JPH05192383A - 体液からの臭気の発生を防止する方法 - Google Patents

体液からの臭気の発生を防止する方法

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JPH05192383A
JPH05192383A JP4207057A JP20705792A JPH05192383A JP H05192383 A JPH05192383 A JP H05192383A JP 4207057 A JP4207057 A JP 4207057A JP 20705792 A JP20705792 A JP 20705792A JP H05192383 A JPH05192383 A JP H05192383A
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JP4207057A
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Fred H Steiger
フレツド・エイチ・ステイガー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 尿、汗及び月経液のような分泌された体液か
ら発現する望ましくない体臭の発生を防止する方法、製
品及び組成物を開発する。 【構成】 該体液中の陽イオン例えばカルシウム、マグ
ネシウムイオンと、該体液に事実上不溶性である錯体を
形成することができる陰イオンを有する塩と体液を接触
させることから成る。該塩は弗素、燐酸、炭酸、シュウ
酸及び酒石酸から成る部類から選択された少なくとも一
つの陰イオンを含み、カルシウム及び/又はマグネシウ
ム陽イオンと約1×10-7よりも小さい溶解度積定数を
有する塩である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、望ましくない体臭の発
生を防止するのに有用な方法、組成物及び製造品に関す
る。特に、本発明は、体液中の臭気の原因となる陽イオ
ンを沈澱させることにより分泌された体液中の悪臭の発
生を防止し、それにより効果的に防臭させる方法に関す
る。本発明の方法は、あらゆる種類の分泌された体液の
悪臭の発生を防止又は抑制するが、特に月経液に効果的
である。
【0002】
【従来の技術】尿、汗及び月経液のような分泌された体
液から発現する望ましくない体臭の発生の問題は周知で
ある。米国特許第4,273,786号及び4,356,1
90,号において、クラスキン(Kraskin)は、悪臭を発す
る脂肪酸の形成を防止するためにエチレンジアミン四酢
酸(EDTA)及びその塩のようなアミノポリカルボン
酸化合物の使用を教示している。クラスキンは、アミノ
化合物は脂肪酸の酵素的生成に必要な金属共働(co-fact
or)イオンを除去することにより活性を呈すると想定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クラスキンに
より教示された方法は幾つかの欠点を有している。第一
に、EDTA及び類似物は、尿を効果的に脱臭するが、
月経液のような他の体液の脱臭にはあまり効果的ではな
いことが見出された。月経液は一般に:アミン、脂肪酸
(即ち、イソ酪酸)及びスルフィド、の三つの臭気源を
有する。月経液が経時変化しても、そのpHは一定に保
たれる。しかし尿が経時変化すると、そのpHが上昇す
る(即ち、一層塩基性となる)。クラスキンにより教示
されたアミノポリカルボン酸は尿により生成した臭気に
は効果的であるが、これはpHの上昇がその効果を高め
るからである。しかしこれと同じ理由で、クラスキンに
より教示されたEDTA及び他の薬剤は月経液及び汗中
で発生する悪臭には同様に作用しない。従って体液のp
Hに無関係に分泌された体液の臭気の発生を防止する方
法を開発することが望ましい。月経液は、選択的に且つ
優先的にEDTAのような化合物とキレート結合し、そ
の脱臭剤としての効力を減退させる鉄陽イオンのような
他のイオンをも含んでいる。従って或種の体液に見られ
る他のイオンの有害な効果を回避する、分泌された体液
中の臭気の発生を防止する方法を開発することは又望ま
しいことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は尿、汗及び月経
液中の臭気の発生を効果的に防止し、その効果が体液の
pHに依存しない方法を提供する。本発明の新規方法は
又一般に鉄等のような付加的イオンの存在により影響さ
れない。これらの特性は月経液中の臭気の発生を防止す
るのに特に価値あるものである。更に本方法は、各種の
手段を用いて容易に使用することができ、分泌された体
