶された4ビットの階
調表示データの読み出しを実行し、その4ビットの出力
信号Bを階調データ比較回路4に出力する。前記階調デ
ータ比較回路4は前記読み出された各々の4ビットの階
調表示データA,Bを排他的論理和回路により構成され
た一致回路により一致検出を実行する。階調表示データ
が一致している場合、階調データ比較回路の出力Cは
“0”である故に、AND回路10,11によりラッチ
回路5,6は表示データ“0”をラッチする。一方、階
調表示データーが不一致の場合は、前記階調データ比較
回路の出力Cは“1”となる故に、前記AND回路1
0,11により前記読み出された4ビットの出力信号
A,Bは各々ラッチ回路5,6にラッチされる。前記ラ
ッチ回路5,6の4ビットの表示データは各々消去デー
タ出力回路7と書き込みデータ出力回路8に入力され
る。
【0017】前記消去データ出力回路7と書き込みデー
タ出力回路8はトライステートバッファ回路により構成
されているので、極性反転信号Mの逆位相の信号Nと極
性反転信号Mにより制御されて出力する。それ故に、信
号Nが“1”の時、ラッチ回路5の4ビット表示データ
が消去データ出力回路7を通して論理和回路9に入力さ
れ、その出力として消去データ信号EWDを強誘電性表
示装置のセグメント電極駆動回路に入力させる。セグメ
ント駆動回路は、前記4ビットの表示データ信号を所定
の振幅を有する駆動電圧に変換して、消去する極性の駆
動電圧を表示画素に印加することにより該当の点灯表示
画素を消去する。
【0018】次に、書き込み出力回路8の信号Mが
“1”になると、ラッチ回路6の4ビット表示データが
書き込みデータ出力回路8を通して論理和回路9に入力
され、その出力として書き込みデータ信号EWDを前記
と同様に強誘電性表示装置のセグメント電極駆動回路に
入力させる。セグメント駆動回路は、前記4ビットの表
示データ信号を所定の振幅を有する駆動電圧に変換し
て、書き込み極性の駆動電圧を表示画素に印加すること
により、前記消去された表示画素を所定の階調の4ビッ
ト表示データによる書き込みの振幅を有する駆動電圧に
より書き込み表示動作を実行する。
【0019】前記図1の動作は、階調表示データが不一
致の場合に、該当の表示画素を消去した後、次のフレー
ムにおいて該当の表示画素の書き込みを実行するもので
あるが、前記極性反転信号Mの周期が1走査期間のパル
ス信号である場合は、1走査線駆動期間の前半部におい
て消去駆動電圧の供給と後半部において書き込み電圧の
供給を実行することができる。
【0020】図2は、本発明の駆動方式として、1フレ
ーム毎に消去、または書き込み動作を実行させるための
1/5バイアス駆動の実施例を示す駆動波形図である。
図2において、FLMは表示装置を走査線の駆動開始の
タイミングをきめるためのフレーム信号である。LPは
走査ラインをシフトするためのロード信号である。M
は、1走査線毎に駆動信号の極性を反転し、更にフレー
ム毎に消去の駆動電圧の極性と書き込みの駆動電圧の極
性に反転するための極性反転信号である。C1は、コモ
ン電極駆動電圧である。S1,S2はセグメント1,2
のセグメント駆動電圧である。S1は、該当の表示画素
を書き込みに要した駆動電圧の逆極性の駆動電圧により
消去し、次のフレームにおいて階調を有する書き込み駆
動電圧を印加して表示画素の階調レベルを低く変える場
合の駆動波形例である。S2は、該当の表示画素を書き
込みに要した駆動電圧(S1の場合より低い)の逆極性
の駆動電圧により消去し、次のフレームにおいて階調
(S1より高い)を有する書き込み駆動電圧を印加して
表示画素の階調レベルを高く変える場合の駆動波形例で
ある。
【0021】次に、C1−S1とC1−S2は、各々前
記コモン電極C1とセグメント電極S1,コモン電極C
1とセグメント電極S2のマトリックス交点の強誘電性
液晶表示画素間に印加される駆動電圧を示している。図
3は、他の駆動方式として、フレーム毎に消去と書き込
み極性の駆動電圧を供給するのではなく、走査線の一走
査期間内に消去、または書き込み動作を実行させるため
の1/5バイアス駆動の実施例を示す駆動波形図であ
る。
【0022】図3において、FLM,LPは前記図2と
同様にフレーム信号、ロード信号である。Mは、一走査
期間内に駆動信号の極性を反転するための極性反転信号
であり1周期が1走査期間のパルス信号である。C1
は、コモン電極駆動電圧である。S1,S2はセグメン
ト1,2のセグメント駆動電圧である。S1は、1走査
期間の前半期間に該当の表示画素を書き込みに要した駆
動電圧の逆極性の駆動電圧により消去し、後半期間にお
いて所定の階調を有する書き込み駆動電圧を印加して表
示画素の階調レベルを低く変える場合の駆動波形例であ
る。
【0023】S2は、同様に1走査期間の前半期間に該
当の表示画素を書き込みに要した駆動電圧(S1の場合
より低い)の逆極性の駆動電圧により消去し、後半期間
において所定の階調(S1より高い)を有する書き込み
駆動電圧を印加して表示画素の階調レベルを高く変える
場合の駆動波形例である。次に、C1−S1とC1−S
2は、各々前記コモン電極C1とセグメント電極S1,
コモン電極C1とセグメント電極S2のマトリックス交
点の強誘電性液晶表示画素間に印加される駆動電圧を示
している。なお、本発明の実施例は前記4ビットの階調
表示データを駆動電圧の振幅レベルに変換して階調表示
する方法について記述したが、この振幅変調に限らず前
記4ビットの階調表示データを駆動電圧のパルス幅レベ
