JPH05189450A - 企画分析支援方法およびそのシステム - Google Patents

企画分析支援方法およびそのシステム

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JPH05189450A
JPH05189450A JP17672992A JP17672992A JPH05189450A JP H05189450 A JPH05189450 A JP H05189450A JP 17672992 A JP17672992 A JP 17672992A JP 17672992 A JP17672992 A JP 17672992A JP H05189450 A JPH05189450 A JP H05189450A
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JP
Japan
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planning
data
plan
operator
action
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Pending
Application number
JP17672992A
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English (en)
Inventor
Takashi Yajima
敬士 矢島
Hideaki Shinohara
英彰 篠原
Shiyouichi Masui
庄一 増位
Hiroshi Sugimoto
浩 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者(企画分析者)の処理特性に合せた企画
分析業務の進行状況に応じて、利用者へのデータ提供時
間を利用者の業務遂行ペースに合せることが可能な、企
画分析支援方法およびそのためのシステムを提供するこ
と。 【構成】 操作者(企画分析者)用ワークステーション
と、操作者が行う企画分析業務に必要なデータを格納し
ているデータファイルサーバを有する企画分析支援シス
テムにおける企画分析支援方法であって、複数の企画行
動および該企画行動の流れを示すデータおよび各企画行
動の処理時間を含む企画分析者モデルを用いて、操作者
が企画分析業務を開始する前に、当該操作者が前記操作
者用ワークステーションから入力した企画分析要求に基
づいて、当該操作者に対応する前記企画分析者モデルを
選択し、これに基づいて当該操作者の企画行動を決定し
て該企画行動の処理に必要なデータを前記データファイ
ルサーバから読み出すことを特徴とする企画分析支援方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は企画分析支援方法および
そのためのシステム、すなわち、企画・分析業務におけ
る意志決定支援およびそのためのシステムに関し、特に
スケジューリング等の計画・設計を行う際に、種々のデ
ータを利用して行う迅速な計画作成を支援するおよびそ
のためのシステムにおいて、知的データ管理方式を実現
する企画分析支援方法およびそのためのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の、消費者ニーズの激しい変化に対
応するためには、迅速に新商品企画を行うことが不可欠
であり、このため、企画・分析業務へのコンピュータ支
援が求められている。このような目的のシステムは、戦
略情報システムとも呼ばれている。この戦略情報システ
ムの狙いは、従来の計算機システムが、基幹情報システ
ムと呼ばれる、合理化を主たる目標としたものであった
のに対して、計画・分析業務への計算機利用の拡大を図
ろうとするところにある。計画・分析業務への計算機利
用の背景には、以下のような要因があると考えられる。 (1)個性化の時代に対応するため、企画・分析業務が重
要になっており、これまで構築されてきた基幹情報シス
テムから発生する膨大な情報の的確な処理が求められて
いる。
【0003】(2)企業の置かれている環境の変化が大き
くなってきており、システム全体としての最適化は望む
べくも無くなり、満足化を図ることが課題となってきて
いる。そのため、単に計画作成ができるか否かという形
で一意的に計画を定義することができ難くなっている。
例えば、計画を作成する際、すべての条件を満足するこ
とができず、プロセスシステムの状況に応じて必要最低
限の評価指標値の維持を可能とするといった、多段階で
の評価が計画時に求められる場合が生じている。ここで
は、評価指標値の状況のレベルとそれに対応する運用方
