JPH05195958A - 圧電ポンプ - Google Patents

圧電ポンプ

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Publication number
JPH05195958A
JPH05195958A JP3152992A JP3152992A JPH05195958A JP H05195958 A JPH05195958 A JP H05195958A JP 3152992 A JP3152992 A JP 3152992A JP 3152992 A JP3152992 A JP 3152992A JP H05195958 A JPH05195958 A JP H05195958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
piezoelectric element
fluid
drive unit
sets
Prior art date
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Pending
Application number
JP3152992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Tsutsui
筒井  幸雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、産業用・医療用に用いる、圧電素子
を駆動源として簡単な構成で、連続的、高圧、高速かつ
正確に、比較的微少量の流体の送り出しが出来る、実用
性の高い圧電ポンプを提供することを目的とする。 【構成】H形をしたクランプの一端に設けたバネと、ク
ランプの他端に設けたパイプの押し付け部と、前記バネ
と逆の向きの力を発生する圧電素子とで駆動部1組みを
形成し、この駆動部を複数組み、弁として作動する最低
2組、弁として作動する2組の駆動部間に最低1組の加
圧用駆動部を、パイプの軸方向に配置し、圧電ポンプを
形成し、各駆動部を所定の順序で作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用・医療用に用い
る、圧電素子を駆動源として比較的微少量の流体(気
体、液体)を連続的、高速かつ正確に送り出す圧電ポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の医療用、化学用の微量ポンプに
は、シリンダ内に満たされた薬品などの流体をピストン
により少しずつ押し出すマイクロシリンダ等が用いられ
ている。また、圧電素子を駆動源として連続的に流体を
押し出す構造の圧電ポンプに、特開平3−107585
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来使用さ
れているマイクロシリンダでは、シリンダ内の流体が減
少あるいは無くなった場合は一度ピストンを引いて流体
を補充しなければならないが、このために余分な作業が
必要となるうえ、流体の送り出しが途切れて流速が不安
定になる等の問題があった。また、特開平3−1075
85のものは連続的に正確かつ高速で流体の送り出しを
行うことができるが、駆動部内の圧電素子が動作してい
ない時は流体がポンプ内を自由に流れることができ、圧
力の高い所に流体を送りだした後にポンプの動作を止め
ると、流体が逆流してしまう。また、駆動部の弾性体に
直接流体が接するため流体によっては弾性体が変質する
場合があり、弾性体の選定が難しい。加えて液体の流入
パイプと吐出パイプ、弾性体が別々であるためにこれら
を気密にする必要があった。さらに、ポンプ内に吸い込
まれた流体をそのまま送り出す方式のため、吐出部付近
での流体の圧力を高くできない。そこで本発明は、上記
問題を解決し、簡単な構成で、連続的、高圧、高速かつ
正確に流体を送り出しが出来る、実用性の高い圧電ポン
プを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、H形をしたクランプの一端に設けたバネと、クラン
プの他端に設けたパイプの押し付け部と、前記バネと逆
の向きの力を発生する圧電素子とで駆動部1組みを形成
し、この駆動部を複数組み、弁として作動する最低2
組、弁として作動する2組の駆動部間に最低1組の加圧
用駆動部を、パイプの軸方向に配置し、各駆動部を所定
の順序で作動させ圧電ポンプを形成する。
【0005】
【作用】圧電素子に順次電圧を印加して行くと、クラン
プされたパイプが順次変形し、ぜん動運動をし、流体が
パイプ内を流動する。さらにポンプの駆動部内に加圧部
があるために、流体を吐出部から高い圧力で送り出すこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の具体的実施例を図を用いて
説明する。図1は、単一の駆動部の構造を示す側面図で
ある。H形をしたクランプ11の上ビームと下ビーム間
