JPH0520079A - 計算機における拡張オブジエクト指向方式 - Google Patents

計算機における拡張オブジエクト指向方式

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JPH0520079A
JPH0520079A JP17546891A JP17546891A JPH0520079A JP H0520079 A JPH0520079 A JP H0520079A JP 17546891 A JP17546891 A JP 17546891A JP 17546891 A JP17546891 A JP 17546891A JP H0520079 A JPH0520079 A JP H0520079A
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JP
Japan
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objects
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sequence
extended
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP17546891A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamitsu Ryu
忠光 龍
Shigeru Aoe
茂 青江
Tetsuo Toshima
哲夫 戸島
Shinobu Wakabayashi
忍 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH0520079A publication Critical patent/JPH0520079A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のオブジェクト指向におけるメソッドと
データを1つのカプセルとしてまとめオブジェクトとす
る考え方を拡張して、より複雑なモデルを容易に表現で
きるデータ構造と管理体系とを実現する。 【構成】 オブジェクトを、データとメソッドを結合し
たカプセルの単体のほか、データのみの単体、メソッド
のみの単体、複数のカプセルを統合したイベントの単
体、複数のイベントを結合したシステムの単体、複数の
イベントやシステムのシーケンスを表すシーケンスの単
体に拡張し、さらにこれらの拡張されたオブジェクトを
任意に組み合わせたオブジェクトに拡張する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機におけるオブジ
ェクト指向に基づく処理システムに関するものであり、
特に従来のオブジェクト指向におけるメソッドとデータ
を1つのカプセルとしてまとめオブジェクトとする考え
方を拡張して、より複雑なモデルを容易に表現できるデ
ータ構造と管理体系とを実現する拡張オブジェクト指向
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の計算機システムにおいては、プロ
グラム群やデータ群(総称して以後「部品群」と呼ぶ)
を柔軟に組み合わせて、システムを構築する手法および
そのためにそれら部品群を管理する方法として、オブジ
ェクト指向プログラミング技法が有用な手段となってい
る。しかし、従来のオブジェクト指向では、オブジェク
トの概念が、図7(a)に示されるようにメソッドとデ
ータが対になったカプセルの1単位をオブジェクトとす
るものであった。
【0003】このようなオブジェクトの概念は、事象を
単体の属性と2つの属性間のつながりを表す2項関係と
して捉え、それぞれデータとメソッドとで表現するもの
である。たとえば、“人がアパートに住んでいる”で
は、“人”、“アパート”がデータとなり、“が”、
“に住んでいる”がメソッドとなる。
【0004】図6の(a)は、このようなカプセルのオ
ブジェクトを単純に用いて、実世界のモデルを構築する
従来の方法を示している。しかし、この方法では複雑な
モデルをほとんど表現できないため、図6の(b)に示
すように、カプセルをグループ化した複合オブジェクト
が用いられる。
【0005】従来の複合オブジェクトで表現できる構造
は“is−a”と“part−of”のみである。“i
s−a”は、スーパークラスのメソッドとサブクラスの
メソッドによりサブクラスの複数のデータを処理するも
のであり、“part−of”は、メソッド実行中にp
art−of階層の下位クラス以下のメソッドを起動す
るものである。
【0006】しかしこれらの複合オブジェクトの構造で
も、複雑なリンクをとるのは難しく、実世界のモデルを
簡潔な形で表現することはできなかった。また従来のオ
ブジェクトは自身が自律的に独立しており、オブジェク
ト間の処理の連係は、図7の(b)に示されるようにオ
ブジェクト間のメッセージ通信によって行われるため、
他のオブジェクトによって制御を受けるという概念はな
い。そのため、データのみや、メソッドのみをオブジェ
クトとしてとらえることはできず、柔軟な管理ができな
かった。
【0007】さらにオブジェクトは、誕生させ実行させ
ると、消えないように永続性をもたされているが、従来
は変更、追加や消去などの新陳代謝に対して何らの管理
もされていなかった。そのためシステムの診断や保守が
容易でないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、実世界のよ