法が幾つものランクで規定されるときの、システムの計
画評価をどのように定義するかという課題が生じる。つ
まり、制約条件の緩和問題である。 (3)システムの置かれた状況が、世の中の急激な変化に
対応してめまぐるしく変わりつつある。こうした専門家
すら経験したことのない状況における計画作成において
は、計画指針・ルールへの設計者の確信度が低くなり、
満足解を得る合理的方法論がないため、トライアル・ア
ンド・エラーが不可欠となるが、このアプローチは時間
がかかるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】企画・分析への計算機
支援を行う際に問題となるのは、人間と計算機との役割
分担である。特に、優秀な企画担当者の業務がスムーズ
に進捗するよう、計算機による支援を行うことが、人的
資源の有効活用に必要となる。そのためには、計算機側
の処理を、人間の業務遂行のペースに合せて行うことが
必要となる。しかしながら、従来の計算機システムにお
いては、こうした配慮はなされていなかった。そのた
め、企画担当者が計算機の前で長く待つことを余儀なく
されるという事態が頻発していた。これは、特にPOS
(Point of Sales)データ利用の如く、膨大なデータを
扱い、しかも、定型処理でないような企画分析において
起こりやすい現象であった。従来は、上述の如き状況に
対して、計算機の高速化、つまり、グレードアップで対
処していたが、膨大なデータを数秒で処理するとなる
と、高速の計算機が必要になる。しかも、その計算機は
常時使っている訳ではないので、コストパフォーマンス
が悪く、計算機コストに見合った処理を行うという観点
からの改善が求められていた。
【0005】また、計算速度を確保しつつ、メモリ容量
を削減する方法として、キャッシュメモリという方式が
大型計算機では採用されている。しかし、この方式は、
基本的には、ある計算タスクについて、次に使用するデ
ータが分かっている処理、つまり、定型処理を対象とし
ており、次にどのような処理を行うか分からない非定型
処理を対象とするシステムには、直接適用しても効果は
少ない。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、従来、人間が行ってきた企画業
務のモデルの一部をコンピュータ上に実現し、このモデ
ルに従って、担当者の企画業務の進行状況に応じて必要
なデータを予測して、予め準備することにより、担当者
へのデータ提供時間を担当者の業務遂行ペースに合せる
ことを可能とし、これにより、円滑な企画分析業務推進
を支援する企画分析支援方法およびそのためのシステム
を提供することにある。
【0006】以下、図15に示した従来システムのハー
ドウェア構成を基にして、上述の問題について、より具
体的に説明する。なお、ここでは、企画担当者がワーク
ステーション(WS)で企画を行うが、その企画に必要な
データは、ホストコンピュータのデータベース(以下、
「DB」という)に存在し、通信回線を介してアクセスす
る場合を例として、説明を行う。また、企画用のプログ
ラムは、ワークステーションに存在するものとする。図
15において、1はホストコンピュータ、2は通信回
線、3はワークステーション、15はホストDB、39
はワークステーションDBを示している。企画分析者
は、企画業務を行う際、ワークステーション3にデータ
入力処理要求を入力する。ワークステーション3は、通
信回線2を経由して、ホストコンピュータ1にデータ入
力要求を出す。ホストコンピュータ1は、ホストDB1
5から該当データをワークステーション3に送る。ワー
クステーション3は、送られてきたデータをワークステ
ーションDB39に格納し、格納終了を企画分析者に返
す。
【0007】従来システムにおける、ホストコンピュー
タ1と、ワークステーション3内で実現されるソフトウ
ェア構成を図16に示す。図16(a)において、11は
ホストコンピュータ1の通信処理部,12は同オペレー
ティングシステム(OS)、13は同業務処理部、14は
同DBマネジャ、また、図16(b)において、31はワ
ークステーション3の通信処理部、32はワークステー
ションオペレーティングシステム、33は同企画インタ
フェイス、34は同DBマネジャ、35は同企画処理制
御部、36は同企画処理部、37は同入力処理部、38
は同企画メモリを示している。企画分析者は、企画業務
を行う際、ワークステーション3の企画インタフェイス
33の機能を用いてデータ入力処理要求を入力する。企
画インタフェイス33は、要求内容を企画処理制御部3
5に伝える。企画処理制御部35は、入力処理部37を
起動し、ワークステーション通信処理部31を経由し