液を受け入れるのに適した各種の受容器具に適用され
る。更に本発明の方法は、安全且つ安価な態様で、且つ
人体に悪影響を与えることなく体液中の悪臭の発生を有
効に防止する。
【0005】本発明の方法は、吸収された分泌体液中の
臭気の発生を防止するための手段を含む製品に関する。
本発明の方法に従えば、吸収された体液は、体液中の金
属共働イオンと体液中に事実上不溶性の沈澱を形成する
能力がある陰イオンを有する塩と接触し、及び該塩は事
実上総ての陽イオンを錯化するのに充分な陰イオンを供
給するのに充分な量で存在するものである。
【0006】本発明の方法は、分泌された体液中の臭気
の発生の防止に関し、該方法は体液中の金属共働イオン
と体液中に事実上不溶性の沈澱を形成する能力がある陰
イオンを有する塩を体液と接触させ、そして該陰イオン
は陽イオンの大部分を沈澱させることにより臭気の形成
を予防するのに有効な量で存在することを特徴とする。
【0007】より詳細には、本発明の方法によれば、分
泌された体液中の臭気の形成は、カルシウム及び又はマ
グネシウムとの溶解度積定数が約1×10-7よりも小さ
く、及びカルシウム及びマグネシウム陽イオンの相当部
分を沈澱させるのに充分な量の沈澱剤を供給するのに有
効な量の塩が存在する、カルシウム及び/又はマグネシ
ウム陽イオンの沈澱剤を有する塩と体液とを接触させる
ことにより防止される。
【0008】本発明の方法は、分泌された体液中の臭気
の発生を効果的に防止し、体液を脱臭する。本方法は特
に、分泌された体液から、体液中に存在する二つの臭気
の原因となる陽イオンと考えられるカルシウム及びマグ
ネシウム陽イオンを除去するのに有効である。
【0009】本発明の生成物中には、事実上総ての金属
共働イオンと錯体を形成するのに充分な量の陰イオンを
供給する、充分な量の塩が存在する。
【0010】本発明の方法は、分泌された体液中に見ら
れる臭気の原因となる陽イオンと事実上不溶性の錯体を
形成することができる陰イオンを有する塩を体液と接触
させることを含んで成る。臭気の原因となる陽イオンは
特にカルシウム及びマグネシウム陽イオンを含むが、こ
れらに限定されない。
【0011】本発明の方法によれば、臭気の発生は塩か
らの陰イオン及び体液からの陽イオンから成る金属イオ
ン錯体の溶解度積定数Kspを用いることにより防止さ
れる。陽イオン及び陰イオンの濃度の溶解度積が溶解度
積定数を超えれば、事実上体液に不溶性の金属イオン錯
体が形成される。本発明の方法は臭気の原因となる陽イ
オンと事実上不溶性の金属イオン錯体を形成することが
できる陰イオンを有する塩を、事実上総ての陽イオンと
錯体を形成するのに充分な陰イオンを供給し、事実上総
ての金属イオン錯体を沈澱させるのに効果的な量で使用
する。この沈澱は体液から臭気の原因となる陽イオンを
効果的に除去し、該イオンが更に反応することを事実上
防止する。
【0012】各々微溶性の金属イオン錯体のイオンの一
種を含む二種の溶液を共に混合すれば、混合物中のイオ
ン濃度の溶解度積が溶解度積定数よりも大きくない限り
沈澱は起こらない。従って、陰イオン及び陽イオンの溶
解度積が予定された臨界値よりも小さく、そのため陰イ
オン及び陽イオンが容易に沈澱する事実上不溶性の錯体
を形成するような陰イオンを含む塩を使用することが望
ましい。従って比較的小さい溶解度積定数を有する金属
イオン錯体を利用することが好適であり、それはかよう
な錯体は容易に沈澱し、事実上溶液中に不溶性であるか
らである。
【0013】溶解度積定数Kspは本文中では、微溶性
のイオン化合物と平衡状体にある任意の溶液において、
各々が溶解過程の際正味のイオン式におけるその係数に
等しくべき乗された、イオンの濃度の積を意味すると定
義される。これらの濃度は通常溶液1リットル当たりの
溶質のモル数として表現される。溶解度積定数は温度に
依存し、従って特定の温度の値として報告される。
【0014】例えば弗化カルシウム(CaF2)の溶解度
積定数は26℃で3.95×10-11である。CRC Handbo
ok of Chemistry and Physics、63版(1982-83)B-24
2。この溶解度積定数の式は下記:
【0015】
【数1】[Ca++]×[F-2=3.95×10-11 の通りである。溶液中のいずれかのイオンの濃度が計算
上溶解度積定数を超えると、金属イオン錯体CaF2
沈澱する。このようにして弗素陰イオンを含む塩の添加
により分泌された体液からカルシウム、マグネシウム及
び/又は他の臭気の原因となる陽イオンを除去すること
ができる。
【0016】比較的小さい溶解度積定数を有する他のカ