り複雑なモデルを容易に表現でき新陳代謝の管理も容易
なオブジェクト指向方式を実現することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、カプセルのデ
ータとメソッドとを分割してそれぞれをオブジェクトと
して扱うことを可能にするとともに、カプセル群をまと
めたイベント、イベント群をまとめたシステム、などの
ように階層的に統合したものをオブジェクトとして扱う
ことも可能にする。また任意のオブジェクト間のシーケ
ンスや組み合わせ関係を管理するオブジェクトを設け
る。さらにオブジェクトの新陳代謝に対して過去のデー
タを保存し、イノベーション管理およびバージョン管理
を行うようにする。
【0010】図1は、本発明の原理説明図である。図1
において、1は実世界であり、論理学に基づく2の人間
の理解によりその複雑さが認識され、3のオブジェクト
のとらえ方にしたがうインスタンス(データ)オブジェ
クトやシステムオブジェクトなどの多様なオブジェクト
を利用したオブジェクト思考を行いオブジェクト化され
た論理モデルを構築する。
【0011】4は、オブジェクトが誕生したり、進化や
退化した場合の新陳代謝であり、自動的に過去のデータ
が保存されて、イノベーション・バージョン管理が行わ
れる。
【0012】
【作用】本発明においては、データとメソッドがそれぞ
れオブジェクトとして扱われる結果、他のオブジェクト
をデータとし、メソッド単体のオブジェクトをコントロ
ールオブジェクト(if−thenオブジェクト)とし
て付け、あるいは他のオブジェクトをメソッドとし、デ
ータ単体のオブジェクトを他律(処理内容が他のオブジ
ェクトにより律せられる)オブジェクトとしてそれに付
けることが可能となり、フローの表現が容易となる。
【0013】またイベントオブジェクトやシステムオブ
ジェクトなどの統合的なオブジェクトを用いることによ
り、階層化されたオブジェクトのグループに対する関係
の表現が容易となる。
【0014】またこのようなオブジェクトの構造は、新
陳代謝のあったオブジェクトを任意の条件あるいは規則
のもとにリンクして管理することを容易にするものであ
り、システムの設計変更時や異常診断時においてイノベ
ーションのあった所望のオブジェクトの検索を効率化
し、またバージョン管理が簡単化される。
【0015】
【実施例】図2は、本発明実施例によるオブジェクトの
種別の例を示す。図において、5はデータのみの単体か
らなるデータオブジェクト、6はメソッドのみのメソッ
ドオブジェクト、7はデータとメソッドからなる従来と
同じカプセルオブジェクト、8はif−thenの切り
分け制御を行うコントロールオブジェクトと他律オブジ
ェクトからなる複合オブジェクト、9はより複雑なフロ
ーをもつ一般複合オブジェクト、10は複合のオブジェ
クト間のシーケンスリンクを管理するシーケンスオブジ
ェクトである。一般複合オブジェクト9のシーケンス
は、シーケンスオブジェクト10を用いて管理される。
【0016】図3は本発明実施例による複合オブジェク
トの作成処理を示す。図において、11はデータやメソ
ッドの原子オブジェクトやカプセルオブジェクト、イベ
ントオブジェクト、システムオブジェクトなどが部品化
されて管理される部品リポジトリ(倉庫)である。
【0017】12はディスプレイおよびキーボードなど
の入出力装置である。シーケンス設計時に、利用者は質
問や検索要求を出して、部品リポジトリ11に登録され
ている各オブジェクトの目次や概要、個別のオブジェク
トの詳細な内容などをディスプレイに表示させる。利用
者は、対話によりその中の適切な部品を利用して所望の
シーケンスを設計する。
【0018】13は、設計されたシーケンスをデバッグ
するため実行するシミュレーション処理である。シミュ
レーションは、オブジェクト単位にオブジェクト間でメ
ッセージ通信を行いながらインタプリタ形式で実行され
るため処理速度は遅い。シミュレーションがうまくいっ
た場合には部品リポジトリ11に部品として登録され
る。他方、失敗した場合にはシーケンスの設計変更を行
う。
【0019】14は、シーケンス設計作業用のサポート
ツールである。シミュレーションにおいて目標と実行結
果とに不一致が生じた場合、一致を図るための自己発展
型の修正機能をもつ。
【0020】15は、本番実行のためのシステム組み込
み処理である。部品リポジトリ11から取り出したオブ
ジェクトのカーネルへの展開、コンパイラによるコード
モジュールの生成などが行われる。
【0021】設計され部品リポジトリ11に登録された
オブジェクト部品は設計変更等により新陳代謝される。
図4は、オブジェクトの新陳代謝の態様を示す。オブジ
ェクトは、誕生とともに部品リポジトリ11に登録さ
れ、内容を改善し進化させた場合はオブジェクトの変更
/追加を行い、不要となり退化した場合には消去を行
う。
【0022】図5は、オブジェクトの新陳代謝に対して
行われるイノベーション/バージョン管理を示す。オブ
ジェクトの誕生とともに(部品リポジトリ11への登
録)そのオブジェクトをイノベーション/バージョン管
理を開始し、以後進化、退化の新陳代謝が行われたとき
旧オブジェクトを破壊せずに保管する。このとき旧オブ
ジェクトは、名前やコメント、キーワード、その他の各
種の条件、規則とともにイノベーションやバージョンの
レベルなどの情報によって検索可能に管理される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、複雑なシステムでもオ