て、ホストコンピュータ1にデータ入力要求を出す。一
方、ホストコンピュータ1では、ホストコンピュータ通
信処理部11がワークステーション3からの要求を受け
ると、オペレーティングシステム12にこれを伝え、オ
ペレーティングシステム12はDBマネジャ14を起動
して、ホストDB15から該当データを取り出す。オヘ
レーティングシステム12は、このデータをホストコン
ピュータ通信処理部11を介して、ワークステーション
3へ送る。
【0008】ワークステーション3では、通信処理部3
1を介してワークステーションオペレーティングシステ
ム32がこれを受け取り、DBマネジャ34に送る。D
Bマネジャ34は、送られてきたデータをワークステー
ションDB39に格納し、格納終了を企画インタフェイ
ス33に返す。企画分析者は、必要ならばワークステー
ションDB39に格納されたデータを企画処理部36の
処理プログラムで加工し、その結果を企画インタフェイ
ス33に表示し、望む結果が得られた場合は、これを企
画メモリ38に格納して処理を終了する。以上、詳述し
た如く、従来の企画分析支援システムにおいては、計算
機側の処理に人間の業務遂行のペースを合せざるを得な
いものであった。このため、企画担当者が計算機の前で
長く待つことを余儀なくされるという事態が頻発してい
たわけである。繰り返すことになるが、本発明は、従
来、人間が行ってきた企画業務のモデルの一部をコンピ
ュータ上に実現し、このモデルに従って、担当者の企画
業務の進行状況に応じて必要なデータを予測して予め準
備することにより、担当者へのデータ提供時間を担当者
の業務遂行ペースに合せることを可能とし、これによ
り、円滑な企画分析業務推進を支援する企画分析支援お
よびそのためのシステムを提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、操
作者(企画分析者)用ワークステーションと、操作者が行
う企画分析業務に必要なデータを格納しているデータフ
ァイルサーバを有する企画分析支援システムにおける企
画分析支援方法であって、複数の企画行動および該企画
行動の流れを示すデータおよび各企画行動の処理時間を
含む企画分析者モデルを用いて、操作者が企画分析業務
を開始する前に、当該操作者が前記操作者用ワークステ
ーションから入力した企画分析要求に基づいて、当該操
作者に対応する前記企画分析者モデルを選択し、これに
基づいて当該操作者の第1の企画行動を決定して該第1
の企画行動の処理に必要なデータを前記データファイル
サーバから読み出す処理と、当該操作者が、前記第1の
企画行動の処理終了後に引き続いて実行する第2の企画
行動の処理に必要なデータを前記データファイルサーバ
から読み出す処理とを実行することを特徴とする企画分
析支援方法およびそのためのシステムによって達成され
る。
【0010】
【作用】本発明に係る企画分析支援方法およびそのシス
テムにおいては、企画・分析業務を担当する操作者から
の入力を受けると、操作者(企画分析者)モデルを参照し
て、企画分析者の次の企画行動を選択し、その企画行動
に必要なデータとそのデータの処理を決定する。次い
で、これらの必要なデータ容量をファイル容量計算装置
に送って、これらのデータが現在のファイル空き容量に
収まるか否かを判定する。収まる場合は、ファイル容量
計算装置は制御部にその情報を送る。制御部は、必要な
データを、データファイルサーバから読み出して、ワー
クステーションファイルに格納すると同時に、企画分析
ソフトを起動して企画分析に必要な処理を実行し、これ
をワークステーションファイルに格納する。なお、上記
企画分析者モデルは、企画分析者の行動モデルであり、
次に、企画分析者が行う企画の内容とそれに必要なデー
タの内容を決定する機能を有する。入力観測装置は、企
画の入力を受け取る度に、企画分析者が上記企画分析者
モデルのどの状態にあるかを後述する制御部(企画分析
制御部)に伝えると同時に、企画分析者の入力を格納・
蓄積する機能を有する。また、企画分析者モデル修正装
置は、一定時間毎に起動され、入力観測装置からの情報
に基づいて、各企画分析者動作の関連を定量的に整理
し、企画分析者モデルを修正する機能を有する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2に、本発明の一実施例におけるハード
ウェア構成例を示す。図15に示した従来技術との相異
は、ワークステーション3が、ワークステーションDB
39の他に、操作ファイル70を有することである。図
1に、本実施例におけるワークステーション3内のソフ
トウェア構成の一例を示す。図16(b)に示した従来技
術との相異は、企画部65および企画分析者モデル修正