ルシウム及びマグネシウム塩の例は下記のものを含む: 塩 溶解度積定数 シュウ酸カルシウム 2.6×10-9(25.0℃) 弗化マグネシウム 6.4×10-9(27.0℃) 燐酸アンモニウムマグネシウム 2.5×10-13(25.0℃)CRC Handbook of Chemistry and Physics 、63版(1982-
83)B-242。添加される塩の溶解度積定数は上記の文献
及び例えば Lange's Handbook of Chemistry、13版、ジ
ョン(John) A.ディーン(Dean)編、1985、5-7頁から5-12
頁。溶解度積定数は又分析化学又は無機化学の分野の専
門家により容易に測定される。
【0017】塩という用語は本文では少なくとも一つの
陽イオンと一つの陰イオンから成る組成物を意味すると
定義される。適当な塩は弗素、燐酸、シュウ酸及びクエ
ン酸から成る部類から選択された少なくとも一種の陰イ
オンを含んでいる。好適な陰イオンは弗素、燐酸及びシ
ュウ酸陰イオンを包含する。弗素陰イオンはカルシウム
及びマグネシウムイオンを沈澱させるのに最も好適であ
り、これは弗素陰イオン及び以上の陽イオンのいずれか
から構成される金属イオン錯体の溶解度積定数が比較的
小さいからである。従って錯体は容易に沈澱する。本文
で使用される沈澱剤という用語は、マグネシウム又はカ
ルシウムのような臭気の原因となる陽イオンと沈澱を形
成することができる少なくとも一つの陰イオンを意味す
ることに留意すべきである。
【0018】勿論特定の陰イオンの適合性は体液の陽イ
オンとの溶解度積定数に依存する。しかし陰イオンの適
合性は又本発明に関連して使用することができる月経及
び失禁用製品の他の成分と陰イオンとの相溶性、及び使
用者への刺激性の有無のような他の因子にも依存する。
【0019】適当な塩はとりわけ弗化ナトリウム、弗化
カリウム及び燐酸アンモニウムナトリウムを含む。弗化
ナトリウムが好適である。
【0020】脱臭剤として特定の組み合わせが有効か否
かを決定する、微溶性金属イオン錯体の溶解度積定数の
臨界値は、当業者による実験により容易に決定される。
本文で使用される事実上不溶性の錯体は、溶液とした時
に錯体の少なくとも90%が沈澱を形成するのに充分な
程小さい溶解度積定数を有する錯体を意味する。カルシ
ウム又はマグネシウムに由来する臭気の発生を効果的に
防止するためには、カルシウム及び/又はマグネシウム
陽イオンと陰イオンとの溶解度積定数は約25℃におい
て約1×10-7よりも小さい、即ち、少なくなければな
らない(例えば溶解度積定数1×10-8は1×10-7
りも小さい、又は少ない。)ことが測定された。
【0021】塩は、該体液中で少なくとも約0.01%
ないし約10重量%の濃度の陰イオンを供給するような
量で使用される。上限は、健康上の悪影響を避けること
を含む実際的な考慮により規定される。一般に臭気の適
度な防止は約5%の水準で得られる。好適な量は使用の
目的、場所及び方法に依存し、及び使用される特定の塩
に依存する。例えば本方法が吸収剤による月経及び失禁
製品と関連して用いられるならば、より高い濃度が要求
される。月経の悪臭の抑制のためには月経液中の陰イオ
ン濃度は少なくとも約3重量%が必要であり、7%が好
適である。
【0022】臭気を効果的に防止するためには、陰イオ
ンの濃度は体液中の溶液の臭気の原因となる陽イオンの
相当な部分、即ち、少なくとも約80%が錯体を形成す
るか又は沈澱するのに充分な塩を添加することが望まし
い。体液中の溶液の臭気の原因となる陽イオンの少なく
とも約90%が錯体を形成するか又は沈澱するのに充分
である濃度の陰イオンの塩を添加することが一層好適で
ある。臭気の原因となる陽イオンの少なくとも約95%
が錯体を形成するか又は沈澱するのに充分である濃度の
陰イオンの塩を添加することが更に一層好適である。体
液中の臭気の原因となる陽イオンの事実上総てと錯体を
形成するか又は沈澱させるのに充分である濃度の陰イオ
ンの塩を添加することが最も好適である。
【0023】本方法は、分泌された体液を受容する任意
の受容具に適用することができる。例えば月経液の悪臭
の形成を防止するためには、塩はベッドパッド(bed pa
d)又は衣料品のような体液を受容することができる月経
用製品又は他の器具に便利に適用される。月経用製品と
は衛生ナプキン、タンポン及びパンティライナーのよう
な月経液を受容するのに適した製品を意味する。かよう
な月経用品は、液体透過性の、柔軟な、編組された、織
成された又は不織成の包装物を有する、一層又は多層の
高度に吸収性の、比較的緻密な芯部から成っている。芯
部は通常梳綿ウエブ、空気積層(air-layered)セルロー
ス系繊維ウエブ、又は類似の材料から成っているが、合
成樹脂フォーム及び繊維のような新しい合成材料からで
きていてもよい。
【0024】分泌された体液を受容するのに適した別の