ルに変換して階調表示することも可能である。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように強誘電
性液晶表示装置を階調表示する駆動方法に関するもので
本発明によれば、該当の表示画素の階調表示データの変
化を検出・判断することにより、階調レベルが変化した
表示画素にだけ書き込みに要した駆動電圧と逆極性の駆
動電圧を印加することにより消去した後、新たな階調レ
ベルの振幅を有する書き込み極性の駆動電圧を印加する
ことにより書き込み表示をするものである。階調レベル
が変わらない場合は、消去と書き込み駆動電圧を印加せ
ず保持の駆動電圧のままである。
【0025】それ故に、従来問題になっている表示画素
の変化に拘らず一旦全表示画素を消去したのち、必要な
表示画素のみ書き込むと言う方式をとることがなくなる
ので無用な消費電流を大幅に節減し、携帯用情報機器に
採用できるようになった。また、本発明によれば、表示
画素の階調レベルが変化する表示画素にだけ部分的に消
去及び書き込み所定の駆動電圧を印加し、それ以外は、
強誘電性液晶表示装置の特徴であるメモリ性を利用して
表示するので、従来のようにフレーム周波数を高く設定
しなくてもフリッカーを生じることなく、しかも従来以
上の大規模な表示装置においても安定した表示品質を得
ることができるなどの多大な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す駆動方法の回路図であ
る。
【図2】本発明の駆動方法の一実施例を示す駆動波形図
である。
【図3】本発明の他の駆動方法の一実施例を示す駆動波
形図である。
【図4】従来の駆動方式の駆動波形図である。
【図5】強誘電性液晶表示装置の構造を示す図である。
【図6】表示動作を説明するための駆動波形図である。
【符号の説明】
1 A/D変換回路 2、3 記憶回路1、記憶回路2(RAM1,RAM
2) 4 階調データ比較回路 5、6 ラッチ回路1、ラッチ回路2 7 消去データ出力回路 8 書き込みデータ出力回路 9 論理和回路 10、11 AND回路 12、13 NAND回路 14 インターフェース信号発生回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示の走査をするための第1電極群と階
    調表示データに応じた駆動電圧を供給する第2電極群を
    マトリックス状に配列してその交点を表示画素とし、前
    記第1電極群と第2電極群の間隙に強誘電性液晶を介在
    した強誘電性液晶表示装置の階調表示の駆動方法におい
    て、少なくとも前記強誘電性表示装置のNフレーム目の
    階調表示データと前記N+1フレーム目の階調表示デー
    タを比較するための階調データ比較回路を有し、前記階
    調データ比較回路が不一致の場合、前記N+1フレーム
    目においてNフレーム目の階調表示データにより前記強
    誘電性液晶の表示画素を消去する極性の駆動電圧を供給
    し、N+2フレーム目において前記N+1フレーム目の
    階調表示データにより前記強誘電性液晶の表示画素に書
    き込みを行う極性の駆動電圧を供給することにより階調
    表示することを特徴とする強誘電性液晶表示装置の表示
    方法。
  2. 【請求項2】 消去する極性の駆動電圧及び書き込むた
    めの駆動電圧は、前記記憶回路の階調表示データを振幅
    レベルに変換して階調表示することを特徴とする請求項
    1記載の強誘電性液晶の表示方法。
  3. 【請求項3】 消去する極性の駆動電圧及び書き込むた
    めの駆動電圧は、前記記憶回路の階調表示データを駆動
    電圧のパルス幅レベルに変換して階調表示することを特
    徴とする請求項1記載の強誘電性液晶の表示方法。
  4. 【請求項4】 表示の走査をするための第1電極群と階
    調表示データに応じた駆動電圧を供給する第2電極群を
    マトリックス状に配列してその交点を表示画素とし、前
    記第1電極群と第2電極群の間隙に強誘電性液晶を介在
    した強誘電性液晶表示装置の階調表示の駆動方法におい
    て、少なくとも前記強誘電性表示装置のNフレーム目の
    階調表示データと前記N+1フレーム目の階調表示デー
    タを比較するための階調データ比較回路を有し、前記階
    調データ比較回路が不一致の場合、走査線の1走査駆動
    電極期間を前半と後半に分割し、前記前半期間において
    Nフレーム目の階調表示データにより前記強誘電性液晶
    表示画素を消去する極性の駆動電圧を供給し、後半期間
    においてN+1フレーム目の階調表示データにより前記
    強誘電性液晶の表示画素の書き込みを行う極性の駆動電
    圧を供給することを特徴とする強誘電性液晶表示装置の
    表示方法。
  5. 【請求項5】 消去する極性の駆動電圧及び書き込むた
    めの駆動電圧は、前記記憶回路の階調表示データを振幅
    レベルに変換して階調表示することを特徴とする請求項
    4記載の強誘電性液晶の表示方法。
  6. 【請求項6】 消去する極性の駆動電圧及び書き込むた
    めの駆動電圧は、前記記憶回路の階調表示データを駆動
    電圧のパルス幅レベルに変換して階調表示することを特
    徴とする請求項4記載の強誘電性液晶の表示方法。
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