インタフェイス56を有することである。ホストコンピ
ュータ1内のソフトウェア構成に関しては、図16(a)
に示した従来例と同一である。なお、ここでも、企画担
当者がワークステーション(WS)で企画を行うが、その
企画に必要なデータは、ホストコンピュータDBに存在
し、通信回線を介してアクセスする場合を例として、説
明を行う。また、企画用のプログラムは、ワークステー
ションに存在するものとする。まず、企画分析者が企画
を実行する前のワークステーション3における処理の流
れを、図3に基づいて説明する。企画部65内の図示さ
れていないタイマは、一定時刻毎に、本処理を起動する
(ステップ 501)。企画部65は、操作ファイル70内に
格納されている企画分析者モデルを参照し、企画分析者
の最初の企画行動を選択する(ステップ 502)。企画分析
者モデルには、企画分析者の企画行動の流れと、各企画
行動に必要なデータ,そのデータ取得に必要な時間,企
画行動の内容が記述されている。次に、各企画行動に必
要なデータとそのデータの処理内容を決定する(ステッ
プ 503)。
【0012】これら必要なデータ容量が、ワークステー
ションDB39の現在の空き容量に収まるか否かを判定
する(ステップ 504)。データ容量がDBの空き容量に収
まる場合は、ホストDB15から必要なデータを読み出
して、ワークステーションDB39に格納すると同時
に、企画分析に必要な処理を実行し、これをワークステ
ーションDB39に格納する(ステップ 505,506)。この
処理に際しては、予め登録されている必要データとその
加工手順とに基づいて、企画分析者が入力したのと全く
同様の手順で処理を行う。また、ステップ 504における
判定の結果、DBの空き容量に収まらない場合には、必
要データのうち、収まるデータのみを、重要度の高い順
に格納する(ステップ 507)。次に、先に処理した企画行
動(例えば、「企画行動A」と呼ぶ)を企画分析者が行って
いる間に、上記企画行動Aに続く企画行動(例えば、「企
画行動B」と呼ぶ)のためのデータを取得できるか否かを
判定し(ステップ 508)、企画行動Bのデータの取得時間
が長くて、企画行動Aを行っている間に企画行動Bのデ
ータ取得が不可能な場合には、企画行動Bに必要なデー
タを、企画行動Aの場合と同様に、事前にワークステー
ションDB39に格納する(ステップ 509)。
【0013】次に、企画分析者が企画作業を行う際の処
理の流れを、図4に示す。企画分析者は、企画作業を開
始する際、企画インタフェース33からデータ入力処理
要求を入力する(ステップ 601)。企画部65は、処理要
求を受けると、該当処理が済んでいるか、あるいは、該
当データが取得されているかを、操作ファイル70を読
んで判定し(ステップ 602)、済んでいる場合は、ワーク
ステーションDB39を検索して該当情報(データある
いは処理済みデータ)を、企画インタフェイス33に表
示する(ステップ 603)。また、該当処理が済んでいない
場合については、従来と同様の処理を行う(ステップ 60
4)。企画分析者は、企画インタフェイス33に表示され
た該当情報を検討して、更に必要な情報があれば、従来
手順で処理を続行する(ステップ 605)。上記実施例によ
れば、利用者は、企画を行う際には、必要なデータを取
得するのを待つ必要が無いので、企画分析をスムーズに
行うことができる。次に、上述の企画部65の具体的構
成例を説明する。
【0014】図5に、企画部65の一構成例を示す。図
において、51は企画分析制御部、53はファイル容量
計算部、54は企画時間計算部、55は企画観測部、5
8はタイマを示している。また、操作ファイル70の一
構成例を図6に示す。図において、57はファイル容量
監視メモリ、61は企画内容ファイル、60は操作履歴
ファイル、52は企画分析者モデル、59は処理終了表
示テーブルメモリを示している。まず、企画分析者が企
画を開始する前の処理の流れを、図7に基づいて説明す
る。企画分析制御部51は、タイマ58からの入力を受
けると、操作ファイル70の企画分析者モデル52を参
照して、企画分析者の最初の企画行動を選択し、その企
画行動に必要なデータとそのデータの処理内容を決定す
る(ステップ 902)。企画分析者モデル52は、企画分析
者の企画行動の流れと、各企画行動に必要なデータ,そ
のデータ取得に必要な時間,企画行動の内容を格納して
いる。
【0015】次いで、企画分析制御部51は、上述の必
要なデータ容量をファイル容量計算部53に送って、こ
れらのデータが現在のファイル空き容量に収まるか否か
を判定する(ステップ 903,904)。ファイル容量計算部5
3は、操作ファイル70のファイル容量監視メモリ57