受容器具はおむつ、おむつライナー、失禁パッド及びベ
ッドパッドのような失禁用製品を含む。失禁用製品とは
ヒトの排泄液又は排泄物を受容するのに適した任意の器
具を意味する。
【0025】塩は各種の方法で望ましくない体臭の形成
される部位に適用できる。最も一般的には塩は、分泌さ
れた体液を受容するのに適した任意の受容器具の体に対
面する表面上に、又は体に対面する表面に近接して存在
するように適用できる。塩は体液を受容するのに適した
受容器具中に均一に分布させることもできるが、一般に
体及び分泌された体液に最も近い表面上に、又はそれに
近接して配置することが一層望ましい。従って塩は月経
用製品の吸収器具芯部の表面上に、塩が1平方インチ当
たり約0.001gないし1平方インチ当たり約0.1g
の範囲の量で存在するような方式で適用することが好適
である。かような量は分泌される体液の合計量に対し塩
の量の見地から所望の濃度を供給するものと思われる。
月経用製品に対する好適な範囲は1平方インチ当たり約
0.02ないし約0.06gである。
【0026】塩は製造又は使用の際受容器具に塗布でき
る。製造中に塗布する時には、水性噴霧又はエーロゾル
噴霧、パディング、浸漬又は粉付け又は受容器具に材料
を塗布する任意の既知の方法により塗布できる。噴霧は
噴射剤又は不活性溶剤を使用することができる。更に塩
は乾燥粉末状で使用前に受容器具に適用できる。
【0027】本発明の方法は、動物の寝藁に適用するこ
ともできる。動物の寝藁は尿及び排泄物の沈着用として
家庭用ペットにより使用される複合物である。こうした
材料を使用するペットには荒地鼠及び二十日鼠並びに猫
が含まれる。
【0028】長期の使用により、動物の寝藁は、寝藁の
吸収能力が消耗していなくても動物の寝藁を交換するこ
とが必要となるような不快な臭気を発生する。
【0029】例えば猫の尿の臭気はしみつきで持続的で
ある。これらの不快な臭気を中和するために芳香剤を使
用できるが、これらの芳香剤は時間と共に蒸発する傾向
がある。従って或程度時間が経過すると、臭気のマスキ
ング効果は消失し、再度臭気が発現する。
【0030】本発明のこの具体化の目標は、臭気の発現
の開始を遅らせることにより動物の寝藁の長期の使用を
可能とし、及びそれにより臭気の強さを減少させること
である。
【0031】動物の寝藁は無機又は有機性のいずれかの
粒子で構成されている。無機物はパーライト、軽石、砂
及びアタパルジャイト、モンモリロナイト、ベントナイ
ト及びフラー土を含む各種の粉砕乾燥されたクレーのよ
うな多数の材料の任意の一つ又は混合材料から成ってい
る。当業者には既知の他の適当な吸収材料も使用するこ
とができる。
【0032】有機吸収材は、おがくず、木粉、木片、カ
ラスムギの殻、又は当業者には既知の他の適当な有機性
吸収材料のような材料の単独又は混合材料であることが
できる。
【0033】動物の寝藁として使用される材料には適当
な範囲の粒径がある。この方法におけるクレーのための
有用な粒径は、粒子が例えば米国標準篩番号8を全通
し、米国標準篩番号45を通らない(約2.3mmない
し約0.35mm)ようなものである。
【0034】動物の寝藁における不愉快な臭気の形成を
減少又は排除するために、吸収材料は弗化ナトリウム、
又はカルシウムイオンの存在下で1×10-7又はそれ以
下の溶解度積定数を有する任意の他の物質の水溶液で処
理することができる。
【0035】動物の寝藁の脱臭処理として、例えば弗化
ナトリウムを使用する際、乾燥粉末を水に溶解する。こ
の溶液の正確な濃度は動物の寝藁上の沈着すべき溶液の
量により決定される。
【0036】処理は吸収材粒子の表面の少なくとも50
%が溶液で覆われ、且つ乾燥後の動物の寝藁が無機吸収
材粒子の重量を基準として約0.05ないし約0.5重量
%、好適には約0.1ないし約0.3重量%、及び有機吸
収材粒子を基準として約0.2ないし約0.4重量%の含
量の弗化ナトリウムを有するような方式で行わなければ
ならない。
【0037】溶液は多数の慣用の噴霧ノズルを通して慣
用の計量ポンプで噴霧することにより吸収材粒子が均一
に分布したベッド上に適用することができる。好適には
ベッドは約0.5インチないし約1.5インチの範囲の厚
さのものでなければならない。
【0038】噴霧の均一な適用のための他の適用方法
は、粒子が溶液で噴霧される自由落下点に、コンベヤベ
ルトにより粒子を運搬することである。
【0039】処理された吸収材粒子は適当な温度に粒子
を加熱することにより約10%又はそれ以下の残留水分
含量となるまで乾燥することができる。
【0040】寝藁箱として使用され、動物の尿及び排泄
物に暴露される時には、上記のようにして処理された粒
子は処理されない同様な粒子よりも臭気の発生が少なく