の一端部に圧縮バネ12を装着してある。この圧縮バネ
12と、クランプ11の上ビームと下ビームを連結する
固定部11bを挟んで電圧印加時伸長する圧電素子13
を装着してある。さらに、圧電素子13の外側すなはち
クランプ11の他端には、耐食性を有しかつ弾性を有す
るパイプ2を上下から挟み込む押し付け部11aを装着
して駆動部1を形成する。なお、圧電素子13を電圧印
加時収縮するようにし、圧縮バネ12を引張バネにして
もよい。図2は、圧電ポンプとして作動させるため、複
数の駆動部の配置を示す側断面図である。弾性体よりな
るパイプ2内を流動する流体3の吸入側に、弁として動
作する駆動部1aを配置してある。この駆動部1aと隣
接させて、パイプ2内の流体3を加圧・除圧する駆動部
1bを配置してある。さらに、駆動部1bの駆動部1a
の軸方向・反対側(吐出側)には弁として動作する駆動
部1cを駆動部1bと間隔を置いて配置してある。な
お、説明上駆動部1a、1bと1cを各1組づつ配置し
ているが、1a、1b、1c、1b、1c・・・のよう
に、直列に複数組み並べてもよい。図3は、本発明の圧
電ポンプの作動を説明する動作原理図である。圧電ポン
プとして作動させるためには、以下のステップをとる。 ステップ 1 (a)に示すように、駆動部1a、1b
と1cの圧電素子13の非電圧印加時は、圧縮バネ12
により、固定部11bを支点にして押し付け部11aに
挟まれた部分のパイプ2を押し潰しており、流体3は閉
塞されている。このとき、駆動部1bと1cの間にある
パイプ2には流体3が溜まるチャンバ21が形成され
る。 ステップ 2 (b)に示すように、駆動部1aと1b
の圧電素子13に所定の電圧を印加し、圧縮バネ12に
対抗させて圧電素子13を伸長させると、パイプ2の押
し付け部11aに挟まれた部分が解放され、パイプ2が
自己のもつ弾性により復元し、この部分に吸入側から流
体3が流入し前記チャンバ21と一体化する。 ステップ 3 (c)に示すように、駆動部1aの圧電
素子13の電圧印加を切ると、駆動部1bに対向するパ
イプ部に流体3が閉塞される。 ステップ 4 (d)に示すように、駆動部1bの圧電
素子13に電圧印加を切ると、駆動部1bに対向するパ
イプ部が閉塞され、流体3が駆動部1bと1cの間のチ
ャンバ21内にパイプ2の弾性により加圧・貯留され
る。 ステップ 5 (e)に示すように、駆動部1cの圧電
素子13に電圧を印加し、圧縮バネ12に対抗させて押
し付け部11aを解放すると、チャンバ21内に加圧・
貯留された流体3は吐出側に吐き出される。上記のステ
ップ1から5の一連の動作を1サイクルとして、これを
繰り返すことにより流体を吸入側から吐出側へ連続的に
送り出す。この、サイクルの動作間隔と圧電素子13に
印加する電圧を制御することにより、流体の吐出量を制
御する。また、バネ12及びクランプ11の共振周波数
を高くすれば圧電素子13の応答性の良さを生かした流
体3の高速送り出しを実現できる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な構成で、連続的、高圧、高速かつ正確に流体の送り
出しが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いる単一の駆動部の構造を
示す側面図
【図2】本発明の実施例の駆動部の配置を示す側断面図
【図3】本発明の実施例の作動を説明する動作原理図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c 駆動部 11 クランプ 11a 押し付け部 11b 固定部 12 バネ 13 圧電素子 2 パイプ 21 チャンバ 3 流体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性体のパイプの周りに配置される圧電素
    子よりなる駆動部により前記パイプの一部を押し潰し、
    この押し潰す位置を順次変えることにより前記パイプの
    中に満たされた流体を一定の方向に送り出す圧電ポンプ
    において、 前記駆動部をH形をしたクランプの一端に設けたバネ
    と、クランプの他端に設けたパイプの押し付け部と、前
    記バネと逆の向きの力を発生する圧電素子とで形成し、
    この駆動部を複数組み、弁として作動する最低2組と弁
    として作動する2組の駆動部間に加圧用として作動する
    最低1組を、パイプの軸方向に配置したことを特徴とす
    る圧電ポンプ
  2. 【請求項2】前記パイプの押し付け部を、圧電素子の非
    電圧印加時は、バネの力により閉じた状態とし、圧電素
    子の電圧印加時、開くようにした請求項1記載の圧電ポ
    ンプ。
JP3152992A 1992-01-21 1992-01-21 圧電ポンプ Pending JPH05195958A (ja)

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