と企画分析制御部51から送られてきたデータ容量から
DBの容量が足りるか否かを判定する。ファイル容量監
視メモリ57には、現時点でのDBの空き容量が格納さ
れている。ファイル空き容量に収まる場合は、ファイル
容量計算部53は、企画分析制御部51にその信号を送
る。企画分析制御部51は、必要なデータを、ホストD
B15から読み出して、ワークステーションDB39に
格納すると同時に、企画分析に必要な処理を実行し、こ
れをワークステーションDB39に格納する(ステップ
905)。この処理に際しては、操作ファイル70の企画内
容ファイル61を参照して、必要データとその加工手順
を読み出し、これを企画処理制御部35に送り、企画分
析者が入力したのと全く同様の手順で処理を行う。更
に、処理終了表示テーブル59の該当欄に処理終了のビ
ットを立てる(ステップ 906)。また、DBマネジャ34
は、上記ワークステーションDB39へのデータ格納を
管理/監視し、その時点での空き容量を把握して、これ
を企画分析制御部51を介して、ファイル容量監視メモ
リ57に格納する。
【0016】次に、企画分析者が、企画作業を開始する
際、企画インタフェイス33からデータ入力処理要求を
入力する。企画処理制御部35は、処理要求を受ける
と、処理終了表示テーブル59を参照して該当処理が済
んでいるか、あるいは該当データが取得されているかを
判定し、済んでいる場合は、DB39を検索して該当情
報(データあるいは処理済みデータ)を企画インタフェイ
ス33に表示する。済んでいない場合については、従来
と同様の処理を行う。企画分析者が処理を終了したと
き、企画インタフェイス33は、これを企画分析制御部
51へ送る。企画分析制御部51は、該当企画処理に関
するデータの削除指令を、DBマネジャ34に送る。一
方、企画インタフェイス33は、企画分析者からの次の
入力を受けると、これを企画観測部55に送る。企画観
測部55は、これを操作履歴ファイル60に格納すると
同時に、企画分析制御部51へ送る。企画分析制御部5
1は、企画観測部55からの信号を受けると、企画分析
者モデル52を参照して、企画分析者の次の企画行動を
選択する。
【0017】企画分析者が、企画処理を始めた後の、企
画部65における処理の流れを、図8に示し、以下、説
明する。企画インタフェイス33は、企画分析者からの
入力を受けると、これを企画部65に送る。企画部65
は、これを操作ファイル60に格納する(ステップ1002)
と同時に、企画分析者の次の企画行動を選択し(ステッ
プ1003)、その企画行動のためのデータが、既に取得さ
れているか否かを操作ファイル70を読んで判定し(ス
テップ1004)、取得されていない場合は、企画開始前と
同じ操作手順でデータを取得する(ステップ1005)。その
際、企画部65は「企画者が企画分析者モデルと異なっ
た行動を取ったため不要になったデータ」を操作ファイ
ル70を読んで判定して、該当データをワークステーシ
ョンDB39から削除する(ステップ1006)。
【0018】企画分析者モデル52の一構成例を、図9
に示す。図中、301〜308は企画者行動、3011
は開始行動に必要なデータをDBに格納するために必要
な時間、3012は企画分析者が開始行動を終了するの
に必要な時間であり、以下同様に番号付けされている。
また、企画分析者モデル52のメモリ内の蓄積例を、図
10に示す。図中、1201は対象ノード名、1202
は行き先ノード名、1203は行き先別重み、1204
は格納所要時間、1205は(該当処理の)終了時間であ
る。なお、ここで、行き先別重み1203は、データの
重要度を示すものであり、例えば、DBにデータを予め
格納しておくとき、格納容量が少ない場合は、この重み
が大きいものを優先して格納する。企画分析者がスムー
ズに企画業務を進めるためには、データの取得時間を最
小にする、すなわち、必要なデータは常にワークステー
ションDB39に格納されていることが望ましい。しか
しながら、ワークステーションDB39の容量の制約か
ら、企画に必要なデータを予めすべてワークステーショ
ンDB39に格納しておくことは困難である。
【0019】そこで、企画分析制御部51は、企画分析
者モデル52内の企画者行動の中で、「現在の行動終了
時までに必要なデータをワークステーションDB39に
格納しておかないと、該当行動に移ったときにデータが
ワークステーションDB39にない」という企画者行動
を選択する。具体的には、現在の行動の終了までの所要
時間に比べて、その行動に到るまでの時間が短い行動を
すべて選ぶ。例えば、図9では、企画者行動305のデ
ータ取得時間8分は、企画者行動301の終了所要時間
5分と企画者行動303の終了時間2分の和に比べて大