なる。
【0041】当業者には周知の尿に利用される官能技術
で、不快な臭気の防止に対する本方法の効果を測定する
一つの実施例は下記の通りである。官能試験技術に関す
る付加的情報も容易に利用される。米国材料及び試験協
会(American Society forTesting and Materials) AS
TM Manual on Consumer Sensory Evaluation、フィラデ
ルフィア、PA(1979)。
【0042】
【実施例】弗化カルシウムの溶解度積定数は3.4−3.
95×10-11であるので、尿中のカルシウム陽イオン
を沈澱させる陰イオン又は沈澱剤として弗素イオンを選
択した。CRC Handbook of Chemistry and Physics、63
版(1982-83)B-242。弗化ナトリウムの5%溶液を未処
理の河川水中で製造した。未処理の河川水という用語
は、使用された水が河川から得られ、弗素イオンが別個
に添加される際何等の前処理も受けなかったことを示し
ている。更に5%のエチレンジアミン四酢酸四ナトリウ
ムを同様に調製し陽性対照とした。未処理の河川水を陰
性対照として利用した。
【0043】試験は、月経用製品、即ち炭酸水素ナトリ
ウム、芳香剤又は他の脱臭用添加剤を含まないパンティ
防護物を用いて行われた。下記の試料が月経用製品の約
8平方インチ上に下記のようにして噴霧された。
【0044】 符号 量(g) 成分 A 0.9 未処理の河川水 D 0.3 Na4EDTA G 0.9 Na4EDTA J 0.3 NaF M 0.9 NaF 月経用品を室温で風乾した。次いで各製品に貯留した新
鮮な尿2.0mlを接種した。次いで試料を個々に被覆
したガラスジャー中に入れ、37℃で4時間インキュベ
ートした。次いでジャー中の試料を13ないし15人の
判定員から成るパネルにより臭気を評価した。各判定員
は発する臭気の強度の順番に試料を置くことにより5個
の試料の格付けを行った。5の値は最も強い臭気を有す
る試料を示す。
【0045】個々のジャー中の同じ試料を次いで17時
間インキュベートし、次いで再試験した。
【0046】同じ試料を引き続き48時間室温に保持
し、再度再試験した。
【0047】表1、2及び3は三回の結果を示す。
【0048】表1に示された結果は陽性対照として用い
た二つのEDTA塩試料(D及びG)が陰性対照であっ
た水試料(A)よりも高い臭気水準を有すると格付けさ
れた。この結論はこの試験の結果を疑わしめるものであ
る。
【0049】第二の試験は13人の判定員のパネルによ
り行われた。表2に述べられた結果は水試料(A)が最
も臭気が高いと認められたことを示している。95%の
信頼水準での臭気の唯一の統計的な有意差が水試料
(A)及び0.3gのEDTA塩(D)の間にあった。
弗化ナトリウムを含む試料はEDTA塩を含む試料から
統計的に区別不能であった。
【0050】第三の試験は13人の判定員のパネルによ
り行われた。表3に記載された結果は水試料(A)が最
も臭気があると認められたことを示している。しかし付
加的な統計的な有意差が明らかである。例えば弗化ナト
リウムを含む各試料(J及びM)は水試料(A)よりも
著しく少ない臭気を有している。更に、僅か0.3gの
弗化ナトリウムを含む試料(J)は0.9gのEDTA
塩を有する試料(G)よりも臭気が著しく少ない。
【0051】本発明の方法は分泌された体液中の臭気の
発生の防止を、体液からカルシウム及びマグネシウム陽
イオンを除去することにより達成する方向に向けられて
いるが、本発明は任意の特定の理論に限定されず、悪臭
化合物の形成に必要であるとされる任意のイオンについ
ても予防的防除が達成される。
【0052】
【表1】 パネル試験試料格付報告 パネル員 試料の格付け 番号 A D G J M 62 3.0 4.0 5.0 1.0 2.0 161 3.0 1.0 2.0 4.0 5.0 957 3.0 2.0 5.0 4.0 1.0 958 4.0 3.0 5.0 2.0 1.0 635 4.0 3.0 5.0 2.0 1.0 504 4.0 3.0 1.0 5.0 2.0 114 2.0 1.0 5.0 3.0 4.0 503 1.0 2.0 4.0 3.0 5.0 111 2.0 1.0 4.0 5.0 3.0 141 1.0 2.0 5.0 4.0 3.0 19 1.0 4.0 2.0 3.0 5.0 480 4.0 2.0 5.0 1.0 3.0 936 3.0 1.0 5.0 2.0 4.0 978 1.0 5.0 4.0 3.0 2.0 969 1.0 2.0 4.0 5.0 3.0 合計 37.0 36.0 61.0 47.0 44.0 フリードマン格付和 格付偏差表 A D G J D −1.0 G 24.0 25.0 J 10.0 11.0 −14.0 M 7.0 8.0 −17.0 −3.0 一つの試験当たり15人の被験者に対するフリードマン