ブジェクトによる構築が容易となり、部品化による利用
性の向上とイノベーション/バージョン管理による保守
性の向上とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明実施例によるオブジェクトの種別の例の
説明図である。
【図3】本発明実施例による複合オブジェクトの作成処
理の説明図である。
【図4】オブジェクトの新陳代謝の説明図である。
【図5】イノベーション/バージョン管理の説明図であ
る。
【図6】従来のオブジェクトのとらえ方の説明図であ
る。
【図7】従来のカプセル化とメッセージ通信の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 実世界 2 人間の理解 3 オブジェクトのとらえ方 4 新陳代謝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸島 哲夫 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネツトワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 若林 忍 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネツトワークエンジニアリング株式会社 内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機におけるオブジェクト指向処理シ
    ステムにおいて、 オブジェクトを、データとメソッドを結合したカプセル
    の単体のほか、データのみの単体、メソッドのみの単
    体、複数のカプセルを結合したイベントの単体、複数の
    イベントを結合したシステムの単体、複数のイベントや
    システムのシーケンスを表すシーケンスの単体に拡張
    し、さらにこれらの拡張されたオブジェクトを任意に組
    み合わせたオブジェクトに拡張することを特徴とする計
    算機における拡張オブジェクト指向方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、管理されているオブ
    ジェクトが変更、追加あるいは削除された場合、関係す
    る全てのオブジェクトを保管し、イノベーション・バー
    ジョン管理を行うことを特徴とする計算機における拡張
    オブジェクト指向方式。
  3. 【請求項3】 請求項2において、イノベーション・バ
    ージョン管理では、過去のデータと現在のデータとの間
    に、必要に応じて条件や規則を付してリンクをとること
    を特徴とする計算機における拡張オブジェクト指向方
    式。
JP17546891A 1991-07-16 1991-07-16 計算機における拡張オブジエクト指向方式 Withdrawn JPH0520079A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17546891A JPH0520079A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 計算機における拡張オブジエクト指向方式
EP19920112060 EP0523650A3 (en) 1991-07-16 1992-07-15 Object oriented processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17546891A JPH0520079A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 計算機における拡張オブジエクト指向方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0520079A true JPH0520079A (ja) 1993-01-29

Family

ID=15996590

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17546891A Withdrawn JPH0520079A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 計算機における拡張オブジエクト指向方式

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JP (1) JPH0520079A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764778A (ja) * 1993-08-04 1995-03-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> オブジェクト指向コンピュータ・システム及びオブジェクト実行方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764778A (ja) * 1993-08-04 1995-03-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> オブジェクト指向コンピュータ・システム及びオブジェクト実行方法

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19981008