きいので、企画者行動301を開始した時点でデータ取
得を始めなければならないため、企画分析制御部51に
よってそのような制御を行う。
【0020】企画分析制御部51は、選択した企画者行
動に必要なデータとそのデータの処理を抽出する。次
に、上記必要なデータ容量をファイル容量計算部53に
送り、これらのデータが現在のファイル空き容量に収ま
るか否かを判定する。収まる場合は、ファイル容量計算
部53は、企画分析制御部51にその信号を送る。企画
分析制御部51は、必要なデータを、ホストDB15か
ら読み出して、ワークステーションDB39に格納す
る。同時に、企画内容ファイル61から企画処理の内容
を読み出して、該当する企画処理36を起動して、企画
分析に必要な処理を実行し、これをワークステーション
DB39に格納する。更に、処理終了表示テーブル59
の該当欄に、処理終了のビットを立てる。上述の実施例
においては、企画者行動1が発生した場合、それに続く
可能性のある企画者行動が複数ある場合(ここでは、企
画者行動2,3)、これら複数の企画者行動を調べて、
データ取得の準備をするようにしたが、企画分析者の実
際の行動パターンに基づいて、可能性の少ない企画者行
動については、データ準備の対象から外すことにより、
データ取得対象選択時間,データ取得時間を減らすよう
に構成することも可能である。
【0021】企画者行動の可能性が少ないか否かは、実
際の企画者行動の発生数から求められる版移確率に基づ
いて決定するように構成することが可能である。例え
ば、続く可能性のある企画者行動が複数ある場合、版移
確率のより高い企画者行動を選択して、データ取得時間
を決定する。図11に、企画部65の他の構成例を示
し、以下、説明する。なお、図中の記号51〜56,5
8は図5に示したと同じ構成要素を示しており、71は
企画分析者モデル修正部を示している。企画分析者が企
画処理を始めた後の企画部65における処理の流れを、
以下、説明する。企画部65のデータ操作処理について
は、先の説明と同様である。企画インタフェイス33
は、企画分析者からの入力を受けると、これを企画部6
5に送る。企画部65は、これを操作履歴ファイル60
の該当部に格納する。企画部65は、企画分析者の処理
が終了すると、企画分析者モデル修正部71を起動す
る。
【0022】企画分析者モデル修正部71と操作履歴フ
ァイル60の一構成例を、図12に示し、以下、説明す
る。図12において、1401は制御機能、1402は
読み出し機能、1403は特性ファイル(1)、1404
は特性ファイル(2)、1405は格納・演算機能を示し
ている。また、上述の二つの特性ファイル1403,1
404の一例を、図13,図14に示す。企画分析者モ
デル修正部71は、起動されると、まず、制御機能14
01が読み出し機能1402を使って特性ファイル(1)
1403を読んで、これまでの分析者の行動履歴を知
る。図13に示す特性ファイル(1)は、この場合の説明
を簡単にするために、図9とは別の企画分析者モデル5
2(図示されていない)に対する特性ファイル(1)を示す
ものである。これによれば、企画分析者の最初の行動1
2回のうち、企画者行動1は10回あった。そして、企
画者行動1について見ると、発生した10回のうち、4
回は次に企画者行動2が発生し、6回は次に企画者行動
3が発生している。
【0023】制御機能1401は、このデータを格納・
演算機能1405に送る。格納・演算機能1405は、
このデータに基づいて、各行動間の遷移確率を計算し、
これを特性ファイル(2)1401に格納する。例えば、
企画分析者の最初の行動12回のうち、企画者行動1は
10回あったので、企画者行動1の発生確率は0.83であ
る。また、企画者行動1が発生した10回のうち4回
は、次に企画者行動2が発生したため、企画者行動1か
ら企画者行動2への遷移確率は 0.4である。このように
して、格納・演算機能1405で実績データ(図13)に
基づいて遷移確率が計算され、特性ファイル(2)140
4に格納される。この場合の特性ファイル(2)1404
の例が、図14である。この記憶内容は、図10に示し
た例と同様であり、更に、上述の遷移確率がルート別確
率(1604)として、各企画者行動毎に示されているも
のである。
【0024】上記実施例によれば、利用者は、自分の処
理特性に合った企画分析者モデルを登録することによ
り、自分の個性を活かした企画をスムーズに行うことが
可能になるという効果が得られる。なお、上述の実施例
は本発明の一例を示したものであり、本発明はこれに限
定されるべきものではないことは言うまでもないことで
ある。例えば、上記実施例においては、操作者が行う企
画分析業務に必要なデータを格納しているデータファイ