(Friedman)の格付和偏差試験(Rank Sum Difference Tes
t)においては、格付和偏差は80%の信頼水準での有意
差の場合18.0よりも大きいか又はそれに等しくなけ
ればならない。
【0053】一つの試験当たり15人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は90%の信頼水準での有意差の場合21.30よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0054】一つの試験当たり15人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は95%の信頼水準での有意差の場合23.63よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0055】一つの試験当たり15人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は99%の信頼水準での有意差の場合28.19よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0056】
【表2】 パネル試験試料格付報告 パネル員 試料の格付け 番号 A D G J M 958 5.0 2.0 1.0 3.0 4.0 957 4.0 1.0 5.0 2.0 3.0 969 3.0 2.0 1.0 4.0 5.0 111 1.0 2.0 3.0 5.0 4.0 503 5.0 4.0 1.0 2.0 3.0 62 5.0 3.0 4.0 2.0 1.0 936 2.0 1.0 4.0 3.0 5.0 978 4.0 3.0 5.0 2.0 1.0 504 2.0 3.0 5.0 1.0 4.0 114 5.0 2.0 3.0 4.0 1.0 480 5.0 1.0 3.0 4.0 2.0 141 5.0 2.0 4.0 1.0 3.0 635 5.0 2.0 4.0 3.0 1.0 合計 51.0 28.0 43.0 36.0 37.0 フリードマン格付和 格付偏差表 A D G J D −23.0 G −8.0 15.0 J −15.0 8.0 −7.0 M −14.0 9.0 −6.0 1.0 一つの試験当たり13人の被験者に対するフリードマン
の格付和偏差試験においては、格付和偏差は80%の信
頼水準での有意差の場合17.31よりも大きいか又は
それに等しくなければならない。
【0057】一つの試験当たり13人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は90%の信頼水準での有意差の場合19.83よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0058】一つの試験当たり13人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は95%の信頼水準での有意差の場合21.99よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0059】一つの試験当たり13人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は99%の信頼水準での有意差の場合26.24よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0060】
【表3】 パネル試験試料格付報告 パネル員 試料の格付け 番号 A D G J M 958 2.0 4.0 5.0 1.0 3.0 141 3.0 1.0 5.0 2.0 4.0 957 4.0 5.0 2.0 3.0 1.0 62 5.0 1.0 4.0 3.0 2.0 480 5.0 3.0 2.0 4.0 1.0 978 5.0 4.0 3.0 1.0 2.0 19 5.0 4.0 3.0 1.0 2.0 503 5.0 3.0 4.0 2.0 1.0 145 5.0 4.0 3.0 1.0 2.0 144 5.0 4.0 2.0 1.0 3.0 635 4.0 3.0 5.0 1.0 2.0 111 5.0 3.0 4.0 1.0 2.0 936 1.0 4.0 3.0 2.0 5.0 合計 54.0 43.0 45.0 23.0 30.0 フリードマン格付和 格付偏差表 A D G J D −11.0 G −9.0 2.0 J −31.0 −20.0 −22.0 M −24.0 −13.0 −15.0 7.0 一つの試験当たり13人の被験者に対するフリードマン
の格付和偏差試験においては、格付和偏差は80%の信
頼水準での有意差の場合17.31よりも大きいか又は
それに等しくなければならない。
【0061】一つの試験当たり13人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は90%の信頼水準での有意差の場合19.83よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0062】一つの試験当たり13人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は95%の信頼水準での有意差の場合21.99よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0063】一つの試験当たり13人の被験者に対する
フリードマンの格付和偏差試験においては、格付和偏差
は99%の信頼水準での有意差の場合26.24よりも
大きいか又はそれに等しくなければならない。
【0064】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0065】1.分泌された体液中の臭気の発生を防止
する方法であって、該体液中の陽イオンと該体液に事実
上不溶性である錯体を形成することができる陰イオンを
有する塩と該体液を接触させ、該塩が事実上総ての該陽
イオンと錯体を形成するのに充分な陰イオンを供給する
のに有効な量で存在することを特徴とする方法。
【0066】2.該体液が月経液、尿又は汗を含んで成
る、上記1に記載の方法。
【0067】3.該塩が該体液中に約0.01重量%な
いし約10重量%の濃度の陰イオンを供給するのに充分
な量で存在する、上記1に記載の方法。
【0068】4.該陽イオンがマグネシウム、カルシウ
ム又はそれらの混合物である、上記1に記載の方法。
【0069】5.該塩が弗素、燐酸、炭酸、シュウ酸及
び酒石酸から成る部類から選択された少なくとも一つの
陰イオンを含んで成る、上記1に記載の方法。
【0070】6.該陰イオンが弗素、燐酸及びシュウ酸
から成る部類から選択された少なくとも一つの陰イオン
である、上記5に記載の方法。
【0071】7.該塩が該体液を受容するのに適した月
経用又は失禁用製品の表面上に、又は体に対面する表面
に近接して存在する、上記1に記載の方法。
【0072】8.該月経用又は失禁用製品が衛生ナプキ
ン、タンポン、パンティライナー、おむつライナー又は
ベッドパッドである、上記1に記載の方法。
【0073】9.分泌された体液中の臭気の発生を防止
する方法であって、該体液中の臭気の原因となる陽イオ
ンと沈澱を形成することができる陰イオンを有する塩と
該体液を接触させ、該陽イオンの相当な部分を沈澱させ
ることにより、該臭気の形成を予防するのに効果的な量
の該陰イオンが存在することを特徴とする方法。
【0074】10.該体液が月経液、尿又は汗を含んで
成る上記9に記載の方法。
【0075】11.該塩が該体液中で約0.01重量%
ないし約10重量%の濃度の陰イオンを供給するのに充
分な量で存在する、上記9に記載の方法。
【0076】12.該陽イオンがマグネシウム、カルシ
ウム又はそれらの混合物である、上記9に記載の方法。
【0077】13.該塩が弗素、燐酸、炭酸、シュウ酸
及び酒石酸から成る部類から選択された少なくとも一つ
の陰イオンを含んで成る、上記9に記載の方法。
【0078】14.該陰イオンが弗素、燐酸及びシュウ
酸から成る部類から選択された少なくとも一つの陰イオ
ンである、上記5に記載の方法。
【0079】15.該陽イオンの少なくとも90%が沈
澱する、上記9に記載の方法。
【0080】16.該陽イオンの事実上総てが沈澱す
る、上記9に記載の方法。
【0081】17.分泌された体液中の臭気の発生を防
止する方法であって、カルシウム及び/又はマグネシウ
ム陽イオンの沈澱剤を有し、該沈澱剤がカルシウム及び
/又はマグネシウム陽イオンと約1×10-7よりも小さ
い溶解度積定数を有する塩と該体液を接触させ、カルシ
ウム及び/又はマグネシウム陽イオンの相当な部分を沈
澱させるのに充分な沈澱剤を供給するのに効果的な量の
該塩が存在することを特徴とする方法。
【0082】18.該体液が月経液、尿又は汗を含んで
成る上記17に記載の方法。
【0083】19.該塩が弗素、燐酸、炭酸、シュウ酸
及び酒石酸から成る部類から選択された少なくとも一つ
の陰イオンを含んで成る、上記17に記載の方法。
【0084】20.該陰イオンが弗素、燐酸及びシュウ
酸から成る部類から選択された少なくとも一つの陰イオ
ンである、上記17に記載の方法。