ルサーバが、ワークステーションと通信回線を介して接
続されているホストコンピュータに接続されている例を
示したが、上記データファイルサーバを各ワークステー
ションに個別に備えるようにした構成,逆に上記データ
ファイルサーバも通信回線を介してホストコンピュータ
に接続される構成等の、他の実現方法も可能であるとい
う如くである。
【0025】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、利用者(企画分析者)の処理特性に合せた企画分析
業務の進行状況に応じて、利用者へのデータ提供時間を
利用者の業務遂行ペースに合せることが可能な、企画分
析支援方法およびそのためのシステムを実現できるとい
う顕著な効果を奏するものである。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるワークステーション
3内のソフトウェアの構成例を示す図である。
【図2】実施例におけるハードウェアの構成例を示す図
である。
【図3】実施例における企画分析者が企画を実行する前
のワークステーション3における処理の流れを示す図で
ある。
【図4】実施例の、企画分析者が、企画作業を行う際の
処理の流れを示す図である。
【図5】実施例の、企画部65の一構成例を示す図であ
る。
【図6】実施例の、操作ファイル70の一構成例を示す
図である。
【図7】実施例の、企画分析者が、企画を開始する前の
処理の流れを示す図である。
【図8】実施例の、企画インタフェイス33からの信号
を受けた際の、企画部65における処理の流れを示す図
である。
【図9】実施例の、企画分析者モデルの一構成例を示す
図である。
【図10】実施例の、企画分析者モデルの一構成例を示
す図である。
【図11】実施例の、企画部65の他の構成例を示す図
である。
【図12】実施例の、企画分析者モデル修正部71と、
操作履歴ファイル60の一構成例を示す図である。
【図13】実施例の、特性ファイル(1)の一構成例を示
す図である。
【図14】実施例の、特性ファイル(2)の一構成例を示
す図である。
【図15】従来システムのハードウェア構成例を示す図
である。
【図16】従来システムにおける、ホストコンピュータ
1とワークステーション3内で実現されるソフトウェア
構成例を示す図である。
【符号の説明】
1:ホストコンピュータ、2:通信回線、3:ワークス
テーション、11:通信処理部、12:オペレーティン
グシステム(OS)、13:業務処理部、14:DBマネ
ジャ、15:ホストDB、31:通信処理部、32:オ
ペレーティングシステム(OS)、33:企画インタフェ
イス、34:DBマネジャ、35:企画処理制御部、3
6:企画処理部、37:入力処理部、38:企画メモ
リ、39:ワークステーションDB、51:企画分析制
御部、52:企画分析者モデル、53:ファイル容量計
算部、54:企画時間計算部、55:企画観測部、5
7:ファイル容量監視メモリ、58:タイマ、59:処
理終了表示テーブルメモリ、60:操作履歴ファイル、
61:脅画内容ファイル、70:操作ファイル、140
1:制御機能、1402:読み出し機能、1403,1
404:特性ファイル、1405:格納・演算機能。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 浩 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地の12 株式会社日立製作所情報システム開発本部 内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者(企画分析者)用ワークステーショ
    ンと、操作者が行う企画分析業務に必要なデータを格納
    しているデータファイルサーバを有する企画分析支援シ
    ステムにおける企画分析支援方法であって、複数の企画
    行動および該企画行動の流れを示すデータおよび各企画
    行動の処理時間を含む企画分析者モデルを用いて、操作
    者が企画分析業務を開始する前に、当該操作者が前記操
    作者用ワークステーションから入力した企画分析要求に
    基づいて、当該操作者に対応する前記企画分析者モデル
    を選択し、これに基づいて当該操作者の第1の企画行動
    を決定して該第1の企画行動の処理に必要なデータを前
    記データファイルサーバから読み出す処理と、当該操作
    者が、前記第1の企画行動の処理終了後に引き続いて実
    行する第2の企画行動の処理に必要なデータを前記デー
    タファイルサーバから読み出す処理とを実行することを
    特徴とする企画分析支援方法。