【0085】21.該体液中で約0.01重量%ないし
約10重量%の濃度の陰イオンを供給するのに充分な量
の該塩が存在する、上記17に記載の方法。
【0086】22.該カルシウム及び/又はマグネシウ
ムイオンの少なくとも90%が沈澱する、上記17に記
載の方法。
【0087】23.事実上総ての該カルシウム及び/又
はマグネシウムイオンの事実上総てが沈澱する、上記1
7に記載の方法。
【0088】24.該塩が該体液を受容するのに適した
月経用又は失禁用製品の表面上に、又は体に対面する表
面に近接して存在する、上記17に記載の方法。
【0089】25.該月経用又は失禁用製品が衛生ナプ
キン、タンポン、パンティライナー、おむつライナー又
はベッドパッドである、上記24に記載の方法。
【0090】26.分泌された体液中の陽イオンと錯体
を形成することができる陰イオンを有する一定量の塩が
配合されており、該錯体は該体液中に事実上不溶性であ
り、該塩の量は事実上総ての該陽イオンと錯体を形成す
るのに充分な陰イオンを供給するのに効果的な量であ
る、該液を受け入れるのに適した部材を含んで成る分泌
された体液の受容具。
【0091】27.該塩が該受容具の人体に面する表面
に近接して配置されている、上記26に記載の受容具。
【0092】28.月経用製品である、上記26に記載
の受容具。
【0093】29.衛生ナプキンである、上記26に記
載の受容具。
【0094】30.タンポンである、上記26に記載の
受容具。
【0095】31.パンティライナーである、上記26
に記載の受容具。
【0096】32.失禁用製品である、上記26に記載
の受容具。
【0097】33.動物の尿又は排泄物中の陽イオンと
錯体を形成することができる陰イオンを有する一定量の
塩が配合されており、該錯体は体液中に事実上不溶性で
あり、該塩の量は事実上総ての該陽イオンと錯体を形成
するのに充分な陰イオンを供給するのに効果的な量であ
る、該体液を受容するのに適した担体として許容し得る
寝藁材料を含んで成る、沈着した動物の尿又は排泄物の
臭気を吸収する寝藁組成物。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分泌された体液中の臭気の発生を防止す
    る方法であって、該体液中の陽イオンと該体液に事実上
    不溶性である錯体を形成することができる陰イオンを有
    する塩と該体液を接触させ、該塩が事実上総ての該陽イ
    オンと錯体を形成するのに充分な陰イオンを供給するの
    に有効な量で存在することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 該塩が弗素、燐酸、炭酸、シュウ酸及び
    酒石酸から成る部類から選択された少なくとも一つの陰
    イオンを含んで成る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 分泌された体液中の臭気の発生を防止す
    る方法であって、カルシウム及び/又はマグネシウム陽
    イオンの沈澱剤を有し、該沈澱剤がカルシウム及び/又
    はマグネシウム陽イオンと約1×10-7よりも小さい溶
    解度積定数を有する塩と該体液を接触させ、カルシウム
    及び/又はマグネシウム陽イオンの相当な部分を沈澱さ
    せるのに充分な沈澱剤を供給するのに効果的な量の該塩
    が存在することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 分泌された体液中の陽イオンと錯体を形
    成することができる陰イオンを有する一定量の塩が配合
    されており、該錯体は該体液中に事実上不溶性であり、
    該塩の量は事実上総ての該陽イオンと錯体を形成するの
    に充分な陰イオンを供給するのに効果的な量である、該
    液を受け入れるのに適した部材を含んで成る分泌された
    体液の受容具。
  5. 【請求項5】 動物の尿又は排泄物中の陽イオンと錯体
    を形成することができる陰イオンを有する一定量の塩が
    配合されており、該錯体は体液中に事実上不溶性であ
    り、該塩の量は事実上総ての該陽イオンと錯体を形成す
    るのに充分な陰イオンを供給するのに効果的な量であ
    る、該体液を受容するのに適した担体として許容し得る
    寝藁材料を含んで成る、沈着した動物の尿又は排泄物の
    臭気を吸収する寝藁組成物。
JP4207057A 1991-07-18 1992-07-13 体液からの臭気の発生を防止する方法 Pending JPH05192383A (ja)

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