  2. 【請求項2】 操作者(企画分析者)用ワークステーショ
    ンと、操作者が行う企画分析業務に必要なデータを格納
    しているデータファイルサーバを有する企画分析支援シ
    ステムであって、複数の企画行動および該企画行動の流
    れを示すデータおよび各企画行動の処理時間を含む企画
    分析者モデルを有するとともに、操作者が企画分析業務
    を開始する前に、当該操作者が前記操作者用ワークステ
    ーションから入力した企画分析要求に基づいて、当該操
    作者に対応する前記企画分析者モデルを選択する手段
    と、該手段による選択結果に基づいて当該操作者の第1
    の企画行動を決定して該第1の企画行動の処理に必要な
    データを前記データファイルサーバから読み出す処理
    と、当該操作者が、前記第1の企画行動の処理終了後に
    引き続いて実行する第2の企画行動の処理に必要なデー
    タを前記データファイルサーバから読み出す処理とを実
    行する手段を有することを特徴とする企画分析支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】 一つ以上の前記操作者(企画分析者)用ワ
    ークステーションが通信回線を介してホストコンピュー
    タに接続されており、前記データファイルサーバは前記
    ホストコンピュータに接続されており、また、前記企画
    分析者モデルは、前記一つ以上の操作者用ワークステー
    ションの記憶手段内に操作者対応に設けられており、前
    記企画行動の処理に必要なデータは、前記データファイ
    ルサーバから前記通信回線を介して取得されることを特
    徴とする請求項2記載の企画分析支援システム。
  4. 【請求項4】 前記各手段に加えて、前記データファイ
    ルサーバからのデータ読み出し処理を、前記操作者(企
    画分析者)用ワークステーションの記憶手段の空き容量
    を監視して、前記読み出しデータ量が、前記記憶手段の
    空き容量以上である場合には、前記読み出しデータのう
    ちの重要度の高いものから順に、前記記憶手段に格納す
    る如く制御する手段を有することを特徴とする請求項2
    または3記載の企画分析支援システム。
  5. 【請求項5】 前記企画分析者モデルは、操作者対応
    の、複数の企画行動,該企画行動間の流れを示すデータ
    および各企画行動の処理時間を含むことを特徴とする請
    求項2〜4のいずれかに記載の企画分析支援システム。
  6. 【請求項6】 前記企画分析者モデルは、前記情報に加
    えて、更に、各企画行動の処理に必要なデータを取得す
    るに要する時間のデータを含むことを特徴とする請求項
    5記載の企画分析支援システム。
  7. 【請求項7】 前記各手段に加えて、操作者(企画分析
    者)の入力に基づいて前記企画分析者モデルを修正する
    手段を有することを特徴とする請求項2〜6のいずれか
    に記載の企画分析支援システム。
  8. 【請求項8】 前記操作者(企画分析者)用ワークステー
    ションの記憶手段内に複数の前記企画分析者モデルを設
    定し、該複数の企画分析者モデルの各々について、前記
    第1および第2の企画行動を決定し、該第2の企画行動
    に対して、操作者毎に異なったプライオリティを付与
    し、該プライオリティの高い順に、前記データファイル
    サーバからのデータ読み出し処理を行うことを特徴とす
    る請求項2〜7のいずれかに記載の企画分析支援システ
    ム。
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JP16552391 1991-07-05
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6098047A (en) * 1995-02-13 2000-08-01 Fujitsu Limited Constructing method of organization activity database, analysis sheet used therein, and organization activity management system
JP2022143937A (ja) * 2021-03-18 2022-10-03 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

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